JP2001281451A - 波長選択素子およびそれを用いた表示装置 - Google Patents

波長選択素子およびそれを用いた表示装置

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JP2001281451A JP2000098417A JP2000098417A JP2001281451A JP 2001281451 A JP2001281451 A JP 2001281451A JP 2000098417 A JP2000098417 A JP 2000098417A JP 2000098417 A JP2000098417 A JP 2000098417A JP 2001281451 A JP2001281451 A JP 2001281451A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 性能の良い波長選択素子を提供すること、お
よび、そのような波長選択素子を用いた、明るく色再現
性に優れた表示装置を提供する。 【解決手段】 第1波長域の光の偏光状態を変化させる
第1偏光規制素子12と、第1波長域と異なる第2波長
域の光の偏光状態を変化させる第2偏光規制素子13
と、第1および第2偏光規制素子を介して互いに対向す
るように配置され、それぞれが、特定の偏光方向の光を
選択的に透過または反射する一対の偏光選択素子11お
よび14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長選択素子およ
びそれを用いた表示装置に関し、特に、特定の波長域の
光を選択的に除去するノッチフィルタおよびそれを用い
た表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大画面用の表示装置として、投影型画像
表示装置(以下、「プロジェクタ」と呼ぶ。)がある。
プロジェクタは、光源から出射され、画像表示素子で変
調された光を投影レンズを用いて、スクリーンに拡大投
影することによって表示を行う。
【0003】画像表示素子として透過型画像表示素子を
用いる透過型プロジェクタ(図11および図12)と、
画像表示素子として反射型画像表示素子を用いる反射型
プロジェクタ(図13および図14)が知られている。
【0004】図11に示した従来の透過型プロジェクタ
の構造を説明する。
【0005】光源121から直接、またはリフレクタを
介して出射された光は、青色光を透過し、緑色光と赤色
光とを反射するダイクロイックミラー122と、緑色光
を反射し赤色光を透過するダイクロイックミラー123
および全反射ミラー127とによって、赤、緑、青の3
原色の光に分解される。各々の色光は液晶ライトバルブ
(液晶表示素子)126R、126Gおよび126Bを
透過した後、全反射ミラー128と、緑色光を反射し青
色光を透過するダイクロイックミラー124と、赤色光
を反射し、緑色光および青色光を透過するダイクロイッ
クミラー125とによって再び合成される。合成された
光は投写レンズ129によりスクリーン(不図示)投影
される。
【0006】図12に示した、従来の他の透過型プロジ
ェクタの構造は、基本的に図11に示したプロジェクタ
と同じである。光源134から直接、またはリフレクタ
を介して出射された光は、青色光を透過し、緑色光と赤
色光とを反射するダイクロイックミラー132と、緑色
光を反射し赤色光を透過するダイクロイックミラー13
3および全反射ミラー136とによって、赤、緑、青の
3原色の光に分解される。それぞれ、液晶ライトバルブ
131R、131Gおよび131Bを透過した3原色の
光は、クロスダイクロイックプリズム130によって再
び合成され、合成光が投影レンズ135によりスクリー
ンに投影される。
【0007】次に、反射型表示素子を用いた従来のプロ
ジェクタの構造を説明する。
【0008】図13に示す反射型プロジェクタが電子デ
ィスプレイフォーラム97(P.3−27〜3−32)
に開示されている。このプロジェクタは、光源141か
ら出射された光をダイクロイックミラーで、赤,緑,青
(以下、順にR,G,Bと呼ぶ。)の3原色の光に分離
し、それぞれの光を対応する偏光ビームスプリッタ(以
下、「PBS」と呼ぶ。)142に入射させる。PBS
142では、入射光を偏光方向が互いに直交する2つの
直線偏光成分に分離し、一方の光が対応する反射型液晶
表示素子144に入射する。反射型液晶表示素子144
