JP2001279838A - ユニット建物の断熱構造および断熱施工方法 - Google Patents

ユニット建物の断熱構造および断熱施工方法

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JP2001279838A JP2000091666A JP2000091666A JP2001279838A JP 2001279838 A JP2001279838 A JP 2001279838A JP 2000091666 A JP2000091666 A JP 2000091666A JP 2000091666 A JP2000091666 A JP 2000091666A JP 2001279838 A JP2001279838 A JP 2001279838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する建物ユニット間の隙間に十分な厚み
の断熱材を簡単に、且つ、速く形成させることのできる
ユニット建物の断熱構造およびこのユニット建物に施工
するユニット建物の断熱施工方法を提供する。 【解決手段】 隣接する一方の建物ユニット1−1に取
り付けた断熱材6と他方の建物ユニット1−2とを、発
泡性ウレタン樹脂71が発泡し硬化した樹脂発泡体で接
着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニット建物の断熱
構造およびユニット建物の断熱施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の工業生産化率を高める一方式とし
て、ユニット建物が普及している。このユニット建物
は、1棟の建物を予めいくつかの運搬可能な大きさの建
物ユニットや屋根ユニット・屋根パネル等の屋根構造体
に別けて工場で生産した後、この複数個の建物ユニット
や屋根構造体を施工現場に運搬し、予め準備した基礎の
上に据え付け、組み立てる方式の建物である。
【0003】このユニット建物の組立は、先ず、複数個
の建物ユニットを基礎の上に据え付け相互に連結して1
階を形成し、次に、据え付けられた建物ユニットの上に
複数個の建物ユニットを据え付け相互に連結して上階を
形成し、更に、最上階の建物ユニットの上に屋根ユニッ
トや屋根パネルを取り付け、相互に連結することで行わ
れる。
【0004】このように、複数個の建物ユニットを組み
立てたユニット建物では、隣接する建物ユニット間に隙
間が形成され、この隙間から空気が出入して、断熱性が
劣るという問題がある。そこで、従来は、発泡性ウレタ
ン樹脂等の発泡性合成樹脂を隣接する建物ユニット間に
吹き付けて、この隙間を塞ぐことが多く行われている。
【0005】又、特開平9−250179号公報には、
吐出用のガンの先端に柔軟性を有する長尺のホースを接
続し、このホースの先端を隣接する建物ユニット間の隙
間の奥端まで挿入し、吐出用のガンの先端から発泡性ウ
レタン樹脂等の発泡性合成樹脂を隙間の中に吐出させな
がら、ホースを手前側に引き出して、隣接する建物ユニ
ット間の隙間内に、発泡性ウレタン樹脂等の発泡性合成
樹脂を注入し、この隙間内で、この発泡性合成樹脂が発
泡し硬化した合成樹脂発泡体で隙間を塞ぐ方法が記載さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記隣接する
建物ユニット間に発泡性合成樹脂を吹き付ける方法で
は、隣接する建物ユニット間の隙間が小さく、しかも、
この発泡性合成樹脂は吐出用のガンから吐出すると直ぐ
に発泡するので、建物ユニット間の隙間の上からでは発
