JP2001282920A - 医事会計システム - Google Patents

医事会計システム

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JP2001282920A
JP2001282920A JP2000097294A JP2000097294A JP2001282920A JP 2001282920 A JP2001282920 A JP 2001282920A JP 2000097294 A JP2000097294 A JP 2000097294A JP 2000097294 A JP2000097294 A JP 2000097294A JP 2001282920 A JP2001282920 A JP 2001282920A
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Yukio Saito
幸夫 斎藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】診療科からの検査等の指示に関連して、診療
科、検査部門、および会計部門の間の連携処理の改善を
図り、会計部門における会計処理を早期に開始すること
ができるようにすること。 【解決手段】会計部門に設けられた会計端末装置および
その他の部門に設けられた端末装置を有してなる医療施
設の医事会計システムにおいて、診察時に発生する検査
等の依頼情報、および当該検査等の実施が完了した後に
その旨を示す実施情報を、それぞれの端末装置から会計
端末装置に送信し、会計端末装置は、受信した依頼情報
(#1)および実施情報(#2)をチェックすることに
よって検査等の進捗状態に関連する情報を取得し、それ
に基づいて検査等に関連する会計処理を開始する(#
4)ように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院などの医療施
設において用いられる医事会計システムに関する。
【0002】医療施設において、診療科、検査部門、会
計部門などの部門間では、患者の検査依頼情報や医事会
計情報などの多くの情報がやり取りされている。その情
報量の増大とコンピュータの普及にともなって、近年に
おいてはコンピュータによる医事支援システムがしばし
ば利用されている。特に、大規模な医療施設において
は、部門数も多く、取り扱う情報量も膨大であるため、
医事支援システムを利用して情報処理を行うことは不可
欠である。
【0003】現在、患者の負担となっている診察、検
査、または会計などでの待ち時間を短縮し、且つ、検査
の受検の漏れをなくすなど、医事支援システムを利用し
て円滑な医療業務を行うことが望まれている。
【0004】
【従来の技術】従来より、コンピュータネットワークの
技術を利用した医事支援システムの開発、運用がなされ
ている。
【0005】例えば、特開平6−301697号の病院
内情報管理システムでは、医師が診療科や病棟で診察を
行った後、必要な検査があれば、診療科や病棟の端末装
置から、担当検査部門の端末装置へ検査依頼を送信する
ことができる。また、検査結果に基づいて、検査につい
ての会計情報を会計部門の端末装置へ送信することがで
きる。
【0006】このように、従来において、病院の各部門
間でのコンピュータネットワークによる情報のやり取り
によって、患者の待ち時間の短縮を図る努力がなされて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の医療支援システムにおいては、会計部門では検
査に係る会計情報を一方的に受信するものの、検査依頼
に関する情報を受信していない。したがって、患者が受
けるべき検査があるか否か、検査がある場合にその種類
が何と何であるかを把握することができない。そのた
め、患者が会計窓口を訪れるまで、患者が全ての検査を
受検したか否かを判断することができず、会計処理を行
うことができない。つまり、従来の医療支援システムで
は、それまで患者が会計窓口を訪れてから行っていた会
計担当者による会計情報の入力作業の手間が省けるので
あるが、患者が会計窓口を訪れるまでは会計処理を開始
することができない。
【0008】また、患者が全ての検査を受け終えていな
いにもかかわらず、患者が会計窓口を訪れたとき、会計
担当者は患者が全ての検査を完了したものと誤解する可
能性がある。なぜなら、従来において、会計端末装置
は、患者の検査が完了したときに検査端末装置から検査
に関する情報を受信するだけであり、他の検査が残って
いるかどうかを把握できないからである。
【0009】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、診療科からの検査等の指示に関連して、診療科、
