JP4697645B2 - リグノセルロース系熱圧成形体用接着剤組成物、及びそれを用いた熱圧成形体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機ポリイソシアネートとワックスエマルジョンからなるリグノセルロース系熱圧成形体用接着剤組成物、及びそれを用いた熱圧成形体の製造方法に関する。更に詳細には、リグノセルロース系材料を用いた熱圧成形体の製造において、離型性及び耐熱水性等の性能が優れた接着剤組成物及びその熱圧成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
木質チップ、木質繊維等のリグノセルロース系材料の熱圧成形体(パーティクルボード、中密度繊維板等のボード)用の接着剤として、従来、尿素樹脂、メラミン樹脂、尿素メラミン樹脂、フェノール樹脂、フェノールメラミン樹脂等のホルマリン系接着剤が使用されてきたが、最近の例えばシックハウス症候群の問題に見られるように接着剤から放出されるホルマリンを低減化させる必要が出てきた。住宅環境を改善するための前記問題に対応できる接着剤として、非ホルマリン系接着剤として有機ポリイソシアネート樹脂が、元来その構造にホルマリンを含有しないという特徴に加えて、耐熱水性等その卓越した接着特性により、使用されてきている。しかし、有機ポリイソシアネート樹脂を前記熱圧成形体用の接着剤として用いる場合、その優れた接着性のため、連続又はバッチ式プレスにて熱圧成形する際、接触する金属表面(以下、熱盤と称する。)に強固に接着するという現象が生じ、前記熱圧成形体を安定的に連続製造できないという問題点が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この熱盤との接着の問題を解決するため、離型剤(以下、外部離型剤と称する。)を熱圧前に、直接熱盤に塗布しておく方法が特開昭52−154875号公報等に提案されている。一方、このような外部離型剤の塗布方式ではなく、有機ポリイソシアネートに添加剤(以下、内部離型剤と称する。)を混合する方法が、特開昭59−205175号公報、特開昭57−113053号公報、特開平1−198572号公報等において提案されている。また、特開平4−232004号公報では、エマルジョンワックスと有機ポリイソシアネートの相溶化剤として、オルトリン酸中性エステルを添加して、リグノセルロース系材料を熱圧成形する方法が提案されているが、この方法では、常温で操作しやすい液状の、ワックスとオルトリン酸中性エステルの混合液を得ることができず、エマルジョンワックスの取扱いに問題があった。
【0004】
外部離型剤による方法では、連続した離型性を確保するためには、適宜熱盤に外部離型剤を塗布する必要があり、その塗布作業性の困難さ、煩雑さを有するという問題点がある。一方、内部離型剤による方法では、充分な離型効果を発揮させるために、多量の内部離型剤を使用する必要があり、その使用量の多さ故の物性低下という悪影響が生じることと実際の製造工程では長時間の持続性の面、及び経済性の面からも困難な点があり、現状の生産工程にそのまま適用するに至っていない。
【0005】
【問題を解決するための手段】
本発明者等は鋭意研究の結果、有機ポリイソシアネート化合物と特定の組成のワックスエマルジョンからなる接着剤組成物が、リグノセルロース系材料の熱圧成形体用の接着剤組成物として前記の諸問題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は以下の(1)〜(5)に示されるものである。
(1)有機ポリイソシアネート(A)、及び脂肪鎖の炭素数が9以上のモノカルボン酸と脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールとからなるエステル化合物であって、融点が40〜160℃であるワックス(B1)を、脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールであって数平均分子量が250〜5,000であるエチレンオキサイド重付加体である乳化剤(B2)にて乳化させた、酸価が10mgKOH/g以下であるワックスエマルジョン(B)、からなるリグノセルロース系熱圧成形体用接着剤組成物。
【0007】
(2)脂肪鎖の炭素数が9以上のモノカルボン酸が、ステアリン酸であることを特徴とする、前記(1)に記載の接着剤組成物。
【0008】
(3)脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールが、ステアリルアルコールであることを特徴とする、前記(1)又は(2)に記載の接着剤組成物。
【0009】
