JP2001280765A - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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- JP2001280765A JP2001280765A JP2000096705A JP2000096705A JP2001280765A JP 2001280765 A JP2001280765 A JP 2001280765A JP 2000096705 A JP2000096705 A JP 2000096705A JP 2000096705 A JP2000096705 A JP 2000096705A JP 2001280765 A JP2001280765 A JP 2001280765A
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- refrigerant
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- valve
- pipe
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
- Y02A30/274—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P80/00—Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
- Y02P80/10—Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
- Y02P80/15—On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 除霜が必要な場合でも優れた空調フィーリン
グが得られるよう、暖房運転を継続しながらデフロスト
運転を実施できるようにする。 【解決手段】 エンジン110で駆動される圧縮機12
0を室内側熱交換器122、室外側熱交換器124の冷
媒管路と四方弁121を介して連結し、高圧液管131
の分岐点Bから冷媒管路135の分岐点Aに接続した冷
媒ポンプバイパス管路132に冷媒ポンプ140及び水
熱交換器142を設けた空気調和装置において、四方弁
121と室外側熱交換器124との間を接続する冷媒流
路136に第1開閉弁150を設け、分岐点Cから分岐
して分岐点Dに連結される第2開閉弁161を備えた第
1デフロストバイパス管路160を設け、分岐点Eから
分岐して分岐点Fに連結される絞り機構を備えた第2デ
フロストバイパス管路170を設け、さらに第3開閉弁
143を設けた。
グが得られるよう、暖房運転を継続しながらデフロスト
運転を実施できるようにする。 【解決手段】 エンジン110で駆動される圧縮機12
0を室内側熱交換器122、室外側熱交換器124の冷
媒管路と四方弁121を介して連結し、高圧液管131
の分岐点Bから冷媒管路135の分岐点Aに接続した冷
媒ポンプバイパス管路132に冷媒ポンプ140及び水
熱交換器142を設けた空気調和装置において、四方弁
121と室外側熱交換器124との間を接続する冷媒流
路136に第1開閉弁150を設け、分岐点Cから分岐
して分岐点Dに連結される第2開閉弁161を備えた第
1デフロストバイパス管路160を設け、分岐点Eから
分岐して分岐点Fに連結される絞り機構を備えた第2デ
フロストバイパス管路170を設け、さらに第3開閉弁
143を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷媒の圧縮機を
内燃機関(エンジン)で駆動する空気調和装置に係り、
特に、室外熱交換器の除霜と暖房運転とを同時に行うこ
とができるガスヒートポンプ式の空気調和装置に関す
る。
内燃機関(エンジン)で駆動する空気調和装置に係り、
特に、室外熱交換器の除霜と暖房運転とを同時に行うこ
とができるガスヒートポンプ式の空気調和装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、冷媒を圧縮する圧縮機の駆動源と
して都市ガス(LNG)やLPGなどを燃料として運転
する内燃機関を用い、その排熱を有効に利用することで
成績係数(COP)や低外気温時における暖房能力の向
上を図るガスヒートポンプ式の空気調和装置が開発され
ている。このような空気調和装置においては、冷媒の低
圧側で空気(外気)から吸熱するのと同時にエンジンの
排熱をも回収するように構成されており、この排熱回収
による冷媒の低圧上昇で理論COPを向上させることが
できる。なお、理論COPとは圧縮機の効率を100パ
ーセントとした理論値であり、(理論COP)=(暖房
能力)/(圧縮機動力) の式で表される。
して都市ガス(LNG)やLPGなどを燃料として運転
する内燃機関を用い、その排熱を有効に利用することで
成績係数(COP)や低外気温時における暖房能力の向
上を図るガスヒートポンプ式の空気調和装置が開発され
ている。このような空気調和装置においては、冷媒の低
圧側で空気(外気)から吸熱するのと同時にエンジンの
排熱をも回収するように構成されており、この排熱回収
による冷媒の低圧上昇で理論COPを向上させることが
できる。なお、理論COPとは圧縮機の効率を100パ
ーセントとした理論値であり、(理論COP)=(暖房
能力)/(圧縮機動力) の式で表される。
【0003】しかしながら、冷媒の低圧側で空気及び排
熱から吸熱する従来の構成では、排熱の回収により低圧
が上昇すると冷媒温度と外気温度との温度差が小さくな
るため、空気からの吸熱量が減少するという問題が生じ
てくる。そこで、液冷媒を昇圧する冷媒ポンプシステム
を設けてエンジンの排熱を回収するように構成し、排熱
回収と空気からの吸熱とを分離させたガスヒートポンプ
式の空気調和装置が提案されている。このような構成と
すれば、排熱回収量だけ空気からの吸熱量を減少させる
ことが可能になるため、圧縮機を低速(低回転数)で運
転してCOPを大幅に向上させることができる。すなわ
ち、この場合においてCOPを求める式の分母は圧縮機
動力と冷媒ポンプ動力との和になるが、冷媒ポンプの運
転に必要な動力は圧縮機の動力と比較してかなり小さな
ものであり、しかも、圧縮機の動力はその回転数に比例
して小さくなるため、圧縮機の低速運転による動力低減
が大きく影響して分母を小さくすることができ、これに
よってCOPが向上するのである。
熱から吸熱する従来の構成では、排熱の回収により低圧
が上昇すると冷媒温度と外気温度との温度差が小さくな
るため、空気からの吸熱量が減少するという問題が生じ
てくる。そこで、液冷媒を昇圧する冷媒ポンプシステム
を設けてエンジンの排熱を回収するように構成し、排熱
回収と空気からの吸熱とを分離させたガスヒートポンプ
式の空気調和装置が提案されている。このような構成と
すれば、排熱回収量だけ空気からの吸熱量を減少させる
ことが可能になるため、圧縮機を低速(低回転数)で運
転してCOPを大幅に向上させることができる。すなわ
ち、この場合においてCOPを求める式の分母は圧縮機
動力と冷媒ポンプ動力との和になるが、冷媒ポンプの運
転に必要な動力は圧縮機の動力と比較してかなり小さな
ものであり、しかも、圧縮機の動力はその回転数に比例
して小さくなるため、圧縮機の低速運転による動力低減
が大きく影響して分母を小さくすることができ、これに
よってCOPが向上するのである。
【0004】以下、上述した冷媒ポンプシステムを備え
たガスヒートポンプ式の空気調和装置を図14に示して
簡単に説明する。図示の空気調和装置はマルチシステム
と呼ばれるもので、一つの室外機ユニット100と複数
(図示の例では3台)の室内機ユニット101との間が
ヘッダ102を介して冷媒管路で連結されている。
たガスヒートポンプ式の空気調和装置を図14に示して
簡単に説明する。図示の空気調和装置はマルチシステム
と呼ばれるもので、一つの室外機ユニット100と複数
(図示の例では3台)の室内機ユニット101との間が
ヘッダ102を介して冷媒管路で連結されている。
【0005】エンジン110で駆動される圧縮機120
は、四方弁121、室内側熱交換器122、冷房運転用
の減圧素子である電子膨張弁(以下、室内機膨張弁)1
23、室外側熱交換器124及び暖房運転用の減圧素子
である電子膨張弁(以下、室外機膨張弁)125と冷媒
管路130を介して連結され、冷媒を循環させて冷凍サ
イクルの状態変化を繰り返す冷媒回路を形成している。
四方弁121は暖房運転及び冷房運転の切換操作を行う
もので、図中に実線で示す暖房運転位置または破線で示
す冷房運転位置から一方を選択することができ、これに
より冷媒回路における冷媒の流れ方向が切り換えられ
る。なお、図中の符号126はレシーバ、127はアキ
ュムレータ、128は逆止弁である。
は、四方弁121、室内側熱交換器122、冷房運転用
の減圧素子である電子膨張弁(以下、室内機膨張弁)1
23、室外側熱交換器124及び暖房運転用の減圧素子
である電子膨張弁(以下、室外機膨張弁)125と冷媒
管路130を介して連結され、冷媒を循環させて冷凍サ
イクルの状態変化を繰り返す冷媒回路を形成している。
四方弁121は暖房運転及び冷房運転の切換操作を行う
もので、図中に実線で示す暖房運転位置または破線で示
す冷房運転位置から一方を選択することができ、これに
より冷媒回路における冷媒の流れ方向が切り換えられ
る。なお、図中の符号126はレシーバ、127はアキ
ュムレータ、128は逆止弁である。
【0006】また、冷媒管路130の高圧液管131よ
り分岐した冷媒ポンプバイパス管路132には、液状の
冷媒を昇圧する冷媒ポンプ140、バイパス開閉弁14
1及びエンジン110のエンジン冷却水を導入する水熱
交換器142が設置されている。この水熱交換器142
は、エンジン冷却水を大気と熱交換させて冷やすラジエ
ータ111及び排気ガスの熱でエンジン冷却水を加熱す
る排気ガス熱交換器(以下、排ガス熱交)112と共に
エンジン110の冷却水管路113に接続され、エンジ
ン冷却水の排熱を回収して液冷媒を気化させる機能を有
している。なお、冷却水管路113には、冷却水循環ポ
ンプ114が設けられると共に図示省略の開閉弁や流量
制御弁が適宜設置されており、たとえば排ガス熱交11
2は、エンジン110の運転開始直後に高温の排気ガス
でエンジン冷却水が所定温度まで上昇するのを促進する
熱源として使用される。
り分岐した冷媒ポンプバイパス管路132には、液状の
冷媒を昇圧する冷媒ポンプ140、バイパス開閉弁14
1及びエンジン110のエンジン冷却水を導入する水熱
交換器142が設置されている。この水熱交換器142
は、エンジン冷却水を大気と熱交換させて冷やすラジエ
ータ111及び排気ガスの熱でエンジン冷却水を加熱す
る排気ガス熱交換器(以下、排ガス熱交)112と共に
エンジン110の冷却水管路113に接続され、エンジ
ン冷却水の排熱を回収して液冷媒を気化させる機能を有
している。なお、冷却水管路113には、冷却水循環ポ
ンプ114が設けられると共に図示省略の開閉弁や流量
制御弁が適宜設置されており、たとえば排ガス熱交11
2は、エンジン110の運転開始直後に高温の排気ガス
でエンジン冷却水が所定温度まで上昇するのを促進する
熱源として使用される。
【0007】ここで、図中に実線矢印で示す暖房運転時
の冷媒の流れを簡単に説明する。圧縮機120で圧縮さ
れた高温高圧のガス冷媒は、暖房位置にある四方弁12
1によりヘッダ102を通って室内側熱交換器122へ
導かれる。このガス冷媒は室内の空気と熱交換して凝縮
液化されるので、室内の空気に放熱して暖房することが
できる。この結果、高温高圧の液冷媒となって逆止弁1
28を通過し、ヘッダー102、レシーバ126の順に
高圧液管131を流れる。この液冷媒は、分岐点Bにお
いて室外側熱交換器124側と冷媒ポンプ140側とに
