JP2001279222A - リグノセルロース系材料用接着剤組成物、並びにそれを用いた熱圧成形体及び熱圧成形体の製造方法 - Google Patents
リグノセルロース系材料用接着剤組成物、並びにそれを用いた熱圧成形体及び熱圧成形体の製造方法Info
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Abstract
機械的強度に優れたリグノセルロース系材料の熱圧成形
体が得られる接着剤を提供する。 【解決手段】 有機ポリイソシアネート化合物(A)、
ヨードプロパルギルカーバメート化合物(B)、ホキシ
ム化合物(C)、ハロゲン化エーテル化合物(D)から
なるリグノセルロース系材料用接着剤組成物により解決
する。
Description
ネート化合物、ヨードプロパルギルカーバメート化合
物、ホキシム化合物、ハロゲン化エーテル化合物を成分
とする、防カビ性、防蟻性、防腐性等耐久性に優れたリ
グノセルロース系材料用接着剤組成物、並びにそれを用
いた熱圧成形体及び熱圧成形体の製造方法に関する。
ース系材料の熱圧成形体(パーティクルボード、MDF
と称される中密度繊維板等のボード等)用の接着剤とし
て、従来、尿素樹脂、メラミン樹脂、尿素メラミン樹
脂、フェノール樹脂、フェノールメラミン樹脂等のホル
マリン系接着剤が使用されてきた。しかしながら、住宅
環境の向上や健康面での安全性向上の点から、最近の、
例えばシックハウス症候群の問題に見られるように接着
剤から放出されるホルマリンを低減化させる必要が出て
きた。
ホルマリン系接着剤である有機ポリイソシアネート化合
物が、元来その構造にホルマリンを含有しないという特
徴に加えて、その卓越した接着特性、耐熱水性等によ
り、使用されつつある。しかし、有機ポリイソシアネー
ト化合物を前記熱圧成形体用の接着剤として用いる場
合、その優れた接着性の為、連続又はバッチ式プレスに
て熱圧成形する際、接触する金属表面(以下、熱盤と称
する。)に強固に接着するという現象が生じて、前記成
形体を安定的に連続製造できないという問題点が生じ
る。
特開昭52−154875号公報、特開昭57−113
053号公報、特開昭55−160014号公報、特開
平4−232004号公報、特開平4−232004号
公報、特開昭57−113053号公報、特開平4−2
32004号公報、特開平11−71566号公報等に
おいて離型剤を使用する技術が開示されている。
接着剤として有機ポリイソシアネート化合物を用いる際
の問題点として、有機ポリイソシアネート化合物には、
前記のようなホルマリン系接着剤に含まれるホルマリン
が含まれていないため、それによる防カビ性、防虫性、
防蟻性等が期待できないという点がある。更には、有機
ポリイソシアネート化合物を用いた熱圧成形体に関して
は、前記の熱盤に対する付着問題の解決が困難なため、
現在はまだ広範に生産されておらず、したがって、この
防カビ性、防虫性、防蟻性等の点が現時点でまだ顕著な
問題として取り上げられていない。今後、熱盤に対する
付着の問題の解決により、有機ポリイソシアネート化合
物を用いた熱圧成形体が今後広範囲に使用されるように
なれば、この防カビ性、防虫性、防蟻性等の点が、必ず
次の解決すべき問題点となるのは間違いない。
性、防蟻性等を付与する化合物は数多く存在する。例え
ば、特開平9−136304号公報には、木材小片又は
木材繊維を、防虫剤としてシフェノトリン、ベルメトリ
ン、シベルメトリン、フェンバレレートから選ばれる一
種以上のピレスロイド化合物を含有する接着剤を用いて
成形、熱圧して得られることを特徴とする防虫木質ボー
ドが開示されている。更にこの公報では、防カビ、防腐
剤としてはヨードプロパルギルカーバメート化合物が開
示され、ピレスロイド化合物とヨードプロパルギルカー
バメート化合物とを用いて防虫、防カビ、防腐性に優れ
たボードが示されている。そして、その際に使用する接
着剤としては、尿素樹脂、尿素・メラミン共縮合樹脂、
フェノール・メラミン共縮合樹脂、フェノール樹脂、イ
ソシアネート樹脂が開示されている。
ウレタンプレポリマーであるポリオール成分と白蟻防除
剤と微小粒体との混合液と、ウレタンプレポリマーであ
るイソシアネート成分とからなる二成分の混合液とを建
築物の基礎の側面及び基礎の周辺地表面に塗布もしくは
散布し、硬化させてウレタンプレポリマーの硬化被膜を
