JP2001280495A - パーキングギヤレイアウト - Google Patents
パーキングギヤレイアウトInfo
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- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/34—Locking or disabling mechanisms
- F16H63/3416—Parking lock mechanisms or brakes in the transmission
Abstract
とができ、製作コストを低廉に維持し得るとともに、現
存の変速機を大幅に変更する必要がなく、変速機の空き
スペースを利用してレイアウトすることができることを
目的としている。 【構成】 このため、変速機において、変速機ケースの
外部に入力軸とカウンタ軸とを突出させて設け、この突
出部位の入力軸とカウンタ軸間に1つの前進段の歯車対
を設け、突出部位を覆うサイドカバーを設け、この突出
部位に配設される1つの前進段の歯車対における入力軸
側歯車を入力軸に対して回転可能に軸支して設け、この
入力軸側歯車よりも入力軸の外側部位に入力軸側歯車と
入力軸とを係合させる同期手段を設け、突出部位に配設
される1つの前進段の歯車対におけるカウンタ軸側歯車
をカウンタ軸に対して回転不能に軸支して設け、入力軸
に配設される同期手段に対応するカウンタ軸上にはパー
キングギヤを設けている。
Description
イアウトに係り、特にメインとなる変速機ケースの外部
においてカウンタ軸上にパーキングギヤを配設し、現状
の変速機の部品を流用し、製作コストを低廉に維持し得
るとともに、現存の変速機を大幅に変更する必要がな
く、現存の変速機の空きスペースを利用してレイアウト
を行うパーキングギヤレイアウトに関するものである。
条件に応じて所要に変換して取り出すために、手動式や
自動式の変速機を備えている。このような変速機には、
ギヤ式の変速機やベルト式の変速機等があり、動力の伝
達損失の少ないギヤ式の変速機が多用されている。
車対と後退段の歯車対とからなる複数段の変速ギヤ列を
有しており、シフトレバーによってギヤ列を切り換えて
各段のギヤを噛合させることにより、内燃機関の動力を
走行条件に応じて所要に変換して取り出している。
変速比を切り換える方式により、例えば選択摺動式、常
時噛合い式等がある。
に示す如く、内燃機関(図示せず)側のクラッチ(図示
せず)によって内燃機関と断続する入力軸210とこの
入力軸210に略平行に配設したカウンタ軸212と入
力軸210に略平行に配設したリバースアイドラ軸21
4とに夫々各変速ギヤ列を有している。
8は、ライトケースたる第1ケース216とレフトケー
スたる第2ケース222とを有するとともに、第2ケー
ス222にサイドカバー244が装着されている。
実開平7−266号公報に開示されるものがある。この
公報に開示される自動車用パーキングロック機構の案内
構造は、ミッションケースを、一端に開口を有するケー
ス本体と、ケース本体の開口を開閉自在に閉じるケース
カバーとで構成し、ミッションケース内に車輪と互いに
連動するパーキングギヤと、ケース本体とケースカバー
との接合面を通る仮想平面にほぼ平行に往復移動してパ
ーキングギヤ側と係脱自在にカム係合するロックカムと
を収容し、カム係合でパーキングギヤ側がロックされる
ようにした自動車用パーキングロック機構の案内構造に
おいて、ロックカムを仮想平面に沿うように案内する案
内部材をケースカバーの内面側に一体的に突設し、案内
部材の突出端をケースカバーのケース本体側の端面と面
一、もしくは、端面よりもケースカバーの内側に位置さ
せ、構成を簡略化し、成形や組み付けを容易としてい
る。
示されるものがある。この公報に開示される電気自動車
の歯車変速装置は、運転者のアクセル操作により回転停
止状態と、最高速回転状態との間で速度制御可能な電動
機からの回転を入力される入力軸、および車輪に駆動結
合した出力軸を備え、入出力軸間の伝動比を変更可能な
