JP2001277911A - スライドレールの取付構造 - Google Patents
スライドレールの取付構造Info
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Abstract
増を避け、かつアッパレールの移動の円滑さを確保す
る。 【解決手段】 アッパレール2を移動案内し、上方へ開
放する略U字断面をなすスライドレール1を、その底壁
14の幅方向中央に設けた取付孔16を貫通するボルト
32でフロアパネル4に直接固定する。
Description
付構造に関し、特に車室内空間を有効利用するために車
両シートをフロア上で大きく移動させることが可能なロ
ングスライドレールに好適に利用できる取付構造に関す
る。
列で設け、荷物の多少に応じてこれらリヤシートを適宜
車両前方へ移動させて車室内空間の有効利用を図ること
が行なわれており、この場合リヤシートをフロア上で大
きく移動させるために長尺のロングスライドレール(ロ
ンスラレール)が使用される。その取付構造の一例を図
6に示す。
へ開放するU字断面をなしてフロアパネル4の凹所43
内に位置しており、その開口内へ上方からアッパレール
91が挿入されている。二枚の板材が接合された上記ア
ッパレール91はロンスラレール81内に挿入された下
端部911が略逆T字断面に成形されており、その長手
方向両端下面に逆U字断面のブラケット92が接合され
て(一方のみ図示)、これらにロンスラレール81の底
壁811上を転動するローラ93が装着されている。な
お、アッパレール91の長手方向の両端面にはそれぞれ
ガタ防止用ピース94が装着されている(一方のみ図
示)。
れて略U字断面のホルダ板95が設けられており、ホル
ダ板95は両側縁の上端部がロンスラレール81の両側
壁上端部から離れて保持間隙d1,d2を形成してい
る。そしてこれら保持間隙d1,d2に、T字断面をな
すモール96,97の脚部961,971が挿入装着さ
れ、これらモール96,97に形成されたリップ部96
2,972がアッパレール91の通過軌跡上に延びてい
る。
り、U字状に凹陥屈曲させられた中央部821と、中央
部821から左右へ水平に延びる延在部822,823
とから構成されて、中央部821がロンスラレール81
の下半外周に接合されている。延在部822,823は
フロアパネル4上に位置し、これら延在部822,82
3に設けた締付孔824,825に挿通されたボルト8
3とこれに螺着されたナット84によって、フロアパネ
ル4およびサイドメンバ6に共締め固定されている。
付構造では、シートベルトからのシート引上げ荷重がア
ッパレール91を経て取付用ステー82のほぼ幅方向中
央に入力するのに対して、ボルト83による上記取付用
ステー82の固定個所は上記荷重入力位置から幅方向に
オフセットした位置にあるため、大きなシート引上げ荷
重に耐えるためには取付用ステー82の設置数を多くす
る必要があり、その設置の手間と重量増を招くという問
題があった。また、取付用ステー82を固定する際に、
ステー自身の製作誤差やこれを固定するフロア面の高低
誤差等によってロンスラレール81に変形を生じてアッ
パレール91のスムーズな移動が損なわれるという問題
もあった。この問題はまた、取付用ステー82をロンス
ラレール91に溶接接合する際の当該レールの歪みによ
っても生じていた。
るもので、取付用ステー設置の手間やレール全体の重量
増を避けることができるとともに、アッパレールの移動
の円滑さを確保することができるスライドレールの取付
構造を提供することを目的とする。
に、本第1発明では、車両シートを移動案内するスライ
ドレール(1)を、長手方向複数箇所で車両フロア
(4)に固定してなるスライドレールの取付構造におい
て、上方へ開放する略U字断面をなすスライドレール
(1)をその底壁(14)の幅方向中央で車両フロア
(4)に直接固定する。
その底壁の幅方向中央で車両フロアに直接固定している
から、従来のような取付用ステーは不要であり、当該ス
テーを設置する手間が削減されるとともにレール重量の
増大が回避される。また、取付用ステーの製作誤差や溶
接等に起因するスライドレールの変形もないからアッパ
レールのスムーズな移動が保証される。しかも、スライ
ドレールのほぼ中央に位置するアッパレールを経て入力
するシート引上げ荷重に対して、スライドレールの固定
個所がレール幅方向で殆どオフセット無く位置的に一致