泡性合成樹脂を隙間の内部まで十分な量を注入できな
い。その結果、建物ユニット間の隙間に形成される発泡
体の厚みが小さく、建物の断熱性が不十分であるいう問
題がある。
【0007】又、前記公報記載の方法では、吐出用のガ
ンの先端に隙間の中に入る大きさのホースを付け、この
ホースで発泡性合成樹脂を注入する必要があるが、ホー
スを小さな隙間内に入れることが困難であるし、隣接す
る建物ユニットの間の隙間に入る大きさのホースでは径
が小さく、従って、十分な断熱性を確保するために多量
の発泡性合成樹脂を注入しようとすると、長時間を要
し、施工時間が長くなるという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、隣接する建物ユ
ニット間の隙間に十分な厚みの断熱材を簡単に、且つ、
速く形成させることのできるユニット建物の断熱構造お
よびこのユニット建物の断熱構造に施工するユニット建
物の断熱施工方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、複数個の建物ユニットを組み立てたユニット建物の
建物ユニット間の隙間を断熱材で断熱するユニット建物
の断熱構造であって、隣接する一方の建物ユニットに取
り付けられた断熱材と他方の建物ユニットとが樹脂発泡
体で接着されているものである。
【0010】請求項2記載の発明は、複数個の建物ユニ
ットを組み立てたユニット建物の建物ユニット間の隙間
を断熱材で断熱するユニット建物の断熱施工方法であっ
て、断熱材が取り付けられた状態に据え付けられた第一
建物ユニットの断熱材の側面に発泡性樹脂を吹き付け、
この発泡性樹脂が硬化する前に、この第一建物ユニット
の隣に第二建物ユニットを据え付けて、発泡性樹脂が発
泡し硬化た樹脂発泡体で第一建物ユニットの断熱材と第
二建物ユニットとを接着するものである。
【0011】本発明における樹脂発泡体は発泡性樹脂を
発泡させ硬化させたものであり、通常、この発泡性樹脂
を例えば、断熱材や建物の部材に接触させた状態で発泡
させ硬化させると、この発泡性樹脂が発泡し硬化した樹
脂発泡体が断熱材や建物の部材に接着した状態になる。
かかる樹脂発泡体としてはウレタン樹脂発泡体が好適で
ある。即ち、このウレタン樹脂発泡体は、発泡性ウレタ
ン樹脂を発泡させ硬化させたものであり、硬質ウレタン
樹脂発泡体でもよいし、軟質ウレタン樹脂発泡体でもよ
い。この際使用する発泡性ウレタン樹脂は、発泡性樹脂
の中でも特に接着性が良好で、しかも、通常、弾性を有
するものである。従って、この発泡性ウレタン樹脂を例
えば断熱材や建物の部材等に接触した状態で発泡させ硬
化させると、この発泡性ウレタン樹脂が発泡し硬化した
ウレタン樹脂発泡体が断熱材や建物の部材に強固に接着
した状態になる。
【0012】本発明に使用する断熱材とは、ガラスウー
ル、岩綿、スチレン樹脂発泡体等適宜のものでよいが、
ウレタン樹脂発泡体が、発泡性ウレタン樹脂に対する接
着性がよいし、しかも、発泡性ウレタン樹脂が発泡し硬
化すると、同じウレタン樹脂発泡体であるので強固に接
着するので好ましい。この断熱材を一方の建物ユニット
または第一建物ユニットに取り付ける手段は、接着剤で
接着してもよいし、粘着剤で貼り付けてもよいし、釘や
針金等の取付具で取り付けてもよい。断熱材がウレタン
樹脂発泡体の場合には、ウレタン樹脂系接着剤や発泡性
ウレタン樹脂等で接着すると強固に接着できるので好ま
しい。
【0013】請求項1記載の発明では、この隣接する一
方の建物ユニットに取り付けられた断熱材と他方の建物
ユニットとが樹脂発泡体で接着されているが、このよう
にするには、断熱材が取り付けられた一方の建物ユニッ