検査部門、および会計部門の間の連携処理の改善を図
り、会計部門における会計処理を早期に開始することが
できるようにするとともに、患者の検査等の受検状態を
的確に把握することのできる医事会計システムを提供す
ることを目的とする。
【0010】
【発明を解決するための手段】請求項1の発明に係るシ
ステムは、会計部門に設けられた会計端末装置およびそ
の他の部門に設けられた端末装置を有してなる医療施設
の医事会計システムにおいて、診察時に発生する検査等
の依頼情報、および当該検査等の実施が完了した後にそ
の旨を示す実施情報を、それぞれの端末装置から前記会
計端末装置に送信し、前記会計端末装置は、受信した前
記依頼情報および前記実施情報をチェックすることによ
って前記検査等の進捗状態に関連する情報を取得し、そ
れに基づいて前記検査等に関連する会計処理を開始する
ように構成される。
【0011】請求項2の発明に係るシステムは、各診療
科に設けられた診療科端末装置と、各検査部門に設けら
れた検査端末装置と、会計部門に設けられた会計端末装
置とを有してなる医療施設の医事会計システムにおい
て、前記診療科端末装置は、診察時に発生する検査等の
依頼情報を前記検査端末装置および前記会計端末装置に
送信するようにし、前記検査端末装置は、検査等の実施
が完了した後にその旨を示す実施情報を前記会計端末装
置へ送信するようにし、前記会計端末装置は、受信した
前記依頼情報および前記実施情報をチェックすることに
よって前記検査等の進捗状態に関連する情報を取得し、
それに基づいて前記検査等に関連する会計処理を開始す
るように構成される。
【0012】請求項3の発明に係るシステムでは、前記
診療科端末装置、前記検査端末装置、または前記会計端
末装置のいずれかの間における前記依頼情報および前記
実施情報の通信の制御を行うための情報管理サーバが設
けられる。
【0013】請求項4の発明に係るシステムでは、前記
会計端末装置が、前記依頼情報を受信しているが前記依
頼情報に対応する前記実施情報を受信していない場合
に、前記依頼情報に関する実施の状態を問い合わせる照
会情報を前記会計端末装置から前記検査端末装置に送信
し、当該照会情報に対する回答である回答情報を、前記
検査端末装置から前記会計端末装置に返信できるように
構成される。
【0014】請求項5の発明に係るシステムでは、前記
検査端末装置が受信した前記照会情報に対応して、前記
依頼情報の全部または一部を含む実施照会画面を当該検
査部門端末の表示面に表示し、当該実施照会画面中にお
いて、当該依頼情報ごとに前記会計端末装置への回答の
種類に応じたボタンを設け、当該ボタンがクリックされ
たときに、前記回答情報を前記会計端末装置に返信する
ように構成される。
【0015】なお、本発明において、会計端末装置は、
必ずしも1つのまとまった装置として1箇所に設置され
たものでなくてもよく、会計端末装置としての機能が互
いに異なる場所に配置された複数の装置によって実現さ
れるものであってもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る医事会計シス
テム1の構成を示すブロック図、図2、図3、図4はそ
れぞれ、検査一覧画面HG1、照会一覧画面(実施照会
画面)HG2、進捗状態画面HG3の例を示す図であ
る。
【0017】図1において、医事会計システム1は、情
報管理サーバ2、診療科端末装置21,21…、検査部
門LAN3,3…、医事部門LAN4、薬局部門LAN
5、およびこれらを接続する通信回線6からなる。
【0018】情報管理サーバ2は、図示しない処理装
置、表示装置、キーボード、マウス、およびフロッピデ
ィスク装置などからなる。処理装置は、CPU、RA
M、ROM、その他の周辺素子、インタフェース回路、
通信制御装置、および磁気ディスク装置などを備えてい
る。磁気ディスク装置には、OS、アプリケーションプ
ログラム、およびデータなどが記憶されている。また、
媒体ドライブ装置を用いた場合には、それらは、CD−
ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、又は光磁気
ディスクなどの記録媒体に格納されることがある。記録
媒体に格納されたプログラムは、主メモリ上に適時ロー
ディングされる。記録媒体が通信回線で結ばれた他のサ
ーバに設けられている場合には、通信回線を介してプロ
グラムがダウンロードされることもある。
【0019】CPUがプログラムを実行することによ
り、医事会計システム1の全体の機能の多くが実現さ
れ、また、診療科端末装置21から受信したオーダ情報
を他の装置に送信するなど、医事会計システム1を構成
