JP2001280976A - ナビゲーションシステム - Google Patents

ナビゲーションシステム

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JP2001280976A
JP2001280976A JP2000099905A JP2000099905A JP2001280976A JP 2001280976 A JP2001280976 A JP 2001280976A JP 2000099905 A JP2000099905 A JP 2000099905A JP 2000099905 A JP2000099905 A JP 2000099905A JP 2001280976 A JP2001280976 A JP 2001280976A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定のタイミングでハードディスクに対する
デフラグメント処理を行い、アクセス時間を高速に保っ
て快適なナビゲーションを実現するっことができるナビ
ゲーションシステムを提供する。 【解決手段】 ナビゲーションシステムにおいて、デフ
ラグボタンが押されたとき(ステップS11;YE
S)、エンジンが停止しておらず(ステップS12;N
O)、ナビゲーション動作中でなければ(ステップS1
4;NO)、直ちにハードディスクに対するデフラグメ
ント処理を実行する。一方、ナビゲーション動作中の場
合は(ステップS14;YES)、ディスク装着の有無
を確認し(ステップS15)、必要な地図データを記録
したDVD−ROMの装着を促し(ステップS16)、
該当するDVD−ROMの装着が確認されると(ステッ
プS18;YES)、デフラグメント処理を実行する
(ステップS22)。これにより、ハードディスク15
において分断配置されたファイルが連続配置され、アク
セス速度を高速に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れた地図データを用いてナビゲーションを行うナビゲー
ションシステムに関し、特に、地図データを格納するハ
ードディスクを備えたナビゲーションシステムの技術分
野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、DVD−ROMドライブやC
D−ROMドライブを搭載し、記録媒体としてのDVD
−ROMやCD−ROMに記録された地図データを読み
出してナビゲーション動作を行うナビゲーションシステ
ムが広く用いられている。一方、このような記録媒体と
は別に大容量で不揮発性の記憶手段として、例えばハー
ドディスクをナビゲーションシステムに搭載することも
考えられる。ハードディスクは、DVD−ROM等と比
較してアクセス速度が高速であるため、地図データに基
づく表示画面を高速に描画できるという点で大きなメリ
ットがある。また、DVD−ROMドライブからハード
ディスクに地図データを転送してナビゲーションに用い
れば、ナビゲーション中であってもDVD−ROMドラ
イブ等を音楽再生や画像再生などの用途に活用できる点
で有用である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ハードディス
クのファイルシステムでは、格納すべきデータに対応す
るファイルの書き込みに際し、本来は連続した空き領域
を割り当てて書き込む。しかし、ハードディスクに多数
のファイルが書き込まれて空き領域が減少した場合は、
連続した領域ではなく不連続なデータ断片に細かく分断
された状態でファイルが書き込まれることになる。そし
て、このように不連続なデータ断片に分断配置されたフ
ァイルを読み出す際は、ファイルに対するアクセス速度
の低下を余儀なくされる。
【0004】一方、このようなアクセス速度の低下を防
止する手法として、従来からハードディスクに対するデ
フラグメント処理が一般的に知られている。かかるデフ
ラグメント処理は、格納されたファイル毎の複数のデー
タ断片を連続領域に移動させ、不連続な分断状態の解消
を図るものである。そして、ユーザが必要に応じてデフ
ラグメント処理用のソフトウェアを起動することによ
り、デフラグメント処理が開始され、ハードディスクの
アクセス速度の低下を有効に防止することができる。
【0005】しかしながら、ナビゲーションシステムに
おいてハードディスクのデフラグメント処理を実現しよ
うとすると、デフラグメント処理の途中でエンジンが停
止する場合や、ナビゲーションが起動されてハードディ
スクの地図データの読み出しが必要になる場合など、種
々の事態が生じてデフラグメント処理の実行に支障を来
すおそれがある。このような事態をデフラグメント処理
の開始前や実行中にユーザが自ら判断することは煩雑で
負担が大きい。そのため、ハードディスクに対する有効
なデフラグメント処理を行うことができず、地図データ
に対応するファイルの読み出しに時間を要し、本来アク
セス速度が高速なハードディスクのメリットを活かした
迅速なナビゲーションの実行が困難なることが問題とな
る。
【0006】そこで、本発明はこのような問題に鑑みな
されたものであり、ナビゲーションシステムにハードデ
ィスクを搭載し、必要に応じてハードディスクに対する
デフラグメント処理を行い、アクセス時間を高速に保っ
て快適なナビゲーションを実現可能なナビゲーションシ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載のナビゲーションシステムは、現在
位置を検出して地図データに基づくナビゲーションを行
うナビゲーションシステムであって、地図データに対応
するファイルの書き込みと読み出しが可能な不揮発性の
格納手段と、地図データを用いてナビゲーション動作を
制御するナビゲーション制御手段と、所定のタイミング
で前記格納手段に対するデフラグメント処理を施すデフ
ラグメント処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、ナビゲーションシステ
ムは、例えばハードディスク等の格納手段を備え、地図
データの読み書きができる。この地図データを用いてナ
ビゲーション制御手段がナビゲーション動作を行うと共
に、デフラグメント処理手段が格納手段に対しデフラグ
メント処理を実行する。よって、ナビゲーションに伴い
地図データの読み書きが頻繁に行われた場合であって
も、デフラグメント処理により格納手段におけるデータ
配置が適正に保たれ、アクセス速度の低下が有効に防止
される。
【0009】請求項2に記載のナビゲーションシステム
は、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおい
て、前記デフラグメント処理手段は、同一ファイル内に
属する分断配置された複数のデータ断片を整列配置する
ことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、格納手段に対するデフ
ラグメント処理は、同一ファイル内に属する分断配置さ
れた複数のデータ断片を整列配置するようにしたので、
格納手段に書き込みを繰り返した場合、データの配置が
整理され、格納手段のアクセス速度の低下が有効に防止
される。
【0011】請求項3に記載のナビゲーションシステム
は、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおい
て、前記格納手段は、ハードディスク装置内に設けられ
たハードディスクであることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、格納手段としてハード
ディスクディスクを用いるため、大容量であると共に汎
用性が高く、アクセス速度が高速で、しかも繰り返し地
図データを読み書きした際に有効なデフラグメント処理
を施して、アクセス速度を常に高速に保持することが可
