JP2001276670A - 給油ノズル - Google Patents

給油ノズル

Info

Publication number
JP2001276670A
JP2001276670A JP2000093858A JP2000093858A JP2001276670A JP 2001276670 A JP2001276670 A JP 2001276670A JP 2000093858 A JP2000093858 A JP 2000093858A JP 2000093858 A JP2000093858 A JP 2000093858A JP 2001276670 A JP2001276670 A JP 2001276670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refueling
nozzle
discharge pipe
oil
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000093858A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Tobe
光浩 戸辺
Junko Asai
淳孝 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP2000093858A priority Critical patent/JP2001276670A/ja
Publication of JP2001276670A publication Critical patent/JP2001276670A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は給油口から吐出パイプが外されたこ
とを検知できることを課題とする。 【解決手段】 給油ノズル10は、吐出パイプ26の先
端外周にノズル外れ検知機構11が設けられている。こ
のノズル外れ検知機構11は、空気導入孔42を閉塞す
る閉塞部材12と、閉塞部材12を閉塞位置に付勢する
コイルバネ14と、コイルバネ14の端部に当接するバ
ネ受け16と、閉塞部材12の脱落を防止するストッパ
18とからなる。閉塞部材12は、給油時以外のときは
コイルバネ14のバネ力により閉塞位置に保持されてお
り、給油する際に当接部12bが給油口の縁部または内
壁に当接して空気導入孔42を開放する開放位置に摺動
する。そのため、給油ノズル10が給油口から外される
と、閉塞部材12が空気導入孔42を閉塞するため、負
圧発生部30への空気供給が停止されて給油用弁機構3
3が閉弁動作して給油を自動的に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被給油タンクの給油
口から吐出パイプが外されたことを検知して給油を停止
するよう構成された給油ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】給油所等に設置される計量機では、給油
系路に給油ホースを介して給油ノズルが接続されてお
り、給油ノズルがノズル掛けから外されると、ノズルス
イッチがオンになってポンプが起動されて給油可能な状
態になる。そして、給油操作者は、給油ノズルのノズル
レバーを回動操作することにより給油ノズルに内蔵され
た弁機構が開弁してポンプにより送液された油液を燃料
タンクに給油できる。
【0003】例えば、被給油タンクとしての燃料タンク
へ満タン給油する場合、給油ノズルの吐出パイプを燃料
タンクの給油口に挿入した後、ノズルレバーを開弁位置
に保持して給油を継続し、燃料タンクの液面が上昇して
給油口に達すると、自動閉弁機構が作動して給油を停止
するようにしている。この自動閉弁機構は、給油ノズル
の吐出パイプの先端に設けられた空気導入孔からの空気
が油液の吐出に伴って負圧を発生させる負圧発生部に供
給されている間のみ弁機構を開弁状態に保持するように
構成されている。
【0004】そして、燃料タンク内の液面が上昇して吐
出パイプの空気導入孔が閉塞されると、負圧発生部への
空気供給が遮断されるため、弁機構の開弁保持が解除さ
れて主弁が閉弁動作する。
【0005】また、給油ノズルは、吐出パイプの先端に
光センサからなる挿入検出部が設けられており、吐出パ
イプの先端が給油口に挿入されて光が遮蔽されると、挿
入検出部の検出信号がオフになって給油口に挿入されて
いるものと判断し、挿入検出部の検出信号がオンになる
と、吐出パイプが給油口から離間したと判断して給油を
停止させるように構成されている。そして、給油操作者
が給油中に誤って給油ノズルを給油口から引き抜いた場
合、挿入検出部の検出信号がオンになって給油ノズルの
弁機構が閉弁動作するため、油液を周囲に撒いてしまう
