JP2002156162A - インタークーラ及び車両用co2冷媒空調装置 - Google Patents

インタークーラ及び車両用co2冷媒空調装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンルーム内に容易にスペースを確保し
て設置することができるインタークーラ及びこのインタ
ークーラを備えた車両用CO2冷媒空調装置の提供を課
題とする。 【解決手段】 低圧冷媒流路72の内部に高圧冷媒流路
71を通した2重管構造とし、ガスクーラ2及びエバポ
レータ4間の接続配管を兼ねさせたインタークーラ7を
採用した。また、このインタークーラ7を備えた車両用
CO2冷媒空調装置を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インタークーラ及
び車両用CO2冷媒空調装置に係り、特に、インターク
ーラの車両搭載性を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置の一例を図5に示
す。空調装置本体であるケーシング50は、その内空間
が車室内へ導入される空気の流路となっており、後述す
るように種々の構成機器を収容している。送風ブロワ5
1は、内気口52あるいは外気口53を通じてケーシン
グ50内に空気を導入するものであり、この導入された
空気は、エバポレータ(冷却器)54を通過する。な
お、符号55は、内気口52と外気口53との切り換え
を行う内外気切換ダンパである。
【0003】エバポレータ54の導入空気の下流側に
は、エアミックスダンパ56及びヒータコア(加熱器)
57が設けられている。また、図中の符号58,59,
60は、それぞれフェイス吹出口,フット吹出口,デフ
ロスト吹出口を示しており、これら各吹出口58,5
9,60は、それぞれがフェイスダンパ61,フットダ
ンパ62、デフロストダンパ63によって開閉されるよ
うになっている。なお、各吹出口58,59,60は、
図示しないダクトを介して車室内に通じている。制御装
置64は、送風ブロワ51の制御、各ダンパ55,5
6,61,62,63を駆動するためのモータ(不図
示)の制御、さらには後述する圧縮機66のオン・オフ
等の制御を行うものである。
【0004】このように構成された車両用空調装置で
は、内気口52あるいは外気口53より導入した空気
は、その全量がエバポレータ54を通り、後述する冷凍
サイクル65の冷媒と熱交換して冷却される。この後、
ヒータコア57を通過して加熱される空気量は、エアミ
ックスダンパ56の開度に応じて分配されるので、所定
の温度に調整されて各吹出口58,59,60の少なく
とも1つから車室内に導入される。なお、ヒータコア5
7には、一般的には、図示しない内燃機関の駆動源を冷
却して高温となった冷却水が供給されるようになってい
る。
【0005】次に、冷凍サイクル65について説明す
る。圧縮機66は、図示しない駆動源(例えば車両のエ
ンジン等)から駆動力を得て駆動し、気相状態の冷媒を
圧縮するものである。ガスクーラ(放熱器)67は、圧
縮機66で圧縮された冷媒を外気等との間で熱交換して
冷却する。符号68は、ガスクーラ67の出口側で冷媒
を減圧して低温低圧の気液2相状態とする絞り装置であ
る。
【0006】エバポレータ54は、車室内の空気を冷や
すための冷却手段をなす蒸発器(吸熱器)であり、気液
2相状態の冷媒が気化(蒸発)する際に、車室内空気あ
るいは車室外空気から蒸発潜熱を奪って冷却する。そし
て、圧縮機66,ガスクーラ67,絞り装置68及びエ
バポレータ54は、冷媒配管69により直列に接続され
ており、冷媒が状態変化を繰り返して循環する冷凍サイ
クルとしての閉回路を構成している。ここで用いられる
冷媒としては、例えばR134aといった代替フロン冷
媒などがある。このR134aがエバポレータ54の内
部で蒸発することにより、送風ブロワ51より送られる
空気から吸熱し、冷却を行う。なお、圧縮機66,ガス
クーラ67,及び絞り装置68は、エンジンルーム内な