する各装置間における情報の送受信のための制御が行わ
れる。
【0020】このような情報管理サーバ2は、例えばパ
ーソナルコンピュータ又はワークステーションを用いて
実現される。他のサーバおよび端末装置(クライアン
ト)についても同様である。
【0021】診療科端末装置21は、それぞれ、診療科
で診察を行う各医師のために設けられている。診療科端
末装置21の表示面には、当該医師が当日に診察を行う
予定の患者、および過去に診察を行った患者などについ
て、診察情報(カルテ情報)を含む種々の情報が表示さ
れる。表示される種々の画面において、キーボードまた
はマウスなどを操作し、診察情報、オーダ情報(依頼情
報)、その他の必要な情報を入力し、または指示を与え
ることができる。
【0022】また、医師は、当日に診察を行う患者につ
いて、各種検査を検査部門に依頼する場合に、その依頼
情報IRJを診療科端末装置21から入力する。入力さ
れた依頼情報IRJは、情報管理サーバ2および検査部
門サーバ31の処理によって、依頼先の検査部門に設置
された検査端末装置32へ送信される。これと同時に、
依頼情報IRJは、医事サーバ41の処理によって会計
端末装置43にも送信される。
【0023】また、医師は、診察を行った患者につい
て、当日の診察が完了した時点で診察完了情報SNJを
入力する。診察完了情報SNJは、当該診療科での当日
の診察が完了した時点で入力されるので、患者が検査を
受ける必要がある場合には、その検査が未だ完了してい
ない時点で診察完了情報SNJが入力されることがあ
る。検査の後で再度診察を行う場合には、その再度の診
察が完了した時点で診察完了情報SNJが入力される。
診察完了情報SNJも会計端末装置43に送信される。
【0024】また、医師が薬の処方をしたときは、診療
科端末装置21によって処方情報SHJを入力する。入
力された処方情報SHJは、情報管理サーバ2および薬
局サーバ51の処理によって薬局端末装置52へ送信さ
れる。
【0025】さらに、診療科端末装置21からは、診察
の進捗状態についての問い合わせに対する回答情報、そ
の他の情報が入力される。検査部門LAN3は、各検査
部門に設けられており、それぞれ、検査部門サーバ3
1、検査端末装置32、およびLAN回線33などから
なる。
【0026】検査部門サーバ31は、検査部門に必要な
情報を処理し、蓄積し、それらの情報を検査端末装置3
2に提供し、また、検査端末装置32と他のサーバまた
は端末装置との間で行われる通信の制御を行う。
【0027】検査端末装置32は、診療科端末装置21
から送信される依頼情報IRJを受信し、受信した依頼
情報IRJに基づいて、当該検査部門で行うべき検査を
示す検査一覧画面HG1を表示面に表示する。
【0028】図2に示すように、検査一覧画面HG1に
は、依頼情報IRJに基づいて、依頼番号IRF、患者
識別番号IID、患者氏名KSF、性別、指示内容SN
F、および依頼元診療科IMFの各項目が表示され、ま
た、各依頼情報IRJに対する実施の有無を示す実施状
態JSCの項目が表示される。
【0029】検査端末装置32において、依頼情報IR
Jを受信するごとに、検査一覧画面HG1が更新され
る。これによって受信した情報が反映される。受信した
時点では、実施状態JSCの項目は「未完了」となって
いる。検査一覧画面HG1に基づいて検査の予約が行わ
れる。
【0030】検査部門の担当者または検査技師は、検査
一覧画面HG1を見ることによって、当日に実施すべき
検査の内容を容易に知ることができる。各検査が完了す
ると、担当者は、完了した検査の実施状態JSCの項目
に「完了」を入力する。これによって、検査が完了した
旨を示す実施情報JSJが、検査部門サーバ31および
医事サーバ41の処理により会計端末装置43へ送信さ
れる(図1参照)。
【0031】また、後述するように、会計端末装置43
から照会情報SKJが送信されてきたときに、検査端末
装置32の表示面に照会一覧画面HG2が表示される。
なお、照会情報SKJは、未完了の検査について、会計
端末装置43が照会のための操作を行ったとき、または
依頼情報IRJが送信されてから所定の時間を経過した
ときなどに送信される。
【0032】図3に示すように、照会一覧画面HG2に
は、照会情報SKJに基づいて、図2に示す検査一覧画
面HG1と同じ項目と、それに対する回答を入力するた
めの複数種類のボタンBTとが表示される。
【0033】検査部門の担当者は、照会一覧画面HG2
を見ることによって、当日に実施すべき未完了の検査の
内容を容易に知ることができる。また、照会情報SKJ
が送信されてきたことに対し、ボタンBTの操作によっ
て容易に回答を行うことができる。
【0034】すなわち、検査が未だ開始されていない状