しているから、レールの固定個所を少なくしても大きな
入力荷重に十分に耐えることができ、レール設置時の手
間が軽減される。
のスライドレール(1)の固定をボルト(31,32)
で行なうとともに、スライドレール(1)の長手方向両
端部に位置するボルト(31)の頭部高を他のボルト
(32)の頭部高よりも高くして、スライドレール
(1)に沿って移動し車両シートを載置するアッパレー
ル(2)の長手方向の端面(26)を当接させるストッ
パとして機能させる。
ストッパ機能を持たせているから、従来のようにスライ
ドレールにストッパ用のエンボス部を形成する等の手間
を要しない。
右両側のレール長手方向に沿った複数位置に位置決め穴
を形成して、これら位置決め穴に、アッパレール(2)
に上下方向へ移動可能に設けられたロックプレート(2
4)の二股状とした下端爪部(241)を進入させてア
ッパレール(2)の移動を規制するようになし、かつ下
端爪部(241)を位置決め穴から引き上げ脱出させた
際にロックプレート(24)がボルト(32)と干渉し
ない位置に上昇している。
として、この下端爪部を位置決め穴に進入させる構成と
しているから、下端爪部をボルト頭部の上方へ引き上げ
なくても、二股の基部がボルト頭部よりも上方へ引き上
げられればボルトとの干渉は生じない。したがって、下
端爪部が位置決め穴から脱出するのに必要な最小限度で
ロックプレートを引き上げれば、アッパプレート移動時
のロックプレートとボルトとの干渉を容易に避けること
ができる。
の上記スライドレール(1)の固定部に、レール底壁
(14)面に接してレール長手方向へ延びる底面を形成
したブロック体(10A,10B)をそれぞれ配設し、
これらブロック体(10A,10B)に上下方向へ貫通
させたボルト(37)によってスライドレール(1)を
車両フロア(4)へ固定する。
は、ボルトよりも大きな底面積を有するブロック体で受
けられるから、スライドレールの板厚(すなわちレール
底壁厚)をより薄くしてもシート引上げ荷重に十分耐え
ることができ、レール重量をさらに軽減することができ
る。そして、ブロック体を複数のボルトで固定するよう
にすれば、ボルト径をより小さくすることができ、上方
へ開放するスライドレールの開口幅をより小さくしてレ
ール全体をさらに小型かつ軽量なものとすることができ
る。
(1)の長手方向両端部に設ける上記ブロック体(10
B)の高さを他のブロック体(10A)の高さよりも高
くして、スライドレール(1)に沿って移動し車両シー
トを載置するアッパレール(2)の長手方向の端面が当
接するストッパとして機能させる。
ッパ機能を持たせているから、従来のようにスライドレ
ールにストッパ用のエンボス部を形成する等の手間を要
しない。
A)の左右両側のレール長手方向に沿った複数位置に位
置決め穴を形成して、これら位置決め穴に、上記アッパ
プレート(2)に上下方向へ移動可能に設けられたロッ
クプレート(24)の二股状とした下端爪部(241)
を進入させてアッパレール(2)の移動を規制するよう
になし、かつ下端爪部(241)を位置決め穴から引き
上げ脱出させた際にロックプレート(24)がブロック
体(10A)と干渉しない位置に上昇している。
として、この下端爪部を位置決め穴に進入させる構成と
しているから、下端爪部をブロック体の上方へ引き上げ
なくても、二股の基部がブロック体よりも上方へ引き上
げられれば当該ブロック体との干渉は生じない。したが
って、下端爪部が位置決め穴から脱出するのに必要な最
小限度でロックプレートを引き上げれば、アッパプレー
ト移動時のロックプレートとブロック体との干渉を容易
に避けることができる。
(1)の開口縁フランジ部(11,12)を覆うモール
(51,52)を、開口縁フランジ部(11,12)の
端面とスライドレール(1)の側壁(17)に設けた取
付孔(18)にそれぞれ係止して装着する。
イドレールに取り付けることができるから、従来のよう
にモール取付用のホルダ板を設ける必要が無く、部品点
数を削減することができる
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
の取付構造を適用したロンスラレール1の外観を示す。
なお、このようなロンスラレール1は車両フロア上の左
右位置に2本が平行に設置される。図1において、ロン
スラレール1は上方へ開放する略U字断面の長尺体で、
内方へ折り曲げられた開口縁フランジ部11,12には