どに設置されている。
【0007】ところで、近年、地球環境の保全に対する
関心が高まっているが、車両用空調装置の冷媒として従
来用いられているR134aといった代替フロンは、地
球温暖化に対して影響を与えることが懸念されている。
このため、代替フロン冷媒に代わる物質として、元来自
然界に存在する物質、いわゆる自然冷媒を用いた車両用
空調装置の研究が行われている。このような自然冷媒の
候補として、二酸化炭素(CO2)が注目されている。
このCO2は、地球温暖化に対する寄与が代替フロンよ
りもはるかに小さいだけでなく、可燃性がないうえに、
基本的に人体に無害である。
【0008】このような背景から、二酸化炭素を使用し
た蒸気圧縮式冷凍サイクル(以下、CO2冷凍サイクル
と略す)が提案されている。このCO2冷凍サイクルの
作動は、フロンを使用した従来の蒸気圧縮式冷凍サイク
ルと同様である。すなわち、図6(CO2モリエル線
図)のA−B−C−D−Aで示されるように、圧縮機で
気相状態のCO2を圧縮し(A−B)、この高温圧縮の
気相状態のCO2を放熱器(ガスクーラ)にて冷却する
(B−C)。そして、減圧器(絞り装置)により減圧し
て(C−D)、気液相状態となったCO2を冷却器(エ
バポレータ)で蒸発させて(D−A)、蒸発潜熱を空気
等の外部流体から奪って外部流体を冷却する。
【0009】しかしながら、CO2の臨界温度は約31
℃であり、従来の冷媒であるフロンの臨界温度と比べて
低いので、夏場等の外気温の高いときには、放熱器側で
のCO2の温度がCO2の臨界点温度よりも高くなってし
まうことがある。つまり、放熱器出口側においてCO2
が凝縮しなくなる(線分BCが飽和液線SLと交差しな
い)。また、放熱器出口側(C点)の状態は、圧縮機の
吐出圧力と放熱器出口側でのCO2温度によって決定さ
れ、放熱器出口側でのCO2温度が放熱器の放熱能力と
外気温度(制御不可)とによって決定されるので、放熱
器出口での温度は、実質的には制御することができな
い。従って、放熱器出口側(C点)の状態は、圧縮機の
吐出圧力(放熱器出口側圧力)を制御することによって
制御可能となる。つまり、夏場等の外気温の高いときに
十分な冷却能力(エンタルピ差)を確保するためには、
モリエル線図にE−F−G−H−Eで示すように、放熱
器出口側圧力を高くする必要がある。そのため、圧縮機
の運転圧力は、従来のフロンを用いた冷凍サイクルに比
べて高くする必要がある。
【0010】車両用空調装置を例にすると、前記圧縮機
の運転圧力は、従来のR134(フロン)では3kg/
cm2 程度であるのに対して、CO2では40kg/c
2程度と高くなり、また、運転停止圧力は、R134
(フロン)では15kg/cm2 程度であるのに対し
て、CO2では100kg/cm2 程度と高くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述したCO2
冷凍サイクルにおいて、その能力増大要件に対する応答
速度を改善するためには、インタークーラと呼ばれる熱
交換器の設置が有効であることが知られている。このイ
ンタークーラは、ガスクーラ(放熱器)を通過した液冷
媒とエバポレータ(冷却器)を通過した気体冷媒との間
で熱交換を行うように構成された熱交換器(いわゆる向
流型熱交換器)であり、例えば図7に示すインタークー
ラ70のように、低圧冷媒流路70aと高圧冷媒流路7
0bとの2重管構造を有している。そして、このインタ
ークーラ70は、同図に示すように、所定の熱交換能力
を確保できる大きさを持つべく、多重のトラック(長
円)巻きや円形巻きの立体構造を有している。
【0012】しかしながら、上述したインタークーラ7
0を車両用CO2冷媒空調装置に採用する場合、その設
置位置は、圧縮機66やガスクーラ67などと同様に、
エンジンルーム内とするのが一般的である。このため、
上述した従来構造(立体構造)のインタークーラ70で
は、駆動源のエンジンやトランスミッションなど各種の
機器類がぎっしりと配置されたエンジンルーム内に適当
