JP2001284342A - 電気光学装置の作製方法 - Google Patents
電気光学装置の作製方法Info
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Abstract
容易にしあるいは反射型液晶表示装置の反射率を向上さ
せる。 【解決手段】 平坦化膜を積層させる場合、第一平坦化
膜の膜厚を第二平坦化膜の膜厚よりも薄く形成すること
によってより高い平坦化率が実現できる。このため段差
による表面の凹凸が低減され、上記課題を解決できる。
Description
(以下、TFTという)をスイッチング素子として用い
た電気光学装置の作製方法に関する。尚、電気光学装置
は電気的な信号と光学的な情報との変換を行う装置であ
る。電気光学装置として、液晶表示装置、EL表示装
置、FED(フィールドエミッションディスプレイ)、
イメージセンサおよびIC(集積回路)が含まれる。
は、ガラス等の透明基板上に形成されたTFTにより1
画素ごとに液晶への電圧印加を制御するため、画像が鮮
明であり、OA機器やTV等に広く用いられている。ま
た、文字や図形をより鮮明に表示するため、1画素のサ
イズを小さくして、いわゆる精細度を高くすることが要
求されている。
としての層間絶縁膜は、高い絶縁性を有し、かつ製造プ
ロセスにおいて配線の形成時に段差や断線等の発生が少
なく生産性の優れた材料であることが要求されている。
は、CVDや蒸着といった真空系を必要とする成膜方法
とスピンコート法との両方が検討されているが、生産性
の面や段差被覆性(平坦性)の面からはスピンコート法
が有利である。スピンコート法では、各絶縁材料もしく
は前記絶縁材料の前駆体を溶媒に溶解させたワニスを基
板上に吐出しスピン回転させることによって均一に基板
上に塗布する。さらに塗布された基板をオーブンやホッ
トプレート等で焼成することによって絶縁膜を得てい
る。
間、ワニスの濃度および粘度によって制御される。また
このとき用いられる材料は、透明性、耐熱性、耐薬品性
および熱膨張係数等の物性を考慮した上で、ポリイミド
樹脂、アクリル樹脂、シロキサン構造を含む樹脂もしく
は無機SOG(Spin on Glass)材料等を
選択し用いることができる。低誘電性を重視すると有機
材料を用いることが多い。
縁膜に対しCMP(化学的機械研磨)を用いて完全平坦
面を作ることも考えられるが、装置コストをはじめと
し、実際には均一性や選択性の問題等、ガラス基板上の
TFTには課題が多い。
の断面を示す。ガラス基板100上に活性層(チャネル
領域101、ソース領域102およびドレイン領域10
3を含む)、ゲート配線105、ソース配線107、お
よびドレイン配線108等の段差が存在している。前記
段差を、第一平坦化膜109としてアクリル樹脂を代表
とする平坦化樹脂を用いることにより、平坦化する。最
後に、第一平坦化膜109上に画素電極111を形成
し、アクティブマトリクス基板が作製される。
トリクス基板を、液晶123を挟んで対向基板120を
貼り合わせ、液晶表示装置を作製する。しかしながら、
従来の平坦化膜の形成法では、平坦性は十分とは言えな
いため画素電極111の断線が危惧される。また画素電
極111表面には前記段差による凹凸が残っており、前
記凹凸部での液晶123の配向不良を引き起こしてい
た。
配線の形成時に段差や断線等の発生が予想される。本発
明の第1の課題は、アクティブマトリクス型表示装置に
おいて、段差による配線の断線を防止することにある。
0上に金属配線105、107が集積形成されており、
平坦化膜109の平坦性が十分でない。このため図3の
ように画素電極111の表面凹凸によって液晶123に
配向不良が生じ、均一な画像を得ることができなかっ
た。あるいは、前記表面凹凸によって生じる配向不良
は、遮光パターンを設けることによって隠すことが可能
であるが、遮光パターンを設けることで開口率が犠牲に
なっていた。本発明の第2の課題は、アクティブマトリ
クス型表示装置において、開口率を低下させずに液晶の
配向制御を容易にし均一な画像表示を得ることにある。
でも特に反射型液晶表示装置においては、画素電極11
1の表面の反射率が入射光の利用効率に大きく影響する
ため、反射率が高いほど輝度の高い画像表示が可能にな
る。即ち、図2、3のように表面の凹凸が大きい場合、
入射光を散乱させてしまうため反射率を低下させてしま
っていた。本発明の第3の課題は、反射型液晶表示装置
において反射率を向上させることにある。
第3の課題を全て解決することにより、配線の信頼性が
高く、高開口率でなおかつ均一な画像の表示装置を作製
することを課題とする。また、同時に、本発明を用いて
表示装置を作製することによって、その表示装置を用い
た電気器具の品質および信頼性をも向上することを課題
とする。