前端と後端にそれぞれ、後述するエンドカバーを取り付
けるための円形取付孔13が形成されている。また、ロ
ンスラレール1の底壁14中央には前後端部とこれらの
間の長手方向複数位置に円形取付孔15,16が設けら
れている。さらに、ロンスラレール1の両側壁17(一
方のみ図示)には長手方向へ間隔をおいて、後述するモ
ールを取り付けるための角形取付孔18が形成されてい
る。
動自在にアッパレール2が収納される。その外観を図2
に示す。アッパレール2は二枚の長板体を垂直姿勢で重
ねて構成され、その上縁は水平方向へ屈曲してフランジ
部25となり、これにシート本体を支持するシートレッ
グが載置される。アッパレール2の下縁21の大部分は
両板体が外方へ屈曲させられて略逆T字断面に成形され
ており(図3)、長手方向の両端部下縁には板面に直交
させて軸体22が固設されてその両端に回転自在に車輪
23が装着されている。アッパレール2の中間位置には
板体間に挟持されて上下動可能にロックプレート24が
設けられており、その下端は正面視で略逆U字形の二股
に成形されて爪部241(図3)となっている。なお、
ロックプレート24は付設のバネ部材によって下方へ付
勢されるとともに、シート本体に設けられたロック解除
レバーに連動して公知の構造により引き上げられる。
ボルト31,32(図1)を挿入して車両フロアに締結
固定される。これを図3、図4に示す。図3において、
ボルト32は上記取付孔16とこれに合致するフロアパ
ネル4の取付孔41を貫通し、そのネジ部にナット33
が結合されている。アッパレール2はロンスラレール1
の左右部内に車輪23を位置させてこれに沿って移動自
在となっており、図3の鎖線で示すようにロックプレー
ト24の下端爪部241がロンスラレール底壁14の長
手方向所定位置に設けられた位置決め穴(図示略)内に
進入した状態では、アッパレール2の移動は規制されて
スライドロック状態となっている。ロックプレート24
は引き上げられると、ボルト32の頭部321と干渉し
ない位置に上昇し、爪部241が位置決め穴から脱出し
て、アッパレール2の移動が可能となる。この際、下端
爪部241は二股に成形されているから、当該爪部24
1が位置決め穴から脱出するのに必要な最小限度でロッ
クプレート24を引き上げれば、アッパプレート2移動
時のロックプレート24とボルト頭部321との干渉を
容易に避けることができる。
を有し、それぞれ左右の開口縁フランジ部11,12を
覆うように装着されている。すなわち、各モール51,
52は内端縁511,521が下方へ屈曲させらてその
下端に係止爪部512,522が形成され、この係止爪
部512,522がロンスラレール1の開口縁フランジ
部11,12の内端に係止されている。一方、各モール
51,52の外端縁に近い下面には長手方向の所定位置
に下方へ延びる係止片513,523が形成されて(図
5)、その先端の係止爪部514,524がロンスラレ
ール1の取付孔18内に係止されている。このようにし
て、各モール51,52はロンスラレール1に直接装着
されている。なお、各モール51,52の内端縁51
1,521にはアッパレール2の通過軌跡上へ延びるリ
ップ部525が形成されている。
れたボルト31は図4に示すように、フロアパネル4の
取付孔42とサイドメンバ6の取付孔61を貫通し、そ
のネジ部にナット34が結合されている。ボルト31は
その頭部311を大きくして、その高さをボルト32の
頭部321の高さよりも高くしてあり、アッパレール2
の長手方向の端面26,27を上記頭部311に当てて
その移動を規制するストッパとして機能するようにして
ある。
ンドカバー7は図5に示すように、樹脂板の略中央を薄
肉のヒンジ部71として折り重ね可能としたもので、そ
の半部72にはロンスラレール1の開口縁フランジ部1
1,12の空間S1,S2内へ挿入される脚部721,
722が形成してあり、脚部721,722の板面には
挿入時に開口縁フランジ部11,12の取付孔13に連
通する係止孔723,724が形成されている。エンド
カバー7の残る半部73には板面の二個所に楔状先端部
を有する係止突起74が突出形成され、開口縁フランジ
部11,12の空間S1,S2内に脚部721,722
を挿入した状態で、上記各係止突起74をそれぞれ取付
孔13内を経て係止孔723,724内に進入させ、こ
れに係止させる。このようにして、エンドカバー7がロ
