JP2001283218A - 混雑状況判定方法およびその装置 - Google Patents
混雑状況判定方法およびその装置Info
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- JP2001283218A JP2001283218A JP2000098083A JP2000098083A JP2001283218A JP 2001283218 A JP2001283218 A JP 2001283218A JP 2000098083 A JP2000098083 A JP 2000098083A JP 2000098083 A JP2000098083 A JP 2000098083A JP 2001283218 A JP2001283218 A JP 2001283218A
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Abstract
車場全体の状況に基づいて混雑状態を判定することがで
き、人間の判定結果により近い判定結果を得ることがで
きる混雑状況判定方法とその装置を提供すること。 【解決手段】 カメラ1で俯瞰撮影した混雑状況を判定
すべき対象領域の撮影画像を画像メモリ2にデジタル画
像として格納記憶し、該撮影した対象領域のデジタル画
像をエッジ画像変換部4でエッジ画像に変換した後、画
像ぼかし処理部5でぼかし処理を施し、上記のデジタル
画像、エッジ画像あるいはぼかし処理された対象領域の
画像と、予め用意した空車、混雑、満車などの混雑状況
を表すテンプレート画像T1,T2,…,Tnとのマッ
チングをとることによって各テンプレート画像との相関
値を算出し、混雑状況判定部9において該算出された相
関値を比較して値の大きな相関値に対応するテンプレー
ト画像の混雑状況を当該対象領域の混雑状況として決定
する。
Description
混雑状況判定方法とその装置に係り、特に、駐車車両の
1台1台に注目することなく、駐車場全体の状況に基づ
いて混雑状態を判定することができる混雑状況判定方法
とその装置に関する。
としては、駐車マス毎に輝度変化やエッジ情報などを用
いて車両の有無を判定し、それら個々の検出結果を計数
することにより、駐車場全体の混雑状況を推定して決定
する方法が知られている。この方法は、個々の駐車マス
毎の車両判定精度が基本となり、車両の細部の情報が多
いほど判定精度は向上する。したがって、判定精度を上
げるには車両を画面上により大きく映し出す必要があ
る。しかしながら、車両を画面上により大きく映し出せ
ば出すほど、1台のカメラでは広い範囲を一度に検出す
ることができなくなり、駐車場全体を撮影するために多
数のカメラが必要であった。
ておいた空車、混雑、満車などの各混雑状況を表すテン
プレート画像と、カメラから取り込んだ対象画像全体と
のマッチングによる相関をとり、相関値の相対的な関係
からテンプレート画像により近い混雑状況を自動的に見
い出すことができるようにしたもので、駐車車両の1台
1台に注目することなく、駐車場全体の状況に基づいて
混雑状態を判定することができ、人間の判定結果により
近い判定結果を得ることができる混雑状況判定方法とそ
の装置を提供することを目的とする。
め、本発明は次のような方法ならびに手段を採用したも
のである。すなわち、本発明の混雑状況判定方法は、混
雑状況を判定すべき対象領域を撮影手段で撮影し、該撮
影した対象領域のデジタル画像を、予め用意した空車、
混雑、満車などの混雑状況を表すテンプレート画像との
マッチングをとることによって各テンプレート画像との
相関値を算出し、該算出された相関値を比較してその相
関値の値から空車状況を判定するようにしたものであ
る。
影手段で撮影し、該撮影した対象領域のデジタル画像を
エッジ画像に変換し、該エッジ画像に変換された画像
と、予め用意した空車、混雑、満車などの混雑状況を表
すテンプレート画像とのマッチングをとることによって
