JP2001282330A - シーケンシャル・ファンクション・チャート式プログラマブル・コントローラにおける監視装置 - Google Patents

シーケンシャル・ファンクション・チャート式プログラマブル・コントローラにおける監視装置

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JP2001282330A
JP2001282330A JP2000101438A JP2000101438A JP2001282330A JP 2001282330 A JP2001282330 A JP 2001282330A JP 2000101438 A JP2000101438 A JP 2000101438A JP 2000101438 A JP2000101438 A JP 2000101438A JP 2001282330 A JP2001282330 A JP 2001282330A
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Japan
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function chart
sequential function
program
completed
steps
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Application number
JP2000101438A
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English (en)
Inventor
Seiji Fujisaki
政治 藤崎
Taketoshi Kato
豪俊 加藤
Yoshimi Takeya
吉視 竹谷
Teiji Uno
禎二 宇野
Koichi Shiiba
好一 椎葉
Mikio Hanai
幹雄 花井
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Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止の原因となったステップを速やかに特定
することができるシーケンシャル・ファンクション・チ
ャート式プログラマブル・コントローラにおける監視装
置の提供を目的とする。 【解決手段】 各ステップにおけるアクションの出力要
素に基づいて、ステップの完了の情報を取得する制御信
号アドレスを定義し、各ステップが完了か否かを示す完
了フラグをステップ完了アドレス50に格納し、活性状
態テーブル46にステップが活性中であるか否かを示す
活性フラグを格納し、各ステップが実行されたか否かを
示す実行済みフラグを実行監視テーブル48に格納す
る。そして、それぞれのフラグをサーチし、出力装置4
0の表示画面上にステップを区別して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーケンシャル・
ファンクション・チャート式プログラマブル・コントロ
ーラにおける監視装置にかかり、特に、シーケンシャル
・ファンクション・チャート(以下、SFCと称す)式
のプログラマブル・コントローラ(以下、PLCと称
す)において、異常検出や動作履歴のモニタを行う監視
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PLCの標準プログラミング言語として
SFCがあり、ソフトウェアのモジュール化の容易性や
スキャンの実行処理時間が短い等の利点から、従来のラ
ダー式に代って利用されている。SFC式のプログラム
では、あるまとまった動作や処理工程を示すステップ
と、ステップから次のステップへの遷移条件を示すトラ
ジションとがフローチャート式に結合されている。そし
て、各ステップには動作プログラムが、各トラジション
には遷移条件プログラムがそれぞれ割当てられている。
ステップには活性と非活性の2つの状態があり、対応す
る実行プログラムの動作中は活性となり、その後に続く
トラジションが満たされると当該ステップは非活性とな
り、次のステップが活性となる。
【0003】このようなSFC式プログラムによるPL
Cにおいて、制御対象である設備が故障等により停止し
た場合、その停止原因の追求の方法として、活性状態の
ステップを検索することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】SFCによるプログラ
ムは並列動作が可能であり、近年の高機能化された設備
の制御では多数のSFCプログラムが並列動作されてい
る。このような制御下で故障が発生した場合、並列動作
中の全てのプログラムに活性状態のステップがあり、こ
の多数の活性状態のステップの中から停止の原因となっ
たステップを特定するには多くの時間と手間を要する。
【0005】また、プログラムの並列動作は別に1つの
プログラム中で選択分岐が可能であるが、選択分岐を備
えたプログラムにおいて、活性中のステップからだけで
は原因がつかめず、そのステップを実行するに至った履
歴を知ることが要求されることがあるが、分岐した経路
のどのステップを経由して、現在活性中のステップに至
ったかを知ることができない。
