JP2001283003A - 保険管理装置、情報処理装置、及びプログラムが記憶された記憶媒体 - Google Patents

保険管理装置、情報処理装置、及びプログラムが記憶された記憶媒体

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JP2001283003A
JP2001283003A JP2000089712A JP2000089712A JP2001283003A JP 2001283003 A JP2001283003 A JP 2001283003A JP 2000089712 A JP2000089712 A JP 2000089712A JP 2000089712 A JP2000089712 A JP 2000089712A JP 2001283003 A JP2001283003 A JP 2001283003A
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Takashi Koshiro
孝 湖城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車保険の加入者の保険金支払いの機会(保
険リスク)を減らすための安全運転の努力に対して還元
を行なうためのサービスを提供することを可能にする。 【解決手段】保険管理サーバ12は、ネットワーク11
を介した車載端末10からの通知によって自動車保険加
入者の保険リスクを軽減させるための安全運転に対する
目標データ32f(目標レベル)を設定する。車載端末
10は、目標データ32fに対する行動の実績データ3
2gをカーナビ基本プログラム32cにより実現される
カーナビゲーション機能を利用しながら取得して保険管
理サーバ12に通知する。保険管理サーバ12は、実績
データに基づいて安全運転ついての評価に対する還元の
内容を設定して、保険加入者が使用する車載端末10に
通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して保険に関するサービスを提供する保険管理装置、こ
の保険管理装置のサービスを利用するための情報処理装
置、及びプログラムが記憶された記憶媒体に関する。
【0002】に関する。
【0003】
【従来の技術】近年では、ネットワーク技術の発展に伴
って、インターネットなどのネットワークを介して、サ
ーバ装置が提供している各種のサービスを家庭内に設置
されているパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に
よって利用できるようになっている。例えば、ネットワ
ークを通じて提供されるサービスの一つに、自動車保険
に関するサービスを利用することができるようになって
いる。この自動車保険に関するサービスとしては、パー
ソナルコンピュータによりインターネットを介して、保
険会社などが運営しているWebサイトにアクセスし、
このサイトのページ中で各種の設定を行なうことで保険
の加入などを行なうことができる。
【0004】ところで、自動車保険は、保険の加入者が
安全運転を心がけて事故等の発生をおさえる努力をして
いるほど、保険会社にとって保険金を支払う機会の可能
性、すなわち保険リスクが少なくなる。従って、本来
は、このような加入者に対する保険料を安くするといっ
たサービスを提供することが考えられるが、現在の保険
のシステムでは、保険加入者の安全運転を維持していく
ための努力とは無関係に加入時に予め決められている保
険料を加入者が支払わなければならない。最近では、一
定期間、無事故無違反だった場合、すなわち優良ドライ
バとしてゴールド免許の交付を受けている加入者の場合
には、加入時の保険料を安くするといった自動車保険も
あるが、これは結果に対して割引きを行なうだけであっ
て加入者の保険期間中の安全運転の努力とは直接的には
なんら関係していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
ネットワークを通じて自動車保険に関するサービスを提
供することができるようになったものの自動車保険加入
の手続きがネットワーク化されただけであり、保険金の
支払いの機会の可能性が低くなるような努力を保険加入
者が行っていたとしても、この努力に対して保険料を低
減(払い戻し)といった保険サービスを提供することが
できなかった。
【0006】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、自動車保険の加入者の保険金支払いの機会
(保険リスク)を減らすための安全運転の努力に対して
還元を行なうためのサービスを提供することが可能な保
険管理装置、情報処理装置、及びプログラムが記憶され
た記憶媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
を介して情報処理装置が接続される自動車保険の保険管
理装置であって、自動車保険に係る自動車の安全運転の
行動についての実績データを前記情報処理装置からネッ
トワークを介して取得する実績取得手段と、前記実績取
得手段によって取得した実績データに基づいて、自動車
保険の保険料に対する還元の内容を設定する還元内容設
定手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】また、前記還元内容設定手段は、還元の内
容を設定するための複数の還元方法をネットワークを介
して前記情報処理装置において提示し、この複数の還元
方法から自動車保険加入者によって選択された方法に応
じた還元の内容を設定することを特徴とする。
【0009】また、前記還元内容設定手段によって設定
された還元の内容を付与するための付与手段を具備した
ことを特徴とする。
【0010】また、安全運転の行動に対する目標データ
を設定する目標設定手段と、前記目標設定手段によって
設定された目標データと、前記実績取得手段によって取
得された実績データに基づいて目標達成率を算出する目
標達成率算出手段と、前記目標達成率算出手段によって
算出された目標達成率を前記情報処理装置に通知する実
績通知手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】また、前記目標設定手段によって設定され
た目標データと、前記実績取得手段によって取得された
実績データに基づいて目標達成率を算出する目標達成率
算出手段と、前記目標達成率算出手段によって算出され
る目標達成率に応じたメッセージを前記情報処理装置に
通知するメッセージ通知手段とを具備したことを特徴と
する。
【0012】また本発明は、ネットワークを介して自動
車保険の保険管理装置と接続される情報処理装置であっ
て、自動車保険に係る自動車の安全運転の行動について
の実績データを取得する実績データ取得手段と、前記実
績データ取得手段によって取得した実績データをネット
ワークを介して前記保険管理装置に通知する実績通知手
段とを具備したことを特徴とする。
【0013】また、還元の内容を設定するための複数の
還元方法をネットワークを介して前記保険管理装置から
取得し、この複数の還元方法から保険加入者によって選
択された方法に応じた還元の内容を前記保険管理装置に
通知することを特徴とする。
【0014】また、自動車の動作状況を検知する動作状
況検知手段と、自動車の現在位置に対応する安全を阻害
する所定の行動を判別する行動判別手段と、前記動作状
況検知手段によって検知された動作状況が前記行動判別
手段によって判別された行動に該当するか否かに基づい
て安全運転の行動についての実績データを作成する実績
データ作成手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】また、前記行動判別手段によって判別され
る安全を阻害する所定の行動として、速度制限、進路制
限、信号の少なくとも1つに対する違反を含むことを特
徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。本実施形態における保険シ
ステムは、自動車保険に加入した加入者が、保険金の支
払いの可能性(保険リスク)が低減されるように安全運
転を継続するための努力を行なう、すなわち交通事故等
の発生を招かないように交通法規に反する行為や危険な
走行など所定の行動をしない努力を行なうことにより、
この努力の実績をネットワークを通じて集計し、その実
績を評価して保険加入者に対して還元を行なうことがで
きるようにするものである。
【0017】図1は本実施形態における保険システムの
構成の概略と、車載端末10の電子回路の構成を示すブ
ロック図である。図1に示す車載端末10(情報処理装
置)は、自動車などに搭載されて基本的にはカーナビゲ
ーションシステムとして使用されるもので、無線通信、
インターネット等のネットワーク11を介して保険管理
サーバ12(保険管理装置)、銀行サーバ14、安全グ
ッズ販売サーバ16、中古車買い取りサーバ17などに
アクセスして、各サーバが提供しているサービスを利用
することができる。車載端末10には、一般的な情報処
理装置として動作するための複数のキーや表示装置が設
けられている他に、GPS(Global Positioning Syste
m)による位置検出のためのアンテナや無線通信用のア
ンテナ、運転者の呼気を対象としてアルコールを検出す
るための飲酒センサーなどが接続されるものとする(各
デバイスは図示していない)。
【0018】車載端末10は、各種の記憶媒体に記録さ
れたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラム
によって動作が制御されるコンピュータによって構成さ
れる。図1に示すように、車載端末10は、CPU3
0、メモリ32、記憶媒体読取部33、入力部34、表
示部35、時計部36、通信制御部37、本人認証部3
8、及びGPS位置情報検出部39を有して構成され
る。
【0019】CPU30は、装置全体の制御を司るもの
で、例えばメモリ32に記憶された各種プログラムを実
行することにより各種機能を実現する。CPU30は、
メモリ32に記憶される保険対応プログラム32aによ
り、後述する保険加入手続き処理、目標設定処理、実績
報告処理などを実現することができる。また、通信プロ
グラム32bにより、ネットワーク11(無線通信、イ
ンターネット)を介して各種サーバが開設しているサイ
ト(Webページ)にアクセスする機能が実現され、ま
た本人認証プログラム32hにより車載端末10を使用
する自動車保険の加入者本人を確認するための認証処理
をそれぞれ実現できる。また、カーナビ基本プログラム
32cにより、車載端末10の基本的なカーナビゲーシ
ョン機能を実行し、カーナビ安全プログラム32dによ
り、自動車走行中における運転状況を表す安全努力実績
データを取得する安全データ取得処理を実行する。
【0020】メモリ32は、各種データやプログラムを
一時的に記憶するために用いられる。メモリ32には、
保険対応プログラム32a、通信プログラム32b、カ
ーナビ基本プログラム32c、カーナビ安全プログラム
32dなどのプログラムの他、カーナビゲーション機能
が実行される際に用いられるカーナビ地図情報32e、
(個人別)目標データ32f、(個人別)実績データ3
2g(安全努力実績データ)などのための領域が、各種
の処理の実行に伴って必要に応じて確保される。また、
一時的な作業データ記憶用のワークエリアも必要に応じ
て設けられる。
【0021】記憶媒体読取部33は、記憶媒体33aを
有しており、この記憶媒体33aに対してCPU30に
よりアクセスされる各種プログラムや、メモリ32に記
憶される各種データを記録する。記憶媒体33aは磁気
的、光学的記憶媒体、もしくは半導体メモリで構成され
ているもので、記憶媒体読取部33に固定的に設けたも
の、もしくは着脱自在に装着するものである。また、記
憶媒体33aに記憶されるプログラム、データ等は、通
信回線等を介して接続された他の機器から受信して記憶
する構成にしても良く、さらに通信回線等を介して接続
された他の機器側に記憶媒体を備えた記憶装置を設け、
この記憶媒体に記憶されているプログラム、データを通
信回線を介して使用する構成にしても良い。
【0022】入力部34は、キーボードなどからの装置
に対する各種データを入力する。表示部35は、液晶デ
ィスプレイ(LCD)などによって構成されるもので、
カーナビゲーション用の画面や各種処理の状況をユーザ
に通知するための表示に用いられる。時計部36は、日
時のデータを計数するもので、各種の処理において必要
に応じて参照される。通信制御部37は、CPU30の
制御のもとで無線通信網、インターネットなどの他のネ
ットワークに接続するための通信制御を行なう。
【0023】本人認証部38は、個人認証を行なうため
の機能であり、例えば指紋を用いた認証を行なうために
指先が指紋検出面にタッチされることで指紋パターンを
検出する機能を有している。本人認証部38により検出
された指紋パターンは、本人認証プログラムにより指紋
データが抽出され、この指紋データと予め登録されてい
る認証用の本人認証データ32jとを照合することで、
本来の使用者である本人であるかを検出することができ
る。GPS位置情報検出部39は、図示せぬアンテナに
より受信されるGPS衛星からの信号、時計部36によ
り取得される時刻データ、さらには自動車に取り付けら
れた各種センサからの信号をもとにした自車の位置検出
を行なう。GPS位置情報検出部39により検出される
位置情報をもとに自動車の走行速度や進行方向を検出
し、これらの情報をもとに表示部35によってカーナビ
地図情報32eをもとに表示される地図上におけるカー
ナビゲーションが実現される。また、GPS位置情報検
出部39により検出される各情報をもとに、安全データ
取得処理において安全努力実績データが取得される。
【0024】図2は、図1中に示す保険管理サーバ12
の電子回路の構成を示すブロック図である。保険管理サ
ーバ12は、各種の記憶媒体に記録されたプログラムを
読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制
御されるコンピュータによって構成される。
【0025】図2に示すように、保険管理サーバ12
は、CPU40、メモリ42、記憶媒体読取部43、入
力部44、表示部45、時計部46、及び通信制御部4
7を有して構成される。CPU40は、装置全体の制御
を司るもので、例えばメモリ42に記憶された各種プロ
グラムを実行することにより各種機能を実現する。CP
U40は、メモリ42に記憶される保険管理プログラム
42aにより、後述する保険加入手続き処理、目標設定
処理、実績報告処理、実績報告通知メール処理、実績評
価・報告処理を実現することができる。また、通信プロ
グラム42bにより、ネットワーク11(インターネッ
ト)を介してアクセスされる各種サーバやPCとの通信
を制御する機能が実現される。
【0026】メモリ42は、各種データやプログラムを
一時的に記憶するために用いられる。メモリ42には、
保険管理プログラム42a、通信プログラム42bなど
のプログラムの他、加入者データベース42c、安全評
価基準データ42d、目標レベル内容データ42eのた
めの領域が必要に応じて確保される。加入者データベー
ス42cには、保険加入者ごとに(個人別)目標データ
42c1、(個人別)実績データ42c2が登録され
る。各データの詳細については後述する。
【0027】記憶媒体読取部43は、記憶媒体43aを
有しており、この記憶媒体43aに対してCPU40に
よりアクセスされる各種プログラムや、メモリ42に記
憶される図3中に示す各種データを記録する。記憶媒体
43aは磁気的、光学的記憶媒体、もしくは半導体メモ
リで構成されているもので、記憶媒体読取部43に固定
的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着するものであ
る。また、記憶媒体43aに記憶されるプログラム、デ
ータ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から
受信して記憶する構成にしても良く、さらに通信回線等
を介して接続された他の機器側に記憶媒体を備えた記憶
装置を設け、この記憶媒体に記憶されているプログラ
ム、データを通信回線を介して使用する構成にしても良
い。
【0028】入力部44は、キーボードやタブレット、
マウスなどからの装置に対する各種データを入力する。
【0029】表示部45は、液晶ディスプレイ(LC
D)などによって構成されるもので、各種処理の状況を
サーバの管理者に通知するための表示に用いられる。
【0030】時計部46は、日時のデータを計数するも
ので、各種の処理において必要に応じて参照される。通
信制御部47は、CPU40の制御のもとでインターネ
ットなどの他のネットワークに接続するための通信制御
を行なう。
【0031】次に、保険管理サーバ12において管理さ
れるデータの構成について、図5及び図6を参照しなが
ら説明する。図3(a)には、図2に示す保険管理サー
バ12の加入者データベース42cに登録されるデータ
の一例を示している。図3(a)に示すように、加入者
データベース42cには、保険管理サーバ12が提供す
る自動車保険サービスに加入した保険加入者に関する各
種のデータが登録されるもので、例えば氏名、性別、年
齢などの加入者本人に関するデータの他、車種、エアバ
ック、ABS(antilock brake system)、等級、その
他の自動車保険の対象とする自動車に関するデータ、さ
らには保険金額((対人)(対物))、保険料月額、引
き落とし銀行口座、安全努力プラン等の各データが含ま
れている。
【0032】安全努力プランは、保険管理サーバ12に
予め用意されている安全評価基準データ42dから保険
加入者が任意に選択した、安全運転のための努力として
具体的に何を実行するかを示すものである。図3(b)
には、安全評価基準データ42dの一例を示している。
安全評価基準データ42dは、安全評価の対象となる項
目(減点項目)を示すもので、安全を阻害する所定の行
動に対する違反の内容が設定されている。具体的には減
点項目として「(1)速度遵守」「(2)進路遵守」
「(3)信号遵守」「(4)禁酒遵守」が用意されてお
り、それぞれの減点項目についての基準と減点数が設定
されている。
【0033】例えば、「(1)速度遵守」の減点項目に
ついては、基準として「(A)制限時速20kmオー
バ」「(B)制限時速10kmオーバ」が設定され、減
点数として1回「(A)10点」「(B)5点」が設定
されている。
【0034】また、保険管理サーバ12の加入者データ
ベース42cには、図3(a)のようにして登録された
各保険加入者ごとの(個人別)目標データ42c1、
(個人別)実績データ42c2などが登録される。
【0035】目標データ42c1には、例えば図4
(a)に示す保険加入者の「氏名」と「目標レベル」が
設定される。「目標レベル」は、図4(b1)〜(b
3)に示すように、予め用意された目標レベル内容デー
タに基づいて選択された目標レベルが設定される。目標
レベル内容データには、「目標レベル」「目標点」「実
績還元ポイント」が決められている。「目標レベル」に