各テンプレート画像との相関値を算出し、該算出された
相関値を比較してその相関値の値から空車状況を判定す
るようにしたものである。
影手段で撮影し、該撮影した対象領域のデジタル画像を
エッジ画像に変換した後、ぼかし処理を施し、該ぼかし
処理された対象領域の画像と、予め用意した空車、混
雑、満車などの混雑状況を表すテンプレート画像とのマ
ッチングをとることによって各テンプレート画像との相
関値を算出し、該算出されたすべての相関値を比較して
最も値の大きな相関値に対応するテンプレート画像の混
雑状況を当該対象領域の混雑状況として決定するように
したものである。また、上記の方法において、画像をシ
フトしながらマッチングをとるようにしたものである。
判定すべき対象領域を撮影する撮影手段と、該撮影手段
で撮影した対象領域の撮影画像をデジタル画像として格
納記憶する画像記憶手段と、前記対象領域についての空
車、混雑、満車などの混雑状況を表すテンプレート画像
を予め格納記憶したテンプレート画像記憶部と、前記デ
ジタル画像と前記テンプレート画像記憶部に格納されて
いるテンプレート画像とのマッチングをとり、各テンプ
レート画像との相関値を算出する相関値算出部と、該相
関値算出部で算出された相関値を比較し、その相関値の
値から空車状況を判定する混雑状況判定部と、を備える
ことにより構成したものである。
状況を判定すべき対象領域を撮影する撮影手段と、該撮
影手段で撮影した対象領域の撮影画像をデジタル画像と
して格納記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段に格
納記憶された対象領域のデジタル画像をエッジ画像に変
換するエッジ画像変換部と、前記対象領域についての空
車、混雑、満車などの混雑状況を表すテンプレート画像
を予め格納記憶したテンプレート画像記憶部と、前記エ
ッジ画像と前記テンプレート画像記憶部に格納されてい
るテンプレート画像とのマッチングをとり、各テンプレ
ート画像との相関値を算出する相関値算出部と、該相関
値算出部で算出された相関値を比較し、その相関値の値
から空車状況を判定する混雑状況判定部と、を備えるこ
とにより構成したものである。
影する撮影手段と、該撮影手段で撮影した対象領域の撮
影画像をデジタル画像として格納記憶する画像記憶手段
と、該画像記憶手段に格納記憶された対象領域のデジタ
ル画像をエッジ画像に変換するエッジ画像変換部と、該
エッジ画像変換部で変換されたエッジ画像をぼかし処理
する画像ぼかし処理部と、前記対象領域についての空
車、混雑、満車の混雑状況を表すテンプレート画像を予
め格納記憶したテンプレート画像記憶部と、前記画像ぼ
かし処理部でぼかし処理された対象領域の画像と前記テ
ンプレート画像記憶部に格納されているテンプレート画
像とのマッチングをとり、各テンプレート画像との相関
値を算出する相関値算出部と、該相関値算出部で算出さ
れた相関値を比較し、最も値の大きな相関値に対応する
テンプレート画像の混雑状況を当該対象領域の混雑状況
として決定する混雑状況判定部と、を備えることにより
構成したものである。また、上記の装置において、画像
をシフトしながらマッチングをとる機能を付加したもの
である。
雑状況判定方法ならびに装置は、人間の相似判断を基に
予め用意しておいた空車、混雑、満車などの混雑状況を
表すテンプレート画像と、カメラから取り込んだ対象画
像とのマッチングによる相関をとり、得られた相関値の
相対的な関係から最も現在の混雑状況に合致するテンプ
レート画像を選択し、そのテンプレート画像に相当する
混雑状況を現在の混雑状態として決定するようにしたも
のである。
した空車、混雑、満車などの混雑状況を示すテンプレー
ト画像と、カメラから取り込んだ対象画像とのマッチン
グによる相関をとれば、その相関の程度によって現在の
状況がどの混雑状況に似ているかを判定することがで
き、この似ている度合いを数値的に示す相関値Rは、次