形成させる防蟻材の施工方法が開示されている。そこで
は白蟻防除剤としてクロルデン、デイルドリン、アルド
リン等の有機塩素系薬剤やホキシム、フェニトロチオ
ン、サイアノホス、アセフェート、クロスビリホス等の
有機燐系薬剤、ベルメトリン等のピレスロイド系薬剤、
バイゴン等のカーバメート系薬剤が好ましく、また忌避
剤としてジエチルメタトルアミドが使用できると示され
ている。
性が高く、例えば水やアルコール、ポリオール、アミン
化合物等活性水素基を有する化合物と極めて速く反応す
る性質を有し、更に反応系の塩基度(アルカリ性)が高
い時も反応性が高くなる等、使用する際には組み合わせ
る化合物の種類やその条件を厳密に見極める必要があ
る。そのため、木質チップ、木質繊維等のリグノセルロ
ース系材料の熱圧成形体(パーティクルボード、MDF
等のボード等)用の接着剤としてイソシアネート系接着
剤を用いる場合には、例えば熱圧成形体の熱圧後の含水
率調整に使用する水や、ホルマリン系接着剤に含まれる
水との反応や、リグノセルロース系材料に含まれる活性
水素基との反応だけでなく、共存している各種化合物と
何らかの反応を起こすことも充分に考慮しておかねばな
らない。すなわち、リグノセルロース系材料の接着剤と
してイソシアネート系接着剤を使用する場合には、これ
らの反応のため接着剤組成物の粘度が上昇するためリグ
ノセルロース系材料への接着剤組成物の均一塗布並びに
均一な成形(フォーミング)ができず、密度、物性、厚
み等において均質な熱圧成形体が得られないという問題
点が生じる。
は、防カビ、防虫、防腐性を付与する化合物としてピレ
スロイド化合物とヨードプロパルギルカーバメート化合
物が開示されているが、これらの化合物をイソシアネー
ト系接着剤と組み合わせた場合に、その化合物の種類で
はその混合液自体が増粘する場合があり、長時間安定的
に使用することが困難であった。一方、特公平7−84
765号公報では、防蟻性を付与させる方法として、白
蟻防除剤と微小粒体をウレタンプレポリマーであるイソ
シアネート成分ではなく、ウレタンプレポリマーである
ポリオール成分に混合した混合液を、建築物や基礎の表
面にその白蟻防除剤と微小粒体を含んだ接着剤を塗布す
る施工方法を開示しているが、この両成分を混合した場
合には前記と同様に、接着剤の増粘という問題が生じ
る。
−84765号公報のようにポリオール成分とイソシア
ネート成分からなる二成分タイプのイソシアネート系接
着剤だけでなく、イソシアネート単独又は活性水素化合
物とのイソシアネート基末端プレポリマー単独のイソシ
アネート系接着剤を用いる場合もあり、その際には防カ
ビ、防虫、防蟻、防腐性を付与する化合物と組み合わせ
た場合、前記と同様に接着剤の増粘という問題が生じる
懸念がある。更に、この特公平7−84765号公報で
は、建築物や基礎の表面にその白蟻防除剤と微小粒体を
含んだ接着剤を塗布する施工方法を開示しているのみで
あり、リグノセルロース系材料の熱圧成形体用に用いら
れる木質チップ、木質繊維等への根本的な防虫、防蟻、
防カビ、防腐対策は開示されていなかった。
結果、防虫、防蟻、防カビ、防腐性の根本的な解決のた
めには、パーティクルボード、MDF等のボード等のリ
グノセルロース系材料の熱圧成形体用に用いられる木質
チップ、木質繊維等の接着剤中に防虫、防蟻、防カビ、
防腐性を付与させる化合物を混合する方が、木質チッ
プ、木質繊維等への接着剤及びその化合物の浸透、被覆
が可能のため、より効果的な防虫、防蟻、防カビ、防腐
性を付与できるという観点に立ち、その際に予想され
る、接着剤の液の安定性不良を解決する手段として、特
公平7−84765号公報のように二液タイプのウレタ
ン系システムでなくてもイソシアネート基末端のウレタ
ンプレポリマー単独で接着剤として使用する場合でも、
有機ポリイソシアネート化合物と特定の組成の化合物か
らなる接着剤組成物が、液の安定性があり、防カビ性、
防虫性、防蟻性、防腐性に優れた接着剤組成物として前
記の諸問題を解決できることを見いだし、本発明を完成
させるに至った。
(8)に示されるものである。 (1) 有機ポリイソシアネート化合物(A)、ヨード
プロパルギルカーバメート化合物(B)、ホキシム化合
物(C)、ハロゲン化エーテル化合物(D)からなるリ
グノセルロース系材料用接着剤組成物。
に含有してなることを特徴とする、前記(1)のリグノ