な設置スペースを確保するのが困難な状況にある。換言
すれば、従来のフロン冷媒を使用した車両用空調装置で
は不要であったインタークーラ70を設置するために
は、立体的に大きなスペースを新たに確保する必要が生
じるため、車両側においてエンジンルーム内のレイアウ
トを大幅に変更するなどの対応が必要となる。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、エンジンルーム内に容易にスペースを確保して設
置することができるインタークーラ及びこのインターク
ーラを備えた車両用CO2 冷媒空調装置の提供を目的と
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。請求項1記載のイ
ンタークーラは、ガスクーラからの高温高圧冷媒を流す
高圧冷媒流路と、エバポレータからの低温低圧冷媒を流
す低圧冷媒流路とを備え、前記高温高圧冷媒と前記低温
低圧冷媒との間で熱交換させるインタークーラであっ
て、前記低圧冷媒流路の内部に前記高圧冷媒流路を通し
た2重管構造をなし、前記ガスクーラ及び前記エバポレ
ータ間の接続配管を兼ねていることを特徴とする。上記
請求項1記載のインタークーラによれば、ガスクーラ及
びエバポレータ間の接続配管を兼ねた構成となっている
ので、従来のようなインタークーラ専用の立体的に大き
なスペースが必要ない。
【0015】請求項2記載の車両用CO2冷媒空調装置
は、ケーシング内に導入した空気を冷却するエバポレー
タが、CO2を冷媒とするCO2冷凍サイクルの一部をな
す車両用CO2冷媒空調装置において、請求項1に記載
のインタークーラが備えられていることを特徴とする。
上記請求項2記載の車両用CO2冷媒空調装置によれ
ば、上記請求項2と同様の作用を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のインタークーラ及び車両
用CO2冷媒空調装置の一実施形態を、図1〜4を参照
しながら以下に説明するが、本発明がこれのみに限定解
釈されるものでないことは勿論である。なお、図1は、
本発明のインタークーラを備えたCO2冷凍サイクルの
一実施形態を示す構成図である。また、図2は、同イン
タークーラの正面図であり、図3は、同インタークーラ
の部分断面図であり、(a)は図2のA部の断面図、
(b)は図2のB−B線より見た断面図である。また、
図4は、同インタークーラを備えた車両用CO2 冷媒空
調装置の車載構造概要を示す平面図である。
【0017】まず、本実施形態のCO2冷凍サイクルに
ついて、図1を参照しながら以下に説明する。同図中の
符号1は、気相状態のCO2を圧縮する圧縮機であり、
図示しない駆動源(例えば内燃機関エンジン等)からの
駆動力を得て駆動されるようになっている。符号2は、
圧縮機1で圧縮されたCO2を外気等との間で熱交換し
て冷却するガスクーラ(放熱器)であり、符号3は、後
述するインタークーラ7の出口側の配管に設けられた圧
力制御弁である。この圧力制御弁3は、ガスクーラ2の
出口側において後述する感温筒11により検知されたC
2温度(冷媒温度)に応じて、ガスクーラ2の出口側
圧力(本例ではインタークーラ7の出口側の高サイド圧
力)を制御するようになっている。なお、圧力制御弁3
は、圧力制御とともに減圧器を兼ねたものであり、CO
2冷媒が、この圧力制御弁3によって減圧されて低温低
圧の気液2相状態のCO2となり、さらに絞り抵抗4a
(絞り手段)により減圧される。
【0018】また、符号4は、車室内の空気冷却手段
(冷却器)として機能するエバポレータ(蒸発器)であ
り、気液2相状態のCO2がエバポレータ4内で気化
(蒸発)する際に、車室内空気から蒸発潜熱を奪って車
室内空気を冷却する。符号5は、液体冷媒5aを貯留す
る液溜容器であり、この液溜容器5にはエバポレータ4
の出口側の配管6が上下に貫通しており、液溜容器5内
の液体冷媒5aと配管6内の液体冷媒とが熱交換される
構成になっている。液溜容器5の配管6の貫通部は、液