【0006】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、停止の原因となったステップを速やかに特定す
ることができるシーケンシャル・ファンクション・チャ
ート式プログラマブル・コントローラにおける監視装置
の提供を目的とする。
【0007】また、上記目的に加え、選択分岐を有する
プログラムにおいて、どのような経路をたどって現在活
性中のステップに至ったかを容易に知ることができるよ
うにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、シーケンシャル・ファンク
ション・チャート式プログラマブル・コントローラにお
ける監視装置であって、シーケンシャル・ファンクショ
ン・チャート式プログラム中の各ステップが完了しかた
否かを示す情報を記憶する記憶手段と、前記情報に基づ
いて、各ステップの完了状態を判定する判定手段と、を
備えることを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、記憶手段
は、シーケンシャル・ファンクション・チャート式プロ
グラム中の各ステップが完了したか否かを示す情報を記
憶する。例えば、各ステップの処理(各ステップに対応
する動作プログラム)における出力要素(例えば、冶具
締め動作等のアクション)から完了済みを表す情報を取
得し、当該ステップの完了済みとして記憶手段に記憶す
る判定手段では、記憶手段に記憶された各ステップが完
了したか否かを示す情報に基づいて、各ステップの完了
状態が判定される。従って、異常停止時において、完了
していないステップを確認することによって、どのステ
ップが異常の原因であるかを速やかに特定することがで
きる。特に、並列処理が行われるステップにおける異常
停止時には異常原因のステップを容易に特定することが
できる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、前記判定手段の判定結果に基づ
いて、完了済みのステップと完了済みでないステップと
を区別して表したシーケンシャル・ファンクション・チ
ャートを表示する表示手段を更に備えることを特徴とし
ている。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、判定手段の判定結果に基づい
て、表示手段に完了済みのステップと完了済みでないス
テップとを区別して表したシーケンシャル・ファンクシ
ョン・チャートを表示するので、異常停止時において、
表示手段から完了済みでないステップを確認することに
より、どのステップが異常の原因であるかを速やかに特
定することができると共に、プログラムの経路を容易に
知ることができる。特に選択分岐や並列処理を有するプ
ログラムにおいては、どの経路をたどったかを容易に知
ることができると共に、異常時の原因となるステップを
容易に特定することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、シーケンシャル
・ファンクション・チャート式プログラマブル・コント
ローラにおける監視装置であって、シーケンシャル・フ
ァンクション・チャート式プログラム中の各ステップが
実行されたか否かを示す情報、及びシーケンシャル・フ
ァンクション・チャート式プログラム中の各ステップが
完了したか否かを示す情報を記憶する記憶手段と、前記
情報に基づいて、各ステップの実行状態及び完了状態を
判定する判定手段と、を備えることを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、記憶手段
は、シーケンシャル・ファンクション・チャート式プロ
グラム中の各ステップが実行されたか否か、及びシーケ
ンシャル・ファンクション・チャート式プログラム中の
各ステップが完了したか否かを示す情報を記憶する。例
えば、各ステップに移行する際に出力される情報から各
ステップの実行済みとして記憶手段に記憶すると共に、
各ステップの処理(各ステップに対応する動作プログラ
ム)における出力要素(例えば、冶具締め動作等のアク
ション)から完了済みを表す情報を取得し、当該ステッ
プの完了済みとして記憶手段に記憶する。
【0014】また、判定手段では、記憶手段に記憶され
た各ステップが実行されたか否かを示す情報及び各ステ
ップが完了されたか否かを示す情報に基づいて、各ステ
ップの実行状態及び完了状態を判定する構成とされてい
るので、異常停止時においては、実行状態で且つ完了し
ていないステップを確認することにより、どのステップ
が異常の原因であるかを速やかに特定することができ
る。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記判定手段の判定結果に基づいて、
実行済みのステップと実行済みでないステップとを区別
すると共に、完了済みのステップと完了済みでないステ
ップとを区別して表したシーケンシャル・ファンクショ
ン・チャートを表示する表示手段を更に備えることを特
徴としている。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明において、判定手段の判定結果に基づい
て、表示手段に実行済みのステップと実行済みでないス
テップとを区別すると共に、完了済みのステップと完了
済みでないステップとを区別して表したシーケンシャル
・ファンクション・チャートを表示するので、表示手段
