JP2003082323A - リグノセルロース系熱圧成形体用接着剤組成物、及びそれを用いた熱圧成形体の製造方法 - Google Patents

リグノセルロース系熱圧成形体用接着剤組成物、及びそれを用いた熱圧成形体の製造方法

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JP2003082323A
JP2003082323A JP2001277459A JP2001277459A JP2003082323A JP 2003082323 A JP2003082323 A JP 2003082323A JP 2001277459 A JP2001277459 A JP 2001277459A JP 2001277459 A JP2001277459 A JP 2001277459A JP 2003082323 A JP2003082323 A JP 2003082323A
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Mitsuhiro Yoshida
光宏 吉田
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Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵安定性に優れ、リグノセルロース系材料
を用いた熱圧成形体の製造において、特に低ホルマリン
系樹脂との組み合わせにおいて硬化性及び耐熱水性等の
性能が優れた接着剤組成物及びその熱圧成形体の製造方
法を提供する。 【解決手段】 有機ポリイソシアネート(A)及び20
℃の水に対する溶解度が40g/100ml以上のカル
ボン酸(B)を含有することを特徴とするリグノセルロ
ース系熱圧成形体用接着剤組成物、及びそれを用いた熱
圧成形体の製造方法により解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機ポリイソシア
ネートとカルボン酸を含有するリグノセルロース系熱圧
成形体用接着剤組成物、及びそれを用いた熱圧成形体の
製造方法に関する。更に詳細には、貯蔵安定性に優れ、
リグノセルロース系材料を用いた熱圧成形体の製造にお
いて、特に低ホルマリン系樹脂との組み合わせにおい
て、硬化性及び耐熱水性等の性能が優れた接着剤組成物
及びその熱圧成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】木質チップ、木質繊維等のリグノセルロ
ース系材料の熱圧成形体(パーティクルボード、中密度
繊維板等のボード)用の接着剤として、従来、尿素樹
脂、メラミン樹脂、尿素メラミン樹脂、フェノール樹
脂、フェノールメラミン樹脂等のホルマリン系接着剤が
使用されてきたが、最近の例えばシックハウス症候群の
問題に見られるように接着剤から放出されるホルマリン
を低減化させる必要が出てきた。そのため、ホルマリン
系接着剤は、低ホルマリン(ホルムアルデヒドの過剰率
が少ないタイプ、即ち縮合時の「ホルマリン/他の原料
化合物」のモル比ができるだけ1に近い)タイプや、尿
素やアンモニア等のようなホルマリンキャッチャー剤を
併用する技術が使用されている。
【0003】一方で、住宅環境を根本的に改善するため
の接着剤として、ポリイソシアネート樹脂が、ホルマリ
ンを含有しないという特徴に加えて、耐熱水性等その卓
越した接着特性により、使用されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、低ホルマリン
系接着剤による方法、ホルマリンキャッチャー剤を併用
する方法、ポリイソシアネート樹脂による方法には、そ
れぞれ以下のような問題点があった。
【0005】低ホルマリン系接着剤を用いる方法は、従
来の高モル比タイプ(ホルムアルデヒド/他の原料化合
物のモル比が少なくとも2以上のタイプ)に比べて高粘
度であり、硬化性も劣るという欠点があった。
【0006】また、ホルマリンキャッチャー剤を併用す
る方法についても物性低下を来たすため最善の方法では
なかった。
【0007】イソシアネートを用いる方法は、ホルマリ
ン系接着剤との比較ではイソシアネート系接着剤の価格
が高く経済性の面から困難な面があるだけでなく、熱盤
への付着防止のため離型剤を使用する必要があり、作業
性の面でもホルマリン系接着剤に比べて劣っていた。
【0008】
【問題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究の
結果、有機ポリイソシアネートと、特定のカルボン酸、
及びホルマリン系接着剤からなる接着剤組成物が、リグ
ノセルロース系材料の熱圧成形体用の接着剤組成物とし