ことが防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な自動閉弁機構を備えた給油ノズルは、負圧発生部に連
通された空気導入孔による液面検知手段と光センサから
なる挿入検出部とが設けられているので、コストが増大
するといった問題がある。
【0007】また、従来は、吐出パイプの先端に挿入検
出部が設けられているが、例えば、セルフサービス給油
方式の計量機の場合、屋外など日当たりのよい場所でポ
リ容器の給油口に灯油を給油する際、ポリ容器の内部に
まで太陽光が照射されてしまい、光センサからなる挿入
検出部がオンになって自動閉弁して給油できないおそれ
がある。
【0008】そこで、本発明は上記課題を解決した給油
ノズルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、以下のような特徴を有する。
【0010】上記請求項1記載の発明は、被給油タンク
の給油口に挿入される吐出パイプと、該吐出パイプの先
端側に設けられた空気導入口と、該吐出パイプに連通さ
れた給油流路の途中に設けられ操作レバーに応動して開
閉する主弁が着座する弁座と、該弁座の下流側に設けら
れ前記主弁の開弁に伴う油液の流速に応じて負圧を発生
させる負圧発生部と、該負圧発生部で発生した負圧によ
り前記空気導入口から空気を吸引する空気吸引管路と、
を備えてなる給油ノズルにおいて、前記被給油タンクへ
の給油中以外は、前記空気導入口を閉塞する閉塞部材を
設けたことを特徴するものである。
【0011】従って、請求項1記載の発明によれば、被
給油タンクへの給油中以外は、空気導入口を閉塞する閉
塞部材を設けたため、満タン給油時の液面検知機能を利
用して給油口からのノズル外れを検知できる。また、吐
出パイプの先端に光センサ等を設ける必要が無いので、
その分コストを削減できる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、前記閉塞部
材が、前記吐出パイプの外周に摺動可能に設けられ、前
記吐出パイプの先端が前記給油口に挿入されるのに伴っ
て前記空気導入口を開放し、前記吐出パイプの先端が前
記給油口から離間するのに伴って前記空気導入口を閉塞
することを特徴するものである。
【0013】従って、請求項2記載の発明によれば、閉
塞部材が吐出パイプの外周に摺動可能に設けられ、吐出
パイプの先端が給油口に挿入されるのに伴って空気導入
口を開放し、吐出パイプの先端が給油口から離間するの
に伴って空気導入口を閉塞するため、給油ノズルの挿入
操作に連動して閉塞部材を摺動させて空気導入口を開放
することができる。さらに、給油ノズルの引き抜き操作
に連動して閉塞部材を摺動させて空気導入口を閉塞する
ことができるとともに、吐出パイプの外周に付着した油
液を掻き落として液だれを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。
【0015】図1は本発明になる給油ノズルの一実施例
の縦断面図である。また、図2は給油ノズルの横断面図
である。また、図3は給油ノズルの内部を拡大して示す
縦断面図である。また、図4は給油ノズルの内部を拡大
して示す横断面図である。
【0016】図1乃至図4に示されるように、給油ノズ
ル10は、給油操作時に把持されるグリップ22がノズ
ル本体23の後部に設けられたピストル型給油ノズルで
ある。ノズル本体23は、左側面にホース継手24が結
合される流入口23aを有する。
【0017】ホース継手24は、ノズル本体23に固定
される固定継手24aと、固定継手24aに回動可能に
嵌合されたエルボ24bと、エルボ24bの他端に回動
可能に嵌合されたホース継手24cとからなる。そし
て、ホース継手24cには、計量機(図示せず)から引
き出された給油ホースが接続される。
【0018】ノズル本体23の先端側端部には、主弁の
弁座25aを有する弁座部材25が取り付けられてい
る。また、弁座部材25の内部には、吐出パイプ26が
接続されるパイプ接続部材27が挿入されボルト28の
締め付けにより保持される。また、弁座部材25及びパ
イプ接続部材27内には、油通路29が形成されてい
る。そして、油流路29内には、負圧発生部30及び主
弁体31とからなる給油用弁機構33が収容されてい
る。
【0019】また、給油ノズル10は、グリップ22の
前方にノズルレバー36が回動可能に設けられている。
また、グリップ22は、把持部22aと、前側にノズル
レバー36の周囲を囲む第1レバーガード22bと、グ
リップ22の端部と第1レバーガード22bとの間に装
架された第2レバーガード22cとを有する。
【0020】ノズルレバー36は、ピストルの引金と同
様の形状に形成されており、上端が軸36aにより回動
自在に支持され、下端が円弧状に湾曲された湾曲部36
bとなっている。また、レバーガード22bには、ノズ
ルレバー保持機構32が設けられている。
【0021】前述した負圧発生部30は、弁座部材25