トの隣に別の建物ユニットを据え付けた後に、この建物
ユニットの断熱材と別の建物ユニットとの間に形成され
た隙間に発泡性樹脂を注入して、この発泡性樹脂が発泡
し硬化した樹脂発泡体で断熱材と別の建物ユニットとを
接着させてもよいし、請求項2記載のように、建物ユニ
ットに取り付けられた断熱材の側面に発泡性樹脂を吹き
付け、発泡性樹脂が硬化する前に別の建物ユニットを据
え付けることによって、発泡性樹脂が発泡し硬化した樹
脂発泡体で一方の建物ユニットの断熱材と別の建物ユニ
ットとを接着させてもよい。
【0014】又、断熱材が取り付けられた状態に据え付
けられた第一建物ユニットを使用するが、この第一建物
ユニットの断熱材の取り付ける工程と第一建物ユニット
の据え付ける工程とは順序不同である。即ち、第一建物
ユニットを据え付けた後に断熱材を取り付けてもよい
し、又、工場等で予め断熱材を第一建物ユニットに取り
付け、この第一建物ユニットを施工現場で据え付けても
よい。
【0015】(作用)請求項1記載の発明では、隣接す
る一方の建物ユニットに取り付けられた断熱材と他方の
建物ユニットとが樹脂発泡体で接着されているので、断
熱材が取り付けられた建物ユニットの隣に別の建物ユニ
ットを据え付けた後に、この建物ユニットの断熱材と別
の建物ユニットの間に発泡性樹脂を注入して、この発泡
性樹脂が発泡し硬化した樹脂発泡体で一方の建物ユニッ
トの断熱材と他の建物ユニットとを接着したり、あるい
は、断熱材が取り付けられた建物ユニットを据え付けた
後に、この断熱材の側面に発泡性樹脂を吹き付け、この
発泡性樹脂が硬化する前に別の建物ユニットを隣接させ
て据え付けるだけで、請求項1記載の構造になる。従っ
て、請求項1記載の発明の構造にする施工方法は、速
く、且つ、簡単である。
【0016】しかも、建物ユニットを据え付ける際の施
工の誤差等で、建物ユニットと隣の建物ユニットとの隙
間が大きくなったり小さくなっていても、発泡性樹脂が
発泡する際に体積が増加するので、この隙間内が発泡性
樹脂で充満され、この充満した発泡性樹脂が隙間の両側
即ち一方の建物ユニットの断熱材と他方の建物ユニット
に密着した状態で硬化する。その結果、この発泡性樹脂
が発泡し硬化した樹脂発泡体で両者が強固に接着され、
隣接する建物ユニット間の隙間から空気の出入がなくな
り優れた断熱性を有する建物となる。
【0017】このように施工すると、建物ユニットに予
め取り付けられている断熱材の厚みを適宜にすることに
より、建物ユニット間の隙間を十分な厚みを有する断熱
材で塞ぐことができる。従って、この請求項1記載のユ
ニット建物は、断熱性の良好な建物である。
【0018】請求項2記載の発明では、断熱材が取り付
けられた状態に据え付けられた第一建物ユニットの断熱
材の側面に発泡性樹脂を吹き付け、この発泡性樹脂が硬
化する前に、この第一建物ユニットの隣に第二建物ユニ
ットを据え付けて、発泡性樹脂が発泡し硬化した樹脂発
泡体で第一建物ユニットの断熱材と第二建物ユニットと
を接着するので、発泡性樹脂を吹き付ける際には未だ第
二建物ユニットが据え付けられてなく、即ち、邪魔する
ものがなく、第一建物ユニットの外側から発泡性樹脂を
吹き付け易くすることができ施工し易い。しかも、その
後に、第二建物ユニットを据え付けるだけでよい。従っ
て、この施工方法は速く、且つ、容易である。
【0019】更に、建物ユニットを据え付ける際の誤差
で、第一建物ユニットと第二建物ユニットとの間の隙間
が大きくなったり小さくなったりしていても、発泡性樹
脂が発泡する際に体積が増加したり伸縮するので、この
隙間内が発泡性樹脂で充満され、この充満した発泡性樹