るためには、平坦性の優れた絶縁膜を用いることが必要
である。特開平5−78453号公報及び特開平5−2
22195号公報等ではスピンコート法で形成される平
坦性の優れた材料が開示されている。確かに、平坦性を
向上させるために、スピンコートに用いる溶液を高濃度
化することは効果的であるが、材料自体の溶媒に対する
高溶解性および容易に均一な塗布ができる粘度が要求さ
れるため、高濃度化には限界がある。
層させることでより高い平坦化率を実現ができることは
明白である。即ち、平坦化膜を厚く形成すればするほど
平坦化率は高くなる。しかしながら、スルーホール形成
時における平坦化膜のエッチングプロセスは容易で生産
性が高くなければならないため、平坦化膜の膜厚を厚く
形成することにも限界がある。
くすることなく平坦化率の高い平坦化膜を積層する方法
について研究を進めた結果、平坦化率の向上について有
効な結果が得られた。その根拠となる実験結果を図5、
6に示す。
基板400上に厚さ(初期段差H0)0.16〜0.7
5μmで幅(Lと表記)5〜100μmの線状突起パタ
ーンの配線401を一定間隔(Pと表記)10〜400
μmで形成した。線状突起パターンは評価しやすいよう
に5本ずつの組でPとLの多数の組み合わせを同一基板
内に配置した。
2をスピンコート法により形成した。続いて同様に、前
記第一平坦化膜402上に第二平坦化膜403を形成し
た。平坦性の評価手段として、平坦化率を用いた。この
平坦化率は、平坦化膜形成前の初期段差H0と前記平坦
化膜形成後の段差hを次の式(1)にあてはめることに
より求めた。平坦化率は、1に近づくほどより平坦性が
高い。
装置DEKTAK3ST(日本真空技術株式会社製)を
使用し、スキャン速度は10μm/secとした。な
お、本実験で用いられた平坦化膜はアクリル樹脂(SS
6699/0699、JSR製)である。前記平坦化膜
の膜厚は、初期段差H0=0のときの基板上に形成され
る平坦化膜の膜厚とする。
図5に示す。平坦化膜の膜厚T1が増加するとともに平
坦化率も増加している。前記膜厚T1の増加に伴う前記
平坦化率の増加傾向は、PもしくはL(図示しない)の
値にはよらない。ここで膜厚T 1を積層する場合を考え
る。平坦化率(R)は段差によらず一定であるので、膜
厚T1を積層した後の平坦化率について次式(2)が成
り立つ。
5μmでの平坦化率(L/P=25/45μm)は0.
5であり、式(2)によると、2層での平坦化率は0.
75、3層での平坦化率は0.875となることが予想
される。しかしながら、T1=1.0μm、T1=1.5
μmでの平坦化率はそれぞれ0.67、0.76であ
り、同じ膜厚を形成する場合、単層で形成するより積層
した方が明らかに平坦化率が高いことがわかる。即ち、
平坦化膜を1度で形成するよりも、複数回に分けて形成
する方が平坦化率は向上する。
し現実的に2回の平坦化膜形成を行う場合を考える。2
回の平坦化膜形成について、図4に示す第一平坦化膜4
02の膜厚および第二平坦化膜403の膜厚をそれぞれ
T1、T2とする。ここでT1+T2=1.5μmとしたと
きのT2/T1と平坦化率との関係を図6に示す。この結
果から、T2/T1が大きい方が、平坦化率が向上する傾
向があることがわかった。即ちT1+T2が一定である場
合、第一平坦化膜402の膜厚T1を第二平坦化膜40
3の膜厚T2よりも薄く形成することにより、より高い
平坦化率を実現できる。
膜402によって段差はなだらかな形状とり、通常矩形
の段差形状の場合よりも第二平坦化膜403の平坦化率
が向上するため、平坦化率に差が生じると考えられる。
からもわかるように、限りなくT1を薄くT2を厚くす
る、即ちT2/T1を限りなく大きくしていくと再び平坦
化率は低下することが予想される。
くしたり厚くしたりすることは容易ではない。現実的に
は、平坦化膜は塗布むらの発生しない均一性のよい膜厚
でなければならないことを考慮すると、スピン塗布によ
って得られる膜厚には下限があり、0.1μm程度であ
る。さらに、形成後にウェットまたはドライエッチング
によりスルーホールを無理なく形成できる膜厚の上限と
しても3.0μm程度である。
の発生しない均一性のよい膜厚である範囲内では成り立
つものである。即ち、T1+T2が一定である場合、T1
+T2は0.2μm以上3.0μm以下であり、T1は
0.1μm以上1.5μm未満、T2は0.1μm以上
2.9μm以下の範囲で形成される。
基板の平坦化断面を図1に示す。まず、図2の従来例と
同様にTFTを形成する。次に、第一平坦化膜109を
0.5μmの厚さで形成する。次に前記第一平坦化膜1
09上に1.0μmの厚さで第二平坦化膜110を形成
する。
膜としては、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、シロキサ