電気自動車の歯車変速装置において、相互に直列に配置
した切り換えクラッチおよびワンウェイクラッチを介し
て発進変速段で入力軸から出力軸への動力伝達を行う発
進用歯車伝動系と、発進伝動系に対し並列的に配置され
た液圧作動クラッチを介して入力軸から出力軸への動力
伝達を行う高速用歯車伝動系とを具備し、発進変速段は
液圧なしに選択可能とし、高速段への変速を液圧作動ク
ラッチにより滑らかに行っている。
変速ギヤ列を採用する選択摺動式の変速機においては、
図5〜図7に示す如く、変速機202の変速機ケース2
08の外部且つサイドカバー244の内側に第5変速ギ
ヤ列を配設している。
力軸210とカウンタ軸212とを突出させて設け、こ
の突出部位の入力軸210とカウンタ軸212間に第5
変速ギヤ列、つまり変速機ケース208の外部におい
て、入力軸210に5速メインギヤ246を設けるとと
もに、カウンタ軸212には5速カウンタギヤ260を
設け、これらのギヤ246、260をサイドカバー24
4にて覆っている。
は、変速機ケース208の第1ケース216に設けられ
るカウンタ軸用第1軸受228と第2ケース222に設
けられるカウンタ軸用第2軸受230とによって回転可
能に軸支されている。
5速カウンタギヤ260部分が片持ち支持状態となって
おり、多大なトルクが5速カウンタギヤ260に負荷さ
れた場合には、片持ち支持されるカウンタ軸212の端
部が傾き、第5変速ギヤ列におけるギヤの噛み合いが変
化することとなり、実用上不利であるという不都合があ
る。
述不都合を除去するために、変速機ケース内に入力軸と
カウンタ軸とを複数箇所にて軸支しつつ略平行に設ける
とともに、入力軸とカウンタ軸間に複数の前進段の歯車
対及び後退段の歯車対を設けた変速機において、前記変
速機ケースの外部に入力軸とカウンタ軸とを突出させて
設け、この突出部位の入力軸とカウンタ軸間に1つの前
進段の歯車対を設けるとともに前記突出部位を覆うサイ
ドカバーを設け、この突出部位に配設される1つの前進
段の歯車対における入力軸側歯車を入力軸に対して回転
可能に軸支して設け、この入力軸側歯車よりも入力軸の
外側部位に入力軸側歯車と入力軸とを係合させる同期手
段を設け、前記突出部位に配設される1つの前進段の歯
車対におけるカウンタ軸側歯車をカウンタ軸に対して回
転不能に軸支して設け、前記入力軸に配設される同期手
段に対応するカウンタ軸上にはパーキングギヤを設けた
ことを特徴とする。
変速機にパーキングギヤを設ける際には、変速機ケース
の外部に入力軸とカウンタ軸とを突出させ、この突出部
位の入力軸とカウンタ軸間に1つの前進段の歯車対を設
けるとともに、突出部位をサイドカバーにて覆い、突出
部位に配設される1つの前進段の歯車対における入力軸
側歯車を入力軸に対して回転可能に軸支し、この入力軸
側歯車よりも入力軸の外側部位に入力軸側歯車と入力軸
とを同期手段によって係合させ、突出部位に配設される
1つの前進段の歯車対におけるカウンタ軸側歯車をカウ
ンタ軸に対して回転不能に軸支し、入力軸に配設される
同期手段に対応するカウンタ軸上にパーキングギヤを設
け、現状の変速機の部品を流用し、製作コストを低廉に
維持するとともに、現存の変速機を大幅に変更する必要
がなく、現存の変速機の空きスペースを利用してレイア
ウトしている。また、入力軸に配設される同期手段に対
応するカウンタ軸上にパーキングギヤを設けてパーキン
グギヤの取付による変速機への影響をなくすとともに、
サイドカバーを膨らませる程度の変更のみで対応してい
る。
に説明する。
である。図1において、2は選択摺動式の手動変速機
(以下、単に「変速機」という)、4はギヤ部、6はデ
フである差動部、8はメインとなる変速機ケースであ
る。この変速機ケース8内には、内燃機関(図示せず)
からの駆動力がクラッチ(図示せず)によって断続され
る入力軸10と、カウンタ軸12と、リバースアイドラ
軸14とが、変速機2の長手方向で且つ略平行に配設さ
れている。
トケースたる第1ケース16の第1壁部18に保持させ
た入力軸用第1軸受20と、変速機ケース8のレフトケ
