JP2001277605A - 画像出力システムおよびデータ転送制御方法 - Google Patents

画像出力システムおよびデータ転送制御方法

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JP2001277605A
JP2001277605A JP2000095716A JP2000095716A JP2001277605A JP 2001277605 A JP2001277605 A JP 2001277605A JP 2000095716 A JP2000095716 A JP 2000095716A JP 2000095716 A JP2000095716 A JP 2000095716A JP 2001277605 A JP2001277605 A JP 2001277605A
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buffer memory
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page buffer
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JP2000095716A
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Akio Sugaya
章男 菅谷
Kiyohiro Tsunekawa
清宏 恒川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷ジョブデータの処理効率をより向上させ
る。 【解決手段】 RAM1006内のページバッファメモ
リが不足したと判断されると、画像スワップ制御部10
13により、画像出力待機時間内で、ページバッファメ
モリの出力画像データをハードディスク1003に待避
させ、しかも、ハードディスク1003に待避させた出
力画像データをページバッファメモリにリストア可能か
否かを判定する。不可能であれば、待避は行なわず、可
能であれば、待避を行う。そして、待避が終了してペー
ジバッファメモリが解放されると、出力画像データを生
成させ、ページバッファメモリにストアさせる。そし
て、ページバッファメモリへの出力画像データのストア
が完了した場合、ハードディスク1003に待避させて
ある出力画像データをページバッファメモリにリストア
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像出力システムおよ
びデータ転送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ、プリンタにとどま
らず、コピー機能やファックス機能を備えたマルチファ
ンクション画像処理装置などの多様な周辺機器群が相互
接続されてLAN(local area network)が構築されて
いる。
【0003】フロアなどの構内接続としてのLANは、
1つのユーザグループとして接続機器の共有使用やデー
タ転送が可能であり、地理的に離れた場所にある幾つか
のLANが、ISDN(integrated services digital
network)回線、公衆電話回線などにより、相互接続さ
れてWAN(wide area network)が構成される場合も
ある。
【0004】通常、それぞれのLANやWANには、フ
ァイルサーバやプリントサーバを含むコンピュータ群に
より構成され、各コンピュータ内に搭載されるネットワ
ークオペレーティングシステムの機能として、データや
ファイルの転送、共有、プリンタの共有などを行う各種
プロトコルに対応している。また、各コンピュータ上で
動作するアプリケーションから転送された印刷ジョブ
は、一般に、プリントサーバを介してネットワーク上の
プリンタへ、印刷ジョブの転送を行なうことができるよ
うになっている。さらに、ネットワークを構築するため
の各種機器、ネットワーク上のコンピュータなどを含む
装置の遠隔管理を行なうための通信プロトコルも標準化
されており、例えば、SNMP(simple network manag
ement protocol)などがある。
【0005】これらのプロトコルを実装したネットワー
ク機器の場合には、ネットワーク管理ソフトウェアによ
り、ネットワーク上の遠隔地から各種機器を管理するこ
とができ、例えば、プリンタの場合には、プリンタの情
報の取得、状態監視、状態変化時の通知、初期化制御な
どを行うことができる。
【0006】また、LANを構成するものとして、イー
サネット(登録商標)ケーブルによりコンピュータとプ
リンタ等を接続するものが一般的であるが、近年、より
高速なIEEE1394-1995(High Performance Serial Bus)
方式によるデジタル機器のネットワーク接続も実現され
ている。IEEE1394シリアルバスのインタフェースを備え
る機器は、各自固有のIDを有し、それを認識し合うこ
とで1つのネットワークを構成している。ネットワーク
接続された各機器は、それぞれがコンピュータを介する
ことなく独自に他装置へのデータ送信可能であり、また
データ受信も可能となるように構成されている場合もあ
る。
【0007】LANを構成する各コンピュータ上で動作
するユーザアプリケーションには、文書作成ソフト、表
計算ソフトなど様々なものがある。それらのアプリケー
ションを使用して作成されたデータは、オペレーティン
グシステムの一機能としてプリンタドライバソフトウェ
アにより、プリンタ制御言語であるPDL(PrinterDes
cription Language)データに変換された後、印刷ジョ
ブとしてプリントスプーラに一時的に格納され、プリン
タに送出される。
【0008】ここで、印刷ジョブはプリンタドライバソ
フトウェアにより、プリンタに1対1に対応したPDL
データとして、1つまたは複数のアプリケーション文書
ファイルから生成され、1つの印刷文書を構成する単位
であり、通常、ジョブ開始命令とジョブ終了命令によっ
て区切られている。また、ジョブ開始命令などにはPD
Lデータの種類やバージョン情報が付加されており、プ
リンタで処理する際の印刷ジョブ処理モジュールの判別
情報として利用される。
【0009】このようなネットワーク環境下に接続され
た画像出力装置においては、データ送信源であるホスト
コンピュータからデータを受信し、データ転送が完了す
ると送信側は格納されたデータを削除し、受信側は受け
取ったデータの出力処理を確実に実行した後、削除する
ように構成されている。
【0010】このようにデータ送信源から送信されたデ
ータの出力処理を確実にした画像出力装置は、データの
出力が正常終了するまで画像デ一夕を保持しなければな
らないため、大容量のデータ格納領域としてハードディ
スクを備えている場合がある。特に、ネットワーク接続
された画像出力装置の場合には、複数のユーザから利用
されるため大量の出力データを保持しなければならない
ため、多くの場合、ハードディスク等の大容量ストレー
ジを持つことが多い。
【0011】また、印刷装置においては、出力された用
紙の加工処理、例えば、複数ページを束ねるステイプル
処理、複数部数をソートして出力するソート処理、さら
には両面印刷と組み合わせることによって製本印刷処理
などを実施できる場合があり、そのために印刷ジョブを
構成する全てのページデータを保持しておく必要がある
ために、大容量の2次記憶装置としてハードディスクを
備えられるように構成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、データ
送信源である情報処理装置から転送された印刷ジョブデ
ータは、大容量のハードディスクに格納されることにな
るが、ハードディスク装置などの2次記憶装置は読み出
し速度/書き込み速度がRAM(random accessmemor
y)に比較して遅く、高速な印刷装置に適用することは
困難であった。
【0013】たとえ、2次記憶装置を採用したとして
も、ページ画像データを保持するために、印刷処理に先
立って書き込み処理と読み出し処理を実行しなければな
らず、印刷ジョブ解析時間などの処理時間が増大するこ
とになる。特に、印刷ジョブの最初のページは、ハード
ディスクへのアクセス時間が単純に加算されることにな
り、ランダムアクセスメモリに保持する場合に比べて、
より顕著に出力時間が増大してしまう。
【0014】データ送信源である情報処理装置から転送
された印刷ジョブデータを保持するためにRAMを利用
する場合もあるが、RAMは2次記憶装置に比較して高
価であるため装置のコストがアップすることになる。
【0015】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、印刷ジョブデータの処理効率をより向上させるこ
とができる画像出力システムおよびデータ転送制御方法
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、受信
された印刷ジョブをストアするための受信バッファと、
該受信バッファの画像データから出力画像データを生成
する生成手段と、該生成手段により生成された出力画像
データをストアするためのページバッファメモリであっ
て複数ページ分の出力画像データをストア可能なページ
バッファメモリとを有する画像出力システムにおいて、
2次記憶装置と、前記ページバッファメモリにメモリ不
足が発生したか否かを判定するメモリ不足判定手段と、
該メモリ不足判定手段により肯定判定された場合に、画
像出力待機時間内で、前記ページバッファメモリの出力
画像データを前記2次記憶装置に待避させ、しかも、該
2次記憶装置に待避させた出力画像データを前記ページ
バッファメモリにリストア可能か否かを判定する判定手
段と、該判定手段により肯定判定された場合に、前記ペ
ージバッファメモリに保持されている出力画像データを
前記2次記憶装置に待避させる待避手段と、該待避手段
による待避が終了して前記ページバッファメモリが解放
された場合に、前記生成手段を制御して出力画像データ
を生成させ前記ページバッファメモリにストアさせる制
御手段と、該制御手段による制御により前記ページバッ
ファメモリへの出力画像データのストアが完了した場合
に、前記2次記憶装置に待避させてある出力画像データ
を前記ページバッファメモリにリストアするリストア手
段とを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項1において、判定手段は、前記ペー
ジバッファメモリから前記2次記憶装置へ待避させる出
力画像データの容量を取得する取得手段と、該取得手段
により取得された容量の出力画像データを前記2次記憶
装置に書き込み、該2次記憶装置から読み出すのに要す
る時間を算出する書込読出時間算出手段と、画像出力待
機時間を算出する画像出力待機時間算出手段とを有し、
前記書込読出時間算出手段により算出された書込読出時
間が、画像出力待機時間算出手段により算出された画像
出力待機時間より小さい場合に、当該ページの出力画像