で反射され、偏光方向が変調されたR,G,Bの光は、
再度PBS142に入射し、クロスダイクロイックプリ
ズム143で合成された後、投影レンズ145でスクリ
ーンに投影される。
【0009】図14Aおよび図14Bに示す反射型プロ
ジェクタが、特開平4−338721号公報に開示され
ている。図14Aおよび図14Bに示したように、光源
からの光をPBS155で2つの直線偏光に分離後、一
方の光をクロスダイクロイックプリズム(図14A)や
フィリップスタイププリズム(図14B)の色分離・合
成素子でR,G,Bの光に分離し、反射型液晶表示素子
で反射された光を同素子で色合成した後、PBS155
に再度入射させ、偏光方向が変調された光のみ投影レン
ズ158に入射し、スクリーンに投影する。
【0010】上述した従来のプロジェクタは、いずれも
3板式液晶プロジェクタと呼ばれ、光源からのR,G,
Bの光を効率良く利用できるため、非常に明るい画像が
実現できる。
【0011】これらに対して、ここでは詳細を説明しな
いが、1枚の液晶表示素子で、レンズとダイクロイック
ミラーとを組み合わせたり、カラーフィルタを用いるこ
とによって、カラー表示を実現する単板式プロジェクタ
も利用されている。
【0012】液晶表示素子を画像表示素子として用い
た、従来のプロジェクタを説明したが、もちろん、デジ
タルマイクロミラーデバイス(DMD)のように、マト
リクス状に配置された微小ミラーの角度を制御する方式
など、さまざまなタイプのプロジェクタがある。
【0013】これらのプロジェクタの光源として、一般
に、可視光の全波長域に亘って連続な発光スペクトルを
有するメタルハライドランプ、高圧水銀ランプやキセノ
ンランプ等が用いられる。
【0014】図15は、例えば、メタルハライドランプ
の発光スペクトルを示す。メタルハライドランプの発光
スペクトルには、数本の輝線が含まれている。波長が約
400nm〜480nmの間に強度のピークを持つ光は
青色光として利用される。また、波長が約490nm〜
550nmの間に強度のピークを持つ光は緑色光として
利用され、波長が約620nm〜700nmの間に強度
のピークを持つ光は赤色光として利用される。
【0015】一方、波長580nm付近にエネルギーピ
ークを持つ光は、黄色光または燈色光であり、プロジェ
クタで投影する投影画像の色再現に悪影響を及ぼす。具
体的には、この光が赤色光と共に赤用液晶表示素子に入
射し、スクリーンに投影されると、本来赤色であるべき
投影画像がオレンジ色になってしまう。また、この光が
緑色光と共に緑色用液晶表示素子に入射しスクリーンに
投影されると、本来緑色であるべき投影画像が黄緑色に
なってしまう。このため、プロジェクタで投影する投影
画像の色再現性(色純度)を重視する場合は、光源から
発光される光のうち、波長580nm付近にエネルギー
のピークを持つ光を除去しなければならない。
【0016】ある波長付近の光だけを除去する光学素子
(波長選択素子)はノッチフィルタと呼ばれ、例えば、
特開平11−249098号公報に、ノッチフィルタを
用いたプロジェクタが開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ノッチフィルタは、一般的に、薄膜多層蒸着技術により
形成された誘電体多層膜であり、例えば、図16に示す
ような分光透過率特性を有している。
【0018】この誘電体多層膜を用いて、任意の波長域
の光だけをカットしようとした場合、現実的な層数の誘
電体多層膜の分光透過率特性は、カット波長域において
急峻でなく、なだらかなになってしまう。そのために、
カットするべき波長域を完全にカットしょうとすれば、
何枚かのフィルタを重ね合せる必要があり、そうするこ
とにより、必要な波長域の光も犠牲になり、投影画像が
暗くなってしまう。
【0019】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、従来のノッチフィルタ
よりも性能の良い波長選択素子を提供すること、およ
び、そのような波長選択素子を用いた、明るく色再現性
に優れた表示装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の波長選択素子
は、第1波長域の光の偏光状態を変化させる第1偏光規
制素子と前記第1波長域と異なる第2波長域の光の偏光
状態を変化させる第2偏光規制素子とを少なくとも含む
複数の偏光規制素子と、前記複数の偏光規制素子を介し