て前記の諸問題を解決できることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は以下の(1)〜(4)
に示されるものである。 (1) 有機ポリイソシアネート(A)、及び20℃の
水に対する溶解度が40g/100ml以上のカルボン
酸(B)、を含有することを特徴とするリグノセルロー
ス系熱圧成形体用接着剤組成物。
【0010】(2) 更にワックスエマルジョン(C)
を含有する、前記(1)に記載の接着剤組成物。
【0011】(3) 更にホルマリン縮合系樹脂(D)
を含有する、前記(1)又は(2)に記載の接着剤組成
物。
【0012】(4) 前記(1)から(3)のいずれか
1項に記載の接着剤を用いることを特徴とする、リグノ
セルロース系熱圧成形体の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の接着剤組成物の構
成成分について説明する。この有機ポリイソシアネート
(A)は、1分子中にベンゼン環を2個有するジフェニ
ルメタンジイソシアネート(以下、MDIという)と1
分子中にベンゼン環を3個以上有するジフェニルメタン
ジイソシアネート系多核縮合体との混合物(以下、ポリ
メリックMDIという)が主成分(=有機ポリイソシア
ネート中、MDIやポリメリックMDIが50質量%以
上を占める)が好ましく、その他のイソシアネートを添
加してもよい。
【0014】また、後述するように、本発明に用いるこ
とのできる有機ポリイソシアネート(A)は、当量比
(イソシアネート基/活性水素基)で過剰のMDI、ポ
リメリックMDI、又はそれらの混合物と、活性水素基
含有化合物とを反応させて得られるイソシアネート基末
端プレポリマーも好適に使用できる。ポリイソシアネー
トと活性水素基含有化合物を反応させる際の、イソシア
ネート基と活性水素基との当量比(イソシアネート基/
活性水素基)は2〜500が好ましく、更には5〜40
0の範囲が好ましい。また、このプレポリマーにおいて
もポリメリックMDIの合計量が50質量%以上占める
ことが好ましい。
【0015】添加してもよいイソシアネートとしては、
液状MDI(カルボジイミド変性MDI)、トリレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリメ
チレンキシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ナフタ
レンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート等
が挙げられる。また、イソシアネート基の一部をビウレ
ット、アロファネート、カルボジイミド、ウレトンイミ
ン、オキサゾリドン、アミド、イミド、イソシアヌレー
ト、ウレトジオン等に変性したものであってもよい。こ
れらは単独又は2種以上の混合物であってもよい。
【0016】前記活性水素基含有化合物の数平均分子量
は32〜10,000が好ましく、特に100〜5,0
00が好ましい。平均官能基数は1以上が好ましく、特
に1〜4が好ましい。具体的には、分子量500未満の
低分子モノオール、低分子ポリオール、低分子モノアミ
ン、低分子ポリアミン、低分子アミノアルコール、数平
均分子量500以上の高分子モノオール、高分子ポリオ
ールが挙げられる。これらは、単独又は二種以上の混合
物を使用することができる。
【0017】低分子モノオールとしては、メタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール、オクタノー
ル、ラウリルアルコール、エチレングリコールモノブチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル
等が挙げられる。
【0018】低分子ポリオールとしては、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ
ール、ジプロピレングリコール、1,2−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサン−1,
4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノー
ル、水素添加ビスフェノールA、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、蔗糖、ジグリセリン等が挙げられる。
【0019】低分子モノアミンとしては、エチルアミ
ン、プロピルアミン、ブチルアミン、ジエチルアミン、
ジブチルアミン、アニリン、N−メチルアニリン等が挙
げられる。
【0020】低分子ポリアミンとしては、テトラメチレ
ンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリレンジアミ
ン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、3,3′−
ジメチル−4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ン、ジエチルトリアミン、ジブチルトリアミン、ジプロ
ピレントリアミン等が挙げられる。
【0021】低分子アミノアルコールとしては、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジエ
タノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N−n
−ブチルエタノールアミン、N−n−ブチルジエタノー
ルアミン、N−(β−アミノエチル)エタノールアミ
ン、N−(β−アミノエチル)イソプロパノールアミン
等が挙げられる。
【0022】高分子モノオールとしては、前述の低分子
モノオール、低分子モノアミンのうち第二アミン、モノ
チオール、フェノール等の活性水素を1個有する化合物
を開始剤として、エチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイド、スチレンオキサイド、テトラヒドロフラン等の
環状エーテルを重付加させたポリエーテルモノオール、
活性水素を1個有する化合物を開始剤として、ε−カプ
ロラクタム、γ−バレロラクトン等の環状エステルモノ
マーを重付加させたポリエステルモノオール等が挙げら
れる。
【0023】高分子ポリオールとしては、ポリエーテル
ポリオール、水酸基含有アミン系ポリエーテル、ポリオ
キシエチレンモノアルキルエーテル、アジピン酸、無水
フタル酸等の二塩基酸とエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリメチロールプロパン等のグリコール
やトリオールとの脱水縮合反応により得られる各種ポリ
エステルポリオール、ε−カプロラクタム等の環状エス
テルモノマーの開環重合により得られるラクトン系ポリ
オール、ポリカーボネートポリオール、アクリル系ポリ
オール、ポリブタジエン系ポリオール、ノボラック樹脂
やレゾール樹脂等のフェノール系ポリオール、更にはポ
リオール中でアクリロニトリル、スチレン等のビニル系
モノマーをラジカル重合させたいわゆるポリマーポリオ
ール等が挙げられる。
【0024】本発明では、ポリメリックMDI、ポリメ
リックMDIと数平均分子量が100〜5,000の水
酸基含有ポリエーテルとの反応によって得られるイソシ
アネート基末端ウレタンプレポリマーが好ましい。この
ポリメリックMDIは、例えばアニリンとホルマリンと
の縮合反応によって得られる縮合混合物(ポリアミン)
をホスゲン化等によりアミノ基をイソシアネート基に転
化することによって得られる、縮合度の異なる有機イソ
シアネート化合物の混合物を意味する。ポリメリックM
DIの組成は、アニリンとホルマリンとの縮合時の原料
組成比や反応条件、各種ポリメリックMDIの混合比等
を変えることによって様々なものが得られる。また、ポ
リメリックMDIは、イソシアネート基への転化後の反
応液、又は反応液から溶媒の除去、又は一部MDIを留
出分離した缶出液、反応条件や分離条件等の異なった数
種の混合物、更にMDIを添加したものであってもよ
い。
【0025】最も好ましいポリメリックMDIの組成
は、1分子中にイソシアネート基及びベンゼン環を各2
個有する、いわゆる二核体(前記で述べたMDI)を2
0〜70質量%、1分子中にイソシアネート基及びベン
ゼン環を各3個以上有する多核縮合体を80〜30質量
%含む混合物であり、好ましくは二核体を30〜60質
量%、多核縮合体を70〜40質量%含む混合物であ
る。
【0026】本発明に用いられる有機ポリイソシアネー
ト(A)は、後述するカルボン酸(B)への相溶性の良
いタイプが好ましく、各接着剤成分の混合性やリグノセ
ルロース系材料への塗布における作業性等を考慮する
と、25℃の粘度が500mPa・s以下のものが好ま
しく、特に10〜400mPa・sのものが好ましい。
また、(A)のイソシアネート含量は20〜35質量%
が好ましく、特に28〜32質量%が好ましい。
【0027】有機ポリイソシアネートへ溶剤や可塑剤を
添加してもよいが、作業環境や環境ホルモンの観点から
と、高イソシアネート含量が求められている観点から、
添加しないほうが好ましい。
【0028】本発明に用いられるカルボン酸(B)のそ
の目的とするところは、低ホルマリン系樹脂の硬化性向
上にある。従来ホルマリン系樹脂の硬化剤として使用さ
れてきた塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム等は、低
ホルマリン系樹脂の場合には、硬化性が不足する場合が
多い。更に、カルボン酸はイソシアネート基の反応性を