は、「初級」「中級」「上級」の3段階があり、それぞ
れのレベルの「目標点」が「80点」「90点」「95
点」が設定されている。「実績還元ポイント」は、目標
点に到達する実績が得られた場合に保険加入者に対する
還元の大きさを示すもので、図4(b1)〜(b3)に
示す例では還元金額の算出方法が決められている。すな
わち、還元金額は、「保険月額」に対する各目標レベル
ごとの所定のポイント比率によって求まるようになって
おり、例えば「初級」レベルの場合には「[保険月額]
×0.2/月」」が設定されている。
【0036】また、保険管理サーバ12の加入者データ
ベース42cには、保険加入者ごとの(個人別)実績デ
ータ42c2が保険加入者の安全努力の実績として登録
される。実績データ42c2には、図4(c)に示すよ
うに、保険加入者が選択した「目標レベル」に対する該
当月の安全実績ポイントの集計が行われるもので、各日
ごとに「減点」の項目、「得点」「評価」「車使用日合
計」「目標到達日数合計」「目標点到達率」が登録さ
れ、それらの集計結果として以下の式によって「今月の
安全実績ポイント」が算出される。
【0037】「今月の安全実績ポイント」=(目標点到
達日数合計)/(車使用日合計)×(実績還元ポイン
ト) なお、保険管理サーバ12の加入者データベース42c
には、保険加入者ごとの個人別のデータが図4に示すよ
うにして登録されるが、保険加入者が使用する車載端末
10においても同様のデータ形式によって保険加入者本
人のみのデータ((個人別)目標データ32f、(個人
別)実績データ32gが登録される。車載端末10に登
録される実績データ32gには、各日ごとのデータに対
して、車載端末10から保険管理サーバ12に対してデ
ータ送信済みであるか未送信であるかを示す送信済みフ
ラグ(図示せず)が付加されるものとする。
【0038】次に、本実施形態における保険システムの
動作について、フローチャートを参照しながら説明す
る。はじめに、保険加入手続き処理について、図5及び
図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。図
5は保険管理サーバ12における保険加入手続き処理の
処理手順を示すフローチャート、図6は図5のフローチ
ャートに対応する車載端末10(ユーザ端末)における
保険加入手続き処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0039】ここでは、保険管理サーバ12における保
険加入手続き処理を主にして説明する。顧客は自動車に
搭載した車載端末10において通信プログラム32bを
実行することでブラウザを起動し、無線通信、ネットワ
ーク11(インターネット)を介して保険管理サーバ1
2が開いているホームページにアクセスすることができ
る。保険管理サーバ12のホームページには、保険加入
のためのメニューが用意されている。
【0040】車載端末10のブラウザ画面上でこのメニ
ューが選択されると、保険管理サーバ12は、保険加入
ホームページをアクセスしている端末(車載端末10)
において表示させる(ステップA1,B1)。このホー
ムページ中には、例えば保険の仕組みの説明のページ、
加入処理の手続きを行うためのページを表示させるため
のボタンが用意されている。
【0041】ここで加入処理に進むボタンを選択する応
答があった場合(ステップA2,A3,B2)、保険管
理サーバ12は、保険対応プログラム32aを実行して
保険加入手続き処理に移行して、保険加入条件の確認画
面を端末において表示させる(ステップA4,B4)。
保険加入条件の確認画面には、例えば「以下の方が安全
保険に加入できます。無事故等級が7級以上であるこ
と、過去3年間に事故が1回以下である。年齢が26以
上である。車の改造をしていない。」の複数の確認事項
の一覧と、「OKですか?」の質問が表示される。
【0042】車載端末10は、保険加入条件の確認画面
を通じて、確認事項の一覧に提示された全ての条件を満
たしていることを通知する「OK」を応答することがで
きる。ここで、車載端末10において「OK」が入力さ
れ、保険管理サーバ12に応答されたものとする(ステ
ップB5,B6)。
【0043】「OK」の応答があった場合(ステップA
5,A6)、保険管理サーバ12は、保険プラン選択画
面を端末において表示させる(ステップA7,B7)。
保険プラン選択画面には、例えば「氏名、性別、年齢を
入力してください。…」といった加入者個人の情報を入
力するための項目と、「現在加入の自動車保険証券番号
を入力してください…。車種、エアバッグ有/無、AB
S有/無、を入力してください…。保険金額(対人・対
物)、特約を入力してください…」といった保険プラン
を選択するための項目が表示される。
【0044】ここで保険プラン選択画面において入力さ
れた個人プランデータ(加入者個人の情報、選択された
保険プラン)を送信する応答があった場合(ステップA
8,A9,B8,B9)、保険管理サーバ12は、現在
加入の自動車保険証券番号をもとにして、保険加入申し
込み者が加入していた保険会社のサーバに問い合わせす
るなどして、無事故等級を確認する。また、ゴールド免
許を保持している優良ドライバであるかを確認し、個人
プランデータ、現在の無事故等級、優良ドライバである
か否かをもとにして保険加入を希望している人に対する
月額保険料を計算する(ステップA10)。
【0045】また、保険管理サーバ12は、計算して求
めた月額保険料をもとにして、保険料表示プラン確認画
面を端末において表示させる(ステップA11,B1
0)。例えば保険料表示プラン確認画面には、「ご希望
のプランに対する保険料は以下の通りです。プラン[車
種、エアバック有/無、ABS有/無、等級9級、26
才未満不担保、保険金額(対人 無制限・対物 100
0万円)」を表示させる。この画面には、「このプラン
でよろしいですか?」のメッセージと「はい/いいえ」
を選択するボタンが設けられている。
【0046】ここで「いいえ」を選択した応答があった
場合(ステップA12,A13,B11,B12)、保
険管理サーバ12は、再度、保険プラン選択画面を端末
において表示させて、再度、前述と同様にして保険プラ
ンの選択を行わせる(ステップA7〜A11,B7〜B
10)。
【0047】こうしてユーザが希望する保険プランが設
定され、「はい」を選択した応答があった場合(ステッ
プA12,A13,B11,B13)、保険管理サーバ
12は、保険料を引き落とし口座確認画面を端末におい
て表示させる(ステップA14,B14)。例えば保険
料を引き落とし口座確認画面には、「保険料引き落とし
口座を入力してください。銀行[○○]、口座番号[○
○]、パスワード[○○]」などの引き落とし口座デー
タを入力するための画面を表示させる。なお、ここでの
パスワードは、保険の加入手続きが完了した後に、保険
加入者であることを確認するために使用されるもので、
保険加入しようとする人によって任意に指定(登録)さ
れる。
【0048】ここで、引き落とし口座データを入力する
応答があった場合(ステップA15,A16,B15,
B16)、保険管理サーバ12は、端末から通知された
引き落とし口座データをもとに、該当する口座のある銀
行の銀行サーバ14にネットワーク11を介してアクセ
スし、本人認証処理を依頼する(ステップA17)。
【0049】この本人認証処理の依頼に対して銀行サー
バ14から認証をOK、すなわち問題のない顧客からの
保険加入依頼であることを確認できると、保険管理サー
バ12は、先に受信している個人プランデータ(優良ド
ライバであることを示すゴールド免許データを含む)、
引き落とし口座データ、パスワードなどの各データを加
入者データベース42cに登録する(ステップA21)
(図3(a)参照)。そして、本人認証が正常に行わ
れ、保険の加入手続きが完了したことを通知するための
画面を端末において表示させる(ステップA22,B1
8)。例えば「入力された銀行の確認が完了しました。
安全保険にご加入ありがとうございました。」のメッセ
ージを表示させる。
【0050】なお、本人認証処理の依頼に対して銀行サ
ーバ14から認証NG、すなわち銀行口座からの支払い
に問題のあることが確認できると(ステップA18,A
19)、保険管理サーバ12は、認証NGを端末に通知
すると共に(ステップA20,B17)、再度、保険料
引き落とし口座確認画面を端末において表示させる。こ
こで再度、正しい引き落とし口座データの入力、あるい
は別の口座を対象とした引き落とし口座データが入力さ
れ、本人認証がOKとなると、前述のようにして保険の
加入手続きが完了される。
【0051】次に、目標設定処理について、図7及び図
8に示すフローチャートを参照しながら説明する。図7
は保険管理サーバ12における目標設定処理の処理手順
を示すフローチャート、図8は図7のフローチャートに
対応する車載端末10(ユーザ端末)における目標設定
処理の処理手順を示すフローチャートである。目標設定
処理は、保険加入者により安全運転を継続するための安
全努力目標を設定するための処理である。ここでは、保
険管理サーバ12における目標設定処理を主にして説明
する。自動車に搭載した車載端末10において通信プロ
グラム32bを実行することでブラウザを起動し、ネッ
トワーク11を介して保険管理サーバ12が開いている
ホームページへアクセスする。保険安全サーバ12のホ
ームページには、保険目標設定のためのメニューが用意
されている。ブラウザ画面上でこのメニューが選択され
ると、保険管理サーバ12は、保険目標設定ホームペー
ジを、アクセスしている端末において表示させる(ステ
ップC1,D1)。このホームページ中には、保険加入