(4)更にホルマリン縮合系樹脂(C)を含有する、前記(1)から(3)のずれかに記載の接着剤組成物。
【0010】
(5)前記(1)から(4)のいずれかに記載の接着剤を用いることを特徴とする、リグノセルロース系熱圧成形体の製造方法。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の接着剤組成物の構成成分について説明する。
本発明に用いられる有機ポリイソシアネート(A)は、後述するワックスエマルジョン(B)への相溶性の良いタイプが好ましく、各接着剤成分の混合性やリグノセルロース系材料への塗布における作業性等を考慮すると、25℃の粘度が500mPa・s以下のものが好ましく、特に10〜400mPa・sのものが好ましい。また、(A)のイソシアネート含量は20〜35質量%が好ましく、特に28〜32質量%が好ましい。
【0012】
この有機ポリイソシアネート(A)としては、ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、MDIという)、MDIとMDI系多核縮合体との混合物(以下、ポリメリックMDIという)、液状MDI(カルボジイミド変性MDI)、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート等が挙げられる。また、イソシアネート基の一部をビウレット、アロファネート、カルボジイミド、ウレトンイミン、オキサゾリドン、アミド、イミド、イソシアヌレート、ウレトジオン等に変性したものであってもよい。これらは単独又は2種以上の混合物であってもよい。
【0013】
また、有機ポリイソシアネート(A)として、前記ポリイソシアネートと活性水素基含有化合物と反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマーも好適に使用できる。ポリイソシアネートと活性水素基含有化合物を反応させる際の、イソシアネート基と活性水素基との当量比(イソシアネート基/活性水素基)は1.5〜500が好ましく、更には2〜400の範囲が好ましい。
【0014】
前記活性水素基含有化合物の数平均分子量は32〜10,000が好ましく、特に100〜5,000が好ましい。平均官能基数は1以上が好ましく、特に1〜4が好ましい。具体的には、分子量500未満の低分子モノオール、低分子ポリオール、低分子モノアミン、低分子ポリアミン、低分子アミノアルコール、数平均分子量500以上の高分子モノオール、高分子ポリオールが挙げられる。これらは、単独又は二種以上の混合物を使用することができる。
【0015】
低分子モノオールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、オクタノール、ラウリルアルコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。
【0016】
低分子ポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、水素添加ビスフェノールA、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、蔗糖、ジグリセリン等が挙げられる。
【0017】
低分子モノアミンとしては、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、アニリン、N−メチルアニリン等が挙げられる。
【0018】
低分子ポリアミンとしては、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリレンジアミン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、ジエチルトリアミン、ジブチルトリアミン、ジプロピレントリアミン等が挙げられる。
【0019】
低分子アミノアルコールとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N−n−ブチルエタノールアミン、N−n−ブチルジエタノールアミン、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、N−(β−アミノエチル)イソプロパノールアミン等が挙げられる。
【0020】
高分子モノオールとしては、前述の低分子モノオール、低分子モノアミンのうち第2アミン、モノチオール、フェノール等の活性水素を1個有する化合物を開始剤として、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、スチレンオキサイド、テトラヒドロフラン等の環状エーテルを重付加させたポリエーテルモノオール、1個有する化合物を開始剤として、ε−カプロラクタム、γ−バレロラクトン等の環状エステルモノマーを重付加させたポリエステルモノオール等が挙げられる。