脂が隙間の両側即ち第一建物ユニットの断熱材と第二建
物ユニットに密着した状態で硬化し、その結果、この発
泡性樹脂が発泡し硬化した樹脂発泡体で両者が強固に接
着されると同時に、この間の隙間から空気の出入がなく
なり優れた断熱性を有する建物となる。
【0020】又、第一建物ユニットに予め取り付けられ
ている断熱材の厚みを適当にし、この断熱材の側面全体
に発泡性樹脂を吹き付けることにより、断熱材と発泡性
樹脂が発泡し硬化した樹脂発泡体の両方の厚みを十分な
厚みとすることができ、断熱性の良好な建物とすること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例で説明する。 (実施例1)図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1(イ)はユニット建物を示す斜視図、(ロ)は
1階の建物ユニットの配置を示す平面図、図2(イ)は
建物ユニットの一部切欠斜視図、(ロ)は間仕切り壁パ
ネルの一部切欠斜視図、図3は図1(ロ)のA部分の建
物ユニットと基礎との連結部分を示す断面図、図4は施
工方法を示すもので、(イ)は床パネルの端面に硬質ウ
レタン樹脂発泡体を取り付けている状態を示す斜視図、
(ロ)は硬質ウレタン樹脂発泡体の側面に発泡性硬質ウ
レタン樹脂を吹き付けている状態を示す斜視図である。
【0022】図1〜図4において、Uはユニット建物で
あり、このユニット建物Uは、図1に示すように、基礎
5の上に9個の1階の建物ユニット1が据え付けられ、
相互に連結されて1階が形成され、この建物ユニット1
の上に9個の建物ユニット1が据え付けられ、相互に連
結されて2階が形成され、最上階の建物ユニット1の上
に複数個の屋根ユニット2(境界を省略)が取り付けら
れ、この屋根ユニット2の上に屋根材3が葺かれたもの
である。
【0023】建物ユニット1は、図2(イ)に示すよう
に、矩形状に組み立てられた4本の床梁15と、この矩
形状のコーナー部に立設された4本の柱16と、4本の
床梁15の中に取り付けられた矩形状の床パネル11
と、壁部分の両側の柱16の間に取り付けられた壁パネ
ル12とからなる。なお、ユニット建物UのA部分の両
側には、図3に示すように、床パネル11の上に間仕切
り壁パネル4が立設されている。
【0024】床パネル11は、図2に示すように、ほぼ
四角形に枠組された枠材111と、この枠の相対する枠
材111に差し渡された桟材112とからなる骨格を有
し、この骨格の上面に上面材113が取り付けられたも
のである。そして、1階の床パネル11の下面には、図
3に一部が示されているように、ほぼ9mmの合板の下
面材114が取り付けられ、上面材113と下面材11
4との間にはガラスウールの断熱材115が取り付けら
れている。
【0025】壁パネル12は、ほぼ四角形に枠組された
枠材121と、この枠の相対する枠材121に差し渡さ
れた桟材122とからなる骨格を有し、この骨格の両面
または片面に石膏ボードや硬質木片セメント板等の壁面
材123が取り付けられたものである。間仕切り壁パネ
ル4は壁パネル12とほぼ同じ構造になっている。即
ち、ほぼ四角形に枠組された枠材41と、この枠の相対
する枠材41に差し渡された桟材42とからなる骨格を
有し、この骨格の両面または片面に石膏ボード等の壁面
材43が取り付けられたものである。
【0026】尚、この壁パネル12や間仕切り壁パネル
4には必要に応じて出入口や窓等の開口が設けられてい
る。基礎5はコンクリート製であり、矩形状の建物ユニ
ット1の長辺(以後桁側と称する)の下方に設けられて
いる基礎5には、アンカーボルト51が埋め込まれてい