式で算出することができる。
算出には輝度値を扱う。そのため、カメラで撮影して得
られるデジタル画像(白黒多値画像)をそのまま処理画
像として用いた場合には、駐車した車両による影響が少
ない駐車場の空車状態を判定する場合を除き、車両の色
の違いなどによって判定結果に影響を受けてしまう。そ
こで、この影響を取り除くため、本発明では、デジタル
画像をそのまま使用する他に、空車と満車、混雑を判定
する判定精度を向上するために、デジタル画像をエッジ
画像に変換して用い、車両の色の違いなどによる誤差を
無くすようにした。
と、エッジ画像を用いて相関をとった場合の違いの例
を、図3(a)(b)に示す。デジタル画像どうしで相
関をとった場合(図3(a))には相関値Rは0.30
5となるが、エッジ画像どうしで相関をとった場合(図
3(b))には相関値Rは0.500となり、エッジ画
像を用いて相関をとる方が、デジタル画像を用いた場合
に比べてより正確な判定を行なうことが可能となる。
プレート画像と対象画像とのー致度が高いことを示す。
しかし、天候の変化などに伴う対象画像の変化によっ
て、相関値自体が変化してしまい、相関値それ自体を絶
対量として扱うことは困難である。そこで、本発明で
は、さらに図4に示すように、前記(1)式によって求
められた相関値どうしを比較し、相関値の最も大きいテ
ンプレート画像を対象画像の混雑状況とする。このよう
に相関値の相対的な比較を行うことで、屋外の輝度変動
に対して安定した判定を行なうことができる。
合、満車のテンプレート画像との相関値よりも空車のテ
ンプレート画像との相関値の方が常に大きくなり、空車
状態であると常に正しく判定することができる。しか
し、対象画像が満車状態の場合、空車の場合と異なり、
空車のテンプレート画像との相関値よりも満車のテンプ
レート画像との相関値の方が常に大きいとは限らず、空
車のテンプレート画像と同じような値をとることがあ
る。
とる際には、駐車車両が少ないために駐車マスの白線が
隠されることがなく、白線どうしのマッチングがとり易
いため、相関値も高くなるが、満車どうしのマッチング
をとる際には、駐車車両が多いために駐車マスの白線は
車両に隠されて見えなくなり、相関のとりやすい駐車マ
スの白線がマッチングの主体ではなくなるためである。
すなわち、満車の場合には、相関をとる対象は車両が主
体となるわけであるが、車両の場合には、白線の場合と
異なり、車両の形状や駐車の仕方によって見え方が大き
く異なり、マッチングがうまくいかない場合があるため
である。
くすため、相関をとる対象画像とテンプレート画像の両
方をぼかすことによってその影響を軽減し、車両どうし
のマッチングを取り易くした。その結果、図5(a)
(b)に示すように、画像をぼかすことによって満車の
場合でも相関値にはっきりとした差が生じ、混雑状況の
正確な判定が可能となる。また、このように処理画像を
ぼかすことによって、従来方法で問題となっていた影な
どの影響も取り除くことができる。
る相関値の関係とを種々実験したところ、図6に示すよ
うな結果が得られた。ただし、最適なぼかし量は駐車場
を撮影する際の画角によっても異なるため、撮影する状
況に応じた値を選択することが必要となる。
像をエッジ画像に変換した後、このエッジ画像にぼかし
処理を施した画像を処理対象画像とし、同じようにエッ
ジ処理とぼかし処理を施した各テンプレート画像とのマ
ッチングをとって相関値を算出し、相関値の相対的な大
小関係から最も近似した混雑状況を見い出すことによ
り、駐車車両1台1台に注目することなく、駐車場全体
の状況のみで広範囲な駐車状況を判定することができる
ようになる。
係はその時々で種々異なり、同じ混雑状況でも必ずしも
相関値が高くなるとは限らないため、状況に応じて相関
値を算出することが必要になる。そこで、本発明では、
空車、混雑、満車などの各混雑状況毎およびデジタル画
像、エッジ画像、ぼかし画像毎にテンプレート画像をそ