能となる。
【0013】請求項4に記載のナビゲーションシステム
は、請求項3に記載のナビゲーションシステムにおい
て、前記ハードディスク装置は、前記ハードディスクの
情報の書き込みと読み出しを行うヘッドと、前記ヘッド
を前記ハードディスク上から待避させる待避位置を備
え、前記デフラグメント処理手段は、デフラグメントを
行う際に、特定のデータを前記待避位置近傍に整列配置
させることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、ハードディスク装置で
は、デフラグメントに際して、特定のデータをヘッドの
待避位置近傍に整列配置させるようにしたので、ハード
ディスクのアクセス性能を考慮したデフラグメント処理
を行うことができる。
【0015】請求項5に記載のナビゲーションシステム
は、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおい
て、前記格納手段に対するデフラグメント処理の実行を
指示可能な操作手段を更に備え、前記デフラグメント処
理手段は、前記操作手段による実行指示に従ってデフラ
グメント処理を実行することを特徴とする。
【0016】この発明によれば、操作手段によりデフラ
グメント処理の実行が指示された場合、格納手段に対す
るデフラグメント処理が開始されるので、ユーザの意志
を反映して格納手段を整理でき、地図データ等のアクセ
ス速度を高速に保って快適なナビゲーションを行うこと
ができる。
【0017】請求項6に記載のナビゲーションシステム
は、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおい
て、前記デフラグメント処理手段は、デフラグメント処
理の実行中に所定の条件が満たされたとき、デフラグメ
ント処理を中断することを特徴とする。
【0018】この発明によれば、デフラグメント処理手
段は、デフラグメント処理を実行しつつ、車両の状態や
格納手段の使用状況など種々の条件を判断し、条件が満
たされたときにデフラグメント処理を中断する。よっ
て、デフラグメント処理中に不測の事態が生じた場合で
あっても、格納手段のデータが破壊されるなどの不具合
を防止することができる。
【0019】請求項7に記載のナビゲーションシステム
は、請求項6に記載のナビゲーションシステムにおい
て、前記デフラグメント処理手段は、実行中のデフラグ
メント処理が中断されたとき、デフラグメント処理の進
行状況を示すデフラグメント進行データを保存すること
を特徴とする。
【0020】この発明によれば、デフラグメント処理が
上述のように途中で中断された場合、いったんデフラグ
メント進行データを保存するようにしたので、中断され
たデフラグメント処理の進行状況を後で把握することが
でき、例えばデフラグメント処理を自在に再開するなど
利便性を高めることができる。
【0021】請求項8に記載のナビゲーションシステム
は、請求項7に記載のナビゲーションシステムにおい
て、車両のエンジン動作状態を検知するエンジンセンサ
を更に備え、前記デフラグメント処理手段は、デフラグ
メント処理の実行中に前記エンジンサンサの出力を監視
し、エンジンが停止したとき、デフラグメント処理を中
断することを特徴とする。
【0022】この発明によれば、デフラグメント処理が
開始されると、エンジンサンサの出力が監視され、その
センサ出力からエンジンが停止したことが判明した場
合、実行中のデフラグメント処理が中断される。よっ
て、エンジン停止時にデフラグメント処理による過大な
バッテリー消費を防止することができる。
【0023】請求項9に記載のナビゲーションシステム
は、請求項8に記載のナビゲーションシステムにおい
て、前記デフラグメント処理手段は、デフラグメント処
理が中断された後、停止中のエンジンが起動したとき、
前記デフラグメント進行データに基づいてデフラグメン
ト処理を再開することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、エンジン停止に伴いデ
フラグメント処理が中断された後に再びエンジンが起動
すると、上述のように保存されているデフラグメント進
行データに基づいてデフラグメント処理が再開される。
よって、デフラグメント処理の途中でエンジンが停止し
た場合であっても、無駄な処理を行うことなくデフラグ
メント処理を引き続き実行することができる。
【0025】請求項10に記載のナビゲーションシステ
ムは、請求項7に記載のナビゲーションシステムにおい
て、前記デフラグメント処理手段は、デフラグメント処
理の実行中にナビゲーションが起動したとき、デフラグ
メント処理を中断することを特徴とする。
【0026】この発明によれば、デフラグメント処理が
開始された後、ナビゲーションが起動された場合、実行
中のデフラグメント処理が中断される。よって、地図デ
ータを取得するため格納手段にアクセスする場合であっ
ても、データ破壊等の不具合を防止することができる。
【0027】請求項11に記載のナビゲーションシステ
ムは、請求項5に記載のナビゲーションシステムにおい
て、地図データが記録された記録媒体から該地図データ
を読み出す読み出し手段を更に備え、前記操作手段によ
って、前記デフラグメント処理の実行が指示された際に
前記格納手段に格納された地図データに基づくナビゲー
ションの動作がなされていた場合には、前記ナビゲーシ
ョン制御手段は、前記読み出し手段から読み出された地
図データに基づいてナビゲーション動作を実行し、前記
デフラグメント処理手段は、前記格納手段内のデフラグ
メント処理を実行することを特徴とする。
【0028】この発明によれば、ナビゲーションが動作
しているとき、ユーザ操作によってデフラグメント処理
の実行が指示されると、読み出し手段が記録媒体から地
図データを読み出して、これをナビゲーション動作に用
いる一方、格納手段のデフラグメント処理が行われる。
よって、ナビゲーションの実行中に動作を行いながらデ
フラグメント処理を行うことができる。
【0029】請求項12に記載のナビゲーションシステ
ムは、請求項5に記載のナビゲーションシステムにおい
て、地図データが記録された記録媒体から該地図データ
を読み出す読み出し手段と、ナビゲーション動作の実行
を指示する指示手段とを更に備え、前記デフラグメント
処理手段による前記格納手段内のデフラグメント処理の
実行中に、前記指示手段によりナビゲーション動作の起
動指令がなされた場合には、前記ナビゲーション制御手
段は、前記読み出し手段から読み出された地図データに
基づいてナビゲーション動作を実行することを特徴とす
る。
【0030】この発明によれば、デフラグメント処理を
実行している際にナビゲーションが起動されたとき、読
み出し手段に所望の記録媒体が装着されている場合、地
図データを読み出し手段により読み出してナビゲーショ
ン制御に用いる。よって、実行中のデフラグメント処理
を中断することなくナビゲーションを行うことができ、
処理の効率を高めることができる。
【0031】請求項13に記載のナビゲーションシステ
ムは、請求項5に記載のナビゲーションシステムにおい
て、地図データが記録された記録媒体から該地図データ
を読み出す読み出し手段と、ナビゲーション動作の実行
を指示する指示手段とを更に備え、前記デフラグメント
処理手段による前記格納手段内のデフラグメント処理の
実行中に、前記指示手段によりナビゲーション動作の起
動指令がなされた場合に、前記読み出し手段に前記記録
媒体が装着されていない場合には、前記デフラグメント
処理手段は、前記デフラグメントの動作を中断すること
を特徴とする。
【0032】この発明によれば、デフラグメント処理を
実行している際にナビゲーションが起動されたとき、デ
フラグメント処理を中断するか否かを所望の記録媒体の
有無に応じて判断するようにした。よって、格納手段を
