JP2001279682A - アンカーボルト定着装置 - Google Patents

アンカーボルト定着装置

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JP2001279682A
JP2001279682A JP2000092105A JP2000092105A JP2001279682A JP 2001279682 A JP2001279682 A JP 2001279682A JP 2000092105 A JP2000092105 A JP 2000092105A JP 2000092105 A JP2000092105 A JP 2000092105A JP 2001279682 A JP2001279682 A JP 2001279682A
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Masao Ichiho
真瑳男 一法
Nobuhiko Masaki
伸彦 正木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 捨てコンクリートに対する固定位置を変更で
きるようにして、捨てコンクリートの上に突出している
基礎杭を避けてアンカーボルト定着装置を設置できるよ
うにする。 【解決手段】 アンカーボルトを連結したベースフレー
ム1に、脚体8を取り付けたアンカーボルト定着装置に
おいて、脚体8を複数の脚片10に分割する。それぞれ
の脚片10は、ベースフレーム1に単一のボルト31を
介して固定された上取付座部11と、上片部12と、下
向きの支持片部13と、下取付座部14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンカーボルト定
着装置、詳しくは、建造物の柱脚を固定することに用い
られるアンカーボルト定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築現場では、捨てコンクリートの上に
基礎杭が突出している場合がある。また、建造物の柱脚
をアンカーボルトを用いて固定する建築工法を採用する
場合には、基礎杭が突出している場所にアンカーボルト
を設置せざるを得ないことがある。
【0003】一方、捨てコンクリートを利用してアンカ
ーボルトを配備し、その捨てコンクリートの上に構築し
た基礎コンクリートから上記アンカーボルトを突出させ
るようにするのに、アンカーボルト定着装置を用いるこ
とがある。
【0004】この種のアンカーボルト定着装置は、アン
カーボルトが起立姿勢に連結されたベースフレームを有
し、そのベースフレームを捨てコンクリートに固定する
構造になっている(たとえば特許2649216号公
報)。
【0005】ところが、ベースフレームを捨てコンクリ
ートの上に直接に固定するようになっているアンカーボ
ルト定着装置は、上記のように捨てコンクリートの上に
基礎杭が突出しているような場所では基礎杭がじゃまに
なるために捨てコンクリートの上に設置することができ
ない。
【0006】そこで、従来、捨てコンクリートの上に基
礎杭が突出している場所に設置することのできるアンカ
ーボルト定着装置として、図9に示した構造のものを用
いるとこがあった。
【0007】図9のアンカーボルト定着装置は、ベース
フレーム1に突設した複数本の支柱2に定着板3を取り
付け、それぞれの定着板3にアンカーボルト4の下端部
5を固定し、それぞれのアンカーボルト4の上端部にゲ
ージプレート6を架け渡してあると共に、捨てコンクリ
ート7に設置した脚体8に上記ベースフレーム1を取り
付けてなる。このアンカーボルト定着装置に採用されて
いる脚体8は、図9及び図10に示したように、平面視
矩形のベースフレーム1の辺部1aの全長部分に重ね合
わされた横長板部81と、この横長板部81の両端部に
区画形成された2箇所の上取付座部82,82と、横長
板部81の両端部に垂直下向きに連設された支持片部8
3,83と、これらの支持片部83,83の下端に連設
されて上記捨てコンクリートに固定された下取付座部8
4,84とを備えており、上記の上取付座部82,82
がボルト・ナットでなる止具85を用いてベースフレー
ム1の辺部1aに固定され、下取付座部84,84が、
捨てコンクリート7から突出されているセットアンカー
86を介してその捨てコンクリート7に固定されてい
る。
【0008】このアンカーボルト定着装置によると、脚
体8によってベースフレーム1が捨てコンクリート7の
上面から浮き上がった高さレベルに配備され、しかも、
脚体8が捨てコンクリート7の上に突出した基礎杭9を
跨ぐ構造になっているので、ベースフレーム1と捨てコ
ンクリート7との間の隙間Sに、捨てコンクリートの上
に突出した基礎杭9を収容させることが可能になり、そ
のため、基礎杭が突出している場所でも、アンカーボル
ト定着装置を設置することが可能になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建築現
場での基礎杭の位置は、当初の設計位置から大きくずれ
ているいることが多い。そのため、図9及び図10で説
明した従来のアンカー定着装置のように、平面視矩形の
ベースフレーム1の辺部1aの全長部分に重ね合わされ
た横長板部81を、その横長板部81に区画形成された
2箇所の上取付座部82,82のところで止具85,8
5を用いて固定したものであると、ベースフレーム1に
対する脚体8の位置をずらせることが不可能であるた
め、基礎杭の位置が設計位置からずれているような状況
下では、アンカーボルト4をその設計位置に配備して、
なおかつ、捨てコンクリート7の上に突出した基礎杭9
を跨がせて脚体8を捨てコンクリート7に固定するとい
う施工ができないことが多々生じる。
【0010】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、上記したベースフレームに脚体が取り付けられた
アンカーボルト定着装置において、捨てコンクリートに
対する脚体の固定位置をある程度変更できるようにする
ことによって、基礎杭の位置が設計位置からずれている
ような状況下でも、アンカーボルト4を設計位置に配備
して、なおかつ、捨てコンクリート7の上に突出した基
礎杭9を避けて脚体を捨てコンクリートに固定すること
のできるアンカーボルト定着装置を提供することを目的
とする。
【0011】また、本発明は、基礎杭の位置の設計位置
からのずれ幅が大きい場合であっても、アンカーボルト
定着装置を、できるだけその基礎杭によってじゃまされ
状態で設置することのできるアンカーボルト定着装置を
提供することを目的とする。
【0012】さらに、本発明は、捨てコンクリートの上
面が傾斜しているような場合であっても、アンカーボル
トを垂直に設置することのできるアンカーボルト定着装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアンカーボ
ルト定着装置は、アンカーボルトが起立姿勢に連結され
たベースフレームに、このベースフレームを捨てコンク
リートの上面から浮かせてその捨てコンクリートに固定
するための脚体が取り付けられている。アンカーボルト
とベースフレームとの連結構造は、図9で説明した構造
に限定されず、他の構造であっても差し支えない。
【0014】本発明では、上記脚体が、上記ベースフレ
ームに重なり状に配備され、かつ、その重なり箇所に具
備された孔部に挿通される単一のボルトとそのボルトに
ねじ込まれたナットとでなる止具を介して上記ベースフ
レームに固定された上取付座部と、この取付座部から横
方向に延び出て上記ベースフレームの側方に突出された
上片部と、この上片部の外端に下向きに連設された支持
片部と、この支持片部の下端に連設されて上記捨てコン
クリートに固定された下取付座部と、を備えた複数の脚
片に分割されている。
【0015】この構成であると、複数の脚片のそれぞれ
の上取付座部をベースフレームの複数箇所に止具を介し
て固定し、かつ、それらの脚片のそれぞれの下取付座部
を捨てコンクリートに固定しておくことによって、ベー
スフレームが捨てコンクリートの上面から浮いた高さレ
ベルに配備される。また、脚片の上取付座部とベースフ
レームとを固定している止具が、上取付座部とベースフ
レームとの重なり箇所に具備された孔部に挿通される単
一のボルトとそのボルトにねじ込まれたナットとでなる
ので、その止具を緩めて脚片の位置を上記重なり箇所の
周囲の一定範囲内でずらせることが可能になる。そのた
め、基礎杭の位置が設計位置からずれているような状況
下でも、アンカーボルト4を設計位置に配備して、なお
かつ、捨てコンクリート7の上に突出した基礎杭9を避
けるように脚片を位置をずらせてその下取付座部を捨て
コンクリートに固定することができるようになる。
【0016】上記ベースフレームと上記脚片の上取付座
部との重なり箇所が、平面視多角形の上記ベースフレー
ムのコーナ部に位置していると共に、上記上取付座部が
上記ベースフレームのコーナ部の下側に配備されている
ことが望ましい。これによると、脚片の上取付座部が、
平面視多角形のベースフレームのコーナ部によって形成
される出隅部分に配備されるので、脚片の上取付座部が
ベースフレームの辺部に配備されている場合に比べて、
脚片の位置をずらせることのできる範囲が広くなり、そ
れだけ、捨てコンクリートの上に突出した基礎杭を避け
やすくなる。この作用、上取付座部が上記ベースフレー
ムのコーナ部の下側に配備されていることによっていっ
そう顕著に発揮される。すなわち、上取付座部がベース
フレームのコーナ部の上側に配備されていると、脚片の
位置をずらせるときに脚片の支持片部がベースフレーム
と干渉して脚片をずらせ得る範囲が狭くなるけれども、
上記のように上取付座部が上記ベースフレームのコーナ
部の下側に配備されていると、そのような事態が起こら
ないので、脚片の位置をずらせることのできる範囲が広
くなる。
【0017】本発明では、上記支持片部が、下端に近い
位置ほど上記ベースフレームから水平方向に遠ざかるよ
うに傾斜しているものであってもよい。これによると、
支持片部が垂直であるものに比べて、複数の脚片の支持
片部によって囲まれる空間が広がるので、それだけ基礎
杭がじゃまになりにくくなる。
【0018】本発明では、上記支持片部が、上下方向の
中間部で上側片部と下側片部とに分割され、上側片部の
下端部に具備された上連結座部と下側片部の上端部に具
備された下連結座部とが重なり状に配備されていると共
に、それらの連結座部の重なり箇所に具備された孔部に
挿通される単一のボルトとそのボルトにねじ込まれたナ
ットとでなる止具を介してそれらの連結座部同士が連結
されているものであってもよい。これによると、止具を
緩めることにより上連結座部と下連結座部との重なり箇
所で上側片部と下側片部とを傾斜させることが可能にな
るので、捨てコンクリートの上面が傾いていてもアンカ
ーボルトを垂直に配備することが可能になる。
【0019】本発明では、上記下取付座部が、捨てコン
クリートから突出された2本のセットアンカーを介して
その捨てコンクリートに固定されているものであっても
よく、これによると、下取付座部が、捨てコンクリート
から突出された1本のセットアンカーを介してその捨て
コンクリートに固定されている場合に比べて、捨てコン
クリートに対するアンカーボルト定着装置の固定強度が
高まる。
【0020】本発明では、上記上連結座部及び上記下連
結座部のうちの少なくとも一方の部材の上下方向複数箇
所に、上記ボルトが挿通される孔部が開設されているも
のであってもよい。これによると、一方の部材の上下方
向複数箇所に開設されてる孔部のどれを選択して上連結
座部と上記下連結座部とを連結するかによって脚片の高
さを変更することができるので、アンカーボルトの設置
高さも変更することができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1形態に係るア
ンカーボルト定着装置の要部の正面図、図2は脚体8を
形成している4つの脚片10の配置例を示した説明図で
ある。
【0022】図2に仮想線で示したように、この実施形
態では、ベースフレーム1が平面視方形に形成されてい
る。また、脚体8が4つの脚片10でなる。それぞれの
脚片10は、細長い鋼板に曲げ加工を施すことによって
製作されており、上取付座部11と、上片部12と、支
持片部13と、下取付座部14とを一体に備えている。
上取付座部11は、ベースフレーム1のコーナ部1cの
下側に重なり状に配備されていると共に、止具30を介
してベースフレーム1に固定されている。ここで、止具
30は、上取付座部11とベースフレーム1のコーナ部
1cとの重なり箇所に具備された孔部20に挿通された
単一のボルト31と、そのボルト31にねじ込まれて締
め付けられたナット32とでなる。上片部12は、取付
座部11から横方向に延び出てベースフレーム1の側方
に突出されている。図1には、上片部12のベースフレ
ーム1からの突出長さを符号Lで示してある。支持片部
13は、上片部12の外端に斜め下向きに傾斜して状態
で連設されている。支持片部13の傾き状態は、支持片
部13の下端に近い位置ほどベースフレーム1から水平
方向に遠ざかる状態である。下取付座部14は、支持片
部13の下端に連設されて捨てコンクリート7にセット
アンカー86を介して固定されている。
【0023】脚体8が上記した4つの脚片10に分割さ
れており、それらの脚片10が上記した構造でベースフ
レーム1の4つのコーナ部1cのそれぞれに固定されて
いると、図1のようにベースフレーム1が捨てコンクリ
ート7の上面から脚片10の高さ分だけ浮いた高さレベ
ルに配備される。そのため、捨てコンクリート7の基礎
杭9が突出していて、その基礎杭9の位置が設計位置か
らそれほどずれていない場合には、その基礎杭9を避け
てアンカーボルト定着装置を捨てコンクリート7に設置
することができる。
【0024】また、上記アンカーボルト定着装置による
と、脚片10の上取付座部11とベースフレーム1との
重なり箇所に具備された孔部20に単一のボルト31が
挿通されているので、止具30を緩めておけば、脚片1
0の位置を上記重なり箇所の周囲の一定範囲内でずらせ
ることが可能になる。このため、基礎杭9の位置が設計
位置からある程度大きくずれているような状況下でも、
アンカーボルト4(図9参照)を設計位置に配備して、
なおかつ、捨てコンクリート7の上に突出した基礎杭9
を避けるように脚片10を位置をずらせてその下取付座
部14を捨てコンクリート7に固定することができるよ
うになる。
【0025】この場合、ベースフレーム1と脚片10の
上取付座部11との重なり箇所が、ベースフレーム1の
コーナ部1cに位置し、しかも、上取付座部11がベー
スフレーム1のコーナ部1cの下側に配備されているた
め、図2に円形の仮想線Aで示したように、理論的には
脚片10の下取付座部14をベースフレーム1の下側で
上記重なり箇所の周囲全体にずらせることが可能にな
る。そのため、脚片10の下取付座部14がベースフレ
ーム1の下方に位置するようにずらせるようなことは実
際にはあり得ないとしても、脚片10の位置をずらせる
ことのできる範囲が非常に広くなり、それだけ、捨てコ
ンクリート7の上に突出した基礎杭9を避けやすくな
る。
【0026】さらに、支持片部13が上記のように傾斜
していることにより、支持片部が垂直である場合に比べ
て、4つの脚片10の支持片部13によって囲まれる空
間が広がるので、それだけ基礎杭9がじゃまになりにく
い。
【0027】図3は本発明の第2形態に係るアンカーボ
ルト定着装置の要部の正面図、図4は脚体8を形成して
いる4つの脚片10の配置例を示した説明図である。
【0028】この実施形態では、脚片10の支持片部1
3が垂直になっている点と、下取付座部14が、捨てコ
ンクリート7から突出された2本のセットアンカー86
を介してその捨てコンクリート7に固定されている点と
で、上記した第1実施形態と異なっている。その他の点
では、第1実施形態と同様であるので、同一または相応
する部分に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0029】第2実施形態によると、脚片10の下取付
座部14が、捨てコンクリート7から突出された2本の
セットアンカー86を介してその捨てコンクリート7に
固定されているため、それだけ捨てコンクリート7に対
するアンカーボルト定着装置の固定強度が高まる。
【0030】図5は本発明の第3形態に係るアンカーボ
ルト定着装置の要部の正面図、図6は脚体8を形成して
いる4つの脚片10の配置例を示した説明図である。
【0031】この実施形態では、支持片部13が、上下
方向の中間部で上側片部15と下側片部16とに分割さ
れている点、上側片部15の下端部に具備された上連結
座部17と下側片部16の上端部に具備された下連結座
部18とが重なり状に配備されていて、それらの連結座
部17,18の重なり箇所に具備された孔部(図に現れ
ていない)に挿通される単一のボルト41とそのボルト
41にねじ込まれたナット42とでなる止具40を介し
てそれらの連結座部17,18同士が連結されている
点、並びに、下取付座部14が1つのセットアンカー8
6を介して捨てコンクリート7に固定されるようになっ
ている点で、上記した第2実施形態と異なっている。そ
の他の事項は、第2実施形態と同様であるので、同一ま
たは相応する部分に同一符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0032】第3実施形態によると、図7のように、止
具40を緩めることにより上連結座部17(図5参照)
と下連結座部18との重なり箇所で上側片部15と下側
片部16とを傾斜させることが可能になる。そのため、
図7のように捨てコンクリート7の上面が傾いていても
アンカーボルト4(図9参照)を垂直に配備することが
可能である。
【0033】図8は図5〜図7で説明した脚片10の変
形例を示している。このものは、上連結座部17に1つ
の孔部(図に現れていない)を具備させ、下連結座部1
8の上下方向複数箇所に、ボルト41が挿通される孔部
45が開設されている。これによると、下連結座部18
の上下方向複数箇所に開設されてる孔部45のどれを選
択して上連結座部17と下連結座部18とを止具40を
用いて連結するかによって脚片10の高さが変わる。そ
のため、そうすることによりアンカーボルト4(図9参
照)の設置高さを変更することができる。図8では、上
連結座部17に1つの孔部(図に現れていない)を具備
させ、下連結座部18の上下方向複数箇所に、ボルト4
1が挿通される孔部45を開設してあるけれども、この
点は、下連結座部18に1つの孔部を具備させ、上連結
座部17の上下方向複数箇所に孔部を開設しておいて
も、両方の連結座部17,18の上下方向複数箇所に孔
部を開設しておいてもよい。
【0034】図1〜図8では、説明の重複を避けるた
め、同一又は相応する部分に同一符号を付してある。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明のアンカーボルト
定着装置によれば、捨てコンクリートに対する脚体の固
定位置をある程度変更できるようになっているので、基
礎杭の位置が設計位置からずれているような状況下で
も、アンカーボルトを設計位置に配備して、なおかつ、
捨てコンクリートの上に突出した基礎杭を避けて脚体を
捨てコンクリートに固定することができるようになる。
また、基礎杭の位置の設計位置からのずれ幅が大きい場
合であっても、アンカーボルト定着装置を、できるだけ
その基礎杭によってじゃまされ状態で設置することがで
きるようになる。さらに、捨てコンクリートの上面が傾
斜しているような場合であっても、アンカーボルトを垂
直に設置することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態に係るアンカーボルト定着装
置の要部の正面図である。
【図2】脚体を形成している4つの脚片の配置例を示し
た説明図である。
【図3】本発明の第2形態に係るアンカーボルト定着装
置の要部の正面図である。
【図4】脚体を形成している4つの脚片の配置例を示し
た説明図である。
【図5】本発明の第3形態に係るアンカーボルト定着装
置の要部の正面図である。
【図6】脚体を形成している4つの脚片の配置例を示し
た説明図である。
【図7】捨てコンクリートの上面が傾斜している場合の
脚片の状態を示した説明図である。
【図8】図5〜図7で説明した脚片の変形例の説明図で
ある。
【図9】従来のアンカーボルト定着装置の正面図であ
る。
【図10】従来のアンカーボルト定着装置のベースフレ
ームと脚体とを示した平面図である。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 1c ベースフレームのコーナ部 4 アンカーボルト 7 捨てコンクリート 8 脚体 10 脚片 11 上取付座部 12 上片部 13 支持片部 14 下取付座部 15 上側片部 16 下側片部 17 上連結座部 18 下連結座部 20 孔部 31 ボルト 32 ナット 30 止具 40 止具 41 ボルト 42 ナット 45 孔部 86 セットアンカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D046 AA03 2E125 AA03 AA45 AA57 AC01 AC13 AE01 AG28 AG60 BA22 BB02 BB08 BB11 BB22 BB30 BC02 BC09 BE07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカーボルトが起立姿勢に連結された
    ベースフレームに、このベースフレームを捨てコンクリ
    ートの上面から浮かせてその捨てコンクリートに固定す
    るための脚体が取り付けられたアンカーボルト定着装置
    において、 上記脚体が、上記ベースフレームに重なり状に配備さ
    れ、かつ、その重なり箇所に具備された孔部に挿通され
    る単一のボルトとそのボルトにねじ込まれたナットとで
    なる止具を介して上記ベースフレームに固定された上取
    付座部と、この取付座部から横方向に延び出て上記ベー
    スフレームの側方に突出された上片部と、この上片部の
    外端に下向きに連設された支持片部と、この支持片部の
    下端に連設されて上記捨てコンクリートに固定された下
    取付座部と、を備えた複数の脚片に分割されていること
    を特徴とするアンカーボルト定着装置。
  2. 【請求項2】 上記ベースフレームと上記脚片の上取付
    座部との重なり箇所が、平面視多角形の上記ベースフレ
    ームのコーナ部に位置していると共に、上記上取付座部
    が上記ベースフレームのコーナ部の下側に配備されてい
    る請求項1に記載したアンカーボルト定着装置。
  3. 【請求項3】 上記支持片部が、下端に近い位置ほど上
    記ベースフレームから水平方向に遠ざかるように傾斜し
    ている請求項1又は請求項2に記載したアンカーボルト
    定着装置。
  4. 【請求項4】 上記支持片部が、上下方向の中間部で上
    側片部と下側片部とに分割され、上側片部の下端部に具
    備された上連結座部と下側片部の上端部に具備された下
    連結座部とが重なり状に配備されていると共に、それら
    の連結座部の重なり箇所に具備された孔部に挿通される
    単一のボルトとそのボルトにねじ込まれたナットとでな
    る止具を介してそれらの連結座部同士が連結されている
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載したアンカー
    ボルト定着装置。
  5. 【請求項5】 上記下取付座部が、捨てコンクリートか
    ら突出された2本のセットアンカーを介してその捨てコ
    ンクリートに固定されている請求項1ないし請求項4の
    いずれかに記載したアンカーボルト定着装置。
  6. 【請求項6】 上記上連結座部及び上記下連結座部のう
    ちの少なくとも一方の上下方向複数箇所に、上記ボルト
    が挿通される孔部が開設されている請求項4に記載した
    アンカーボルト定着装置。
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