れぞれ複数枚用意し、それぞれの画像との相関をとるよ
うにした。すなわち、例えば空車の複数枚のテンプレー
ト画像と対象画像とのマッチングをそれぞれとり、その
中で最も大きな値を与えるテンプレート画像との相関値
を当該混雑の相関値とする。同様にして、混雑、満車な
ど、他の混雑状況を与えるテンプレート画像との相関に
ついても、最も大きい値を与えるテンプレート画像との
相関値を当該満車の相関値とする。
雑、満車についてのピークの相関値どうしを比較し、そ
の中で最も大きな相対値を与える混雑状況をその時の混
雑状況として決定する。これにより、車両の位置関係に
影響されることなく、より安定した混雑状況の判定が可
能となる。
空車の3段階だけでなく、さらにより細かく分割した混
雑状況に区分し、それぞれの混雑状況についてテンプレ
ート画像を用意すれば、より細かな混雑状況の判定を行
なうことができる。
には画面上に車両をできるだけ大きく映し出す必要があ
った。そのため、1台のカメラによる監視範囲が狭くな
り、駐車場全体を監視するにはカメラが複数台必要であ
った。
ングをとることで、画像のずれの影響をなくすようにし
た。この結果、カメラを旋回させて駐車場を監視するこ
とが可能となり、1台のカメラで広範囲の領域を監視す
ることが可能となる。なお、画像をシフトさせてマッチ
ングする場合の相関値Rは、前記(1)式に代え、下記
(2)式を用いて算出することができる。(2)式中、
x,yは画像のx方向、y 方向のシフト量を表す。
て図面を参照して説明する。
実施の形態のブロック図を示す。
(撮影手段)、2はカメラ1から出力されるアナログ画
像信号をデジタル画像信号に変換するAD変換器、3は
カメラ1で撮影された撮影画像を一連の処理が終わるま
で格納記憶する画像メモリ(撮影画像記憶手段)、4は
画像メモリ3に格納記憶された撮影画像(デジタル画
像)をエッジ画像に変換するロパーツフィルタやラプラ
シアンフィルタなどで構成されたエッジ画像変換部、5
はエッジ画像にぼかし処理を施すためのガウスフィルタ
などから構成された画像ぼかし処理部、6はテンプレー
ト画像記憶部、7は画像選択部、8は相関値算出部、9
は混雑状況判定部である。前記テンプレート画像記憶部
6には、予め収集された「空車」、「混雑」、「満車」
の各混雑状況を表す多数のテンプレート画像T1,T
2,……,Tnが輝度画像、エッジ画像、ぼかし画像毎
に格納記憶されている。このテンプレート画像を収集す
る際における空車、混雑、満車の各混雑状況の判定は、
人間の目でみた相似判断に基づいて決定され、その判断
に基づいた種々の駐車状況を表す輝度画像が収集され、
それぞれの画像をエッジ画像に変換した後、ぼかし処理
を施す。そして、「空車」、「混雑」、「満車」に対し
てそれぞれデジタル画像とエッジ画像とぼかし処理を施
した画像をマッチング用のテンプレート画像として格納
記憶している。
て、それぞれ、画像メモリ3、エッジ画像変換部4およ
びエッジ画像変換部4から送られてくる画像と画像選択
部7によってテンプレート画像記憶部6から次々と送ら
れてくるデジタル画像、エッジ画像およびぼかし画像に
対する各テンプレート画像(「空車(T1〜n)」、
「混雑(T1〜n)」、「満車(T1〜n)」)との間
のマッチングをとり、各テンプレート画像との間の相関
値を算出する回路である。この相関値の算出は、前記し
た(1)式または(2)式によって行なわれる。
出されたすべてのテンプレート画像との間の相関値を比
較し、これらすべての相関値の中から最も大きな値の相
関値を選択し、この最も大きな相関値を与えるテンプレ
ート画像の属する混雑状況をその時点の混雑状況として
判定する回路である。
を、図2のフローチャートを参照して説明する。
俯瞰撮影されると(ステップS1)、その画像信号はA
D変換器2でデジタル信号に変換され、画像メモリ3に
送られてデジタル画像として格納記憶される。
リ3に記憶されたデジタル画像は画像選択部7を介して