ン構造を含む樹脂もしくは無機SOG材料を用いること
ができる。ここで無機SOG材料とは、無機材料からな
り、かつスピンコート可能な材料であって、具体的には
PSG(Phosphosilicate Glas
s)、BSG(Borosilicate Glas
s)、BPSG(Borophosphosilica
te Glass)が挙げられる。
1に0.5μm、T2に1.0μmというように、T2/
T1が大きくなるように膜厚を配分して分割形成するこ
とにより、さらに高い平坦化率を実現できる。
の断線および凹凸による液晶の配向不良は生じにくく、
遮光パターンによる開口率の低下させることもない。ま
た、反射型液晶表示装置においては、表面凹凸が小さく
なるため反射率は向上する。本発明を用いることで、飛
躍的に平坦化率が向上し上記第1の要件〜第3の要件が
全て満たされることを見いだした。
実施した液晶表示装置の作製プロセスについて図を用い
て説明していく。
図9を用いて説明する。ここでは、アクティブマトリク
ス基板の作製方法、特に画素部を作製する方法について
説明する。画素部は、画素に設けられたTFTである画
素TFT領域と、TFT領域を含まない表示領域とから
なる。
ラス基板や石英基板を使用することができる。その他に
もシリコン基板、金属基板またはステンレス基板の表面
に絶縁膜を形成したものを基板としても良い。耐熱性が
許せばプラスチック基板を用いることも可能である。
表面には、珪素(シリコン)を含む絶縁膜からなる下地
膜701を形成する。本実施例では、下地膜701とし
て、200nm厚の窒化酸化シリコン膜を形成した。
100nmの厚さの、非晶質半導体膜(本実施例では非
晶質シリコン膜(アモルファスシリコン膜))702を
公知の成膜法で形成する。なお、非晶質半導体膜として
は、非晶質シリコン膜以外にも、非晶質シリコンゲルマ
ニウム膜などの非晶質の化合物半導体膜を用いることも
できる。
(USP5,643,826号に対応)に記載された技
術に従って結晶構造を含む半導体膜(本実施例では結晶
質シリコン膜)703を形成する。同公報記載の技術
は、非晶質シリコン膜の結晶化に際して、結晶化を助長
する触媒元素(ニッケル、コバルト、ゲルマニウム、
錫、鉛、パラジウム、鉄、銅から選ばれた一種または複
数の元素、代表的にはニッケル)を用いる結晶化手段で
ある。
元素を保持させた状態で加熱処理を行い、非晶質シリコ
ン膜を結晶質シリコン膜に変化させるものである。本実
施例では同公報の実施例1に記載された技術を用いる
が、実施例2に記載された技術を用いてもよい。なお、
結晶質シリコン膜にはいわゆる単結晶シリコン膜も多結
晶シリコン膜も含まれるが、本実施例で形成される結晶
質シリコン膜は結晶粒界を有するシリコン膜である。
が、好ましくは400〜550℃で数時間加熱して脱水
素処理を行い、含有水素量を5atom%以下として結晶化
の工程を行うことが望ましい。また、非晶質シリコン膜
をスパッタ法や蒸着法などの他の作製法で形成しても良
いが、膜中に含まれる酸素、窒素などの不純物元素を十
分に低減させておくことが望ましい。
知の技術を使って結晶質シリコン膜(ポリシリコン膜又
は多結晶シリコン膜)703を形成する(図7
(B))。本実施例では、非晶質シリコン膜702に対
してレーザーから発する光(レーザー光)を照射して結
晶質シリコン膜703を形成した。レーザーとしては、
パルス発振型または連続発振型のエキシマレーザーを用
いれば良いが、連続発振型のアルゴンレーザーでも良
い。またはNd:YAGレーザーもしくはNd:YVO
4レーザーの第2高調波、第3高調波または第4高調波
を用いても良い。さらに、レーザー光のビーム形状は線
状(長方形状も含む)であっても矩形状であっても構わ
ない。
する光(ランプ光)を照射(以下、ランプアニールとい
う)しても良い。ランプ光としては、ハロゲンランプ、
赤外ランプ等から発するランプ光を用いることができ
る。
光により熱処理(アニール)を施す工程を光アニール工
程という。光アニール工程は短時間で高温熱処理が行え
るため、ガラス基板等の耐熱性の低い基板を用いる場合
にも効果的な熱処理工程を高いスループットで行うこと
ができる。勿論、目的はアニールであるので電熱炉を用
いたファーネスアニール(熱アニールともいう)で代用
することもできる。
ザー光を線状に加工してレーザーアニール工程を行う。
レーザーアニール条件は、励起ガスとしてXeClガス
を用い、処理温度を室温、パルス発振周波数を30Hz
とし、レーザーエネルギー密度を250〜500mJ/cm2
(代表的には350〜400mJ/cm2)とする。
は、熱結晶化後に残存した非晶質領域を完全に結晶化す
ると共に、既に結晶化された結晶質領域の欠陥等を低減
する効果を有する。そのため、本工程は光アニールによ
り半導体膜の結晶性を改善する工程、または半導体膜の