から実行済みで且つ完了ずみでないステップを確認する
ことにより、各ステップの実行履歴を容易に知ることが
できる。また、異常時において、表示手段から実行済み
で且つ完了ずみでないステップを確認することにより、
原因となって停止しているステップを特定でき、どのス
テップが異常の原因であるか速やかに特定することがで
きる。特に選択分岐や並列処理を有するプログラムにお
いては、どの経路をたどったかを容易に知ることができ
ると共に、異常時の原因となるステップを容易に特定す
ることができる。
【0017】なお、請求項5に記載のように、記憶手段
が、所定のステップから次のステップへ処理が移行する
条件である遷移条件が満たされたとき実行済みを示す情
報を記憶することによって、判定手段において各ステッ
プの実行状態を判定することが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。
【0019】図1は、PLC10、PLC10に接続さ
れる周辺装置12、PLC10によって制御される設備
14を示す制御ブロック図である。
【0020】PLC10は演算部であるCPU16、シ
ステムプログラム等を記憶したROM18、SFCのプ
ログラムを記憶するプログラムエリア20や後述する各
種テーブルを記憶するための各エリアを備えたRAM2
2、周辺装置12との間でデータの受け渡しを行うイン
ターフェース24を主たる構成要素としている。
【0021】周辺装置12は演算部であるCPU26、
システムプログラム等を記憶したROM28、後述する
表示処理用のプログラム等の各種制御プログラムを記憶
したRAM30、ヒューマン・マシン・インターフェー
ス(HMI)部32、インターフェース34、36を主
たる構成要素としており、パソコン等のコンピュータで
構成されている。この周辺装置12はPLC10へプロ
グラム等の各種データの入力を行う入力機能を有する入
力装置38とPLC10の各種データのモニタ等の出力
(表示)機能を有する出力装置40とを備えているが、
この周辺装置12による入力機能、出力機能の詳細につ
いては説明を省略する。なお、本実施の形態において
は、周辺装置12はPLC10とは別体で構成されてい
るが、この周辺装置12の機能をPLC10に持たせる
ことも可能である。
【0022】設備14は工作機械等のPLC10によっ
て制御される制御対象の装置であり、PLC10との間
で入出力信号(I/O)のやり取りを行うことによって
制御される。
【0023】図2は、SFCプログラムの一例を示して
いる。図2においてイニシャルステップ、ステップ1等
が記載されたブロックはステップ、TR1からTR4は
トラジションであり、これらをフローチャート式に結線
していくことによりプログラミングされる。PLC10
の電源がオンされると、まず、イニシャルステップが実
行され、トラジションTR1を満足すると次のステップ
でるステップ1に処理が移行する。このプログラムの例
では、ステップ2、ステップ3、ステップ4は同時並列
に実行されるようにプログラムされている。
【0024】各ステップにはラダーやニーモニック等で
記述された動作プログラムが割り当てられており、RA
M22の動作プログラムエリア42(図1参照)に格納
されている。図3はその一例であり、ステップ2に対応
した動作プログラムとしてラダーで記述されたプログラ
ムを示し、図4がステップ3に対応した動作プログラム
としてラダーで記述されたプログラムを示している。図
4に示すプログラムでは、設備14におけるI/Oの状
態を判断し治具締めを行うための条件が満たされたと
き、治具締めの動作を実行するものであり、図5に示す
プログラムでは、設備14におけるI/Oの状態を判断
しテーブル反転を行うための条件が満たされたとき、テ
ーブル反転の動作を実行するものである。
【0025】一方、各トラジションには同じくラダー等
で記述された遷移条件プログラムが割り当てられてお
り、RAM22の遷移条件プログラムエリア44(図1
参照)に格納されている。図5はその一例であり、トラ
ジションTR5までに対応した遷移条件プログラムとし
てラダーで記述されたプログラムを示しており、例え
ば、図5に示すプログラムにおいては、設備14におけ
るI/Oの状態を判断し遷移条件(例えば、上述のステ
ップ2やステップ3等)が満たされたとき、トラジショ
ンTR5をオン(=「1」)とするものである。
【0026】次に、RAM22に記憶される各種テーブ
ルについて説明する。なお、これら各種テーブルは複数
のプログラムが並列動作される場合、各プログラム毎に
設けられている。
【0027】図6は、RAM22に記憶される活性状態
テーブル46(図1参照)であり、各ステップに対応し
て、当該ステップが活性中であるか非活性の状態である
かを示す活性フラグが格納されている。なお、各ステッ
プに対応する動作プログラムが動作中の時を活性、非動
作中の時を非活性とする。この活性フラグは「1」が活
性中、「0」が非活性を示しており、ステップ(n)の
活性フラグは、直前のステップ(n−1)から当該ステ
ップ(n)へ移行するためのトラジションTR(n)が
満たされると「1」となり、当該ステップ(n)から直
後のステップ(n+1)へ移行するためのトラジション
TR(n)が満たされると「0」となる。従って、基本
的には各ステップの何れか一箇所の活性フラグが「1」
で他のステップの活性フラグは「0」である。ただし、