て互いに対向するように配置され、それぞれが、特定の
偏光方向の光を選択的に透過または反射する一対の偏光
選択素子とを備え、そのことによって上記目的が達成さ
れる。
【0021】前記第1波長域と前記第2波長域とは少な
くとも一部が互いに重なり、前記第1および第2偏光規
制素子は、それぞれ前記第1波長域および前記第2波長
域の光に対してλ/2板として機能することが好まし
い。
【0022】前記一対の偏光選択素子のそれぞれが、選
択的に透過または反射する光の偏光軸が、互いに略平行
になるように配置されている構成としてもよい。
【0023】本発明による他の波長選択素子は、第1波
長域の光の偏光状態を変化させる第1偏光規制素子と前
記第1波長域と異なる第2波長域の光の偏光状態を変化
させる第2偏光規制素子とを少なくとも含む複数の偏光
規制素子と、前記複数の偏光規制素子を介して互いに対
向するように配置された、反射素子および特定の偏光方
向の光を選択的に透過または反射する偏光選択素子とを
備え、そのことによって上記目的が達成される。
【0024】前記第1波長域と前記第2波長域とは少な
くとも一部が互いに重なり、前記第1および第2偏光規
制素子は、それぞれ前記第1波長域および前記第2波長
域の光に対してλ/4板として機能することが好まし
い。
【0025】本発明の表示装置は、上記のいずれかの波
長選択素子を備え、そのことによって上記目的が達成さ
れる。
【0026】本発明の他の表示装置は、光源と、前記光
源から出射された光の特定の偏光方向の光を選択的に透
過または反射する偏光選択素子と、前記偏光選択素子に
よって選択された偏光を変調する表示素子と、前記表示
素子によって変調された偏光を投影する投影光学素子と
を有し、前記偏光選択素子の光出射側に、複数の偏光規
制素子と、さらなる偏光選択素子とをこの順に備え、前
記複数の偏光規制素子は、第1波長域の光の偏光状態を
変化させる第1偏光規制素子と、前記第1波長域と異な
る第2波長域の光の偏光状態を変化させる第2偏光規制
素子とを少なくとも含み、そのことによって上記目的が
達成される。
【0027】前記第1波長域と前記第2波長域とは一部
が互いに重なり、前記第1および第2偏光規制素子は、
それぞれ前記第1波長域および前記第2波長域の光に対
してλ/2板として機能することが好ましい。
【0028】以下、本発明の作用について説明する。
【0029】本発明の波長選択素子が有する第1偏光規
制素子は、第1波長域の光の偏光状態を変化させ、第2
偏光規制素子は第2波長域の光の偏光状態を変化させ
る。第1波長域と第2波長域とは互いに異なるので、第
1および第2偏光規制素子を透過した光の偏光状態は、
その波長域によって異なる。例えば、第1波長域および
第2波長域のいずれにも含まれない波長域の光と、第1
波長域や第2波長域の光とは偏光状態が異なる。さら
に、第1波長域と第2波長域とが重なる波長域の光の偏
光状態は、前述のいずれの波長域の光の偏光状態とも異
なる。第1および第2偏光規制素子は、一対の偏光選択
素子(例えば、偏光板)の間に設けられているので、第
1および第2偏光規制素子によって、異なる偏光状態と
された種々の波長域の光の内、特定の偏光状態にある波
長域の光だけが、波長選択素子を通過することができ
る。すなわち、波長域による偏光状態の違いが透過率の
違いに変換され、波長選択素子として機能する。
【0030】勿論、偏光規制素子の枚数には、制限はな
く、必要に応じて、第3波長域の光の偏光状態を変化さ
せる第3偏光規制素子等を設けてもよい。3枚以上の偏
光規制素子を設けた場合、それぞれの偏光規制素子の作
用する波長域が、それぞれの共通波長域と、それ以外の
波長域とで、偏光状態が異なるので、第2偏光規制素子
によってその偏光状態の違いを透過率の違いに変換さ
れ、波長選択素子として機能する。
【0031】偏光規制素子の分光特性(偏光状態を異な
らせる波長域の境界域の分光特性)は、誘電体多層膜か
ら形成された従来のノッチフィルタの分光透過率特性よ
りも急峻であるので、本発明の波長選択素子の分光透過
率特性は、従来のノッチフィルタよりも優れる。本発明
の波長選択素子の偏光規制素子としては、例えば、SI
D’99,Vo1.30,p1072に発表されている
位相差板積層技術を用いた素子(「多層位相差層素子」
と呼ぶ。)やコレステリック液晶を用いた素子を用いる
ことができる。
【0032】第1波長域と第2波長域とが互いに少なく