結晶化を助長する工程と呼ぶこともできる。このような
効果はランプアニールの条件を最適化することによって
も得ることが可能である。
純物添加時のために保護膜704を形成する。保護膜7
04は100〜200nm(好ましくは130〜170
nm)の厚さの窒化酸化シリコン膜または酸化シリコン
膜を用いる。この保護膜704は不純物添加時に結晶質
シリコン膜703が直接プラズマに曝されないようにす
るためと、微妙な濃度制御を可能にするための意味があ
る。
する不純物元素(以下、p型不純物元素という)を添加
する。p型不純物元素としては、代表的には周期表の1
3族に属する元素、典型的にはボロンまたはガリウムを
用いることができる。この工程(チャネルドープ工程と
いう)はTFTのしきい値電圧を制御するための工程で
ある。なお、ここではジボラン(B2H6)を質量分離し
ないでプラズマ励起したイオンドープ法でボロンを添加
した。勿論、質量分離を行うイオンインプランテーショ
ン法を用いても良い。
oms/cm3(代表的には5×1016〜5×1017atoms/c
m3)の濃度でp型不純物元素(本実施例ではボロン)を
含む不純物領域705を形成する。なお、本明細書中で
は少なくとも上記濃度範囲でp型不純物元素を含む不純
物領域をp型不純物領域(b)と定義する。(図7
(C))
シリコン膜の不要な部分を除去して、島状の半導体膜
(以下、活性層という)705を形成する。(図7
(D))
706を形成した。ゲート絶縁膜706は、10〜20
0nm、好ましくは50〜150nmの厚さに形成すれ
ば良い。本実施例では、プラズマCVD法でN2OとS
iH4を原料とした窒化酸化シリコン膜を115nmの
厚さに形成する。(図7(E))
いが厚さ50nmの窒化タングステン(WN)と厚さ3
50nmのタンタル(Ta)との2層の積層膜を形成す
る(図7(F))。ゲート配線は単層の導電膜で形成し
てもよいが、必要に応じて2層、3層といった積層膜と
することが好ましい。
に、ダブルゲートとしている。ゲートのリーク対策とし
てマルチゲート方式を採用することは有効である。な
お、ゲート配線としては、タンタル(Ta)、チタン
(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、
クロム(Cr)、シリコン(Si)から選ばれた元素、
または前記元素を組み合わせた合金膜(代表的にはMo
−W合金、Mo−Ta合金)を用いることができる。
己整合的にn型不純物元素(本実施例ではリン)を添加
する。こうして形成された不純物領域708には前述の
チャネルドープ工程で添加されたボロン濃度よりも5〜
10倍高い濃度(代表的には1×1016〜5×1018at
oms/cm3、典型的には3×1017〜3×1018atoms/c
m3)でリンが添加されるように調節する。なお、本明細
書中では上記濃度範囲でn型不純物元素を含む不純物領
域をn型不純物領域(c)と定義する。(図7(G))
には既にチャネルドープ工程で1×1015〜1×1018
atoms/cm3の濃度のボロンが添加されているが、この工
程ではp型不純物領域(b)705に含まれるボロンの
5〜10倍の濃度でリンが添加されるので、この場合も
ボロンはp型不純物領域(b)の機能には影響を与えな
いと考えて良い。
己整合的にゲート絶縁膜706をエッチングする。エッ
チングはドライエッチング法を用い、エッチングガスと
してはCHF3ガスを用いる。但し、エッチングガスは
これに限定する必要はない。こうしてゲート配線下にゲ
ート絶縁膜709が形成される。(図8(A))
て、次に不純物元素の添加工程を行う際に加速電圧を低
くすることができる。そのため、必要なドーズ量が少な
くて済むのでスループットが向上する。勿論、ゲート絶
縁膜をエッチングしないで残し、スルードーピングによ
って不純物領域を形成しても良い。
ク710を形成し、n型不純物元素(本実施例ではリ
ン)を添加して高濃度にリンを含む不純物領域711を
形成する。ここでも、フォスフィン(PH3)を用いた
イオンドープ法(勿論、イオンインプランテーション法
でも良い)で行い、この領域のリンの濃度は1×1020
〜1×1021atoms/cm3(代表的には2×1020〜5×
1020atoms/cm3)とする。(図8(B))
不純物元素を含む不純物領域をn型不純物領域(a)と
定義する。また、不純物領域711が形成された領域に
は既に前工程で添加されたリンまたはボロンが含まれる
が、十分に高い濃度でリンが添加されることになるの
で、前工程で添加されたリンまたはボロンの影響は考え
なくて良い。従って、本明細書中では不純物領域711
はn型不純物領域(a)と言い換えても構わない。
後、第1層間絶縁膜713を形成する。第1層間絶縁膜
713としては、シリコンを含む絶縁膜、具体的には窒