分流する。
の冷媒の流れを簡単に説明する。圧縮機120で圧縮さ
れた高温高圧のガス冷媒は、暖房位置にある四方弁12
1によりヘッダ102を通って室内側熱交換器122へ
導かれる。このガス冷媒は室内の空気と熱交換して凝縮
液化されるので、室内の空気に放熱して暖房することが
できる。この結果、高温高圧の液冷媒となって逆止弁1
28を通過し、ヘッダー102、レシーバ126の順に
高圧液管131を流れる。この液冷媒は、分岐点Bにお
いて室外側熱交換器124側と冷媒ポンプ140側とに
分流する。
【0008】室外側熱交換器124へ向かって流れる高
温高圧の液冷媒は、室外機膨張弁125で減圧されて低
温低圧の液冷媒(霧状)となった後、室外側熱交換器1
24へ送られる。室外側熱交換器124では、低温低圧
の液冷媒が外気と熱交換して蒸発気化し、低温低圧のガ
ス冷媒となる。このガス冷媒は、四方弁121及びアキ
ュムレータ127を通って圧縮機121に再度吸入され
る。この結果、室内側熱交換器122を凝縮器とし、室
外側熱交換器124を蒸発器とする冷凍サイクルが構成
される。
温高圧の液冷媒は、室外機膨張弁125で減圧されて低
温低圧の液冷媒(霧状)となった後、室外側熱交換器1
24へ送られる。室外側熱交換器124では、低温低圧
の液冷媒が外気と熱交換して蒸発気化し、低温低圧のガ
ス冷媒となる。このガス冷媒は、四方弁121及びアキ
ュムレータ127を通って圧縮機121に再度吸入され
る。この結果、室内側熱交換器122を凝縮器とし、室
外側熱交換器124を蒸発器とする冷凍サイクルが構成
される。
【0009】また、冷媒ポンプ140へ向かって冷媒ポ
ンプバイパス管路132を流れる高温高圧の液冷媒は、
冷媒ポンプ140で昇圧された後水熱交換器142へ導
かれ、エンジン110から供給される温水(エンジン冷
却水)により加熱されて蒸発気化し、高温高圧のガス冷
媒となる。このガス冷媒は、分岐点Aで圧縮機120か
ら送出された高温高圧のガス冷媒と合流し、ヘッダー1
02を経て室内側熱交換器122へ供給される。
ンプバイパス管路132を流れる高温高圧の液冷媒は、
冷媒ポンプ140で昇圧された後水熱交換器142へ導
かれ、エンジン110から供給される温水(エンジン冷
却水)により加熱されて蒸発気化し、高温高圧のガス冷
媒となる。このガス冷媒は、分岐点Aで圧縮機120か
ら送出された高温高圧のガス冷媒と合流し、ヘッダー1
02を経て室内側熱交換器122へ供給される。
【0010】続いて、図中に破線矢印で示す冷房運転時
の冷媒の流れを簡単に説明する。圧縮機120で圧縮さ
れた高温高圧のガス冷媒は、冷房位置にある四方弁12
1により室外側熱交換器124へ導かれ、外気と熱交換
して凝縮液化する。こうして高温高圧の液体となった冷
媒は逆止弁128を通過し、さらにレシーバ126及び
ヘッダー102を通って室内機膨張弁123へ導かれ
る。この室内機膨張弁123では、高温高圧の液冷媒が
減圧されて低温低圧の液冷媒(霧状)となる。この後、
低温低圧の液冷媒は室内側熱交換器122へ送られて室
内の空気と熱交換するが、この時に気化熱を奪って空気
を冷却し低温低圧のガス冷媒となる。このガス冷媒は、
四方弁121及びアキュムレータ127を通って圧縮機
121に再度吸入される。この結果、室内側熱交換器1
22を蒸発器とし、室外側熱交換器124を凝縮器とす
る冷凍サイクルが構成される。なお、このような冷房運
転時においては、冷媒ポンプ140の運転を停止すると
共に、開閉弁141が閉じられている。
の冷媒の流れを簡単に説明する。圧縮機120で圧縮さ
れた高温高圧のガス冷媒は、冷房位置にある四方弁12
1により室外側熱交換器124へ導かれ、外気と熱交換
して凝縮液化する。こうして高温高圧の液体となった冷
媒は逆止弁128を通過し、さらにレシーバ126及び
ヘッダー102を通って室内機膨張弁123へ導かれ
る。この室内機膨張弁123では、高温高圧の液冷媒が
減圧されて低温低圧の液冷媒(霧状)となる。この後、
低温低圧の液冷媒は室内側熱交換器122へ送られて室
内の空気と熱交換するが、この時に気化熱を奪って空気
を冷却し低温低圧のガス冷媒となる。このガス冷媒は、
四方弁121及びアキュムレータ127を通って圧縮機
121に再度吸入される。この結果、室内側熱交換器1
22を蒸発器とし、室外側熱交換器124を凝縮器とす
る冷凍サイクルが構成される。なお、このような冷房運
転時においては、冷媒ポンプ140の運転を停止すると
共に、開閉弁141が閉じられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに冷媒の流れ方向を切り換えて冷房運転及び暖房運転
を行うヒートポンプ式の空気調和装置では、特に外気温
度が低下した場合の暖房運転時において、運転を継続す
ることで蒸発器として使用する室外側熱交換器124の
表面に着霜し、熱交換(暖房)能力が低下するという問
題があった。このため、従来の空気調和装置では室外側
熱交換器124の温度及び外気温度などを検出し、マッ
プ制御などにより着霜が生じたと判断した時には所定時
間デフロスト運転を実施して霜を解かす必要があった。
うに冷媒の流れ方向を切り換えて冷房運転及び暖房運転
を行うヒートポンプ式の空気調和装置では、特に外気温
度が低下した場合の暖房運転時において、運転を継続す
ることで蒸発器として使用する室外側熱交換器124の
表面に着霜し、熱交換(暖房)能力が低下するという問
題があった。このため、従来の空気調和装置では室外側
熱交換器124の温度及び外気温度などを検出し、マッ
プ制御などにより着霜が生じたと判断した時には所定時
間デフロスト運転を実施して霜を解かす必要があった。
【0012】このデフロスト運転は、四方弁121を暖
房位置から冷房位置に切り換えて冷房運転を行うもので
ある。従って、室外側熱交換器124は暖房運転時の蒸
発器から冷房運転時の凝縮器に変わるため、着霜した室
外側熱交換器124には高温高圧のガス冷媒が供給され
ることになり、このガス冷媒が凝縮する際の凝縮熱で霜
を解かすことができる。しかしながら、このような従来
のデフロスト運転は暖房運転が必要な状況で冷房運転を
行うものであるから、室内機ユニットから室内に吹き出
される空調空気は冷風となり、空調フィーリングとして
は好ましいものではない。
房位置から冷房位置に切り換えて冷房運転を行うもので
ある。従って、室外側熱交換器124は暖房運転時の蒸
発器から冷房運転時の凝縮器に変わるため、着霜した室
外側熱交換器124には高温高圧のガス冷媒が供給され
ることになり、このガス冷媒が凝縮する際の凝縮熱で霜
を解かすことができる。しかしながら、このような従来
のデフロスト運転は暖房運転が必要な状況で冷房運転を
行うものであるから、室内機ユニットから室内に吹き出
される空調空気は冷風となり、空調フィーリングとして
は好ましいものではない。
【0013】また、室外側熱交換器124及びラジエー
タ111を隣接して配置し、互いのフィンを一体化して
温度の高いラジエータ111からの熱伝導により着霜防
止や暖房能力の向上をはかることも可能である。しか
し、このような構成では、冷房運転時においても、凝縮
器として機能する室外側熱交換器124が暖房運転時と
同様に熱伝導の影響を受けている。このため、冷凍サイ
クルにおける高圧が上昇し、結果として圧縮機120の
駆動に大きな駆動力が必要となってCOPを悪化させる
という問題が発生する。
タ111を隣接して配置し、互いのフィンを一体化して
温度の高いラジエータ111からの熱伝導により着霜防
止や暖房能力の向上をはかることも可能である。しか
し、このような構成では、冷房運転時においても、凝縮
器として機能する室外側熱交換器124が暖房運転時と
同様に熱伝導の影響を受けている。このため、冷凍サイ
クルにおける高圧が上昇し、結果として圧縮機120の
駆動に大きな駆動力が必要となってCOPを悪化させる
という問題が発生する。
【0014】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、除霜が必要な場合でも優れた空調フィーリングが
得られるようにするため、暖房運転を継続しながらデフ
ロスト運転を実施できるようにした空気調和装置の提供
を目的としている。
ので、除霜が必要な場合でも優れた空調フィーリングが
得られるようにするため、暖房運転を継続しながらデフ
ロスト運転を実施できるようにした空気調和装置の提供
を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
空気調和装置は、エンジンで駆動される圧縮機を室内側
熱交換器、室外側熱交換器の冷媒管路と四方弁を介して
連結し、該冷媒管路の高圧液管に一端側を接続しかつ前
記四方弁を暖房位置とし前記圧縮機から吐出された高温
高圧のガス冷媒を流す高圧ガス管路に他端側を接続した
冷媒ポンプバイパス管路に冷媒ポンプ及び前記エンジン
の排熱回収熱交換器を設けた空気調和装置において、前
記四方弁と前記室外側熱交換器との間を接続する冷媒流
路に設けた第1開閉弁と、前記冷媒ポンプバイパス管路
の排熱回収熱交換器出口側から分岐して前記第1開閉弁
と前記室外側熱交換器との間を接続する冷媒管路に連結
され、第2開閉弁を備えた第1デフロストバイパス管路
と、前記第2開閉弁後流側の前記第1デフロストバイパ
ス管路から分岐して前記冷媒流路の低圧ガス管路に連結
され、絞り機構を備えた第2デフロストバイパス管路
と、前記第1デフロストバイパス管路が分岐する位置よ
り後流側の前記冷媒ポンプバイパス管路に設けた第3開
閉弁と、を具備して構成したことを特徴とするものであ
る。
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
空気調和装置は、エンジンで駆動される圧縮機を室内側
熱交換器、室外側熱交換器の冷媒管路と四方弁を介して
連結し、該冷媒管路の高圧液管に一端側を接続しかつ前
記四方弁を暖房位置とし前記圧縮機から吐出された高温
高圧のガス冷媒を流す高圧ガス管路に他端側を接続した
冷媒ポンプバイパス管路に冷媒ポンプ及び前記エンジン
の排熱回収熱交換器を設けた空気調和装置において、前
記四方弁と前記室外側熱交換器との間を接続する冷媒流
路に設けた第1開閉弁と、前記冷媒ポンプバイパス管路
の排熱回収熱交換器出口側から分岐して前記第1開閉弁
と前記室外側熱交換器との間を接続する冷媒管路に連結
され、第2開閉弁を備えた第1デフロストバイパス管路
と、前記第2開閉弁後流側の前記第1デフロストバイパ
ス管路から分岐して前記冷媒流路の低圧ガス管路に連結
され、絞り機構を備えた第2デフロストバイパス管路
と、前記第1デフロストバイパス管路が分岐する位置よ
り後流側の前記冷媒ポンプバイパス管路に設けた第3開
閉弁と、を具備して構成したことを特徴とするものであ
る。
【0016】このような空気調和装置によれば、デフロ
スト運転時において、四方弁を暖房位置、第1開閉弁を
閉、第2開閉弁を開、第3開閉弁を閉として冷媒ポンプ
を運転すれば、室外側熱交換器を凝縮器としかつ排熱回
収熱交換器を蒸発器とする冷凍サイクルと、室内側熱交
換器を凝縮器としかつ排熱回収熱交換器を蒸発器とする
冷凍サイクルと、を同時に形成することができる。この
ため、凝縮器として機能する室外側熱交換器では凝縮熱
により除霜するデフロスト運転を、また、同じく凝縮器
として機能する室内側熱交換器では室内の空気を凝縮熱
により加熱する暖房運転を、同時に実施することができ
る。
スト運転時において、四方弁を暖房位置、第1開閉弁を
閉、第2開閉弁を開、第3開閉弁を閉として冷媒ポンプ
を運転すれば、室外側熱交換器を凝縮器としかつ排熱回
収熱交換器を蒸発器とする冷凍サイクルと、室内側熱交
換器を凝縮器としかつ排熱回収熱交換器を蒸発器とする
冷凍サイクルと、を同時に形成することができる。この
ため、凝縮器として機能する室外側熱交換器では凝縮熱
により除霜するデフロスト運転を、また、同じく凝縮器
として機能する室内側熱交換器では室内の空気を凝縮熱