相関値算出部8に送られるとともに、画像選択部7はテ
ンプレート画像記憶部6からデジタル画像の空車、混
雑、満車に対応する各テンプレート画像T1,T2,…
…,Tnを順次読み出し、相関値算出部8に送る。
テンプレート画像T1,T2,……,Tnとのマッチン
グをとり、そのときのそれぞれの相関値を前記(1)式
または(2)式によって算出し(ステップS2、S3、
S4)、その結果を混雑状況判定部9に送る。
送られてくる各相関値を比較して最も値の大きな相関値
を選択する(ステップS5)。
れたデジタル画像からなる対象画像はエッジ画像変換部
4に送られ、ロバーツフィルタやラプラシアンフィルタ
などのエッジ抽出フィルタによって画像中からエッジ成
分のみが抽出され、エッジ画像に変換される(ステップ
S6)。このエッジ画像に変換する理由は、前述したよ
うに、車両の色の違いなどによる誤差の影響を小さくす
るためである。
像からなる対象画像は画像選択部7を介して相関値算出
部8に送られるとともに、画像選択部7はテンプレート
画像記憶部6からエッジ画像の空車、混雑、満車に対応
する各テンプレート画像T1,T2,……,Tnを順次
読み出し、相関値算出部8に送る。
テンプレート画像T1,T2,……,Tnとのマッチン
グをとり、そのときのそれぞれの相関値を前記(1)式
または(2)式によって算出し(ステップS7、S8、
S9)、その結果を混雑状況判定部9に送る。
送られてくる各相関値を比較して最も値の大きな相関値
を選択する(ステップS10)。
画像ぼかし処理部5に送られ、ガウスフィルタなどを通
すことによってぼかし処理が施される(ステップS1
1)。このぼかし処理は、前述したように、対象画像と
テンプレート画像のマッチングを行う際、車両が主体と
なる満車時に、相関値が低下して空車などの他の混雑状
況と区別できなくなることを防ぐとともに、影の影響を
除くためである。
と示すように、画像選択部7を介して相関値算出部8
に送られるとともに、画像選択部7はテンプレート画像
記憶部6からぼかし画像の空車、混雑、満車に対応する
各テンプレート画像T1,T2,……,Tnを順次読み
出し、相関値算出部8に送る。
テンプレート画像T1,T2,……,Tnとのマッチン
グをとり、そのときのそれぞれの相関値を前記(1)式
または(2)式によって算出し(ステップS12、S1
3、S14)、その結果を混雑状況判定部9に送る。
送られてくる各相関値を比較して最も値の大きな相関値
を選択する(ステップS15)。そして、混雑状況判定
部9は、デジタル画像、エッジ画像、ぼかし画像に対す
る相関値の比較が終了したことを確認の後、3種類の画
像の相関値の内の最大の相関値を、当該時点における駐
車場の混雑状況として最終決定する(ステップS1
6)。このようにして、駐車車両の1台1台に注目する
ことなく、駐車場全体の状況に基づいて混雑状況を判定
することができる。しかも、人間の目で見た判定結果に
極めて近い混雑状況の判定を行なうことができる。
像、エッジ画像、ぼかし画像のそれぞれに対して、空
車、混雑、満車の各テンプレート画像との相関値を求め
て、最後にそれらの最大値を求めて混雑状況を判定する
提案を行なったが、前記したように、比較的安定した判
定結果が得られる「空車」と「満車(混雑)」との判定
は、デジタル画像とエッジ画像あるいはそれらの何れか
と空車、満車(混雑)のテンプレートを比較することに
よって「空車」と「満車(混雑)」とを区別するように
してもよい。例えば、図2において、ステップS1,S
2,S3,S4,S5,S16あるいはステップS1,
S6,S7,S8,S9,S10,S16をそれぞれ単
独で実行して「空車」と「満車(混雑)」との判定を行
なっても、また、ステップS1,S2,S5あるいはス
テップS1,S6,S7,S10をそれぞれ単独で実行
して最大の相関値が規定値以上かを比較して「空車」を
判定するようにしてもよい。
プS1,S6〜S10の後にステップS11〜S15を