用いなければナビゲーションを実行できない場合に限り
デフラグメント処理を中断するので、安全かつ効率的な
デフラグメント処理を実行することができる。
【0033】請求項14に記載のナビゲーションシステ
ムは、請求項13に記載のナビゲーションシステムにお
いて、前記ナビゲーション制御手段は、デフラグメント
処理が中断された後、必要な地図データを記録した記録
媒体の装着を促すメッセージを告知すると共に、該記録
媒体が装着されたとき、前記デフラグメント処理手段
は、前記デフラグメント進行データに基づいてデフラグ
メント処理を再開することを特徴とする。
【0034】この発明によれば、上述のようにデフラグ
メント処理中にナビゲーションが起動されてデフラグメ
ント処理が中断した場合、メッセージによって必要な地
図データを記録した記録媒体の装着を促し、これに従っ
て記録媒体が装着されたときに、デフラグメント進行デ
ータに基づきデフラグメント処理が再開される。よっ
て、当初必要な記録媒体が未装着であっても、ユーザに
自ら記録媒体を装着させることにより、ナビゲーション
を行いつつ、デフラグメント処理を引き続き実行でき
る。
【0035】請求項15に記載のナビゲーションシステ
ムは、請求項9又は請求項14に記載のナビゲーション
システムにおいて、中断されたデフラグメント処理を再
開するに先立って、該デフラグメント処理を再開するか
又は中止するかを選択的に入力させる選択入力手段を更
に備えることを特徴とする。
【0036】この発明によれば、途中で中断されたデフ
ラグメント処理が再開可能となったとき、選択入力手段
が例えば選択画面に表示を行い、ユーサにデフラグメン
ト処理を再開するか、あるいは中止するかを選択させる
ようにした。よって、デフラグメント処理を続行する必
要性や、他の処理との兼ね合いなどを考慮し、ユーザの
事情に応じてデフラグメント処理を続行するか否かを決
定することができる。
【0037】請求項16に記載のナビゲーションシステ
ムは、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおい
て、前記デフラグメント処理手段は、車両が停止中であ
る場合にデフラグメント処理を実行することを特徴とす
る。
【0038】この発明によれば、車両の走行状態に基づ
き、走行中ではなく停止中に上述のデフラグメント処理
を自動的に実行するようにしたので、ナビゲーション起
動時に新たに地図データを取得しなくてもよく、格納手
段にアクセスがないタイミングでデフラグメント処理を
行うことができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0040】図1は、本実施形態に係るナビゲーション
システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示
すナビゲーションシステムは、CPU11と、ROM1
2と、RAM13と、DVD−ROMドライブ14と、
ハードディスク15と、センサ部16と、GPS受信部
17と、インターフェース18と、操作部19と、ディ
スプレイ20と、表示制御部21と、バッファメモリ2
2と、音声処理回路23と、スピーカ24とを備えて構
成されている。
【0041】図1においてCPU11は、ナビゲーショ
ンシステム全体の動作を制御する。CPU11は、ナビ
ゲーションシステムの各構成要素と接続され、ROM1
2に格納される制御プログラムを読み出して実行し、R
AM13に処理中のデータを一時的に保持する。CPU
11は、本発明のナビゲーション制御手段、デフラグメ
ント処理手段として機能する。
【0042】DVD−ROMドライブ14は、本発明の
読み出し手段として機能し、地図データを記憶するDV
D−ROM1を装着して、この地図データの読み出し動
作を行う。DVD−ROM1は、片面1層で4.7Gバ
イト、片面2層で8.5Gバイトの大記憶容量の記録媒
体であり、ディスク上に記録データに対応したピットが
形成されており、DVD−ROMドライブ14のピック
アップを用いて記録データが読み出される。
【0043】DVD−ROM1には、ナビゲーション動
作に必要な道路形状データを含む地図データが記憶さ
れ、更に関連する施設データ、名称データなどの各種関
連データが道路形状データに対応付けられて記憶されて
いる。例えば、全体地図をメッシュ状の単位領域として
のブロックに分割し、各ブロックに対して地図ファイル
を割り当て、多数の地図ファイルからなる全体の地図デ
ータをDVD−ROM1に記録している。
【0044】ハードディスク15は、地図データ等の各
種データの読み出しや書き込みを行う不揮発性の記憶装
置であり、本発明の格納手段として機能する。ハードデ
ィスク15は多くの用途に利用可能であり、音楽デー
タ、映像データ、アプリケーションプログラム等の種々
のデータをファイルとして格納することができ、これら
のファイルの読み出しと書き込みを行うことができる。
【0045】ハードディスク15の基本構造を図2に示
す。ここではアクチェエータの先端に配置された浮動ヘ
ッドスライダを機械的に磁気ディスク表面から浮上させ
るランプローディング方式のハードディスク15が示さ
れている。
【0046】図2に示すように、アクチェエータ154
に取付けられたヘッド151は、磁気ディスク153の
半径方向(矢印)を移動自在に取付けられ、このヘッド
151は、サスペンション157の弾性力により磁気デ
ィスク153の表面に押し付けられるが、磁気ディスク
153の回転により、ヘッド151に作用する空気力学
的な浮揚力により磁気ディスク153円盤表面との間隔
が数十mmとなるように制御される。非動作時、このヘ
ッド151は、筐体フレーム150の一端に形成された
ランプ155のテーパ部156に乗り上げられた状態の
待避位置にある。
【0047】図3にヘッド151とランプ155の位置
関係を断面図として示してある。図3に示すように、磁
気ディスク153円盤の外周部近傍に位置するランプ1
55は、外周部から外周部外へ向かって徐々に磁気ディ
スク153円盤の表面から離れる方向にテーパが形成さ
れたテーパ部156を有する。動作時(ロード)には、
磁気ディスク153円盤上に適当な間隔を置いて存在
(位置a)したものが、非動作時(アンロード)には、
図中、矢印で示すように当該テーパ部156を乗り越
え、待避位置(位置b)まで乗り上げる。
【0048】ハードディスク15には、格納済みのファ
イルを管理するためのファイル管理情報を更新可能に書
き込む領域であるファイル管理領域15aが設けられて
いる。このファイル管理情報には、ハードディスク15
に格納されているファイル名や記録位置などの情報が含
まれている。
【0049】また、ハードディスク15には、地図ファ
イル等の各種データのファイルを格納するための領域で
ある。ハードディスク15の全体の記憶容量は一定であ
るため、書き込み可能な全ファイルの容量は制限があ
る。ハードディスク15は、実際にファイルが格納され
ている領域と、それ以外の空き領域とを含んでいる。
【0050】本実施形態では、ハードディスク15に新
たなファイルを書き込む際は、原則として空き領域に書
き込むことになる。ここで、空き領域が多数ハードディ
スク15に分断配置され、各空き領域の容量が書き込み
対象のファイル容量よりも小さい場合は、新たなファイ
ルをハードディスク15の連続領域に書き込むことがで
きない。よって、このような場合は、ファイル内のデー
タを複数のデータ断片に分け、不連続な配置でハードデ
ィスク15に書き込むことになる。
【0051】しかし、ハードディスク15においてファ
イル内のデータが不連続なデータ断片に分断配置されて
いる場合、ファイルに対してアクセスする際にシーク時
間が増大し、アクセス速度が低下する。そこで、本実施
形態では、ファイル内のデータが分断配置された状態に
あるハードディスク15に対するデフラグメント処理を