により加熱する暖房運転を、同時に実施することができ
る。
【0017】請求項2に記載の空気調和装置は、エンジ
ンで駆動される圧縮機を室内側熱交換器、室外側熱交換
器の冷媒管路と四方弁を介して連結し、該冷媒管路の高
圧液管に一端側を接続しかつ前記四方弁を暖房位置とし
前記圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒を流す高
圧ガス管路に他端側を接続した冷媒ポンプバイパス管路
に冷媒ポンプ及び前記エンジンの排熱回収熱交換器を設
けた空気調和装置において、前記冷媒ポンプバイパス管
路の排熱回収熱交換器出口側から分岐し、前記室外側熱
交換器と暖房運転時に高温高圧の液冷媒を減圧する室外
機膨張弁との間を接続する冷媒管路に連結されて第4開
閉弁を備えた第3デフロストバイパス管路と、前記第3
デフロストバイパス管路が分岐する位置より後流側の前
記冷媒ポンプバイパス管路に設けた第5開閉弁と、を具
備して構成したことを特徴とするものである。
ンで駆動される圧縮機を室内側熱交換器、室外側熱交換
器の冷媒管路と四方弁を介して連結し、該冷媒管路の高
圧液管に一端側を接続しかつ前記四方弁を暖房位置とし
前記圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒を流す高
圧ガス管路に他端側を接続した冷媒ポンプバイパス管路
に冷媒ポンプ及び前記エンジンの排熱回収熱交換器を設
けた空気調和装置において、前記冷媒ポンプバイパス管
路の排熱回収熱交換器出口側から分岐し、前記室外側熱
交換器と暖房運転時に高温高圧の液冷媒を減圧する室外
機膨張弁との間を接続する冷媒管路に連結されて第4開
閉弁を備えた第3デフロストバイパス管路と、前記第3
デフロストバイパス管路が分岐する位置より後流側の前
記冷媒ポンプバイパス管路に設けた第5開閉弁と、を具
備して構成したことを特徴とするものである。
【0018】このような空気調和装置によれば、デフロ
スト運転時において、四方弁を暖房位置、第4開閉弁を
開、第5開閉弁を閉として冷媒ポンプを運転すると、室
内側熱交換器を凝縮器とし、かつ、排熱回収熱交換器よ
り高温高圧のガス冷媒(ホットガス)を導入した室外側
熱交換器を蒸発器とする冷凍サイクルを形成することが
できる。このため、凝縮器として機能する室外側熱交換
器ではホットガスにより除霜するデフロスト運転を、ま
た、同じく凝縮器として機能する室内側熱交換器では室
内の空気を凝縮熱により加熱する暖房運転を、同時に実
施することができる。
スト運転時において、四方弁を暖房位置、第4開閉弁を
開、第5開閉弁を閉として冷媒ポンプを運転すると、室
内側熱交換器を凝縮器とし、かつ、排熱回収熱交換器よ
り高温高圧のガス冷媒(ホットガス)を導入した室外側
熱交換器を蒸発器とする冷凍サイクルを形成することが
できる。このため、凝縮器として機能する室外側熱交換
器ではホットガスにより除霜するデフロスト運転を、ま
た、同じく凝縮器として機能する室内側熱交換器では室
内の空気を凝縮熱により加熱する暖房運転を、同時に実
施することができる。
【0019】上述した空気調和装置の場合、前記排熱回
収熱交換器としては、前記エンジンの冷却水から冷媒に
排熱を回収する水熱交換器や前記エンジンの排気ガスか
ら冷媒に排熱を回収する排気ガス熱交換器を使用するの
が好ましい。また、冷媒ポンプバイパス管路の接続先
は、四方弁の上流(圧縮機)側または下流(室内側熱交
換器)側のいずれでもよい。
収熱交換器としては、前記エンジンの冷却水から冷媒に
排熱を回収する水熱交換器や前記エンジンの排気ガスか
ら冷媒に排熱を回収する排気ガス熱交換器を使用するの
が好ましい。また、冷媒ポンプバイパス管路の接続先
は、四方弁の上流(圧縮機)側または下流(室内側熱交
換器)側のいずれでもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気調和装置
の一実施形態を図面に基づいて説明する。第1の実施形
態を示す図1において、符号の100は室外機ユニット
を示しており、該室外機ユニット100にはヘッダー1
02及び冷媒管路130を介して複数(図示の例では3
台)の室内機ユニット101が連結されている。一方
の、室外機ユニット100は、下部の機械室100A
と、上部の熱交換器室100Bとにより構成されてい
る。
の一実施形態を図面に基づいて説明する。第1の実施形
態を示す図1において、符号の100は室外機ユニット
を示しており、該室外機ユニット100にはヘッダー1
02及び冷媒管路130を介して複数(図示の例では3
台)の室内機ユニット101が連結されている。一方
の、室外機ユニット100は、下部の機械室100A
と、上部の熱交換器室100Bとにより構成されてい
る。
【0021】下部の機械室100Aには、ガスエンジン
110及びこれを駆動源とする圧縮機120、冷媒ポン
プ140、水熱交換器142及び排気ガス熱交換器11
2などの機器が設置されている。また、上部の熱交換器
室100Bには、ラジエータ111、室外側熱交換器1
24及び室外機ファンなどが設置されている。圧縮機1
20の吐出口は高圧ガス管路133により、そして吸入
口は低圧ガス管路134により、それぞれ四方弁121
と接続されている。また、四方弁121の他の二つの接
続口は、冷媒配管135,136によりヘッダー102
及び室外熱交換器124と接続されている。ヘッダー1
02と各室内機ユニット101との間はそれぞれ2本の
冷媒管路137,138で接続され、室内機ユニット1
01内には室内側熱交換器122、室内機膨張弁12
3、逆止弁128及び室内機ファンが設置されている。
なお、冷媒配管138には室内機膨張弁123と逆止弁
128とが並列に配列され、運転モードに応じていずれ
か一方を冷媒が流れるようになっている。
110及びこれを駆動源とする圧縮機120、冷媒ポン
プ140、水熱交換器142及び排気ガス熱交換器11
2などの機器が設置されている。また、上部の熱交換器
室100Bには、ラジエータ111、室外側熱交換器1
24及び室外機ファンなどが設置されている。圧縮機1
20の吐出口は高圧ガス管路133により、そして吸入
口は低圧ガス管路134により、それぞれ四方弁121
と接続されている。また、四方弁121の他の二つの接
続口は、冷媒配管135,136によりヘッダー102
及び室外熱交換器124と接続されている。ヘッダー1
02と各室内機ユニット101との間はそれぞれ2本の
冷媒管路137,138で接続され、室内機ユニット1
01内には室内側熱交換器122、室内機膨張弁12
3、逆止弁128及び室内機ファンが設置されている。
なお、冷媒配管138には室内機膨張弁123と逆止弁
128とが並列に配列され、運転モードに応じていずれ
か一方を冷媒が流れるようになっている。
【0022】そして、ヘッダー102と室外側熱交換器
124との間を接続している高圧液管131には、レシ
ーバ126、室外機膨張弁125及び逆止弁128が設
けられている。レシーバ126は、凝縮した冷媒の気液
を分離し、液冷媒を一時的に溜める機能を有している。
また、室外機膨張弁125及び逆止弁128は並列に配
置され、運転モードに応じていずれか一方を冷媒が流れ
るようになっている。なお、室外側熱交換器124は、
上述した冷媒配管136により四方弁121とも接続さ
れ、同冷媒配管136には第1開閉弁150が設置され
ている。また、上述した高圧液管131の途中、図示の
例ではレシーバ126と室外機膨張弁125との間の分
岐点Bにおいて、冷媒ポンプバイパス管路132が分岐
して設けられている。この冷媒ポンプバイパス管路13
2は、その他端側が四方弁121とヘッダー102とを
接続する冷媒配管135に連結され、同他端側の連結部
が分岐点Aとして図示されている。
124との間を接続している高圧液管131には、レシ
ーバ126、室外機膨張弁125及び逆止弁128が設
けられている。レシーバ126は、凝縮した冷媒の気液
を分離し、液冷媒を一時的に溜める機能を有している。
また、室外機膨張弁125及び逆止弁128は並列に配
置され、運転モードに応じていずれか一方を冷媒が流れ
るようになっている。なお、室外側熱交換器124は、
上述した冷媒配管136により四方弁121とも接続さ
れ、同冷媒配管136には第1開閉弁150が設置され
ている。また、上述した高圧液管131の途中、図示の
例ではレシーバ126と室外機膨張弁125との間の分
岐点Bにおいて、冷媒ポンプバイパス管路132が分岐
して設けられている。この冷媒ポンプバイパス管路13
2は、その他端側が四方弁121とヘッダー102とを
接続する冷媒配管135に連結され、同他端側の連結部
が分岐点Aとして図示されている。
【0023】冷媒ポンプバイパス管路132には、分岐
点B側から順に冷媒ポンプ140、水熱交換器142及
び第3開閉弁143が設置されている。冷媒ポンプ14
0は、高温高圧のガス冷媒が流れる分岐点Aにおいて、
冷媒ポンプバイパス管路132を流れてきたガス冷媒が
合流可能となるよう高温高圧の液冷媒を昇圧するもので
ある。ここで第3開閉弁143を設けたのは、運転モー
ドに応じて冷媒ポンプバイパス管路132を選択的に開
閉する目的で設けたものである。なお、図12に示した
従来例において冷媒ポンプ142の下流側に設けられて
いたバイパス開閉弁141は不要になる。
点B側から順に冷媒ポンプ140、水熱交換器142及
び第3開閉弁143が設置されている。冷媒ポンプ14
0は、高温高圧のガス冷媒が流れる分岐点Aにおいて、
冷媒ポンプバイパス管路132を流れてきたガス冷媒が
合流可能となるよう高温高圧の液冷媒を昇圧するもので
ある。ここで第3開閉弁143を設けたのは、運転モー
ドに応じて冷媒ポンプバイパス管路132を選択的に開
閉する目的で設けたものである。なお、図12に示した
従来例において冷媒ポンプ142の下流側に設けられて
いたバイパス開閉弁141は不要になる。
【0024】水熱交換器142は、エンジン110を冷
却するエンジン冷却水の循環管路である冷却水管路11
3に接続されている。この水熱交換器142は、冷媒ポ
ンプ140で昇圧された高温高圧の液冷媒をエンジン冷
却水(温水)で加熱して気化させ、高温高圧のガス冷媒
にして分岐点Aへ供給する機能を有している。また、水
熱交換器142を接続した冷却水管路113は、エンジ
ン110を冷却して高温となったエンジン冷却水をラジ
エータ111に導いて冷却する管路であり、同冷却水管
路113には、エンジン冷却水ポンプ114が設けられ
ると共に排ガス熱交112も接続されている。この排ガ
ス熱交112は、排気ガスとエンジン冷却水とを熱交換
させるものであり、たとえば、必要に応じて高温の排気
ガスからエンジン110の排熱を回収してエンジン冷却
水の昇温を促進し、アイドリング運転の時間を短縮する
などの目的で使用される。なお、冷却水管路113には
図示省略の開閉弁や流量制御弁を適宜設けてあり、公知
の流路切換や流量制御を実施できるようになっている。
却するエンジン冷却水の循環管路である冷却水管路11
3に接続されている。この水熱交換器142は、冷媒ポ
ンプ140で昇圧された高温高圧の液冷媒をエンジン冷
却水(温水)で加熱して気化させ、高温高圧のガス冷媒
にして分岐点Aへ供給する機能を有している。また、水
熱交換器142を接続した冷却水管路113は、エンジ
ン110を冷却して高温となったエンジン冷却水をラジ
エータ111に導いて冷却する管路であり、同冷却水管
路113には、エンジン冷却水ポンプ114が設けられ
ると共に排ガス熱交112も接続されている。この排ガ
ス熱交112は、排気ガスとエンジン冷却水とを熱交換
させるものであり、たとえば、必要に応じて高温の排気
ガスからエンジン110の排熱を回収してエンジン冷却
水の昇温を促進し、アイドリング運転の時間を短縮する
などの目的で使用される。なお、冷却水管路113には
図示省略の開閉弁や流量制御弁を適宜設けてあり、公知