者であることを確認するための認証データを入力するた
めの項目と、保険目標を設定するための項目が用意され
ている。例えば「自分の安全努力目標を設定しましょ
う。あなたの名前は?「○○○○」、パスワード?「○
○○○」」の認証データ入力用の項目が用意されてい
る。パスワードは、保険加入手続き処理において加入者
により指定されたものが用いられる。
【0052】ここで認証データの名前とパスワードを入
力する応答があった場合(ステップC2,C3,D2,
D3)、保険管理サーバ12は、入力された認証データ
をもとに加入者データベースを検索し、保険加入者本人
であることを認証する(ステップC4)。この認証結果
がOKだった場合、保険管理サーバ12は、加入者の保
険の等級、ゴールド免許を取得している優良ドライバで
あるかを示すゴールド免許データを加入者データベース
42cから読み出す(ステップC6)。保険管理サーバ
12は、加入者データベース42cから読み出した加入
者の保険の等級、ゴールド免許保持者であるか否かに応
じて「目標レベル」を選択する(ステップC7)。等級
が10以上またはゴールド免許を保持している場合に
は、「目標レベル」として「中級」を選択し(ステップ
C8)、等級が10以上またはゴールド免許を保持して
いない場合には「目標レベル」として「初級」を選択す
る(ステップC9)。なお、等級が10以上であり、か
つゴールド免許を保持している場合には、「目標レベ
ル」として「上級」を選択するものとする。
【0053】保険管理サーバ12は、目標レベル内容デ
ータ42eから「目標レベル」に応じたデータを読み出
して(ステップC10)、目標レベルを修正するための
項目などを端末において表示させる(ステップC11,
D4)。例えば「あなたにお勧めの目標レベルです。修
正する場合は希望の級をクリックしてください。」のメ
ッセージと共に、確認指示を入力するための「OKボタ
ン」を表示させる。
【0054】目標レベルを修正するための項目として
は、例えば図4(b1)〜(b3)に示す目標レベル内
容データ42eに登録された目標レベル「初級」「中
級」「上級」が提示される。
【0055】ここでOKボタンをクリックする入力の応
答があると(ステップC12,C13,D5,D6)、
保険管理サーバ12は、選択された目標レベルを個人別
目標データに登録する(ステップC14)。そして、保
険管理サーバ12は、終了メッセージの画面を端末にお
いて表示させる(ステップC18,D12)。例えば、
「目標の設定が完了しました。ありがとうございまし
た。」のメッセージを表示させる。
【0056】以上により安全努力目標が車載端末10の
加入者データベース32fに(個人別)目標データ32
fとして登録されると共に、保険管理サーバ12におい
て加入者データベース42cの(個人別)目標データ4
2c1として設定される。保険管理サーバ12の加入者
データベース42cには、保険に加入した顧客によって
設定された、それぞれの顧客についての(個人別)目標
データ42c1が登録される。
【0057】次に、安全運転の努力の実績を表す実績デ
ータ(安全努力実績データ)を取得する安全データ取得
処理について説明する。図9は、車載端末10により実
績データを取得するための安全データ取得処理の動作を
説明するためのフローチャートである。車載端末10
は、例えば自動車のエンジンが始動されることにより起
動され、自動車の走行に伴って各種の状況における実績
データを取得する機能を有している。エンジンが始動さ
れることで、メモリ32に展開される各プログラム(保
険対応プログラム32a、通信プログラム32b、カー
ナビ基本プログラム32c、カーナビ安全プログラム3
2d)が起動されて、各プログラムによって実現される
機能による動作が開始される。
【0058】まず、自動車が始動されたことを検出する
と(ステップE1)、CPU30は、表示部35におよ
る表示をオンすると共に、表示部35によって本人認証
を行なうための「認証部にタッチしてください」のメッ
セージを表示させる。本実施形態の車載端末10では、
ハンドルに装着された本人認証部38によって運転手の
指紋パターンを検出し、この指紋パターンをもとにして
本人認証を行なう。従って、予め保険加入者の指紋デー
タが本人認証データ32jとして登録されている。
【0059】本人認証部58に所定の指先がタッチされ
ると、指紋のパターンを検出し、この指紋パターンから
抽出した指紋データと、予め登録されている本人認証デ
ータ32jとを比較することによって、保険加入者本人
が本人認証部58にタッチしたかを認証確認する(ステ
ップE2)。
【0060】ここで、保険加入者本人の使用であること
が検出されると(ステップE3)、CPU30は、時計
部36から現在の日付と時刻のデータを取得して確認し
(ステップE4)、メモリ32に登録する実績データ3
2gの本日分のエリアを指定する(ステップE5)。
【0061】また、CPU30は、カーナビ基本プログ
ラム32cにより実現されるカーナビゲーション機能に
より、自動車の現在位置を示す位置情報を取得し(ステ
ップE6)、また位置情報の変化をもとに自動車の走行
時速を計測する(ステップE7)。
【0062】なお、カーナビゲーション機能では、位置
情報をもとにしてカーナビ地図情報32eに登録された
道路の情報からどの道を走行しているかを判別すること
ができる。また、カーナビ地図情報32eの各道路の情
報には各道路の走行制限速度の情報(時速制限データ)
が付加されているものとする。CPU30は、現在走行
中の道路が検出された場合には、この時速制限データを
カーナビ地図情報32eから取得する(ステップE
8)。
【0063】CPU30は、ステップE7において計測
した自動車の走行速度と、カーナビ地図情報32eから
取得した時速制限速度データとを比較して、安全評価基
準データ42dにおいて減点項目「(1)速度遵守」に
対して設定されている基準「(B)制限時速10kmオ
ーバ」に対応する判別として、制限速度より10km以
上オーバーしているかを判別する(ステップE9)。こ
こで、制限速度より10km以上オーバーしていないと
判別できた場合には、比較的危険のない走行が行われて
おり「減点項目」に該当しないものと判別される。
【0064】一方、10km以上オーバーしている場合
には、さらに「(1)速度遵守」に対して設定されてい
る基準「(A)制限時速20kmオーバ」に対応する判
別として、制限速度より20km以上オーバーしている
かを判別する(ステップE10)。
【0065】ここで、制限速度より20km以上オーバ
ーしていると判別された場合には、減点項目「(1)速
度遵守」に対する減点として、基準(A)に対応して設
定されている減点「10点」を加算して、得点を1日の
最高点を100点満点として100点の初期の得点から
10点減点するように実績データ32gに記録する(ス
テップE11)。また、10km以上オーバーしている
が、20km以上オーバーしていないと判別された場合
には、基準(B)に対応して設定されている減点「5
点」を減点項目「(1)速度遵守」に対して加算し、さ
らに5点減点するように実績データ32gに記録する
(ステップE12)。
【0066】例えば、図4(c)に示す例において、
「4月1日」の減点項目「(1)速度遵守」についての
データとして、制限時速20kmオーバーの走行が1回
と、制限時速10kmオーバーの走行を1回した結果、
「15」点が減点項目「(1)速度遵守」に対して記録
されている例を示している。
【0067】また、カーナビゲーション機能では、位置
情報をもとにしてカーナビ地図情報32eに登録された
道路の情報からどの道からどの道に進行方向を変更した
かを判別することができる(ステップE13)。また、
カーナビ地図情報32eには各道路の交差点や分岐点な
ど進行方向、及び複数車線がある道路の進路を変更可能
な位置について進行可/不可を示す可能進路のデータが
付加されているものとする。CPU30は、進行方向の
変化が検出された場合には、この可能進路のデータをカ
ーナビ地図情報32eから取得する(ステップE1
4)。
【0068】CPU30は、進行方向が変化したことが
検知された場合(ステップE15)、この検知した自動
車の進行方向の変化と、カーナビ地図情報32eから取
得した可能進路のデータとを比較して、安全評価基準デ
ータ42dにおいて減点項目「(2)進路遵守」に対し
て設定されている基準(「(A)右折、左折、一方通
行」「(B)進路変更の違反」)に該当する方向変化が
あったかを判別する(ステップE16)。
【0069】すなわち、右折または左折をした場合、可
能進路のデータが右折/左折を許すものであれば(ステ
ップE17)、問題のない走行が行われており「減点項
目」に該当しないものと判別される。一方、可能進路の
データが右折/左折を禁止するものである場合には(ス
テップE17)、減点項目「(2)進路遵守」に対する
減点として、基準(A)に対応して設定されている減点
「10点」を加算して、得点から10点減点するように
実績データ32gに記録する(ステップE18)。
【0070】また、Uターンをした場合、可能進路のデ
ータが一方通行を禁止するものでなければ(ステップE
19)、問題のない走行が行われており「減点項目」に
該当しないものと判別される。一方、可能進路のデータ
が一方通行(Uターン)を禁止するものである場合には
(ステップE19)、減点項目「(2)進路遵守」に対
する減点として、基準(A)に対応して設定されている
減点「10点」を加算して得点から10点減点するよう
に実績データ32gに記録する(ステップE20)。
【0071】また、進路変更をした場合、可能進路のデ