の内部に設けられ油液の吐出量に応じた負圧を発生させ
る構成であり、油流路29のテーパ状の内壁に開口する
通路34と、給油時内壁より離間して通路34を開き、
給油停止時コイルバネ35の押圧力により内壁に当接し
て通路34の開口部分を閉塞する弁体37とよりなる。
【0022】弁体37は、上記内壁に当接して油流路2
9を閉じるテーパ状の当接部を有し、且つパイプ接続部
材27内に穿設された中央孔に摺動自在に挿入されてい
る。また、吐出パイプ26の内部通路26aには、空気
吸引管43が挿通されている。空気吸引管43の一端
は、吐出パイプ26の先端に設けられた空気導入孔42
に連通する接続され、空気吸引管43の他端は、パイプ
接続部材27内に穿設された下流側の中央孔39に挿通
されている。
【0023】空気導入孔42は、満タン給油時に液面検
知部として機能するものであり、負圧発生部30で発生
した負圧により空気を吸引する。そして、空気導入孔4
2から吸引した空気は、吸引管43を通過して中央孔3
9に連通された通路44に至り、弁座部材25及びパイ
プ接続部材27の外周に形成された環状通路45に供給
される。尚、この環状通路45には、油流路29に連通
された通路34の他端が連通されている。
【0024】ここで、本発明の要部を構成するノズル外
れ検知機構11について説明する。
【0025】吐出パイプ26の先端外周には、ノズル外
れ検知機構11が設けられている。このノズル外れ検知
機構11は、空気導入孔42を閉塞する閉塞部材12
と、閉塞部材12を閉塞位置に付勢するコイルバネ14
と、コイルバネ14の端部に当接するバネ受け16と、
閉塞部材12の脱落を防止するストッパ18とからな
る。また、閉塞部材12は、吐出パイプ26の外周に摺
動可能に嵌合されており、且つ吐出パイプ26の先端に
嵌合固定されたストッパ18により閉塞位置が規制され
ている。
【0026】閉塞部材12は、吐出パイプ26の外周を
覆う円筒部12aと、円筒部12aの端部より半径方向
に突出する当接部12bとからなる。尚、当接部12b
は、給油口の端部または給油口の内壁に当接する長さで
突出している。また、当接部12bは、円筒部12aの
一部より半径方向に突出するように形成されているた
め、給油操作者は、給油口が当接部12bに隠れないで
済むので、吐出パイプ26を正確に給油口に挿入操作す
ることができる。
【0027】閉塞部材12は、後述するように給油時以
外のときはコイルバネ14のバネ力により閉塞位置(A
方向)に保持されており、給油する際に当接部12bが
給油口の縁部または内壁に当接して空気導入孔42を開
放する開放位置に摺動する。そのため、給油ノズル10
が給油口から外されると、閉塞部材12が空気導入孔4
2を閉塞するため、負圧発生部30への空気供給が停止
されて給油用弁機構33が閉弁動作して給油を自動的に
停止させる。よって、空気導入孔42及び閉塞部材12
は、給油ノズル10が給油口に挿入されているか否かを
検出する手段としても機能する。
【0028】従って、ノズル外れ検知機構11は、特別
なセンサを設けるのではなく、液面を検知するための空
気導入孔42及び負圧発生部30を利用して自動閉弁動
作させるため、従来のように光センサを設ける場合より
も製造コストを安価に抑えることができる。また、上記
ノズル外れ検知機構11では、光センサのように周囲か
らの光によってノズル外れを誤検出することがなく、例
えば光を透過するような容器に給油する場合でもノズル
外れを正確に検出できる。
【0029】また、閉塞部材12の円筒部12aの内壁
には、環状に形成されたシール部材19が装着されてい
る。よって、給油終了後に給油ノズル10を給油口から
離間させる際、閉塞部材12がA方向に摺動するととも
にシール部材19が吐出パイプ26の外周に付着した油
液を掻き落とすことができる。
【0030】尚、バネ受け16及びストッパ18は、吐
出パイプ26の外周にろう付け等により固着されてい
る。
【0031】次に、負圧発生部30及び給油用弁機構3
3からなる自動閉弁機構について説明する。
【0032】給油ノズル10のノズルレバー36がC方
向に操作されて給油用弁機構33が弁開すると、弁体3
7は流体圧力によりA方向に押圧されて開弁して給油が
開始される。これにより、油液は油流路29を通過して
吐出パイプ26へ吐出される。その際、負圧発生部30
においては、ベンチュリ効果、即ち油液の流速に応じた
負圧が発生し、油流路29の内壁に開口する通路34内
の空気が油流路29内に吸引される。また、給油停止時
には、弁機構33が閉弁し、且つ弁体37が油流路29
を閉塞するため、負圧が消滅し、通路34からの空気吸
引も停止する。
【0033】また、ノズル本体23に挿入された弁軸5
0は、前側シャフト51と後側シャフト52とが摺動自
在に嵌合しており、ノズル本体23内に設けられた軸受