セルロース系材料用接着剤組成物。
パラフィン系ワックスエマルジョンである前記(2)の
リグノセルロース系材料用接着剤組成物。
モンタン系ワックスエマルジョンである前記(2)のリ
グノセルロース系材料用接着剤組成物。
とを特徴とする、前記(1)〜(4)のいずれかのリグ
ノセルロース系材料用接着剤組成物。
に含有してなることを特徴とする、前記(1)〜(5)
のいずれかのリグノセルロース系材料用接着剤組成物。
接着剤組成物を用いたリグノセルロース系材料の熱圧成
形体。
1項に記載の接着剤組成物を用いたリグノセルロース系
材料の熱圧成形体の製造方法。
成成分について述べる。(A)成分に用いられる有機ポ
リイソシアネート化合物としては、例えば、ジフェニル
メタンジイソシアネート(以下、MDIと称する。)、
MDIとMDI系多核縮合体との混合物(以下、ポリメ
リックMDIと称する。)、液状MDI(カルボジイミ
ド変性MDI)、トリレンジイソシアネート、キシリレ
ンジイソシアネート、トリメチレンキシリレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、水
素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加キ
シリレンジイソシアネート等のポリイソシアネートの単
独又は2種以上の混合物や、前記ポリイソシアネートに
触媒を加え、二量体(ウレトジオン変性)又は三量体
(イソシアヌレート変性)としたもの等が挙げられる。
本発明においては、本発明に規定するヨードプロパルギ
ルカーバメート化合物、ホキシム化合物、ハロゲン化エ
ーテル化合物、ワックスエマルジョン、触媒との相溶性
の良いタイプが好ましい。
エタノール、プロパノール、ブタノール、オクタノー
ル、ラウリルアルコール等のモノオールや、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等
のジオールや、グリセリン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等のポリオールや、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン
等のアルカノールアミンや、そのほかジグリセリン、ソ
ルビトール、蔗糖等の単独又は混合物にエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、ス
チレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを単独又は
併用し、公知の方法で付加重合して得られるモノオール
又はポリオールと、前記有機ポリイソシアネート化合物
とを、例えば有機ポリシソシアネート化合物のイソシア
ネート基と前記モノオール又はポリオールの水酸基との
当量比(イソシアネート基/水酸基)が1.5〜50
0、好ましくは2.0〜400の範囲となるように公知
の方法で反応させて得られるイソシアネート基含有ウレ
タンプレポリマーも、前記(A)成分として好適に用い
ることができ、前記のようにヨードプロパルギルカーバ
メート化合物、ホキシム化合物、ハロゲン化エーテル化
合物、ワックスエマルジョンや触媒との相溶性の良いタ
イプが好ましい。
ソシアネート含量は25〜35質量%が好ましく、特に
28〜33質量%がより好ましい。また、25℃におけ
る粘度は1,000mPa・s以下、好ましくは800
mPa・s以下である。
化合物(A)は、ポリメリックMDIとポリエーテルモ
ノ及び/又はジオールとのイソシアネート基末端プレポ
リマーである。
バメート化合物(B)を用いる目的は、有機ポリイソシ
アネート化合物を接着剤として用いて得られた熱圧成形
体における防カビ性、防腐性としての効果である。好ま
しいヨードプロパルギルカーバメート化合物(B)とし
ては、ヨードプロパルギルエチルカーバメート、ヨード
プロパルギルプロピルカーバメート、ヨードプロパルギ
ルブチルカーバメート等のヨードプロパルギルアルキル
カーバメート、ヨードプロパルギルフェニルカーバメー
ト、ヨードプロパルギルベンジルカーバメート等が挙げ
られる。
用いる目的は、同様の前記熱圧成形体における防虫性、
防蟻性としての効果である。好ましいホキシム化合物
(C)としては、0,0−ジエチル−o−(α−シアノ
