JP2001280727A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2001280727A JP2000094299A JP2000094299A JP2001280727A JP 2001280727 A JP2001280727 A JP 2001280727A JP 2000094299 A JP2000094299 A JP 2000094299A JP 2000094299 A JP2000094299 A JP 2000094299A JP 2001280727 A JP2001280727 A JP 2001280727A
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康浩 垣見
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晋吾 國谷
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大介 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地球温暖化や空気汚染等の問題がなく、コンパ
クトな空気調和装置を提供する。 【解決手段】 パルスチューブ冷凍機5の吸気ガスとし
てコンプレッサー2により圧縮された空気を用い、この
パルスチューブ冷凍機5で冷却された空気を所望の空間
に放出することにより所望の空間の空気調和を行うよう
にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用空調設備,
家庭用空調設備,車用空調装置,保冷倉庫,冷蔵冷凍
庫,加温庫等に用いる空気調和装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、空気調和装置では、冷媒とし
て、フロン,プロパン,アンモニア,二酸化炭素等を用
い、閉サイクルにおいて、上記冷媒を圧縮・膨脹により
ガスと液体との間で相変化させ、その際の気化熱によっ
て寒冷を得たり、圧縮熱を熱源として得たりし、上記寒
冷もしくは熱源を熱交換器に通して空気と熱交換し、空
気調和を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷媒と
して主に使用されるフロンは、空気調和装置の解体時に
大気放出されると、地球温暖化の原因となるため、全廃
の方向にある。また、代替フロンも地球温暖化の原因と
なることが予測されており、廃止される方向にある。
【0004】また、フロン,プロパン,アンモニア,二
酸化炭素等の冷媒は空気中では微量成分であるが、多量
に含まれると空気を汚染したり、酸欠を起こしたりする
等危険であるため、冷凍サイクルは閉サイクルである。
そこで、冷えた冷媒(暖房運転時には暖まった冷媒)を
空気と熱交換させる必要があるため、熱交換器が用いら
れているが、この熱交換器は熱交換効率を向上させる目
的で表面積を広くし、かつ、流路抵抗を少なくする必要
があり、大型で複雑な構造になる。
【0005】空気調和装置の室内設置スペースをできる
だけコンパクトにするためには、そのスペースの大部分
を占める熱交換器をコンパクトにする必要がある。現
在、多様なコンパクトな熱交換器が採用されているもの
の、それでも空気調和装置の室内器は大型になり、コス
トの上昇を伴っている。しかも、熱交換効率は様々なロ
スにより100%にはならない。
【0006】また、プロパン,アンモニアは漏れること
により、爆発,異臭の問題があり、一般的には用いられ
ていない。それに、アンモニアは銅を腐食し、毒性ガス
でもある。また、二酸化炭素は高い圧力による圧縮が必
要なため、コンプレッサーや配管の耐性を高める必要が
あり、コストの上昇や重量の増加を招くという問題があ
る。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、地球温暖化や空気汚染等の問題がなく、コンパ
クトな空気調和装置の提供をその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、パルスチューブ冷凍機の吸気ガスとして
コンプレッサーにより圧縮された空気を用い、このパル
スチューブ冷凍機で冷却された空気を所望の空間に供給
することにより所望の空間の空気調和を行うようにした
空気調和装置を第1の要旨とし、パルスチューブ冷凍機
の吸気ガスとしてコンプレッサーにより圧縮された空気
を用い、このパルスチューブ冷凍機で昇温された空気を
所望の空間に供給することにより所望の空間の空気調和
を行うようにした空気調和装置を第2の要旨とし、パル
スチューブ冷凍機の吸気ガスとしてコンプレッサーによ
り圧縮された空気を用い、このパルスチューブ冷凍機で