部53によりA,B方向に摺動自在に軸支され、且つコ
イルバネ54,55のバネ力により主弁体31を弁座部
材25に押圧している。
【0034】そして、ノズルレバー36は、C方向に回
動操作されると、主弁体31と一体な前側シャフト51
及び後側シャフト52を開弁方向(B方向)に変位させ
る。これにより、給油ホース(図示せず)を介して給油
ノズル10に送液された油液は、油流路29を通過して
吐出パイプ26より燃料タンクの給油口に給油される。
また、前側シャフト51の外周には、軸受部53の内壁
との間をシールするシール部材56が装着されている。
【0035】また、吐出パイプ26内に挿通された吸引
管43は、給油時はノズル本体23内の上記パイプ接続
部材27内に形成された中央孔39及び通路44,45
を介して弁機構33の下流側に設けられた負圧発生部3
0と連通されている。
【0036】弁機構33が開弁動作して油液が油流路2
9から吐出パイプ26内の油流路26a内へ流れると、
油液の流出に伴って負圧発生部30のベンチュリ効果に
より負圧が発生し、通路34内の空気が油流路29へ吸
引される。
【0037】61は満タン給油時の液面検知により閉弁
動作する自動閉弁機構である。この自動閉弁機構61
は、通路62が連通されたダイヤフラム室63と、ダイ
ヤフラム室63に装架されたダイヤフラム64と、ダイ
ヤフラム64の中心部に連結され前側シャフト51の凹
部51a及び後側シャフト52の切欠52aに係合する
係合部材65と、ダイヤフラム64を附勢するコイルバ
ネ67と、ダイヤフラム室63を閉蓋する蓋69とより
なる。
【0038】ダイヤフラム64は、外側周縁部がダイヤ
フラム室63の内壁に形成されたスリットに嵌合固定さ
れ、ダイヤフラム室63の圧力変化に応じて中心部分が
E,F方向に変位する。ダイヤフラム室63は、通路6
2及び45,34を介して負圧発生部30の油流路29
に連通されていると共に、通路62及び45,44を介
して吸引管43に連通されている。給油時は、負圧発生
部30で発生した負圧が通路34,45,44を介して
吸引管43に導入されており、吐出パイプ26の先端に
設けられた空気導入孔42から吸引された空気が吸引管
43及び通路44,45,34に供給されている。
【0039】そのため、ダイヤフラム室63の圧力は、
給油中一定であり、空気導入孔42が液面により閉塞さ
れて吸引管43からの空気供給が停止されるまで変化し
ない。このとき、ダイヤフラム室63に設けられたダイ
ヤフラム64は、コイルバネ67のバネ力によりF方向
に附勢されており、係合部材65のピン65aを前側シ
ャフト51の凹部51a及び後側シャフト52の切欠5
2aに係合させる弁軸係止位置に保持している。
【0040】さらに、後側シャフト52は、ノズルレバ
ー36が開弁操作によりB方向に変位した開弁位置に係
止されており、前側シャフト51は係合部材65のピン
65aを介して後側シャフト52に係止されている。
【0041】ここで、吐出パイプ26の空気導入孔42
が液面により閉塞されると、空気導入孔42からの空気
吸引が遮断されて液面検知が行われる。すなわち、吸引
管43から負圧発生部30への空気供給が停止されると
共に、通路62を介してダイヤフラム室63の空気が負
圧発生部30へ吸引される。
【0042】その結果、ダイヤフラム室63の空気圧が
減圧され、ダイヤフラム64の中心部がコイルバネ67
のバネ力に抗してE方向に変位する。これにより、ダイ
ヤフラム64に設けられた係合部材65のピン65aが
後側シャフト52の切欠52aから離間して前側シャフ
ト51の係止を解除する。そして、前側シャフト51は
コイルバネ54のバネ力によりA方向に閉弁動作して主
弁体31を弁座部材25に当接させる。これで、油通路
29は、主弁体31により遮断されて油液の供給が停止
される。
【0043】次に、ノズルレバー保持機構32について
説明する。
【0044】ノズルレバー保持機構32は、レバーガー
ド22bに形成された溝22e内で回動可能に支持され
た保持レバー70と、保持レバー70の上面側に突出形
成された三角形状の当接部71と、保持レバー70をノ
ズルレバー36から離間する方向(G方向)に付勢する
トーションバネ72とから構成されている。
【0045】上記ノズルレバー保持機構32は、ノズル
レバー36が弁機構33を開弁動作させる開弁位置に至
ると、ノズルレバー36を当該開弁位置に比較的弱い力
で補助的に保持するよう構成されている。すなわち、保
持レバー70は、溝22c内に横架された軸73により
上下方向に回動可能に支持されており、ノズルレバー3
6の先端部36dが通過する移動軌跡内に変位可能に設
けられている。
【0046】非給油時の保持レバー70は、トーション
バネ72のバネ力によりノズルレバー36から離間する
方向(G方向)に付勢されているため、ノズルレバー3
6が開弁方向(C方向)に回動する際は先端部36dの