とも一部が重なるように設定し、第1および第2偏光規
制素子として、第1波長域および第2波長域の光に対し
てそれぞれがλ/2板として機能する構成を採用する
と、2枚の偏光規制素子が作用する波長域が重なる波長
域の光は、2枚のλ/2板を透過することになり、2枚
の偏光規制素子がそれぞれ単独で作用する波長域(2つ
の波長域が重ならない波長域)の光は、1枚のλ/2板
を透過することになり、2枚の偏光規制素子のいずれも
が作用しない波長域の光は、λ/2板を透過しないのと
同等になる。従って、2枚の偏光規制素子がそれぞれ単
独で作用する波長域(すなわち、第1波長域と第2波長
域とを含む波長域のうち、互いに重なる波長域を除いた
波長域)の光の偏光方向だけが、他の波長域の光の偏光
方向に対して90°回転することになり、より性能の良
いノッチフィルタが得られる。
【0033】一対の偏光選択素子の透過または反射され
る光の偏光軸を略平行に配置することによって、前記偏
光規制素子が作用しない波長域の光はほぼ透過するの
で、より明るく、性能の良いノッチフィルタが得られ
る。
【0034】上述の波長選択素子は、透過型ノッチフィ
ルタであるのに対し、第1および第2偏光規制素子を、
偏光選択素子と反射素子(例えば反射鏡)との間に配置
することによって、反射型のノッチフィルタを得ること
ができる。
【0035】反射型ノッチフィルタにおいて、第1波長
域と第2波長域とが互いに一部が重なるように設定し、
第1および第2偏光規制素子として、第1波長域および
第2波長域の光に対してそれぞれがλ/4板として機能
する構成を採用すると、入射光は反射素子で反射される
ので、2枚の偏光規制素子が作用する波長域が重なる波
長域の光は、4枚のλ/4板(2枚のλ/2板)を透過
することになり、2枚の偏光規制素子がそれぞれ単独で
作用する波長域(2つの波長域が重ならない波長域)の
光は、2枚のλ/4板(1枚のλ/2板)を透過するこ
とになり、2枚の偏光規制素子のいずれもが作用しない
波長域の光は、λ/4板を透過しないのと同等になる。
従って、2枚の偏光規制素子がそれぞれ単独で作用する
波長域(すなわち、第1波長域と第2波長域とを含む波
長域のうち、互いに重なる波長域を除いた波長域)の光
の偏光方向だけが、他の波長域の光の偏光方向に対して
90°回転されて戻ってくるので、偏光選択素子を透過
することができず、より性能の良い反射型ノッチフィル
タが得られる。
【0036】上述の波長選択素子を用いることによっ
て、光源の光のうち色純度を低下させる波長域の光を従
来の誘電体多層膜を用いたノッチフィルタよりも効率良
く除去できるので、従来よりも色再現性の良い画像表示
装置が得られる。なお、本発明による波長選択素子(ノ
ッチフィルタ)は、プロジェクタに好適に用いられる
が、直視型の画像表示装置にも用いることができるのは
言うまでもない。
【0037】例えば、液晶プロジェクタのような偏光を
利用して表示を行う投影型表示装置は、本質的に偏光選
択素子を備えるので、本発明による波長選択素子が備え
る偏光選択素子の一方を共用(省略)することができ
る。このような構成を採用すると、偏光選択素子の枚数
を減らすことができるので、色純度の向上に加えて、光
の利用効率が上昇し、明るい投影表示が可能となる。
【0038】
【発明の実施形態】以下に、図面を参照しながら、本発
明の実施形態を説明する。本発明は以下の実施形態に限
定されるものではない。
【0039】(実施形態1)図1に本発明の実施形態1
の波長選択素子(ノッチフィルタ)1の模式図を示す。
ノッチフィルタ1は、第1偏光規制素子12および第2
偏光規制素子13と、これらを挟持するように設けられ
た一対の偏光板11および14を備えている。偏光板1
1および14は、透過する光の偏光軸が共に紙面に対し
て垂直となるように配置されている(平行ニコル)。偏
光選択素子としては、偏光板(偏光フィルムを含む)以
外に、偏光ビームスプリッタ(PBS)やDBEF(住
友3M社製、偏光選択反射素子)等の反射型偏光素子な
どを用いることができる。
【0040】偏光規制素子12および13としては、上
述の多層位相差層素子が用いられる。多層位相差層素子
は、カラーリンク社より、商品名「カラーセレクト」で
市販されており、実施形態1のノッチフィルタ1は、カ
ラーセレクト12および13を有している。
【0041】カラーセレクト12および13は、特定の
波長域の光に対して選択的にλ/2板として機能する。
カラーセレクト12および13をそれぞれ平行ニコルに