並列動作を含むプログラムにおいては、複数のステップ
の状態が「1」となる。
【0028】図7は、RAM22に記憶される実行監視
テーブル48であり、各ステップに対応して、当該ステ
ップが実行されたか否かを示す実行済みフラグが格納さ
れている。この実行済みフラグは「1」が実行済み、
「0」が未実行を示している。活性フラグと同様に、ス
テップ(n)の実行済みフラグは、当該ステップ(n)
から直後のステップ(n+1)へ移行するためのトラジ
ションTR(n+1)が満たされると「1」となる。
【0029】図8は、RAM22に記憶されるステップ
完了アドレス50であり、各ステップに対応して、当該
ステップが完了されたか否かを示す完了フラグが格納さ
れている。この完了フラグは、各ステップにおけるアク
ション(例えば、図3における冶具締めや図4における
テーブル反転)の出力要素に基づいて、ステップの完了
の情報を取得する制御信号アドレスを定義し、各ステッ
プが完了か否かを表しており、「1」が完了、「0」が
未完了として格納される。なお、図2に示すようなSF
Cプログラムが示された画面上で制御信号アドレスを設
定するステップを指定することによって制御信号アドレ
スの設定を行う。また、本実施の形態では、並列処理を
行うステップに対してのみ制御信号アドレスが設定され
ているものとするが、全てのステップに設定するように
してもよい。
【0030】次に図9及び図10に示すフローチャート
に基づいて、図2に示すプログラムを例に作用を説明す
る。
【0031】まず、プログラマが周辺装置12の入力機
能を用いてSFC式のプログラムを作成する。そして、
PLC10が起動されると、まず、S100にて、実行
監視テーブル48をリセット、すなわち、実行済みフラ
グを全て「0」にする。次に、S102にて、イニシャ
ルステップの活性状態フラグをオンにする。すなわち、
活性状態テーブル46の活性フラグを「1」にする。S
104では、イニシャルステップの処理動作が行われ、
S106にていイニシャルステップからステップ1への
遷移条件であるトラジションTR1が「1」であるか、
すなわち、遷移条件を満たしているか否かを判定する。
判定結果が否定された場合には、S106の判定が肯定
されるまで待機される。そして、S106の判定が肯定
された場合には次のステップに処理を移行すべく、S1
08に進む。S108では、イニシャルステップが実行
済みであるので、実行監視テーブル48の実行済みフラ
グをオンすると共に、イニシャルステップは非活性とな
るので、活性状態テーブル46の対応する活性フラグを
オフ(=0)する。更に、次のステップであるステップ
1を活性とすべく活性状態テーブル46の対応する活性
フラグをオンする。
【0032】なお、イニシャルステップとは、PLC1
0が起動されたとき、真っ先に実行されるステップであ
る。
【0033】次に、S110に進んで、S110からS
114までの間は、上記のS104からS108の間に
おけるイニシャルステップの処理と同様に、ステップ1
の処理が行われる。すなわち、S110にてステップ1
の動作処理を行い、S112にてトラジションTR2が
満足されるとS114に進み、実行監視テーブル48の
ステップ1に対応する実行済みフラグをオン、活性状態
テーブル46のステップ1に対応する活性フラグをオ
フ、ステップ2、ステップ3、及びステップ4に対応す
る活性フラグをオンする。
【0034】続くステップ2、ステップ3、及びステッ
プ4は、同時並列に実行される。すなわち、S116か
らS120、S122からS126、及びS128から
S132は、同時並列に実行される。なお、S116か
らS120、S122からS126、及びS128から
S132は、それぞれのステップに対応する同一処理が
行われるので、S116からS120について説明し、
S122からS126及びS128からS132につい
ては、説明を省略する。
【0035】S116(S122、S128)では、ス
テップ2(S122ではステップ3、S128ではステ
ップ4)の動作処理が行われ、S118(S124、S
130)にてステップ実行完了アドレスが「1」である
か判定する。すなわち、ステップ2(S124ではステ
ップ3、S130ではステップ4)の動作処理が実行完
了したか否かを判定する。S118(S124、S13
0)の判定が否定された場合には、S118(S12
4、S130)の判定が肯定されるまで待機される。そ
して、S118(S124、S130)の判定が肯定さ
れた場合にはS120(S126、S132)へ進み、
ステップ2(ステップ3、ステップ4)の動作処理が実
行済みであるので、実行監視テーブル48の実行済みフ
ラグをオンすると共に、ステップ2(ステップ3、ステ
ップ4)は非活性となるので、活性状態テーブル46の
対応する活性フラグをオフする。
【0036】続いて、S134ではステップ2、ステッ
プ3、及びステップ4からなる同時並列処理からステッ
プ5への遷移条件であるトラジションTR3が「1」で
あるか、すなわち、遷移条件を満たしているか否かを判
定する。判定結果が否定された場合には、S134の判
定が肯定されるまで待機される。そして、S134の判
定が肯定された場合には次のステップに処理を移行すべ
く、S136に進む。S136では、ステップ5を活性
とすべく活性状態テーブル46の対応する活性フラグを
オンする。