抑制する効果があるため、前記有機ポリイソシアネート
(A)にあらかじめ配合しておくことにより、イソシア
ネート基の熱圧成形前での系内に存在する水分等の活性
水素化合物による失活(イソシアネート基の反応による
消費)を抑えることができ、配合量通りの有機ポリイソ
シアネートが物性発現に貢献できるだけでなく、有機ポ
リイソシアネートそのものの製品としての安定性(貯蔵
安定性)が向上する効果が得られる。
【0029】本発明に用いられるカルボン酸(B)は、
20℃の水に対する溶解度が40g/100ml以上、
好ましくは50g/100ml以上のものである。溶解
度が下限未満の場合は、本発明に規定する接着剤組成物
において、配合したカルボン酸が析出して不均一系とな
り、生産工程上安定した接着強度を発現できなくなると
ともに、組み合わせて使用するホルマリン縮合系樹脂
(D)の硬化性も悪くなるため好ましくない。
【0030】具体的には、ギ酸、酢酸、シュウ酸、マロ
ン酸、乳酸、クエン酸等が挙げられる。これらの中で
は、臭気等を考慮すると、20℃の蒸気圧が1kPa以
上のものが好ましい。
【0031】また、本発明には熱盤との接着性を回避さ
せるためのワックスエマルジョン(C)を用いることが
できる。換言すればワックスエマルジョン(C)は、熱
盤との離型性を発現させるための効果を有し、ワックス
(C1)と乳化剤(C2)を含有するものである。ワッ
クスエマルジョン(C)の固形分は10〜60質量%の
ものが好ましい。また、ワックス(C1)と乳化剤(C
2)の質量比は、(C1)/(C2)=100/1〜1
00/30が好ましく、特に(C1)/(C2)=10
0/5〜100/25が好ましい。
【0032】このワックス(C1)の融点は、40〜1
00℃であり、更に好ましくは40〜80℃である。ワ
ックス(C1)の融点が40℃未満の場合では、通常の
熱圧成形温度である100〜200℃の条件下で蒸発、
気化しやすくなり、離型性を発揮しづらくなる。一方、
融点が100℃以上の場合では、熱圧成形温度が200
℃の条件下であっても成形時間内に成形体の内部の温度
が必ずしもその温度まで上昇するとは限らないため、ワ
ックス成分が成形体表面に熱移動しづらくなり、熱盤と
の離型性を発揮できない。また、安定なワックスエマル
ジョンを得ることが難しい。
【0033】更にワックス(C1)は、ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(以下、GPCという)によ
る分子量において、ポリオキシプロピレングリコール
(以下、PPGという)を基準物質として換算した分子
量分布の幅が100〜2,000であることが好まし
い。ワックス(C1)中の、分子量が100未満の成分
が多い場合は、通常の熱圧成形温度である100〜20
0℃の条件下で蒸発、気化しやすくなり、離型性を発揮
しづらくなる。また、分子量が4,000を越える成分
が多い場合はワックスエマルジョン(C)の安定性が悪
くなるとともに有機ポリイソシアネート(A)との相溶
性が低下することと、融点が相対的に高くなるため、ワ
ックス成分が成形体表面に熱移動しづらくなり、熱盤と
の離型性を発揮できなくなる。
【0034】このようなワックス(C1)は、脂肪鎖の
炭素数が9以上のモノカルボン酸と脂肪鎖の炭素数が9
以上の脂肪族モノアルコールとからなるエステル化合物
である。
【0035】脂肪鎖の炭素数が9以上のモノカルボン酸
としては、カプリン酸(デカン酸)、ラウリン酸(ドデ
カン酸)、ミリスチン酸(テトラデカン酸)、パルミチ
ン酸(ヘキサデカン酸)、ステアリン酸(オクタデカン
酸)、ノナデカン酸、アラキジン酸(エイコサン酸)等
及びその異性体が挙げられる。これらは単独又は二種以
上の混合物を使用することができる。これらの中でステ
アリン酸が好ましい。
【0036】脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアル
コールとしては、ノニルアルコール(ノナノール)、デ
シルアルコール(デカノール)、ウンデシルアルコール
(ウンデカノール)、ラウリルアルコール(ドデカノー
ル)、トリデシルアルコール(トリデカノール)、ミリ
スチルアルコール(テトラデカノール)、ペンタデカノ
ール、セチルアルコール(ヘキサデカノール)、ヘプタ
デカノール、ステアリルアルコール(オクタデカノー
ル)、ノナデカノール、エイコサノール(アラキジルア
ルコール)等及びその異性体が挙げられる。これらは、
単独又は二種以上の混合物を使用することができる。こ
れらの中でステアリルアルコールが好ましい。
【0037】また、更にワックス(C1)のGPCによ
るPPG換算の分子量において、重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)との比がMw/Mn=0.