る。そして、予め床梁15に取り付けられている基礎プ
レート55の通孔にアンカーボルト51を通しながら、
この基礎5の上に建物ユニット1を据え付けた後に、ア
ンカーボルト51にナットを螺入して床梁15が基礎5
に固定されている。
【0027】6は硬質ウレタン樹脂発泡体であり、この
硬質ウレタン樹脂発泡体6は1階の隣接する一方の建物
ユニット1の床梁15に発泡性ウレタン樹脂で接着され
る。その後、この硬質ウレタン樹脂発泡体6の側面に発
泡性ウレタン樹脂を吹き付けた後に他方の建物ユニット
1を据え付ける。即ち、この硬質ウレタン樹脂発泡体6
は1階の隣接する建物ユニット1間の床梁15の間に設
けられている。7は発泡性硬質ウレタン樹脂71が入っ
ているスプレー式の容器であり、このスプレー式の容器
の押さえ片72を押さえると、中から発泡性硬質ウレタ
ン樹脂71が吹き出すようになっている。この発泡性硬
質ウレタン樹脂71は硬質ウレタン樹脂発泡体6を床梁
15に接着する際に使用する。
【0028】次に、このユニット建物Uの施工方法およ
び作用につてい説明する。工場で、建物ユニット1、屋
根ユニット2等を製造する。この建物ユニット1、屋根
ユニット2等を施工現場に運搬する。施工現場では、図
1に示すように、予め、基礎5が設けられていて、この
基礎5の上に9個の1階の建物ユニット1を据え付けて
基礎5と建物ユニット1の床梁15を連結すると同時に
建物ユニット1同士を連結して1階を形成し、この建物
ユニット1の上に9個の2階の建物ユニット1を据え付
け、建物ユニット1同士を連結して2階を形成し、この
2階の建物ユニット1の上に屋根ユニット2を取り付
け、建物ユニット1と屋根ユニット2を連結すると同時
に、屋根ユニット2同士を連結し、この屋根ユニット2
の上に屋根材3を葺き、種々な仕上げを行うと、図1に
示すユニット建物Uが完成する。
【0029】この際の1階の建物ユニット1を据え付け
る施工方法をA部分を例に挙げて、詳細に説明する。な
お、先に据え付けられている建物ユニット1を第一建物
ユニット1−1と称し、この第一建物ユニット1−1の
隣に据え付ける建物ユニット1を第二建物ユニット1−
2と称して説明する。
【0030】基礎5の上に第一建物ユニット1−1を、
予め床梁15に取り付けられている基礎プレート55の
通孔にアンカーボルト51を通しながら、据え付ける。
次に、この第一建物ユニット1−1の床梁15の側面と
基礎5の上面に、図4(イ)に示すように、スプレー式
の容器7から発泡性硬質ウレタン樹脂71を吹き付け、
この発泡性ウレタン樹脂71が硬化する前に硬質ウレタ
ン樹脂発泡体6を押し付ける。
【0031】この発泡性硬質ウレタン樹脂71が発泡し
ながら硬化すると、この発泡性硬質ウレタン樹脂71が
発泡し硬化した硬質ウレタン樹脂によって、硬質ウレタ
ン樹脂発泡体6が第一建物ユニット1−1の床梁に強固
に接着される。この際、図4(イ)に示すように、アン
カーボルト51が基礎5から突出している場所には、硬
質ウレタン樹脂発泡体6を取り付けないでおく。尚、ウ
レタン樹脂発泡体6が表面に予め粘着剤層を設け、この
上に離型紙を貼り付けたものである場合には、この離型
紙を剥がすと共に発泡性ウレタン樹脂71を基礎5の上
面に設け、その後、ウレタン樹脂発泡体6を床梁15に
貼り付けると同時に基礎5に押し付けて接着させればよ
い。
【0032】次に、この第一建物ユニット1−1の断熱
材の側面に、図4(ロ)に示すように、スプレー式容器
7から発泡性硬質ウレタン樹脂71を吹き付け、この発
泡性硬質ウレタン樹脂71が硬化する前に、基礎5の上
に第二建物ユニット1−2を、床梁15に予め取り付け