【0037】次に、S138に進んで、S138からS
142までの間は、上記のS104からS108の間に
おけるイニシャルステップの処理、及びS110からS
114の間におけるステップ1の処理と同様に、ステッ
プ5の処理が行われる。すなわち、S138にてステッ
プ5の動作処理を行い、S140にてトラジションTR
4が満足されるとS142に進み、実行監視テーブル4
8のステップ5に対応する実行済みフラグをオン、活性
状態テーブル46のステップ5に対応する活性フラグを
オフ、ステップ6に対応する活性フラグをオンする。こ
のようにして順次SFC式のプログラムを実行してい
く。
【0038】続いて、周辺装置12における出力装置4
0に表示されるPLC10の各種データのモニタを行う
際の表示処理について、図11のフローチャートを参照
して説明する。
【0039】S150では活性状態テーブル46をサー
チして活性フラグが「1」となっているステップを捜
し、S152では実行監視テーブル48をサーチして実
行済みフラグが「1」のステップを捜し、S154では
ステップ完了アドレス50をサーチして完了フラグが
「1」のステップを捜す。そして、S150からS15
4でのサーチ結果に基づいて、S156でSFCプログ
ラムが出力装置40としての表示画面に表示される。
【0040】ここで、S150からS154のサーチ結
果が図12に示すようになっていた場合、すなわち、活
性フラグはステップ2、ステップ3、及びステップ4の
並列処理が行われているステップがオンされており、実
行済みフラグはイニシャルからステップ4までがオンさ
れており、完了済みフラグはステップ3がオンされてい
る。S156では、これらのフラグがオンされているス
テップを区別して表示する。なお、図13はその表示状
態を示している。ここで、2重枠は活性ステップを、ハ
ッチングは実行済みステップを、網掛けは完了済みステ
ップを示している。そして、作業者はこの表示に基づい
て、プログラムの進捗状態を確認することができる。ま
た、異常が発生して停止している場合においてもこの表
示を確認することによって、停止原因となっているステ
ップを特定することができる。なお、この表示は色分け
表示や点滅表示等、視覚的に区別できるものであればよ
い。
【0041】上述の実施形態によれば、各ステップの完
了の情報を取得する制御信号アドレスを定義し、ステッ
プが完了か否かを完了フラグとしてRAM22のステッ
プ完了アドレス50に格納し、上述の表示処理でプログ
ラムの進捗状況が表示画面に表示されるので、異常時に
は、その原因となるステップを速やかに特定することが
できる。例えば、上記ステップ2、ステップ3、及びス
テップ4のような並列処理を含む全ての処理において異
常停止が発生した場合、動作が未完で停止原因となって
いるステップのみを活性中のステップとして表示画面に
表示されるので、停止原因の究明を容易に行うことがで
き、異常状態からの復旧作業に要する時間を短縮するこ
とができる。
【0042】また、並列処理に移行する際に所定のステ
ップから次の並列処理における各ステップへの遷移条件
を示すトラジションを複数設けなくとも、異常時に異常
原因となったステップを速やかに特定できるので、トラ
ジションの数を削減でき、シーケンシャル・ファンクシ
ョン・チャート式プログラムを簡略化することができ
る。
【0043】なお、上記の実施の形態では、活性状態テ
ーブル46、実行監視テーブル48及びステップ完了ア
ドレス50に基づいて、プログラムの進捗状態を画面表
示し、ステップの完了状態を判定できるようにしたが、
制御信号アドレスを全てのステップについて定義し、ス
テップ完了アドレス50だけを用いて、プログラムの進
捗状態を画面表示し、ステップの完了状態を判定できる
ようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、停
止の原因となったステップを速やかに特定することがで
きる、という効果がある。
【0045】また、選択分岐を有するプログラムにおい
て、どのような経路をたどって現在活性中のステップに
至ったかを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るPLC、周辺装置、
及び設備を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るSFC式のプログラ
ムの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る動作プログラムの第
1例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る動作プログラムの第
2例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る遷移条件プログラム
の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る活性状態テーブルを
示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る実効監視テーブルを
示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るステップ完了アドレ
スを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るSFC式のプログラ