データを前記2次記憶装置に書き込み該2次記憶装置か
ら読み出すことが可能と判定することができる。
【0018】請求項1において、印刷ジョブの出力が完
了した場合に2次記憶装置の出力画像データを削除する
削除手段をさらに備えることができる。
【0019】請求項4の発明は、受信された印刷ジョブ
をストアするための受信バッファと、該受信バッファの
画像データから出力画像データを生成する出力画像デー
タ生成手段と、該出力画像データ生成手段によって生成
された出力画像データをストアするためのページバッフ
ァメモリであって複数ページ分の出力画像データをスト
ア可能なページバッファメモリとを有する画像出力シス
テムにおいて、2次記憶装置と、画像出力待機時間内
に、前記ページバッファメモリの出力画像データを前記
2次記憶装置に待避させ、しかも、該2次記憶装置に待
避させた出力画像データを前記ページバッファメモリに
リストア可能か否かを判定する判定手段と、該判定手段
により肯定判定された場合に、前記ページバッファメモ
リに保持されている出力画像データを前記2次記憶装置
に待避させる待避手段と、該待避手段により出力画像デ
ータが待避された場合に、前記ページバッファメモリを
解放する解放手段と、前記ページバッファメモリまたは
前記2次記憶装置への出力画像データのストアが完了し
た場合に、次の画像出力に関係する出力画像データが前
記2次記憶装置に存在するか否かを判定する存否判定手
段と、該存否判定手段により肯定判定された場合に、前
記2次記憶装置に待避させてある出力画像データを前記
ページバッファメモリにリストアするリストア手段とを
備えたことを特徴とする。
【0020】請求項4において、判定手段は、前記ペー
ジバッファメモリから前記2次記憶装置へ待避させる出
力画像データの容量を取得する取得手段と、該取得手段
により取得された容量の出力画像データを前記2次記憶
装置に書込み、該2次記憶装置から読み出すのに要する
時間を算出する書込読出時間算出手段と、画像出力待機
時間を算出する画像出力待機時間算出手段とを有し、前
記書込読出時間算出手段により算出された書込読出時間
が、画像出力待機時間算出手段により算出された画像出
力待機時間より小さい場合に、当該ページの出力画像デ
ータを前記2次記憶装置に書き込み該2次記憶装置から
読み出すことが可能と判定することができる。
【0021】請求項4において、印刷ジョブの出力が完
了した場合に前記2次記憶装置の出力画像データを削除
する削除手段をさらに備えることができる。
【0022】請求項7の発明は、受信された印刷ジョブ
をストアするための受信バッファと、該受信バッファの
画像データから出力画像データを生成する生成手段と、
該生成手段により生成された出力画像データをストアす
るためのページバッファメモリであって複数ページ分の
出力画像データをストア可能なページバッファメモリと
を有する画像出力システムのデータ転送制御方法におい
て、前記ページバッファメモリにメモリ不足が発生した
か否かを判定するメモリ不足判定ステップと、メモリ不
足判定ステップにて肯定判定した場合に、画像出力待機
時間内で、前記ページバッファメモリの出力画像データ
を前記2次記憶装置に待避させ、しかも、該2次記憶装
置に待避させた出力画像データを前記ページバッファメ
モリにリストア可能か否かを判定する判定ステップと、
該判定ステップにて肯定判定した場合に、前記ページバ
ッファメモリに保持されている出力画像データを前記2
次記憶装置に待避させる待避ステップと、待避が終了し
て前記ページバッファメモリが解放された場合に、前記
生成手段を制御して出力画像データを生成させ前記ペー
ジバッファメモリにストアさせる制御ステップと、該制
御ステップにて前記ページバッファメモリへの出力画像
データのストアが完了した場合に、前記2次記憶装置に
待避させてある出力画像データを前記ページバッファメ
モリにリストアするリストアステップとを備えたことを
特徴とする。
【0023】請求項7において、判定ステップは、前記
ページバッファメモリから前記2次記憶装置へ待避させ
る出力画像データの容量を取得する取得ステップと、取
得した容量の出力画像データを前記2次記憶装置に書き
込み、該2次記憶装置から読み出すのに要する時間を算
出する書込読出時間算出ステップと、画像出力待機時間
を算出する画像出力待機時間算出ステップとを有し、前
記書込読出時間算出ステップにて算出された書込読出時
間が、画像出力待機時間算出ステップにて算出された画
像出力待機時間より小さい場合に、当該ページの出力画
像データを前記2次記憶装置に書き込み該2次記憶装置
から読み出すことが可能と判定することができる。
【0024】請求項7において、印刷ジョブの出力が完
了した場合に前記2次記憶装置の出力画像データを削除
する削除ステップをさらに備えることができる。
【0025】請求項10の発明は、受信された印刷ジョ
ブをストアするための受信バッファと、該受信バッファ
の画像データから出力画像データを生成する出力画像デ
ータ生成手段と、該出力画像データ生成手段によって生
成された出力画像データをストアするためのページバッ
ファメモリであって複数ページ分の出力画像データをス
トア可能なページバッファメモリとを有する画像出力シ
ステムのデータ転送制御方法において、画像出力待機時
間内に、前記ページバッファメモリの出力画像データを
前記2次記憶装置に待避させ、しかも、該2次記憶装置
に待避させた出力画像データを前記ページバッファメモ
リにリストア可能か否かを判定する判定ステップと、該
判定ステップにて肯定判定した場合に、前記ページバッ
ファメモリに保持されている出力画像データを前記2次
記憶装置に待避させる待避ステップと、該待避ステップ
にて出力画像データを待避させた場合に、前記ページバ
ッファメモリを解放する解放ステップと、前記ページバ
ッファメモリまたは前記2次記憶装置への出力画像デー
タのストアが完了した場合に、次の画像出力に関係する
出力画像データが前記2次記憶装置に存在するか否かを
判定する存否判定ステップと、該存否判定ステップにて
肯定判定した場合に、前記2次記憶装置に待避させてあ
る出力画像データを前記ページバッファメモリにリスト
アするリストアステップとを備えたことを特徴とする。
【0026】請求項10において、判定ステップは、前
記ページバッファメモリから前記2次記憶装置へ待避さ
せる出力画像データの容量を取得する取得ステップと、
該取得ステップにて取得した容量の出力画像データを前
記2次記憶装置に書込み、該2次記憶装置から読み出す
のに要する時間を算出する書込読出時間算出ステップ
と、画像出力待機時間を算出する画像出力待機時間算出
ステップとを有し、前記書込読出時間算出ステップにて
算出した書込読出時間が、画像出力待機時間算出ステッ
プにて算出した画像出力待機時間より小さい場合に、当
該ページの出力画像データを前記2次記憶装置に書き込
み該2次記憶装置から読み出すことが可能と判定するこ
とができる。
【0027】請求項10において、印刷ジョブの出力が
完了した場合に前記2次記憶装置の出力画像データを削
除する削除ステップをさらに備えることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0029】<第1の実施の形態>図1は本発明の第1
の実施の形態を示す。これはレーザビームプリンタの例
であり、その構造を図2に示す。なお、レーザビームプ
リンタに代えて、他のプリント方式のプリンタを用いて
も良い。
【0030】図2を説明する。図2において、230は
用紙カセットであって、記録紙Sを収納するためのもの
であり、不図示の仕切り版によって電気的に記録紙Sの
サイズを検出する機構を有する。231はピックアップ
ローラであって、給紙のたびに間欠的に1回転して、用
紙カセット230に収納されている記録紙Sの最上位の
記録紙のみを分離するものである。230Sは記録紙検
出センサであり、用紙カセット230に収納されている
記録紙Sの量を検出するものである。
【0031】204は給紙ローラであり、ピックアップ
ローラ231により分離された記録紙Sの先端部をレジ
ストシャッタ227まで搬送するものである。227は
レジストシャッタであり、記録用紙を押圧して給紙を停
止させるものである。203は手差し給紙ローラであ
り、手差用トレイ202に載置された記録紙Sをレジス
トシャッタ227まで搬送するものである。233はオ
プション給紙ローラ(給紙中継搬送ローラ)であり、給
紙オプション107から給紙された記録紙Sをプリンタ
102本体内へ供給するものである。
【0032】205はレジストローラ対であって、手差
し給紙ローラ203、ピックアップローラ231、オプ
ション給紙ローラ233の下流に設けてあり、記録紙S
を画像記録部207に同期搬送するものである。
【0033】206はレーザスキャナ部であり、レーザ
ユニット215と、ポリゴンミラー216と、ビーム検
出器217と、結像レンズ群218と、折返ミラー21
9と、光量センサ270とを有する。レーザユニット2
15はビデオコントローラ103からの画像信号に従っ
て変調されたレーザ光を出射するものである。レーザユ
ニット215から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラ
ー216により、結像レンズ群218および折返ミラー
219を介して、感光ドラム220上を走査され、感光
ドラム220上に潜像が形成される。ビーム検出器21
7はレーザユニット215からのレーザ光を検出して主
走査同期信号を出力するものである。光量センサ270
はレーザユニット215からのレーザ光の光量を検出す
るものである。
【0034】207は画像記録部207であって、レジ
ストローラ対205の下流に設けてあり、感光ドラム2
20と、前露光ランプ221と、一次帯電器222と、
現像器223と、クリーナ225と、転写帯電器224
とを有する。一次帯電器222は感光ドラム220上を
均一に帯電させるものである。現像器223は一次帯電
器222により帯電され、レーザスキャナ部206によ
りレーザ露光されて感光ドラム220に形成された潜像
をトナー現像するものである。転写帯電器224は現像
器223により現像された感光ドラム上のトナー像を、
レジストローラ205により給紙される記録紙S上に転
写するものである。クリーナ225は感光ドラム220
上の残存トナーを取り除くものである。前露光ランプ2
21は感光ドラム220を光除電するものである。
【0035】208は定着器であり、転写帯電器224
により記録紙Sに転写されたトナー画像を熱定着させる
ものである。210は搬送ローラであり、トナー像が定
着された記録紙Sを装置外に排出するものである。20
9は排紙センサであり、記録紙Sの排紙状態、例えば、
紙づまりの発生やミスプリントの発生などを検出するも
のである。211はフラッパであり、記録が完了した記
録紙Sの搬送方向を、排紙トレイ213側または排紙オ
プション108側に切り換えるものである。214およ
び212は排紙ローラであり、フラッパ211の切り換