ンスラレール1の端部に装着されて、図5に鎖線で示す
境界線上で、既に開口縁フランジ部11,12に沿って
装着されているモール51,52の端面に、エンドカバ
ー7の端面が隙無く接する。
の取付構造によれば、ロンスラレール1をその底壁14
の幅方向中央でフロアパネル4に直接ボルト固定してい
るから、従来のような取付用ステーは不要であり、ステ
ー設置の手間とレール重量の増大が回避されるととも
に、ロンスラレール1の変形が防止されてアッパレール
2のスムーズな移動が保証される。そして、ほぼロンス
ラレール1の幅方向の中央に位置しているアッパレール
2を経て入力するシート引上げ荷重に対して、ロンスラ
レール1のボルト固定個所がレール幅方向で殆どオフセ
ット無く一致しているから、ボルト固定個所を少なくし
ても入力荷重に十分に耐えることができ、レール設置時
の手間が軽減される。
の両端部に設けた取付用ボルト31の頭部311を大き
くしてアッパレール2の端面26を当接させることによ
りストッパとして機能させているから、従来のようにロ
ンスラレールにストッパ用のエンボス部を形成する等の
手間を要しない。さらに、モール51,52は係止爪部
512,522,514,524によってロンスラレー
ル1に直接係止固定されるから、従来のようにモール取
付用のホルダ板を設ける必要は無く、部品点数を削減す
ることができる。
造を適用したロンスラレール1の他の例を示す。レール
1の基本構造は既に説明した第1実施形態と同様であ
り、以下は相違点を中心に説明する。ロンスラレール1
の底壁14中央には前後端部とこれらの間の長手方向複
数位置に、それぞれレール長手方向へ一定間隔離れて各
一対の円形取付孔35,36が設けられている。そし
て、これら一対の取付孔35,36にそれぞれボルト3
7を挿入して、レール底壁14上にブロック体10A,
10Bが固定されている。
10Aの詳細を図7、図8に示す。ブロック体10Aは
金属製で、平面視で幅W、長さLの長方形をなし、薄肉
の両端部101,102と厚肉の中間部103より構成
されている。両端部101,102から中間部103へ
は斜めに立ち上がり、中間部103の頂面は平面となっ
ている。ブロック体10Aの両端部102,103には
それぞれ取付孔104が形成され、両取付孔104の間
隔はレール底壁14に設けた上記取付孔35の間隔に等
しくしてある。そして、取付孔104を経てボルト37
をレール取付孔35に挿入しさらにフロアパネル4(図
8)に貫通させて、そのネジ部にナット38を結合して
ある。ボルト37の頭部はブロック体10Aの中間部1
03頂面とほぼ同一高に位置し、これらはアッパレール
2の軸体22よりも低い位置にあって(図8)、アッパ
レール2の移動を保証している。また、図8の鎖線で示
すようにロックプレート24の下端爪部241がロンス
ラレール底壁14の長手方向所定位置に設けられた位置
決め穴(図示略)内に進入した状態では、アッパレール
2の移動は規制されてスライドロック状態となってい
る。ロックプレート24は引き上げられると、ブロック
体10Aの頂面と干渉しない位置に上昇し、爪部241
が位置決め穴から脱出して、アッパレール2の移動が可
能となる。この際、下端爪部241は二股に成形されて
いるから、当該爪部241が位置決め穴から脱出するの
に必要な最小限度でロックプレート24を引き上げれ
ば、アッパプレート2移動時のロックプレート24とブ
ロック体10A頂面との干渉を容易に避けることができ
る。
ック体10Bは、その基本形状および取付構造がブロッ
ク体10Aと同様となっているが、中間部103の頂面
の高さをブロック体10Aのものよりも高くして、アッ
パレール2の長手方向の端面26,27(図2)が当接
してその移動が規制されるストッパとして機能するよう
にしてある。
ール1をその底壁14の幅方向中央に設けたブロック体
10A,10Bを介してフロアパネル4にボルト固定し
ているから、従来のような取付用ステーは不要であり、
ステー設置の手間とレール重量の増大が回避されるとと
もに、ロンスラレール1の変形が防止されてアッパレー
ル2のスムーズな移動が保証される。そして、ほぼロン
スラレール1の幅方向の中央に位置しているアッパレー
ル2を経て入力するシート引上げ荷重に対して、ロンス
ラレール1のボルト固定個所がレール幅方向で殆どオフ
セット無く一致しているから、ボルト固定個所を少なく
してもシート引上げ荷重に十分に耐えることができ、レ