態である場合には、待ちボタンBTMをクリックする
(押す)。検査が既に完了しているか間もなく完了して
すぐにでも実施情報JSJを送信できる状態である場合
には、すぐ入力ボタンBTKをクリックする。これによ
り、それぞれに応じた内容の回答情報KTJが会計端末
装置43に送信される(図1参照)。
【0035】なお、照会一覧画面HG2が表示されてい
る状態で、そこから検査一覧画面HG1を呼び出し、検
査一覧画面HG1において照会情報SKJに対する実施
情報JSJを直ちに入力できるようにしてもよい。
【0036】医事部門LAN4は、受付または会計など
の医療施設内の事務的部門に設けられており、医事サー
バ41、受付端末装置42、会計端末装置43、会計待
ち表示盤44、およびLAN回線45などからなる。
【0037】医事サーバ41は、事務的部門に必要な情
報を処理し、蓄積し、それらの情報を各端末装置に提供
し、また、各端末装置と他のサーバまたは端末装置との
間で行われる通信の制御を行う。
【0038】会計端末装置43は、会計部門に設置さ
れ、各患者の診療に対する会計処理を行う。会計処理
は、診療科端末装置21から診察完了情報SNJが送信
された患者について行われる。また、診療科端末装置2
1から依頼情報IRJが送信されている場合には、それ
に対応する実施情報JSJが送信されている患者につい
て行われる。
【0039】会計端末装置43は、診療科端末装置21
および検査端末装置32から送信される依頼情報IR
J、診察完了情報SNJ、および実施情報JSJを受信
し、受信したそれらの情報に基づいて、診察および検査
の進捗状態を示す進捗状態画面HG3を表示面に表示す
る。
【0040】図4に示すように、進捗状態画面HG3に
は、当日に受付を行った患者について、会計可否状態K
KF、患者識別番号IID、患者氏名KSF、性別、依
頼元診療科IMF、診察状況SJK、および実施状況J
JFの各項目が表示される。実施状況JJFの項目に
は、放射線部門HSB、血液検査部門KEB、病理検査
部門BRBなどのように、各検査部門ごとの項目が設け
られている。
【0041】診察状況SJKの項目において、白丸は診
察完了情報SNJが未だきていないことを示し、黒丸は
診察完了情報SNJがきていることを示している。実施
状況JJFの各検査部門の項目において、白丸は依頼情
報IRJがあったことを示し、黒丸はその依頼情報IR
Jに対する実施情報JSJがあったことを示している。
【0042】したがって、診察状況SJKの項目に黒丸
が示され、且つ、実施状況JJFの項目に何も表示され
ていないかまたは全てが黒丸であれば、当該患者の当日
の診察および検査は全て完了していることとなり、会計
処理を開始することが可能である。その場合には、会計
可否状態KKFの項目に「可能」と表示される。
【0043】また、診察状況SJKの項目に白丸が示さ
れているか、または、実施状況JJFの項目に1つでも
白丸があれば、当該患者の当日の診察または検査が何か
残っていることとなり、会計処理を開始することは不可
能である。その場合には、会計可否状態KKFの項目に
「不可」と表示される。
【0044】このように、会計端末装置43では、診察
を行った全ての患者について診察状況SJKのチェック
を行うとともに、依頼情報IRJのあった患者につい
て、それに対応する実施情報JSJがあるか否かをチェ
ックし、依頼情報IRJの全てについての実施情報JS
Jが取得されている場合に、会計処理を開始するのであ
る。
【0045】すなわち、会計端末装置43では、診察お
よび検査の完了した患者からの報告を待たずに、それぞ
れの部門から送信される情報のみに基づいて、会計処理
を早期に開始し、処理を終えることができる。
【0046】したがって、患者は、診察および検査が完
了したときに急いで会計窓口に行く必要がなく、また、
会計処理が終わるのを会計窓口で長時間待つ必要がな
い。しかも、患者に検査があるにも係わらず、患者が検
査を受けることなく誤って会計窓口に行った場合であっ
ても、会計端末装置43においてそのようなチェックが
行われるので、誤って会計処理を行ってしまう恐れがな
い。
【0047】また、会計部門では、患者の診察および検
査の進捗状態を的確に把握することができるので、窓口
に来る患者の人数などを予想することができ、窓口担当
者の作業時間の配分をコントロールことができる。さら
に、会計の支払いが可能であるにも係わらず窓口に来な
い未収患者を早期に容易に把握することができる。
【0048】会計端末装置43において会計処理が行わ
れ、それが完了すると、会計終了情報KSJが会計待ち
表示盤44に送信される。会計待ち表示盤44は、会計
終了情報KSJを受信すると、その患者の氏名または患