ータが進路変更を許すものであれば(ステップE2
1)、問題のない走行が行われており「減点項目」に該
当しないものと判別される。一方、可能進路のデータが
進路変更を禁止するものである場合には(ステップE2
1)、減点項目「(2)進路遵守」に対する減点とし
て、基準(B)に対応して設定されている減点「5点」
を加算して、得点から5点減点するように実績データ3
2gに記録する(ステップE22)。
【0072】例えば、図4(c)に示す例において、
「4月1日」の減点項目「(2)進路遵守」についての
データとして、車線変更を禁止する道路での車線変更を
1回した結果、「5」点が記録されている例を示してい
る。
【0073】また、カーナビゲーション機能では、位置
情報をもとにしてカーナビ地図情報32eからどの道を
走行しており、走行中であるか停止しているかを判別す
ることができる(ステップE13)。また、カーナビ地
図情報32eには各道路の交差点や分岐点をはじめとす
る道路中に設けられた信号機の位置を示すデータが付加
されているものとする。CPU30は、現在位置が信号
機が設けられた位置(交差点)などを通過していること
を検出した場合には(ステップE23)、この現在位置
の信号機の状態(青信号、黄色信号、赤信号)を判別す
る(ステップE24)。例えば、信号機が予め決められ
た時刻に従って切り替えられている場合には(各分の0
秒〜27秒は青信号状態、28秒〜31秒は黄色信号状
態、32秒〜59秒は赤信号状態など)、この情報をカ
ーナビ地図情報32eの信号機のデータに付加しておく
ことで、CPU30は、カーナビ地図情報32eからの
データと時計部36により現在の時刻(秒)を参照する
ことにより、現在の信号機の状態を判別することができ
る。
【0074】ここで、CPU30は、信号機が青信号か
ら黄色信号に切り替わったことを検知した場合、この検
知したタイミングと信号機を通過してからの時間をもと
に、安全評価基準データ42dにおいて減点項目
「(3)信号遵守」に対して設定されている基準
(「(A)黄になってから3秒以上経過」「(B)黄に
なってから2秒未満」)に該当するかを判別する(ステ
ップE25)。
【0075】ここで、信号機が青信号から黄色信号に切
り替わってから3秒以上経過している場合には、CPU
30は、減点項目「(3)信号遵守」に対する減点とし
て、基準(A)に対応して設定されている減点「10
点」を加算して、得点から10点減点するように実績デ
ータ32gに記録する(ステップE26)。また、信号
機が青信号から黄色信号に切り替わってから2秒以上経
過していない場合には、CPU30は、減点項目
「(3)信号遵守」に対する減点として、基準(B)に
対応して設定されている減点「5点」を加算して、得点
から5点減点するように実績データ32gに記録する
(ステップE27)。なお、信号機が設置されている位
置を通過した際に、信号機が黄色信号の状態でなかった
場合(青色信号の状態)には、問題のない走行が行われ
ており「減点項目」に該当しないものと判別される。な
お、黄色信号の状態となってから、例えば1秒未満の経
過である場合にも減点に該当しないものと判別するよう
にしても良い(黄色信号に対する急停車を防ぐため)。
【0076】なお、信号機の信号の状態を判別する方法
として、道路に設置された各信号機から現在の信号の状
態を表す信号を送信し、車載端末10によって受信する
機能が設けられていれば、この信号をもとにして信号機
の状態を判別することもできる。なお、他の方式を用い
て信号機の状態を判別することも可能である。
【0077】また、車載端末10は、図示していない飲
酒センサーによって運転者の呼気を対象としてアルコー
ルを検出して、運転者が飲酒をしているか否かをチェッ
クすることができる(ステップE28)。CPU30
は、飲酒センサーによって検出されたアルコール度を示
すデータが所定値を超えており、運転者が飲酒している
と判別できた場合には(ステップE29)、アルコール
度を示すデータをもとに、安全評価基準データ42dに
おいて減点項目「(4)禁酒遵守」に対して設定されて
いる基準(「(A)深酒」「(B)ほろ酔いでの運
転」)に該当するかを判別する(ステップE30)。
【0078】ここで、基準「(A)深酒」に該当するア
ルコール度を示すデータが検出されている場合には、C
PU30は、減点項目「(4)禁酒遵守」に対する減点
として、基準(A)に対応して設定されている減点「5
0点」を加算して、得点から50点減点するように実績
データ32gに記録する(ステップE31)。また、
(B)ほろ酔いでの運転」に該当するアルコール度を示
すデータが検出されている場合には、CPU30は、減
点項目「(4)禁酒遵守」に対する減点として、基準
(B)に対応して設定されている減点「30点」を加算
して、得点から30点減点するように実績データ32g
に記録する(ステップE32)。
【0079】以上のようにして、車載端末10は、自動
車のエンジンが動いている間には、その走行状態に応じ
て前述したように各減点項目として設定された内容に対
するチェックを行ない、減点対象となる基準を満たして
いる場合には、実績データ32gとして記憶していく。
【0080】CPU30は、自動車の動作状態をチェッ
クし(ステップE33)、エンジンが停止状態でなけれ
ば(ステップE34)、前述した処理を継続して行って
いる(ステップE4〜E34)。
【0081】次に、車載端末10に登録された保険加入
者の実績データ32gを保険管理サーバ12に対して送
信する実績報告処理について、図10に示すフローチャ
ートを参照しながら説明する。図10(a)は車載端末
10側の実績報告処理、図10(b)は保険管理サーバ
12側の実績評価処理を説明するためのフローチャート
である。
【0082】車載端末10は、保険対応プログラム32
aによる実績報告処理を起動し、実績データ32gを保
険管理サーバ12に送信するために、保険管理サーバ1
2が開設している実績送信ホームページへのアクセス要
求を送出する(ステップF1)。保険管理サーバ12
は、車載端末10からのアクセス要求に対して実績送信
ホームページを送信すると共に、保険加入者であること
を判別するための認証データの送信依頼をアクセス要求
元の車載端末10に対して送信する(ステップG1)。
【0083】車載端末10は、保険管理サーバ12から
の実績送信ホームページを表示部35において表示させ
ると共に認証データの送信を行なう(ステップF2)。
ここでの認証データとして、保険加入手続き処理の際に
登録した氏名などのデータとパスワードとを保険加入者
によって入力部34から入力させて送信したり、あるい
は保険管理サーバ12の加入者データベース42cに本
人認証部38を用いた認証処理で用いる本人認証データ
32jと同様のデータを予め登録しておくことができる
場合、本人認証部38によって検出したデータ(指紋パ
ターンから抽出した指紋データなど)を認証データとし
て保険管理サーバ12に送信する。
【0084】保険管理サーバ12は、車載端末10から
認証データを受信すると(ステップG2)、この認証デ
ータをもとにして保険加入者からのアクセスであること
を確認するための認証処理を実行する(ステップG
3)。すなわち、認証データとしてパスワードが送信さ
れてきた場合には、通知された氏名などのデータに対応
する加入者データベース42cに登録されたパスワード
と照合して、パスワードが一致した場合には保険加入者
からのアクセス(認証OK)と判別する。また、認証デ
ータとして指紋パターンから抽出した指紋データが送信
されてきた場合には、同様にして予め加入者データベー
ス42cに登録された本人認証データとの照合により判
別する。
【0085】認証NGと判別された場合には、保険管理
サーバ12は、認証NGのデータを車載端末10に送信
し、エラー処理(実績報告処理の中止)を実行する(ス
テップG4)。一方、認証OKと判別できた場合には、
保険管理サーバ12は、車載端末10に対して認証OK
のデータを車載端末10に送信する(ステップG5)。
車載端末10は、保険管理サーバ12から認証OKのデ
ータを受信すると(ステップF3)、実績データ32g
中の未送信のデータを各日ごとのデータに付加された送
信済みフラグをもとに読出し、保険管理サーバ12に送
信する(ステップF4)。
【0086】保険管理サーバ12は、車載端末10から
の実績データを受信すると、認証処理によって判別でき
た保険加入者(アクセス中の車載端末10)に該当する
加入者データベース42cの実績データエリア(実績デ
ータ42c2)に記憶させる(ステップG6)。そし
て、保険管理サーバ12は、加入者データベース42c
に登録した車載端末10からの実績データに対して、実
績評価・報告処理を実行し、保険加入者が目標データ4
2c1として設定した安全目標をどの程度達成できたか
を評価し、その結果に応じてどの程度の還元を行なうか
決定する(ステップG7)。保険管理サーバ12は、実
績評価・報告処理の結果を通知するための実績評価デー
タを車載端末10に送信する。車載端末10は、保険管
理サーバ12からの実績評価データを受信し(ステップ
F5)、評価結果を表示部35によって表示させる。な
お、実績評価・報告処理の詳細については、後述する図
11,図12を参照しながら説明する。
【0087】また、保険管理サーバ12は、後述する実
績評価・報告処理において算出される車載端末10から
の実績データ32gに対する目標点到達率に応じた「お
得情報」を送信する。例えば、実績として「目標点到達
率80%以上」と評価された場合には、保険管理サーバ
12は、安全グッズ販売サーバ16に対してネットワー