化シリコン膜、酸化シリコン膜、窒化酸化シリコン膜ま
たはそれらを組み合わせた積層膜で形成すれば良い。ま
た、膜厚は600nm〜1.5μmとすれば良い。本実
施例では、プラズマCVD法でSiH4、N2O、NH3
を原料ガスとし、1μm厚の窒化酸化シリコン膜(但し
窒素濃度が25〜50atomic%)を用いる。
またはp型不純物元素を活性化するために熱処理工程を
行う。この工程はファーネスアニール法、レーザーアニ
ール法、またはラピッドサーマルアニール法(RTA
法)で行うことができる。ここではファーネスアニール
法で活性化工程を行う。加熱処理は、窒素雰囲気中にお
いて300〜650℃、好ましくは400〜550℃、
ここでは550℃、4時間の熱処理を行う(図8
(C))。
膜の結晶化に用いた触媒元素(本実施例ではニッケル)
が、矢印で示す方向に移動して、前述の図8(B)の工
程で形成された高濃度にリンを含む領域711に捕獲
(ゲッタリング)される。これはリンによる金属元素の
ゲッタリング効果に起因する現象であり、この結果、後
のチャネル形成領域712は前記触媒元素の濃度が1×
1017atoms/cm3以下(好ましくは1×1016atoms/cm3
以下)となる。
なった領域(図8(B)の工程で形成された不純物領域
711)は高濃度に触媒元素が偏析して5×1018atom
s/cm 3以上(代表的には1×1019〜5×1020atoms/c
m3)の濃度で存在するようになる。
中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行
い、活性層を水素化する工程を行う。この工程は熱的に
励起された水素により半導体層のダングリングボンドを
終端する工程である。水素化の他の手段として、プラズ
マ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)を
行っても良い。
領域に達するスルーホール714、715を形成し(図
8(D))、ソース配線716とドレイン配線717を
形成する(図8(E))。また、図示していないが、本
実施例ではこの配線を、Ti膜を100nm、Tiを含
むアルミニウム膜300nm、Ti膜150nmをスパ
ッタ法で連続して形成した3層構造の積層膜とする。
窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、または窒化酸化シリ
コン膜で50〜500nm(代表的には200〜300
nm)の厚さで形成する。この時、本実施例では膜の形
成に先立ってH2、NH3等水素を含むガスを用いてプラ
ズマ処理を行い、成膜後に熱処理を行う。この前処理に
より励起された水素が第1層間絶縁膜中に供給される。
この状態で熱処理を行うことで、パッシベーション膜7
18の膜質を改善するとともに、第1層間絶縁膜中に添
加された水素が下方側に拡散するため、効果的に活性層
を水素化することができる。(図9(A))
た後に、さらに水素化工程を行っても良い。例えば、3
〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃
で1〜12時間の熱処理を行うと良く、あるいはプラズ
マ水素化法を用いても同様の効果が得られる。なお、こ
こで後に画素電極とドレイン配線717を接続するため
のスルーホール721を形成する位置において、パッシ
ベーション膜718に開口部を形成しておいても良い。
層間絶縁膜として第一平坦化膜719をスピンコート法
により塗布し、オーブンにて250℃1hrの焼成を行
い、0.5μmの厚さに形成する。第一平坦化膜719
としては、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、シロキサン
構造を含む樹脂、もしくは無機SOG材料を用いること
ができる。本実施例では、アクリル樹脂を用いる。アク
リル樹脂は、低誘電率であり、平坦性に優れ、透明性が
高くかつ安価であることから、液晶表示装置によく用い
られている。
化膜720として、前記アクリル樹脂をスピンコート法
により塗布し、オーブンにて250℃1hrの焼成を行
い、1.0μmの厚さに形成する。第一平坦化膜719
が0.5μmおよび第二平坦化膜720が1.0μm形
成され、第2層間絶縁膜としては1.5μmの膜厚とな
る。上記膜厚で2層の平坦化膜を形成することにより、
単層で形成するよりも高い平坦性が実現する。
719及びパッシベーション膜718にドレイン配線7
17に達するスルーホール721を形成する。スルーホ
ール721の形成は、レジストパターンを形成しドライ
エッチングによって形成すればよく、また感光性の平坦
化膜を用いてスルーホール721を形成することも可能
である。
極722は、透過型液晶表示装置とする場合には透明導
