JP2001281191A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

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JP2001281191A
JP2001281191A JP2000097298A JP2000097298A JP2001281191A JP 2001281191 A JP2001281191 A JP 2001281191A JP 2000097298 A JP2000097298 A JP 2000097298A JP 2000097298 A JP2000097298 A JP 2000097298A JP 2001281191 A JP2001281191 A JP 2001281191A
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gas
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gas sensor
electrode
water
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JP2000097298A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Uno
克彦 宇野
Masao Maki
正雄 牧
Takashi Niwa
孝 丹羽
Kunihiro Tsuruta
邦弘 鶴田
Takahiro Umeda
孝裕 梅田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスセンサ内部での水の結露を防止し、安定
したセンサ出力を得る。 【解決手段】 所定空間に臨んで横設されたセンサ本体
11の内部に設けられたガス検知部12と、ガス検知部
12が接続された電極13、16と、電極13、16を
固定するベース体17と、ガス検知部12の周囲空間に
拡散域19を形成する筒状のケース体18と、ケース体
19に設けられ外気と連通するガス取入れ口20と、ガ
ス取入れ口19に設けられた制流体21と、ケース体1
8の下部の少なくとも一部に設けられた開口24でガス
センサを構成し、センサ本体11内の水滴を速やかに開
口24からセンサ本体外に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス燃焼機器から
のガス洩れや、室内燃焼機器の不完全燃焼により発生す
る一酸化炭素を検知するガスセンサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のガスセンサは種々の方式、形状の
ものがあるが、その一例として図4に示すような形状の
ものが提案されている。図4においてセンサ本体1の内
部にはガス検知部2が設定されている。3はガス検知部
2が接続された検出電極、4はガス検知部2を所定温度
に昇温するヒータ5が接続されたヒータ電極である。ガ
ス検知部2と検出電極3、ヒータ5とヒータ電極4はリ
ード線6で接続されている。7は検出電極3、ヒータ電
極4を固定するベース体、8はガス検知部2の周囲空間
に拡散域を形成する筒状のケース体、9はケース体8に
設けられたガス取入れ口、10はガス取入れ口に設けら
れた制流体である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にガスセンサは一
酸化炭素、メタン、プロパン、水素などに選択的に感応
し、ガス洩れ警報機や、CO警報機などの用途に用途に
用いられている。したがって、台所や風呂場など高温多
湿の条件下におかれることも多い。燃焼機器に組み込ま
れる場合は、燃焼機器を運転中の高温多湿の状態と、燃
焼機器を停止中の室温の繰り返しになりセンサ本体1内
部に結露が生じる危険性があった。また、特に密閉式燃
焼機や半密閉式燃焼機の場合は、吸、排気口から雨水が
進入する場合もあり直接水に晒される危険性もあった。
このようにベース体6や検出電極3、ヒータ電極4に結
露が生じた状態でセンサを作動させると、電極間にリー
ク電流が生じ、検出電極間の出力が不安定になったり、
検出ができなくなる場合があった。また、電極にさびが
生じて、最終的にはリード線6が断線する危険性もあっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、所定空間に臨んで横設されたセンサ本体
と、前記センサ本体の内部に設けられたガス検知部と、
前記ガス検知部が接続された電極と、前記電極を固定す
るベース体と、前記ガス検知部の周囲空間に拡散域を形
成する筒状のケース体と、前記ケース体に設けられ外気
と連通するガス取入れ口と、前記ガス取入れ口に設けら
れた制流体と、前記ケース体下部の少なくとも一部に設
けられた開口を有するようにガスセンサを構成し、さら
に前記ベース体の表面を撥水処理するとともに、前記ベ
ース体に固定された電極間の前記ベース体に前記ベース
体の基準面とは高さの異なる部分を設けるている。