施すことにより、アクセス速度の低下を防いでいる。す
なわち、所定のタイミングでファイル内のデータの配置
状況を調べ、分断配置されている場合は、ファイルを構
成する複数のデータ断片を所定の領域に移動させ、連続
的な配置に変えるようにする。なお、本実施形態におけ
るデフラグメント処理の詳細については後述する。
【0052】図1に戻って、センサ部16は、現在位置
を検出するために必要な各種センサを含んで構成されて
いる。具体的には、車両の走行状態を検出するための車
速センサ、走行距離センサ、方位センサなどを含んでい
る。また、センサ部16には、車両のエンジンが起動し
ているか、あるいは停止しているかを検出するエンジン
センサ16aが含まれている。
【0053】GPS受信部17は、GPS(Global Pos
itioning System)衛星からの電波を受信し、測位デー
タを出力する。センサ部16とGPS受信部17は、C
PU11と相まって車両の現在位置を検出する手段とし
て機能する。
【0054】インターフェース18は、センサ部16及
びGPS受信部17とCPU11との間のインターフェ
ース動作を行い、CPU11により、センサ部16から
のセンサ出力とGPS受信部17からの測位データに基
づいて、現在位置データが求められる。この現在位置デ
ータは、CPU11により前述の地図データと照合され
て、マップマッチング処理等を用いて補正される。
【0055】操作手段としての操作部19は、ナビゲー
ション動作における所望の操作を行うための各種キーや
各種ボタンが配列されて構成され、ナビゲーションシス
テム本体部あるいは外部のリモコンに設けられる。これ
らの各種キーや各種ボタンが押下されると、対応する検
知信号がCPU11に送出される。また、操作部19
は、ハードディスク15に対する上記デフラグメント処
理の実行を指示する際に押下するデフラグボタン19a
を備えている。なお、デフラグボタン19aを表示メニ
ューの一部としてディスプレイ20上に表示し、外部の
リモコンやタッチパネルで選択するようにしてもよい。
【0056】ディスプレイ20は、ナビゲーション動作
に用いる表示手段であり、例えばCRT、液晶表示素子
などから構成される。ディスプレイ20には、表示制御
部21の制御に従って地図データが種々の態様で表示さ
れると共に、これに重畳して現在位置がカーマークとし
て表示される。また、ディスプレイ20には、ハードデ
ィスク15に対する上記デフラグメント処理等の実行を
選択させる選択メニューが表示される。
【0057】表示制御部21は、ディスプレイ20に表
示する表示データを生成し、バッファメモリ22に一時
的に保存しつつ、適宜のタイミングでバッファメモリ2
2から表示データを読み出してディスプレイ20に表示
出力する。
【0058】音声処理回路23は、CPU11の制御の
下、所定の音声信号を発生する。音声処理回路23にお
いて適切なレベルに増幅された音声信号は、スピーカ2
4から外部出力される。このような音声信号としては、
例えば、車両の経路を誘導するための案内音声がある。
【0059】本実施形態においては、ナビゲーション動
作に必要な地図データがDVD−ROM1とハードディ
スク15の双方、又は、ハードディスク15のみに記録
されているものとする。ハードディスク15の地図デー
タは予め格納しておいてもよいし、必要に応じてDVD
−ROM1から地図データを読み出し、ハードディスク
15に転送して格納するようにしてもよい。ナビゲーシ
ョン動作の際は、DVD−ROM1とハードディスク1
5のいずれの地図データを用いてもよいが、アクセス速
度が高速なハードディスク15の地図データを用いる方
が処理の高速化という点ではメリットがある。
【0060】次に、図4〜図9を参照して、ハードディ
スク15に対するデフラグメント処理について説明す
る。本実施形態においては、デフラグメント処理をユー
ザ操作に基づいて実行する場合と、所定の条件の下で自
動的に実行する場合の2つを想定している。また、DV
D−ROM1とハードディスク15の双方に地図データ
を記録する場合と、ハードディスク15のみに地図デー
タを記録する場合の2つを想定している。
【0061】図4は、本実施形態において、ユーザ操作
に基づくデフラグメント処理のうち、DVD−ROM1
とハードディスク15の双方に地図データが記録される
場合のフローチャートである。図4における処理が開始
されると、ステップS11では、操作部19からの検知
信号を監視して、デフラグボタン19aが押されたか否
かを判断する。判断の結果、デフラグボタン19aが押
されていない場合は(ステップS11;NO)、監視を
継続し、デフラグボタン19aが押された場合は(ステ
ップS11;YES)、ステップS12に進む。
【0062】次に、ステップS12において、センサ部
16のエンジンセンサ16aからのセンサ出力に基づい
て、エンジンが停止しているか否かを判断する。すなわ
ち、エンジン停止時に、バッテリー消費を伴うデフラグ
メント処理の実行を避けるための判断である。なお、エ
ンジン停止の判断をACCがONの位置にあるか否かで
判断してもよい。ステップS12の判断の結果、エンジ
ンが停止している場合は(ステップS12;YES)ス
テップS13に進み、ユーザにエンジンが停止している
ことを告知するメッセージをディスプレイ20の表示画
面に表示し、図4の処理を終える。
【0063】一方、ステップS12の判断の結果、エン
ジンが動作している場合は(ステップS12;NO)ス
テップS14に進み、ナビゲーション動作が行われてい
るか否か判断する。これは、デフラグメント処理の最中
はハードディスク15からの地図データの読み出しがで
きないため、ナビゲーション動作をDVD−ROM1の
地図データを用いて行うべく予め判断するものである。
ステップS12の判断の結果、ナビゲーション動作中で
なければ(ステップS14;NO)、直ちにデフラグメ
ント処理を開始してよいので、ステップS22に移行す
る。
【0064】一方、ステップS14の判断の結果、ナビ
ゲーション動作中であれば(ステップS14;YE
S)、ステップS15において、DVD−ROMドライ
ブ14に何らかのディスクが装着されているか否かを判
断する。ステップS15の判断の結果、DVD−ROM
ドライブ14にディスクが未装着である場合は(ステッ
プS15;NO)、ステップS16に進み、ディスクが
装着されている場合は(ステップS15;YES)、ス
テップS18に進む。
【0065】ステップS16では、ユーザに地図データ
を記録したDVD−ROM1を装着することを促すため
のメッセージを、ディスプレイ20の表示画面とスピー
カ24からの案内音声として出力する。例えば、「ナビ
ゲーションを続けるために、ディスクプレーヤに地図デ
ィスクを挿入して下さい」などのメッセージを出力すれ
ばよい。
【0066】続いてステップS17では、所定時間内に
DVD−ROMドライブ14にディスクが装着されたか
を判断する。ステップS17の判断の結果、DVD−R
OMドライブ14にディスクが装着されている場合は
(ステップS17;YES)、ステップS18に進み、
ディスクが未装着である場合は(ステップS17;N
O)、ステップS20に進む。ステップS20では、デ
フラグメント処理を行うか否かを確認し、行う場合は
(ステップS20;YES)、ステップS22に進み、
行わない場合は(ステップS20;NO)、図4の処理
を終える。ステップS17は、デフラグメント処理の実
行に際し、ユーザがディスクを装着しない場合、再度ナ
ビゲーションを中止してでも、デフラグメント処理を行
うかどうかを確認するための処理である。
【0067】一方、ステップS18では、ステップS1
5又はステップS17で装着されたディスクが、地図デ
ータ用のDVD−ROM1であるか否かを判断する。そ
の結果、地図データ用のDVD−ROM1ではない場合
は(ステップS18;NO)、ステップS19に進み、