溜容器5内が密閉空間となるようにシール(不図示)さ
れている。また、液溜容器5の底部は、連通管5bによ
り、圧力制御弁3および絞り抵抗4a間の配管6に連通
している。
【0019】インタークーラ7は、ガスクーラ2出口か
らの高温高圧冷媒と、エバポレータ4出口からの低温低
圧冷媒との間で熱交換させる向流型熱交換器であり、C
2冷凍サイクルの能力増大要件に対する応答速度を改
善する機能を有している。なお、インタークーラ7の構
成および設置位置については、後に詳細に説明する。そ
して、以上説明の圧縮機1,ガスクーラ2,インターク
ーラ7,圧力制御弁3,絞り抵抗4a及びエバポレータ
4は、それぞれが配管6によって接続されて、閉回路
(CO2冷凍サイクル)を形成している。なお、符号8
は、圧縮機1から吐出された冷媒ガスから潤滑油を捕集
するオイルセパレータであり、捕集された潤滑油が油戻
し管9を通って圧縮機1内に戻されるようになってい
る。
【0020】次に、前記インタークーラ7の詳細につい
ての説明を以下に行う。図2及び図3に示すように、イ
ンタークーラ7は、前記ガスクーラ2からの気体冷媒
(高温高圧冷媒)を流す高圧冷媒流路71と、前記エバ
ポレータ4からの低温低圧冷媒を流す低圧冷媒流路72
とを備え、前記高温高圧冷媒と前記低温低圧冷媒との間
で熱交換させる向流型の熱交換器である。そして、この
インタークーラ7は、図3(b)に示すように、低圧冷
媒流路72の内部に高圧冷媒流路71を通した2重管構
造をなし、かつ、ガスクーラ2及びエバポレータ4間の
接続配管を兼ねた構成を有している。
【0021】図2〜図4に示すインタークーラ7は、ガ
スクーラ2及びエバポレータ4間の接続配管をなす管部
7aと、該管部7aの両端に固定された連結部73a,
73bとを備えている。これら連結部73a,73bの
うち、一方の連結部73aは、ガスクーラ2からの前記
高温高圧冷媒を導入するHP入口接続管71aと、エバ
ポレータ4から導入した前記低温低圧冷媒の出口となる
LP出口接続管72bとを備えており、他方の連結部7
3bは、エバポレータ4からの前記低温低圧冷媒を導入
するLP入口接続管72aと、ガスクーラ2から導入し
た前記高温高圧冷媒の出口となるHP出口接続管71b
とを備えている。
【0022】連結部73a,73bでは、内側の高圧冷
媒流路(高圧液配管)71がそのまま貫通してHP入口
接続管71aおよびHP出口接続管71bとなってい
る。そして、外側の低圧冷媒流路(低圧吸入配管)72
は、その両端が、連結部73a,73bに形成された連
通空間を介して、LP入口接続管72a及びLP出口接
続管72bとそれぞれ連通している。なお、図中の符号
74は、必要に応じて設けられる保温材を示している。
【0023】上述のように、インタークーラ7は、ガス
クーラ2及びエバポレータ4間の接続配管を兼ねている
ので、狭い設置スペース(エンジンルーム)内でも容易
に設置することが可能となっている。すなわち、インタ
ークーラ7が線形的な配管形状の構成を採用しているの
で、従来のインタークーラのように立体的に大きな設置
スペースが不要であるのみならず、設置スペース(エン
ジンルーム)内のエンジン等の各機器を避けてその隙間
を縫うように所望の形状に予め曲げておいて配管(設
置)することができる。したがって、配管施工するのと
同様に、設置場所に応じて複数箇所で折曲したりするこ
とで、柔軟に設置することができるので、狭い設置スペ
ース内でも容易に設置することが可能となっているので
ある。
【0024】次に、図4を参照しながら、上記構成のイ
ンタークーラ7を備えた車両用CO 2冷媒空調装置を、
車両90のエンジンルームE内に設置した場合につい
て、以下に説明する。なお、エバポレータ4が収容され
る空調装置本体(図示せず)は、従来の技術の図5で説
明したケーシング50の構成と基本的に同じであるの
で、本実施形態の車両用CO2冷媒空調装置は、従来の
前記冷凍サイクル65が、本実施形態のCO2 冷凍サイ
クルに置き換えられたものとなっている。すなわち、ケ