【0005】上記発明によれば、センサ本体内部に結露
が生じた場合や直接水が進入した場合でも、ベース体へ
の結露を防止し、開口から速やかに水を排出するととも
に、ベース体表面にベース体の基準面とは高さの異なる
部分を設けるているので、各電極間の見かけの距離を拡
大してリーク電流が生じにくなるので、電極間の出力が
不安定になったり、検出ができなくなる不具合や、電極
にさびが生じて、最終的にはリード線が断線するなどの
危険性を回避することができ、目的ガスに対して常に安
定した出力を維持することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は所定空間に臨んで横設さ
れたセンサ本体と、前記センサ本体の内部に設けられた
ガス検知部と、前記ガス検知部が接続された電極と、前
記電極を固定するベース体と、前記ガス検知部の周囲空
間に拡散域を形成する筒状のケース体と、前記ケース体
に設けられ外気と連通するガス取入れ口と、前記ガス取
入れ口に設けられた制流体と、前記ケース体下部の少な
くとも一部に設けられた開口を有するようにガスセンサ
を構成している。そして、センサ本体内部に結露が生じ
た場合や直接水が進入した場合でも、開口から速やかに
水を排出するので、電極間にリーク電流が生じて出力が
不安定になったり、検出ができなくなる不具合や、電極
にさびが生じて、最終的にはリード線が断線するなどの
危険性を回避することができる。
【0007】また、所定空間に臨んで横設されたセンサ
本体と、前記センサ本体の内部に設けられたガス検知部
と、前記ガス検知部か接続された電極と、前記電極を固
定するベース体と、前記ガス検知部の周囲空間に拡散域
を形成する筒状のケース体と、前記ケース体に設けられ
外気と連通するガス取入れ口と、前記ガス取入れ口に設
けられた制流体と、前記ケース体下部の少なくとも一部
に設けられた開口と、前記開口に設けられた制流部材と
を有するようにガスセンサを構成している。そして、セ
ンサ本体内部に結露が生じた場合や直接水が進入した場
合でも、開口から速やかに水を排出するので、電極間に
リーク電流が生じて出力が不安定になったり、検出がで
きなくなる不具合や、電極にさびが生じて、最終的には
リード線が断線するなどの危険性を回避することができ
るとともに、制流部材によって水分を保留して徐々に蒸
発させるのでセンサ本体外に水滴が滴下するのを防止す
ることができる。
【0008】また、制流部材は制流体と一体的に形成し
ている。そして一体的に形成するため、別部材を加工す
る必要がなく、コスト的に安価に構成することができ
る。
【0009】また、表面を撥水処理したベース体と、前
記ベース体に固定された電極間の前記ベース体に前記ベ
ース体の基準面とは高さの異なる部分を設けるようにガ
スセンサを構成している。そして、撥水処理によってベ
ース体への結露を防止するとともに、ベース体の基準面
とは高さの異なる部分を設けることによって電極間の見
かけの距離を拡大してリーク電流の発生を防止すること
ができる。
【0010】また、表面を撥水処理したベース体に固定
されたそれぞれの電極間に、前記ベース体の中央で連結
するように構成した凹部を有し、前記凹部うちのひとつ
の外周端がケース体下部の開口に対向するようにガスセ
ンサを構成している。そして、撥水処理によってベース
体への結露を防止するとともに、凹部によって水分を開
口に導入することができる。
【0011】また、中央部の凹部の幅を広くするように
ガスセンサを構成している。そして、中央部の凹部の幅
を広くすることによって凹部を形成する壁面を傾斜さ
せ、この傾斜によって水分を確実に開口に導入すること
ができる。
【0012】また凹部は中央から外周へ向かうにしたが
って漸次浅くなるようガスセンサを構成している。そし
て、凹部での液だまりを防止して確実に水分を導入する
ことができる。
【0013】また、表面を撥水処理したベース体に固定
されたそれぞれの電極間に、凸部を有するようにガスセ
ンサを構成している。そして、ベース体表面への水分の
結露を防止するとともに、電極間の見かけの距離を拡大
してリーク電流の発生を防止することができる。
【0014】また、表面を撥水処理したベース体に固定
されたそれぞれの電極間に、前記ベース体の中央で連結
するように構成した凸部を有し、前記凸部は中央部の幅
を広くするようにガスセンサを構成している。そしてベ
ース体表面への水分の結露を防止するとともに、電極間
の見かけの距離を拡大してリーク電流の発生を防止する
ことができる。また、中央部の凸部の幅を広くすること
によって凹部を形成する壁面を傾斜させ、この傾斜によ
って水分を確実に開口に導入することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1ないし図
3を用いて説明する。
【0016】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おけるガスセンサの断面図である。
【0017】図1において、11はセンサ本体で所定空