ユーザに正しいディスクを装着することを促すためのメ
ッセージを、ステップS16と同様にディスプレイ20
の表示画面とスピーカ24からの案内音声として出力す
る。
【0068】一方、ステップS18の判断の結果、装着
されたディスクが地図データ用のDVD−ROM1であ
る場合は(ステップS18;YES)、ステップS21
に進み、ディスクから地図データを読み出しナビゲーシ
ョンを続行する。続いて、ステップS22では、ハード
ディスク15に対するデフラグメント処理を実行し、図
4の処理を終える。
【0069】次に図5は、本実施形態において、ユーザ
操作に基づくデフラグメント処理のうち、ハードディス
ク15のみに地図データが記録される場合のフローチャ
ートである。図5における処理が開始されると、ステッ
プS31〜S34に至るまでは、上述した図3のステッ
プS11〜S14と同様の処理が行われる。
【0070】続くステップS35では、DVD−ROM
ドライブ14が付いているか否かを判断する。すなわ
ち、図5のフローチャートでは、DVD−ROMドライ
ブ14が取り付け自在の場合の処理を示している。ステ
ップS35の判断の結果、DVD−ROMドライブ14
が付いている場合は(ステップS35;YES)、ステ
ップS36に進み、DVD−ROMドライブ14が付い
ていない場合は(ステップS35;NO)、ステップS
37に進む。
【0071】ステップS36では、DVD−ROMドラ
イブ14に何らかのディスクが装着されているか否かを
判断する。ステップS36の判断の結果、DVD−RO
Mドライブ14にディスクが未装着である場合は(ステ
ップS36;NO)、ステップS40に進み、ディスク
が装着されている場合は(ステップS36;YES)、
ステップS38に進む。
【0072】ステップS40では、上述のステップS1
6と同様のメッセージをディスプレイ20の表示画面と
スピーカ24からの案内音声として出力する。続くステ
ップS41では、所定時間内にDVD−ROMドライブ
14にディスクが装着されたかを判断し、ディスクが装
着されている場合は(ステップS41;YES)、ステ
ップS38に進み、ディスクが未装着である場合は(ス
テップS41;NO)、ステップS37に進む。
【0073】一方、ステップS35からステップS37
に進むと、上述のステップS20と同様の確認工程であ
るデフラグメント処理を行うか否かを確認し、行う場合
は(ステップS37;YES)、ステップS43に進
み、行わない場合は(ステップS37;NO)、図4の
処理を終える。
【0074】次に、ステップS38では、ステップS3
6又はステップS41で装着されたディスクが、地図デ
ータ用のDVD−ROM1であるか否かを判断する。そ
の結果、地図データ用のDVD−ROM1ではない場合
は(ステップS38;NO)、ステップS39に進み、
上記ステップS19と同様のメッセージ出力を行う。一
方、ステップS38の判断の結果、装着されたディスク
が地図データ用のDVD−ROM1である場合は(ステ
ップS38;YES)、ステップS42に進み、ディス
クから地図データを読み出しナビゲーションを続行す
る。続いて、ステップS43では、上述のステップS2
2と同様のハードディスク15に対するデフラグメント
処理を実行し、図5の処理を終える。
【0075】図6は、上述したステップS22又はステ
ップS43におけるデフラグメント処理の詳細を説明す
るフローチャートである。図6の処理が開始されると、
ステップS51では、ハードディスク15にアクセスし
てファイル管理領域15aのファイル管理情報を取得す
る。これにより、ハードディスク15上での各ファイル
の保存状況が確認できる。
【0076】続いてステップS52では、ハードディス
ク15に格納済みのファイルのうち、所定の一のファイ
ルを対象として、ステップS51で取得したファイル管
理情報に基づいて、ハードディスク15における対象フ
ァイルのデータ配置状況をチェックする。これにより、
対象となる一のファイル内に属する分断配置された複数
のデータ断片の各々の記録位置を判別することができ
る。
【0077】そして、ステップS53では、ステップS
52の判断結果に基づいて、対象ファイル内の各データ
がハードディスク15上で連続的に配置されているか否
かを判定する。その結果、対象ファイル内の各データが
データ断片に分断されず連続的に配置されている場合は
(ステップS53;YES)、このファイルについての
デフラグメントは不要であるので、ステップS59に移
行する。一方、対象ファイル内の各データが複数のデー
タ断片に分断され、不連続に配置されている場合は(ス
テップS53;NO)、ステップS54に進む。
【0078】ステップS54とステップS55は、デフ
ラグメント処理を途中で中断する状況を想定した監視処
理に対応している。それぞれ、ステップS54では、エ
ンジンの停止を監視すると共に、ステップS55では、
ナビゲーションの起動を監視する。以下、これらの処理
について図7及び図8を用いて説明する。
【0079】図7は、図6のステップS54におけるエ
ンジン停止の監視処理を具体的に示すフローチャートで
ある。図7において、ステップS61では、センサ部1
6のエンジンセンサ16aからのセンサ出力に基づい
て、エンジンが停止しているか否かを判断する。その結
果、エンジンが動作している場合は(ステップS61;
NO)、デフラグメント処理を続けても支障がないの
で、図6に戻ってステップS55に進む。
【0080】一方、ステップS61の判断の結果、エン
ジンが停止している場合は(ステップS61;YE
S)、バッテリー消費を避けるべく、ステップS62に
おいて、いったんデフラグメント処理を中断する。この
とき、ステップS63において、デフラグメント処理の
進行状況を示すデフラグメント進行データをハードディ
スク15の所定領域に保存しておく。後述するように中
断したデフラグメント処理を再開する場合、処理済みの
対象ファイルや移動したデータ断片などをデフラグメン
ト進行データにより特定できるようにしておくものであ
る。
【0081】次いで、ステップS64では、所定時間内
にエンジンが再び起動したか否かをステップS61と同
様に判断する。その結果、エンジンが停止したままであ
る場合は(ステップS64;NO)、ステップS65に
進み、エンジンが起動した場合は(ステップS64;Y
ES)、ステップS68に進む。
【0082】ステップS65では、エンジンセンサ16
aからのセンサ出力に基づき、エンジンが起動されたか
否かを監視し続け(ステップS65;NO)、エンジン
が起動した場合は(ステップS65;YES)、ステッ
プS66に進む。
【0083】ステップS66では、ユーザにデフラグメ
ント処理を再開するか又は中止するかを選択させるため
の選択メニューをディスプレイ20に表示する。すなわ
ち、中止されたデフラグメント処理の再開の可否をユー
ザの事情に応じて決定できるようにしたものである。例
えば、「デフラグは途中で中断しています。デフラグメ
ント処理を再開しますか?」などのメッセージと実行の
有無の選択ボタンを表示すればよい。
【0084】次いでステップS67では、ステップS6
6で表示された選択メニューに対するユーザの選択結果
に基づいて、デフラグメント処理の再開が選択されたか
否かを判断する。その結果、デフラグメント処理の中止
が選択された場合(ステップS67;NO)、図7の処
理を終える。一方、デフラグメント処理の再開が選択さ
れた場合は(ステップS67;YES)、ステップS6
8に進む。
【0085】ステップS68では、ステップS62でデ
フラグメント処理を中断した後にハードディスク15が
アクセスされ、新たなデータの書き込みが発生したか否
かを判断する。すなわち、ハードディスク15に新たな
データが書き込まれた場合には、デフラグメント処理の
再開を回避する必要があるためである。例えば、上述の