られている基礎プレート55の通孔にアンカーボルト5
1を通しながら、第一建物ユニット1−1の隣に据え付
ける。すると、この発泡性硬質ウレタン樹脂71が発泡
し、硬化したウレタン樹脂発泡体で第一建物ユニット1
−1の断熱材である硬質ウレタン樹脂発泡体6と第二建
物ユニット1−2との床梁15が接着される。
【0033】このように、第一建物ユニット1−1のウ
レタン樹脂発泡体6の側面に発泡性ウレタン樹脂71を
吹き付け、この発泡性ウレタン樹脂71が硬化する前
に、この第一建物ユニット1−1の隣に第二建物ユニッ
ト1−2を据え付けるだけで、第一建物ユニットのウレ
タン樹脂発泡体6と第二建物ユニット1−2とを発泡性
ウレタン樹脂71が発泡し硬化たウレタン樹脂発泡体で
接着できる。しかも、発泡性ウレタン樹脂71を吹き付
ける際には未だ第二建物ユニット1−2が据え付けられ
てなく、即ち、邪魔するものがないので、第一建物ユニ
ット1−1の外側から発泡性ウレタン樹脂71を吹き付
けることができ施工し易い。
【0034】このように、第一建物ユニット1の隣に第
二建物ユニット1を据え付け、この間をウレタン樹脂発
泡体6で塞ぐ施工方法は、速く、且つ、容易である。
又、建物ユニット1を据え付ける際の誤差で、第一建物
ユニット1−1と第二建物ユニット1−2との間の隙間
が大きくなったり小さくなったりしても、発泡性硬質ウ
レタン樹脂71が発泡する際に体積が増加したり伸縮す
るので、発泡性硬質ウレタン樹脂が発泡し硬化した硬質
ウレタン樹脂発泡体でこの隙間内を完全に充満させるこ
とができ、この硬化した硬質ウレタン樹脂発泡体で第一
建物ユニット1−1のウレタン樹脂発泡体6と第二建物
ユニット1−2の床梁15とが強固に接着すると同時
に、この隙間から空気の出入がなくなり優れた断熱性を
有する。
【0035】次に、予め床材に設けられているナット螺
入用の蓋を取り外し、アンカーボルト51にナットを螺
入して第一建物ユニット1−1の床梁15と第二建物ユ
ニット1−2の床梁15を基礎5に固定し、アンカーボ
ルト51の部分(ウレタン樹脂発泡体6が取り付けられ
ていない部分)に、スプレー式の容器7から発泡性硬質
ウレタン樹脂71を吹き付けて、この発泡性硬質ウレタ
ン樹脂が発泡し硬化したウレタン樹脂発泡体で部分をア
ンカーボルト51の上方部分を塞いだ後、床材に設けら
れているナット螺入用の蓋を閉じる。
【0036】このようにして完成したユニット建物U
は、硬質ウレタン樹脂発泡体6の側面に発泡性硬質ウレ
タン樹脂71を吹き付けるので、断熱材の厚みを適当に
し、この硬質ウレタン発泡体6の側面全体に発泡性ウレ
タン樹脂71を吹き付けることにより、硬質ウレタン樹
脂発泡体6と発泡性硬質ウレタン樹脂71が発泡し硬化
した硬質ウレタン樹脂発泡体(どちらも断熱材である)
の厚みを十分な厚みとすることができる。
【0037】このように、硬質ウレタン樹脂発泡体6と
発泡性ウレタン樹脂が発泡した硬質ウレタン樹脂発泡体
の厚みを十分な厚みにすることができるし、この硬質ウ
レタン樹脂発泡体6と建物ユニット1との隙間を、硬化
した発泡性ウレタン樹脂71で隙間なく塞ぐことがで
き、このユニット建物Uは、断熱性の良好な建物であ
る。
【0038】(実施例2)図5〜図7は本発明の他の実
施例を示すもので、図5は1階の建物ユニットの配置を
示す平面図、図6は図5のB部分の建物ユニットと基礎
との連結部分を示す断面図、図7は施工方法を示すもの
で、(イ)は床パネルの端面に硬質ウレタン樹脂発泡体
を取り付けている状態を示す斜視図、(ロ)は硬質ウレ
タン樹脂発泡体の側面に発泡性硬質ウレタン樹脂を吹き
付けている状態を示す斜視図である。
【0039】この図5〜図7に示す実施例2を図1〜図