冷却された空気と昇温された空気を混合して所望の空間
に供給することにより所望の空間の空気調和を行うよう
にした空気調和装置を第3の要旨とする。
【0009】すなわち、本発明の空気調和装置は、空気
を吸気するコンプレッサーと、このコンプレッサーによ
り圧縮されて高圧となった空気を吸気ガスとして吸気す
るパルスチューブ冷凍機とを備えている。そして、上記
パルスチューブ冷凍機により冷却された空気を所望の空
間に供給することにより、または、上記パルスチューブ
冷凍機で昇温された空気を所望の空間に供給することに
より、もしくは、上記パルスチューブ冷凍機で冷却され
た空気と昇温された空気を混合して所望の空間に供給す
ることにより、所望の空間の空気調和を行うようにして
いる。
【0010】一般に、パルスチューブ冷凍機は、冷媒ガ
ス出入り口から圧力の変動する冷媒ガスを出入りさせる
ことにより、そのガス温度を下降させたり、上昇させた
りして冷端部と温端部とを発生させている。上記圧力の
変動する冷媒ガスを得るために、コンプレッサーとバル
ブを用いて閉鎖系を組み、バルブの開閉によりパルスチ
ューブ冷凍機に出入りする冷媒ガスの圧力を変動させる
方式がある。一方、高圧ガス源やコンプレッサーの吐出
高圧ガスを冷媒ガスとしてパルスチューブ冷凍機に取り
入れ、パルスチューブ冷凍機から出てくる冷媒ガスを外
部に放出し、高圧ガス源やコンプレッサーに回収しない
開放系においても、圧力の変動する冷媒ガスを得ること
ができる。また、パルスチューブ冷凍機内部の冷媒ガス
は時間により位置と圧力が変動している。この位相の差
が冷凍能力に深く関わっており、パルスチューブ温端部
に位相制御装置を接続したパルスチューブ冷凍機が一般
的である。
【0011】このようなパルスチューブ冷凍機は、その
パルスチューブ冷端部に被冷却体を直接接触させたり、
二次冷媒を用いてパルスチューブ冷端部の冷熱を間接的
に被冷却体に輸送したりすることにより、ガスの液化,
センサーの冷却等に用いられている。一方、パルスチュ
ーブ温端部は空冷や液冷により放熱されている。
【0012】また一般に、パルスチューブ冷凍機は、そ
の冷媒ガス出入り口以外は密閉されており、外部へ冷媒
ガスを放出することはしていない。
【0013】これに対し、本発明の第1の空気調和装置
では、パルスチューブ冷端部から外部へ冷空気(パルス
チューブ冷凍機により冷やされた空気)を供給するため
の配管等を設け、冷空気を直接に所望の空間(空気調和
したい空間)に取り出す構造としている。これにより、
冷空気を上記所望の空間に熱交換器を通さずに直接に供
給することができる。
【0014】また、本発明の第2の空気調和装置では、
パルスチューブ温端部から外部へ暖空気(パルスチュー
ブ冷凍機により暖められた空気)を供給するための配管
等を設け、暖空気を直接に所望の空間に取り出す構造と
している。また、パルスチューブ温端部に位相制御装置
が連結されているときは、その配管もしくはガス溜め等
の位相制御装置に配管等を取り付け、この配管等から直
接に所望の空間に暖空気を供給することができる。ま
た、蓄冷器を有するパルスチューブ冷凍機では、蓄冷器
側の温端部あるいは冷媒ガス出入り口から吐出された暖
空気を供給することができる。
【0015】さらに、蓄冷器がない(すなわち、パルス
チューブのみを有する)タイプのパルスチューブ冷凍機
では、吐出ガスが冷却されているため、この吐出ガスを
直接に所望の空間に供給することができる。また、この
タイプのパルスチューブ冷凍機でも、パルスチューブ温
端部では温度が上昇するため、パルスチューブ温端部に
直接に配管等を取り付け、もしくはパルスチューブ温端
部に位相制御装置が連結されている場合には、位相制御
装置に配管等を取り付け、この配管等から暖空気を所望
の空間に供給することができる。
【0016】本発明の第3の空気調和装置では、パルス
チューブ冷凍機により得られる冷空気と暖空気を混合し
て所望の空間に直接に供給することができる。
【0017】つぎに、本発明を詳しく説明する。
【0018】本発明のパルスチューブ冷凍機は、パルス
チューブのみを有するものでも、パルスチューブと蓄冷
器を有するものでも、どちらでもよい。また、位相制御
装置を備えたものでも、位相制御装置を備えていないも
のでも、どちらでもよい。また、空気が存在する場所で
あれば、どのような場所からでもコンプレッサーに空気
を送ることができるし、空気調和のために利用しない空
気の放出先はどのような場所でもよい。
【0019】また、図6および図7に示すように、パル
スチューブ冷凍機の各部分から冷空気(図6および図7
において、Lで示す)もしくは暖空気(図6および図7
において、Hで示す)を得ることができるため、これら
冷空気および暖空気の1つもしくは複数を組み合わせて
所望の空間に供給することができる。なお、図6および