間、たとえば燃焼機器の熱交換器下流や一般居住空間
(図示せず)に臨ませて横設されている。ガス検知部1
2が収納されている。ガス検知部12は検出電極13に
リード線14で接続されている。このガス検知部12に
は種々の方式があるが、一般に、接触燃焼式、半導体
式、固体電解質式などが利用可能である。15はガス検
知部12を所定の温度に設定するためのヒータで、ガス
検知部12に併設されている。16はヒータ電極で、ヒ
ータ15はリード線14によってヒータ電極16に接続
されている。17は検出電極13、ヒータ電極16を固
定するベース体、18はガス検知部12の周囲空間に拡
散域19を形成する筒状のケース体、20はケース体1
8に設けられたガス取入れ口、21はガス取入れ口に設
けられた制流体で、二重に重ねられた金網により構成さ
れている。22はベース体17を固定する固定金具、2
3は検出電極13およびヒータ電極16の絶縁性を確保
するとともに固定金具22、ベース体17を一体的に固
定するポッティングである。24はケース体18下部の
少なくとも一部に設けられた開口である。開口24には
制流部材25が設けられている。この制流部材25は制
流体21と同一材料で一体的に構成されている。
【0018】以上の構成において電源(図示せず)をオ
ンにするとヒータ15に通電されガス検知部12が所定
の温度になると検知可能状態となる。ここでセンサ本体
1が設置された空間の測定対象ガス(一酸化炭素、メタ
ン、プロパン、水素など)が増加するとガス検知部12
の出力が増加し、設定出力以上になると警報(図示せ
ず)を発する。一般にガスセンサはガス洩れ警報機や、
CO警報機などの用途に用途に用いられている。
【0019】したがって、台所や風呂場など高温多湿の
条件下におかれることも多い。また、燃焼機器に組み込
まれる場合は、燃焼機器を運転中の高温多湿の状態と、
燃焼機器を停止中の室温の繰り返しになり、センサ本体
1内部に結露が生じる危険性があった。また、特に密閉
式燃焼機や半密閉式燃焼機の場合は、吸、排気口から雨
水が進入する場合もあり直接水に晒される危険性もあっ
た。しかし、実施例1の構成によれば、ケース体18の
下部に開口24を設けることにより、センサ本体1内部
に結露が生じた場合や直接水が進入した場合でも、開口
24から速やかに水を排出するので、検出電極間の出力
が不安定になったり、検出ができなくなる現象や、ま
た、検出電極13やヒータ電極16にさびが生じたり、
リード線14が断線するなどの危険性を回避することが
できる。
【0020】また、開口24に制流部材25に設定する
ことによって、制流部材25に水分を保留して徐々に蒸
発させるのでセンサ本体1外に水滴が滴下するのを防止
することができる。また、制流部材25によって開口2
4から流入するガスを抑制するので、たとえばセンサ本
体1が燃焼機器に取り付けられた場合など、検知対象ガ
スが流速を持っている場合は、流速の影響を低減して安
定した検出が可能となる。また、制流部材25を制流体
21と一体的に形成するため、別部材を加工する必要が
なく、コスト的に安価に構成することができる。
【0021】(実施例2)図2は本発明の実施例2にお
けるガスセンサの要部斜視図である。基本構成は図1と
同一であるので異なる点のみ説明する。
【0022】ベース体17の表面には撥水処理のため撥
水剤26が塗布されている。撥水剤としてはシリコン
系、PTFE系などが使用可能である。また、ベース体
17にセラッミックを用いている場合は釉薬を使用して
も良い。ベース体17に固定された検出電極13、ヒー
タ電極16間にはベース体17の基準面とは高さの異な
る部分を設ける構成を取っており、図2ではベース体1
7に凹部27が形成されており、各電極間に形成された
凹部27はベース体17の中央部で連結され、外周方向
に伸びている。
【0023】また、凹部中央部28の幅t1が外周近傍
の幅t2よりも大きくなるように設定されているので凹
部壁面29は水平に対し中央部が下が下がる構成になっ
ている。また、下方に伸びた凹部27はケース体18下
部の開口24に対向するように設定されている。
【0024】また、凹部27はその深さdが外周に向か
うにしたがって漸次浅くなるように構成してある。した
がってセンサ本体11内部に結露が生じた場合でも、撥
水剤26によってベース体17が濡れることはなく、水
滴は凹部27に導入され凹部中央部28を通って下方へ
移動し、開口24から排出される。また、凹部27はそ
の深さdが外周に向かうにしたがって漸次浅くなるよう
に構成してあるので下方に伸びた凹部27の外周部で液
だまりが生じることがなく、水滴をスムースに開口24
に導入し、排出することができる。また、凹部27を形
成することにより電極間の見かけの距離を拡大してリー
ク電流の発生を防止することができる。したがって、検
出電極間の出力が不安定になったり、検出ができなくな
る現象や、また、検出電極13やヒータ電極16にさび
が生じたり、リード線14が断線するなどの危険性を回
避することができる。
【0025】(実施例3)図3は本発明の実施例3の要
部斜視図である。基本構成は実施例1、実施例2と同一
であるので異なる点のみ説明する。図3ではベース体1
7に固定された検出電極13、ヒータ電極16間にベー
ス体17の基準面とは高さの異なる部分を設ける手段と
して凸部30を設けている。また各電極間に形成された
凸部30は中央部で連結されるとともに、凸部中央部3
1の幅tAが外周近傍の幅tBよりも大きくなるように設
定されているので凸部壁面32は水平に対し外周近傍に
向かってが下がる構成になっている。
【0026】したがってセンサ本体11内部に結露が生
じた場合でも、撥水剤26によってベース体17が濡れ
ることはなく、上方から落ちてきた水滴は凸部30に衝
突する。ここで凸部中央部31の幅tAは外周近傍の幅
Bよりも大きくなるように設定されており凸部壁面3
2は水平に対し外周近傍に向かってが下がる構成になっ
ているので凸部30に衝突した水滴は凸部壁面32に沿
って外周方向に導びかれ、凸部30端部からベース体1
7の外周近傍を伝って下方へ移動し、開口24から排出
される。
【0027】また、凸部30を形成することにより電極
間の見かけの距離を拡大してリーク電流の発生を防止す
ることができる。したがって、ガス濃度に対する検出電
極間の出力が不安定になったり、検出ができなくなる不
具合や、検出電極13やヒータ電極16にさびが生じた
り、リード線14が断線するなどの危険性を回避するこ
とができる
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所定空間
に臨んで横設されたセンサ本体と、前記センサ本体の内
部に設けられたガス検知部と、前記ガス検知部が接続さ
れた電極と、前記電極を固定するベース体と、前記ガス
検知部の周囲空間に拡散域を形成する筒状のケース体
と、前記ケース体に設けられ外気と連通するガス取入れ
口と、前記ガス取入れ口に設けられた制流体と、前記ケ
ース体下部の少なくとも一部に設けられた開口を有する
ようにガスセンサを構成しているので、センサ本体内部
に結露が生じた場合や直接水が進入した場合でも、開口
から速やかに水を排出するので、検出電極間にリーク電
流が生じて出力が不安定になったり、検出ができなくな
る不具合や、電極にさびが生じて、最終的にはリード線
が断線するなどの危険性を回避することができる。
【0029】また、所定空間に臨んで横設されたセンサ
本体と、前記センサ本体の内部に設けられたガス検知部
と、前記ガス検知部か接続された電極と、前記電極を固
定するベース体と、前記ガス検知部の周囲空間に拡散域
を形成する筒状のケース体と、前記ケース体に設けられ
外気と連通するガス取入れ口と、前記ガス取入れ口に設
けられた制流体と、前記ケース体下部の少なくとも一部
に設けられた開口と、前記開口に設けられた制流部材と
を有するようにガスセンサを構成しているのでセンサ本
体内部に結露が生じた場合や直接水が進入した場合で
も、開口から速やかに水を排出するので、検出電極間に
リーク電流が生じて出力が不安定になったり、検出がで
きなくなる不具合や、電極にさびが生じて、最終的には
リード線が断線するなどの危険性を回避することができ
るとともに、制流部材によって水分を保留して徐々に蒸
発させるのでセンサ本体外に水滴が滴下するのを防止す
ることができる。
【0030】また、制流部材は制流体と一体的に形成し
ているので、別部材を加工する必要がなく、簡単な構成
でコスト的に安価に構成することができる。
【0031】また、表面を撥水処理したベース体と、前
記ベース体に固定された電極間の前記ベース体に前記ベ
ース体の基準面とは高さの異なる部分を設けるようにガ
スセンサを構成しているので、撥水処理によってベース
体への結露を防止するとともに、ベース体の基準面とは
高さの異なる部分を設けることによって電極間の見かけ
の距離を拡大してリーク電流の発生を防止することがで
きる。
【0032】また、表面を撥水処理したベース体に固定
されたそれぞれの電極間に、前記ベース体の中央で連結
するように構成した凹部を有し、前記凹部うちのひとつ
の外周端がケース体下部の開口に対向するようにガスセ
ンサを構成しているので、撥水処理によってベース体へ
の結露を防止するとともに、凹部によって水分を開口に
導入することができる。また、凹部によって電極間の見
かけの距離を拡大してリーク電流の発生を防止するの
で、検出電極間の出力が不安定になったり、検出ができ
なくなる不具合や、検出電極やヒータ電極にさびが生じ
たり、リード線が断線するなどの危険性を回避すること
ができる。
【0033】また、中央部の凹部の幅を広くするように
ガスセンサを構成しているので、凹部を形成する壁面を
傾斜させ、この傾斜によって水分を確実に開口に導入す
ることができる。
【0034】また、凹部は中央から外周へ向かうにした
がって漸次浅くなるようガスセンサを構成しているの
で、凹部での液だまりを防止して開口に確実に水分を導
入することができる。
【0035】また、表面を撥水処理したベース体に固定
されたそれぞれの電極間に、凸部を有するようにガスセ
ンサを構成しているのでベース体表面への水分の結露を