4に示す実施例1と比較すると、実施例1では建物ユニ
ットの桁側の構造および施工方法を示しているが、実施
例2では、図5のBで示すように、ユニット建物Uaの
建物ユニット1aの短辺(妻側と称する)部分の構造お
よび施工方法であることが異なる。更に詳細に説明する
と、建物ユニット1aの妻側の下方の基礎5aにはアン
カーボルトが設けられてないこと、および、妻側の壁パ
ネル12aは床パネル11aの側面に取り付けられてい
る構造が異なる。従って、硬質ウレタン樹脂発泡体6a
は壁パネル12aの下端部側面に取り付けられている。
【0040】次に、施工方法の主な異なる点を説明す
る。第一建物ユニット1a−1の壁パネル12aの下部
に、図7(イ)に示すように、スプレー式の容器7aか
ら発泡性硬質ウレタン樹脂71aを吹き付け、この発泡
性硬質ウレタン樹脂71aが硬化する前に硬質ウレタン
樹脂発泡体6aを押し付けて、発泡性硬質ウレタン樹脂
71aで硬質ウレタン樹脂発泡体6aを接着すること、
この際、基礎5aにはアンカーボルトが設けられてない
ので、硬質ウレタン樹脂発泡体6aを隙間なく取り付け
ること、従って、この硬質ウレタン樹脂発泡体6aの隙
間を発泡性硬質ウレタン樹脂で塞ぐ必要がないことが異
なる。
【0041】そして、この硬質ウレタン樹脂発泡体6a
の側面に発泡性硬質ウレタン樹脂71aを吹き付け、こ
の発泡性硬質ウレタン樹脂71aが硬化する前に、第二
建物ユニット1a−2を据え付ける。すると、発泡性硬
質ウレタン樹脂71aが発泡し硬化した硬質ウレタン樹
脂発泡体で、第一建物ユニット1a−1に取り付けられ
たウレタン樹脂発泡体6aと第二建物ユニット1a−2
の壁パネル12aとが接着されることは実施例1と同じ
である。その他の構造、施工方法および作用は実施例1
とほぼ同じであるので、説明を省略する。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、隣接する一方の
建物ユニットに取り付けられた断熱材と他方の建物ユニ
ットとが樹脂発泡体で接着されているから、一方の建物
ユニットに取り付けられている断熱材の側面に発泡性ウ
レタン樹脂を吹き付け、この発泡性樹脂が硬化する前に
別の建物ユニットを隣接させて据え付けるだけで、この
請求項1記載の構造になる。従って、この請求項1記載
の構造にする施工方法は、速く、且つ、簡単である。
【0043】しかも、建物ユニットを据え付ける際の施
工の誤差等で、建物ユニットと隣の建物ユニットとの隙
間が大きくなったり小さくなっていても、発泡性樹脂が
発泡する際に体積が増加するので、この隙間内が発泡性
樹脂で充満され、この充満した発泡性ウレタン樹脂が隙
間の両側即ち一方の建物ユニットの断熱材と他方の建物
ユニットに密着した状態で硬化し、両者が強固に接着さ
れると同時に、隣接する建物ユニット間の隙間から空気
の出入がなくなり優れた断熱性を有する建物となる。こ
のように施工すると、建物ユニットに予め取り付けられ
ている断熱材の厚みを適宜にすることにより、建物ユニ
ット間の隙間を十分な厚みを有する断熱材で塞ぐことが
できる。従って、このユニット建物は断熱性の良好な建
物である。
【0044】請求項2記載の発明は、断熱材が取り付け
られた状態に据え付けられた第一建物ユニットの断熱材
の側面に発泡性樹脂を吹き付け、この発泡性樹脂が硬化
する前に、この第一建物ユニットの隣に第二建物ユニッ
トを据え付けて、発泡性樹脂が発泡し硬化した樹脂発泡
体で第一建物ユニットの断熱材と第二建物ユニットとを
接着するから、発泡性ウレタン樹脂を吹き付ける際には
未だ第二建物ユニットが据え付けられてなく、第一建物