えにより搬送される記録紙Sを、積載トレイ213に排
出するものである。213は排紙積載量検出センサであ
り、積載トレイ213上に積載された記録紙の積載量を
検出するものである。109は制御ユニット109であ
る。
【0036】107は給紙オプションであり、ペーパデ
ッキコントローラ107aと、操作部107bと、ペー
パデッキ241と、ペーパデッキ給紙ローラ242と、
給紙中継搬送ローラ243と、搬送ローラ244とを有
する。
【0037】ペーパデッキ241は昇降するデッキ上に
記録紙Sを大容量に積載するものである。ペーパデッキ
給紙ローラ242はペーパデッキ241上に積載された
記録紙Sを給紙するものである。搬送ローラ244はペ
ーパデッキ給紙ローラ242から給紙される記録紙Sを
オプション給紙ローラ233方向に搬送するものであ
る。給紙中継搬送ローラ243はペーパデッキ241の
下部に着脱可能に複数接続可能な他の給紙系オプション
ユニット(異なるサイズまたは同一サイズの記録紙を給
紙可能な )から給紙される記録紙を中継搬送する。記
録紙格納量検出センサ241sはペーパデッキ241上
に載置された記録紙Sの載置量を検出するものである。
ペーパデッキコントローラ107aはペーパデッキオプ
ションユニット107を制御するものである。
【0038】フィニッシャオプションユニット等の排紙
オプションユニット108において、251は第1排紙
ビン、252は第2排紙ビン、253は第3排紙ビンで
あり、記録済みの記録紙Sを仕分けして積載するもので
ある。260はビン昇降モータであり、排紙ビン251
〜253を上下に移動させて記録紙Sを各ビンへ仕分け
するものである。254はフラッパであり、プリンタ1
02本体のフラッパ211により振り分けられ、排紙オ
プションユニット108に送られた記録紙Sをビデオコ
ントローラ103からの指示にしたがって、記録用紙の
フェース切り換えを行なうように搬送切り換えを行なう
ものである。
【0039】261は排紙積載量検出センサであり、ビ
ン昇降モータ260により昇降される第1排紙ビン25
1〜第3排紙ビン253に排紙される記録用紙の積載量
を検出するものである。排紙積載量検出センサ261は
高さセンサであり、第1排紙ビン251〜第38排紙ビ
ン253に積載された記録用紙の高さが例えば88mm
(約700枚に相当)に到達した(検出した)時点で、
フィニッシャコントローラ108aが満載をオプション
コントローラ部106を介してビデオコントローラ10
3に通知するものである。ビデオコントローラ103に
より統括インタフェース90を通してフェースアップ指
定の場合は、フラッパ254に振り分けられた記録紙S
は、ローラ255によりそのまま排紙口へ送られる。他
方、ビデオコントローラ103により統括インタフェー
ス90を通してフェースダウン指定の場合は、フラッパ
254に振り分けられた記録紙Sは、ローラ256およ
びローラ257により一旦記録紙Sの後端がローラ25
6を越えるまで搬送され、次に、ローラ257が反転し
て記録紙Sの後端からローラ258に送り込まれ、排紙
口へ送られる。
【0040】259はステイプラであり、ビデオコント
ローラ103により統括インタフェース90を通してス
テイプル指定されている場合は、不図示のステイプルト
レイに記録紙Sを蓄え、記録紙Sを整列して、ステイプ
ラ259がステイプル実行して第1排紙ビン251〜第
3排紙ビン253のいずれかに排紙するものである。ビ
デオコントローラ103により統括インタフェース90
を通してシフト指定されている場合は、ステイプル指定
されている場合と同様に、不図示のステイプルトレイに
用紙を蓄え、記録紙Sを整列し記録紙Sをトレイごとず
らして、すなわち、排紙される記録紙Sの載置域(トレ
イ)をずらしてから、第1排紙ビン251〜第39排紙
ビン253のいずれかに排出するものである。
【0041】259sはステイプル針残量検出センサで
あり、ステイプル259内に格納されたステイプル針の
残量を検出する。
【0042】フィニッシャオプションユニット108は
フィニッシャコントローラ108aによって制御され
る。オプションコントローラ部106、ペーパデッキコ
ントローラ107、フィニッシャコントローラ108
は、それぞれコネクタで接続され、オプションユニット
インタフェース70によりシリアル通信を行なうもので
ある。互いに同じコネクタにより直列接続され、従っ
て、ベーパデッキオプションユニット107と、フィニ
ッシャオプションユニット108は、その接続順を入れ
替えて接続することも可能である。
【0043】手差し給紙ローラ203、ピックアップロ
ーラ231、ペーパデッキ給紙ローラ242の下流に
は、記録紙Sを搬送するレジストローラ対205、給紙
ローラ204、搬送ローラ244がそれぞれ設けてあ
り、レジストローラ対205の下流には、レーザスキャ
ナ部206からのレーザ光によって、記録紙S上にトナ
ー像を形成する画像記録部207が設けてある。
【0044】画像記録部207の下流には、記録紙S上
に転写されたトナー像を熱定着する定着器208が設け
てあり、定着器208の下流には、排紙部の搬送状態を
検出する排紙センサ209と、記録紙を搬送する搬送ロ
ーラ210と、記録が完了した記録紙Sの搬送方向を切
り換えるフラッパ211等が設けてある。
【0045】次に、図1を説明する。図1において、1
02はレーザビームプリンタであり、各種オプションユ
ニットが接続可能であり、LAN302と汎用インタフ
ェース(例えば、UWインタフェース、セントロニクス
等)で接続され、LAN302から汎用インタフェース
を介して転送された印刷情報(所定のプリンタ言語に基
づく文字コードデータ、図形描画命令、イメージデータ
等の画像情報や用紙切り換え、排紙口切り換えなど装置
制御情報を含む)に基づき記録画像を行なう。
【0046】103はビデオコントローラであって、L
AN302と汎用インタフェースで接続され、LAN3
02から汎用インタフェースを介して転送される印刷デ
ータ(各種PDLデータ等)を受信し、受信された印刷
データに基づくドットデータ等からなるページ情報を生
成し、ビデオインタフェース80を介してエンジンコン
トローラ105に対してイメージデータ(2値または多
値)を送信するとともに、統括インタフェース90を介
してオプションコントローラ部106に給紙指定および
排紙指定コマンド等を送信する。
【0047】エンジンコントローラ105はビデオコン
トローラ103から転送されるイメージデータに基づい
て、周知の電子写真プロセスによって感光ドラム220
上に潜像を形成し、供給された記録紙Sに転写し、定着
して印字を行なう。この時、オプションコントローラ部
106に対して給排紙のタイミングの指示等を行なう。
【0048】104は操作部であり、操作のための各種
スイッチ(ボタン)、LED(light emitting diode)
表示器、LCD(liquid crystal display)表示器等か
ら構成されるユーザとのインタフェースである。ユーザ
は操作部104を操作することによりレーザビームプリ
ンタ102に所定の動作を指示することができる。ユー
ザにより設定された各種データ等はNVRAM(nonvol
atile RAM)1013(図3)等に記憶管理される。
【0049】オプションコントローラ部106は不図示
のCPU(central processing unit)と、ROM(rea
d only memory)と、RAM等を有し、ビデオコントロ
ーラ103からの給排紙指定等と、エンジンコントロー
ラ105からの給排紙指示等に基づいて、1台以上のオ
プションユニットを統括して制御し、各種オプションユ
ニットに具備されるオプションコントローラユニットと
オプションユニットインタフェース70を介して通信を
行ない、各種オプションユニットを統括的に制御するも
のである。
【0050】オプションコントローラ部106のRAM
には、ビデオコントローラ103がアクセス可能な不図
示の共有メモリがある。この共有メモリは約40ページ
分の搬送状況管理エリア、基本ステータスエリア、コマ
ンドステータス管理エリア等から構成され、ビデオコン
トローラ103は上記共有メモリの各エリアを介して各
オプンョン装置に対する指定を行なう。搬送状況管理エ
リアはビデオコントローラ103が印字方法(給紙口、
排紙口、色、ステイプルする、シフトする等)を各オプ
ションユニットへ通知する領域と、各オプション状態
(どこまで印字した、正常に排紙完了した等)をビデオ
コントローラ103に通知する領域から構成される。基
本ステータスエリアは各オプションユニットの異常(紙
づまり発生、紙なしステイプル針なし等)をビデオコン
トローラ103に通知する領域である。コマンド・ステ
ータス管理エリアは、ビデオコントローラ103とコマ
ンドステータスのやりとりを行なう領域である。
【0051】107は給紙オプションユニットであっ
て、給紙オプションユニットとしては例えばペーパデッ
キオプションユニットがあり、内部にペーパデッキコン
トローラ107aを有し、オプションコントローラ部1
06から送信される制御情報に基づいて給紙制御を行な
うものである。ペーパデッキコントローラ107aは不
図示のCPU、ROM、RAMを有し、ROMにはプロ
グラムの他に、給紙オプションユニット107の拡張情
報、例えば、ペーパデッキに格納可能な用紙サイズの情
報等が格納してあり、CPUはROMのプログラムに従
って給紙オプションユニット107を制御する。
【0052】108は排紙オプションユニットであっ
て、排紙オプションユニットとしては例えばステイプル
機能を有するフィニッシャオプションユニットがあり、
内部にフィニッシャコントローラ108aを有し、オプ
ションコントローラ部106からの制御情報に基づい
て、ステイプル動作および排紙動作を行なうものであ
る。
【0053】フィニッシャコントローラ108aは不図
示のCPUと、ROMと、RAMを有し、CPUはRO
Mに格納されたプログラムに従って排紙オプションユニ
ット108を制御する。フィニッシャコントローラ10
8a内のROMには、排紙オプションユニット108の
拡張情報、例えば、排紙ビンの数、ステイプル機能の有
無、排紙用紙を所定の方向にずらすシフト機能の有無、
排紙用紙のフェースの向きを反転させる反転機能の有無
の情報等が格納されている。
【0054】給紙オプションユニット107および排紙
オプションユニット108には、表示部および各種キー
を備える操作部107bおよび108bがそれぞれ設け
てあり、操作部107bおよび108bにより、各オプ
ション使用時のユーザへのメッセージと操作方法等を、
表示、操作可能である。
【0055】109は制御ユニットであり、プリンタ1
02の印字プロセス制御を行なうエンジンコントローラ
105と、プリンタ102全体の制御とホストコンピュ
ータ等の外部装置101からのデータを解析しイメージ
データに変換するビデオコントローラ103と、各種オ
プションユニットを統括して制御するオプションコント
ローラ部106とを有する。
【0056】エンジンコントローラ105はレーザスキ