実行することで、「空車」と、「混雑」と「満車」とを
連続して判定するようにしてもよい。なお、このように
判定精度の高い空車から順に判定を行なうことにより、
精度の高い混雑状況の判定を実行できると共に、処理時
間を短縮できる効果を有する。
判定方法方法ならびに装置によれば、以下に列記する種
々の優れた効果を奏するものである。 (1) 予め用意しておいた空車、混雑、満車などの各
混雑状況のテンプレート画像とカメラから取り込んだ対
象画像とのマッチングをとり、得られた相関値の相対的
な大小関係から混雑状況を判定するため、従来方法のよ
うに駐車車両1台1台に注目することなく画像全体をひ
とまとまりの検出対象として混雑状況を判定することが
できる。このため、個別車両の詳細情報をとらえる必要
がなくなり、処理の高速化を図ることができるととも
に、カメラ台数を削減することができ、システム価格の
低減を図ることができる。 (2) エッジ画像の採用により、車両の色などに影響
を受けることがなくなり、相関の一致度を高めることが
できる。 (3) ガウスフィルタなどによるぼかし画像を用いる
ことにより、車両が主体となる満車状態時にさらに安定
な判定が可能となる。また、ぼかし画像を用いることに
より、影の影響を取り除くことができる。 (4) 満車と混雑どちらに似ているかというように、
混雑状況の相対的な比較を行うことで混雑状況を判定し
ているため、屋外の輝度変動に対しても安定に判定する
ことができる。 (5) 同じ混雑状況でも車両の位置関係は異なるが、
同じ混雑状況について車両の位置関係が異なるテンプレ
ート画像を複数枚用意し、その中で最も相関値の大きな
ピーク値を当該混雑状況の代表値とすることにより、車
両の位置関係に影響されることなく、より安定した混雑
状況の判定を行なうことができる。 (6) 空車、満車、混雑だけでなく、さらに細かく混
雑状況を区分けした画像をテンプレート画像として用意
することにより、より細かな混雑状況の判定を行なうこ
とができる。 (7) 画像のシフトによる相関をとることにより、風
などによる画像のゆれ、カメラ旋回による位置ずれなど
に対して安定な判定が可能となる。 (8) システムを構成するハードウェアとしては、撮
影手段(カメラ)、記憶手段( ハードディスクなど) お
よび相関値算出部(マッチング演算器)のみで済み、他
の回路部分はマイクロコンピュータなどを用いてソフト
ウェア上で実現することができ、システム全体を安価に
構成することができる。
のブロック図である。
る。
算出例を示す図、(b)はエッジ画像を用いた場合の相
関値の算出例を示す図である。
明図である。
出例を示す図、(b)はエッジ画像をぼかし処理した画
像を用いた場合の相関値の算出例を示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 混雑状況を判定すべき対象領域を撮影手
段で撮影し、該撮影した対象領域のデジタル画像を、予
め用意した空車、混雑、満車などの混雑状況を表すテン
プレート画像とのマッチングをとることによって各テン
プレート画像との相関値を算出し、該算出された相関値
を比較してその相関値の値から空車状況を判定すること
を特徴とする混雑状況判定方法。 - 【請求項2】 混雑状況を判定すべき対象領域を撮影手
段で撮影し、該撮影した対象領域のデジタル画像をエッ
ジ画像に変換し、該エッジ画像に変換された画像と、予
め用意した空車、混雑、満車などの混雑状況を表すテン
プレート画像とのマッチングをとることによって各テン
プレート画像との相関値を算出し、該算出された相関値
を比較してその相関値の値から空車状況を判定すること
を特徴とする混雑状況判定方法。 - 【請求項3】 混雑状況を判定すべき対象領域を撮影手
段で撮影し、該撮影した対象領域のデジタル画像をエッ
ジ画像に変換した後、ぼかし処理を施し、該ぼかし処理
された対象領域の画像と、予め用意した空車、混雑、満