ースたる第2ケース22の第2壁部24に保持させた入
力軸用第2軸受26とにより回転可能に軸支されてい
る。
第1壁部18に保持させたテーパベアリングからなるカ
ウンタ軸用第1軸受28と、第2ケース22の第2壁部
24に保持させたテーパベアリングからなるカウンタ軸
用第2軸受30とにより2箇所にて回転可能に軸支され
ている。
1壁部18と第2ケース24に固設した支持部32とに
よって支持されている。
間に複数の前進段の歯車対である第1〜第5変速ギヤ列
を有する前記ギヤ部4が配設されている。
軸10とカウンタ軸12とを突出させて設け、前記入力
軸10には、内燃機関側から順次に、第1変速ギヤ列の
1速メインギヤ34とリバースメインギヤ36と第2変
速ギヤ列の2速メインギヤ38とが固定して設けられて
いるとともに、第3変速ギヤ列の3速メインギヤ40と
第4変速ギヤ列の4速メインギヤ42とが回転可能に軸
支、すなわち回転自在に設けられている。
出する入力軸10とカウンタ軸12間に1つの前進段の
歯車対、例えば第5変速ギヤ列を設けるとともに、前記
突出部位を覆うサイドカバー44を設け、前記入力軸1
0には、前記変速機ケース8のサイドカバー44内にお
いて、前進段の歯車対の入力軸側歯車である第5変速ギ
ヤ列の5速メインギヤ46が回転可能に軸支、すなわち
回転自在に設けられている。
側から順次に、最終減速機構48を構成するファイナル
ドライブギヤ50が固定して設けられ、1速メインギヤ
34に噛合する1速カウンタギヤ52と2速メインギヤ
38に噛合する2速カウンタギヤ54とが回転自在に設
けられるとともに、3速メインギヤ40に噛合する3速
カウンタギヤ56と4速メインギヤ42に噛合する4速
カウンタギヤ58とが回転不能に軸支、すなわち固定し
て設けられている。
ドカバー44内において、5速メインギヤ46に噛合す
る前進段の歯車対のカウンタ軸側歯車である5速カウン
タギヤ60が回転不能に軸支、すなわち固定して設けら
れている。
スアイドラギヤ62が回転可能に軸支、すなわち回転自
在に設けられている。リバースアイドラギヤ62には、
リバーススリーブ64が一体的に設けられている。リバ
ースアイドラギヤ62は、前記リバースメインギヤ36
及び後述スリーブギヤ70に噛合可能に設けられてい
る。
部6に設けたファイナルギヤ(「ファイナルドリブンギ
ヤ」ともいう)66に噛合している。
タギヤ54間のカウンタ軸12には、1速・2速スリー
ブ68が設けられている。1速・2速スリーブ68に
は、リバースカウンタギヤたるスリーブギヤ70が一体
的に設けられている。スリーブギヤ70は、前記リバー
スアイドラギヤ62に噛合可能に設けられている。
ンタギヤ52間のカウンタ軸12には、1速同期機構7
2が設けられている。また、スリーブギヤ70及び2速
カウンタギヤ54間のカウンタ軸12には、2速同期機
構74が設けられている。
ヤ42間の入力軸10には、3速・4速スリーブ76が
設けられている。
ンギヤ40間の入力軸10には、3速同期機構78が設
けられている。また、3速・4速スリーブ76及び4速
メインギヤ42間の入力軸10には、4速同期機構80
が設けられている。
ンギヤ46に隣接して5速スリーブ82が設けられてい
る。5速スリーブ82及び5速メインギヤ46間の入力
軸10には、入力軸側歯車である5速メインギヤ46と
入力軸10とを係合させる同期手段たる5速同期機構8
4が設けられている。
5速同期機構84に対応するカウンタ軸12上にパーキ
ングギヤ86を配設する構成とする。
タ軸12の端部に第5変速ギヤ列の5速メインギヤ46
を配設し、この5速メインギヤ46の横部分、つまり5
速メインギヤ46よりも外側部位のカウンタ軸12の端
部且つ前記サイドカバー44内にパーキングギヤ86を
配設するものである。
変速機ケース8のレフトケースたる第2ケース22に接
続されるライトサイドカバーたる第1サイドカバー44
−1と、この第1サイドカバー44−1に接続されるレ
フトサイドカバーたる第2サイドカバー44−2とによ
って前記サイドカバー44を形成する。
ース8のレフトケースたる第2ケース22との合わせ面