ベンジリデンアミノ)チオホスフェートが挙げられる。
物(D)を用いる目的は、防カビ性、防虫性、防蟻性、
防腐性としての効果に加えて、熱圧成形体用の接着剤と
して有機ポリイソシアネート化合物を用いた場合、前記
ヨードプロパルギルカーバメート化合物(B)とホキシ
ム化合物(C)を用いた場合の接着剤混合液の安定性改
良剤としての効果である。すなわち、イソシアネート基
の反応性をコントロールする方法としては、一般的に酸
性することが効果的な方法であり、例えば有機酸又はそ
れに準じた化合物を少量添加することが一般的である
が、ハロゲン化エーテル化合物(D)を用いることによ
り、防カビ性、防虫性、防蟻性、防腐性等の性能とイソ
シアネート基の反応性のコントロールという性能を付与
することになるので好ましい。このハロゲン化エーテル
化合物(D)としては、具体的には、2,2,2′,
2′−テトラクロルジエチルエーテル、2,2,2,
2′,2′,2′−ヘキサクロルジエチルエーテル、
2,3,3,3,2′,3′,3′,3′−オクタクロ
ルジプロピルエーテル、2,2,3,3,3,2′,
2′,3′,3′,3′−デカクロルジプロピルエーテ
ル、2,2,2,2′,2′,2′−ヘキサブロムジエ
チルエーテル、2,3,3,3,2′,3′,3′,
3′−オクタヨードジプロピルエーテル等が挙げられ
る。
(E)を用いる目的は、熱盤との接着性を回避させるた
めの離型剤としての効果であり、例えば、パラフィンワ
ックス、モンタンワックス、カルナバワックス、ライス
ワックス等の天然ワックス、及びパラフィンワックス誘
導体、モンタンワックス誘導体、硬化ひまし油、ステア
リン酸アミド等の合成ワックスを水性エマルジョンにし
たもの等が挙げられ、その中でも特に、パラフィン系ワ
ックス、モンタン系ワックス及びその誘導体が良好な離
型性を発現し、二次的効果として、熱圧成形体の耐熱水
性に良好な効果を与えることになる。
の乳化剤を用いることが可能である。このような乳化剤
としては、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、ジアルキルアリールスルホン酸塩等の界面
活性剤や、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアリールエーテル等と脂肪酸等とのエス
テル等の界面活性剤を挙げることができる。
る。ワックス成分の融点が40℃未満の場合では、通常
の熱圧成形温度である100〜200℃の条件下で蒸
発、気化しやすくなり、離型性を発揮しにくくなる。一
方、融点が160℃以上の場合では、熱圧成形温度が2
00℃の条件下であっても成形時間内に成形体の内部の
温度が必ずしもその温度まで上昇するとは限らないた
め、ワックス成分が成形体表面に熱移動しにくくなり、
熱盤との離型性を発揮できない。また、安定なワックス
エマルジョンを得ることが難しい。更に、ワックスエマ
ルジョン(E)の固形分は10〜60質量%のものが好
ましい。
(A)成分と、水や(E)成分やリグノセルロース系材
料との反応硬化を促進するための触媒としても作用する
ものである。
等がある。アミン系触媒の具体例として、トリエチルア
ミン、トリエチレンジアミン、N−メチルモルホリン、
N−メチルイミダゾール、1−メチルイミダゾール、1
−エチルイミダゾール、1−プロピルイミダゾール、1
−シアノイミダゾール、1−シアノメチルイミダゾー
ル、1,2−ジメチルイミダゾール、1,4−ジメチル
イミダゾール、1−メチル−2−エチルイミダゾール、
1−メチル−4−エチルイミダゾール、1−エチル−2
−メチルイミダゾール、1−エチル−4−メチルイミダ
ゾール、ピリジン、α−ピコリン等が挙げられる。
応する活性水素を有するアミン系触媒として、N,N−
ジメチルエタノールアミン等のN,N−ジアルキルアル
カノールアミン、N−メチルジエタノールアミン等のN
−アルキルジアルカノールアミン、トリエタノールアミ
ン等のトリアルカノールアミン、N,N,N′−トリメ
チルアミノエチルエタノールアミン、N,N,N′,
N′−テトラメチルヒドロキシプロピレンジアミン等も
使用することができる。
る金属化合物であれば特に制限はなく、例えば、スズ、
亜鉛、カルシウム、チタン等のエステル化物、金属塩、
酸誘導体、酸化物、塩化物等が挙げられ、具体的には、
ジブチルチンジラウレート、ジオクチルチンジラウレー