電膜を用い、反射型の液晶表示装置とする場合には金属
膜を用いれば良い。ここでは透過型の液晶表示装置とす
るために、酸化インジウムと酸化スズとの化合物からな
る酸化物導電膜(ITO膜)を110nmの厚さにスパ
ッタ法で形成する。
でなる画素TFT領域727および表示領域728が形
成され、配線による段差が低減された平坦な画素電極表
面を得られる。
異なる構造で画素TFTを作製する場合について、説明
する。なお、実施例1とは途中の工程が異なるだけでそ
の他は同様であるので、同じ工程については同一の符号
を用いることにする。
ション膜718までを形成する。そして、第一平坦化膜
719を0.3μmの厚さに形成する(図9(A))。
さらに、第一平坦化膜719上に第二平坦化膜720を
1.2μmの厚さに形成する。第一平坦化膜719およ
び第二平坦化膜720としては、ポリイミド樹脂、アク
リル樹脂、シロキサン構造を含む樹脂、もしくは無機S
OG材料を用いることができる。本実施例では、アクリ
ル樹脂を用いる。
二平坦化膜720が1.2μm形成され、第2層間絶縁
膜としては1.5μmの膜厚となる。上記膜厚で2層の
平坦化膜を形成することにより、実施例1で形成される
よりもさらに高い平坦性が実現すると推測される。
(B)以降の工程に従えばよい。こうして画素部には、
nチャネル型TFTでなる画素TFT領域727および
表示領域728が形成され、配線による段差がさらに低
減された平坦な画素電極表面を得られる。
は実施例2で作製したアクティブマトリクス基板から、
アクティブマトリクス型液晶表示装置を作製する工程を
説明する。図10に示すように、図9(C)の状態の基
板に対し、配向膜1001を形成する。本実施例では配
向膜としてポリイミド膜を用いた。また、対向基板10
02には、対向電極1003と、配向膜1004とを形
成する。なお、対向基板には必要に応じてカラーフィル
ターや遮蔽膜を形成しても良い。
を施して液晶分子がある一定のプレチルト角を持って配
向するようにする。そして、画素部と、駆動回路が形成
されたアクティブマトリクス基板と対向基板とを、公知
のセル組み工程によってシール材やスペーサ(共に図示
せず)などを介して貼りあわせる。その後、両基板の間
に液晶1005を注入し、封止剤(図示せず)によって
完全に封止する。液晶には公知の液晶材料を用いれば良
い。このようにして図10に示すアクティブマトリクス
型液晶表示装置が完成する。
示装置の構成を、図11の斜視図を用いて説明する。
尚、図11は、図7〜図9の断面構造図と対応付けるた
め、共通の符号を用いている。アクティブマトリクス基
板は、ガラス基板700上に形成された、画素部100
6と、ゲート信号駆動回路1007と、画像(ソース)
信号駆動回路1008で構成される。画素TFT領域7
27はnチャネル型TFTであり、周辺に設けられる駆
動回路はCMOS回路を基本として構成されている。ゲ
ート信号駆動回路1007と、画像信号駆動回路100
8はそれぞれゲート配線707とソース配線716で画
素部1006に接続されている。また、FPC1009
が接続された外部入出力端子1010から駆動回路の入
出力端子までの接続配線1011、1012が設けられ
ている。
てEL(Electro Luminescence;エレクトロルミネセン
ス)表示装置を作製した例について説明する。ELと
は、電場を加えることで発生するルミネッセンスが得ら
れる有機化合物を含む層(EL素子)を光源とする発光
装置である。有機化合物におけるELには、一重項励起
状態から基底状態に戻る際の発光(蛍光)と三重項励起
状態から基底状態に戻る際の発光(リン光)がある。な
お、図12は本発明のEL表示装置の上面図であり、図
13はその断面図である。
4002は画素部、4003はソース側駆動回路、40
04はゲート側駆動回路であり、それぞれの駆動回路は
配線4005を経てFPC(フレキシブルプリントサー
キット)4006に至り、外部機器へと接続される。
回路4003及びゲート側駆動回路4004を囲むよう
にして第1シール材4101、カバー材4102、充填
材4103及び第2シール材4104が設けられてい
る。
した断面図に相当し、基板4001の上にソース側駆動
回路4003に含まれる駆動TFT(但し、ここではn
チャネル型TFTとpチャネル型TFTを図示してい
る。)4201及び画素部4002に含まれる画素TF
T(但し、ここではEL素子への電流を制御するTFT
を図示している。)4202が形成されている。
て画素TFT4202が作製される。すなわち、画素T
FT4202には図9(C)の画素部と同じ構造のTF
Tが用いられる。
2の上には本発明による樹脂材料でなる層間絶縁膜(平
坦化膜)4301が形成され、その上に画素TFT42
02のドレインと電気的に接続する画素電極(陽極)4