ムの処理を説明するためのフローチャートの一部であ
る。
【図10】本発明の実施の形態に係るSFC式のプログ
ラムの処理を説明するためのフローチャートの一部であ
る。
【図11】本発明の実施の形態に係る表示処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態に係る表示処理における
サーチ結果の一例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るSFCプログラム
の表示状態を示す図である。
【符号の説明】
10 PLC 12 周辺装置 16 CPU 22 RAM 26 CPU 40 出力装置 44 遷移条件プログラムエリア 46 活性状態テーブル 48 実行監視テーブル 50 ステップ完了アドレス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 豪俊 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 竹谷 吉視 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 宇野 禎二 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 椎葉 好一 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 花井 幹雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5H220 AA05 BB10 CC07 CC09 CX01 DD03 DD04 DD10 EE01 EE09 FF01 FF03 GG14 JJ12 JJ22 JJ27 JJ42 JJ53 KK08 5H223 AA06 CC03 DD01 EE19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーケンシャル・ファンクション・チャ
    ート式プログラマブル・コントローラにおける監視装置
    であって、 シーケンシャル・ファンクション・チャート式プログラ
    ム中の各ステップが完了しかた否かを示す情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記情報に基づいて、各ステップの完了状態を判定する
    判定手段と、 を備えたシーケンシャル・ファンクション・チャート式
    プログラマブル・コントローラにおける監視装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段の判定結果に基づいて、完
    了済みのステップと完了済みでないステップとを区別し
    て表したシーケンシャル・ファンクション・チャートを
    表示する表示手段を更に備えた請求項1に記載のシーケ
    ンシャル・ファンクション・チャート式プログラマブル
    ・コントローラにおける監視装置。
  3. 【請求項3】 シーケンシャル・ファンクション・チャ
    ート式プログラマブル・コントローラにおける監視装置
    であって、 シーケンシャル・ファンクション・チャート式プログラ
    ム中の各ステップが実行されたか否かを示す情報、及び
    シーケンシャル・ファンクション・チャート式プログラ
    ム中の各ステップが完了したか否かを示す情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記情報に基づいて、各ステップの実行状態及び完了状
    態を判定する判定手段と、 を備えたシーケンシャル・ファンクション・チャート式
    プログラマブル・コントローラにおける監視装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段の判定結果に基づいて、実
    行済みのステップと実行済みでないステップとを区別す
    ると共に、完了済みのステップと完了済みでないステッ
    プとを区別して表したシーケンシャル・ファンクション
    ・チャートを表示する表示手段を更に備えた請求項3に
    記載のシーケンシャル・ファンクション・チャート式プ
    ログラマブル・コントローラにおける監視装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段が、所定のステップから次
    のステップへ処理が移行する条件である遷移条件が満た
    されたとき実行済みを示す情報を記憶することを特徴と
    する請求項3又は請求項4に記載のシーケンシャル・フ
    ァンクション・チャート式プログラマブル・コントロー
    ラにおける監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10248099B2 (en) 2015-05-19 2019-04-02 Mitsubishi Electric Corporation Programmable logic controller, engineering tool, and engineering tool program

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