移動軌跡から下方に退避している。そして、保持レバー
70の他端側、すなわち軸73が貫通する部分よりA方
向寄りには、レバーガード22bに設けられた凹部22
dの壁面に当接してG方向への回動位置を制限するスト
ッパ74が設けられている。そのため、保持レバー70
は、非給油時でもレバーガード22bより大きく下がる
ことがなく、給油操作の邪魔とならないように取り付け
られている。
【0047】満タン給油あるいはプリセット給油を行う
ときの保持レバー70は、ノズルレバー36に近接する
方向(H方向)に回動操作されて先端部36dの移動軌
跡内に移動される。これにより、保持レバー70の上面
側に設けられた当接部71は、ノズルレバー36の先端
部36dに当接しうる位置に移動する。そのため、ノズ
ルレバー36を閉弁方向(D方向)に回動しようとする
と、ノズルレバー36の先端部36dが当接部71に当
接して復帰動作が補助的に規制される。
【0048】また、当接部71は弁機構33の弁開度に
応じて所定間隔毎に複数(本実施例では、3つ)設けら
れている。そして、当接部71は、ノズルレバー36が
開弁方向(C方向)に回動操作される際にノズルレバー
36の先端部36dが摺動する傾斜面75と、ノズルレ
バー36が閉弁方向(D方向)に回動しようとするとき
に先端部36dに当接する当接面76とを有する。
【0049】傾斜面75は、ノズルレバー36の先端部
36dの開弁動作により下方に押圧されるようにノズル
レバー36の先端部36dの開弁動作方向に傾斜してい
る。また、当接面76は垂直方向に形成され、ノズルレ
バー36の先端部36dの閉弁動作方向に対して対向す
る角度に形成されている。
【0050】そして、ノズルレバー36の上端は、弁機
構33を開閉駆動する弁軸50の係合孔50aに挿通さ
れ、C方向に回動操作させることにより主弁体31を開
弁方向に移動させることができる。また、弁軸50の係
合孔50aに挿通されたノズルレバー36の中間部分に
は、係合孔50aの内壁に当接する当接部36cが設け
られている。この当接部36cは、ノズルレバー36が
開弁方向(C方向)に回動操作されても係合孔50aの
内壁を開弁方向(B方向)に押圧するように半円形状に
突出している。
【0051】従って、給油操作を行う際は、グリップ2
2の把持部22aを把持してノズルレバー36の湾曲部
36bをC方向に引くと弁軸50がB方向に摺動して弁
機構33の主弁体31が弁座部材25から離間して開弁
する。これにより、給油が開始される。また、ノズルレ
バー36の先端部36dがノズルレバー保持機構32の
保持レバー70の当接部71に当接することにより、ノ
ズルレバー36に対し当該開弁位置に保持する補助力が
作用して弁軸50及び主弁体31を小さな力で開弁位置
に保持することができる。そのため、満タン給油又はプ
リセット給油等の設定により所定時間連続給油する場合
でも容易に給油操作でき、特に非力な女性や老人がセル
フサービス給油を行う際に有利である。
【0052】また、上記のようにノズルレバー36を閉
弁方向(D方向)に回動しようとすると、ノズルレバー
36の先端部36dが当接部71に当接して復帰動作が
補助的に規制される。
【0053】また、保持レバー70の下方には、下方に
延在する操作部77が突出している。この操作部77
は、ノズルレバー36が開弁位置に回動操作されたと
き、保持レバー70をH方向に回動操作されてノズルレ
バー36を開弁位置に保持するように操作される。すな
わち、給油操作時は、ノズルレバー36の湾曲部36b
が操作者の人指し指でC方向に引かれると、弁機構33
の主弁体31が弁座部材25から離間して給油が開始さ
れる。そして、操作者は、人指し指でノズルレバー36
を開弁位置に回動させると共に、中指で操作部77を反
時計方向に回動させて保持レバー70をH方向に回動さ
せ、当接部71をノズルレバー36の先端部36dに当
接させる。
【0054】このとき、保持レバー70は、トーション
バネ72のバネ力により下方に付勢されているものの、
ノズルレバー36には弁軸50をA方向に復帰させよう
とする力が作用してD方向に付勢しているので、ノズル
レバー36の先端部36dが当接部71の当接面76を
鉛直方向から押圧することになる。このように片手操作
で簡単にノズルレバー36を開弁位置に保持させること
ができるので、ノズルレバー36の保持操作が給油操作
の妨げとならない。
【0055】また、右手でノズルレバー26を開弁方向
に操作しながら左手で操作部77を押圧して保持レバー
70をH方向に回動させて保持することも可能であるの
で、操作者のやりやすい操作方法でノズルレバー36を
保持させることができる。
【0056】ここで、セルフサービス給油方式の計量機
に設けられた給油ノズル10を用いて被給油タンクとし
てのポリ容器に灯油を給油する場合のノズル外れ検知機
構11の動作について説明する。