9〜1.1のものが、分子量分布が比較的狭いために、
熱圧成形時に成形体表面に熱移動しやすくなり、熱盤と
の離型性を発揮しやすくなるため好ましい。このような
分子量分布をもたらすためには、前記のように脂肪鎖の
炭素数が9以上のモノカルボン酸と脂肪鎖の炭素数が9
以上の脂肪族モノアルコールとの組み合わせから得られ
るエステル化合物が好ましい。
【0038】前記ワックスのエマルジョン化に用いられ
る乳化剤(C2)は、前記と同様にPPG換算のGPC
による数平均分子量が250〜5,000であることが
好ましい。数平均分子量が5,000より大きいと前記
ワックスとの相溶性が低下するためにワックスエマルジ
ョン(C)の液安定性が低下するだけでなく、ワックス
エマルジョンの融点が高くなるため熱圧成形時に離型剤
が成形体表面に熱移動しづらくなり、熱盤との離型性が
悪くなる。
【0039】乳化剤(C2)は、脂肪鎖の炭素数が9以
上の脂肪族モノアルコールのエチレンオキサイド重付加
体を用いるのは、ワックスのエマルジョン化における界
面活性剤的効果が大きく、更に離型性にも効果を発揮す
ることを見いだしたためである。すなわち、脂肪鎖の炭
素数が9以上の脂肪族炭化水素構造がワックス(C1)
との相溶性だけでなく熱盤との離型性の向上にも効果的
であり、一方、ポリオキシエチレン構造が親水性向上に
効果的のため液安定性の良いワックスエマルジョン
(C)を形成することができる。
【0040】脂肪鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアル
コールとしては、前記ワックス(C1)を構成する脂肪
鎖の炭素数が9以上の脂肪族モノアルコールをそのまま
使用することができ、単独又は二種以上の混合物を使用
することができる。
【0041】乳化剤(C2)は、前記の脂肪鎖の炭素数
が9以上の脂肪族モノアルコールの単独又は混合物にエ
チレンオキサイドを公知の方法で付加重合することで得
られる。本発明においては、特にステアリルアルコール
のエチレンオキサイド重付加体で数平均分子量が320
〜4,000のものがより好ましい。
【0042】その他必要に応じて他の乳化剤、例えばポ
リオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアル
キレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシアルキレン
アルキルエステル、ポリオキシアルキレンアルキルアミ
ン、ポリオキシアルキレンフェニールエーテル、ポリオ
キシアルキレンアルキルエーテルスルホン酸塩、ポリオ
キシアルキレンフェニルエーテルスルホン酸塩、アルキ
レンジスルホン酸塩、ジアルキルサクシネートスルホン
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルアリ
ールスルホン酸塩等の化合物等を用いることが可能であ
る。
【0043】ホルマリン縮合系樹脂(D)としては、尿
素樹脂、メラミン樹脂、尿素メラミン共縮合樹脂、フェ
ノール樹脂、フェノールメラミン共縮合樹脂等が混合使
用できる。本発明においては環境面を考慮して、(D)
には低ホルマリンタイプの樹脂(縮合時のモル比が、ホ
ルマリン/他の原料化合物=1.0〜1.1であるも
の)が好ましい。また、尿素やアンモニア等のようなホ
ルマリンキャッチャー剤を併用することできる。(A)
成分に対する(D)成分の配合比は、固形分換算の質量
比で、(A)成分/(D)成分=5/95〜95/5が
好ましく、特に10/90〜90/10が好ましい。
【0044】本発明においては、得られる熱圧成形体の
物性制御等を目的として、活性水素基含有化合物を併用
することができる。活性水素基含有化合物としては、前
述のイソシアネート基末端プレポリマーを得るのに用い
られるものが挙げられる。
【0045】更に活性水素基含有化合物として、分子内
にオキシアルキレン構造を有するポリオキシアルキレン
ポリアミン類を挙げることができ、例えば、ポリオキシ
プロピレンジアミンとして、ジェファーミンD−200
0(ハンツマン・スペシャリティー・ケミカルズ社製、
アミン当量約1,000)やポリオキシプロピレントリ