ト、ジブチルチンジクロライド、オクチル酸スズ、オク
チル酸亜鉛、ナフテン酸カルシウム、テトラブチルチタ
ネート、テトラステアリルチタネート、酸化スズ、塩化
スズ、塩化マグネシウム等が挙げられる。
(A)に対して、0.1〜20質量%が好ましく、特に
0.5〜15質量%が好ましい。かかる(C)成分の配
合量が前記下限値未満である場合には、硬化反応が不充
分で、目的とした成形体が得られにくくなる傾向があ
り、また前記上限値を越える場合には、硬化反応が速す
ぎて熱盤での熱圧までにリグノセルロース系材料が反応
固化してしまい正常な成形体が得られない。
素樹脂、メラミン樹脂、尿素メラミン共縮合樹脂、フェ
ノール樹脂、フェノールメラミン共縮合樹脂等が混合使
用できる。(G)成分に対する(A)成分の配合量は、
固形分換算の質量比で、(A)成分/(G)成分=5/
95〜95/5が好ましく、特に10/90〜90/1
0が好ましい。
リグノセルロース系材料に本発明の接着剤組成物を塗布
し、加熱圧縮することによって得られる。このリグノセ
ルロース系材料としては、パーティクルボード、オリエ
ンテッドストランドボード(OSB)、ウェイファーボ
ード、ラミネーテッドベニアランバー(LVL)、ラミ
ネーテッドストランドランバー(LSL)、パラレルス
トランドランバー(PSL)等に使用される木質削片で
あるストランドチップ、ダストチップ、フレークチップ
や、ハードボード、MDF、インシュレーションボード
等に使用されるファイバー、コーリャン茎、バガス、籾
殻、麻、わら、い草、あし、椰子の実や樹、ゴムの樹、
とうもろこし、おがくず等が挙げられる。これらは単独
で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用し
てもよい。
リイソシアネート化合物(A)、ヨードプロパルギルカ
ーバメート化合物(B)、ホキシム化合物(C)、ハロ
ゲン化エーテル化合物(D)、ワックスエマルジョン
(E)、触媒(F)及び前記のホルマリン系接着剤
(G)は、リグノセルロース系材料に塗布する直前に混
合して使用するか、又は(A)〜(G)を別々に塗布し
て使用する。このとき、水を加えた混合系であってもよ
い。連続ラインで製造するときは、ヨードプロパルギル
カーバメート化合物(B)、ホキシム化合物(C)、ハ
ロゲン化エーテル化合物(D)、ワックスエマルジョン
(E)、触媒(F)、ホルマリン系接着剤(G)をあら
かじめ混合しておいたものを使用するほうが好ましい。
この予備混合物と有機ポリイソシアネート化合物(A)
と水をスタティックミキサーで連続的に混合してから、
リグノセルロース系材料に塗布し、成形する。成形条件
はボードの公知の成形条件であればすべて適用できる。
加量は、リグノセルロース系材料に対して、有機ポリイ
ソシアネート化合物(A)が固形分で5〜20質量%、
ヨードプロパルギルカーバメート化合物(B)が固形分
で0.005〜2質量%、ホキシム化合物(C)が固形
分で0.005〜2質量%、ハロゲン化エーテル化合物
(D)が固形分で0.005〜2質量%、ワックスエマ
ルジョン(E)が固形分で0.5〜10質量%、触媒
(F)が固形分で0.005〜4質量%である。
ネート化合物(A)、ヨードプロパルギルカーバメート
化合物(B)、ホキシム化合物(C)、ハロゲン化エー
テル化合物(D)からなる接着剤組成物を用いることに
よって、防カビ、防虫、防蟻、防腐性に優れたリグノセ
ルロース系材料の熱圧成形体を得ることができ、また特
定組成のワックスエマルジョン(E)を用いることによ
り、その熱圧成形時に、熱盤表面との接着を防ぐことが
できるだけでなく、物性面でも優れたリグノセルロース
系材料の熱圧成形体を得ることが可能となった。
着剤組成物、並びにそれを用いた熱圧成形体及び製造方
法を、合成例、実施例に基づいて更に詳細に説明する
が、本発明はかかる合成例、実施例のみに限定されるも
のではない。なお「%」は、特に断りのない限り「質量
%」を意味する。
容量が2000mlの反応器を用いて、原料イソシアネ
ートと原料モノ又はポリオールを表1に示す量を仕込ん
だ後、80℃まで昇温して3時間反応させて、有機ポリ
イソシアネート化合物A1〜A5を合成した。表1に原
料の種類、使用量、分析値を示す。
ル 数平均分子量=200 平均官能基数=2 PEG−2000:ポリ(オキシエチレン)ポリオール 数平均分子量=2,000 平均官能基数=2 MPEG−700:メトキシポリエチレングリコール 数平均分子量=700 平均官能基数=1