【0021】
高分子ポリオールとしては、ポリエーテルポリオール、水酸基含有アミン系ポリエーテル、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル、アジピン酸、無水フタル酸等の二塩基酸とエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリメチロールプロパン等のグリコールやトリオールとの脱水縮合反応により得られる各種ポリエステルポリオール、ε−カプロラクタム等の環状エステルモノマーの開環重合により得られるラクトン系ポリオール、ポリカーボネートポリオール、アクリル系ポリオール、ポリブタジエン系ポリオール、ノボラック樹脂やレゾール樹脂等のフェノール系ポリオール、更にはポリオール中でアクリロニトリル、スチレン等のビニル系モノマーをラジカル重合させたいわゆるポリマーポリオール等が挙げられる。
【0022】
本発明では、ポリメリックMDI、ポリメリックMDIと数平均分子量が100〜5,000の水酸基含有ポリエーテルとの反応によって得られるイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーが好ましい。このポリメリックMDIは、例えばアニリンとホルマリンとの縮合反応によって得られる縮合混合物(ポリアミン)をホスゲン化等によりアミノ基をイソシアネート基に転化することによって得られる、縮合度の異なる有機イソシアネート化合物の混合物を意味する。ポリメリックMDIの組成は、アニリンとホルマリンとの縮合時の原料組成比や反応条件、各種ポリメリックMDIの混合比等を変えることによって様々なものが得られる。また、ポリメリックMDIは、イソシアネート基への転化後の反応液、又は反応液から溶媒の除去、又は一部MDIを留出分離した缶出液、反応条件や分離条件等の異なった数種の混合物、更にMDIを添加したものであってもよい。
【0023】
最も好ましいポリメリックMDIの組成は、1分子中にイソシアネート基及びベンゼン環を各2個有する、いわゆる二核体(MDI)を20〜70質量%、1分子中にイソシアネート基及びベンゼン環を各3個以上有する、いわゆる多核体混合物を80〜30質量%含む混合物であり、好ましくは二核体を30〜60質量%及び多核体混合物を70〜40質量%含む混合物である。
【0024】
本発明におけるワックスエマルジョン(B)のその目的とするところは、熱盤との接着性を回避させるための離型剤としての効果である。ワックスエマルジョン(B)は、ワックス(B1)と乳化剤(B2)を含有するものである。ワックスエマルジョン(B)の固形分は10〜60質量%のものが好ましい。また、ワックス(B1)と乳化剤(B2)の質量比は、(B1)/(B2)=100/1〜100/40が好ましく、特に(B1)/(B2)=100/5〜100/35が好ましい。
【0025】
また、ワックスエマルジョン(B)の酸価は、エマルジョンとしての状態で10mgKOH/g以下であり、好ましくは5mgKOH/g以下である。酸価が10mgKOH/gより大きいと、(A)成分に用いられる有機ポリイソシアネートと、水ないしはリグノセルロース系材料に含まれる活性水素基との反応が阻害され、高い物性値を有する成形体が得られない。
【0026】
このワックス(B1)の融点は、40〜160℃である。ワックス(B1)の融点が40℃未満の場合では、通常の熱圧成形温度である100〜200℃の条件下で蒸発、気化しやすくなり、離型性を発揮しづらくなる。一方、融点が160℃以上の場合では、熱圧成形温度が200℃の条件下であっても成形時間内に成形体の内部の温度が必ずしもその温度まで上昇するとは限らないため、ワックス成分が成形体表面に熱移動しづらくなり、熱盤との離型性を発揮できない。また、安定なワックスエマルジョンを得ることが難しい。
【0027】
このようなワックス(B1)は、脂肪鎖の炭素数が9以上のモノカルボン酸と脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールとからなるエステル化合物である。
【0028】
脂肪鎖の炭素数が9以上のモノカルボン酸としては、カプリン酸(デカン酸)、ラウリン酸(ドデカン酸)、ミリスチン酸(テトラデカン酸)、パルミチン酸(ヘキサデカン酸)、ステアリン酸(オクタデカン酸)、ノナデカン酸、アラキジン酸(エイコサン酸)等及びその異性体が挙げられる。これらは、単独又は二種以上の混合物を使用することができる。これらの中でステアリン酸が好ましい。
【0029】
脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールとしては、ノニルアルコール(ノナノール)、デシルアルコール(デカノール)、ウンデシルアルコール(ウンデカノール)、ラウリルアルコール(ドデカノール)、トリデシルアルコール(トリデカノール)、ミリスチルアルコール(テトラデカノール)、ペンタデカノール、セチルアルコール(ヘキサデカノール)、ヘプタデカノール、ステアリルアルコール(オクタデカノール)、ノナデカノール、エイコサノール(アラキジルアルコール)等及びその異性体が挙げられる。これらは、単独又は二種以上の混合物を使用することができる。これらの中でステアリルアルコールが好ましい。
【0030】
更にワックス(B1)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による分子量において、ポリオキシプロピレングリコール(以下、PPGと称する)を用いた換算値の分子量の幅が300〜2,000であることが好ましい。ワックス(B1)中の、分子量が300未満の成分が多い場合は、通常の熱圧成形温度である100〜200℃の条件下で蒸発、気化しやすくなり、離型性を発揮しづらくなる。また、分子量が2,000を越える成分が多い場合はワックスエマルジョン(B)の安定性が悪くなるとともに有機ポリイソシアネート(A)との相溶性が低下することと、融点が相対的に高くなるため、ワックス成分が成形体表面に熱移動しづらくなり、熱盤との離型性を発揮できなくなる。
【0031】
また、更にワックス(B1)のGPCによるPPG換算の分子量において、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比がMw/Mn=0.9〜1.1のものが、分子量分布が比較的狭いために、熱圧成形時に成形体表面に熱移動しやすくなり、熱盤との離型性を発揮しやすくなるため好ましい。このような分子量分布をもたらすためには、前記のように脂肪鎖の炭素数が9以上のモノカルボン酸と脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールとの組み合わせから得られるエステル化合物が好ましい。
【0032】
本発明において、前記ワックスのエマルジョン化には乳化剤(B2)として、数平均分子量が250〜5,000で、脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールのエチレンオキサイド重付加体を用いることができる。数平均分子量が5,000より大きいと前記ワックスとの相溶性が低下するためにワックスエマルジョン(B)の液安定性が低下するだけでなく、ワックスエマルジョンの融点が高くなるため熱圧成形時に離型剤が成形体表面に熱移動しづらくなり、熱盤との離型性が悪くなる。
【0033】
本発明において、乳化剤(B2)として、数平均分子量が5,000以下で脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールのエチレンオキサイド重付加体を用いるのは、ワックスのエマルジョン化における界面活性剤的効果が大きく、更に離型性にも効果を発揮することを見いだしたためである。すなわち、脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族炭化水素構造がワックス(B1)との相溶性だけでなく熱盤との離型性の向上にも効果的であり、一方、ポリオキシエチレン構造が親水性向上に効果的のため液安定性の良いワックスエマルジョン(B)を形成することができる。
【0034】
脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールとしては、前記ワックス(B1)を構成する脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールをそのまま使用することができ、単独又は二種以上の混合物を使用することができる。
【0035】
乳化剤(B2)は、前記の脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールの単独又は混合物にエチレンオキサイドを公知の方法で付加重合することで得られる。本発明においては、特にステアリルアルコールのエチレンオキサイド重付加体で数平均分子量が320〜4,000のものがより好ましい。
【0036】