アミンとして、テックスリムTR−5050(ハンツマ
ン・スペシャリティー・ケミカルズ社製、アミン当量約
1,930)、ジェファーミンT−403(ハンツマン
・スペシャリティー・ケミカルズ社製、アミン当量約1
60)等が挙げられる。
【0046】本発明には下記のような公知の触媒を用い
ることができる。この触媒は、前記(A)成分と(D)
成分及びリグノセルロース系材料との反応硬化を促進す
るための触媒としても作用するものである。
【0047】三級アミン系触媒の具体例として、トリエ
チルアミン、トリエチレンジアミン、N−メチルモルホ
リン、N−メチルイミダゾール、1−メチルイミダゾー
ル、1−エチルイミダゾール、1−プロピルイミダゾー
ル、1−シアノイミダゾール、1−シアノメチルイミダ
ゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、1,4−ジメ
チルイミダゾール、1−メチル−2−エチルイミダゾー
ル、1−メチル−4−エチルイミダゾール、1−エチル
−2−メチルイミダゾール、1−エチル−4−メチルイ
ミダゾール、ピリジン、α−ピコリン等の触媒が挙げら
れる。
【0048】また、ポリイソシアネート組成物と反応す
る活性水素を有するアミン系触媒として、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、N,N,N′−トリメチルアミノエチルエタノール
アミン、N,N,N′,N′−テトラメチルヒドロキシ
プロピレンジアミン等も使用することができる。
【0049】金属系触媒の具体例としては、ジブチルチ
ンジラウレート、ジオクチルチンジラウレート、ナフテ
ン酸カルシウム、オクチル酸カリ、オクチル酸スズ、オ
クチル酸亜鉛等を挙げることができる。
【0050】前記触媒成分の(A)成分に対する添加量
は、0.1〜20質量%が好ましい。その添加量が前記
下限値未満である場合には、硬化反応が不充分で、目的
とした物性を有する熱圧成形体が得られにくくなる傾向
があり、また前記上限値を越える場合には、硬化反応が
速すぎて熱盤での熱圧までにリグノセルロース系材料が
反応固化してしまい正常な熱圧成形体が得られない。
【0051】更に本発明の接着剤組成物には、必要に応
じて、セメント、高炉スラグ、石こう、炭酸カルシウ
ム、粘土、水酸化アルミニウム、三酸化アンチモン、生
石灰、消石灰、ベントナイト等の無機充填剤や、レベリ
ング剤、難燃剤、老化防止剤、耐熱性付与剤、抗酸化剤
等を適宜配合量を調整して配合することができる。
【0052】続いてリグノセルロース系熱圧成形体の製
造方法について説明する。リグノセルロース系熱圧成形
体は、リグノセルロース系材料に上記接着剤組成物を塗
布し、加熱圧縮することによって得られる。
【0053】本発明によって得られるリグノセルロース
系熱圧成形体としては、パーティクルボード、オリエン
テッドストランドボード(OSB)、ウェイファーボー
ド、ラミネーテッドベニアランバー(LVL)、ラミネ
ーテッドストランドランバー(LSL)、パラレルスト
ランドランバー(PSL)等や、ハードボード、中密度
繊維板(MDF)、インシュレーションボード等が挙げ
られる。
【0054】本発明に用いられるリグノセルロース系材
料としては、木質系のチップ、ストランドチップ、ダス
トチップ、フレークチップや繊維(ファイバー)、コー
リャン茎、バガス、籾殻、麻、わら、い草、あし、椰子
の実や樹、ゴムの樹、とうもろこし、おがくず等が挙げ
られる。これらは単独で使用してもよいし、二種類以上
を組み合わせて使用してもよい。
【0055】リグノセルロース系材料に対する接着剤組
成物の配合量(固形分換算の質量比)は、リグノセルロ
ース系材料:接着剤(有機ポリイソシアネート単独又は
ホルマリン縮合系樹脂との混合系):ワックスエマルジ
ョン=100:5〜20:0.5〜10である。
【0056】最初に、リグノセルロース系材料に前述の
接着剤組成物を塗布する。この塗布方法としては、カル
ボン酸(B)を配合した有機ポリイソシアネート
(A)、ワックスエマルジョン(C)、ホルマリン縮合
系樹脂(D)、及び必要に応じて触媒等は、前記各種リ
グノセルロース系材料に塗布する直前に混合して使用す
るか、又は各成分を別々に塗布して使用する。このと