車などの混雑状況を表すテンプレート画像とのマッチン
グをとることによって各テンプレート画像との相関値を
算出し、該算出されたすべての相関値を比較して最も値
の大きな相関値に対応するテンプレート画像の混雑状況
を当該対象領域の混雑状況として決定することを特徴と
する混雑状況判定方法。 - 【請求項4】 画像をシフトしながらマッチングをとる
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の混雑状況
判定方法。 - 【請求項5】 混雑状況を判定すべき対象領域を撮影す
る撮影手段と、 該撮影手段で撮影した対象領域の撮影画像をデジタル画
像として格納記憶する画像記憶手段と、 前記対象領域についての空車、混雑、満車などの混雑状
況を表すテンプレート画像を予め格納記憶したテンプレ
ート画像記憶部と、 前記デジタル画像と前記テンプレート画像記憶部に格納
されているテンプレート画像とのマッチングをとり、各
テンプレート画像との相関値を算出する相関値算出部
と、 該相関値算出部で算出された相関値を比較し、その相関
値の値から空車状況を判定する混雑状況判定部と、 を備えたことを特徴とする混雑状況判定装置。 - 【請求項6】 混雑状況を判定すべき対象領域を撮影す
る撮影手段と、 該撮影手段で撮影した対象領域の撮影画像をデジタル画
像として格納記憶する画像記憶手段と、 該画像記憶手段に格納記憶された対象領域のデジタル画
像をエッジ画像に変換するエッジ画像変換部と、 前記対象領域についての空車、混雑、満車などの混雑状
況を表すテンプレート画像を予め格納記憶したテンプレ
ート画像記憶部と、 前記エッジ画像と前記テンプレート画像記憶部に格納さ
れているテンプレート画像とのマッチングをとり、各テ
ンプレート画像との相関値を算出する相関値算出部と、 該相関値算出部で算出された相関値を比較し、その相関
値の値から空車状況を判定する混雑状況判定部と、 を備えたことを特徴とする混雑状況判定装置。 - 【請求項7】 混雑状況を判定すべき対象領域を撮影す
る撮影手段と、 該撮影手段で撮影した対象領域の撮影画像をデジタル画
像として格納記憶する画像記憶手段と、 該画像記憶手段に格納記憶された対象領域のデジタル画
像をエッジ画像に変換するエッジ画像変換部と、 該エッジ画像変換部で変換されたエッジ画像をぼかし処
理する画像ぼかし処理部と、 前記対象領域についての空車、混雑、満車などの混雑状
況を表すテンプレート画像を予め格納記憶したテンプレ
ート画像記憶部と、 前記画像ぼかし処理部でぼかし処理された対象領域の画
像と前記テンプレート画像記憶部に格納されているテン
プレート画像とのマッチングをとり、各テンプレート画
像との相関値を算出する相関値算出部と、 該相関値算出部で算出された相関値を比較し、最も値の
大きな相関値に対応するテンプレート画像の混雑状況を
当該対象領域の混雑状況として決定する混雑状況判定部
と、 を備えたことを特徴とする混雑状況判定装置。 - 【請求項8】 前記相関値算出部が画像をシフトしなが
らテンプレート画像とのマッチングをとるものであるこ
とを特徴とする請求項5、6または7記載の混雑状況判
定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000098083A JP4464523B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 混雑状況判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000098083A JP4464523B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 混雑状況判定装置 |
Publications (2)
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