ール設置時の手間が軽減される。
げ荷重は、幅W×長さLの底面積でレール底壁14面に
接する複数のブロック体10A,10Bで受けられるか
ら、ロンスラレール1の板厚(すなわちレール底壁14
厚)をより薄くしてもシート引上げ荷重に十分耐えるこ
とができ、レール重量をさらに軽減することができる。
そして、ブロック体10A,10Bを前後一対のボルト
37で固定するようにしたから、ボルト径をより小さく
することができ、これに伴い、上方へ開放するロンスラ
レール1の開口幅をより小さくすることが可能となって
レール全体をさらに小型かつ軽量なものとすることがで
きる。また、本実施形態では、ロンスラレール1の両端
部に設けたブロック体10Bの中間部103を高くして
アッパレール2の端面26を当接させることによりスト
ッパとして機能させているから、従来のようにロンスラ
レールにストッパ用のエンボス部を形成する等の手間を
要しない。
の取付構造によれば、取付用ステー設置の手間やレール
全体の重量増を避けることができるとともに、アッパレ
ールの移動の円滑さを確保することができる。
全体斜視図である。
ルの横断面図である。
ルの横断面図である。
の全体斜視図である。
である。
ルの横断面図である。
のロンスラレールの横断面図である。
ジ部、14…レール底壁、17…レール側壁、18…取
付孔、2…アッパレール、24…ロックプレート、24
1…爪部、26…端面、31,32…ボルト、311,
321…頭部、37…ボルト、4…フロアパネル、5
1,52…モール、10A,10B…ブロック体。
Claims (7)
- 【請求項1】 車両シートを移動案内するスライドレー
ルを、長手方向複数箇所で車両フロアに固定してなるス
ライドレールの取付構造において、上方へ開放する略U
字断面をなす前記スライドレールをその底壁の幅方向中
央で車両フロアに直接固定したことを特徴とするスライ
ドレールの取付構造。 - 【請求項2】 前記車両フロアへの前記スライドレール
の固定をボルトで行なうとともに、前記スライドレール
の長手方向両端部に設けるボルトの頭部高を他のボルト
の頭部高よりも高くして、前記スライドレールに沿って
移動し前記車両シートを載置するアッパレールの長手方
向の端面が当接するストッパとして機能させた請求項1
に記載のスライドレールの取付構造。 - 【請求項3】 前記ボルトの左右両側のレール長手方向
に沿った複数位置に位置決め穴を形成して、これら位置
決め穴に、前記アッパプレートに上下方向へ移動可能に
設けられたロックプレートの二股状とした下端爪部を進
入させて前記アッパレールの移動を規制するようにな
し、かつ前記下端爪部を前記位置決め穴から引き上げ脱
出させた際に前記ロックプレートが前記ボルトと干渉し
ない位置に上昇していることを特徴とする請求項2に記
載のスライドレールの取付構造。 - 【請求項4】 前記車両フロアへの前記スライドレール
の固定部に、レールの底壁面に接してレール長手方向へ
延びる底面を形成したブロック体をそれぞれ配設し、こ
れらブロック体に上下方向へ貫通させたボルトによって
前記スライドレールを前記車両フロアへ固定した請求項
1に記載のスライドレールの取付構造。 - 【請求項5】 前記スライドレールの長手方向両端部に
設ける前記ブロック体の高さを他のブロック体の高さよ
りも高くして、前記スライドレールに沿って移動し前記
車両シートを載置するアッパレールの長手方向の端面が
当接するストッパとして機能させた請求項4に記載のス
ライドレールの取付構造。 - 【請求項6】 前記ブロック体の左右両側のレール長手
方向に沿った複数位置に位置決め穴を形成して、これら
位置決め穴に、前記アッパプレートに上下方向へ移動可
能に設けられたロックプレートの二股状とした下端爪部
を進入させて前記アッパレールの移動を規制するように
なし、かつ前記下端爪部を前記位置決め穴から引き上げ
脱出させた際に前記ロックプレートが前記ブロック体と
干渉しない位置に上昇していることを特徴とする請求項
4又は5に記載のスライドレールの取付構造。 - 【請求項7】 前記スライドレールの開口縁フランジ部
を覆うモールを、前記開口縁フランジ部の端面とスライ
ドレールの側壁に設けた取付孔にそれぞれ係止して装着
するようになした請求項1ないし6のいずれか一つに記
載のスライドレールの取付構造。
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