ク11を介して、実績報告処理の実行中の保険加入者に
ついての情報(氏名、通信アドレス(電子メールな
ど))を通知すると共に(ステップG9)、車載端末1
0に対して安全グッズ販売サーバ16が提供している安
全グッズ販売に関するお得情報を通知する(ステップG
10)。すなわち、日頃から十分に安全運転に心がけて
いる保険加入者の場合には、安全運転のために有効な商
品であれば購入意欲が高い可能性あるので、こうした商
品を案内することで保険加入者にとっての利便性を向上
させる。また、安全グッズ販売サーバ16を運営してい
る安全グッズ販売者にとっても商品の販売を効率的に延
ばすことができる。
【0088】また実績として「目標点到達率60%以
下」と評価された場合には、保険管理サーバ12は、中
古車買い取りサーバ17に対してネットワーク11を介
して、実績報告処理の実行中の保険加入者についての情
報(氏名、通信アドレス(電子メールなど))を通知す
ると共に(ステップG12)、車載端末10に対して中
古車買い取りサーバ17が提供している中古車買い取り
に関するお得情報を通知する(ステップG13)。すな
わち、安全運転ができない保険加入者の場合には、交通
事故などの危険な状況に遭遇する機会が多く、自動車の
運転を止めようとしている可能性が高いので、中古車買
い取りのお得情報を案内することで保険加入者にとって
の利便性を向上させる。また、中古車買い取りサーバ1
7を運営している中古車買い取りを行っている会社にと
っても商品の販売を効率的に延ばすことができる。
【0089】なお、前述したお得情報の内容は一例であ
って、どのような情報を実績(目標点到達率)に応じて
送信するかは任意に決定することができる。
【0090】車載端末10は、保険管理サーバ12から
お得情報を受信した場合(ステップF6)、情報を受信
したことを表示部35によって表示させることによって
通知し、これに対してお得情報を見る指示が運転者から
指示されると(ステップF7)、受信したお得情報の詳
細な内容を表示させる(ステップF8)。
【0091】このようにして、車載端末10によって取
得された実績データ32gを自動車保険についての還元
に利用するだけでなく、安全グッズなどの商品の販売や
中古車買い取りなどの他のビジネスに利用することも可
能である。
【0092】なお、前述した実績報告処理は、車載端末
10に対して保険加入者が任意のタイミングで処理開始
を指示することで開始されても良いし、予め決められた
タイミングで自動的に起動されて、実績送信ホームペー
ジに対してアクセスするようにしても良い。
【0093】次に、保険管理サーバ12における実績評
価・報告処理について、図11及び図12に示すフロー
チャートを参照しながら説明する。実績評価・報告処理
は、保険加入者の車載端末10から送信されて加入者デ
ータベース42cに登録された実績データ42c2に対
する実施評価とその評価結果の保険加入者への通知を行
なう処理である。この実績評価・報告処理は、前述した
実績報告処理中(図10(b))あるいは、保険管理サ
ーバ12において予め設定されたタイミング、例えば毎
月10日、20日、月末の時点で実行されるものとす
る。
【0094】まず、保険管理サーバ12は、日付をチェ
ックして(ステップJ1)、実績評価報告処理を実行す
べき予め設定されたタイミングであるか判別する(ステ
ップJ2)。ここで、実績評価報告処理を実行すべきタ
イミングではなく、前述した実績報告処理(図10)中
ではない場合には、保険管理サーバ12は車載端末10
において実績評価ホームページ画面を表示させる(ステ
ップJ3)。この実績評価ホームページ画面には、保険
加入者が評価対象を選択するための項目が設けられてい
る。例えば「あなたの実績評価、どれを評価しますか?
[先月の実績評価][今月の中間を評価]」が表示され
る。
【0095】ここで車載端末10において[先月の実績
評価]を指示する応答があった場合(ステップJ4,J
5)、保険管理サーバ12は、実績評価の対象として
[先月の実績評価]を選択する(ステップJ6)。この
場合、保険管理サーバ12は、加入者データベース42
cに登録された先月分の実績データをもとにして実績評
価を行う。
【0096】また、[今月の中間評価]を指示する応答
があった場合には(ステップJ4,J5)、保険管理サ
ーバ12は、実績評価の対象として[今月の中間評価]
を選択する(ステップJ7)。この場合、保険管理サー
バ12は、加入者データベース42cに登録された本日
までの実績データ42c2,)をもとにして実績評価を
行う。なお、実績報告処理中である場合には、評価対象
として[今月の中間評価]が選択され、本日までの実績
データをもとにした実績評価が行われるものとする(ス
テップJ7)。
【0097】まず、目標データ42c1に登録されてい
る「目標レベル」を参照し、「目標レベル」に応じた目
標点を設定する。すなわち、初級レベルの場合には80
点(ステップJ9)、中級レベルの場合は90点(ステ
ップJ10)、上級レベルの場合は95点(ステップJ
11)を目標点として設定する。
【0098】ここで、保険管理サーバ12は、図13に
示すフローチャートに従って、目標点到達率計算処理を
実行する(ステップJ12)。以下、図13に示すフロ
ーチャートを参照しながら目標点到達率計算処理につい
て説明する。
【0099】まず、保険管理サーバ12の保険管理サー
バ12は、処理対象とする保険加入者に対応する実績デ
ータ42c2における評価対象とする指定月の1日(初
日)を計算の最初のデータとして指定する(ステップK
1)。保険管理サーバ12は、実績データ42c2に登
録されている指定日の各減点項目(1)〜(4)の得点
を合計して該当日の「得点」をもとめ、実績データ42
c2に登録する(ステップK2)。例えば、図4(c)
に示す実績データ42c2の例では、4月1日のデータ
に対しては、「(1)速度遵守」が15点、「(2)進
路遵守」が5点、「(3)信号遵守」が10点、
「(4)禁酒遵守」が0点であるので、100点満点か
らそれぞれの減点を引いた残りを[得点]として70点
が算出されて登録されている。
【0100】次に、保険管理サーバ12は、算出した
[得点]の値と目標点とを比較して、指定日について目
標点以上の得点であった場合、すなわち目標以上の減点
数となってしまった場合には、実績データ42c2の
「評価」として「×」を登録する(ステップK4)。一
方、指定日について目標点未満の得点であった場合、す
なわち目標よりも減点数が少なかった場合には、実績デ
ータ42c2の「評価」として「○」を登録する(ステ
ップK5)。また、保険管理サーバ12は、指定日につ
いて初日からの[車使用日合計][目標点到達日数]
[目標点到達率%]を計算して求め、実績データ42c
2に登録する(ステップK6)。例えば、図4(c)に
示す例において「4月29日」に対するデータの場合、
[車使用日合計]として「13」、指定日までの[評
価]として「○」が登録されている[目標点到達日数]
として「8」とが登録され、[車使用日合計]と[目標
点到達日数]の値から[目標点到達率%]として「6
1.5%」が三種されて登録されている。
【0101】指定月に次の日がある場合には(ステップ
K7)、指定日を1日増やしながら(指定日を次の日に
移行して)、各日について前述と同様にして実績データ
42c2の[得点][評価][車使用日合計][目標点
到達日数][目標点到達率%]の各項目についてのデー
タを登録する(ステップK2〜K7)。
【0102】また、保険管理サーバ12は、実績データ
42c2に登録されたデータから指定月の[安全実績ポ
イント]を算出する(ステップK9)。[安全実績ポイ
ント]は、[最終日までの目標点到達率]×[実績還元
ポイント]によって算出される。図4(c)に示す例で
は、指定月の最終日「4月30日」の[目標点到達率]
のデータが「0.571」であり、目標レベル内容デー
タ42eの「初級」の[目標レベル]に対して「実績還
元ポイント」が「[保険月額]*0.2ポイント/月」
として設定されているため、[安全実績ポイント]=
0.571×[保険月額]×0.2、により算出でき
る。
【0103】こうして、目標点到達率計算処理を実行し
た後(図11、ステップJ12)、保険管理サーバ12
は、目標点到達率計算処理で算出された最終の[目標点
到達率]([最終目標到達率](目標達成率))をもと
にして、安全メッセージと実績評価結果とを、例えばW
ebページによって表示させるための設定を行なう。
【0104】保険管理サーバ12は、[最終目標到達
率]が80%以上である場合(ステップJ13)、安全
メッセージとして「よく頑張っています。この調子で続
けてください。」を設定し(ステップJ14)、[最終
目標到達率]が80%未満50%以上であった場合(ス
テップJ13,J15)、安全メッセージとして「まあ
まあ頑張っています。あともう一歩」を設定し(ステッ
プJ16)、[最終目標到達率]が50%未満だった場
合、安全メッセージとして「安全注意を怠り気味。初心
にかえってがんばれ」を設定する(ステップJ17)。
【0105】次に、保険管理サーバ12は、前述のよう
にして[最終目標到達率][安全実績ポイント][安全
メッセージ]を設定すると、これらの文章データととも
に実績数値を載せた実績評価結果画面を端末(車載端末
10)において表示させる(ステップJ18)。例えば
「あなたの実績評価です。」のメッセージとともに、前
述のようにして算出した[最終目標到達率][安全実績
ポイント][安全メッセージ]の内容をそれぞれ表示さ
せる。
【0106】また、保険管理サーバ12は、目標点到達
率計算処理によって算出した[最終目標到達率]をもと