デフラグメント進行データにハードディスク15への書
き込みを示す所定のフラグを付加すれば、ステップS6
8の判断が可能となる。
【0086】ステップS68の判断の結果、ハードディ
スク15へのデータ書き込みが発生した場合は(ステッ
プS68;YES)、ステップS69において、デフラ
グメント処理を最初からやり直す。よって、図6のステ
ップS51以降の処理を再び実行する。
【0087】一方、ステップS68の判断の結果、ハー
ドディスク15へのデータ書き込みが発生していない場
合は(ステップS68;NO)、ステップS70におい
て、デフラグメント進行データを読み出す。その後、図
6のステップS55に戻ってデフラグメント処理を再開
する。
【0088】次に、図8は、図6のステップS55にお
けるナビゲーションの起動の監視処理を具体的に示すフ
ローチャートである。図8において、ステップS71で
は、ナビゲーションが起動したかどうか判断する。例え
ば、ユーザが操作部19を操作してナビゲーションの起
動を指示することにより、ナビゲーションが起動する。
ステップS71の判断の結果、ナビゲーションが起動さ
れない場合は(ステップS71;NO)、デフラグメン
ト処理を続けても支障がないので、図6に戻ってステッ
プS56に進む。
【0089】一方、ステップS71の判断の結果、ナビ
ゲーションが起動した場合は(ステップS71;YE
S)、ハードディスク15へのアクセスを考慮した処理
としてステップS72〜ステップS81を実行する。ま
ず、ステップS72では、DVD−ROMドライブ14
に地図データ用のDVD−ROM1が装着されているか
否かを判断する。その結果、地図データ用のDVD−R
OMドライブ14が装着されている場合は(ステップS
72;YES)、ステップS73に進み、地図データ用
のDVD−ROM1が未装着である場合は(ステップS
72;NO)、ステップS74に進む。
【0090】ステップS73では、DVD−ROMドラ
イブ14に装着されているDVD−ROM1の地図デー
タを用いたナビゲーションが実行される。これにより、
デフラグメント処理中のハードディスク15へのアクセ
スを回避しつつ、ナビゲーションを実行することができ
る。その後は、図6に戻ってステップS56に進む。
【0091】これに対しステップS74では、デフラグ
メント処理の際のハードディスク15へのアクセスを避
けるため、いったんデフラグメント処理を中断する。こ
のとき、ステップS75において、上述したデフラグメ
ント進行データをハードディスク15の所定領域に保存
しておく。
【0092】続いてステップS76では、デフラグメン
ト処理を続行するか又は中止するかをユーザに選択させ
るための選択メニューをディスプレイ20に表示する。
例えば、「デフラグを続けるにはナビゲーション用ディ
スクが必要です。ディスクを挿入してデフラグを続けま
すか?」などのメッセージと実行の有無の選択ボタンを
表示すればよい。
【0093】そして、ステップS77では、ステップS
76で表示された選択メニューに対するユーザの選択結
果に基づいて、デフラグメント処理の続行が選択された
か否かを判断する。その結果、デフラグメント処理の中
止が選択された場合(ステップS77;NO)、図8の
処理を終える。一方、デフラグメント処理の続行が選択
された場合は(ステップS77;YES)、ステップS
78に進む。
【0094】ステップS78では、ステップS76の選
択メニューの指示に従って、所定時間内にDVD−RO
Mドライブ14にナビゲーションに必要なディスクが装
着されたかを判断する。判断の結果、DVD−ROMド
ライブ14に該当するディスクが装着されている場合は
(ステップS78;YES)、ステップS79に進み、
該当するディスクが未装着である場合は(ステップS7
8;NO)、図8の処理を終える。
【0095】ステップS79では、ステップS74でデ
フラグメント処理を中断した後にハードディスク15が
アクセスされ、新たなデータの書き込みが発生したか否
かを判断する。この処理は、図7のステップS68と同
様に行えばよい。
【0096】ステップS79の判断の結果、ハードディ
スク15へのデータ書き込みが発生した場合は(ステッ
プS79;YES)、ステップS80に進み、ハードデ
ィスク15へのデータ書き込みが発生していない場合は
(ステップS79;NO)、ステップS81に進む。こ
れらステップS80及びステップS81の処理は、上述
のステップS69及びステップS70と同様に行えばよ
い。
【0097】次に、図6に戻ってステップS56では、
対象ファイル内のデータのデータ断片をハードディスク
15の所定領域に移動する。ここで、対象ファイル内の
データを移動すべき所定領域は、少なくとも対象ファイ
ルのファイルサイズ以上の連続的な空き領域とする必要
がある。
【0098】続いてステップS57では、対象ファイル
内のデータのデータ断片がハードディスク15の所定領
域に連続配置されたか否かを判断する。すなわち、対象
ファイル内のデータのデータ断片の個数だけステップS
56を実行すると、対象ファイルの全体が所定領域に移
動して、連続配置されることになる。ステップS57の
判断の結果、まだ対象ファイル内の各データがデータ断
片に分断されている場合は(ステップS57;NO)、
ステップS54に戻って同様の処理を繰り返す。
【0099】一方、対象ファイルについて全てのデータ
断片の移動を終え、ハードディスク15の所定領域に対
象ファイル内のデータが連続配置された場合は(ステッ
プS57;YES)、ステップS58において、ファイ
ル管理領域15aにおけるファイル管理情報を更新す
る。すなわち、対象ファイルの新たな配置に基づいてフ
ァイル管理情報を修正し、ファイル管理領域15aに書
き込む。
【0100】ステップS53又はステップS58に続い
て、ステップS59では、ハードディスク15に格納済
みの全てのファイルに対し、ステップS52〜ステップ
S58の処理を行ったか否かを判断する。その結果、未
処理のファイルが残っている場合は(ステップS59;
NO)、ステップS52に戻り、全てのファイルに対し
て処理を終えた場合は、図6のデフラグメント処理を終
える。
【0101】以上説明した図4〜図8の処理によれば、
ユーザ操作に基づいてハードディスク15に対するデフ
ラグメント処理を実行するので、ユーザの必要に応じて
ハードディスク15を整理し、高速なアクセス速度を保
つことができる。そして、デフラグメント処理中は、ナ
ビゲーションの状況、車両の走行状態、ハードディスク
15へのアクセスなど様々な条件を判断しつつデフラグ
メント処理の中断と再開を制御するので、ユーザが複雑
な判断をすることなく適正なデフラグメント処理を施す
ことができ、信頼性が高く効率的なデフラグメント処理
を実現することができる。
【0102】次に、所定の条件の下で自動的に実行され
るデフラグメント処理について、図9のフローチャート
を用いて説明する。図9における処理が開始されると、
ステップS91では、デフラグメント処理を実行するた
めの所定の条件を満たすか否かを判断する。例えば、ス
テップS91では、前回のデフラグメント処理の実行時
から所定の時間が経過した場合を条件とすればよい。
【0103】ステップS91の判断の結果、デフラグメ
ント処理の実行条件を満たしていない場合は(ステップ
S91;NO)、図9の処理を終え、デフラグメント処
理の実行条件を満たしている場合は(ステップS91;
YES)、ステップS92に進む。
【0104】ステップS92では、エンジンが停止して
いるか否かを判断する。この判断は上述のステップS1
2と同様に行えばよい。ステップS92の判断の結果、
エンジンが停止している場合は(ステップS92;YE
S)、エンジンが動作するまで待ち、エンジンが動作し
ている場合は(ステップS92;NO)、ステップS9
3に進む。
【0105】ステップS93では、ナビゲーション動作