配置された一対の偏光板の間に配置したときの分光透過
率特性を図2に示す。図2中の曲線21はカラーセレク
ト12の分光透過率を示し、曲線22はカラーセレクト
13の分光透過率を示している。また、カラーセレクト
12および13をそれぞれ直交ニコルに配置された一対
の偏光板の間に配置したときの分光透過率特性を図3に
示す。図3中の曲線31はカラーセレクト12の分光透
過率を示し、曲線32はカラーセレクト13の分光透過
率を示している。図2および図3から分かるように、カ
ラーセレクト12は、波長域23の光の偏光方向を90
°回転し、カラーセレクト13は、波長域24の光の偏
光方向を90°回転する。なお、波長域は、相対透過率
が50%となる波長を基準とすることにする。
【0042】従って、上述の分光特性を有するカラーセ
レクト12および13が平行ニコルの配置された偏光板
11および14の間に設けられたノッチフィルタ1は、
以下のように機能する。
【0043】偏光板11を透過した直線偏光は、カラー
セレクト12を透過することにより、波長域23の光の
偏光方向だけが90°回転する。さらに、カラーセレク
ト13を透過することにより、波長域24の光の偏光方
向だけがさらに90°偏光方向が回転する。波長域24
の一部は、波長域23と完全に重なっているので、波長
域23の光は、カラーセレクト13によってさらに90
°偏光方向が回転され、偏光板11を透過した直線偏光
と同じ偏光方向となる。従って、カラーセレクト12お
よび13を透過することにより、波長域25の光の偏光
方向だけが、他の波長域の光の偏光方向に対して90°
回転した状態となる。この光が偏光板11と偏光板14
と平行ニコル状態に配置された偏光板14に入射する
と、偏光方向が90°回転された波長域25の光だけが
偏光板14によって吸収される。従って、図4に示した
ような分光透過率特性を有する波長選択素子(ノッチフ
ィルタ)1が得られる。
【0044】図4に示した本実施形態のノッチフィルタ
1の分光透過率特性と、図16に示した従来の誘電体多
層膜から形成された従来のノッチフィルタの分光透過率
特性とを比較すれば明らかなように、本実施形態のノッ
チフィルタ1の分光透過率特性は非常に急峻である。こ
れは、図2および図3に示したように、偏光規制素子1
2および13が急峻な分光特性を有しているからであ
る。このように、急峻な分光特性を有する偏光規制素子
を用い、それらの分光特性(波長域)をうまく組み合わ
せることにより、急峻な分光透過率特性を有するノッチ
フィルタ1を得ることができる。勿論、カラーセレクト
12および13の配置を逆にしてもかまわない。
【0045】なお、本発明による実施形態の波長選択素
子は、種々のノッチフィルタを構成することができる。
例えば、2つの偏光選択素子の透過軸(「偏光軸」とも
言う。)を直交ニコルに配置すると、上記ノッチフィル
タ1によってカットされていた波長域の光だけを選択的
に透過するノッチフィルタを構成することができる。ま
た、一対の偏光選択素子の透過軸の相対配置を変化させ
ることにより、分光透過率のダイナミックレンジおよび
透過率の値を変化させることができる。
【0046】また、偏光規制素子の位相差(リタデーシ
ョンと等価;上記の例のλ/2に対応)を変化させるこ
とにより、カットする光の光量(透過率)を調整するこ
とができる。さらに、偏光規制素子が作用する光の波長
域を変化させることにより、カットする光の波長域を変
更することができる。例えば、上述のカラーセレクトの
ような、多層位相差層素子を用いると、位相差を自由に
設計できる。
【0047】次に、本実施形態のプロジェクタの構造を
説明する。
【0048】図5に示した本実施形態のプロジェクタ
は、従来のダイクロイックプリズム方式のプロジェクタ
プロジェクタに、さらに上述したノッチフィルタ1を備
える。
【0049】白色光源64から出射された白色光は、ダ
イクロイックミラー62によって、例えば、青とイエロ
ー(赤+緑)の2色に分離される。B光は、全反射ミラ
ー66を経て、青の色信号成分を表示する液晶表示素子
61Bに入射する。一方、イエロー光は、ダイクロイッ
クミラー63によって、さらにR光とG光に分離され、
赤および緑の各色信号に基づく画像を表示する液晶表示
素子61Rおよび61Gにそれぞれ入射する。
【0050】各液晶表示素子61R、61Gおよび61
Bに入射した光は、各画素に対応した信号に応じて変調
を受け、クロスダイクロイックプリズム60に入射す