にして、保険加入者に対して目標レベルの変更を促すた
めの処理を実行する。すなわち、[最終目標到達率]が
80%以上ある場合には(ステップJ19)、保険管理
サーバ12は、現在の目標レベルよりも上位の目標レベ
ルへの変更が可能であるものと判別する。
【0107】現在の保険加入者の[目標レベル]が初級
であった場合(ステップJ20)、保険管理サーバ12
は、目標レベルを中級レベルに変更したと仮定した場合
の[最終目標点到達率]、すなわち中級チャレンジの評
価を算出する。すなわち、[目標点]を中級レベルに合
わせた90点に設定し(ステップJ22)、実績データ
42c2に登録されているデータを用いて、ステップJ
12(図13)と同様にして目標点到達率計算処理を実
行して[最終目標点到達率]を求める(ステップJ2
3)。
【0108】同様にして、現在の保険加入者の[目標レ
ベル]が中級であった場合(ステップJ20)、保険管
理サーバ12は、目標レベルを上級レベルに変更したと
仮定した場合の[最終目標点到達率]、すなわち上級チ
ャレンジの評価を算出する。すなわち、[目標点]を上
級レベルに合わせた95点に設定し(ステップJ2
1)、実績データ42c2に登録されているデータを用
いて、ステップJ12(図13)と同様にして目標点到
達率計算処理を実行して[最終目標点到達率]を求める
(ステップJ23)。なお、現在の保険加入者の[目標
レベル]が上級であった場合には、これ以上、目標レベ
ルを上げることができないものとする。なお、[目標レ
ベル]が上級である時に所定値以上の[最終目標点到達
率]が継続して獲得している保険加入者に対しては、特
別な還元(ボーナス)が与えられるようにすることもで
きる。
【0109】こうして、目標レベルを上位レベルに変更
したと仮定した場合の[最終目標点到達率]を算出した
結果、[最終目標点到達率]が60%以上であった場
合、保険管理サーバ12は、目標レベルの変更が可能で
あるものとして、目標レベル変更を促すための評価画面
を車載端末10において表示させる(ステップJ2
5)。例えば、現在の目標レベルが初級の保険加入者の
場合には「あなたの中級チャレンジレベルでの評価は
[最終目標点到達率(算出された値)]です。あなたの
安全注意レベルであれば中級を目標値に設定できます。
(級があがることにポイントは1.5倍になります。)
級を上げますか?」のメッセージと共に「はい/いい
え」を選択するボタン([Y/N])が設けられてい
る。
【0110】ここで「いいえ(N)」を選択する応答が
あった場合(ステップJ26)、保険管理サーバ12
は、目標レベルの変更は行わない。一方、「はい
(Y)」を選択する応答があった場合(ステップJ2
6)、保険管理サーバ12は、この保険加入者の目標デ
ータ42c1における[目標レベル]を上位のレベルに
変更して登録し直す(ステップJ2)。従って、[目標
レベル]が初級であった場合には中級に変更され、その
後の評価が中級レベルとして行われる。
【0111】次に、保険管理サーバ12は、保険加入者
が取得した[最終目標点到達率]に応じて算出される安
全実績ポイントの還元方法を保険加入者によって設定さ
せるための安全実績ポイント画面を車載端末10におい
て表示させる(ステップJ28)。例えば「安全実績ポ
イントは、合計[安全実績ポイント(算出された値)]
です。どう利用されますか?」のメッセージとともに、
どのような方法で還元させるかを保険加入者に対して選
択させるための安全実績ポイントの利用方法についての
メニューを表示させる。
【0112】このメニューには、例えば「(a)提携点
のガソリン券に振り込む(1ポイント=1円+ボーナス
1円)。(b)提携点のカー用品券に振り込む(1ポイ
ント=1円+ボーナス1円)。(c)銀行口座に振り込
む(1ポイント=1円)。(d)スペシャルプレゼント
(ポイントに応じたプレゼント一覧)」を表示させる。
なお。メニュー中の「(ポイントに応じたプレゼント一
覧)」の文字列は、プレゼント一覧を表示するWebペ
ージとリンクされており、この文字列を車載端末10の
ブラウザ画面上で指示されることで、プレゼント一覧が
表示されるようになっている。
【0113】ここで車載端末10から安全実績ポイント
の還元方法を選択する応答があった場合(ステップJ2
9)、保険管理サーバ12は、メニュー中の選択された
各項目に応じた還元の内容を付与するための処理を実行
する。すなわち、(a)を選択する応答があった場合
(ステップJ37)、保険加入者が自動車にガソリンを
補給する際に利用できる提携点のガソリン券口座に、安
全実績ポイントに応じた金額を振り込む処理を実行する
(ステップJ31)。また(b)を選択する応答があっ
た場合(ステップJ32)、提携点のカー用品券口座
に、安全実績ポイントに応じた金額を振り込む処理を実
行する(ステップJ33)。また(c)を選択する応答
があった場合(ステップJ34)、該当する金額を保険
加入者が指定した銀行口座(銀行サーバ14)に振り込
む処理を実行する(ステップJ35)。また(d)を選
択する応答があった場合(ステップJ36)、安全実績
ポイントに応じた商品の発送指示を、商品の発送サービ
スを提供しているサーバに通知する処理を実行する(ス
テップJ37)。
【0114】なお、ガソリン券口座、カー用品口座、銀
行口座などは、保険加入手続き処理の際に予め登録して
も良いし、ステップJ28における安全実績ポイントの
利用方法がメニューから選択された時点で保険加入者か
ら指示されるようにしても良い。
【0115】図14には、具体的な還元金額の算出例に
ついて示している。ここでは、目標レベルが初級の保険
加入者を対象として説明している。図14に示すよう
に、保険の契約が保険月額が「5000円」であり、実
績還元ポイントが図4(a)の目標レベル内容データ4
2eに示すように「[掛捨月額]×0.2ポイント/
月」(初級)であるものとする。そして、ここでは説明
を簡単にするために、車使用日の全てにおいて[評価]
が「○」であり[目標点到達率]が100%であるもの
とする。
【0116】この場合、図14に示すように、実績還元
ポイントから求まる実績還元ポイント比率が「0.2」
となる。従って、保険月額「5000円」×安全実績ポ
イント比率「0.2」より、安全実績ポイント月額が
「1000円」として求まる。この金額が保険加入者の
口座への振り込み、その他の料金への振り替えに供され
る。
【0117】また、図4(c)に示す実績データ42c
2中の実績還元ポイントの例では、目標レベルが初級で
あり(実績還元ポイント「[掛捨月額]×0.2ポイン
ト/月」)、「4月分」の[目標点到達率]が57.1
%であることから、保険月額が「5000円」とする
と、保険月額「5000円」×0.571×安全実績ポ
イント比率「0.2」より、安全実績ポイントが「57
1」として求められている。
【0118】こうして安全実績ポイントに対する関連の
処理が終了すると、保険管理サーバ12は、処理完了画
面を端末において表示させる(ステップJ38)。例え
ば「ご希望の利用の処理を完了しました。ありがとうご
ざいました」のメッセージを表示させ処理を終了する。
【0119】このようにして、保険加入者が安全を維持
するための行動によって蓄積された実績データに応じて
安全実績ポイントを算出し、この安全実績ポイントに応
じて保険加入者に対して還元を行なうことができる。保
険加入者に対する還元方法は、複数の方法が用意されて
おり、その中から保険加入者が任意に選択することがで
きる。
【0120】次に、保険管理サーバ12における実績報
告通知メール処理について、図15に示すフローチャー
トについて説明する。前述した実績評価報告処理が実績
報告処理中に実行されていない場合、すなわち予め設定
されたタイミングで実行される場合には、保険加入者と
の間でリアルタイムでメッセージの送信とそれに対する
応答を受信することができない。そこで、保険管理サー
バ12は、実績報告通知メール処理によってメールを用
いて実績報告を行う。
【0121】すなわち保険管理サーバ12は、日付をチ
ェックし(ステップH1)、予め設定されたタイミング
となったか、すなわち10日、20日、月末が過ぎたか
をチェックし(ステップH2)、該当するタイミングと
なっていた場合には加入者データベース42cから各加
入者のメールアドレスを取得し、各加入者に対して以下
の内容のメールを送信する(ステップH3)。
【0122】例えば「あなたの中間/月末実績です。」
のメッセージとともに、保険加入者ごとの実施評価が掲
示されたWebページを表示するためのアドレス(「ht
tp:www*******」)を通知する。このWebペ
ージ中で表示されたアドレスは、保険管理サーバ12に
より設定された、実績報告通知メールの送信先の保険加
入者についての実績評価が掲示されたページとリンク付
けされており、保険加入者が利用している車載端末10
のブラウザ画面上において選択されることにより、直ち
に実施評価が掲示されたWebページを表示させること
ができる。
【0123】つまり、実績評価が掲示されたWebペー
ジは、前述した実績評価報告処理において設計された実
績評価結果画面(図11,図12(ステップJ18,J
25,J28))が用いられる。保険加入者は、実績報
告通知メール処理によって送信されたメールを開き、こ
のメール中でWebページを表示するためのアドレスを
選択することで、ブラウザ処理により自分の実績評価が
掲示されたWebページを参照することができる。
【0124】保険加入者は、このWebページが表示さ
れた後、前述した実績評価・報告処理と同様にして、安
全実績ポイントの還元方法の選択を行い、その還元のた
めの処理(ステップJ29〜J38)を保険管理サーバ