図7は、冷空気もしくは暖空気を得ることができる部分
を例示的に示したものである。図6および図7におい
て、30はコンプレッサーで、31は高圧吸気バルブ
で、32は低圧排気バルブで、33は蓄冷器で、34は
パルスチューブで、35は位相制御装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0021】図1は本発明の空気調和装置の一実施の形
態を示している。図において、1は空気調和装置のケー
シングであり、このケーシング1の内部に圧力振動源と
してコンプレッサー2,高圧吸気バルブ3,低圧排気バ
ルブ4が配設されている。また、上記ケーシング1の内
部には、蓄冷器6とパルスチューブ7とを有するパルス
チューブ冷凍機5が配設されている。上記パルスチュー
ブ冷凍機5として、この実施の形態では、パルスチュー
ブ7の温端部にオリフィス管9を介してバッファタンク
(ガス溜め)8を接続してなるオリフィス型パルスチュ
ーブ冷凍機5が用いられている。
【0022】10はコンプレッサー2の低圧側からケー
シング1外に延びる外気吸気管である。11はコンプレ
ッサー2の高圧側から延びる連結管であり、パルスチュ
ーブ冷凍機5の蓄冷器6の空気出入り口14から延びる
合流管13に接続している。この連結管11に高圧吸気
バルブ3が取り付けられている。12は上記合流管13
からケーシング1外に延びる空気放出管であり、この空
気放出管12に低圧排気バルブ4が取り付けられてい
る。15は冷空気供給管であり、パルスチューブ7と蓄
冷器6との境界付近の、パルスチューブ7の部分から延
びており、その先端部は被空気調和空間(図示せず)に
開口している。
【0023】上記構成において、外気吸気管10から取
り入れた空気はコンプレッサー2で圧縮されて高圧とな
り、高圧吸気バルブ3を開け、低圧排気バルブ4を閉じ
ることにより高圧の空気が連結管11,合流管13を通
って蓄冷器6の空気出入り口14から蓄冷器6の内部へ
導入される。また、高圧吸気バルブ3を閉じ、低圧排気
バルブ4を開けることにより蓄冷器6の空気出入り口1
4から低圧の空気が吐出され、合流管13,空気放出管
12を通ってケーシング1外に放出される。このよう
に、高圧吸気バルブ3と低圧排気バルブ4は交互に開閉
を行い、高圧の空気がパルスチューブ冷凍機5内部に導
入される時間と、低圧の空気がパルスチューブ冷凍機5
内部から吐出される時間とが交互に繰り返されて運転さ
れる。そして、この繰り返しによりパルスチューブ冷凍
機5内部の空気は位置と圧力が振動し、この位相を制御
することによりパルスチューブ冷凍機5として冷凍効率
の良いものが実現される。このようなパルスチューブ冷
凍機5において、蓄冷器6の空気出入り口14付近とパ
ルスチューブ7のオリフィス管9付近が温端部となり、
蓄冷器6とパルスチューブ7の境界付近が冷端部とな
る。
【0024】この実施の形態では、蓄冷器6とパルスチ
ューブ7の境界付近の、パルスチューブ7の部分に冷空
気供給管15を取り付けているため、パルスチューブ冷
凍機5内部の冷空気を冷空気供給管15から直接に被空
気調和空間に取り出し、この取り出した冷却空気により
被空気調和空間の空気調和を行うことができる。
【0025】上記のように、この実施の形態では、空気
を利用して被空気調和空間の空気調和を行っているた
め、地球温暖化や空気汚染等の問題が生じない。しか
も、熱交換器を省略することができ、装置全体のコンパ
クト化を図ることができる。
【0026】なお、この実施の形態において、冷空気供
給管15を蓄冷器6とパルスチューブ7の境界付近の、
蓄冷器6の部分に取り付けてもよいし、蓄冷器6のパル
スチューブ7寄り側部分やパルスチューブ7の蓄冷器6
寄り側部分に取り付けてもよい。また、上記各部分の少
なくとも1つの部分に複数の冷空気供給管15を取り付
けてもよい。
【0027】図2は本発明の空気調和装置の他の実施の
形態を示している。この実施の形態では、温空気供給管
16をオリフィス管9付近のパルスチューブ7の部分に
取り付け、その先端部を被空気調和空間(図示せず)に
開口している。このため、パルスチューブ冷凍機5内部
の温空気を温空気供給管16から直接に被空気調和空間
に取り出し、この取り出した温空気により被空気調和空
間の空気調和を行うことができる。それ以外の部分は上
記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を
付している。この実施の形態でも、上記実施の形態と同
様の作用・効果を奏する。
【0028】図3は本発明の空気調和装置のさらに他の
実施の形態を示している。この実施の形態では、空気調
和装置のケーシング1の内部に圧力振動源としてコンプ
レッサー2,高圧吸気バルブ3,低圧排気バルブ4が配
設されている。また、上記ケーシング1の内部には、パ