ーシング50内に導入した空気を冷却するエバポレータ
4が、CO2 を冷媒とする冷凍サイクルの一部を構成し
ている。
【0025】このような構成の車両用CO2冷媒空調装
置においては、CO2冷凍サイクル中に上述した構成の
インタークーラ7が設けられていると共に、該インター
クーラ7が、ガスクーラ2及びエバポレータ4間の接続
配管として配管施工されている。なお、同図の符号91
はトーボードであり、車両90のエンジンルームEと車
室Cとを仕切る板状の部材であり、このトーボード91
を挟んでエンジンルームE側には配管状のインタークー
ラ7が機器間の隙間を通って設置され、車室C側にはエ
バポレータ4を内蔵した前記空調装置本体が設置されて
いる。また、ガスクーラ2は、車両90の走行風を有効
に利用できるようにするため、エンジンルームEの前面
部に配置されている。なお、圧縮機1については、車両
走行用のエンジンからベルト駆動により駆動力を得るた
め、ガスクーラ4の後方(車室C側)に配置されてい
る。
【0026】以上説明のように、本実施形態のインター
クーラ7を備えた車両用CO2冷媒空調装置によれば、
インタークーラ7を、ガスクーラ2及びエバポレータ4
間の接続配管を兼ねさせたことで、従来のようなインタ
ークーラ専用の立体的に大きなスペースが必要なく、わ
ずかな配管スペースさせ確保できれば良いので、狭いエ
ンジンルームE内に容易に設置することが可能になる。
【0027】なお、上記説明の実施形態では、CO2
媒を使用するものとして説明したが、これに限らず、例
えばCO2冷媒のように臨界温度が低い他の冷媒を用い
たものへの適用も可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明のインタークーラ及び車両用CO
2冷媒空調装置によれば、このインタークーラを、ガス
クーラ及びエバポレータ間の接続配管を兼ねさせたこと
で、インタークーラ専用の立体的に大きなスペースが必
要なく、わずかな配管スペースさせ確保できれば良いの
で、狭いエンジンルーム内に容易に設置することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインタークーラを備えたCO2冷凍
サイクルの一実施形態を示す構成図である。
【図2】 同インタークーラの正面図である。
【図3】 同インタークーラの部分断面図であり、
(a)は図2のA部の断面図、(b)は図2のB−B線
より見た断面図である。
【図4】 同インタークーラを備えた車両用CO2冷媒
空調装置の車載構造概要を示す平面図である。
【図5】 従来の車両用空調装置の一例を示す構成図で
ある。
【図6】 CO2のモリエル線図である。
【図7】 従来のインタークーラを示す図で、(a)は
斜視図、(b)は2重管構造を示す断面図である。
【符号の説明】
2・・・ガスクーラ 4・・・エバポレータ 7・・・インタークーラ 50・・・ケーシング 71・・・高圧冷媒流路 72・・・低圧冷媒流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスクーラからの高温高圧冷媒を流す
    高圧冷媒流路と、エバポレータからの低温低圧冷媒を流
    す低圧冷媒流路とを備え、前記高温高圧冷媒と前記低温
    低圧冷媒との間で熱交換させるインタークーラであっ
    て、 前記低圧冷媒流路の内部に前記高圧冷媒流路を通した2
    重管構造をなし、 前記ガスクーラ及び前記エバポレータ間の接続配管を兼
    ねていることを特徴とするインタークーラ。
  2. 【請求項2】 ケーシング内に導入した空気を冷却す
    るエバポレータが、CO2を冷媒とするCO2冷凍サイク
    ルの一部をなす車両用CO2冷媒空調装置において、 請求項1に記載のインタークーラが備えられていること
    を特徴とする車両用CO2冷媒空調装置。
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