1により得られた有機ポリイソシアネートA1〜A5と
下記に示す防カビ剤等、離型剤、触媒を組み合わせてリ
グノセルロース系材料用接着剤組成物を調整した。その
各接着剤組成物の仕込み量を表2に示す。なお、比較例
1は、ワックスエマルジョンを用いなかったため成形体
が熱盤に非常に強固に接着し、物性評価はできなかっ
た。比較例2〜4についてもワックスエマルジョンを用
いなかったため成形体が熱盤に非常に強固に接着した
が、下記の防カビ性、防蟻性、防腐性評価用のサンプル
作成の必要上、熱盤の上下に離型紙を敷いて熱圧成形し
た。
リデンアミノ)チオホスフェート [D液原料] OCDPE:2,3,3,3,2′,3′,3′,3′
−オクタクロルジプロピルエーテル [E液原料] ワックスエマルジョンP:モンタン系のワックスエマル
ジョン(融点=78℃、固形分=30%) ワックスエマルジョンQ:パラフィン系のワックスエマ
ルジョン(融点=60℃、固形分=30%) [F液原料] 触媒S:トリエチレンジアミン 触媒T:N,N−ジメチルエタノールアミン 触媒U:ジブチルチンジラウレート [G液原料] M:尿素メラミン共縮合樹脂(モル比=1.5、固形分
=50%)
成形方法] (1)成形条件 ボードサイズ:40cm×40cm ボード厚み:15mm 設定密度:720kg/m3 木質チップ又は木質繊維の含水率及び樹種:3%、針葉
樹 製品含水率:9% マット含水率:14% 熱盤(プレス)温度:200℃ 熱盤(プレス)圧力:3MPa(面圧) 熱盤(プレス)時間:150秒
チップを用いて得られるパーティクルボード(実施例
1、2、5、比較例1、2)については、下記の1)の
方法にて作成し、木質繊維を用いて得られる中密度繊維
板(実施例3、4、比較例3、4)については、下記の
2)の方法にて作成した。 1)実施例1、2、5、比較例1、2の成形体の作成方
法 表2に記載の量の針葉樹の木質チップを撹拌羽根のつい
た容積約0.5m3 のブレンダーに投入し、そこに表2
に記載の量の有機ポリイソシアネート化合物、ワックス
エマルジョン、触媒及びマット含水率用の水の混合物
を、約5分間混合撹拌しながらスプレー塗布した。その
後、その接着剤組成物が塗布された木質チップを取り出
して、成形後の成形体の密度が設定密度になるように計
量し、下記の鉄板上に前記ボードサイズになるようにフ
ォーミングし、更に同形状の鉄板を上に載せ、前記条件
で熱圧成形した。 2)実施例3、4、比較例3、4の成形体の作成方法 表2に記載の量の針葉樹の木質チップを加圧リファイナ
ー(解繊機)を用いて、蒸解圧力=0.7MPa、蒸解
温度=150℃の条件で解繊(繊維化)した。それを配
管に通し、そこに表2に記載の量の有機ポリイソシアネ
ート化合物、ワックスエマルジョン、触媒及びマット含
水率用の水の混合物を同時に配管内に添加して、気流乾
燥機にて前記マット含水率になるまで乾燥させた。その
後、その接着剤組成物が塗布された木質繊維を取り出し
て、成形後の成形体の密度が設定密度になるように計量
し、下記のステンレススチール板上に前記ボードサイズ
になるようにフォーミング成形装置を用いてフォーミン
グし、更に同形状のステンレススチール板を上に載せ、
前記条件で熱圧成形した。
1、2の成形体の各種物性値については、JIS A−
5908に準じて測定し、実施例3、4、比較例3、4
の成形体の各種物性値については、JIS A−590
5に準じて測定し、その結果を表2に示す。 [防カビ性の評価]JIS Z 2911(カビ抵抗性
試験方法)に従って、JIS規定の5菌種混合胞子懸濁
液を用い、シャーレ内の培地上に設置した3個の縦3c
m、横3cm、高さ1cmの大きさのボードサンプルの
それぞれに前記の胞子懸濁液を0.5ml垂らした後、
密封した。28℃、99%の恒温器中で30日経過後の
ボード表面のカビの繁殖の程度を目視で判定した。全く
繁殖が見られないボードを−、完全に表面がカビの繁殖
で被覆されたボードを++として、−、+、++の3段
階で表2に示す。 [防蟻性の評価]直径9cm、深さ2cmの大きさのシ
ャーレに湿った濾紙を敷いて、その上に前記と同じ大き
さのボードサンプルを入れた。そして、そこにイエシロ
アリ20匹を入れて、20℃、65%の条件下で10日