その他必要に応じて他の乳化剤、例えばポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエステル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、ポリオキシアルキレンフェニールエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンフェニルエーテルスルホン酸塩、アルキレンジスルホン酸塩、ジアルキルサクシネートスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルアリールスルホン酸塩等の化合物等を用いることが可能である。
【0037】
ホルマリン縮合系樹脂(C)としては、尿素樹脂、メラミン樹脂、尿素メラミン共縮合樹脂、フェノール樹脂、フェノールメラミン共縮合樹脂等が混合使用できる。本発明においては環境面を考慮して、(C)には低ホルマリンタイプの樹脂(縮合時のモル比が、ホルマリン/他の原料化合物=1.0〜1.1であるもの)又は尿素やアンモニア等のようなホルマリンキャッチャー剤を併用することが好ましい。(A)成分に対する(C)成分の配合比は、固形分換算の質量比で、(A)成分/(C)成分=5/95〜95/5が好ましく、特に10/90〜90/10が好ましい。
【0038】
本発明においては、得られる熱圧成形体の物性制御等を目的として、活性水素基含有化合物を併用することができる。活性水素基含有化合物としては、前述のイソシアネート基末端プレポリマーを得るのに用いられるものが挙げられる。
【0039】
更に活性水素基含有化合物として、分子内にオキシアルキレン構造を有するポリオキシアルキレンポリアミン類を挙げることができ、例えば、ポリオキシプロピレンジアミンとして、ジェファーミンD−2000(ハンツマン・スペシャリティー・ケミカルズ社製、アミン当量約1000)やポリオキシプロピレントリアミンとして、テックスリムTR−5050(ハンツマン・スペシャリティー・ケミカルズ社製、アミン当量約1930)、ジェファーミンT−403(ハンツマン・スペシャリティー・ケミカルズ社製、アミン当量約160)等が挙げられる。
【0040】
本発明には下記のような公知の触媒を用いることができる。この触媒は、前記(A)成分と(B)成分及びリグノセルロース系材料との反応硬化を促進するための触媒としても作用するものである。
【0041】
三級アミン系触媒の具体例として、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N−メチルモルホリン、N−メチルイミダゾール、1−メチルイミダゾール、1−エチルイミダゾール、1−プロピルイミダゾール、1−シアノイミダゾール、1−シアノメチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、1,4−ジメチルイミダゾール、1−メチル−2−エチルイミダゾール、1−メチル−4−エチルイミダゾール、1−エチル−2−メチルイミダゾール、1−エチル−4−メチルイミダゾール、ピリジン、α−ピコリン等の触媒が挙げられる。
【0042】
また、ポリイソシアネート組成物と反応する活性水素を有するアミン系触媒として、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N,N,N′−トリメチルアミノエチルエタノールアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルヒドロキシプロピレンジアミン等も使用することができる。
【0043】
金属系触媒の具体例としては、ジブチルチンジラウレート、ジオクチルチンジラウレート、ナフテン酸カルシウム、オクチル酸カリ、オクチル酸スズ、オクチル酸亜鉛等を挙げることができる。
【0044】
前記触媒成分の(A)成分に対する添加量は、0.1〜20質量%が好ましい。その添加量が前記下限値未満である場合には、硬化反応が不充分で、目的とした物性を有する熱圧成形体が得られにくくなる傾向があり、また前記上限値を越える場合には、硬化反応が速すぎて熱盤での熱圧までにリグノセルロース系材料が反応固化してしまい正常な熱圧成形体が得られない。
【0045】
更に本発明の接着剤組成物には、必要に応じて、セメント、高炉スラグ、石こう、炭酸カルシウム、粘土、水酸化アルミニウム、三酸化アンチモン、生石灰、消石灰、ベントナイト等の無機充填剤や、レベリング剤、難燃剤、老化防止剤、耐熱性付与剤、抗酸化剤等を適宜配合量を調整して配合することができる。
【0046】
続いてリグノセルロース系熱圧成形体の製造方法について説明する。
リグノセルロース系熱圧成形体は、リグノセルロース系材料に上記接着剤組成物を塗布し、加熱圧縮することによって得られる。
【0047】