ャナ部206と、画像記録部207と、定着器208と
による電子写真プロセスを制御し、レーザプリンタ10
2本体内の記録紙搬送を制御するものである。エンジン
コントローラ105は排紙センサ209によりプリンタ
エンジン本体内の紙搬送状態(紙づまり発生など)を検
出してビデオコントローラ103に通知することができ
る。
【0057】オプションコントローラ部106は各種オ
プションユニットと、共通バスとなるオプションユニッ
トインタフェース70を介して、同一のプロトコルで通
信可能になっている。また、オプションコントローラ部
106は、統括インタフェース90を介してビデオコン
トローラ103に接続してある図3は図1のビデオコン
トローラ103の構成を示す。印刷ジョブはパーソナル
コンピュータ300上で動作するアプリケーションプロ
グラムによりプリンタ用の制御言語として生成され、プ
リントサーバ301内のプリントスプーラに格納され
る。
【0058】パーソナルコンピュータ300やプリント
サーバ301は、ネットワークオペレーティングシステ
ムの提供する機能として実現される。プリントサーバ3
01はプリンタ102を構成するLANインタフェース
カード304とLAN302を介して通信制御処理を実
行し印刷ジョブをビデオコントローラ103へ転送する
ものである。
【0059】他ユーザの利用するパーソナルコンピュー
タ303においても、印刷ジョブが同様にパーソナルコ
ンピュータ303上で動作するアプリケーションプログ
ラムによりプリンタ用の制御言語として生成され、プリ
ントサーバ301内のプリントスプーラ内に格納され
る。プリントサーバ301はレーザビームプリンタ10
2のLANインタフェースカード304とLAN302
を介して通信制御処理を実行し、印刷ジョブをビデオコ
ントローラ103へ転送する。
【0060】ここで、印刷ジョブとは、入力ページのひ
とかたまりを定義するジョブ開始命令とジョブ終了命令
により区切られたデータ単位で入力され、このかたまり
を指すものである。また、入力されたデータをビデオコ
ントローラ103が自律的にジョブ開始/終了を判定す
ることにより印刷ジョブを構成する場合もある。
【0061】図3において、104、302は図1と同
一部分を示す。ビデオコントローラ103はCPU10
01と、RAM1006と、ROM1002と、入力部
1012と、NVRAM1013と、映像スワップ制御
部1013と、記憶制御部1007と、オプションイン
タフェース1010と、印刷部インタフェース1008
とが、システムバス1004を介して相互に接続してあ
る。
【0062】ROM1002のプログラムROMには、
制御プログラムと、印刷ジョブを解析するジョブ解析モ
ジュールと、印刷部1009へ転送されるビットマップ
画像を生成する画像生成モジュール等がストアしてあ
る。ROM1002のフォント用ROMには、出力画像
を生成する際に使用するフォントデータ(アウトライン
フォントデータまたはドットフォントデータ)等がスト
アしてある。
【0063】CPU1001はプログラム用ROMの制
御プログラムに従って、ビデオコントローラ103の各
種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部イ
ンタフェース1008を介して印刷部1009に出力情
報としての画像信号を出力するものである。印刷部10
09はエンジンコントローラ105により制御される。
また、エンジンコントローラ105内で検出された紙搬
送状況などの通知も印刷部インタフェース1008を介
して入力される。
【0064】CPU1001はLANインタフェースカ
ード304を介して入力部1012とプリントサーバ3
01との間で通信を行なわせることができる。ROM1
002のプログラム用ROMの制御プログラムは、タス
クと称されるロードモジュール単位に不図示のシステム
クロックによって時分割制御するリアルタイムOS(op
erating system)と、機能単位に動作する複数のロード
モジュール(タスク)とを有する。
【0065】RAM1006はCPU1001の主メモ
リ、ワークエリア、受信バッファ等として機能し、不図
示の増設ボードに接続されるオプションRAMによりメ
モリ容量を拡張することができる。RAM1006は入
力部1012に入力された印刷データを中間コードか中
間ビットマップ画像として格納するページバッファメモ
リと、出力ビットマップ画像を出力する際に一時的に保
持される画像出力メモリと、ハードディスク(HD)1
003に記憶された外字、フォーム画像などの登録デー
タを一時記憶するためのキャッシュメモリ等に用いられ
る。また、RAM1006はオプションインタフェース
部1010を介して排紙オプションユニット108内の
排紙検出センサ等によって得られる排紙部の処理状況、
各排紙ビンごとの用紙の積載の有無、積載量情報などを
記憶しておく排紙口情報格納部としても利用される。
【0066】オプションインタフェース部1010はC
PU1001からの指示に従ってオプションコントロー
ラ部106との通信制御(オプションユニットへの指示
コマンドの送信やオプションユニットの紙搬送状態の検
出情報を受信するなど)を行なう。エンジンインタフェ
ース部1008とオプションコントローラ部106との
通信信号をスルーで統括インタフェース90に送ること
もある。
【0067】記憶制御部1007はハードディスク10
03へのアクセスを制御するものである。ハードディス
ク1003はホストコンピュータ300から入力された
印刷データを印刷すべきデータやフォームデータを中間
コード化もしくは出力ビットマップ画像化して、画像ス
ワップ制御部1013により格納される出力画像格納メ
モリとして利用される。また、ハードディスク1003
はホストコンピュータ300上の外字ファイルやフォー
ムファイルなどから転送された登録データを記憶する登
録メモリとしても利用される。
【0068】なお、ハードディスク1003は1個に限
らず、1個以上を備えて、内蔵フォントに加えて、オプ
ションフォントカード、言語系(PDL)の異なるプリ
ンタ制御言語を解釈するエミュレーションプログラムを
格納したハードディスクを複数接続することができる。
【0069】2次記憶装置としてハードディスクに限定
するものではなく、他の2次記憶装置を装着しても良
い。
【0070】図4は図1に示すROM1002のプログ
ラムROMにストアされる制御プログラムの一例を示す
フローチャートである。パーソナルコンピュータ300
から印刷指示が行われると、プリントサーバ301とL
ANインタフェースカード304との通信制御を実行し
て、生成された印刷ジョブを入力部1012に入力さ
せ、入力された印刷ジョブをRAM1006内の受信バ
ッファに一時格納する(S401)。
【0071】ついで、RAM1006内のページバッフ
ァメモリに出力ビットマップ画像を格納できるか否かを
判定する(S402)。この判定は、出力ビットマップ
画像の格納が許容される最大ページ数情報や、ページバ
ッファメモリのメモリが不足しているかを検出すること
により行う。
【0072】そして、RAM1006内のページバッフ
ァメモリが不足していると判断した場合は、RAM10
06内のページバッファメモリ内に既に保持中の出力ビ
ットマップ画像(前ページ画像)を、画像スワップ部1
013の各モジュールによりハードディスク1003に
待避させる(S403)。
【0073】他方、ページバッファメモリの利用が可能
になったと判断した場合は、ジョブ解析モジュールによ
り、RAM1006の受信バッファの印刷ジョブを読み
出し、印刷ジョブのジョブ解析(PDL解釈)を行い、
画像生成モジュールにより、ビットマップ画像を生成
し、RAM1006内のページバッファメモリに出力ビ
ットマップページデータとして格納する(S404)。
【0074】ジョブ解析モジュールが、制御コードなど
で指定された印字位置に対応させた後、画像生成モジュ
ールがRAM1006内のページバッファメモリに出力
ビットマップページデータとして格納するが、印刷デー
タ中の改ページ命令などのページ終了制御コードを検出
するまで同一ページの中間データとしてページ単位に格
納する。
【0075】そして、入力された1ページ分の出力ビッ
トマップ画像がページバッファメモリに格納されると
(S405)、ビットマップ画像出力モジュールによ
り、出力すべきビットマップ画像がRAM1006内の
ページバッファメモリに存在せず、ハードディスク10
03に保持されていると判断したならば(S406)、
中間データ読み出しモジュールにより、ハードディスク
1003から出力ビットマップ画像を読み出し、RAM
1006内のページバッファメモリに再格納する(S4
07)。
【0076】RAM1006内のページバッファメモリ
に出力ビットマップ画像が保持されると、ビットマップ
画像出力モジュールにより、RAM1006内のページ
バッファメモリから出力ビットマップ画像を読み出し、
RAM1006内の画像出力メモリに順次書き込む。つ
いで、画像出力メモリからビットマップ画像を読み出
し、印刷部インタフェース1008を介してエンジンコ
ントローラ105に出力し、出力処理を終了する(S4
08)。
【0077】エンジンコントローラ105が、送信され
たビットマップ画像を印刷部1009によって印刷処理
を実行する。
【0078】エンジンコントローラ105ヘビットマッ
プ画像の転送出力が終了したならば、印刷部インタフェ
ース1008を介して得られるエンジンコントローラ1
05の処理状況、もしくはオプションインタフェース1
010を介して得られるオプションコントローラ106
の処理状況、すなわち、紙づまりやミスプリントなどが
発生せず、正常に記録紙Sが印刷されたか否かを判断
し、正常に印刷処理が終了したならば、RAM1006
内のページバッファメモリを解放する(S409)。
【0079】そして、1ページの出力処理が完了する
と、以後、印刷ジョブが終了するまで、S401〜S4
10を繰り返す。
【0080】そして、印刷ジョブの出力が完了したなら
ば、画像スワップ制御部1013内の出力ビットマップ
削除モジュールによって、ハードディスク1003内の
出力ビットマップ画像データを削除し、その後、印刷ジ
ョブの処理を終了する(S411)。
【0081】図5は図3の画像スワップ制御部1013
による処理手順の一例を示すフローチャートである。出
力ビットマップ画像を保持するためのRAM1006内
のページバッファメモリが不足したと判断されると(図
4のS402)、本処理の実行が開始される。画像スワ
ップ制御部1013の画像格納判定モジュールが、RA
M1006内のページバッファメモリに保持されている
出力ビットマップ画像の最後に出力すべきページ(前ペ
ージ)のビットマップ画像のデータ容量を取得し(S5
01)、取得したデータ容量から、ビットマップ画像を
ハードディスク1003に格納する場合の格納時間を算
出する(S502)。ついで、取得したデータ容量か
ら、ビットマップ画像をハードディスク1003から読