る。クロスダイクロイックプリズム60は、それぞれの
液晶表示素子61R,61Gおよび61Bから出射され
た色光を合成し、合成された色光は、投影レンズ65に
よってスクリーン(不図示)上に投影される。
【0051】本プロジェクタでは、図5に示したよう
に、ダイクロイックミラー62の反射光の光路上に配置
されたノッチフィルタ1によって、赤と緑との境界波長
域の光が効率良く除去されるので、明るく、色再現性に
優れた投影画像を表示することができる。
【0052】もちろん、カットしたい波長域の光が含ま
れる光路上であれば何処に配置してもかまわない。ま
た、本実施形態のノッチフィルタ1を透過した光は直線
偏光なので、ノッチフィルタ1を配置する光路上の光の
偏光状態に応じて、ノッチフィルタ1の光学軸(遅相
軸)の配置角度を調整することにより、ノッチフィルタ
1の透過光全体の光量の調節も可能である。
【0053】本実施形態では、図1に示したように、2
枚の偏光規制素子と2枚の偏光選択素子とを一体化した
ノッチフィルタ1を用いたが、ノッチフィルタ1を構成
するそれぞれの構成要素を分離して、所定の順序で光学
系上に配置してもかまわない。
【0054】上記では、透過型の液晶表示素子を用いた
が、この方式では反射型表示素子を使用した光学系でも
用いることができるのは言うまでもない。反射型表示素
子には、液晶を使った液晶表示素子や、液晶を使わない
例えばデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)のよ
うな表示素子がある。液晶表示素子としは、液晶の複屈
折性を利用したモードや、ポリマー分散方式のような複
屈折を用いないモードなど、種々のモードのものを用い
ることができる。
【0055】また、本実施形態では、ある波長域以上に
作用する偏光規制素子を用いたために、カットする光の
波長域は1つであったが、ある波長域(可視光の波長域
内の一部の波長域)だけに作用する偏光規制素子を用い
ることにより、カットする光の波長域の数は任意に設計
できるのも言うまでもない。
【0056】(実施形態2)図6に本発明の実施形態2
の波長選択素子(反射型ノッチフィルタ)70の模式図
を示す。ノッチフィルタ70は、第1偏光規制素子72
および第2偏光規制素子73と、これらを挟持するよう
に設けられた偏光板71と反射鏡74とを備えている。
偏光板71が透過する光の偏光軸は紙面に対して垂直と
なるように配置されている。偏光選択素子としては、偏
光板(偏光フィルムを含む)以外に、偏光ビームスプリ
ッタ(PBS)等を用いることができる。偏光板71を
透過した入射光75は、反射鏡74で反射されて、再び
偏光板71に入射するので、この偏光板71は、偏光規
制素子72および73を間に挟んで平行ニコルに配置さ
れた一対の偏光板と等価に機能する。
【0057】偏光規制素子72および73としては、実
施形態1のノッチフィルタ1と同様に、カラーリンク社
製のカラーセレクトを用いる。但し、それぞれのカラー
セレクト72および73は、それぞれの波長域の光に対
してλ/4板として機能するものを用いる。すなわち、
反射型ノッチフィルタ70は、入射光75が全反射ミラ
ー74で反射して往復することにより、実施形態1のノ
ッチフィルタ1と同じように機能する。すなわち、ノッ
チフィルタ1の分光透過率特性に対応する分光反射率特
性を有する反射型ノッチフィルタ70が得られる。
【0058】図7に本実施形態のプロジェクタを模式的
に示す。このプロジェクタは、白色光源84、ダイクロ
イックミラー82および83、全反射ミラー86、3枚
の液晶表示素子81R、81Gおよび81B、クロスダ
イクロイックプリズム80、投影レンズ85および反射
型ノッチフィルタ70とを備える。図7に示した実施形
態2のプロジェクタは、図5に示した実施形態1のプロ
ジェクタと基本的に同じ構成であるが、実施形態1にお
けるノッチフィルタ1を使用せず、図5のプロジェクタ
におけるR光に対して配置された全反射ミラー66に代
えて、本実施形態の反射型ノッチフィルタ70を用いて
いる。もちろん、この例に限られず、他の構成の光学系
に配置してもかまわない。
【0059】本実施形態のプロジェクタも反射型ノッチ
フィルタ70によって、赤と緑との境界波長域の光が効
率良く除去されるので、実施形態1のプロジェクタと同
様に、明るく、色再現性に優れた投影画像を表示するこ
とができる。
【0060】ノッチフィルタ70の分光特性を種々変化