ルスチューブ7とアクティブバッファ型の位相制御装置
を有するパルスチューブ冷凍機5が配設されている。上
記アクティブバッファ型の位相制御装置では、高圧バッ
ファタンク(ガス溜め)20が配管22を介してパルス
チューブ7温端部7aに接続されており、同様に、低圧
バッファタンク(ガス溜め)21が配管23を介してパ
ルスチューブ7温端部7aに接続されている。また、上
記各配管22,23の途中には開閉バルブ24,25が
設けられており、高圧吸気バルブ3,低圧排気バルブ4
と同期して開閉し、これにより位相制御が行われてい
る。図において、7bはパルスチューブ7冷端部であ
る。
【0029】10はコンプレッサー2の低圧側からケー
シング1外の大気中に延びる外気吸気管である。11は
コンプレッサー2の高圧側から延びる連結管であり、パ
ルスチューブ冷凍機5のパルスチューブ7の空気出入り
口19から延びる合流管13に接続している。この連結
管11に高圧吸気バルブ3が取り付けられている。17
は上記合流管13からケーシング1外の被空気調和空間
(図示せず)に延びる冷空気供給管であり、この冷空気
供給管17に低圧排気バルブ4が取り付けられている。
この実施の形態では、上記冷空気供給管17の先端部か
ら冷空気が被空気調和空間に供給される。
【0030】上記構成において、外気吸気管10から取
り入れた空気はコンプレッサー2で圧縮されて高圧とな
り、高圧吸気バルブ3を開け、低圧排気バルブ4を閉じ
ることにより高圧の空気が連結パイプ11,合流管13
を通ってパルスチューブ7の空気出入り口19からパル
スチューブ7の内部へ導入される。また、高圧吸気バル
ブ3を閉じ、低圧排気バルブ4を開けることによりパル
スチューブ7の空気出入り口19から低圧の空気(冷空
気)が吐出され、合流管13,冷空気供給管17を通っ
て被空気調和空間に供給される。このように高圧吸気バ
ルブ3と低圧排気バルブ4は交互に開閉を行い、高圧の
空気がパルスチューブ冷凍機5内部に導入される時間
と、低圧の空気がパルスチューブ冷凍機5内部から吐出
される時間とが交互に繰り返されて運転される。そし
て、この繰り返しによりパルスチューブ冷凍機5内部の
空気は位置と圧力が振動しており、この位相を制御する
ことによりパルスチューブ冷凍機5として冷凍効率の良
いものが実現される。このようなパルスチューブ冷凍機
5において、パルスチューブ7の空気出入り口19付近
が冷端部となり、パルスチューブ7の両配管22,23
付近が温端部となる。
【0031】上記のように、この実施の形態では、空気
を利用して被空気調和空間の空気調和を行っているた
め、地球温暖化や空気汚染等の問題が生じない。しか
も、熱交換器を省略することができ、装置全体のコンパ
クト化を図ることができる。
【0032】なお、この実施の形態において、アクティ
ブバッファ型の位相制御装置としては、3つ以上のバッ
ファタンク(ガス溜め)を有する位相制御装置を用いて
もよい。
【0033】図4は本発明の空気調和装置のさらに他の
実施の形態を示している。この実施の形態では、図3に
示す実施の形態において、温空気供給管26を低圧バッ
ファタンク21からケーシング1外に延ばし、その先端
部を被空気調和空間(図示せず)に開口している。この
ため、位相制御装置内部の暖空気を温空気供給管26か
ら直接に被空気調和空間に取り出し、この取り出した温
空気により被空気調和空間の空気調和を行うことができ
る。それ以外の部分は図3に示す実施の形態と同様であ
り、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の
形態でも、図3に示す実施の形態と同様の作用・効果を
奏する。
【0034】なお、この実施の形態では、温空気供給管
26を低圧バッファタンク21に取り付けているが、高
圧バッファタンク20,両配管22,23,パルスチュ
ーブ7温端部7a付近に取り付けてもよいし、これらの
少なくとも1つに複数の温空気供給管26を取り付けて
もよい。
【0035】図5は本発明の空気調和装置のさらに他の
実施の形態を示している。この実施の形態では、図3に
示す実施の形態において、冷空気供給管17の途中部に
ミキサー27を設け、このミキサー27に温空気供給管
26を接続し、上記ミキサー27で冷空気と温空気を混
合して温度コントロールを行ったのち、被空気調和空間
に供給するようにしている。それ以外の部分は図3に示
す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を
付している。この実施の形態でも、図3に示す実施の形
態と同様の作用・効果を奏する。
【0036】なお、図1および図2に示す実施の形態に
おいて、パルスチューブ冷凍機5として、位相制御装置
のないベーシック型パルスチューブ冷凍機を用いてもよ
いし、ダブルインレット型,アクティブバッファ型等の