ユニットの外側から発泡性樹脂を吹き付けることができ
施工し易い。しかも、その後に、第二建物ユニットを据
え付けるだけでよく、この請求項2記載の施工方法は、
速く、且つ、容易である。
【0045】更に、建物ユニットを据え付ける際の誤差
で、第一建物ユニットと第二建物ユニットとの間の隙間
が大きくなったり小さくなったりしていても、発泡性樹
脂が発泡する際に体積が増加するので、この発泡性樹脂
が発泡し硬化した樹脂発泡体で両者が強固に接着される
と同時に、この間の隙間から空気の出入がなくなり優れ
た断熱性を有する建物となる。又、第一建物ユニットに
取り付けられている断熱材の厚みを適当にし、この断熱
材の側面全体に発泡性樹脂を吹き付けることにより、断
熱材と発泡性樹脂が発泡し硬化した樹脂発泡体の両方の
厚みを十分な厚みとすることができ、断熱性の良好な建
物とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(イ)はユニ
ット建物を示す斜視図、(ロ)は1階の建物ユニットの
配置を示す平面図である。
【図2】(イ)は建物ユニットの一部切欠斜視図、
(ロ)は間仕切りパネルの一部切欠斜視図である。
【図3】図1(ロ)のA部分の建物ユニットと基礎との
連結部分を示す断面図である。
【図4】施工方法を示すもので、(イ)は床パネルの端
面にウレタン樹脂発泡体を取り付けている状態を示す斜
視図、(ロ)はウレタン樹脂発泡体の側面に発泡性ウレ
タン樹脂を吹き付けている状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すもので、1階の建物
ユニットの配置を示す平面図である。
【図6】図5のB部分の建物ユニットと基礎との連結部
分を示す断面図である。
【図7】施工方法を示すもので、(イ)は床パネルの端
面に硬質ウレタン樹脂発泡体を取り付けている状態を示
す斜視図、(ロ)は硬質ウレタン樹脂発泡体の側面に発
泡性硬質ウレタン樹脂を吹き付けている状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
U、Ua ユニット建物 1、1a 建物ユニット 11、11a 床パネル 12、12a 壁パネル 2 屋根ユニット 4 間仕切り壁パネル 5、5a 基礎 51 アンカーボルト 6、6a 断熱材(硬質ウレタン樹脂発泡体) 7、7a スプレー式の容器 71、71a 発泡性樹脂(発泡性硬質ウレタン樹
脂)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の建物ユニットを組み立てたユニ
    ット建物の建物ユニット間の隙間を断熱材で断熱するユ
    ニット建物の断熱構造であって、隣接する一方の建物ユ
    ニットに取り付けられた断熱材と他方の建物ユニットと
    が樹脂発泡体で接着されていることを特徴とするユニッ
    ト建物の断熱構造。
  2. 【請求項2】 複数個の建物ユニットを組み立てたユニ
    ット建物の建物ユニット間の隙間を断熱材で断熱するユ
    ニット建物の断熱施工方法であって、断熱材が取り付け
    られた状態に据え付けられた第一建物ユニットの断熱材
    の側面に発泡性樹脂を吹き付け、この発泡性樹脂が硬化
    する前に、この第一建物ユニットの隣に第二建物ユニッ
    トを据え付けて、発泡性樹脂が発泡し硬化した樹脂発泡
    体で第一建物ユニットの断熱材と第二建物ユニットとを
    接着することを特徴とするユニット建物の断熱施工方
    法。
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