12との間で実行することができる。
【0125】なお、前述した説明では、保険加入者の認
証を指紋パターンの検出によって行っているが、他の認
証方法を用いることも可能である。例えば、複数の文字
の組み合わせにより作成されるパスワードを用いたり、
保険管理サーバ12から保険加入者に対して暗号化した
認証データを与え、この認証データを認証処理の際に用
いるようにしても良い。保険管理サーバ12から与えら
れる認証データは、記憶媒体(不揮発性半導体装置)に
記憶させ、保険加入者が保管できるようにしても良い。
認証処理は、この記憶媒体に記憶された認証データを車
載端末10に入力することにより行なう。
【0126】また、前述した説明では、安全運転を評価
するための安全評価基準データ42dとして図3(b)
に示す4つの減点項目(1)〜(4)を対象としている
が、交通違反として決められているその他の事項を任意
に減点項目として設定して利用することができる。
【0127】また、前述した説明では、ネットワーク1
1を介して保険管理サーバ12にアクセスする情報処理
装置として車載端末10を用いているが、PDA(pers
onaldigital assistant)、携帯電話などの各種通信端
末からインターネットなどのネットワークに接続して利
用することも可能である。
【0128】また、ネットワーク11はインターネット
以外の通信網、例えば公衆回線、無線通信網、LANな
どを介して、あるいはそれらが混在して通信路を構成す
るシステムにおいて適用することも勿論可能である。
【0129】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動車保
険加入者の保険リスクを軽減させるための安全運転に対
する努力目標レベルを設定し、この目標レベルに対する
行動の実績データを取得し、この実績データに基づいて
安全運転の努力に対する還元の内容を設定して、自動車
保険加入者が使用する情報処理装置に通知するので、自
動車保険の加入者の保険金支払いの機会(保険リスク)
を減らすための安全運転の努力に対して還元を行なうた
めのサービスを提供することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における保険システムの構成の概略
と、車載端末10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】図1中に示す保険管理サーバ12の電子回路の
構成を示すブロック図。
【図3】加入者データベース42cに登録されるデータ
の一例を示す図。
【図4】目標データと実績データに登録されるデータの
一例を示す図。
【図5】保険管理サーバ12における保険加入手続き処
理の処理手順を示すフローチャート。
【図6】車載端末10(ユーザ端末)における保険加入
手続き処理の処理手順を示すフローチャート。
【図7】保険管理サーバ12における目標設定処理の処
理手順を示すフローチャート。
【図8】車載端末10(ユーザ端末)における目標設定
処理の処理手順を示すフローチャート。
【図9】車載端末10により実績データを取得するため
の安全データ取得処理の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図10】車載端末10に登録された保険加入者の実績
データ32gを保険管理サーバ12に対して送信する実
績報告処理について説明するためのフローチャート。
【図11】保険管理サーバ12における実績評価・報告
処理について説明するためのフローチャート。
【図12】保険管理サーバ12における実績評価・報告
処理について説明するためのフローチャート。
【図13】目標点到達率計算処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図14】具体的な還元金額の算出例について示す図。
【図15】保険管理サーバ12における実績報告通知メ
ール処理について示すフローチャート。
【符号の説明】 10…車載端末 11…ネットワーク 12…保険管理サーバ 14…銀行サーバ 16…安全グッズ販売サーバ 17…中古車買い取りサーバ 30,40…CPU 32,42…メモリ 33,43…記憶媒体読取部 34,44…入力部 35,45…表示部 36,46…時計部 37,47…通信制御部 38,58…本人認証部 39…GPS位置情報検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/445 H04N 5/445 Z Fターム(参考) 5B049 AA05 BB32 BB46 CC08 DD00 DD05 EE01 EE28 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 GG09 5B055 BB20 CC05 CC10 EE02 EE03 EE21 EE27 FA01 FA05 FB03 FB04 5C025 AA23 AA28 BA28 CA09 CB08 CB10 DA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して情報処理装置が接
    続される自動車保険の保険管理装置であって、 自動車保険に係る自動車の安全運転の行動についての実
    績データを前記情報処理装置からネットワークを介して
    取得する実績取得手段と、 前記実績取得手段によって取得した実績データに基づい
    て、自動車保険の保険料に対する還元の内容を設定する
    還元内容設定手段とを具備したことを特徴とする保険管
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記還元内容設定手段は、還元の内容を
    設定するための複数の還元方法をネットワークを介して
    前記情報処理装置において提示し、この複数の還元方法
    から自動車保険加入者によって選択された方法に応じた
    還元の内容を設定することを特徴とする請求項1記載の
    保険管理装置。
  3. 【請求項3】 前記還元内容設定手段によって設定され
    た還元の内容を付与するための付与手段を具備したこと
    を特徴とする請求項2記載の保険管理装置。
  4. 【請求項4】 安全運転の行動に対する目標データを設
    定する目標設定手段と、 前記目標設定手段によって設定された目標データと、前
    記実績取得手段によって取得された実績データに基づい
    て目標達成率を算出する目標達成率算出手段と、 前記目標達成率算出手段によって算出された目標達成率
    を前記情報処理装置に通知する実績通知手段とを具備し
    たことを特徴とする請求項1記載の保険管理装置。
  5. 【請求項5】 前記目標設定手段によって設定された目
    標データと、前記実績取得手段によって取得された実績
    データに基づいて目標達成率を算出する目標達成率算出
    手段と、 前記目標達成率算出手段によって算出される目標達成率
    に応じたメッセージを前記情報処理装置に通知するメッ
    セージ通知手段とを具備したことを特徴とする請求項1
    記載の保険管理装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して自動車保険の保険
    管理装置と接続される情報処理装置であって、 自動車保険に係る自動車の安全運転の行動についての実
    績データを取得する実績データ取得手段と、 前記実績データ取得手段によって取得した実績データを
    ネットワークを介して前記保険管理装置に通知する実績
    通知手段と、を具備したことを特徴とする情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】 還元の内容を設定するための複数の還元
    方法をネットワークを介して前記保険管理装置から取得
    し、この複数の還元方法から保険加入者によって選択さ
    れた方法に応じた還元の内容を前記保険管理装置に通知
    することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 自動車の動作状況を検知する動作状況検
    知手段と、 自動車の現在位置に対応する安全を阻害する所定の行動
    を判別する行動判別手段と、 前記動作状況検知手段によって検知された動作状況が前
    記行動判別手段によって判別された行動に該当するか否
    かに基づいて安全運転の行動についての実績データを作
    成する実績データ作成手段とを具備したことを特徴とす
    る請求項6記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記行動判別手段によって判別される安
    全を阻害する所定の行動として、速度制限、進路制限、
    信号の少なくとも1つに対する違反を含むことを特徴と
    する請求項6記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、 自動車保険に係る自動車の安全運転の行動についての実
    績データを取得する実績データ取得手段と、 前記実績データ取得手段によって取得した実績データを
    ネットワークを介して前記保険管理装置に通知する実績
    通知手段とに機能させるためのプログラムが記憶された
    コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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