本発明によって得られるリグノセルロース系熱圧成形体としては、パーティクルボード、オリエンテッドストランドボード(OSB)、ウェイファーボード、ラミネーテッドベニアランバー(LVL)、ラミネーテッドストランドランバー(LSL)、パラレルストランドランバー(PSL)等に使用される木質削片であるストランドチップ、ダストチップ、フレークチップや、ハードボード、中密度繊維板(MDF)、インシュレーションボード等が挙げられる。
【0048】
本発明に用いられるリグノセルロース系材料としては、ファイバー、コーリャン茎、バガス、籾殻、麻、わら、い草、あし、椰子の実や樹、ゴムの樹、とうもろこし、おがくず等が挙げられる。これらは単独で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
【0049】
リグノセルロース系材料に対する接着剤組成物の配合量(固形分換算の質量比)は、リグノセルロース系材料:有機ポリイソシアネート:ワックスエマルジョン=100:5〜20:0.5〜10である。
【0050】
最初に、リグノセルロース系材料に前述の接着剤組成物を塗布する。この塗布方法としては、有機ポリイソシアネート(A)、ワックスエマルジョン(B)、ホルマリン縮合系樹脂(C)、及び必要に応じて触媒等は、前記各種リグノセルロース系材料に塗布する直前に混合して使用するか、又は各成分を別々に塗布して使用する。このとき、水を加えた混合系であってもよい。
【0051】
連続ラインで製造するときは、有機ポリイソシアネート(A)以外の成分をあらかじめ混合しておいた予備混合物を、スタティックミキサーで有機ポリイソシアネート(A)と連続的に混合してから、リグノセルロース系材料に塗布する。その後、接着剤組成物を塗布したら、熱盤上にフォーミングして、熱圧する。この熱圧条件は公知の成形条件であれば全て適用できる。好ましい熱圧条件は、温度:100〜250℃、圧力:1〜10MPa、時間(厚さ1mm当たり):6〜30秒であり、更には温度:150〜230℃、圧力:2〜5MPa、時間(厚さ1mm当たり):6〜25秒が特に好ましい。
【0052】
【発明の効果】
このように本発明の接着剤組成物、あるいはそれを用いた熱圧成形体の製造方法を用いることにより、木質チップ、木質繊維等のリグノセルロース系材料の熱圧成形時に、熱盤表面との接着を防ぐことができるだけでなく、物性面でも優れたリグノセルロース系材料の熱圧成形体を得ることができる。
【0053】
【実施例】
次に、本発明のリグノセルロース系熱圧成形体用接着剤組成物及びそれを用いた製造方法を、実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0054】
実施例1
[A液の合成]
攪拌機、温度計、冷却器及び窒素ガス導入管のついた、容量が2,000mlの反応器を用いて、表1に示す原料の種類・量を仕込んだ後、80℃まで昇温して3時間反応させて、有機ポリイソシアネートA1〜A5を合成した。合成結果も表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【0057】
[接着剤組成物の調製]
上記、表1により得られた有機ポリイソシアネートA1〜A5と下記に示すワックスエマルジョン等を組み合わせてリグノセルロース系材料用接着剤組成物を調整した。その各接着剤組成物の仕込み量、評価結果を表2に示す。
なお、比較例1は、離型性を付与するための外部離型剤を用いなかったため成形体が熱盤に非常に強固に接着したため、物性評価はできなかった。
【0058】
【表2】
【0059】
[実施例1〜4、比較例1〜4]
[B成分]
ワックスエマルジョンP:
酸価=3mgKOH/g
固形分=30%
ワックス(B1):ステアリン酸とラウリルアルコールとのエステル化合物
数平均分子量=480
重量平均分子量/数平均分子量=1.02
融点=46℃
乳化剤(B2):セチルアルコールのエチレンオキサイド重付加体
数平均分子量=2,000
(B1):(B2)=100:20
【0060】
ワックスエマルジョンQ:
酸価=1mgKOH/g
固形分=30%
ワックス(B1):ステアリン酸とステアリルアルコールとのエステル化合物
数平均分子量=560
重量平均分子量/数平均分子量=1.01
融点=52℃
乳化剤(B2):ステアリルアルコールのエチレンオキサイド重付加体
数平均分子量=1,200
(B1):(B2)=100:25
【0061】
ワックスエマルジョンR:モンタン酸系のワックスエマルジョン
酸価=12mgKOH/g
固形分=30%
ワックス(B1)
数平均分子量=3,000
重量平均分子量/数平均分子量=1.36
融点=58℃
乳化剤(B2)
ジエチルサクシネートスルホン酸塩
(B1):(B2)=100:20
【0062】
なお、ワックスエマルジョンP、Q、Rにおける各種分子量データは、PPG換算のGPCによる。