が行われているか否か判断する。すなわち、ナビゲーシ
ョンに際し、地図データを読み出すためハードディスク
15をアクセスする可能性を考慮したものである。ステ
ップS93の判断の結果、ナビゲーション動作中である
場合は(ステップS93;YES)、ステップS92に
戻って同様の処理を繰り返し、ナビゲーション動作中で
ない場合は(ステップS93;NO)、ステップS94
に進む。
【0106】ステップS94では、ハードディスク15
に対してアクセス中であるか否かを判断する。すなわ
ち、ナビゲーション動作が行われていない場合であって
も、各種データをハードディスク15に読み書きする状
況の下では、デフラグメント処理を開始しないようにし
ている。ステップS94の判断の結果、ハードディスク
15にアクセス中であれば(ステップS94;YE
S)、ステップS92に戻って同様の処理を繰り返す。
一方、ハードディスク15にアクセス中でなければ(ス
テップS94;NO)、ステップS95において、図6
に示すデフラグメント処理を実行して、図9の処理を終
える。
【0107】なお、図9において説明したデフラグメン
ト処理は、車両の走行状態を考慮して実行してもよい。
具体的には、車両が走行している場合はデフラグメント
処理を行わず、車両が停止している場合に(エンジンは
作動)デフラグメント処理を実行するようにしてもよ
い。これにより、ハードディスク15から新たに地図デ
ータを読み出す必要がないタイミングでデフラグメント
処理を行うことができる。
【0108】また、図4〜図8に示したデフラグボタン
19aの押下に対応したデフラグメント処理と、図9に
示した自動実行されるデフラグメント処理とを、ユーザ
の操作によって切り替え可能に構成してもよい。
【0109】また、上述したデフラグメント処理におい
て、対象ファイルの種別に応じて、ハードディスク15
への配置方法を変えてもよい。すなわち、デフラグメン
ト処理の際、地図データファイル、サウンドデータファ
イル、地点データファイルなどのファイル種別毎に、別
々にハードディスク15に配置しなおすことができる。
例えば、頻繁にアクセスされる地図データは、アクセス
速度の速いディスク外周に配置させる一方、それほど頻
繁にアクセスされない地点データは、アクセス速度が比
較的遅いディスク内周に配置させることが考えられる。
この理由は、図2においてハードディスク15のヘッド
151の待避位置がディスク外周側に配置されているの
で、ヘッド151が、直ちに情報の書き込みと読取りを
行えるのは、ディスク外周側になるからである。なお、
ハードディスク15のヘッド151の待避位置がディス
ク内周側にある場合、上記の関係は逆になる。
【0110】なお、対象ファイルの種別を判別可能とす
るためには、種別に固有のファイル拡張子を付与すれば
よい。例えば、地図データファイルに対する拡張子ma
p、サウンドデータファイルに対する拡張子snd、地
点データファイルに対する拡張子locなどが挙げられ
る。あるいは、上述した対象ファイルの種別毎にアクセ
ス頻度をカウントし、デフラグメント処理の際に頻度を
参照して、それぞれ頻度に応じた重み付けを施した上で
デフラグメント処理を行うようにしてもよい。
【0111】上述のように、対象ファイルの種別やアク
セス頻度に応じてハードディスク15内のデータ配列を
変えることは、対象ファイルの種別やアクセス頻度に応
じて、ハードディスク15のリトラクト動作を行う場合
にも有効である。すなわち、ハードディスク15には、
いわゆるエマージェンシーアンロードと称される機能が
付与されている。エマージェンシーアンロード機能と
は、スピンドル152(図2)とヘッド駆動のためのモ
ータの両電源が共にダウンした場合、磁気ディスク15
3がヘッド151によって傷つくことを防ぐために、そ
のヘッド151を待避位置に強制復帰させるための機能
である。このエマージェンシーアンロードを行わせるた
めには電源が必要であるが、電源遮断時にスピンドルモ
ータの惰性回転により生じる逆起電力を使ってその動作
を行わせることができる。
【0112】上記したハードディスク15を本実施形態
にように車載用に適用した場合、エンジン始動時等に瞬
断が発生する可能性があるため、エンジン始動の都度上
記したエマージェンシーアンロードが発生する可能性が
高い。エマージェンシーアンロードは、上記したように
スピンドルモータの逆起電力を利用して強制的にヘッド
151を動かすため、ヘッド151の速度制御が効か
ず、待機位置に至るまでの間においてヘッド151がラ
ンプ155のテーパ部156に衝突する機会が増える。
この衝突の衝撃度は、ヘッド151が待機位置よりも遠
ざかるに連れて高くなる。
【0113】従って、上述したデフラグメント処理の際
に頻繁にアクセスするデータをハードディスク15の外
周に配置すれば、リトラクト動作が発生したときに、そ
の衝撃が緩和されることになる。本実施形態に係るデフ
ラグメント処理を行う際、このような特性を利用するこ
とが望ましい。
【0114】以上説明した図9の処理によれば、ユーザ
が操作部19を操作することなく、デフラグメント処理
が自動的に実行されるので、ユーザにとって煩雑ではな
く、デフラグメント処理を意識することも不要となる。
また、ナビゲーションの状況、車両の走行状態、ハード
ディスク15へのアクセスなど様々な条件を判断しつつ
デフラグメント処理を行うので、信頼性が高く効率的な
デフラグメント処理を実現することができる。
【0115】なお、上記実施形態においては、地図デー
タが記録された記録媒体としてDVD−ROM1を用い
た場合を説明したが、記録媒体への記録フォーマットは
DVDフォーマットに限られることはない。また、記録
媒体としては、光ディスク等に限られることはなく、例
えばネットワークを経由して地図データをダウンロード
する場合であっても、本発明の適用が可能である。更
に、ハードディスク15のみを設け、DVD−ROMド
ライブ14等の読み出し手段を設けない場合であっても
本発明の適用が可能である。
【0116】また、上記実施形態に係るナビゲーション
システムとしては、個別のナビゲーション装置として実
現する場合に限られず、例えばハードディスクを備えた
パーソナルコンピュータと組み合わせて実現することが
可能である。この場合、パーソナルコンピュータにおい
て本発明の転送処理を実行するソフトウェアを動作させ
ることで、上記実施形態の機能を実現できる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ナビゲーションシステムは地図データを読み書き可能な
格納手段を有し、所定のタイミングでデフラグメント処
理を施してファイル内のデータ配置を適正に保持するよ
うにしたので、ファイル内のデータが分断配置されるこ
とに起因する格納手段へのアクセス速度の低下を防止で
きると共に、車両の状態やナビゲーションとの関連でデ
フラグメント処理の実行を制御して、信頼性が高く効率
的なデフラグメント処理を実行可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るナビゲーションシステムの全
体構成を示すブロック図である。
【図2】ハードディスクの基本構造を示す図である。
【図3】ハードディスクのヘッドとランプの位置関係を
示す断面図である。
【図4】本実施形態において、ユーザ操作に基づく第1
のデフラグメント処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態において、ユーザ操作に基づく第2
のデフラグメント処理を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態に係るデフラグメント処理の詳細を
説明するフローチャートである。
【図7】本実施形態に係るデフラグメント処理におい