させ得ることや、透過型液晶表示素子に限られず種々の
表示素子を用いれることは、実施形態1と同様である。
【0061】(実施形態3)図8に本発明の実施形態3
のプロジェクタの構造を示す。このプロジェクタの基本
構成は実施形態1のプロジェクタと同じであり、ダイク
ロイックプリズム方式のプロジェクタである。
【0062】白色光源94から出射された白色光は、ダ
イクロイックミラー92によって、例えば、青とイエロ
ー(赤+緑)の2色の光に分離される。B光は、全反射
ミラー96を経て、青の色信号成分を表示する液晶表示
素子91Bに入射する。一方、イエロー光は、ダイクロ
イックミラー93によって、さらにR光とG光に分離さ
れ、それぞれ、赤および緑の各色信号に基づく画像を表
示する液晶表示素子91Rおよび91Gに入射する。各
液晶表示素子91R、91Gおよび91Bに入射した光
は、各画素に対応した信号に応じて変調をうけ、クロス
ダイクロイックプリズム90に入射する。クロスダイク
ロイックプリズム90で合成された色光は、投影レンズ
95で、スクリーン(不図示)上に投影される。
【0063】上記の実施形態1および2では、ノッチフ
ィルタ1または70を、独立した波長選択素子として自
由な場所に配置して用いたが、本実施形態では、光の偏
光方向が、ある方向に揃っている光路上でノッチフィル
タを用いる方法について示している。
【0064】透過型の液晶表示素子91は、図9に示す
ように、液晶セル100の入出射側に偏光板101およ
び102を備えている。従って、液晶表示素子91を出
射した光の偏光方向は、これらの偏光板101または1
02によって全て揃えられている。すなわち、特定の偏
光方向の光だけが通過する光路上であれば、実施形態1
のノッチフィルタ1の入射側の偏光選択素子(図1の偏
光板11または14)が不要である。
【0065】本実施形態では、偏光規制素子97および
98として、実施形態1と同様のカラーセレクト12お
よび13を用い、これらをクロスダイクロイックプリズ
ム90の出射測に貼り付け、さらにその出射側に偏光選
択素子として偏光板99を配置する。この構成により、
実施形態1と同様に色純度が向上するとともに、実施形
態1のプロジェクタよりもさらに明るい投影画像を表示
することができる。
【0066】もちろん、偏光規制素子97および98、
偏光板99をクロスダイクロイックプリズム90に貼り
付ける必要は無く、これらを独立に適当な光路上に配置
してもかまわない。また、図10に示すように、液晶表
示素子91に一体化してもかまわない。
【0067】ノッチフィルタ70の分光特性を種々変化
させ得ることや、透過型液晶表示素子に限られず種々の
表示素子を用いれることは、実施形態1および2と同様
である。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、偏光選択素子と、作用
する波長域が互いに異なる複数の偏光規制素子とを組合
わせることにって、従来の誘電体多層膜を用いて形成さ
れたノッチフィルタより性能の良い波長選択素子が得ら
れる。さらに、本発明の波長選択素子を用いることによ
って、例えば、従来より色純度が高く、且つ明るい表示
が可能な投影型表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態の波長選択素子(ノッチ
フィルタ)の模式図である。
【図2】本発明による実施形態で用いられる偏光規制素
子の分光特性を示すグラフである。
【図3】本発明による実施形態で用いられる他の偏光規
制素子の分光特性を示すグラフである。
【図4】本発明による実施形態の波長選択素子(ノッチ
フィルタ)の分光特性を示すグラフである。
【図5】本発明による実施形態のプロジェクタを示す模
式図である。
【図6】本発明による実施形態の反射型波長選択素子
(ノッチフィルタ)の分光特性を示すグラフである。
【図7】本発明の実施形態の他のプロジェクタを示す模
式図である。
【図8】本発明の実施形態の他のプロジェクタを示す模
式図である。
【図9】本発明の実施形態で用いられる透過型液晶表示
素子をす模式図である。
【図10】本発明による実施形態の波長選択素子を備え
た、透過型液晶表示素子を示す模式図である。
【図11】透過型液晶表示素子を用いた従来のプロジェ
クタの模式図である。
【図12】透過型液晶表示素子を用いた従来の他のプロ
ジェクタの模式図である。
【図13】反射型液晶表示素子を用いた従来のプロジェ
クタの模式図である。