【0063】
[C成分]
樹脂M:尿素メラミン共縮合樹脂(モル比=1.05、固形分=50%)
[触媒]
触媒S:トリエチレンジアミンのジプロピレングリコール溶液(固形分=33%)
【0064】
[リグノセルロース系材料の熱圧成形体の成形方法]
(1)成形条件
ボードサイズ:40cm×40cm
ボード厚み:15mm
設定密度:0.720g/cm3
木質チップ又は木質繊維の含水率及び樹種:3%、針葉樹
製品含水率:9%
マット含水率:16%
熱盤(プレス)温度:160℃
熱盤(プレス)圧力:30kg/cm2(面圧)
熱盤(プレス)時間:150秒
【0065】
(2)成形方法
表2に記載の熱圧成形体の作成について、木質チップを用いて得られるパーティクルボード(実施例1、3及び比較例1、2)については、下記の(イ)の方法にて作成し、木質繊維を用いて得られる中密度繊維板(実施例2、4及び比較例3、4)については、下記の(ロ)の方法にて作成した。
(イ)実施例1、3及び比較例1、2の熱圧成形体の作成方法
表2に記載の量の針葉樹の木質チップを撹拌羽根のついた容積約0.5m3 のブレンダーに投入し、そこに表2に記載の量の有機ポリイソシアネート化合物とワックスエマルジョンとアミン触媒及びマット含水率用の水の混合物を、約10分間混合撹拌しながらスプレー塗布した。その後、その接着剤組成物が塗布された木質チップを取り出して、成形後の熱圧成形体の密度が設定密度になるように計量し、下記の鉄板上に前記ボードサイズになるようにフォーミングし、更に同形状の鉄板を上に載せ、前記条件で熱圧成形した。
【0066】
(ロ)実施例2、4及び比較例3、4の熱圧成形体の作成方法
表2に記載の量の針葉樹の木質チップを加圧リファイナーを用いて、蒸解圧力=0.7MPa、蒸解温度=120℃の条件で解繊(繊維化)した。それを配管に通し、そこに表2に記載の量の有機ポリイソシアネート化合物とワックスエマルジョンとアミン触媒及びマット含水率用の水の混合物をスプレーした後、引き続き配管を通すことにより、前記マット含水率になるまで乾燥させた。その後、その接着剤組成物が塗布された木質繊維を取り出して、成形後の熱圧成形体の密度が設定密度になるように計量し、下記の鉄板上に前記ボードサイズになるようにフォーミング成形装置を用いてフォーミングし、更に同形状の鉄板を上に載せ、前記条件で熱圧成形した。
【0067】
[離型性の確認]
ボード上下に日本テストパネル製の鉄板(SPCC−SB)を置き、前記成形時に離型性の確認を行った。
[物性測定]
表2の実施例1、3及び比較例1、2の熱圧成形体の各種物性値については、JIS−A5908に準じて測定し、実施例2、4及び比較例3、4の熱圧成形体の各種物性値については、JIS−A5905に準じて測定した。
【0068】
表2から示されるように、本発明の接着剤組成物を用いたリグノセルロース系熱圧成形体は、良好な物性、生産性を示した。しかし、比較例においては、生産性が低く、また、得られたリグノセルロース系熱圧成形体の物性も低いものであった。
Claims (5)
- 有機ポリイソシアネート(A)、及び脂肪鎖の炭素数が9以上のモノカルボン酸と脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールとからなるエステル化合物であって、融点が40〜160℃であるワックス(B1)を、脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールであって数平均分子量が250〜5,000であるエチレンオキサイド重付加体である乳化剤(B2)にて乳化させた、酸価が10mgKOH/g以下であるワックスエマルジョン(B)、からなるリグノセルロース系熱圧成形体用接着剤組成物。
- 脂肪鎖の炭素数が9以上のモノカルボン酸が、ステアリン酸であることを特徴とする、請求項1に記載の接着剤組成物。
- 脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールが、ステアリルアルコールであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の接着剤組成物。
- 更にホルマリン縮合系樹脂(C)を含有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の接着剤組成物。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載の接着剤を用いることを特徴とする、リグノセルロース系熱圧成形体の製造方法。
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