み出す場合の読み出し時間を算出する(S503)。
【0082】S502、S503の時間算出にあたって
は、ハードディスク1003の単位データ量あたり、例
えば1MByteあたりの基準書き込み時間と、基準読み出
し時間を、ROM1002内に記憶しておき、
【0083】
【数1】(画像データ容量/1MByte)×(基準書き込
み時間)=HD格納時間 (画像データ容量/1MByte)×(基準読み出し時間)
=HD読み出し時間 等の式で算出できる。
【0084】画像スワップ制御部1013の画像判定モ
ジュールは、最後に出力すべきページが、ROM100
2内の画像出力モジュールによってエンジンコントロー
ラ105へ転送されるまでの画像出力待機時間を算出す
る(S504)。
【0085】画像出力待機時間の算出は、RAM100
6内のページバッファメモリに保持中の出力すべき総ペ
ージ数と、印刷部1009が記録紙Sを出力可能な最大
印刷スピード(ppm:page per minute)とによって
求めることができる。
【0086】例えば、RAM1006のページバッファ
メモリに保持中の出力ページ画像において、判定対象と
なっているページ番号(最終ページ)から、判定時点で
画像出力モジュールによってエンジンコントローラ10
5に出力されているページ番号を引くことにより、RA
M1006内のページバッファメモリに保持中で出力予
定の総ページ数を算出することができる。
【0087】レーザビームプリンタ102の印刷部10
09が記録紙Sを出力可能な最大印刷スピード情報、例
えば、30ppmは、1分間に30ページの印刷が可能
なので、2秒/ページの出力時間が必要といった情報を
格納しておく。
【0088】この2つの情報から、
【0089】
【数2】(出力予定のページ数)×(1ページ当たりの
出力時間)=出力待機時間 等の式で、判定対象の出力ビットマップ画像が印刷部1
009によって実際に印刷されるまで待機時間を算出で
きる。
【0090】より正確には、両面印刷が指示されている
か、コピー部数が指示されているか等の情報を、RAM
1006内のページバッファメモリに保持された出力ビ
ットマップ画像の出力情報として記憶しておくことによ
り、上記式に加味することにより確実な出力待機時間を
算出できる。
【0091】このようにして得られた3つの時間から、
画像スワップ制御部1013内の画像格納判定モジュー
ルがRAM1006内のページバッファメモリに保持し
ている最後の出力ビットマップ画像ページをハードディ
スク1003に格納するかいなかを判断する(S50
5)。そして
【0092】
【数3】出力待機時間 ≧ HD格納時間 + HD読
み出し時間 ならば、ハードディスク1003に格納すべきと判断
し、画像スワップ制御部1013内の中間データ格納モ
ジュールによって、出力ビットマップをハードディスク
1003に格納する(S506)。格納完了後、画像ス
ワップ制御部1013が、出力ビットマップを格納して
いたRAM1006内のページバッファメモリを解放す
る(S507)。
【0093】ここで、RAM1006のページバッファ
メモリが解放されると、ページバッファメモリの不足状
態ではないと判断され(図4のS402)、後続の印刷
ジョブの解析処理を再開できる。他方、
【0094】
【数4】出力待機時間 < HD格納時間 + HD読
み出し時間 である場合に(S505)、ハードディスク1003へ
の格納処理を実施すると、エンジンコントローラ105
への出力実行処理(図4のS408)の開始時間が遅く
なり、パフォーマンスが劣化することになるので、ハー
ドディスク1003への格納は行わない。この場合、ペ
ージバッファメモリに保持中のページ画像の出力処理
(図4のS408)が実行されるまで、後続の印刷ジョ
ブの解析処理の実行が待機状態となる。
【0095】S401〜S411の処理モジュールにお
いて、中間ページデータ生成処理タスク(S401〜S
405)と、ビットマップ画像出力タスク(S406〜
S410)とに、タスク分割して並列処理が可能となる
ように構成されている。
【0096】S501において、前ページの出力ビット
マップ画像のみを対象として画像格納判定処理を行う例
を説明したが、RAM1006内のページバッファメモ
リに保持中のページを順次格納対象として判定し、可能
な限りのページ画像をハードディスク1003に格納で
きるようにしてもよい。このように構成すれば、RAM
1006内のページバッファメモリをさらに有効活用で
きる。
【0097】また、出力ビットマップ画像はRAM10
06内のページバッファメモリに格納する際に不図示の
圧縮モジュールによって圧縮して格納してもよい。この
場合は、ROM1002内の画像出力モジュールが出力
実行時に、RAM1006内の画像出力メモリにビット
マップ画像を一時格納する際に不図示の伸長モジュール
によって伸長して格納することになる。このように構成
すれば、RAM1006内のページバッファメモリをさ
らに有効活用できる。
【0098】S402の判定処理かRAM1006内の
ページバッファメモリのみを対象とする例を説明した
が、これに限らない。例えば、印刷部1009の紙づま
りや用紙切れなどが発生した場合に、画像スワップ制御
部1013が起動するように構成してもよい。この場
合、S504の出力待機時間は無限大と算出するように
し、S505の画像格納判定処理では画像格納処理が実
行される。
【0099】次に、図6を参照して印刷ジョブの処理手
順をより詳細に説明する。ここで、画像生成処理部はP
DLデータ等の印刷ジョブをROM1002内のジョブ
解析モジュールで解析し、ROM1002内の画像生成
モジュールによって出力ビットマップ画像を生成する処
理タスクである。画像スワップ制御部1013内の画像
格納判定モジュールと、出力ビットマップ画像格納モジ
ュールと、出力ビットマップ画像読み出しモジュールも
画像生成処理タスクで動作する。また、RAM1006
内のページバッファメモリからハードディスク1003
に画像を格納した後、ページバッファメモリを削除(解
放)する削除モジュールも本タスクで動作する場合もあ
る。
【0100】画像読み出し処理部は画像スワップ制御部
1013内の出力ビットマップ画像読み出しモジュール
であり、ハードディスク1003に格納された出力ビッ
トマップ画像をRAM1006内のページバッファメモ
リに読み出す処理である。画像出力処理部は、生成され
た出力ビットマップ画像の印刷部1009に出力するR
OM1002内の画像出力モジュールが動作する処理タ
スクである。画像削除処理部は出力が完了した後、RA
M1006内のページバッファメモリに格納されている
出力ビットマップ画像を削除してメモリ解放を行う処理
モジュールである。
【0101】今、ROM1002内の画像生成処理部が
ページ1、ページ2、ページ3と出力ビットマップ画像
を順次に生成し、RAM1006内のページバッファメ
モリに格納した後、ページバッファメモリ不足が発生し
たとすると、画像スワップ制御部1013の画像格納判
定モジュールが
【0102】
【数5】p3-wt ≧ p3-t1 + p3-t2 か否かを判定する(図6(b),(c)参照)。ただ
し、p3-t1はページ3のHD格納時間であり、p3-t2はペ
ージ3のHD読み出し時間であり、p3-wtはページ3出
力待機時間である。
【0103】そして、画像スワップ制御部1013の画
像格納判定モジュールが肯定判定すると、RAM100
6内のページバッファメモリに格納されているページ3
の出力ビットマップ画像を、ハードディスク1003に
待避させ、ページ3のページバッファメモリを解放す
る。
【0104】ページ3のページバッファメモリが解放さ
れると、ROM1002内のジョブ解析モジュールおよ
び画像生成モジュールは、ページ4の画像生成処理を開
始し、解放したページバッファメモリにページ4の出力
ビットマップ画像を格納する(図6(b)参照)。
【0105】ページ4の出力ビットマップ画像がページ
バッファメモリに格納されると、ビットマップ画像出力
モジュールは出力すべきページ3のビットマップ画像が
RAM1006内のページバッファメモリに存在せず、
しかも、ハードディスク1003に保持されているか否
かを判定する。そして、肯定判定した場合は、中間デー
タ読み出しモジュールはハードディスク1003からペ
ージ3の出力ビットマップ画像を読み出し(図6(c)
参照)、RAM1006内のページバッファメモリにリ
ストアする。
【0106】その後、ビットマップ画像出力モジュール
はRAM1006内のページバッファメモリからページ
3の出力ビットマップ画像を読み出し、RAM1006
内の画像出力メモリに順次書き込む。ついで、画像出力
メモリからビットマップ画像を読み出し、印刷部インタ
フェース1008を介してエンジンコントローラ105
に出力し、エンジンコントローラ105が、送信された
ビットマップ画像を印刷部1009によって印刷処理を
実行する(図6(d)参照)。そして、エンジンコント
ローラ105ヘビットマップ画像の転送出力が終了し、
その後、印刷処理が正常終了したならば、RAM100
6内のページバッファメモリを解放する。
【0107】そして、印刷ジョブの出力が完了したなら
ば、画像スワップ制御部1013内の出力ビットマップ
削除モジュールはハードディスク1003内の出力ビッ
トマップ画像データを削除し、その後、印刷ジョブの処
理を終了する(図6(e)参照)。
【0108】ページ4の出力ビットマップ画像が生成さ
れた後、再び、ページバッファメモリ不足が発生したと
すると、画像格納判定モジュールは
【0109】
【数6】p4-wt ≧ p4-t1 + p4-t2 か否かを判定する。ただし、p4-t1はページ4のHD格
納時間であり、p4-t2はページ4のHD読み出し時間で
あり、p4-wtはページ4の出力待機時間である。
【0110】画像格納判定モジュールが肯定判定する
と、RAM1006内のページバッファメモリに格納さ
れているページ4の出力ビットマップ画像を、ハードデ
ィスク1003に待避させ、ページ4のページバッファ
メモリを解放する。
【0111】そして、ページ4のページバッファメモリ
が解放されると、ROM1002内のジョブ解析モジュ
ールおよび画像生成モジュールは、ページ5の画像生成
処理を開始し、解放されたページバッファメモリにペー
ジ5の出力ビットマップ画像を格納する。
【0112】その後のページ4の出力ビットマップ画像
の処理手順は、ページ3の出力ビットマップ画像の場合
と本質的に同様であるので、説明は省略する。
【0113】印刷装置の印刷スピード(ppm)情報か
ら算出される1ページあたりの出力時間間隔をsとし、
印刷ジョブの全てのページにおいて、
【0114】
【数7】1ページの画像生成時間 < s ならば、画像出力は印刷部1009の最大スピードで行
われる。
【0115】このように、ページバッファメモリが直ち
に再利用可能になるので、ページバッファメモリ不足が
発生しても画像生成処理タスクが待機状態になることを
防止できる。また、画像生成処理部の待機時間が無くな
るため、出力処理に影響されることなく画像生成処理を