者識別番号などを表示面に表示する。患者はこれを見
て、会計窓口で支払いを済ませる。支払いを済ませる
と、それと引換えに領収書または薬局引換え券を貰い、
患者はそれを持って薬局へ行って薬と引き換える。
【0049】薬局部門LAN5は、医薬等を取り扱う部
門に設けられており、薬局サーバ51、薬局端末装置5
2、およびLAN回線53などからなる。薬局端末装置
52は、診療科端末装置21から送信された処方情報S
HJを表示面に表示し、その内容および服用方法を印刷
する。
【0050】通信回線6として、LAN、WAN、専用
線、公衆回線、無線回線、またはインターネットなどが
用いられる。次に、医事会計システム1における全体的
な処理動作および操作について、フローチャートをも参
照して説明する。
【0051】図5は会計端末装置43における処理動作
および操作の流れを表したフローチャートである。ま
ず、医療施設に患者が訪れ、受付窓口にて診療のための
手続を行う。受付窓口の担当者は、受付端末装置42を
操作し、患者に関する情報を含む受付情報UKJを入力
する。入力された受付情報UKJは、患者が診察を受け
る診療科の診療科端末装置21および会計端末装置43
に送信される。当該診療科では、受付情報UKJに基づ
いて診察予約が行われる。なお、訪問患者のみでなく、
入院患者についても適宜診察予約が行われる。
【0052】患者は、該当する診療科で診察を受ける。
医師は、診療科端末装置21を操作し、診察に基づいて
診察情報を入力し、検査または他の診療科での診察を依
頼するための依頼情報IRJを必要に応じて入力する。
【0053】入力された依頼情報IRJは、該当する検
査部門の検査端末装置32へ送信される。患者が複数の
検査を受ける必要があれば、検査の依頼ごとに依頼情報
IRJを入力し、各検査部門の検査端末装置32へ送信
する。
【0054】当該診療科での診察を完了したときに、医
師は診療完了情報SNJを入力する。入力された診療完
了情報SNJは受付端末装置42に送信される。依頼情
報IRJを受信した検査端末装置32の表示面には、図
2に示す検査一覧画面HG1が表示される。検査技師
は、検査一覧画面HG1を見て患者の検査を順次実施す
る。
【0055】検査が完了すると、検査技師は、検査端末
装置32から実施情報JSJを入力する。入力された実
施情報JSJは会計端末装置43へ送信される。全ての
診察および検査を終えた患者は、会計部門へ行き、会計
待ち表示盤44を見て会計処理が済んでいることを確認
した後、会計窓口で支払いを済ませる。その後に薬局へ
行って薬を貰う。なお、患者に追加の診察、検査、また
は処方があった場合は、その場で追加の入力を行う。会
計待ち表示盤44を用いることなく、窓口で患者の名前
を呼んでもよい。
【0056】会計端末装置43は、受付情報UKJを受
信すると、進捗状態画面HG3に当該患者の患者レコー
ドKJRを作成する。また、診療科端末装置21から依
頼情報IRJを受信すると、当該患者および検査部門に
対応する項目に白丸を書き込む。これによって、診療科
から当該検査部門に対し検査の依頼があったことが示さ
れる。実施情報JSJを受信すると、当該患者および検
査部門に対応する項目の白丸を黒丸に更新する。これに
よって当該検査が完了したことが示される。
【0057】すなわち、会計端末装置43では、依頼情
報IRJがあった場合に(#1でイエス)、その全ての
依頼情報IRJに対する実施情報JSJがあり(#2で
イエス)、且つ診察完了情報SNJがあった場合に(#
3でイエス)、会計処理を開始する(#4)。
【0058】なお、依頼情報IRJを受信してから所定
の時間が経過すると、当該依頼情報IRJに対応する実
施情報JSJを受信しているかどうかを判断する。実施
情報JSJを受信していない場合に、会計端末装置43
は照会情報SKJを検査端末装置32へ送信する。この
送信は、会計端末装置43が自動的に行うようにしても
よいし、会計部門の担当者が判断して手動で行ってもよ
い。
【0059】照会情報SKJを受信した検査端末装置3
2において、検査部門の担当者は、いずれかのボタンB
Tをクリックして回答情報KTJを会計端末装置43へ
送信する。会計部門では、回答情報KTJによって、検
査の進捗状況を知ることができる。
【0060】上述の実施形態において、各情報を入力す
るための入力装置として、キーボードまたはマウスに代
えて、バーコードリーダ、その他の入力装置を用いるこ
とができる。また、診療科、検査部門などの名称に拘泥
されず、例えば病棟での診療で発生する検査依頼を、携
帯電話またはノート型パソコンなどの携帯端末機を用い
てその場所で行うようにしてもよい。また、本実施形態
のサーバは、物理的に別々にする必要はなく、1台の高