に対して、下方向に突出する凸形状とする。
スとサイドカバーとの合わせ面範囲Wに対して、図1に
示す如く、サイドカバー44を下方向に突出させるもの
である。
せた際に形成される凸形状部分には、図2に示す如く、
パーキングギヤ86に噛合するパーキングポール88を
パーキングギヤ86の下方に配設し、このパーキングポ
ール88の一端側に揺動中心となるパーキングポールシ
ャフト90を設けるとともに、パーキングポール88の
他端側にはパーキングギヤ86に噛合する噛合部88a
を形成する。
触するパーキングロッドスリーブ92を配設し、このパ
ーキングロッドスリーブ92の進退動作によってパーキ
ングポール88を揺動させ、パーキングギヤ86とパー
キングポール88の噛合部88aとの噛合・解除を行う
ものである。
ロッドコンプ94を介してパーキングインナレバー96
とパーキングアウタレバー98とを連絡して設けてい
る。
グポール88の噛合部88aに係合するパーキングギヤ
86の係合歯部86aを、図1及び図3に示す如く、入
力軸10に配設される同期手段たる5速同期機構84よ
りも外側且つ側面視において5速同期機構84と重合す
る位置に配設する。
86aは、図3に示す如く、5速同期機構84よりも外
側である前記サイドカバー44の第2サイドカバー44
−2側に位置するとともに、側面視とは、図3の左側か
ら視た状態である。
ドカバー44にて軸支して設ける。つまり、カウンタ軸
12の端部に対峙するサイドカバー44の第2サイドカ
バー44−2内面に、図3に示す如く、支持凹部100
を形成し、この支持凹部100にボールベアリング10
2の一部を配設し、前記カウンタ軸12をサイドカバー
44にて軸支するものである。
ドカバー44の第2サイドカバー44−2側に、図3及
び図4に示す如く、凹部104を設け、この凹部104
にカウンタ軸12をサイドカバー44に軸支するボール
ベアリング102の内側端部を配置させ、サイドカバー
44を小型化するためのスペースSを確保している。
及び図4に示す如く、外周部位に係合歯部86aを形成
した平板部86bと、この平板部86bから内燃機関側
に漸次小径となるように延びる円錐部86cと、この円
錐部86cから内燃機関側に延びる筒状部86dとを有
し、前記平板部86bの内燃機関側内面86eを5速ス
リーブ82のオーバストロークを防止するストッパとし
て機能させるとともに、筒状部86dをスペーサとして
機能させ、部品点数の削減を図るものである。
4を変速機ケース8に取り付ける第1取付ボルト、10
8はサイドカバー44のライトサイドカバーたる第1サ
イドカバー44−1にレフトサイドカバーたる第2サイ
ドカバー44−2を取り付ける第2取付ボルト、110
は前記パーキングポール88を噛合解除状態に復帰させ
るリターンスプリングである。
キングアウタレバー98を操作することによって、この
操作状態をロッドコンプ94を介してパーキングロッド
スリーブ92に連絡させ、パーキングロッドスリーブ9
2を進退動作させる。
2の進退動作によってパーキングポール88を時計回り
あるいは半時計回りに揺動させ、パーキングギヤ86の
係合歯部86aとパーキングポール88の噛合部88a
との噛合・解除を行う。
力軸10関係や5速カウンタギヤ60を流用することが
でき、製作コストを低廉に維持し得て、経済的に有利で
あるとともに、現存の変速機を大幅に変更する必要がな
く、現存の変速機の空きスペースを利用してレイアウト
することができ、実用上有利である。また、変速機ケー
ス8内部にパーキングギヤ86を配設すると、軸支間距
離を変更しなければならず、ギヤの歯当たり等に悪影響
が出る可能性があるとともに、入力軸10やカウンタ軸
12の剛性をアップさせる必要もあり、しかも変速機ケ
ース8の全長が延びることとなるが、前記入力軸10に
配設される5速同期機構84に対応するカウンタ軸12
上にパーキングギヤ86を設けたことにより、パーキン
グギヤ86の取付による変速機2への影響をなくすこと
ができるとともに、サイドカバー44を膨らませる程度
の変更のみで対応でき、更に前記変速機ケース8外部に
パーキングギヤ86を設けることによって、組付時には
細かな部品の多いパーキング機構の部品が変速機ケース
8内部に脱落する惧れがなく、組付性を良好とし得るも
のである。
ポール88の噛合部88aに係合するパーキングギヤ8
6の係合歯部86aを、入力軸10に配設される同期手
段たる5速同期機構84よりも外側且つ側面視において
5速同期機構84と重合する位置に配設したことによ
り、5速同期機構84の5速スリーブ82のオーバスト
ロークを防止するストッパとして機能させることができ
るとともに、パーキングギヤ86の外径を大きくするこ
とができ、パーキングギヤ86の歯面の応力を小さくで
きることによって、パーキングロック機構を強固とする
必要がなく、小型化でき、しかもロックを確実に行うこ
とができ、またパーキングギヤ86の幅を薄くすること
ができ、軸方向の長さを短くし得て、実用上有利であ
る。
カバー44にて軸支して設けたことにより、トルクが負
荷された場合のシャフトたわみを減少させることができ
るとともに、各ギヤの歯当たり変化量を抑え、ギヤの噛
み合いを安定させることができ、しかもパーキングギヤ
86に荷重が加わった時のカウンタ軸12の変形量を抑
えることができる。
ケース8の第1ケース16の第1壁部18に保持させた
テーパベアリングからなるカウンタ軸用第1軸受28と
第2ケース22の第2壁部24に保持させたテーパベア
リングからなるカウンタ軸用第2軸受30との2箇所
と、サイドケース44の支持凹部100に配設したボー
ルベアリング102とにて軸支されることにより、前記
カウンタ軸12を変速機ケース8に組み付ける際には、
テーパベアリングからなるカウンタ軸用第1、第2軸受
28、30によって、位置が調整されつつ組み付けられ
ることとなり、サイドケース44の組付時には調整を行
う必要がなく、組付性を向上し得る。
バー44の第2サイドカバー44−2側に凹部104を
設け、この凹部104にカウンタ軸12をサイドカバー
44に軸支するボールベアリング102の内側端部を配
置させたことにより、ボールベアリング102の内側端
部のベアリング当接面をパーキングギヤ86のギヤ幅よ
りも内側に押し込むことができ、サイドカバー44を小
型化するためのスペースSを確保し得るとともに、前記
カウンタ軸12の短縮に寄与し得る。
に関しては、タイヤと直接に繋がっている必要があるこ
とから、カウンタ軸12またはファイナルギヤ66のデ
フ軸が考えられるが、パーキングギヤ86の歯面の応力
を考慮すると、カウンタ軸12に配設することが良策と
判断される。そして、軸方向のスペースを考慮すると、
3速、4速カウンタギヤ56、58間あるいは上述した
実施例位置となる。しかし、3速、4速カウンタギヤ5
6、58間においては、入力軸10側に3速同期機構7
8と4速同期機構80とが存在しており、パーキングギ
ヤ86の外径を大きくすることができず、面圧が高くな
って実用に適さないものである。
周部位に係合歯部86aを形成した平板部86bと、こ
の平板部86bから内燃機関側に漸次小径となるように
延びる円錐部86cと、この円錐部86cから内燃機関
側に延びる筒状部86dとを有していることにより、前
記平板部86bの内燃機関側内面86eにおける5速ス
リーブ82のオーバストロークを防止するストッパ機能
以外にも、前記筒状部86dをスペーサとして機能させ
ることができ、部品点数の削減を図ることができるもの
である。
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
ーキングポールに単一の噛合部を設け、この噛合部をパ
ーキングギヤの係合歯部に噛合させる構成としたが、パ
ーキングポールの噛合力を向上させてパーキングギヤを
小径とする特別構成とすることも可能である。
合部を設け、これらの噛合部をパーキングギヤの複数個
の係合歯部に同時に噛合させ、パーキングポールの噛合
力を向上させるものである。
上されることにより、パーキングギヤを小径とすること
ができ、入力軸側に配設される5速同期機構の5速スリ
ーブに対して、略同一面上に配置することが可能とな
り、サイドカバーの突出形状をなくし、小型化すること
ができ、実用上有利である。
れば、変速機ケース内に入力軸とカウンタ軸とを複数箇
所にて軸支しつつ略平行に設けるとともに、入力軸とカ
ウンタ軸間に複数の前進段の歯車対及び後退段の歯車対
を設けた変速機において、変速機ケースの外部に入力軸
とカウンタ軸とを突出させて設け、この突出部位の入力
軸とカウンタ軸間に1つの前進段の歯車対を設けるとと
もに突出部位を覆うサイドカバーを設け、この突出部位
に配設される1つの前進段の歯車対における入力軸側歯
車を入力軸に対して回転可能に軸支して設け、この入力
軸側歯車よりも入力軸の外側部位に入力軸側歯車と入力
軸とを係合させる同期手段を設け、突出部位に配設され
る1つの前進段の歯車対におけるカウンタ軸側歯車をカ
ウンタ軸に対して回転不能に軸支して設け、入力軸に配
設される同期手段に対応するカウンタ軸上にはパーキン
グギヤを設けたので、現状の変速機の部品を流用するこ
とができ、製作コストを低廉に維持し得て、経済的に有
利であるとともに、現存の変速機を大幅に変更する必要
がなく、現存の変速機の空きスペースを利用してレイア
ウトすることができ、実用上有利である。また、変速機
ケースの内部にパーキングギヤを配設すると、軸支間距
離を変更しなければならず、ギヤの歯当たり等に悪影響
が出る可能性があるとともに、入力軸やカウンタ軸の剛
性をアップさせる必要もあり、しかも変速機ケースの全
長が延びることとなるが、前記入力軸に配設される同期
手段に対応するカウンタ軸上にパーキングギヤを設けた
ことにより、パーキングギヤの取付による変速機への影
響をなくすことができるとともに、サイドカバーを膨ら
ませる程度の変更のみで対応でき、更に前記変速機ケー
スの外部にパーキングギヤを設けることによって、組付
時には細かな部品の多いパーキング機構の部品が変速機
ケースの内部に脱落する惧れがなく、組付性を良好とし
得る。
ある。
イドカバーを取り外した状態の変速機の概略側面図であ
る。
グギヤ部分の概略拡大断面図である。
ベアリングの要部拡大断面図である。
である。
る。
側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 変速機ケース内に入力軸とカウンタ軸と
を複数箇所にて軸支しつつ略平行に設けるとともに、入
力軸とカウンタ軸間に複数の前進段の歯車対及び後退段
の歯車対を設けた変速機において、前記変速機ケースの
外部に入力軸とカウンタ軸とを突出させて設け、この突
出部位の入力軸とカウンタ軸間に1つの前進段の歯車対
を設けるとともに前記突出部位を覆うサイドカバーを設
け、この突出部位に配設される1つの前進段の歯車対に
おける入力軸側歯車を入力軸に対して回転可能に軸支し
て設け、この入力軸側歯車よりも入力軸の外側部位に入
力軸側歯車と入力軸とを係合させる同期手段を設け、前
記突出部位に配設される1つの前進段の歯車対における
カウンタ軸側歯車をカウンタ軸に対して回転不能に軸支
して設け、前記入力軸に配設される同期手段に対応する
カウンタ軸上にはパーキングギヤを設けたことを特徴と
するパーキングギヤレイアウト。 - 【請求項2】 前記パーキングギヤは、パーキング機構
との係合歯部を、入力軸に配設される同期手段よりも外
側且つ側面視において同期手段と重合する位置に配設し
た請求項1に記載のパーキングギヤレイアウト。 - 【請求項3】 前記カウンタ軸は、端部をサイドカバー
で軸支した請求項1または請求項2に記載のパーキング
ギヤレイアウト。 - 【請求項4】 前記カウンタ軸は、変速機ケースにテー
パベアリングにて夫々複数箇所で軸支されるとともに、
サイドカバーにはボールベアリングにて軸支される請求
項3に記載のパーキングギヤレイアウト。 - 【請求項5】 前記パーキングギヤは、サイドカバー側
に凹部を設け、この凹部にカウンタ軸をサイドカバーに
軸支するベアリングを配置させた請求項3に記載のパー
キングギヤレイアウト。
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