実行できるようになる。
【0116】上述したメモリ不足が発生すると、従来の
画像生成処理部によれば、図6(a)に示すように、ペ
ージ1の画像出力処理が完了して、ページバッファメモ
リが解放されるまで、印刷ジョブの解析生成処理の待機
状態がtl時間続くことになる。また、ページ4が生成
されると、同様にページ2の画像出力処理が完了するま
で、t2時間の待機状態が発生することになる。
【0117】次に、本実施の形態における処理手順と従
来の処理手順との相違点を明確にするため、従来の処理
手順を図7を参照して説明する。ここで、従来の画像生
成処理部はPDLデータ等の印刷ジョブをジョブ解析モ
ジュールで解祈し、画像生成モジュールによって出力ビ
ットマップ画像を生成する処理タスクである。従来の画
像出力処理部は、生成された出力ビットマップ画像の印
刷部1009に出力する画像出力モジュールが動作する
処理タスクである。従来の画像削除処理部は、出力が完
了した後、ページバッファメモリに格納されている出力
ビットマップ画像を削除してメモリ解放を行う処理モジ
ュールである。
【0118】今、上述したのと同様にして、ページ1、
2、3と順次出力ビットマップ画像を生成し、RAM1
006等のページバッファメモリに格納するが、ページ
3まで格納した後、ページバッファメモリ不足が発生し
たとする。メモリ不足が発生すると、ページ1の画像出
力処理が完了して、ページバッファメモリが解放される
まで、印刷ジョブの解析生成処理の待機状態がtl時間
続くことになる。
【0119】そして、tl時間が経過した後、ページ1
が出力完了すると、ページ4の画像生成処理が再開さ
れ、解放されたページバッファメモリにページ4の画像
が格納される。ページ4が生成されると、同様にページ
2の画像出力処理が完了するまで、t2時間の待機状態
が発生し、ページ4が出力完了し、ページバッファメモ
リが解放された後、ページ5の画像生成処理が再開さ
れ、解放されたページバッファメモリにページ5の画像
が格納される。
【0120】このように、ページバッファメモリをペー
ジ単位のリングバッファとして使用して画像生成処理を
実行しているが、ページバッファメモリ不足が発生する
と、画像生成処理タスクが待機状態になってしまう。ま
た、
【0121】
【数8】画像生成時間 > 各ページの出力間隔時間 となると、印刷部1009の印刷処理自体のパフォーマ
ンスが劣化していた。
【0122】以上、本実施の形態では、本発明をレーザ
ビームプリンタに適用した例を説明したが、本発明の機
能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複
数の機器からなるシステムであっても、LAN等のネッ
トワークを介して処理が行われるシステムであっても本
発明を適用できることは言うまでもない。
【0123】また、システムまたは装置にプログラムを
供給することによって実施される場合にも適用できるこ
とは言うまでもない。この場合、本発明に係るプログラ
ムを格納した記憶媒体が、本発明を構成することにな
る。そして、この記憶媒体からそのプログラムをシステ
ムまたは装置に読み出すことによって、そのシステムま
たは装置が特定の態様で機能する。
【0124】<第2の実施の形態>本実施の形態は第1
の実施の形態との比較でいえば、処理手順が異なる。
【0125】図8は本実施の形態において図3に示すR
OM1002のプログラムROMにストアされる画像生
成処理プログラムの一例を示すフローチャートである。
パーソナルコンピュータ300から印刷指示があると、
生成された印刷ジョブはプリントサーバ301とLAN
インタフェースカード304との通信制御を実行し、入
力部1012に入力し、RAM1006の受信バッファ
に一時的に格納する(S801)。格納された印刷ジョ
ブ(印刷位置を示す制御コードや文字コード等が記載さ
れたPDLデータ)をROM1002内のジョブ解析モ
ジュールにより読み出し、印刷ジョブのジョブ解析(P
DL解釈)を実行し、ROM1002内の画像生成モジ
ュールによりビットマップ画像を生成し、RAM100
6内のページバッファメモリに出力ビットマップページ
データとして格納する(S802)。
【0126】ジョブ解析モジュールは制御コード等で指
定された印刷位置に対応させた後、画像生成モジュール
がRNM1006内のページバッファメモリに出力ビッ
トマップページデータとして格納するが、印刷データ中
の改ページ命令などのページ終了制御コードを検出する
まで同一ページの中間データとしてページ単位に格納す
る。
【0127】入力された1ページ分の解析処理を終了し
出力ビットマップ画像がページバッファメモリに格納さ
れると(S803)、画像スワップ制御部1013の画
像格納判定モジュールが、RAM1006内のページバ
ッファメモリ内に生成された出力ビットマップ画像のデ
ータ容量を取得し(S804)、取得したデータ容量か
ら、ビットマップ画像をハードディスク1003に格納
する場合の格納時間を算出する(S805)。
【0128】さらに、取得したデータ容量から、ビット
マップ画像をハードディスク1003から読み出す場合
の読み出し時間を算出する(S806)。この読み出し
時間算出は
【0129】
【数9】(画像データ容量/1MByte)×(基準書き込
み時間)=HD格納時間 (画像データ容量/1MByte)×(基準読み出し時間)
=HD読み出し時間 等の式で算出できる。
【0130】画像スワップ制御部1013の画像格納判
定モジュールは、生成されたページが、ROM1002
内の画像出力モジュールによってエンジンコントローラ
105へ転送されるまでの画像出力待機時間を算出する
(S807)。この画像出力待機時間の算出は、RAM
1006内のページバッファメモリに保持中の当該ペー
ジより先立って出力すべき総ページ数と、印刷部100
9が記録紙Sを出力可能な最大印刷スピード(ppm)
とによって求めることができる。
【0131】これら2つの情報から、
【0132】
【数10】(出力予定のページ数)×(1ページ当たり
の出力時間)=出力待機時間 等の式で生成された出力ビットマップ画像が印刷部10
09によって実際に印刷されるまでの待機時間を算出す
る。
【0133】このようにして得られた3つの時間から、
画像スワップ制御部1013内の画像格納判定モジュー
ルがRAM1006内のページバッファメモリ内に生成
した出力ビットマップ画像ページをハードディスク10
03に格納するかいなかを判断する(S808)。
【0134】
【数11】出力待機時間 ≧ HD格納時間 + HD
読み出し時間 であれば(S808)、ハードディスク1003に格納
すべきと判断し、画像スワップ制御部1013内の中間
データ格納モジュールによって出力ビットマップ画像を
ハードディスク1013に格納する(S809)。
【0135】格納完了後、画像スワップ制御部1013
が、出力ビットマップを格納していたRAM1006内
のページバッファメモリを解放する(S810)。
【0136】ここで、RAM1006のページバッファ
メモリを解放することにより、印刷部1009での印刷
処理の完了を待たずに、後続の印刷ジョブの解析処理を
再開できる。他方、
【0137】
【数12】出力待機時間 < HD格納時間 + HD
読み出し時間 であれば(S808)、ハードディスク1003への格
納処理を実施すると、エンジンコントローラ105への
出力実行処理(S408)の開始時間が遅くなり、パフ
ォーマンスが劣化することになるので、ハードディスク
への格納は行わない。この場合、ページバッファメモリ
に保持中のページ画像の出力処理が実行されるまで、後
続の印刷ジョブの解析処理の実行が待機状態となる。
【0138】このようにして、1ページの出力処理が完
了すると、印刷ジョブが終了するまで、S801〜S8
11を繰り返す。
【0139】図9は本実施の形態において図3に示すR
OM1002のプログラムROMにストアされる画像出
力処理プログラムの一例を示すフローチャートである。
ROM1002内の画像生成モジュールは、画像生成処
理タスクによって1ページ分の出力すべき出力ビットマ
ップ画像がRAM1006内のページバッファメモリ
か、ハードディスク1003内の中間ページ画像格納領
域への格納が完了したと判断すると(S901)、RO
M1002内のビットマップ画像出力モジュールは、出
力すべきビットマップ画像がRAM1006内のページ
バッファメモリに存在せず、ハードディスク1003に
保持されているか判断する(S902)。そして、肯定
判定したならば、画像スワップ制御部1013内の中間
データ読み出しモジュールにより、ハードディスク10
03内に格納された出力ビットマップ画像を読み出し、
RAM1006内のページバッファメモリに再格納する
(S903)。
【0140】このようにして、RAM1006内のペー
ジバッファメモリに出力ビットマップ画像が保持される
と、ROM1002内のビットマップ画像出力モジュー
ルは、RAM1006内のページバッファメモリから出
力ビットマップ画像を読み出し、RAM1006内の画
像出力メモリに順次ビットマップ画像を書き込み、画像
出力メモリから印刷部インタフェース1008を介して
エンジンコントローラ105にビットマップ画像を出力
し出力処理を終了する(S904)。エンジンコントロ
ーラ105は送信されたビットマップ画像を印刷部10
09によって印刷処理を実行する。
【0141】エンジンコントローラ105ヘビットマッ
プ画像の転送出力が終了したならば、印刷部インタフェ
ース1008を介して得られるエンジンコントローラ1
05の処理状況、もしくはオプションインタフェース1
010を介して得られるオプションコントローラ106
処理状況、すなわち、紙づまりやミスプリントなどの発
生せず正常に記録紙Sが印刷されたか否かを判断し、正
常に印刷処理が終了したならば、RAM1006内のペ
ージバッファメモリを解放する(S905)。
【0142】このようにして、1ページの出力処理が完
了すると、出力すべきビットマップ画像がなくなるま
で、S901〜S906を繰り返す。
【0143】印刷ジョブの出力が完了したならば(S9
06)、画像スワップ制御部1013内の出力ビットマ
ップ削除モジュールによって、ハードディスク1003
に格納されている出力ビットマップ画像データを削除し
印刷ジョブの処理を終了する(S907)。
【0144】上述した画像生成処理タスクと画像出力処
理タスクはタスク分割されており、同期を取りながら並
列処理が可能となるように構成されている。
【0145】また、出力ビットマップ画像はRAM10
06内のページバッファメモリに格納する際に、不図示
の圧縮モジュールによって圧縮して格納してもよい。こ
の場合は、ROM1002内の画像出力モジュールが出
力実行時に、RAM1006内の画像出力メモリにビッ
トマップ画像を一次格納する際に不図示の伸長モジュー
ルによって伸長して格納することになる。このように構
成すれば、RAM1006内のページバッファメモリを
さらに有効活用できる。
