JP2001276117A - 体液吸収用物品の表面材 - Google Patents
体液吸収用物品の表面材Info
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Abstract
消臭機能を持たせることによって、表面材やセカンドシ
ートに付着した体液からの臭気発散を防止することを課
題とする。 【解決手段】 表面シートとバックシートとの間に吸収
体を配置した体液吸収用物品において、表面シートを構
成する表面材を消臭剤を配合した穴あきフィルムで形成
したことを特徴とし、消臭剤は酸化亜鉛、炭酸カルシウ
ム、硫酸第一鉄の少なくとも一つであることを特徴とす
る。
Description
生理用物品、失禁シート、紙おむつ等の体液吸収用物
品、特に消臭機能を有する体液吸収用物品の表面材に関
する。
な表面シートと体液不透過性のバックシートとの間に破
砕パルプ等を内包した生理用ナプキン、失禁シート、紙
おむつ、おりものシート等の体液吸収用物品は公知であ
る。かかる体液吸収用物品の使用時における大きな問題
点として、被吸収物である経血、尿、おりもの等の体液
から発散される臭気がある。使用時に外部に漏れ出す臭
気は、使用者に特に強い嫌悪感があるため、かかる体液
吸収用物品では、臭気が効果的に吸収され外部に臭気が
発散されないような製品が強く望まれている。臭気が外
部に発散されるのを防止するようにした体液吸収用物品
としては、破砕パルプ等からなる吸収体内に活性炭、銅
クロロフィリンナトリウム等の消臭剤を配合して、吸収
体に吸収された体液中の臭気をこの消臭剤で吸収し消臭
するようにしたものが、従来広く知られており、例えば
特開昭49−36195号、特表平8−508423
号、特開昭60−209066号等に開示されている。
しかしながら、かかる従来公知の吸収体に消臭剤を配合
したものでは、吸収体の外側、すなわち体液排出側に位
置する表面材やセカンドシートに付着した体液からの臭
気吸収が不十分となる問題点があった。
側に最も近接して位置する表面材に消臭機能を持たせる
ことによって、表面材やセカンドシートに付着した体液
からの臭気発散を防止することを課題とする。
にこの発明が採った手段は、表面シートとバックシート
との間に吸収体を配置した体液吸収用物品において、表
面シートを構成する表面材を消臭剤を配合した穴あきフ
ィルムで形成したことを特徴とし、消臭剤は酸化亜鉛、
炭酸カルシウム、硫酸第一鉄の少なくとも一つであるこ
とを特徴とする。
特徴とし、好ましくは肌側フィルムはポリエチレン、吸
収体側フィルムはエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)
であり、少なくとも肌側に位置するフィルムに消臭剤が
配合されていることを特徴とする。
を、以下に詳細に説明する。以下の説明は生理用ナプキ
ンの実施形態についてなされているが、この発明は生理
用ナプキンに限られるものではなく、使い捨ておしめ、
失禁シート、おりものシート等の体液を吸収するための
種々の物品に同様に適用することが出来る。生理用ナプ
キンは、体液を透過し得る表面シートと体液の透過を阻
止するバックシートとの間に破砕パルプ等の吸収体を内
包した従来周知の構造を有しており、表面シート、バッ
クシート及び吸収体の材質、形状、厚み、吸収力等は特
に限定されるものではない。吸収体は、破砕パルプに体
液を吸収する高分子粒子を混合したものであっても良
い。
て、着用者の肌と接触する表面シートを構成する表面材
を、消臭剤を配合した穴あきフィルムで形成し、該穴あ
きフィルムに消臭剤を配合したことを特徴とする。穴あ
きフィルムからなる表面材は、肌側に位置するフィルム
と吸収体側に位置するフィルムの二層のフィルム構造と
するのが好ましく、肌側に位置するフィルムとしてはポ
リエチレンフィルムを使用することが出来、吸収体側に
位置するフィルムとしては、エチレン酢酸ビニル共重合
体(EVA)を使用することが出来る。消臭剤は、酸化
亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸第一鉄から選択された少な
くとも一つの粉末が最も好ましい。消臭剤は、肌側のフ
ィルム若しくは肌側と吸収体側の両方のフィルムに練り
込んで配合する。配合量は、消臭効果及びフィルムの成
形性を考慮すると、フィルム重量に対し0.1〜10%
程度とするのが好ましい。
近接して位置する表面シートを消臭剤を配合した穴あき
フィルムで構成してあるので、吸収体に到達する前に体
液の臭気を吸収することが出来、臭気が漏れ出すおそれ
がなくなり、臭気の漏れ出しによる使用者の嫌悪感を解
消することが出来る。
Claims (5)
- 【請求項1】表面シートとバックシートとの間に吸収体
を配置した体液吸収用物品において、表面シートを構成
する表面材を消臭剤を配合した穴あきフィルムで形成し
たことを特徴とする体液吸収用物品の表面材。 - 【請求項2】消臭剤が、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫
酸第一鉄の少なくとも一つであることを特徴とする請求
項1記載の体液吸収用物品の表面材。 - 【請求項3】穴あきフィルムが、2層構造であることを
特徴とする請求項1又は2記載の体液吸収物品の表面
材。 - 【請求項4】肌側フィルムがポリエチレン、吸収体側フ
ィルムがエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)であるこ
とを特徴とする請求項3記載の体液吸収用物品の表面
材。 - 【請求項5】少なくとも肌側に位置するフィルムに消臭
剤を配合したことを特徴とする請求項3又は4記載の体
液吸収用物品の表面材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000092175A JP2001276117A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 体液吸収用物品の表面材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000092175A JP2001276117A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 体液吸収用物品の表面材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001276117A true JP2001276117A (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=18607544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000092175A Pending JP2001276117A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 体液吸収用物品の表面材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001276117A (ja) |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000092175A patent/JP2001276117A/ja active Pending
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Legal Events
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