の流路切換や流量制御を実施できるようになっている。
【0025】上述した構成に加え、冷媒ポンプバイパス
管路132には、水熱交換器142の出口側において分
岐点Cと一端が接続され、他端が冷媒管路136の分岐
点Dにおいて第1開閉弁150と室外側熱交換器124
との間に接続される第1デフロストバイパス管路160
を設けてある。この第1デフロストバイパス管路160
には、第2開閉弁161が設けられている。また、この
第1デフロストバイパス管路160には、第2開閉弁1
50の後流側(分岐点D側)に位置する分岐点Eと、四
方弁121とアキュムレータ127との間に位置する低
圧ガス管路134の分岐点Fとを連結する、第2デフロ
ストバイパス管路170を設けてある。このデフロスト
バイパス管路170には、絞り機構としてキャピラリー
チューブ171が設けられている。
管路132には、水熱交換器142の出口側において分
岐点Cと一端が接続され、他端が冷媒管路136の分岐
点Dにおいて第1開閉弁150と室外側熱交換器124
との間に接続される第1デフロストバイパス管路160
を設けてある。この第1デフロストバイパス管路160
には、第2開閉弁161が設けられている。また、この
第1デフロストバイパス管路160には、第2開閉弁1
50の後流側(分岐点D側)に位置する分岐点Eと、四
方弁121とアキュムレータ127との間に位置する低
圧ガス管路134の分岐点Fとを連結する、第2デフロ
ストバイパス管路170を設けてある。このデフロスト
バイパス管路170には、絞り機構としてキャピラリー
チューブ171が設けられている。
【0026】ここで、第2開閉弁161は、運転モード
により第1デフロストバイパス管路160を選択的に開
閉する目的で設けたものであり、また、キャピラリーチ
ューブ171は、水熱交換器142で気化した高温高圧
のガス冷媒を減圧して低圧ガス管路134へ供給する目
的で設けられたものである。なお、分岐点Fの位置をア
キュムレータ127の上流側としたことにより、第2デ
フロストバイパス管路170から供給されるガス冷媒を
気液分離させてから圧縮機120へ供給することができ
るようになるので、液冷媒の吸込を原因とする圧縮機1
20のトラブルを防止できる。
により第1デフロストバイパス管路160を選択的に開
閉する目的で設けたものであり、また、キャピラリーチ
ューブ171は、水熱交換器142で気化した高温高圧
のガス冷媒を減圧して低圧ガス管路134へ供給する目
的で設けられたものである。なお、分岐点Fの位置をア
キュムレータ127の上流側としたことにより、第2デ
フロストバイパス管路170から供給されるガス冷媒を
気液分離させてから圧縮機120へ供給することができ
るようになるので、液冷媒の吸込を原因とする圧縮機1
20のトラブルを防止できる。
【0027】以下、上述した構成の空気調和装置につい
て、各運転モード毎に弁類の開閉と共に冷媒の流れを示
し、その作用を説明する。最初に暖房運転の状態を図2
に示して説明する。この暖房運転モードでは、図5に示
すように、四方弁121が暖房位置、第1開閉弁150
が開、第2開閉弁161が閉、第3開閉弁143が開、
室内機膨張弁123が全閉、室外機膨張弁125が暖房
負荷に応じた開度制御、冷媒ポンプ140が運転の状態
にある。
て、各運転モード毎に弁類の開閉と共に冷媒の流れを示
し、その作用を説明する。最初に暖房運転の状態を図2
に示して説明する。この暖房運転モードでは、図5に示
すように、四方弁121が暖房位置、第1開閉弁150
が開、第2開閉弁161が閉、第3開閉弁143が開、
室内機膨張弁123が全閉、室外機膨張弁125が暖房
負荷に応じた開度制御、冷媒ポンプ140が運転の状態
にある。
【0028】圧縮機120で圧縮された高温高圧のガス
冷媒は、四方弁121及び冷媒管路135を通ってヘッ
ダー102へ導かれる。室内機ユニット101では、高
温高圧のガス冷媒が最初に室内側熱交換器122を通過
し、室内機ファンで導入された空気と熱交換する。この
時、高温高圧のガス冷媒が凝縮し、凝縮熱により空気を
加熱するので、室内側熱交換器122を通過した空気は
温風となる。一方、室内側熱交換器122を通過して凝
縮した高温高圧の液冷媒は、冷媒管路138及び逆止弁
128を通ってヘッダー102に至り、さらに、高圧液
管131及びレシーバ126を通って分岐点Bに導かれ
る。
冷媒は、四方弁121及び冷媒管路135を通ってヘッ
ダー102へ導かれる。室内機ユニット101では、高
温高圧のガス冷媒が最初に室内側熱交換器122を通過
し、室内機ファンで導入された空気と熱交換する。この
時、高温高圧のガス冷媒が凝縮し、凝縮熱により空気を
加熱するので、室内側熱交換器122を通過した空気は
温風となる。一方、室内側熱交換器122を通過して凝
縮した高温高圧の液冷媒は、冷媒管路138及び逆止弁
128を通ってヘッダー102に至り、さらに、高圧液
管131及びレシーバ126を通って分岐点Bに導かれ
る。
【0029】分岐点Bにおいて、高温高圧の液冷媒は、
室外側熱交換器124へ向かう流れと冷媒ポンプ140
へ向かう流れとに分流する。室外側熱交換器124へ向
かう液冷媒は、暖房負荷に応じて開度制御される室外機
膨張弁125を通過する際に減圧され、低温低圧の液冷
媒となって室外側熱交換器124へ供給される。この液
冷媒は、室外機ファンで導入した外気と熱交換して気化
し、低温低圧のガス冷媒となって冷媒管路136、第1
開閉弁150、四方弁121、低圧ガス管路134及び
アキュムレータ127を経て圧縮機120に戻る。従っ
て、室内側熱交換器122を凝縮器、室外側熱交換器1
24を蒸発器とする冷凍サイクルが形成され、室内側熱
交換器122が設けられた室内機ユニット101は暖房
器として機能する。
室外側熱交換器124へ向かう流れと冷媒ポンプ140
へ向かう流れとに分流する。室外側熱交換器124へ向
かう液冷媒は、暖房負荷に応じて開度制御される室外機
膨張弁125を通過する際に減圧され、低温低圧の液冷
媒となって室外側熱交換器124へ供給される。この液
冷媒は、室外機ファンで導入した外気と熱交換して気化
し、低温低圧のガス冷媒となって冷媒管路136、第1
開閉弁150、四方弁121、低圧ガス管路134及び
アキュムレータ127を経て圧縮機120に戻る。従っ
て、室内側熱交換器122を凝縮器、室外側熱交換器1
24を蒸発器とする冷凍サイクルが形成され、室内側熱
交換器122が設けられた室内機ユニット101は暖房
器として機能する。
【0030】一方、分岐点Bから冷媒ポンプバイパス管
路132を通って冷媒ポンプ140へ向かう液冷媒の流
れは、冷媒ポンプ140において昇圧されて水熱交換器
142に導かれる。水熱交換器142では、高温高圧の
液冷媒がエンジン冷却水の排熱を回収して気化し、高温
高圧のガス冷媒となる。このガス冷媒は、冷媒ポンプバ
イパス管路132、分岐点C及び第3開閉弁143を通
って分岐点Aに導かれ、圧縮機120から送出された高
温高圧のガス冷媒と合流し、以後ヘッダー102及び室
内機ユニット101へ向けて流れる。なお、この暖房運
転モードでは、第2開閉弁161が閉じられているの
で、高温高圧のガス冷媒が第1デフロストバイパス管路
160及び第2デフロストバイパス管路170へ流入す
ることはない。従って、この場合においては室内側熱交
換器122が凝縮器として機能し、また、水熱交換器1
42は蒸発器として機能しているので、エンジン110
の排熱を水熱交換器142で回収して暖房能力を向上さ
せることができる。また、水熱交換器142で排熱を回
収できる分だけ室外側熱交換器124における外気から
の吸熱量を低減できるので、圧縮機120の運転速度を
落としてCOPを向上させることができる。
路132を通って冷媒ポンプ140へ向かう液冷媒の流
れは、冷媒ポンプ140において昇圧されて水熱交換器
142に導かれる。水熱交換器142では、高温高圧の
液冷媒がエンジン冷却水の排熱を回収して気化し、高温
高圧のガス冷媒となる。このガス冷媒は、冷媒ポンプバ
イパス管路132、分岐点C及び第3開閉弁143を通
って分岐点Aに導かれ、圧縮機120から送出された高
温高圧のガス冷媒と合流し、以後ヘッダー102及び室
内機ユニット101へ向けて流れる。なお、この暖房運
転モードでは、第2開閉弁161が閉じられているの
で、高温高圧のガス冷媒が第1デフロストバイパス管路
160及び第2デフロストバイパス管路170へ流入す
ることはない。従って、この場合においては室内側熱交
換器122が凝縮器として機能し、また、水熱交換器1
42は蒸発器として機能しているので、エンジン110
の排熱を水熱交換器142で回収して暖房能力を向上さ
せることができる。また、水熱交換器142で排熱を回
収できる分だけ室外側熱交換器124における外気から
の吸熱量を低減できるので、圧縮機120の運転速度を
落としてCOPを向上させることができる。
【0031】続いて、冷房運転の状態を図3に示して説
明する。この冷房運転モードでは、図5に示すように、
四方弁121が冷房位置、第1開閉弁150が開、第2
開閉弁161が閉、第3開閉弁143が閉、室内機膨張
弁123が冷房負荷に応じた開度制御、室外機膨張弁1
25が全閉、冷媒ポンプ140が運転停止の状態にあ
る。
明する。この冷房運転モードでは、図5に示すように、
四方弁121が冷房位置、第1開閉弁150が開、第2
開閉弁161が閉、第3開閉弁143が閉、室内機膨張
弁123が冷房負荷に応じた開度制御、室外機膨張弁1
25が全閉、冷媒ポンプ140が運転停止の状態にあ
る。
【0032】圧縮機120で圧縮された高温高圧のガス
冷媒は、四方弁121、冷媒管路136及び第1開閉弁
150を通って室外側熱交換器124へ導かれる。室外
側熱交換器124では、高温高圧のガス冷媒が最初に室
外側熱交換器124を通過し、室外機ファンで導入され
た外気と熱交換する。この時、高温高圧のガス冷媒が凝
縮して高温高圧の液冷媒となり、高圧液管131、逆止
弁128及びレシーバ126を通ってヘッダー102に
至り、さらに、冷媒管路138及び室内機膨張弁123
を通って室内側熱交換器122に導かれる。なお、室内
機膨張弁123を通過する高温高圧の液冷媒は減圧さ
れ、低温低圧の液冷媒となって室内側熱交換器122に
供給される。
冷媒は、四方弁121、冷媒管路136及び第1開閉弁
150を通って室外側熱交換器124へ導かれる。室外
側熱交換器124では、高温高圧のガス冷媒が最初に室
外側熱交換器124を通過し、室外機ファンで導入され
た外気と熱交換する。この時、高温高圧のガス冷媒が凝
縮して高温高圧の液冷媒となり、高圧液管131、逆止
弁128及びレシーバ126を通ってヘッダー102に
至り、さらに、冷媒管路138及び室内機膨張弁123
を通って室内側熱交換器122に導かれる。なお、室内
機膨張弁123を通過する高温高圧の液冷媒は減圧さ
れ、低温低圧の液冷媒となって室内側熱交換器122に
供給される。
【0033】室内側熱交換器122では、低温低圧の液
冷媒が室内機ファンで導入された室内の空気と熱交換し
て気化し、低温低圧のガス冷媒となる。この時、室内の
空気は気化熱を奪われて冷却され、冷風となって室内に
吹き出される。こうして、低温低圧のガス状となった冷
媒は、冷媒管路137、ヘッダー102、冷媒管路13
5、四方弁121、低圧ガス管路134及びアキュムレ
ータ127を経て圧縮機120に戻る。従って、室外側
熱交換器124を凝縮器、室内側熱交換器122を蒸発
器とする冷凍サイクルが形成され、室内側熱交換器12
2が設けられた室内機ユニット101は冷房器として機
能する。なお、冷房運転時においては、冷媒ポンプ14
0の運転が停止されているので、冷媒ポンプバイパス管
路132、第1デフロストバイパス管路160及び第2
デフロストバイパス管路170を冷媒が流れることはな
い。
冷媒が室内機ファンで導入された室内の空気と熱交換し
て気化し、低温低圧のガス冷媒となる。この時、室内の