【0146】また、S808の画像格納判定処理におい
て、例えば、印刷部1009の紙づまりや用紙切れなど
が発生した場合には、画像出力処理タスクは停止状態に
あり、そのような場合には、S807の出力待機時間は
無限大と算出するようにし、S808の画像格納判定処
理では必ず画像格納処理が実行されるように構成され
る。
【0147】次に、図10を参照して印刷ジョブ処理手
順をより詳細に説明する。ここで、画像生成処理部はP
DLデータ等の印刷ジョブをROM1002内のジョブ
解析モジュールで解析し、ROM1002内の画像生成
モジュールによって出力ビットマップ画像を生成する処
理タスクである。画像スワップ制御部1013内の画像
格納判定モジュール、出力ビットマップ画像格納モジュ
ールは、画像生成処理タスクで動作し、生成された出力
ビットマップ画像をハードディスク1003へ格納もし
くは読み出し処理を行う。また、出力ビットマップ画像
をRAM1006内のページバッファメモリからハード
ディスク1003に画像を格納した後にページバッファ
メモリを削除(解放)する削除モジュールも本タスクで
動作する場合もある。
【0148】画像読み出し処理部は画像スワップ制御部
1013内の出力ビットマップ画像読み出しモジュール
であり、ハードディスク1003に格納された出力ビッ
トマップ画像をRAM1006内のページバッファメモ
リに読み出す処理である。この処理は、画像出力処理部
によって起動され、画像生成処理タスクに優先して読み
出しが実行される。画像出力処理部は、生成された出力
ビットマップ画像の印刷部1009に出力するROM1
002内の画像出力モジュールが動作する処理タスクで
ある。画像削除処理部は出力が完了した後、RAM10
06内のページバッファメモリに格納されている出力ビ
ットマップ画像を削除してメモリ解放を行う処理モジュ
ールである。
【0149】まず、印刷ジョブの先頭ページであるペー
ジ1の出力ビットマップ画像がROM1002内の画像
生成処理部により生成されると、生成された出力ビット
マップ画像はRAM1006内のページバッファメモリ
に格納される。しかし、出力実行のための処理に時間は
かかるが、出力待機時間p1-wtは実質的に存在しないの
で、通常、先頭ページの出力待機時間は、前の印刷ジョ
ブが終了していない場合を除き、ゼロとし、画像格納判
定モジュールで常にハードディスク1003に格納しな
いと判断される。したがって、出力ビットマップ画像の
ハードディスクへの格納は行われない(図10(b),
(d)参照)。
【0150】ついで、ページ2の出力ビットマップ画像
が生成されると、生成された出力ビットマップ画像はR
AM1006内のページバッファメモリに格納される。
そして、ROM1002内の画像出力モジュールによっ
てエンジンコントローラ105へ転送されるまでの画像
出力待機時間p2-wtが算出される。そして、この場合、
【0151】
【数13】出力待機時間 < HD格納時間 + HD
読み出し時間 であるので、ハードディスク1003への格納処理を実
施すると、エンジンコントローラ105への出力実行処
理の開始時間が遅くなり、パフォーマンスが劣化するこ
とになるので、画像スワップ制御部1013内の画像格
納判定モジュールにより、ハードディスク1003に格
納しないと判断される。したがって、出力ビットマップ
画像のハードディスクへの格納は行われない(図10
(b),(d)参照)。
【0152】ページ3の出力ビットマップ画像が生成さ
れると、画像スワップ制御部1013の画像格納判定モ
ジュールにより、
【0153】
【数14】p3-wt ≧ p3-t1 + p3-t2 否かが判定される。ただし、p3-wtはページ3の出力待
機時間であり、p3-t1はページ3のHD格納時間であ
り、p3-t2はページ3のHD読み出し時間である。
【0154】この場合、肯定判定され、RAM1006
内のページバッファメモリに格納されたページ3の出力
ビットマップ画像がハードディスク1003に記憶さ
れ、ページ3のページバッファメモリが解放されること
になる。
【0155】ページ3のページバッファメモリが解放さ
れると、ROM1002内のジョブ解析モジュールおよ
び画像生成モジュールによって後続の画像生成処理のた
めに再利用される。
【0156】その後、ページ4の出力ビットマップ画像
が生成されると、画像格納判定モジュールが起動され、
【0157】
【数15】p4-wt ≧ p4-t1 + p4-t2 か否かが判定される。ただし、p4-t1はページ4のHD
格納時間であり、p4-t2はページ4のHD読み出し時間
であり、p4-wtはページ4の出力待機時間である。
【0158】この場合も、肯定判定され、RAM100
6内のページバッファメモリに格納されたページ4の出
力ビットマップ画像がハードディスク1003に記憶さ
れ、ページ4のページバッファメモリが解放される。解
放されたページバッファメモリは後続の画像生成処理部
で再利用される。
【0159】次に、本実施の形態における処理手順と従
来の処理手順との相違点を明確にするため、従来の処理
手順を図11を参照して説明する。従来の画像生成処理
部は、PDLデータ等の印刷ジョブをジョブ解析モジュ
ールで解析し、画像生成モジュールによって出力ビット
マップ画像を生成した後、ハードディスクに格納する処
理タスクである。従来の画像出力処理部は、ハードディ
スク1003に格納された出力ビットマップ画像を読み
出して、印刷部1009に出力する画像出力モジュール
が動作する処理タスクである。従来の画像削除処理部
は、出力が完了した後、ハードディスク1003内のペ
ージ格納領域に格納されている出力ビットマップ画像を
削除する処理モジュールである。
【0160】ページ1、2、3、4の出力ビットマップ
画像が、従来の画像生成処理部により、順次、RAM1
006のワークメモリ等に生成され、ハードディスク1
003のページ格納領域に格納される。ハードディスク
1003に格納された出力ビットマップ画像は、従来の
画像出力処理部により、順次、読み出され、印刷部10
09に出力され、印刷処理が実行される。そして、正常
に印刷処理が終了したならば、ハードディスク1003
に格納された出力ビットマップ画像が、画像削除処理モ
ジュールにより削除される。
【0161】このように、画像生成処理および画像出力
処理において、出力ビットマップ画像をハードディスク
1003へ格納し、読み出しを逐次処理で実行するた
め、処理時間が増大し、その結果、
【0162】
【数16】画像生成時間 > 各ページの出力間隔時間 となる場合が増大してしまい、印刷部1009の印刷処
理自体のパフォーマンスが劣化していた。
【0163】以上、本実施の形態では、出力処理時間に
影響を与えないように、RAMより低速な2次記憶装置
の問題点を補いつつ、ページバッファメモリを直ちに再
利用可能とすることにより、印刷ジョブの全てのページ
の画像生成処理および出力処理に対して2次記憶メモリ
利用時のパフォーマンスの劣化を避けることができるだ
けでなく、RAM1006を有効活用できるので、画像
生成処理タスクを最大限に動作させることが可能とな
る。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、印刷ジョブデータの処理効
率をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示すレーザビームプリンタ102の構造
を示す断面図である。
【図3】図1に示すビデオコントローラ103の構成の
一例を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態において図3のROM100
2のプログラムROMにストアされる制御プログラムの
一例を示すフローチャートである。
【図5】図3の画像スワップ制御部1013による処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態における各処理タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図7】従来例の各処理タイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図8】第2の実施の形態において図3のROM100
2のプログラムROMにストアされる制御プログラムの
一例を示すフローチャートである。
【図9】画像出力処理タスクの動作を示すフローチャー
トである。
【図10】第2の実施の形態における各処理タイミング
を示すタイミングチャートである。
【図11】従来例の各処理タイミングを示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
l02 プリンタ 103 ビデオコントローラ 104 操作部 105 エンジンコントローラ l06 オプションコントローラ 107 給紙オプションユニット 108 排紙オプションユニット 300 パーソナルコンピュータ 301 プリントサーバ 302 LAN 303 パーソナルコンピュータ 304 LANインタフェースカード 1001 CPU 1002 ROM 1003 ハードディスク 1004 システムバス 1005 NVRAM 1006 RAM 1008 印刷部インタフェース 1009 印刷部 1010 オプションインタフェース 1011 排紙ユニット部 1013 画像スワップ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AB05 AC08 BC02 BC05 BC06 BC14 BD41 5B021 AA01 BB01 BB04 CC02 DD09 DD10 9A001 BB03 BB04 BB06 CC02 CZ08 DZ15 JJ27 JJ35 KK42

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信された印刷ジョブをストアするため
    の受信バッファと、該受信バッファの画像データから出
    力画像データを生成する生成手段と、該生成手段により
    生成された出力画像データをストアするためのページバ
    ッファメモリであって複数ページ分の出力画像データを
    ストア可能なページバッファメモリとを有する画像出力
    システムにおいて、 2次記憶装置と、 前記ページバッファメモリにメモリ不足が発生したか否
    かを判定するメモリ不足判定手段と、 該メモリ不足判定手段により肯定判定された場合に、画
    像出力待機時間内で、前記ページバッファメモリの出力
    画像データを前記2次記憶装置に待避させ、しかも、該
    2次記憶装置に待避させた出力画像データを前記ページ
    バッファメモリにリストア可能か否かを判定する判定手
    段と、 該判定手段により肯定判定された場合に、前記ページバ
    ッファメモリに保持されている出力画像データを前記2
    次記憶装置に待避させる待避手段と、 該待避手段による待避が終了して前記ページバッファメ
    モリが解放された場合に、前記生成手段を制御して出力