防止するとともに、電極間の見かけの距離を拡大してリ
ーク電流の発生を防止し、検出電極間の出力が不安定に
なったり、検出ができなくなる不具合や、検出電極やヒ
ータ電極にさびが生じたり、リード線が断線するなどの
危険性を回避することができる。
【0036】また、表面を撥水処理したベース体に固定
されたそれぞれの電極間に、前記ベース体の中央で連結
するように構成した凸部を有し、前記凸部は中央部の幅
を広くするようにガスセンサを構成しているので、ベー
ス体表面への水分の結露を防止するとともに、中央部の
凹部の幅を広くすることによって凸部を形成する壁面を
傾斜させ、この傾斜によって水分を確実に開口に導入す
ることができる。また、電極間の見かけの距離を拡大し
てリーク電流の発生を防止することができるので、検出
電極間の出力が不安定になったり、検出ができなくなる
不具合や、検出電極やヒータ電極にさびが生じたり、リ
ード線が断線するなどの危険性を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるガスセンサの断面図
【図2】本発明の実施例2におけるガスセンサの要部の
部分断面斜視図
【図3】本発明の実施例3におけるガスセンサの要部の
部分断面斜視図
【図4】従来のガスセンサの要部断面図
【符号の説明】
11 センサ本体 12 ガス検知部 13 検出電極 14 リード線 15 ヒータ 16 ヒータ電極 17 ベース体 18 ケース体 19 拡散域 20 ガス取入れ口 21 制流体 24 開口 25 制流部材 27 凹部 30 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹羽 孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鶴田 邦弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 梅田 孝裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G046 AA05 AA11 AA19 AA21 BA01 BB02 BB04 BE01 BF05 BG01 EA07 EA15 EB01 FB02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定空間に臨んで横設されたセンサ本体
    と、前記センサ本体の内部に設けられたガス検知部と、
    前記ガス検知部が接続された電極と、前記電極を固定す
    るベース体と、前記ガス検知部の周囲空間に拡散域を形
    成する筒状のケース体と、前記ケース体に設けられ外気
    と連通するガス取入れ口と、前記ガス取入れ口に設けら
    れた制流体と、前記ケース体下部の少なくとも一部に設
    けられた開口を有するガスセンサ。
  2. 【請求項2】所定空間に臨んで横設されたセンサ本体
    と、前記センサ本体の内部に設けられたガス検知部と、
    前記ガス検知部に接続された電極と、前記電極を固定す
    るベース体と、前記ガス検知部の周囲空間に拡散域を形
    成する筒状のケース体と、前記ケース体に設けられ外気
    と連通するガス取入れ口と、前記ガス取入れ口に設けら
    れた制流体と、前記ケース体下部の少なくとも一部に設
    けられた開口と、前記開口に設けられた制流部材とを有
    するガスセンサ。
  3. 【請求項3】制流部材は制流体と一体的に形成された請
    求項2記載のガスセンサ。
  4. 【請求項4】表面を撥水処理したベース体と、前記ベー
    ス体に固定された電極間の前記ベース体に前記ベース体
    の基準面とは高さの異なる部分を設けた請求項1、2又
    は3記載のガスセンサ。
  5. 【請求項5】表面を撥水処理したベース体に固定された
    それぞれの電極間に、前記ベース体の中央で連結するよ
    うに構成した凹部を有し、前記凹部うちのひとつの外周
    端がケース体下部の開口に対向するように設けられた請
    求項4記載のガスセンサ。
  6. 【請求項6】中央部の凹部の幅を広くした請求項5記載
    のガスセンサ。
  7. 【請求項7】凹部は中央から外周へ向かうにしたがって
    漸次浅くなるように設けられた請求項5又は6記載のガ
    スセンサ。
  8. 【請求項8】表面を撥水処理したベース体に固定された
    それぞれの電極間に、凸部を有する請求項5記載のガス
    センサ。
  9. 【請求項9】表面を撥水処理したベース体に固定された
    それぞれの電極間に、前記ベース体の中央で連結するよ
    うに構成した凸部を有し、前記凸部は中央部の幅を広く
    した請求項8記載のガスセンサ。
JP2000097298A 2000-03-31 2000-03-31 ガスセンサ Pending JP2001281191A (ja)

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