302が形成される。画素電極4302としては仕事関
数の大きい透明導電膜が用いられる。透明導電膜として
は、酸化インジウムと酸化スズとの化合物または酸化イ
ンジウムと酸化亜鉛との化合物を用いることができる。
4303が形成され、絶縁膜4303は画素電極430
2の上に開口部が形成されている。この開口部におい
て、画素電極4302の上にはEL層4304が形成さ
れる。EL層4304は公知の有機EL材料または無機
EL材料を用いることができる。また、有機EL材料に
は低分子系(モノマー系)材料と高分子系(ポリマー
系)材料があるがどちらを用いても良い。
用いれば良い。また、EL層の構造は正孔注入層、正孔
輸送層、発光層、電子輸送層または電子注入層を自由に
組み合わせて積層構造または単層構造とすれば良い。
電膜(代表的にはアルミニウム、銅もしくは銀を主成分
とする導電膜またはそれらと他の導電膜との積層膜)か
らなる陰極4305が形成される。また、陰極4305
とEL層4304の界面に存在する水分や酸素は極力排
除しておくことが望ましい。従って、真空中で両者を連
続成膜するか、EL層4304を窒素または希ガス雰囲
気で形成し、酸素や水分に触れさせないまま陰極430
5を形成するといった工夫が必要である。本実施例では
マルチチャンバー方式(クラスターツール方式)の成膜
装置を用いることで上述のような成膜を可能とする。
領域において配線4005に電気的に接続される。配線
4005は陰極4305に所定の電圧を与えるための配
線であり、導電性材料4307を介してFPC4006
に電気的に接続される。
02、EL層4304及び陰極4305からなるEL素
子が形成される。このEL素子は、第1シール材410
1及び第1シール材4101によって基板4001に貼
り合わされたカバー材4102で囲まれ、充填材410
3により封入されている。
属板(代表的にはステンレス板)、セラミックス板、F
RP(Fiberglass―Reinforced
Plastics)板、PVF(ポリビニルフルオライ
ド)フィルム、マイラーフィルム、ポリエステルフィル
ムまたはアクリルフィルムを用いることができる。ま
た、アルミニウムホイルをPVFフィルムやマイラーフ
ィルムで挟んだ構造のシートを用いることもできる。
ー材側に向かう場合にはカバー材は透明でなければなら
ない。その場合には、ガラス板、プラスチック板、ポリ
エステルフィルムまたはアクリルフィルムのような透明
物質を用いる。
樹脂または熱硬化樹脂を用いることができ、PVC(ポ
リビニルクロライド)、アクリル、ポリイミド、エポキ
シ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビニルブチラ
ル)またはEVA(エチレンビニルアセテート)を用い
ることができる。この充填材4103の内部に吸湿性物
質(好ましくは酸化バリウム)を設けておくとEL素子
の劣化を抑制できる。
有させてもよい。このとき、スペーサを酸化バリウムで
形成すればスペーサ自体に吸湿性をもたせることが可能
である。また、スペーサを設けた場合、スペーサからの
圧力を緩和するバッファ層として陽極4305上に樹脂
膜を設けることも有効である。
を介してFPC4006に電気的に接続される。配線4
005は画素部4002、ソース側駆動回路4003及
びゲート側駆動回路4004に送られる信号をFPC4
006に伝え、FPC4006により外部機器と電気的
に接続される。
の露呈部及びFPC4006の一部を覆うように第2シ
ール材4104を設け、EL素子を徹底的に外気から遮
断する構造となっている。こうして図13の断面構造を
有するEL表示装置となる。なお、本実施例のEL表示
装置は実施例1もしくは実施例2の構成と組み合わせて
作製しても構わない。
プロセス(工程)に対して実施することが可能である。
実施例3のような液晶表示装置もしくは実施例4のEL
表示装置を作製する場合だけでなく、そのような工程を
含む電気光学装置の作製技術に対して実施することが可
能である。ここで電気光学装置は、表示装置、イメージ
センサもしくはIC(集積回路)を含む。
はじめとして、EL表示装置、EC(エレクトロクロミ
クス)表示装置、FED(フィールドエミッションディ
スプレイ)が挙げられる。
(charge coupleddevice)イメー
ジセンサ、MOSイメージセンサ、CPD(charg
epriming device)イメージセンサなど
が挙げられる。さらにSRAM(スタティックRA
M)、DRAM(ダイナミックRAM)、不揮発性MO
Sメモリ等のICを作製する際にも本発明は実施でき
る。
装置は電気器具の表示部として用いることができる。そ
のような電気器具としては、ビデオカメラ、デジタルカ
メラ、プロジェクター、プロジェクションTV、ゴーグ