空気は気化熱を奪われて冷却され、冷風となって室内に
吹き出される。こうして、低温低圧のガス状となった冷
媒は、冷媒管路137、ヘッダー102、冷媒管路13
5、四方弁121、低圧ガス管路134及びアキュムレ
ータ127を経て圧縮機120に戻る。従って、室外側
熱交換器124を凝縮器、室内側熱交換器122を蒸発
器とする冷凍サイクルが形成され、室内側熱交換器12
2が設けられた室内機ユニット101は冷房器として機
能する。なお、冷房運転時においては、冷媒ポンプ14
0の運転が停止されているので、冷媒ポンプバイパス管
路132、第1デフロストバイパス管路160及び第2
デフロストバイパス管路170を冷媒が流れることはな
い。
【0034】最後にデフロスト運転の状態を図4に示し
て説明する。このデフロスト運転モードでは、図5に示
すように、四方弁121が暖房位置、第1開閉弁150
が閉、第2開閉弁161が開、第3開閉弁143が閉、
室内機膨張弁123が全閉、室外機膨張弁125が全
閉、冷媒ポンプ140が運転の状態にある。すなわち、
このデフロスト運転モードでは、暖房運転モードにおい
て室外側熱交換器124に着霜したと判断した場合、四
方弁121を暖房位置にしたまま、第1開閉弁150、
第2開閉弁161及び第3開閉弁143の開閉状態を切
り換え、さらに、冷媒の流れ方向が逆になる室外機膨張
弁125を開度制御から全閉の状態に切り換える。
て説明する。このデフロスト運転モードでは、図5に示
すように、四方弁121が暖房位置、第1開閉弁150
が閉、第2開閉弁161が開、第3開閉弁143が閉、
室内機膨張弁123が全閉、室外機膨張弁125が全
閉、冷媒ポンプ140が運転の状態にある。すなわち、
このデフロスト運転モードでは、暖房運転モードにおい
て室外側熱交換器124に着霜したと判断した場合、四
方弁121を暖房位置にしたまま、第1開閉弁150、
第2開閉弁161及び第3開閉弁143の開閉状態を切
り換え、さらに、冷媒の流れ方向が逆になる室外機膨張
弁125を開度制御から全閉の状態に切り換える。
【0035】このようにすれば、圧縮機120で圧縮さ
れた高温高圧のガス冷媒は、暖房運転時と同様に、四方
弁121及び冷媒管路135を通って室内側熱交換器1
22へ導かれる。室内側熱交換器122では、高温高圧
のガス冷媒が最初に室内側熱交換器122を通過し、室
内機ファンで導入された空気と熱交換する。この時、高
温高圧のガス冷媒が凝縮して高温高圧の液冷媒となるた
め、この凝縮熱で空気を加熱して暖房運転を行うことが
できる。
れた高温高圧のガス冷媒は、暖房運転時と同様に、四方
弁121及び冷媒管路135を通って室内側熱交換器1
22へ導かれる。室内側熱交換器122では、高温高圧
のガス冷媒が最初に室内側熱交換器122を通過し、室
内機ファンで導入された空気と熱交換する。この時、高
温高圧のガス冷媒が凝縮して高温高圧の液冷媒となるた
め、この凝縮熱で空気を加熱して暖房運転を行うことが
できる。
【0036】一方、室内側熱交換器122を通過して凝
縮した高温高圧の液冷媒は、冷媒管路138及び逆止弁
128を通ってヘッダー102に至り、さらに、高圧液
管131及びレシーバ126を通って分岐点Bに導かれ
る。この分岐点Bでは、室内側熱交換器122から流れ
てきた高温高圧の液冷媒と後述する経路をたどって室外
側熱交換器124から流れてきた高温高圧の液冷媒とが
合流し、以後冷媒ポンプバイパス132を流れて冷媒ポ
ンプ140により昇圧されて水熱交換器142に導かれ
る。水熱交換器142では、高温高圧の液冷媒がエンジ
ン冷却水の排熱を回収して気化し、高温高圧のガス冷媒
となる。
縮した高温高圧の液冷媒は、冷媒管路138及び逆止弁
128を通ってヘッダー102に至り、さらに、高圧液
管131及びレシーバ126を通って分岐点Bに導かれ
る。この分岐点Bでは、室内側熱交換器122から流れ
てきた高温高圧の液冷媒と後述する経路をたどって室外
側熱交換器124から流れてきた高温高圧の液冷媒とが
合流し、以後冷媒ポンプバイパス132を流れて冷媒ポ
ンプ140により昇圧されて水熱交換器142に導かれ
る。水熱交換器142では、高温高圧の液冷媒がエンジ
ン冷却水の排熱を回収して気化し、高温高圧のガス冷媒
となる。
【0037】このガス冷媒は、冷媒ポンプバイパス管路
132を通って分岐点Cに至り、第2開閉弁161が開
状態にある第1デフロストバイパス管路160を通って
分岐点Eに導かれる。この分岐点Eでは、そのまま分岐
点Dに導かれる冷媒と、第2デフロストバイパス管路1
70を通りキャピラリーチューブ171で減圧されて低
圧ガス管路134と合流する分岐点Fに導かれる冷媒と
に分流される。
132を通って分岐点Cに至り、第2開閉弁161が開
状態にある第1デフロストバイパス管路160を通って
分岐点Eに導かれる。この分岐点Eでは、そのまま分岐
点Dに導かれる冷媒と、第2デフロストバイパス管路1
70を通りキャピラリーチューブ171で減圧されて低
圧ガス管路134と合流する分岐点Fに導かれる冷媒と
に分流される。
【0038】このうち、分岐点Dに導かれた高温高圧の
ガス冷媒は、第1開閉弁150が閉の状態にあるため、
冷媒管路136を通って室外側熱交換器124へ向けて
流れる。従って、室外側熱交換器124では高温高圧の
ガス冷媒が外気と熱交換して凝縮し、この時の凝縮熱に
より室外側熱交換器124の表面に付着した霜を解かす
ことができる。室外側熱交換器124で凝縮した高温高
圧の液冷媒は、高圧液管131及び逆止弁128を通っ
て分岐点Bに導かれ、上述した経路をたどって室内側熱
交換器122から流れてきた高温高圧の液冷媒と合流す
る。この液冷媒は、以後同様に冷媒ポンプバイパス管路
132を流れ、冷媒ポンプ140で昇圧されて冷媒回路
を循環する。
ガス冷媒は、第1開閉弁150が閉の状態にあるため、
冷媒管路136を通って室外側熱交換器124へ向けて
流れる。従って、室外側熱交換器124では高温高圧の
ガス冷媒が外気と熱交換して凝縮し、この時の凝縮熱に
より室外側熱交換器124の表面に付着した霜を解かす
ことができる。室外側熱交換器124で凝縮した高温高
圧の液冷媒は、高圧液管131及び逆止弁128を通っ
て分岐点Bに導かれ、上述した経路をたどって室内側熱
交換器122から流れてきた高温高圧の液冷媒と合流す
る。この液冷媒は、以後同様に冷媒ポンプバイパス管路
132を流れ、冷媒ポンプ140で昇圧されて冷媒回路
を循環する。
【0039】一方、分岐点Eで第2デフロストバイパス
管路170に導かれた冷媒は、キャピラリーチューブ1
71で減圧され、低温低圧のガス冷媒(気液2相)とな
って低圧ガス管路134に流入する。このガス冷媒は、
アキュムレータ127を通過することで気液の分離がな
され、低温低圧のガス冷媒のみが圧縮機120に吸入さ
れて、以後同様の冷媒管路を循環する。
管路170に導かれた冷媒は、キャピラリーチューブ1
71で減圧され、低温低圧のガス冷媒(気液2相)とな
って低圧ガス管路134に流入する。このガス冷媒は、
アキュムレータ127を通過することで気液の分離がな
され、低温低圧のガス冷媒のみが圧縮機120に吸入さ
れて、以後同様の冷媒管路を循環する。
【0040】このように、デフロスト運転時において
は、室内側熱交換器122を凝縮器としかつ水熱交換器
142を蒸発器とする暖房運転の冷凍サイクルと、室外
熱交換器124を凝縮器としかつ水熱交換器142を蒸
発器とするデフロスト運転の冷凍サイクルを、四方弁1
21の切換操作をすることなく同時に形成することがで
きるので、室内機ユニット101による暖房運転を継続
しながら、室外側熱交換器124の除霜を実施すること
ができる。換言すれば、圧縮機120で圧縮した冷媒
は、室外側熱交換器124を凝縮器とし、水熱交換器1
42を蒸発器とした冷凍サイクルを形成して、室外側熱
交換器124に着霜した霜を解かすデフロスト運転を実
施し、同時に、冷媒ポンプ140で昇圧した冷媒は、室
内側熱交換器122を凝縮器とし、水熱交換器142を
蒸発器とした冷凍サイクルを形成して、室内機ユニット
101による暖房運転を実施することができる。
は、室内側熱交換器122を凝縮器としかつ水熱交換器
142を蒸発器とする暖房運転の冷凍サイクルと、室外
熱交換器124を凝縮器としかつ水熱交換器142を蒸
発器とするデフロスト運転の冷凍サイクルを、四方弁1
21の切換操作をすることなく同時に形成することがで
きるので、室内機ユニット101による暖房運転を継続
しながら、室外側熱交換器124の除霜を実施すること
ができる。換言すれば、圧縮機120で圧縮した冷媒
は、室外側熱交換器124を凝縮器とし、水熱交換器1
42を蒸発器とした冷凍サイクルを形成して、室外側熱
交換器124に着霜した霜を解かすデフロスト運転を実
施し、同時に、冷媒ポンプ140で昇圧した冷媒は、室
内側熱交換器122を凝縮器とし、水熱交換器142を
蒸発器とした冷凍サイクルを形成して、室内機ユニット
101による暖房運転を実施することができる。
【0041】このため、外気温度が低く室外側熱交換器
124に着霜した場合においても、従来のように一時的
に冷房運転を実施して除霜する必要がなく、従って、暖
房が必要な状況で室内機ユニット101から冷風を吹き
出すようなことはなく、十分な暖房能力が得られて良好
な空調フィーリングを提供できるようになる。また、エ
ンジン110の排熱を回収することで、室外側熱交換器
124の除霜を効率よく実施でき、デフロスト運転に要
する時間を短縮することもできる。なお、上述したデフ
ロスト運転は、タイマーなどにより所定時間実施した
後、通常の暖房運転に戻されるが、暖房運転からデフロ
スト運転及びデフロスト運転から暖房運転への切換時に
四方弁121の切換操作が不要なため、比較的大きな切
換音の発生をなくすことができる。なおまた、上述した
構成では分岐点Aが四方弁121とヘッダー102との
間を接続する冷媒配管135に設けられていたが、この
分岐点Aを圧縮機120と四方弁121との間を接続す
る高圧ガス管路133に設けた構成としても同様の運転
が可能である。
124に着霜した場合においても、従来のように一時的
に冷房運転を実施して除霜する必要がなく、従って、暖
房が必要な状況で室内機ユニット101から冷風を吹き
出すようなことはなく、十分な暖房能力が得られて良好
な空調フィーリングを提供できるようになる。また、エ
ンジン110の排熱を回収することで、室外側熱交換器
124の除霜を効率よく実施でき、デフロスト運転に要
する時間を短縮することもできる。なお、上述したデフ
ロスト運転は、タイマーなどにより所定時間実施した
後、通常の暖房運転に戻されるが、暖房運転からデフロ
スト運転及びデフロスト運転から暖房運転への切換時に
四方弁121の切換操作が不要なため、比較的大きな切
換音の発生をなくすことができる。なおまた、上述した
構成では分岐点Aが四方弁121とヘッダー102との
間を接続する冷媒配管135に設けられていたが、この
分岐点Aを圧縮機120と四方弁121との間を接続す
る高圧ガス管路133に設けた構成としても同様の運転
が可能である。
【0042】これまで説明した実施形態では、エンジン
110の排熱を回収する排熱回収熱交換器として、エン
ジン冷却水から排熱を回収する水熱交換器142を使用
していたが、本発明の空気調和装置はこれに限定される
ことはなく、たとえば図6に基づいて以下に説明する第
1変形例が可能である。この第1変形例では、エンジン
110の排熱を回収する排熱回収熱交換器として、エン
ジン110の排気ガスから排熱を回収するように接続し
た排ガス熱交112Aを使用している。この排ガス熱交
112Aは、排気ガスで高温高圧の液冷媒を気化させる
もので、分岐点Bから分岐させた冷媒ポンプバイパス管
路132Aを排ガス熱交112Aに接続した点が異なっ
ている。
110の排熱を回収する排熱回収熱交換器として、エン
ジン冷却水から排熱を回収する水熱交換器142を使用