    画像データを生成させ前記ページバッファメモリにスト
    アさせる制御手段と、 該制御手段による制御により前記ページバッファメモリ
    への出力画像データのストアが完了した場合に、前記2
    次記憶装置に待避させてある出力画像データを前記ペー
    ジバッファメモリにリストアするリストア手段とを備え
    たことを特徴とする画像出力システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記判定手段は、 前記ページバッファメモリから前記2次記憶装置へ待避
    させる出力画像データの容量を取得する取得手段と、 該取得手段により取得された容量の出力画像データを前
    記2次記憶装置に書き込み、該2次記憶装置から読み出
    すのに要する時間を算出する書込読出時間算出手段と、 画像出力待機時間を算出する画像出力待機時間算出手段
    とを有し、 前記書込読出時間算出手段により算出された書込読出時
    間が、画像出力待機時間算出手段により算出された画像
    出力待機時間より小さい場合に、当該ページの出力画像
    データを前記2次記憶装置に書き込み該2次記憶装置か
    ら読み出すことが可能と判定することを特徴とする画像
    出力システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、印刷ジョブの出力が
    完了した場合に前記2次記憶装置の出力画像データを削
    除する削除手段をさらに備えたことを特徴とする画像出
    力システム。
  4. 【請求項4】 受信された印刷ジョブをストアするため
    の受信バッファと、該受信バッファの画像データから出
    力画像データを生成する出力画像データ生成手段と、該
    出力画像データ生成手段によって生成された出力画像デ
    ータをストアするためのページバッファメモリであって
    複数ページ分の出力画像データをストア可能なページバ
    ッファメモリとを有する画像出力システムにおいて、 2次記憶装置と、 画像出力待機時間内に、前記ページバッファメモリの出
    力画像データを前記2次記憶装置に待避させ、しかも、
    該2次記憶装置に待避させた出力画像データを前記ペー
    ジバッファメモリにリストア可能か否かを判定する判定
    手段と、 該判定手段により肯定判定された場合に、前記ページバ
    ッファメモリに保持されている出力画像データを前記2
    次記憶装置に待避させる待避手段と、 該待避手段により出力画像データが待避された場合に、
    前記ページバッファメモリを解放する解放手段と、 前記ページバッファメモリまたは前記2次記憶装置への
    出力画像データのストアが完了した場合に、次の画像出
    力に関係する出力画像データが前記2次記憶装置に存在
    するか否かを判定する存否判定手段と、 該存否判定手段により肯定判定された場合に、前記2次
    記憶装置に待避させてある出力画像データを前記ページ
    バッファメモリにリストアするリストア手段とを備えた
    ことを特徴とする画像出力システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記判定手段は、 前記ページバッファメモリから前記2次記憶装置へ待避
    させる出力画像データの容量を取得する取得手段と、 該取得手段により取得された容量の出力画像データを前
    記2次記憶装置に書込み、該2次記憶装置から読み出す
    のに要する時間を算出する書込読出時間算出手段と、 画像出力待機時間を算出する画像出力待機時間算出手段
    とを有し、 前記書込読出時間算出手段により算出された書込読出時
    間が、画像出力待機時間算出手段により算出された画像
    出力待機時間より小さい場合に、当該ページの出力画像
    データを前記2次記憶装置に書き込み該2次記憶装置か
    ら読み出すことが可能と判定することを特徴とする画像
    出力システム。
  6. 【請求項6】 請求項4において、印刷ジョブの出力が
    完了した場合に前記2次記憶装置の出力画像データを削
    除する削除手段をさらに備えたことを特徴とする画像出
    力システム。
  7. 【請求項7】 受信された印刷ジョブをストアするため
    の受信バッファと、該受信バッファの画像データから出
    力画像データを生成する生成手段と、該生成手段により
    生成された出力画像データをストアするためのページバ
    ッファメモリであって複数ページ分の出力画像データを
    ストア可能なページバッファメモリとを有する画像出力
    システムのデータ転送制御方法において、 前記ページバッファメモリにメモリ不足が発生したか否
    かを判定するメモリ不足判定ステップと、 メモリ不足判定ステップにて肯定判定した場合に、画像
    出力待機時間内で、前記ページバッファメモリの出力画
    像データを前記2次記憶装置に待避させ、しかも、該2
    次記憶装置に待避させた出力画像データを前記ページバ
    ッファメモリにリストア可能か否かを判定する判定ステ
    ップと、 該判定ステップにて肯定判定した場合に、前記ページバ
    ッファメモリに保持されている出力画像データを前記2
    次記憶装置に待避させる待避ステップと、 待避が終了して前記ページバッファメモリが解放された
    場合に、前記生成手段を制御して出力画像データを生成
    させ前記ページバッファメモリにストアさせる制御ステ
    ップと、 該制御ステップにて前記ページバッファメモリへの出力
    画像データのストアが完了した場合に、前記2次記憶装
    置に待避させてある出力画像データを前記ページバッフ
    ァメモリにリストアするリストアステップとを備えたこ
    とを特徴とするデータ転送制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記判定ステップ
    は、 前記ページバッファメモリから前記2次記憶装置へ待避
    させる出力画像データの容量を取得する取得ステップ
    と、 取得した容量の出力画像データを前記2次記憶装置に書
    き込み、該2次記憶装置から読み出すのに要する時間を
    算出する書込読出時間算出ステップと、 画像出力待機時間を算出する画像出力待機時間算出ステ
    ップとを有し、 前記書込読出時間算出ステップにて算出された書込読出
    時間が、画像出力待機時間算出ステップにて算出された
    画像出力待機時間より小さい場合に、当該ページの出力
    画像データを前記2次記憶装置に書き込み該2次記憶装
    置から読み出すことが可能と判定することを特徴とする
    データ転送制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、印刷ジョブの出力が
    完了した場合に前記2次記憶装置の出力画像データを削
    除する削除ステップをさらに備えたことを特徴とするデ
    ータ転送制御方法。
  10. 【請求項10】 受信された印刷ジョブをストアするた
    めの受信バッファと、該受信バッファの画像データから
    出力画像データを生成する出力画像データ生成手段と、
    該出力画像データ生成手段によって生成された出力画像
    データをストアするためのページバッファメモリであっ
    て複数ページ分の出力画像データをストア可能なページ
    バッファメモリとを有する画像出力システムのデータ転
    送制御方法において、 画像出力待機時間内に、前記ページバッファメモリの出
    力画像データを前記2次記憶装置に待避させ、しかも、
    該2次記憶装置に待避させた出力画像データを前記ペー
    ジバッファメモリにリストア可能か否かを判定する判定
    ステップと、 該判定ステップにて肯定判定した場合に、前記ページバ
    ッファメモリに保持されている出力画像データを前記2
    次記憶装置に待避させる待避ステップと、 該待避ステップにて出力画像データを待避させた場合
    に、前記ページバッファメモリを解放する解放ステップ
    と、 前記ページバッファメモリまたは前記2次記憶装置への
    出力画像データのストアが完了した場合に、次の画像出
    力に関係する出力画像データが前記2次記憶装置に存在
    するか否かを判定する存否判定ステップと、 該存否判定ステップにて肯定判定した場合に、前記2次
    記憶装置に待避させてある出力画像データを前記ページ
    バッファメモリにリストアするリストアステップとを備
    えたことを特徴とするデータ転送制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記判定ステッ
    プは、 前記ページバッファメモリから前記2次記憶装置へ待避
    させる出力画像データの容量を取得する取得ステップ
    と、 該取得ステップにて取得した容量の出力画像データを前
    記2次記憶装置に書込み、該2次記憶装置から読み出す
    のに要する時間を算出する書込読出時間算出ステップ
    と、 画像出力待機時間を算出する画像出力待機時間算出ステ
    ップとを有し、 前記書込読出時間算出ステップにて算出した書込読出時
    間が、画像出力待機時間算出ステップにて算出した画像
    出力待機時間より小さい場合に、当該ページの出力画像
    データを前記2次記憶装置に書き込み該2次記憶装置か
    ら読み出すことが可能と判定することを特徴とするデー
    タ転送制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項10において、印刷ジョブの出
    力が完了した場合に前記2次記憶装置の出力画像データ
    を削除する削除ステップをさらに備えたことを特徴とす
    るデータ転送制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100630129B1 (ko) * 2005-03-28 2006-09-27 삼성전자주식회사 휴대단말기에서 하드디스크 드라이브의 데이터 저장방법
JP2009292047A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Canon Inc 画像形成装置、画像処理方法およびプログラム
JP2011031585A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Canon Inc 記録装置及びその記録制御方法
JP2013530451A (ja) * 2010-05-17 2013-07-25 ヒューレット−パッカード・インデイゴ・ビー・ブイ インラインフィニッシングを有する印刷システム

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