ル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナ
ビゲーションシステム、音響再生装置、ノート型パーソ
ナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイ
ルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子
書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置などが挙げら
れる。それら電気器具の具体例を図14に示す。
01、音声出力部2002、音声入力部2003、表示
部2004、操作スイッチ2005、アンテナ2006
で構成される。本発明の電子装置は表示部2004に用
いることができる。
2101、表示部2102、音声入力部2103、操作
スイッチ2104、バッテリー2105、受像部210
6で構成される。本発明の電子装置は表示部2102に
用いることができる。
ービルコンピュータ)であり、本体2201、カメラ部
2202、受像部2203、操作スイッチ2204、表
示部2205で構成される。本発明の電子装置は表示部
2205に用いることができる。
あり、本体2301、表示部2302、アーム部230
3で構成される。本発明の電子装置は表示部2302に
用いることができる。
ジェクションTV)であり、本体2401、光源240
2、表示装置2403、偏光ビームスプリッタ240
4、リフレクター2405、2406、スクリーン24
07で構成される。本発明は表示装置2403に用いる
ことができる。
あり、本体2501、光源2502、表示装置250
3、光学系2504、スクリーン2505で構成され
る。本発明は表示装置2503に用いることができる。
く、あらゆる分野の電気器具に適用することが可能であ
る。また、本実施例の電気器具は実施例1〜5のどのよ
うな組み合わせからなる構成を用いても実現することが
できる。
板を作製すると、従来の層間絶縁膜の膜厚を厚くするこ
となく配線の段差をより平坦化することができる。この
ため、平坦化膜の上に形成された配線の断線を防止で
き、配線の信頼性を向上させることができる。また液晶
の配向不良の発生を低減できるため、表示品位を向上で
きるとともに遮光パターンによって開口率を犠牲にする
必要もなくなる。
ることによって、前記表示装置を表示部として用いた電
気器具の品質および信頼性をも向上させることができ
る。
面図。
面図。
視図。
成を示す上面図。
成を示す断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 配線の上方に形成される第一平坦化膜の
膜厚は前記第一平坦化膜上に形成される第二平坦化膜の
膜厚よりも薄く形成されることを特徴とする電気光学装
置の作製方法。 - 【請求項2】 配線の上方に形成される第一平坦化膜の
膜厚は前記第一平坦化膜上に形成される第二平坦化膜の
膜厚よりも薄く形成されることを特徴とする電気光学装
置の作製方法であって、前記第一平坦化膜の膜厚は0.
1μm以上1.5μm未満であることを特徴とする電気
光学装置の作製方法。 - 【請求項3】 配線の上方に形成される第一平坦化膜の
膜厚は前記第一平坦化膜上に形成される第二平坦化膜の
膜厚よりも薄く形成されることを特徴とする電気光学装
置の作製方法であって、前記第二平坦化膜の膜厚は0.
1μm以上2.9μm以下であることを特徴とする電気
光学装置の作製方法。 - 【請求項4】 配線の上方に形成される第一平坦化膜の
膜厚は前記第一平坦化膜上に形成される第二平坦化膜の
膜厚よりも薄く形成されることを特徴とする電気光学装
置の作製方法であって、前記第一平坦化膜の膜厚と前記
第二平坦化膜の膜厚の和は0.2μm以上3.0μm以
下であることを特徴とする電気光学装置の作製方法。 - 【請求項5】 配線の上方に形成される第一平坦化膜の
膜厚は前記第一平坦化膜上に形成される第二平坦化膜の
膜厚よりも薄く形成されることを特徴とする電気光学装
置の作製方法であって、前記第一平坦化膜および前記第
二平坦化膜はスピンコート法により形成される絶縁膜で
あることを特徴とする電気光学装置の作製方法。 - 【請求項6】 配線の上方に形成される第一平坦化膜の
膜厚は前記第一平坦化膜上に形成される第二平坦化膜の
膜厚よりも薄く形成されることを特徴とする電気光学装
置の作製方法であって、前記第一平坦化膜および前記第
二平坦化膜は、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、シロキ
サン構造を含む樹脂もしくは無機SOG材料のいずれか
からなることを特徴とする電気光学装置の作製方法。
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