していたが、本発明の空気調和装置はこれに限定される
ことはなく、たとえば図6に基づいて以下に説明する第
1変形例が可能である。この第1変形例では、エンジン
110の排熱を回収する排熱回収熱交換器として、エン
ジン110の排気ガスから排熱を回収するように接続し
た排ガス熱交112Aを使用している。この排ガス熱交
112Aは、排気ガスで高温高圧の液冷媒を気化させる
もので、分岐点Bから分岐させた冷媒ポンプバイパス管
路132Aを排ガス熱交112Aに接続した点が異なっ
ている。
【0043】図6はデフロスト運転の状態を示してお
り、このデフロスト運転モードでは、上述した実施形態
と同様に、四方弁121が暖房位置、第1開閉弁150
が閉、第2開閉弁161が開、第3開閉弁143が閉、
室内機膨張弁123が全閉、室外機膨張弁125が全
閉、冷媒ポンプ140が運転の状態にある。
り、このデフロスト運転モードでは、上述した実施形態
と同様に、四方弁121が暖房位置、第1開閉弁150
が閉、第2開閉弁161が開、第3開閉弁143が閉、
室内機膨張弁123が全閉、室外機膨張弁125が全
閉、冷媒ポンプ140が運転の状態にある。
【0044】このようにすれば、圧縮機120で圧縮さ
れた高温高圧のガス冷媒は、暖房運転時と同様に、四方
弁121及び冷媒管路135を通って室内側熱交換器1
22へ導かれる。室内側熱交換器122では、高温高圧
のガス冷媒が最初に室内側熱交換器122を通過し、室
内機ファンで導入された空気と熱交換する。この時、高
温高圧のガス冷媒が凝縮して高温高圧の液冷媒となるた
め、この凝縮熱で空気を加熱して暖房運転を行うことが
できる。
れた高温高圧のガス冷媒は、暖房運転時と同様に、四方
弁121及び冷媒管路135を通って室内側熱交換器1
22へ導かれる。室内側熱交換器122では、高温高圧
のガス冷媒が最初に室内側熱交換器122を通過し、室
内機ファンで導入された空気と熱交換する。この時、高
温高圧のガス冷媒が凝縮して高温高圧の液冷媒となるた
め、この凝縮熱で空気を加熱して暖房運転を行うことが
できる。
【0045】一方、室内側熱交換器122を通過して凝
縮した高温高圧の液冷媒は、冷媒管路138及び逆止弁
128を通ってヘッダー102に至り、さらに、高圧液
管131及びレシーバ126を通って分岐点Bに導かれ
る。この分岐点Bでは、室内側熱交換器122から流れ
てきた高温高圧の液冷媒と後述する経路をたどって室外
側熱交換器124から流れてきた高温高圧の液冷媒とが
合流し、以後冷媒ポンプバイパス132Aを流れて冷媒
ポンプ140により昇圧されて排ガス熱交112Aに導
かれる。排ガス熱交112Aでは、高温高圧の液冷媒が
エンジン110より排出される排気ガスの排熱を回収し
て気化し、高温高圧のガス冷媒となる。
縮した高温高圧の液冷媒は、冷媒管路138及び逆止弁
128を通ってヘッダー102に至り、さらに、高圧液
管131及びレシーバ126を通って分岐点Bに導かれ
る。この分岐点Bでは、室内側熱交換器122から流れ
てきた高温高圧の液冷媒と後述する経路をたどって室外
側熱交換器124から流れてきた高温高圧の液冷媒とが
合流し、以後冷媒ポンプバイパス132Aを流れて冷媒
ポンプ140により昇圧されて排ガス熱交112Aに導
かれる。排ガス熱交112Aでは、高温高圧の液冷媒が
エンジン110より排出される排気ガスの排熱を回収し
て気化し、高温高圧のガス冷媒となる。
【0046】このガス冷媒は、冷媒ポンプバイパス管路
132Aを通って分岐点Cに至り、第2開閉弁161が
開状態にある第1デフロストバイパス管路160を通っ
て分岐点Eに導かれる。この分岐点Eでは、そのまま分
岐点Dに導かれる冷媒と、第2デフロストバイパス管路
170を通りキャピラリーチューブ171で減圧されて
低圧ガス管路134と合流する分岐点Fに導かれる冷媒
とに分流される。分岐点Dに導かれた高温高圧のガス冷
媒は、第1開閉弁150が閉の状態にあるため、冷媒管
路136を通って室外側熱交換器124へ向けて流れ
る。従って、室外側熱交換器124では高温高圧のガス
冷媒が外気と熱交換して凝縮し、この時の凝縮熱により
室外側熱交換器124の表面に付着した霜を解かすこと
ができる。また、室外側熱交換器124で凝縮した高温
高圧の液冷媒は、高圧液管131及び逆止弁128を通
って分岐点Bに導かれ、上述した経路をたどって室内側
熱交換器122から流れてきた高温高圧の液冷媒と合流
する。この液冷媒は、以後同様に冷媒ポンプバイパス管
路132Aを流れ、冷媒ポンプ140で昇圧されて冷媒
回路を循環する。
132Aを通って分岐点Cに至り、第2開閉弁161が
開状態にある第1デフロストバイパス管路160を通っ
て分岐点Eに導かれる。この分岐点Eでは、そのまま分
岐点Dに導かれる冷媒と、第2デフロストバイパス管路
170を通りキャピラリーチューブ171で減圧されて
低圧ガス管路134と合流する分岐点Fに導かれる冷媒
とに分流される。分岐点Dに導かれた高温高圧のガス冷
媒は、第1開閉弁150が閉の状態にあるため、冷媒管
路136を通って室外側熱交換器124へ向けて流れ
る。従って、室外側熱交換器124では高温高圧のガス
冷媒が外気と熱交換して凝縮し、この時の凝縮熱により
室外側熱交換器124の表面に付着した霜を解かすこと
ができる。また、室外側熱交換器124で凝縮した高温
高圧の液冷媒は、高圧液管131及び逆止弁128を通
って分岐点Bに導かれ、上述した経路をたどって室内側
熱交換器122から流れてきた高温高圧の液冷媒と合流
する。この液冷媒は、以後同様に冷媒ポンプバイパス管
路132Aを流れ、冷媒ポンプ140で昇圧されて冷媒
回路を循環する。
【0047】一方、分岐点Eで第2デフロストバイパス
管路170に導かれた冷媒は、キャピラリーチューブ1
71で減圧され、低温低圧のガス冷媒(気液2相)とな
って低圧ガス管路134に流入する。このガス冷媒は、
アキュムレータ127を通過することで気液の分離がな
され、低温低圧のガス冷媒のみが圧縮機120に吸入さ
れて、以後同様の冷媒管路を循環する。
管路170に導かれた冷媒は、キャピラリーチューブ1
71で減圧され、低温低圧のガス冷媒(気液2相)とな
って低圧ガス管路134に流入する。このガス冷媒は、
アキュムレータ127を通過することで気液の分離がな
され、低温低圧のガス冷媒のみが圧縮機120に吸入さ
れて、以後同様の冷媒管路を循環する。
【0048】このようにしても、デフロスト運転時にお
いては、室内側熱交換器122を凝縮器としかつ排ガス
熱交112Aを蒸発器とする暖房運転の冷凍サイクル
と、室外熱交換器124を凝縮器としかつ排ガス熱交1
12Aを蒸発器とするデフロスト運転の冷凍サイクル
を、四方弁121の切換操作をすることなく同時に形成
することができるので、室内機ユニット101による暖
房運転を継続しながら、室外側熱交換器124の除霜を
実施することができる。換言すれば、圧縮機120で圧
縮した冷媒は、室外側熱交換器124を凝縮器とし、排
ガス熱交112Aを蒸発器とした冷凍サイクルを形成し
て、室外側熱交換器124に着霜した霜を解かすデフロ
スト運転を実施し、同時に、冷媒ポンプ140で昇圧し
た冷媒は、室内側熱交換器122を凝縮器とし、排ガス
熱交換器112Aを蒸発器とした冷凍サイクルを形成し
て、室内機ユニット101による暖房運転を実施するこ
とができるので、上述したのと同様の作用効果を得るこ
とができる。なお、上述したデフロスト運転以外、すな
わち暖房運転及び冷房運転については、上述した実施形
態の水熱交換器142を排ガス熱交112Aと読み替え
ることで実質的な冷媒の流れや状態変化は同じであるた
め、ここではその詳細な説明を省略する。
いては、室内側熱交換器122を凝縮器としかつ排ガス
熱交112Aを蒸発器とする暖房運転の冷凍サイクル
と、室外熱交換器124を凝縮器としかつ排ガス熱交1
12Aを蒸発器とするデフロスト運転の冷凍サイクル
を、四方弁121の切換操作をすることなく同時に形成
することができるので、室内機ユニット101による暖
房運転を継続しながら、室外側熱交換器124の除霜を
実施することができる。換言すれば、圧縮機120で圧
縮した冷媒は、室外側熱交換器124を凝縮器とし、排
ガス熱交112Aを蒸発器とした冷凍サイクルを形成し
て、室外側熱交換器124に着霜した霜を解かすデフロ
スト運転を実施し、同時に、冷媒ポンプ140で昇圧し
た冷媒は、室内側熱交換器122を凝縮器とし、排ガス
熱交換器112Aを蒸発器とした冷凍サイクルを形成し
て、室内機ユニット101による暖房運転を実施するこ
とができるので、上述したのと同様の作用効果を得るこ
とができる。なお、上述したデフロスト運転以外、すな
わち暖房運転及び冷房運転については、上述した実施形
態の水熱交換器142を排ガス熱交112Aと読み替え
ることで実質的な冷媒の流れや状態変化は同じであるた
め、ここではその詳細な説明を省略する。
【0049】続いて、本発明の第2の実施形態を図7な
いし11に示して説明する。ここでは、上述した第1の
実施形態と異なる構成について説明し、他の同一構成部
分には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。こ
の第2の実施形態では、分岐点Cにおいて冷媒ポンプバ
イパス管路132から分岐する第3デフロストバイパス
管路180を設け、該バイパス管路180に第4開閉弁
181を設けると共に、冷媒ポンプバイパス管路132
に第5開閉弁144を設けてある。
いし11に示して説明する。ここでは、上述した第1の
実施形態と異なる構成について説明し、他の同一構成部
分には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。こ
の第2の実施形態では、分岐点Cにおいて冷媒ポンプバ
イパス管路132から分岐する第3デフロストバイパス
管路180を設け、該バイパス管路180に第4開閉弁
181を設けると共に、冷媒ポンプバイパス管路132
に第5開閉弁144を設けてある。
【0050】第3デフロストバイパス管路180は、冷
媒ポンプバイパス管路132の水熱交換器142後流側
で分岐点Cから分岐し、室外側熱交換器124と室外機
膨張弁125との間を接続する冷媒配管139に分岐点
Gで連結されている。この冷媒配管139は、暖房運転
時に室外機膨張弁125で減圧された低温低圧の液冷媒
が流れ、冷房運転時には室外側熱交換器124で凝縮し
た高温高圧の液冷媒が流れる部分である。なお、第4開
閉弁181は、運転モードに応じて第3デフロストバイ
パス管路180及びを開閉し、冷媒の流路を切り換える
目的で設けられたものである。
媒ポンプバイパス管路132の水熱交換器142後流側
で分岐点Cから分岐し、室外側熱交換器124と室外機
膨張弁125との間を接続する冷媒配管139に分岐点
Gで連結されている。この冷媒配管139は、暖房運転
時に室外機膨張弁125で減圧された低温低圧の液冷媒
が流れ、冷房運転時には室外側熱交換器124で凝縮し
た高温高圧の液冷媒が流れる部分である。なお、第4開
閉弁181は、運転モードに応じて第3デフロストバイ
パス管路180及びを開閉し、冷媒の流路を切り換える
目的で設けられたものである。
【0051】また、第5開閉弁144は分岐点Cと分岐
点Aとの間に設けられ、運転モードに応じて分岐点Aに
連通する冷媒流路を開閉し、冷媒流路を切り換える目的
で設けられたものである。なお、冷媒ポンプバイパス管
路132を冷媒管路130に連結する位置は、図示した
四方弁121とヘッダー102との間でもよいし、ある
いは、圧縮機120と四方弁121との間を接続する高
圧ガス管路133であってもよい。
点Aとの間に設けられ、運転モードに応じて分岐点Aに
連通する冷媒流路を開閉し、冷媒流路を切り換える目的
で設けられたものである。なお、冷媒ポンプバイパス管
路132を冷媒管路130に連結する位置は、図示した
四方弁121とヘッダー102との間でもよいし、ある
いは、圧縮機120と四方弁121との間を接続する高