【0057】図5は給油ノズル10をポリ容器の給油口
に挿入する給油前あるいは給油終了後の状態を示す図で
ある。また、図6は給油ノズル10をポリ容器の給油口
に挿入した給油中の状態を示す図である。また、図7は
給油ノズル10の挿入状態を拡大して示す図である。
【0058】図5に示されるように、例えば、ポリ容器
80の給油口82に給油ノズル10を挿入する給油前の
状態は、閉塞部材12がコイルバネ14のバネ力により
閉塞位置(A方向)に保持されており、吐出パイプ26
の先端に設けられた空気導入孔42を閉塞している。
【0059】図6及び図7に示されるように、給油ノズ
ル10の吐出パイプ26の先端をポリ容器80の給油口
82に挿入する過程で閉塞部材12の当接部12bが給
油口82の縁部または内壁に当接する。この状態からさ
らに給油ノズル10を挿入方向に移動させると、閉塞部
材12は当接部12bが給油口82の縁部または内壁に
当接しているので、相対的に吐出パイプ26の外周を摺
動して空気導入孔42を開放する。
【0060】そして、給油操作者が給油ノズル10のノ
ズルレバー36を開弁位置に回動操作して、保持レバー
70により係止させると、給油用弁機構33の主弁体3
1が開弁動作してポリ容器80への給油が開始される。
このようにしてポリ容器80への給油が継続されると、
ポリ容器80内の液面が次第に上昇する。
【0061】やがて、ポリ容器80内の液面が給油口8
2に達する。ここで、ポリ容器80への給油量が給油前
に設定されたプリセット値に達したときは、計量機(図
示せず)内の弁装置が閉弁、あるいはポンプ停止により
給油が停止する。
【0062】しかしながら、ポリ容器80への給油量が
給油前に設定されたプリセット値に達する前に液面が吐
出パイプ26の空気導入孔42を塞ぐと、前述したよう
に負圧発生部30への空気供給が停止されると共に、通
路62を介してダイヤフラム室63の空気が負圧発生部
30へ吸引される。これにより、ダイヤフラム64が前
側シャフト51の係止を解除し、主弁体31を弁座部材
25に当接させて油液の供給を停止させる。
【0063】次に、給油中に給油ノズル10が給油口8
2から外れた場合は、閉塞部材12の当接部12bが給
油口82の縁部から離間すると同時に、閉塞部材12が
コイルバネ14のバネ力により吐出パイプ26の空気導
入孔42を閉塞する閉塞位置に摺動する。これにより、
給油ノズル10は、液面検知のときと同様に主弁体31
が弁座部材25に当接して給油を停止させる。これによ
り、給油中の給油ノズル10が誤って給油口82から外
れても給油を緊急に遮断して油液がポリ容器80の周囲
に吐出されることを防止できる。
【0064】従って、給油操作に慣れていない顧客がセ
ルフサービスで給油操作する際に、誤って給油中の給油
ノズル10を給油口82から外した場合、直ちに閉塞部
材12がコイルバネ14のバネ力により吐出パイプ26
の空気導入孔42を閉塞して給油を停止させることがで
きる。
【0065】また、ポリ容器80が太陽光を透過するよ
うな色であっても光センサなどのように誤検出せず、ノ
ズル外れを正確に検出することができる。
【0066】図8は本実施の形態の変形例1を示す図で
ある。
【0067】図8に示されるように、給油ノズル84で
は、閉塞部材12と保持レバー70の操作部77との間
にワイヤ86が装架されている。このワイヤ86は、弛
みのない状態で張設されており、給油口82の縁部に当
接すると、く字状に変形されるとともに閉塞部材12を
B方向に移動させる。このように、閉塞部材12は、直
接、給油口82に当接する構成でなくてもノズル挿入動
作に伴ってワイヤ86を介して間接的に移動させること
ができる。
【0068】また、給油ノズル84が給油口82から外
されると、上記実施の形態と同様に閉塞部材12がコイ
ルバネ14のバネ力で閉塞位置に摺動して吐出パイプ2
6の空気導入孔42を閉塞する。これにより、給油ノズ
ル84は、前述したように主弁体31が閉弁動作して給
油を停止させて油液が周囲に吐出されることを防止でき
る。
【0069】図9は本実施の形態の変形例2を示す図で
ある。
【0070】図9に示されるように、給油ノズル90で
は、吐出パイプ26の先端に一対の閉塞部材92,94
が開閉可能に設けられている。この閉塞部材92,94
は、吐出パイプ26の外周に支持された軸96,98に
よって回動可能に支持されており、且つ図示しないトー
ションバネにより閉じ方向に付勢されている。従って、
給油前のときは、閉塞部材92,94は、吐出パイプ2
6の外周に当接して閉じた状態に保持されており、空気
導入孔42を閉塞している。
【0071】また、閉塞部材92,94の先端には、給
油口82の縁部に当接する当接部92a,94aが半径
方向に延在している。
【0072】図10は変形例2の給油中の動作状態を示
す図である。
【0073】図10に示されるように、給油ノズル90
の吐出パイプ26を給油口82に挿入する際、閉塞部材
92,94の当接部92a,94aが給油口82の縁部
に当接する。さらに、給油ノズル90を挿入方向に移動
させると、閉塞部材92,94の円弧状部92b,94
bが給油口82の縁部に摺接しながら開動作する。
【0074】これで、給油ノズル90のノズルレバー3
6を開弁位置に回動操作すると、給油が開始される。ま
た、給油中に給油ノズル90が給油口82から外される
と、閉塞部材92,94がトーションバネのバネ力で閉
じ方向に回動して吐出パイプ26の空気導入孔42を閉
塞する。これにより、給油ノズル90は、主弁体31が
閉弁動作して給油を停止させて油液が周囲に吐出される
ことを防止できる。
【0075】尚、上記実施の形態では、ポリ容器80に
給油する場合を一例として挙げたが、これに限らず、例
えば、車両の燃料タンクへ給油する場合にも同様な作用
・効果が得られるのは勿論である。
【0076】また、上記実施の形態では、地上設置型の
計量機に取り付けられた構成を一例として挙げたが、こ
れに限らず、懸垂式の給油装置にも適用できるのは勿論
である。
【0077】また、上記実施の形態では、セルフサービ
ス給油に使用される場合を一例として挙げたが、これに
限らず、給油所の作業員が給油する場合にも適用できる
のは言うまでもない。
【0078】また、上記実施の形態では、閉塞部材がバ
ネ力で閉塞位置に保持される構成を用いて説明したが、
これに限らず、例えば、マグネットの磁力で閉塞部材を
保持するようにしても良いし、あるいは錘を閉塞部材に
取り付けて重力で保持されるように構成しても良いのは
勿論である。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、被給油タンクへの給油中以外は、空気導入
口を閉塞する閉塞部材を設けたため、満タン給油時の液
面検知機能を利用して給油口からのノズル外れを検知で
きる。また、吐出パイプの先端に光センサ等を設ける必
要が無いので、その分コストを削減できる。
【0080】また、請求項2記載の発明によれば、閉塞
部材が吐出パイプの外周に摺動可能に設けられ、吐出パ
イプの先端が給油口に挿入されるのに伴って空気導入口
を開放し、吐出パイプの先端が給油口から離間するのに
伴って空気導入口を閉塞するため、給油ノズルの挿入操
作に連動して閉塞部材を摺動させて空気導入口を開放す
ることができる。さらに、給油ノズルの引き抜き操作に
連動して閉塞部材を摺動させて空気導入口を閉塞するこ
とができるとともに、吐出パイプの外周に付着した油液
を掻き落として液だれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明になる給油ノズルの一実施例の縦
断面図である。
【図2】給油ノズルの横断面図である。
【図3】給油ノズルの内部を拡大して示す縦断面図であ
る。
【図4】給油ノズルの内部を拡大して示す横断面図であ
る。
【図5】給油ノズル10をポリ容器の給油口に挿入する
給油前あるいは給油終了後の状態を示す図である。
【図6】給油ノズル10をポリ容器の給油口に挿入した
給油中の状態を示す図である。
【図7】給油ノズル10の挿入状態を拡大して示す図で
ある。
【図8】本実施の形態の変形例1を示す図である。
【図9】本実施の形態の変形例2を示す図である。
【図10】変形例2の給油中の動作状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
10,84,90 給油ノズル 11 ノズル外れ検知機構 12 閉塞部材 14 コイルバネ 16 バネ受け 18 ストッパ 22 グリップ 23 ノズル本体 24 ホース継手 25 弁座部材 26 吐出パイプ 30 負圧発生部 31 主弁体 32 ノズルレバー保持機構 33 給油用弁機構 36 ノズルレバー 37 弁体 42 空気導入孔 43 空気吸引管 61 自動閉弁機構 63 ダイヤフラム室 64 ダイヤフラム 51 前側シャフト 52 後側シャフト 65 係合部材 70 保持レバー 71 当接部 80 ポリ容器 82 給油口 86 ワイヤ 92,94 閉塞部材
フロントページの続き Fターム(参考) 3E083 AA01 AD03 AG02 AG07 AG11 AG40 4F033 AA00 BA03 CA04 DA01 EA01 GA02 LA06 LA12 LA13 NA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被給油タンクの給油口に挿入される吐出
    パイプと、 該吐出パイプの先端側に設けられた空気導入口と、 該吐出パイプに連通された給油流路の途中に設けられ操
    作レバーに応動して開閉する主弁が着座する弁座と、 該弁座の下流側に設けられ前記主弁の開弁に伴う油液の
    流速に応じて負圧を発生させる負圧発生部と、 該負圧発生部で発生した負圧により前記空気導入口から
    空気を吸引する空気吸引管路と、 を備えてなる給油ノズルにおいて、 前記被給油タンクへの給油中以外は、前記空気導入口を
    閉塞する閉塞部材を設けたことを特徴する給油ノズル。
  2. 【請求項2】 前記閉塞部材は、前記吐出パイプの外周
    に摺動可能に設けられ、前記吐出パイプの先端が前記給
    油口に挿入されるのに伴って前記空気導入口を開放し、
    前記吐出パイプの先端が前記給油口から離間するのに伴
    って前記空気導入口を閉塞することを特徴する請求項1
    記載の給油ノズル。
JP2000093858A 2000-03-30 2000-03-30 給油ノズル Pending JP2001276670A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093858A JP2001276670A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 給油ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093858A JP2001276670A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 給油ノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001276670A true JP2001276670A (ja) 2001-10-09

Family

ID=18608986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000093858A Pending JP2001276670A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 給油ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001276670A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100451972B1 (ko) * 2002-02-01 2004-10-08 전명관 주유기
CN106564849A (zh) * 2015-10-13 2017-04-19 上海品研测控技术有限公司 一种双气室定量加注自封油枪

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100451972B1 (ko) * 2002-02-01 2004-10-08 전명관 주유기
CN106564849A (zh) * 2015-10-13 2017-04-19 上海品研测控技术有限公司 一种双气室定量加注自封油枪

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5474115A (en) Specialty fuel dispensing nozzle
CA2472616C (en) Non tank pressurizing fast fill receiver and system for vehicles
JP2001276670A (ja) 給油ノズル
US5004023A (en) Gasoline nozzle with emergency shut-off
KR200382958Y1 (ko) 주유기의 혼유 방지용 노즐
US7617949B2 (en) Flow volume limiting device
KR20200044277A (ko) 차량용 부착식 혼유방지장치
JP4104223B2 (ja) 給油ノズル
JP2000043998A (ja) 給油装置
JPH0664696A (ja) 給油ノズル
JP4260252B2 (ja) 給油装置
JP4020461B2 (ja) 給油ノズル
JPH11268799A (ja) 給油ノズル
JP2514031B2 (ja) 給油装置
JP3590130B2 (ja) 給油ノズル
JPH0834500A (ja) 給油ノズル
JPH0732480Y2 (ja) 給油ノズル
JP4046533B2 (ja) 給液ノズル及び給液装置
KR920004697B1 (ko) 급유노즐
JPH10291600A (ja) 給油ノズル
JPH1035799A (ja) 給油ノズル
JPH0885600A (ja) 給油ノズル
JPH0730560Y2 (ja) 給油ノズル
JPH09249299A (ja) 給油ノズル
JP3864376B2 (ja) 液体燃料燃焼装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100105