パルスチューブ冷凍機を用いてもよい。
【0037】また、上記各実施の形態において、外気吸
気管10にフィルターを設け、水分,塵埃等のコンプレ
ッサー2の動作に悪影響のあるものを取り去るようにし
てもよい。また、放出空気の圧力や流量の脈動を減少さ
せるため、空気放出管12にの途中にバッファタンク等
の緩衝装置を設けてもよい。また、高圧吸気バルブ3,
低圧排気バルブ4を複数セット並列に並べ、各セットの
高圧吸気バルブ3,低圧排気バルブ4の開閉タイミング
をずらす運転をしてもよい。これにより、パルスチュー
ブ7に供給される空気の圧力,流量および放出空気の圧
力,流量の脈動を少なくすることができる。
【0038】また、上記各実施の形態では、ケーシング
1内にコンプレッサー2,高圧吸気バルブ3,低圧排気
バルブ4を配設しているが、これらのどれか(1つで
も、2つでも、3つでもよい)をケーシング1外に配設
してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の空気調和装置に
よれば、熱交換器を必要としないため、省スペース,低
コストを実現することができる。特に、自動車に用いた
場合には、居住空間が大きくなり、メリットが大きい。
しかも、冷却された(もしくは暖房運転時には暖められ
た)空気を直接供給することができるため、熱交換器を
用いたものに比べて熱効率が高くなる。また、フロンや
二酸化炭素等を用いていないため、環境に優しい。ま
た、可燃性ガスを用いていないため、安全である。ま
た、空気が冷媒であるため、冷媒が原因となる大気汚
染,燃焼,異臭の危険がないうえ、冷媒の費用,管理の
必要がない。さらに、暖房と冷房の両方の空気調和に対
応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和装置の一実施の形態を示す説
明図である。
【図2】本発明の空気調和装置の他の実施の形態を示す
説明図である。
【図3】本発明の空気調和装置のさらに他の実施の形態
を示す説明図である。
【図4】本発明の空気調和装置のさらに他の実施の形態
を示す説明図である。
【図5】本発明の空気調和装置のさらに他の実施の形態
を示す説明図である。
【図6】冷空気もしくは暖空気を得ることができる部分
を示す説明図である。
【図7】冷空気もしくは暖空気を得ることができる部分
を示す説明図である。
【符号の説明】
2 コンプレッサー 5 パルスチューブ冷凍機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 篤 大阪府堺市築港新町2丁6番地40 大同ほ くさん株式会社堺工場内 (72)発明者 垣見 康浩 大阪府堺市築港新町2丁6番地40 大同ほ くさん株式会社堺工場内 (72)発明者 國谷 晋吾 大阪府堺市築港新町2丁6番地40 大同ほ くさん株式会社堺工場内 (72)発明者 伊藤 大介 大阪府堺市築港新町2丁6番地40 大同ほ くさん株式会社堺工場内 (72)発明者 白幡 孝弘 大阪府堺市築港新町2丁6番地40 大同ほ くさん株式会社堺工場内 Fターム(参考) 3L054 BE10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルスチューブ冷凍機の吸気ガスとして
    コンプレッサーにより圧縮された空気を用い、このパル
    スチューブ冷凍機で冷却された空気を所望の空間に供給
    することにより所望の空間の空気調和を行うようにした
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 パルスチューブ冷凍機の吸気ガスとして
    コンプレッサーにより圧縮された空気を用い、このパル
    スチューブ冷凍機で昇温された空気を所望の空間に供給
    することにより所望の空間の空気調和を行うようにした
    ことを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 パルスチューブ冷凍機の吸気ガスとして
    コンプレッサーにより圧縮された空気を用い、このパル
    スチューブ冷凍機で冷却された空気と昇温された空気を
    混合して所望の空間に供給することにより所望の空間の
    空気調和を行うようにしたことを特徴とする空気調和装
    置。
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JP2015511695A (ja) * 2012-03-27 2015-04-20 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード タンクを充填するデバイスおよび方法

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