圧ガス管路133であってもよい。
【0052】以下、各運転モードにおける冷媒の流れを
図面に基づいて簡単に説明する。暖房運転時において
は、図11に示すように、四方弁121が暖房位置、第
4開閉弁181が閉、第5開閉弁144が開、室内機膨
張弁123が全閉、室外機膨張弁125が開度制御、冷
媒ポンプ140が運転の状態にあるこの状態において、
圧縮機120で圧縮されたガス冷媒は、図8に示すよう
に、四方弁121、ヘッダー102、室内側熱交換器1
22、逆止弁128、ヘッダー102、レシーバ12
6、室外機膨張弁125、室外側熱交換器124、四方
弁121、アキュムレータ127及び圧縮機120の順
に循環して、室内側熱交換器122を凝縮器、室外側熱
交換器124を蒸発器とする冷凍サイクルが形成され
る。また、分岐点Bでは、レシーバ126から流れてき
た高温高圧の液冷媒が液バイパス管路132へ分流し、
冷媒ポンプ140、水熱交換器142、分岐点C及び第
5開閉弁144を経て高温高圧のガス冷媒となり、分岐
点Aで圧縮機120から送出されてきた高温高圧のガス
冷媒に合流する。この結果、室内側熱交換器122を凝
縮器、水熱交換器142を蒸発器とする冷凍サイクルが
形成される。
図面に基づいて簡単に説明する。暖房運転時において
は、図11に示すように、四方弁121が暖房位置、第
4開閉弁181が閉、第5開閉弁144が開、室内機膨
張弁123が全閉、室外機膨張弁125が開度制御、冷
媒ポンプ140が運転の状態にあるこの状態において、
圧縮機120で圧縮されたガス冷媒は、図8に示すよう
に、四方弁121、ヘッダー102、室内側熱交換器1
22、逆止弁128、ヘッダー102、レシーバ12
6、室外機膨張弁125、室外側熱交換器124、四方
弁121、アキュムレータ127及び圧縮機120の順
に循環して、室内側熱交換器122を凝縮器、室外側熱
交換器124を蒸発器とする冷凍サイクルが形成され
る。また、分岐点Bでは、レシーバ126から流れてき
た高温高圧の液冷媒が液バイパス管路132へ分流し、
冷媒ポンプ140、水熱交換器142、分岐点C及び第
5開閉弁144を経て高温高圧のガス冷媒となり、分岐
点Aで圧縮機120から送出されてきた高温高圧のガス
冷媒に合流する。この結果、室内側熱交換器122を凝
縮器、水熱交換器142を蒸発器とする冷凍サイクルが
形成される。
【0053】冷房運転時においては、図11に示すよう
に、四方弁121が冷房位置、第4開閉弁181が閉、
第5開閉弁144が閉、室内機膨張弁123が開度制
御、室外機膨張弁125が全閉、冷媒ポンプ140の運
転が停止の状態にあるこの状態において、圧縮機120
で圧縮されたガス冷媒は、図9に示すように、四方弁1
21、室外側熱交換器124、逆止弁128、レシーバ
126、ヘッダー102、室内機膨張弁123、室内側
熱交換器122、ヘッダー102、四方弁121、アキ
ュムレータ127及び圧縮機120の順に循環して、室
外側熱交換器124を凝縮器、室内側熱交換器122を
蒸発器とする冷凍サイクルが形成される。なお、分岐点
Bでは、第4開閉弁181及び第5開閉弁144が共に
閉でかつ冷媒ポンプ140の運転も停止されているた
め、室外側熱交換器124から流れてきた高温高圧の液
冷媒が液バイパス管路132へ流れ込むようなことはな
い。
に、四方弁121が冷房位置、第4開閉弁181が閉、
第5開閉弁144が閉、室内機膨張弁123が開度制
御、室外機膨張弁125が全閉、冷媒ポンプ140の運
転が停止の状態にあるこの状態において、圧縮機120
で圧縮されたガス冷媒は、図9に示すように、四方弁1
21、室外側熱交換器124、逆止弁128、レシーバ
126、ヘッダー102、室内機膨張弁123、室内側
熱交換器122、ヘッダー102、四方弁121、アキ
ュムレータ127及び圧縮機120の順に循環して、室
外側熱交換器124を凝縮器、室内側熱交換器122を
蒸発器とする冷凍サイクルが形成される。なお、分岐点
Bでは、第4開閉弁181及び第5開閉弁144が共に
閉でかつ冷媒ポンプ140の運転も停止されているた
め、室外側熱交換器124から流れてきた高温高圧の液
冷媒が液バイパス管路132へ流れ込むようなことはな
い。
【0054】デフロスト運転時においては、図11に示
すように、四方弁121が暖房位置、第4開閉弁181
が開、第5開閉弁144が閉、室内機膨張弁123が全
閉、室外機膨張弁125が全閉、冷媒ポンプ140が運
転の状態にあるこの状態において、圧縮機120で圧縮
されたガス冷媒は、図10に示すように、四方弁12
1、ヘッダー102、室内側熱交換器122、逆止弁1
28、ヘッダー102及びレシーバ126を経て、高温
高圧の液冷媒となって分岐点Bに到達する。この分岐点
Bでは、後述する経路をたどって室外機熱交換器124
から流れてきた高温高圧の液冷媒と合流し、冷媒ポンプ
バイパス管路132及び冷媒ポンプ140を通って水熱
交換器142へ導かれる。
すように、四方弁121が暖房位置、第4開閉弁181
が開、第5開閉弁144が閉、室内機膨張弁123が全
閉、室外機膨張弁125が全閉、冷媒ポンプ140が運
転の状態にあるこの状態において、圧縮機120で圧縮
されたガス冷媒は、図10に示すように、四方弁12
1、ヘッダー102、室内側熱交換器122、逆止弁1
28、ヘッダー102及びレシーバ126を経て、高温
高圧の液冷媒となって分岐点Bに到達する。この分岐点
Bでは、後述する経路をたどって室外機熱交換器124
から流れてきた高温高圧の液冷媒と合流し、冷媒ポンプ
バイパス管路132及び冷媒ポンプ140を通って水熱
交換器142へ導かれる。
【0055】水熱交換器142では、高温高圧の液冷媒
がエンジン110の排熱を回収して気化する。こうして
高温高圧のガス冷媒(ホットガス)となった冷媒は、冷
媒ポンプバイパス管路132の分岐点Cから第4開閉弁
181が開状態にある第3デフロストバイパス管路18
0に導かれ、分岐点Gで冷媒管路139に流れ込む。こ
のホットガスは、分岐点Gで一部が分流して逆止弁12
8及び高圧液管131を通って分岐点Bに至り、ここで
レシーバ126から流れてきた高温高圧の液冷媒と合流
して冷媒ポンプバイパス管路132に流れ込む。また、
分岐点Gで分流したホットガスの主流は、室外側熱交換
器124へ導かれて加熱し、付着した霜を解かすことが
できる。これによりホットガスは低温低圧のガス冷媒と
なり、冷媒管路136、四方弁121、低圧ガス管路1
33及びアキュムレータ127を通って圧縮機127に
戻される。
がエンジン110の排熱を回収して気化する。こうして
高温高圧のガス冷媒(ホットガス)となった冷媒は、冷
媒ポンプバイパス管路132の分岐点Cから第4開閉弁
181が開状態にある第3デフロストバイパス管路18
0に導かれ、分岐点Gで冷媒管路139に流れ込む。こ
のホットガスは、分岐点Gで一部が分流して逆止弁12
8及び高圧液管131を通って分岐点Bに至り、ここで
レシーバ126から流れてきた高温高圧の液冷媒と合流
して冷媒ポンプバイパス管路132に流れ込む。また、
分岐点Gで分流したホットガスの主流は、室外側熱交換
器124へ導かれて加熱し、付着した霜を解かすことが
できる。これによりホットガスは低温低圧のガス冷媒と
なり、冷媒管路136、四方弁121、低圧ガス管路1
33及びアキュムレータ127を通って圧縮機127に
戻される。
【0056】この結果、デフロスト運転時においては、
圧縮機120で圧縮した冷媒は、室内側熱交換器122
を凝縮器とし、水熱交換器142を蒸発器とする冷凍サ
イクルを構成する。また、室外熱交換器124は、水熱
交換器142からのホットガスで除霜され、暖房運転と
デフロスト運転とを同時に実施することができる。この
ような構成とすれば、四方弁121の切換操作を必要と
しないシンプルな回路構成で暖房運転及びデフロスト運
転を同時に実施でき、コスト面で有利になると共に、暖
房運転時における良好な空調フィーリングを提供でき
る。
圧縮機120で圧縮した冷媒は、室内側熱交換器122
を凝縮器とし、水熱交換器142を蒸発器とする冷凍サ
イクルを構成する。また、室外熱交換器124は、水熱
交換器142からのホットガスで除霜され、暖房運転と
デフロスト運転とを同時に実施することができる。この
ような構成とすれば、四方弁121の切換操作を必要と
しないシンプルな回路構成で暖房運転及びデフロスト運
転を同時に実施でき、コスト面で有利になると共に、暖
房運転時における良好な空調フィーリングを提供でき
る。
【0057】なお、上述した第2の実施形態では、排熱
回収熱交換器が水熱交換器142であったが、第1の実
施形態における第1変形例として説明したように、排熱
回収熱交換器として排ガス熱交を採用してもよい。
回収熱交換器が水熱交換器142であったが、第1の実
施形態における第1変形例として説明したように、排熱
回収熱交換器として排ガス熱交を採用してもよい。
【0058】そしてまた、これまで説明した各実施形態
では、冷媒ポンプ140をエンジン冷却水から排熱を回
収する水熱交換器142の上流側(分岐点B側)に配設
して液体の冷媒を昇圧していたが、図12に示す第1の
実施形態の第2変形例や図13に示す第2の実施形態の
第1変形例のように、水熱交換器142の下流側(分岐
点C側)に冷媒ポンプ140Aを配設する構成としても
よい。この場合の冷媒ポンプ140Aは、水熱交換器1
42を通過して気化したガス冷媒を昇圧するものとなる
が、このような構成としても、デフロスト運転が不要に
なるなど上述した各実施形態と同様の作用効果が得られ
る。
では、冷媒ポンプ140をエンジン冷却水から排熱を回
収する水熱交換器142の上流側(分岐点B側)に配設
して液体の冷媒を昇圧していたが、図12に示す第1の
実施形態の第2変形例や図13に示す第2の実施形態の
第1変形例のように、水熱交換器142の下流側(分岐
点C側)に冷媒ポンプ140Aを配設する構成としても
よい。この場合の冷媒ポンプ140Aは、水熱交換器1
42を通過して気化したガス冷媒を昇圧するものとなる
が、このような構成としても、デフロスト運転が不要に
なるなど上述した各実施形態と同様の作用効果が得られ
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の実
施形態に係る空気調和装置によれば、第1開閉弁と、第
2開閉弁を備えた第1デフロストバイパス管路と、絞り
機構を備えた第2デフロストバイパス管路と、第3開閉
弁とを追加するという簡単な構成により、冷媒ポンプで
昇圧した冷媒は、室外側熱交換器を凝縮器としかつ排熱
回収熱交換器を蒸発器とする冷凍サイクルを形成して、
室外側熱交換器に着霜した霜を解かすデフロスト運転を
実施し、同時に、圧縮機で圧縮した冷媒は、室内側熱交
換器を凝縮器としかつ排熱回収熱交換器を蒸発器とする
冷凍サイクルを形成して、室内機ユニットによる暖房運
転を実施することができる。
施形態に係る空気調和装置によれば、第1開閉弁と、第
2開閉弁を備えた第1デフロストバイパス管路と、絞り
機構を備えた第2デフロストバイパス管路と、第3開閉
弁とを追加するという簡単な構成により、冷媒ポンプで
昇圧した冷媒は、室外側熱交換器を凝縮器としかつ排熱
回収熱交換器を蒸発器とする冷凍サイクルを形成して、
室外側熱交換器に着霜した霜を解かすデフロスト運転を
実施し、同時に、圧縮機で圧縮した冷媒は、室内側熱交
換器を凝縮器としかつ排熱回収熱交換器を蒸発器とする
冷凍サイクルを形成して、室内機ユニットによる暖房運
転を実施することができる。
【0060】このため、低外気温時の暖房運転で着霜し
ても、暖房運転を継続しながら効率よく除霜できるた
め、室内機ユニットから冷風を吹き出すようなことがな
くなって空調フィーリングを大きく向上させることがで
きる。また、エンジンの排熱を回収して除霜するため、
暖房能力の低下を防止し、デフロスト運転の時間を短縮
できるとともに、四方弁の切換音発生を防止することが
できるといった効果を奏する。