間保管し、その後のイエシロアリによるボードサンプル
の食害被害状況(蟻道)を目視で観察した。全く食害被
害が見られないボードサンプルを−、ボード全面に食害
被害が見られるボードサンプルを++として、−、+、
++の3段階で表2に示す。 [防腐性の評価]前記の防蟻性と同様に、直径9cm、
深さ2cmの大きさのシャーレに湿った濾紙を敷いて、
その上に前記と同じ大きさのボードサンプルを入れた。
そして、そこにオオウズワラタケの菌を入れて、20
℃、65%の条件下で30日間保管し、その後のオオウ
ズワラタケによるボードサンプルの腐朽被害状況を目視
で観察した。全く腐朽被害が見られないボードサンプル
を−、ボード全面に腐朽被害が見られるボードサンプル
を++として、−、+、++の3段階で表2に示す。 [離型性の評価]ボード上下に高抗張力ステンレススチ
ール板を置き、前記成形時に離型性の確認を行い、その
結果を表2に示す。 [可使時間の測定]前記、表2の実施例1〜5、比較例
1〜4におけるA液からG液の組み合わせにより得られ
る接着剤組成物を50℃、2時間放置して、その組成物
のゲル化の有無を判定した。ゲル化したサンプルを「不
可」、流動性があってゲル化していないサンプルを
「可」と判定し、その結果を表2に示す。
Claims (8)
- 【請求項1】 有機ポリイソシアネート化合物(A)、
ヨードプロパルギルカーバメート化合物(B)、ホキシ
ム化合物(C)、ハロゲン化エーテル化合物(D)から
なるリグノセルロース系材料用接着剤組成物。 - 【請求項2】 ワックスエマルジョン(E)を更に含有
してなることを特徴とする、請求項1に記載のリグノセ
ルロース系材料用接着剤組成物。 - 【請求項3】 ワックスエマルジョン(E)が、パラフ
ィン系ワックスエマルジョンである請求項2記載のリグ
ノセルロース系材料用接着剤組成物。 - 【請求項4】 ワックスエマルジョン(E)が、モンタ
ン系ワックスエマルジョンである請求項2記載のリグノ
セルロース系材料用接着剤組成物。 - 【請求項5】 触媒(F)を更に含有してなることを特
徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のリグ
ノセルロース系材料用接着剤組成物。 - 【請求項6】 ホルマリン縮合系樹脂(G)を更に含有
してなることを特徴とする、請求項1から5のいずれか
1項に記載のリグノセルロース系材料用接着剤組成物。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項に記載の
接着剤組成物を用いたリグノセルロース系材料の熱圧成
形体。 - 【請求項8】 請求項1から6のいずれか1項に記載の
接着剤組成物を用いたリグノセルロース系材料の熱圧成
形体の製造方法。
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62236937A (ja) * | 1986-04-08 | 1987-10-17 | タキロン株式会社 | 防蟻材の施工方法 |
JPH04232004A (ja) * | 1990-06-04 | 1992-08-20 | Imperial Chem Ind Plc <Ici> | 離型剤組成物 |
JPH0847903A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-20 | Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd | 木材保存処理用組成物 |
JPH09136304A (ja) * | 1995-11-16 | 1997-05-27 | Sumitomo Chem Co Ltd | 防虫木質ボード |
JPH1142613A (ja) * | 1997-07-28 | 1999-02-16 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | リグノセルロース系物質成形体の製造方法 |
-
2000
- 2000-03-30 JP JP2000094366A patent/JP4596352B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
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