て、エンジン停止の監視処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】本実施形態に係るデフラグメント処理におい
て、ナビゲーションの起動の監視処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】本実施形態において、所定の条件の下で自動的
に実行されるデフラグメント処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1…DVD−ROM 11…CPU 12…ROM 13…RAM 14…DVD−ROMドライブ 15…ハードディスク 150…筐体フレーム 151…ヘッド 153…磁気ディスク 154…アクチェエータ 155…ランプ 156…テーパ部 157…サスペンション 16…センサ部 17…GPS受信部 18…インターフェース 19…操作部 19a…デフラグボタン 20…ディスプレイ 21…表示制御部 22…バッファメモリ 23…音声処理回路 24…スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AC02 AC14 5B082 CA03 CA11 5H180 AA01 FF05 FF22 FF27 9A001 DD09 JJ77 KK56 LL09

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在位置を検出して地図データに基づく
    ナビゲーションを行うナビゲーションシステムであっ
    て、 地図データに対応するファイルの書き込みと読み出しが
    可能な不揮発性の格納手段と、 地図データを用いてナビゲーション動作を制御するナビ
    ゲーション制御手段と、 所定のタイミングで前記格納手段に対するデフラグメン
    ト処理を施すデフラグメント処理手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 【請求項2】 前記デフラグメント処理手段は、同一フ
    ァイル内に属する分断配置された複数のデータ断片を整
    列配置することを特徴とする請求項1記載のナビゲーシ
    ョンシステム。
  3. 【請求項3】 前記格納手段は、ハードディスク装置内
    に設けられたハードディスクであることを特徴とする請
    求項1に記載のナビゲーションシステム。
  4. 【請求項4】 前記ハードディスク装置は、前記ハード
    ディスクの情報の書き込みと読み出しを行うヘッドと、
    前記ヘッドを前記ハードディスク上から待避させる待避
    位置を備え、 前記デフラグメント処理手段は、デフラグメントを行う
    際に、特定のデータを前記待避位置近傍に整列配置させ
    ることを特徴とする請求項3に記載のナビゲーションシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記格納手段に対するデフラグメント処
    理の実行を指示可能な操作手段を更に備え、 前記デフラグメント処理手段は、前記操作手段による実
    行指示に従ってデフラグメント処理を実行することを特
    徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  6. 【請求項6】 前記デフラグメント処理手段は、デフラ
    グメント処理の実行中に所定の条件が満たされたとき、
    デフラグメント処理を中断することを特徴とする請求項
    1に記載のナビゲーションシステム。
  7. 【請求項7】 前記デフラグメント処理手段は、実行中
    のデフラグメント処理が中断されたとき、デフラグメン
    ト処理の進行状況を示すデフラグメント進行データを保
    存することを特徴とする請求項6に記載のナビゲーショ
    ンシステム。
  8. 【請求項8】 車両のエンジン動作状態を検知するエン
    ジンセンサを更に備え、 前記デフラグメント処理手段は、デフラグメント処理の
    実行中に前記エンジンサンサの出力を監視し、エンジン
    が停止したとき、デフラグメント処理を中断することを
    特徴とする請求項7に記載のナビゲーションシステム。
  9. 【請求項9】 前記デフラグメント処理手段は、デフラ
    グメント処理が中断された後、停止中のエンジンが起動
    したとき、前記デフラグメント進行データに基づいてデ
    フラグメント処理を再開することを特徴とする請求項8
    に記載のナビゲーションシステム。
  10. 【請求項10】 前記デフラグメント処理手段は、デフ
    ラグメント処理の実行中にナビゲーションが起動したと
    き、デフラグメント処理を中断することを特徴とする請
    求項7に記載のナビゲーションシステム。
  11. 【請求項11】 地図データが記録された記録媒体から
    該地図データを読み出す読み出し手段を更に備え、 前記操作手段によって、前記デフラグメント処理の実行
    が指示された際に前記格納手段に格納された地図データ
    に基づくナビゲーションの動作がなされていた場合に
    は、前記ナビゲーション制御手段は、前記読み出し手段
    から読み出された地図データに基づいてナビゲーション
    動作を実行し、 前記デフラグメント処理手段は、前記格納手段内のデフ
    ラグメント処理を実行することを特徴とする請求項5に
    記載のナビゲーションシステム。
  12. 【請求項12】 地図データが記録された記録媒体から
    該地図データを読み出す読み出し手段と、 ナビゲーション動作の実行を指示する指示手段と、 を更に備え、前記デフラグメント処理手段による前記格
    納手段内のデフラグメント処理の実行中に、前記指示手
    段によりナビゲーション動作の起動指令がなされた場合
    には、 前記ナビゲーション制御手段は、前記読み出し手段から
    読み出された地図データに基づいてナビゲーション動作
    を実行することを特徴とする請求項5に記載のナビゲー
    ションシステム。
  13. 【請求項13】 地図データが記録された記録媒体から
    該地図データを読み出す読み出し手段と、 ナビゲーション動作の実行を指示する指示手段と、を更
    に備え、 前記デフラグメント処理手段による前記格納手段内のデ
    フラグメント処理の実行中に、前記指示手段によりナビ
    ゲーション動作の起動指令がなされた場合に、前記読み
    出し手段に前記記録媒体が装着されていない場合には、
    前記デフラグメント処理手段は、前記デフラグメントの
    動作を中断することを特徴とする請求項5に記載のナビ
    ゲーションシステム。
  14. 【請求項14】 前記ナビゲーション制御手段は、デフ
    ラグメント処理が中断された後、必要な地図データを記
    録した記録媒体の装着を促すメッセージを告知すると共
    に、該記録媒体が装着されたとき、前記デフラグメント
    処理手段は、前記デフラグメント進行データに基づいて
    デフラグメント処理を再開することを特徴とする請求項
    13に記載のナビゲーションシステム。
  15. 【請求項15】 中断されたデフラグメント処理を再開
    するに先立って、該デフラグメント処理を再開するか又
    は中止するかを選択的に入力させる選択入力手段を更に
    備えることを特徴とする請求項9又は請求項14に記載
    のナビゲーションシステム。
  16. 【請求項16】 前記デフラグメント処理手段は、車両
    が停止中である場合にデフラグメント処理を実行するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステ
    ム。
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