性能コンピュータに複数のサーバ機能を持たせてもよ
い。その他、医事会計システム1の全体または各部の構
成、形状、機能、個数、処理の内容および順序などは、
本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【0061】
【発明の効果】本発明によると、診療科からの検査等の
指示に関連して、診療科、検査部門、および会計部門の
間の連携処理の改善を図り、会計部門における会計処理
を早期に開始することができる。また、患者の検査等の
受検状態を的確に把握することができ、検査の漏れなど
を防止することも可能である。
【0062】請求項2の発明によると、情報の送受信を
行う際に、各診療科または部門の端末装置の通信処理に
よる負荷を軽減し、システムの安定を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医事会計システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】検査一覧画面の例を示す図である。
【図3】照会一覧画面の例を示す図である。
【図4】進捗状態画面の例を示す図である。
【図5】会計端末装置における処理の流れを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 医事会計システム 2 情報管理サーバ 21 診療科端末装置 32 検査端末装置 43 会計端末装置 IRJ 依頼情報 SNJ 診療完了情報 KTJ 回答情報 SKJ 照会情報 HG1 検査一覧画面(実施完了入力画面) HG2 照会一覧画面(実施照会画面) HG3 進捗状態画面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】会計部門に設けられた会計端末装置および
    その他の部門に設けられた端末装置を有してなる医療施
    設の医事会計システムにおいて、 診察時に発生する検査等の依頼情報、および当該検査等
    の実施が完了した後にその旨を示す実施情報を、それぞ
    れの端末装置から前記会計端末装置に送信し、 前記会計端末装置は、受信した前記依頼情報および前記
    実施情報をチェックすることによって前記検査等の進捗
    状態に関連する情報を取得し、それに基づいて前記検査
    等に関連する会計処理を開始するように構成されてい
    る、 ことを特徴とする医事会計システム。
  2. 【請求項2】各診療科に設けられた診療科端末装置と、
    各検査部門に設けられた検査端末装置と、会計部門に設
    けられた会計端末装置とを有してなる医療施設の医事会
    計システムにおいて、 前記診療科端末装置は、診察時に発生する検査等の依頼
    情報を前記検査端末装置および前記会計端末装置に送信
    するようにし、 前記検査端末装置は、検査等の実施が完了した後にその
    旨を示す実施情報を前記会計端末装置へ送信するように
    し、 前記会計端末装置は、受信した前記依頼情報および前記
    実施情報をチェックすることによって前記検査等の進捗
    状態に関連する情報を取得し、それに基づいて前記検査
    等に関連する会計処理を開始するように構成されてい
    る、 ことを特徴とする医事会計システム。
  3. 【請求項3】前記診療科端末装置、前記検査端末装置、
    または前記会計端末装置のいずれかの間における前記依
    頼情報および前記実施情報の通信の制御を行うための情
    報管理サーバが設けられている、 請求項2記載の医事会計システム。
  4. 【請求項4】前記会計端末装置が、前記依頼情報を受信
    しているが前記依頼情報に対応する前記実施情報を受信
    していない場合に、 前記依頼情報に関する実施の状態を問い合わせる照会情
    報を前記会計端末装置から前記検査端末装置に送信し、 当該照会情報に対する回答である回答情報を、前記検査
    端末装置から前記会計端末装置に返信できるように構成
    されている、 請求項2または請求項3記載の医事会計システム。
  5. 【請求項5】前記検査端末装置が受信した前記照会情報
    に対応して、前記依頼情報の全部または一部を含む実施
    照会画面を当該検査部門端末の表示面に表示し、 当該実施照会画面中において、当該依頼情報ごとに前記
    会計端末装置への回答の種類に応じたボタンを設け、 当該ボタンがクリックされたときに、前記回答情報を前
    記会計端末装置に返信するように構成されている、 請求項4記載の医事会計システム。
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