き、水を加えた混合系であってもよい。
【0057】連続ラインで製造するときは、有機ポリイ
ソシアネート(A)以外の成分をあらかじめ混合してお
いた予備混合物を、スタティックミキサーで有機ポリイ
ソシアネート(A)と連続的に混合してから、リグノセ
ルロース系材料に塗布する。その後、接着剤組成物を塗
布したら、熱盤上にフォーミングして、熱圧する。この
熱圧条件は公知の成形条件であれば全て適用できる。好
ましい熱圧条件は、温度:100〜250℃、圧力:1
〜10MPa、時間(厚さ1mm当たり):6〜30秒
であり、更には温度:150〜230℃、圧力:2〜5
MPa、時間(厚さ1mm当たり):6〜25秒が特に
好ましい。
【0058】
【発明の効果】このように本発明の接着剤組成物、ある
いはそれを用いた熱圧成形体の製造方法により、木質チ
ップ、木質繊維等のリグノセルロース系材料の熱圧成形
時に、熱盤による熱圧成形以前に失活を抑え、配合量通
りの有機ポリイソシアネートが物性発現に貢献できるだ
けでなく、有機ポリイソシアネートそのものの製品とし
ての安定性(貯蔵安定性)が向上する効果が得られる。
そして、ワックスエマルジョン(C)を用いることによ
り表面との接着を防ぐことができるだけでなく、物性面
でも優れたリグノセルロース系材料の熱圧成形体を得る
ことができる。
【0059】
【実施例】次に、本発明のリグノセルロース系熱圧成形
体用接着剤組成物及びそれを用いた製造方法を、実施例
に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施
例のみに限定されるものではない。
【0060】実施例1 [A液の合成]攪拌機、温度計、冷却器及び窒素ガス導
入管のついた、容量が1m3 の反応器に、有機ポリイソ
シアネート、変性剤を仕込み、80℃で3時間反応させ
た。その後、カルボン酸を添加し、60℃で2時間混合
してポリイソシアネートA1〜A5を合成した。なお、
表1に合成結果を示す。
【0061】
【表1】
【0062】 [A液合成原料] PMDI−1 :ポリメリックMDI イソシアネート含量=31.1% ポリメリックMDI中のMDI含有量=42% MDI中の4,4′−MDI含有量=99% PMDI−2 :ポリメリックMDI イソシアネート含量=30.1% ポリメリックMDI中のMDI含有量=30% MDI中の4,4′−MDI含有量=100% PPG−200 :ポリ(オキシプロピレン)ポリオール 数平均分子量=200 平均官能基数=2 PEG−2000:ポリ(オキシエチレン)ポリオール 数平均分子量=2,000 平均官能基数=2 MPEG−700:メトキシポリエチレングリコール 数平均分子量=700 平均官能基数=1
【0063】[接着剤組成物の調製]上記、表1により
得られた有機ポリイソシアネートA1〜A5と下記に示
すワックスエマルジョン等を組み合わせてリグノセルロ
ース系材料用接着剤組成物を調整した。その各接着剤組
成物の仕込み量、評価結果を表2に示す。なお、比較例
1は、離型性を付与させる外部離型剤を用いなかったた
め成形体が熱盤に非常に強固に接着したため、物性評価
はできなかった。
【0064】
【表2】
【0065】 [実施例1〜4、比較例1〜4] B成分 クエン酸 :溶解度=59g/100ml 乳酸 :溶解度=水に任意の割合で溶解する 塩化アンモニウム:溶解度=28g/100ml オレイン酸 :溶解度=0g/100ml ※溶解度は、20℃の水100mlに溶解する質量。
【0066】 C成分 ワックスエマルジョンP(固形分=30%、融点=56℃) ワックスP1の数平均分子量=450 乳化剤P2の数平均分子量=650 (P1):(P2)=100:15(質量比) ワックスエマルジョンQ(固形分=30%、融点=58℃) ワックスQ1の数平均分子量=350 乳化剤Q2の数平均分子量=1,100 (Q1):(Q2)=100:20(質量比) ワックスエマルジョンR(固形分=30%、融点=63℃) ワックスR1の数平均分子量=3,000 乳化剤R2の数平均分子量=3,500 (R1):(R2)=100:30(質量比) なお、ワックスエマルジョンP、Q、Rにおける各種分子量データは、PPG 換算のGPCによる。
【0067】D成分 樹脂M: 尿素メラミン共縮合樹脂 モル比=1.05 固形分=50% 樹脂N: 尿素メラミン共縮合樹脂 モル比=2.5 固形分=50%
【0068】触媒 触媒S:トリエチレンジアミンのジプロピレングリコー
ル溶液 固形分=33%
【0069】[リグノセルロース系材料の熱圧成形体の
成形方法] (1)成形条件 ボードサイズ:40cm×40cm ボード厚み:15mm 設定密度:0.720g/cm3 木質チップ又は木質繊維の含水率及び樹種:3%、針葉
樹 製品含水率:9% マット含水率:16% 熱盤(プレス)温度:160℃ 熱盤(プレス)圧力:30kg/cm2(面圧) 熱盤(プレス)時間:150秒
【0070】(2)成形方法 表2に記載の熱圧成形体の作成について、木質チップを
用いて得られるパーティクルボード(実施例1、2及び
比較例1、2)については、下記の(イ)の方法にて作
成し、木質繊維を用いて得られる中密度繊維板(実施例
3、4及び比較例3、4)については、下記の(ロ)の
方法にて作成した。 (イ)実施例1,2及び比較例1,2の熱圧成形体の作
成方法 表2に記載の量の針葉樹の木質チップを撹拌羽根のつい
た容積約0.5m3のブレンダーに投入し、そこに表2
に記載の量の有機ポリイソシアネート化合物とワックス
エマルジョンとアミン触媒及びマット含水率用の水の混
合物を、約10分間混合撹拌しながらスプレー塗布し
た。その後、その接着剤組成物が塗布された木質チップ
を取り出して、成形後の熱圧成形体の密度が設定密度に
なるように計量し、下記の鉄板上に前記ボードサイズに
なるようにフォーミングし、更に同形状の鉄板を上に載
せ、前記条件で熱圧成形した。 (ロ)実施例3,4及び比較例3,4の熱圧成形体の作
成方法 表2に記載の量の針葉樹の木質チップを加圧リファイナ
ーを用いて、蒸解圧力=0.7MPa、蒸解温度=12
0℃の条件で解繊(繊維化)した。それを配管に通し、
そこに表2に記載の量の有機ポリイソシアネート化合物
とワックスエマルジョンとアミン触媒及びマット含水率
用の水の混合物をスプレーした後、引き続き配管を通す
ことにより、前記マット含水率になるまで乾燥させた。
その後、その接着剤組成物が塗布された木質繊維を取り
出して、成形後の熱圧成形体の密度が設定密度になるよ
うに計量し、下記の鉄板上に前記ボードサイズになるよ
うにフォーミング成形装置を用いてフォーミングし、更
に同形状の鉄板を上に載せ、前記条件で熱圧成形した。
【0071】[離型性の確認]ボード上下に日本テスト
パネル製の鉄板(SPCC−SB)を置き、前記成形時
に離型性の確認を行った。 [物性測定]表2の実施例1、2及び比較例1、2の熱
圧成形体の各種物性値については、JIS−A5908
に準じて測定し、実施例3、4及び比較例3、4の熱圧
成形体の各種物性値については、JIS−A5905に
準じて測定した。
【0072】表2から示されるように、本発明の接着剤
組成物を用いたリグノセルロース系熱圧成形体は、良好
な物性、生産性を示した。しかし、比較例においては、
生産性が低く、また、得られたリグノセルロース系熱圧
成形体の物性も低いものであった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ポリイソシアネート(A)、及び2
    0℃の水に対する溶解度が40g/100ml以上のカ
    ルボン酸(B)、を含有することを特徴とするリグノセ
    ルロース系熱圧成形体用接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 更にワックスエマルジョン(C)を含有
    する、請求項1に記載の接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 更にホルマリン縮合系樹脂(D)を含有
    する、請求項1又は2に記載の接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    接着剤を用いることを特徴とする、リグノセルロース系
    熱圧成形体の製造方法。
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