【図14A】反射型液晶表示素子を用いた従来の他のプ
ロジェクタの模式図である。
【図14B】反射型液晶表示素子を用いた従来の他のプ
ロジェクタの模式図である。
【図15】本発明による実施形態で用いられるメタルハ
ライドランプの分光発光特性を示すグラフである。
【図16】従来の波長選択素子(ノッチフィルタ)の模
式図である。
【符号の説明】
1 ノッチフィルタ 11、14 偏光選択素子(偏光板または偏光フィル
ム) 12、13 偏光規制素子(カラーセレクト) 60 クロスダイクロイックプリズム 61 透過型液晶表示素子 62、63 色分離用ダイクロイックミラー 64 白色光源 65 投影レンズ 71 偏光板 72、73 偏光規制素子 74 全反射ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 CA06 CA14 CA17 2H049 BA01 BA02 BA06 BA47 BB03 BB63 BC22 2H088 EA13 EA14 EA15 EA16 HA11 HA13 HA24 HA28 MA02 MA05 2H091 FA01Z FA05X FA05Z FA07Z FA08Z FA11Z FA14Z FA26X FA41Z FD06 FD24 LA03 LA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1波長域の光の偏光状態を変化させる
    第1偏光規制素子と、前記第1波長域と異なる第2波長
    域の光の偏光状態を変化させる第2偏光規制素子とを少
    なくとも含む複数の偏光規制素子と、 前記複数の偏光規制素子を介して互いに対向するように
    配置され、それぞれが、特定の偏光方向の光を選択的に
    透過または反射する一対の偏光選択素子と、 を備える波長選択素子。
  2. 【請求項2】 前記第1波長域と前記第2波長域とは少
    なくとも一部が互いに重なり、前記第1および第2偏光
    規制素子は、それぞれ前記第1波長域および前記第2波
    長域の光に対してλ/2板として機能する、請求項1に
    記載の波長選択素子。
  3. 【請求項3】 前記一対の偏光選択素子のそれぞれが、
    選択的に透過または反射する光の偏光軸が、互いに略平
    行になるように配置されている、請求項1または2に記
    載の波長選択素子。
  4. 【請求項4】 第1波長域の光の偏光状態を変化させる
    第1偏光規制素子と、 前記第1波長域と異なる第2波
    長域の光の偏光状態を変化させる第2偏光規制素子とを
    少なくとも含む複数の偏光規制素子と、 前記複数の偏光規制素子を介して互いに対向するように
    配置された、反射素子および特定の偏光方向の光を選択
    的に透過または反射する偏光選択素子と、を備える波長
    選択素子。
  5. 【請求項5】 前記第1波長域と前記第2波長域とは少
    なくとも一部が互いに重なり、前記第1および第2偏光
    規制素子は、それぞれ前記第1波長域および前記第2波
    長域の光に対してλ/4板として機能する、請求項4に
    記載の波長選択素子。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の波長
    選択素子を備える表示装置。
  7. 【請求項7】 光源と、前記光源から出射された光の特
    定の偏光方向の光を選択的に透過または反射する偏光選
    択素子と、前記偏光選択素子によって選択された偏光を
    変調する表示素子と、前記表示素子によって変調された
    偏光を投影する投影光学素子とを有し、 前記偏光選択素子の光出射側に、複数の偏光選択素子
    と、さらなる偏光選択素子とをこの順に備え、前記偏光
    選択素子は、第1波長域の光の偏光状態を変化させる第
    1偏光規制素子と、前記第1波長域と異なる第2波長域
    の光の偏光状態を変化させる第2偏光規制素子とを少な
    くとも含む、表示装置。
  8. 【請求項8】 前記第1波長域と前記第2波長域とは少
    なくとも一部が互いに重なり、前記第1および第2偏光
    規制素子は、それぞれ前記第1波長域および前記第2波
    長域の光に対してλ/2板として機能する、請求項7に
    記載の表示装置。
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