ても、暖房運転を継続しながら効率よく除霜できるた
め、室内機ユニットから冷風を吹き出すようなことがな
くなって空調フィーリングを大きく向上させることがで
きる。また、エンジンの排熱を回収して除霜するため、
暖房能力の低下を防止し、デフロスト運転の時間を短縮
できるとともに、四方弁の切換音発生を防止することが
できるといった効果を奏する。
【0061】また、本発明の第2の実施形態に係る空気
調和装置によれば、第4開閉弁を備えた第3デフロスト
バイパス管路及び第5開閉弁を追加するというよりシン
プルな構成により、圧縮機で圧縮した冷媒は、室内側熱
交換器を凝縮器とし、かつ、排熱回収熱交換器からのホ
ットガスを室外側熱交換器にバイパスさせて除霜し蒸発
器とする冷凍サイクルを形成することができるので、室
外側熱交換器に着霜した霜を解かすデフロスト運転と、
室内機ユニットによる暖房運転を実施することができ
る。
調和装置によれば、第4開閉弁を備えた第3デフロスト
バイパス管路及び第5開閉弁を追加するというよりシン
プルな構成により、圧縮機で圧縮した冷媒は、室内側熱
交換器を凝縮器とし、かつ、排熱回収熱交換器からのホ
ットガスを室外側熱交換器にバイパスさせて除霜し蒸発
器とする冷凍サイクルを形成することができるので、室
外側熱交換器に着霜した霜を解かすデフロスト運転と、
室内機ユニットによる暖房運転を実施することができ
る。
【0062】このため、低外気温時の暖房運転で着霜し
ても、暖房運転を継続しながら効率よく除霜できるた
め、室内機ユニットから冷風を吹き出すようなことがな
くなって空調フィーリングを大きく向上させることがで
きる。また、エンジンの排熱を回収して除霜するため、
暖房能力の低下を防止し、デフロスト運転の時間を短縮
できるとともに、四方弁の切換音発生を防止することが
できるといった効果を奏する。
ても、暖房運転を継続しながら効率よく除霜できるた
め、室内機ユニットから冷風を吹き出すようなことがな
くなって空調フィーリングを大きく向上させることがで
きる。また、エンジンの排熱を回収して除霜するため、
暖房能力の低下を防止し、デフロスト運転の時間を短縮
できるとともに、四方弁の切換音発生を防止することが
できるといった効果を奏する。
【図1】 本発明のガスヒートポンプ式の空気調和装
置に係る第1の実施形態を示す概略構成図である。
置に係る第1の実施形態を示す概略構成図である。
【図2】 図1に示す空気調和装置が暖房運転の状態
にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図である。
にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図である。
【図3】 図1に示す空気調和装置が冷房運転の状態
にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図である。
にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図である。
【図4】 図1に示す空気調和装置がデフロスト運転
の状態にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図であ
る。
の状態にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図であ
る。
【図5】 図1に示す空気調和装置における主要な弁
類等の開閉位置及び状態を運転モード毎にまとめて示す
図である。
類等の開閉位置及び状態を運転モード毎にまとめて示す
図である。
【図6】 図1に示すガスヒートポンプ式の空気調和
装置に係る第1変形例を示す概略構成図である。
装置に係る第1変形例を示す概略構成図である。
【図7】 本発明のガスヒートポンプ式の空気調和装
置に係る第2の実施形態を示す概略構成図である。
置に係る第2の実施形態を示す概略構成図である。
【図8】 図7に示す空気調和装置が暖房運転の状態
にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図である。
にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図である。
【図9】 図7に示す空気調和装置が冷房運転の状態
にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図である。
にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図である。
【図10】 図7に示す空気調和装置がデフロスト運
転の状態にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図であ
る。
転の状態にある場合の冷媒の流れを示す概略構成図であ
る。
【図11】 図7に示す空気調和装置における主要な
弁類等の開閉位置及び状態を運転モード毎にまとめて示
す図である。
弁類等の開閉位置及び状態を運転モード毎にまとめて示
す図である。
【図12】 図1に示すガスヒートポンプ式の空気調
和装置に係る第2変形例を示す概略構成図である。
和装置に係る第2変形例を示す概略構成図である。
【図13】 図7に示すガスヒートポンプ式の空気調
和装置に係る第1変形例を示す概略構成図である。
和装置に係る第1変形例を示す概略構成図である。
【図14】 従来のガスヒートポンプ式の空気調和装
置に係る概略構成例の図である。
置に係る概略構成例の図である。
100 室外機ユニット 101 室内機ユニット 110 エンジン 112,112A 排気ガス熱交換器(排ガス熱交) 120 圧縮機 121 四方弁 122 室内側熱交換器 123 室内機膨張弁(電子膨張弁) 124 室外側熱交換器 125 室外機膨張弁(電子膨張弁) 130 冷媒管路 131 高圧液管 132,132A 冷媒ポンプバイパス管路 133 高圧ガス管路 134 低圧ガス管路 140,140A 冷媒ポンプ 141 バイパス開閉弁 142 水熱交換器 143 第3開閉弁 144 第5開閉弁 150 第1開閉弁 160 第1デフロストバイパス管路 161 第2開閉弁 170 第2デフロストバイパス回路 171 キャピラリーチューブ(絞り機
構) 180 第3デフロストバイパス回路 181 第4開閉弁
構) 180 第3デフロストバイパス回路 181 第4開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大関 茂樹 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 吉村 充司 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社エアコン製作所 内 (72)発明者 横山 武 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 中村 卓 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンで駆動される圧縮機を室内側
熱交換器、室外側熱交換器の冷媒管路と四方弁を介して
連結し、該冷媒管路の高圧液管に一端側を接続しかつ前
記四方弁を暖房位置とし前記圧縮機から吐出された高温
高圧のガス冷媒を流す高圧ガス管路に他端側を接続した
冷媒ポンプバイパス管路に冷媒ポンプ及び前記エンジン
の排熱回収熱交換器を設けた空気調和装置において、 前記四方弁と前記室外側熱交換器との間を接続する冷媒
流路に設けた第1開閉弁と、 前記冷媒ポンプバイパス管路の排熱回収熱交換器出口側
から分岐して前記第1開閉弁と前記室外側熱交換器との
間を接続する冷媒管路に連結され、第2開閉弁を備えた
第1デフロストバイパス管路と、 前記第2開閉弁後流側の前記第1デフロストバイパス管
路から分岐して前記冷媒流路の低圧ガス管路に連結さ
れ、絞り機構を備えた第2デフロストバイパス管路と、 前記第1デフロストバイパス管路が分岐する位置より後
流側の前記冷媒ポンプバイパス管路に設けた第3開閉弁
と、を具備して構成したことを特徴とする空気調和装
置。 - 【請求項2】 エンジンで駆動される圧縮機を室内側
熱交換器、室外側熱交換器の冷媒管路と四方弁を介して
連結し、該冷媒管路の高圧液管に一端側を接続しかつ前
記四方弁を暖房位置とし前記圧縮機から吐出された高温
高圧のガス冷媒を流す高圧ガス管路に他端側を接続した
冷媒ポンプバイパス管路に冷媒ポンプ及び前記エンジン
の排熱回収熱交換器を設けた空気調和装置において、 前記冷媒ポンプバイパス管路の排熱回収熱交換器出口側
から分岐し、前記室外側熱交換器と暖房運転時に高温高
圧の液冷媒を減圧する室外機膨張弁との間を接続する冷
媒管路に連結されて第4開閉弁を備えた第3デフロスト
バイパス管路と、 前記第3デフロストバイパス管路が分岐する位置より後
流側の前記冷媒ポンプバイパス管路に設けた第5開閉弁
と、を具備して構成したことを特徴とする空気調和装
置。 - 【請求項3】 前記排熱回収熱交換器が前記エンジン
の冷却水から冷媒に排熱を回収する水熱交換器であるこ
とを特徴とする請求項1または2記載の空気調和装置。 - 【請求項4】 前記排熱回収熱交換器が前記エンジン
の排気ガスから冷媒に排熱を回収する排気ガス熱交換器
であることを特徴とする請求項1または2記載の空気調
和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000096705A JP2001280765A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000096705A JP2001280765A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001280765A true JP2001280765A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18611434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000096705A Withdrawn JP2001280765A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001280765A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104422215A (zh) * | 2013-08-28 | 2015-03-18 | 海尔集团公司 | 空调系统及空调系统的除霜方法 |
CN106403081A (zh) * | 2016-09-07 | 2017-02-15 | 广东美的暖通设备有限公司 | 多联机及其控制方法 |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000096705A patent/JP2001280765A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104422215A (zh) * | 2013-08-28 | 2015-03-18 | 海尔集团公司 | 空调系统及空调系统的除霜方法 |
CN104422215B (zh) * | 2013-08-28 | 2019-04-19 | 海尔集团公司 | 空调系统及空调系统的除霜方法 |
CN106403081A (zh) * | 2016-09-07 | 2017-02-15 | 广东美的暖通设备有限公司 | 多联机及其控制方法 |
CN106403081B (zh) * | 2016-09-07 | 2019-08-27 | 广东美的暖通设备有限公司 | 多联机及其控制方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |