JP2001275641A - フィルタシガレットの検査排除装置 - Google Patents

フィルタシガレットの検査排除装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フィルタシガレットの外観不良に関する検査
をその製造過程で行い、不良品についてはこれを製造ラ
イン外へ排除することができるフィルタシガレットの検
査排除装置を提供する。 【解決手段】 ダブルフィルタシガレットWが一対のフ
ィルタシガレットに切り離された後、これらフィルタシ
ガレットをターニングドラム12から連なるドラム列を
用いて一列に搬送する。インターメディエイトドラム1
6上に全てのフィルタシガレットが通過する測定位置が
あり、この測定位置で光電スイッチ26を用いてフィル
タ部位の通過幅を測定する。このとき、測定した通過幅
が規定寸法に対してある程度大きければ、その製品をチ
ップペーパ片の巻き付け不良、いわゆる旗巻品として判
定し、フィルタシガレットが搬送ドラム22上の排除位
置に到達するタイミングで電磁開閉弁25を開かせ、こ
れにより、不良品を圧空の噴出によって搬送ドラム22
から排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタシガレッ
トにおけるフィルタチップの接続状態、より詳しくは、
チップペーパ片の巻き付け具合を検査し、その不良品を
製造ラインから排除するフィルタシガレットの検査排除
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタアタッチメント(装着機)によ
るシガレットとフィルタチップとの接続は例えば、その
2本分の長さを有したフィルタプラグの両端にそれぞれ
シガレットを直列に連ねた状態で、これらにチップペー
パ片を巻き付けることで行われる。チップペーパ片には
その前工程で片面に糊が塗布されており、その巻き付け
が正常に完了すると、チップペーパ片はその巻き始めか
らフィルタプラグ及びシガレットの外周に密着し、且
つ、その巻き終いの部分がラップして糊付けされたもの
となる。このような半製品は通常、ダブルフィルタシガ
レット(ダブル巻)と称され、この後、ダブルフィルタ
シガレットをフィルタプラグの部位から二分すると、単
品のフィルタシガレットが得られる。
【0003】上述したチップペーパ片の巻き付けはフィ
ルタアタッチメントのローリングドラム上にてなされ、
ローリングドラムはその外周面上でフィルタプラグ及び
シガレットを一体的に転動させる過程にて、チップペー
パ片をその転動に追従させて巻き付ける。このとき、例
えばフィルタプラグ等の転動に不具合を生じ、その転動
が規定の回転角に達しなかった場合、チップペーパ片が
フィルタプラグ等の全周に巻き付いていない不良品(い
わゆる巻方不良品)を生じる。このような不良品はロー
リングドラムの外周面上にて規定の区間を転動していな
いから、ローリングドラムの回転周速に対して相対的な
同期ずれを生じ、それ故、ローリングドラムから次の工
程、つまり、チェッキングドラムへの受け渡しの際に機
構的な同期不良(巻詰まり)を引き起こす。このような
同期不良が生じるとフィルタ装着機はそのシステム全体
の運転を停止し、その原因となった不良品の排除を求め
るセキュリティ機能を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した巻
き付けの過程でローリング不良を生じていなくても、例
えばチップペーパ片への糊の塗布が不完全であった場
合、そのチップペーパ片は巻き付け完了後にフィルタプ
ラグの外周から部分的に剥離してしまう。チップペーパ
片に剥離を生じている製品は、その剥離した部分がフィ
ルタチップから旗状に突出していることから、いわゆる
旗巻品と称され、フィルタシガレットの製造過程で生じ
る外観的な不良品である。それ故、このような旗巻品も
また、その製造過程で排除する必要がある。
【0005】しかしながら、たとえチップペーパ片への
糊の塗布が不完全であったとしても、フィルタプラグ等
がローリングドラム上で正常な転動を示していれば、そ
の不良品は次工程への移行に際して同期不良を引き起こ
すことなく、そのままチェッキングドラムへの移行を許
容される。また、たとえローリングドラム上でローリン
グ不良を生じていたとしても、次工程への移行の際に同
期不良が起きなければ、上述したセキュリティ機能も働
かない。
【0006】一方、チェッキングドラム以降の検査工程
では、通気検査による巻紙の破れ(いわゆる穴巻)検査
や、エンドスキャナドラムにて巻先端からの刻たばこの
脱落(先落ち)検査及びフィルタチップ断面の検査を行
い、その不良品については何れも排除の対象とされてい
るものの、チップペーパ片の巻き付け具合を検査するた
めの設備は未だ設けられていない。また更に、フィルタ
シガレットは高速で次工程へ搬送されるため、その外観
を瞬時に検査する装置の開発は容易でない。
【0007】そこで、本発明は上述した事情に鑑み、フ
ィルタシガレットの搬送過程にて、簡易な手法によりチ
ップペーパ片の巻き付け具合の検査を行うことができ、
また効率よく不良品を排除することができるフィルタシ
ガレットの検査排除装置の提供を目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルタシガレ
ットの検査排除装置(請求項1)は、フィルタシガレッ
ト製造機内にてフィルタシガレットを横方向に搬送する
搬送経路を備えており、この搬送経路の途中には、その
経路方向に沿うフィルタ部位の幅を測定して測定信号を
出力する測定手段が設けられている。また、検査排除装
置は判定手段及び排除手段を備えており、この判定手段
は測定信号に基づいてチップペーパ片の巻き付けの良否
を判定し、一方、排除手段は不良と判定されたフィルタ
シガレットの不良品を搬送経路外へ排除するものであ
る。
【0009】上述した検査排除装置によれば、フィルタ
シガレットを高速に搬送しながら、その搬送方向に沿っ
て幅を測定するだけの簡易な手法により、チップペーパ
片の巻き付け具合を容易に検査することができる。すな
わち、チップペーパ片の巻き付けに不具合が無ければ、
そのチップペーパ片はフィルタチップに全周に亘って密
着しているから、良品のフィルタ部位の外径は規定の寸
法公差の範囲内に収まる。それ故、搬送経路上で良品に
ついて経路方向に沿うフィルタ部位の幅を測定したと
き、その幅は規定の外径寸法に合致する。これに対し、
チップペーパ片の巻き付けに不具合があり、その巻き終
い部がフィルタチップから部分的に剥離している場合
は、この剥離した部分がフィルタチップの外面から突出
する。このような不良品について、チップペーパ片の剥
離部分が経路方向に突出していれば、測定したフィルタ
部位の幅は規定の寸法公差の範囲内に収まらず、その範
囲を超えたものとなる。従って、フィルタシガレットを
搬送する過程で、それぞれフィルタ部位の経路方向に沿
う幅を測定すれば、その大きさからチップペーパ片の巻
き付け具合の良否を判定可能である。
【0010】測定手段の具体的な構成には、フィルタシ
ガレットが搬送経路上の所定の測定位置を通過すると
き、そのフィルタ部位に向けてセンサ光を投光し、その
通過に伴う反射光を受光する光電スイッチと、この光電
スイッチへの反射光に基づいてフィルタ部位がセンサ光
を通過するのに要した時間を測定し、その測定時間を測
定信号として出力する出力回路とを含み、上述した判定
手段は、出力回路から出力される測定時間の長短に基づ
いてチップペーパ片の巻き付けの良否を判定する(請求
項2)。
【0011】すなわち、フィルタシガレットの搬送に伴
いフィルタ部位がセンサ光の通過に要した時間は、その
経路方向に沿う幅に相当する。従って、センサ光を通過
したフィルタ部位が良品であれば、その測定時間は規定
の幅に応じた通過時間に合致する。一方、不良品につい
ては、チップペーパ片の剥離部分が搬送経路の方向に突
出している場合、その測定時間は良品に比較して長くな
る。
【0012】より好ましい態様としては、測定位置で複
数の光電スイッチを用いることにより、フィルタシガレ
ットが測定位置にあるとき、その軸線周りでみて互いに
異なる複数の方向からセンサ光を投受光する(請求項
3)。この場合、光電スイッチによるセンシング領域が
フィルタ部位の軸線周りに拡大されるので、不良品の検
出精度がより高まる。
【0013】また排除手段には、不良と判定されたフィ
ルタシガレットの不良品を排除するだけでなく、その不
良品の前後にそれぞれ位置するフィルタシガレットをも
併せて排除する機能を付加することができる(請求項
4)。すなわち、旗巻と称されるチップペーパ片の巻き
付け不良は、ダブルフィルタシガレットの段階で連続し
て発生する可能性が極めて高い。これは、巻き付けの前
工程でなされるチップペーパ片への糊の塗布が不完全で
あった場合、その不完全な塗布領域が複数のチップペー
パ片にまで及ぶことによる。従って、ある1本のフィル
タシガレットについて不良と判定されたときは、その前
後のフィルタシガレットも不良品である確率が高く、こ
れらを併せて排除することにより、全体として不良品排
除効率が高くなる。
【0014】また、本発明の検査排除装置(請求項5)
は、ダブルフィルタシガレットの切り離しにより背向一
対をなすフィルタシガレットの一方を、その他方に先行
して搬送経路により搬送させるとともに、その他方を反
転して搬送経路に合流させることにより、他方のフィル
タシガレットを先行する一方のフィルタシガレットに後
続して搬送させる反転手段を更に備えることができる。
この場合、測定手段は反転手段よりも搬送経路の下流側
の位置に設けられており、また排除手段は、不良と判定
されたフィルタシガレットの不良品とともに、この不良
品と対をなすフィルタシガレットをも不良品として排除
する。
【0015】上述した反転手段によれば、同一のダブル
フィルタシガレットから切り離された一対のフィルタシ
ガレットは、互いに前後に分かれて搬送経路上を一列に
して搬送される。測定手段は反転手段よりも下流側の位
置で測定を行うため、一対のフィルタシガレットはその
搬送順に何れも検査の対象となる。なお、搬送経路上で
個々のフィルタシガレットはその軸線周りの回転変位を
特に規制されていないから、チップペーパ片のラップ位
置は通常、搬送経路に対して任意の方向にあると考えら
れる。このため、上述した判定手法では、チップペーパ
片の突出部分が経路方向にない場合、これを不良として
判定しない。しかしながら、チップペーパ片の巻き付け
不良はダブルフィルタシガレットの状態で生じるもので
あるから、その切り離し後においても一対のフィルタシ
ガレットはともに不良品となる。そこで、本発明(請求
項5)ではダブルフィルタシガレットの切り離し後、そ
の一対をなすフィルタシガレットの何れについても良否
判定を行うことで不良品の検出率を高めている。更に、
その何れか一つを不良と判定したときは、これら一対の
フィルタシガレットをセットで排除することにより、最
終的な不良品の排除効率をも高めるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のフィルタシガレットの検
査排除装置は例えば、既存のフィルタアタッチメントへ
の組み込みの形態により実施が可能である。以下、その
実施形態について説明する。図1は、フィルタアタッチ
メントのドラム列を示し、このフィルタアタッチメント
は図示しないたばこ巻上機に連なって接続されている。
公知のように、フィルタアタッチメントはロッドホッパ
に多数のフィルタロッド(何れも図示していない)を蓄
えており、ロッドホッパから繰り出したフィルタロッド
を4〜6個のフィルタプラグに切断する。一方、フィル
タアタッチメントはたばこ巻上機から受け取った倍長シ
ガレットを長手方向に二等分して、これらシガレットを
フィルタプラグの両端に直列に連ねた状態で搬送ドラム
2により搬送する。
【0017】また、フィルタアタッチメントは図示しな
い長尺なチップペーパのウェブを連続して繰り出しなが
らその片面に糊を塗布し、この後、ウェブをその先頭か
ら所定長さ毎のチップペーパ片Cに切断する。切断され
たチップペーパ片Cは、搬送ドラム2上のフィルタプラ
グ及びシガレットにその前端から貼り付き、これらフィ
ルタプラグ等Fとともにローリングドラム4に供給され
る。
【0018】ローリングドラム4では、その回転に伴い
フィルタプラグ等FPをその外周面上にて転動させ、こ
の転動にチップペーパ片Cを追従させて巻き付ける。こ
の巻き付けが完了すると、フィルタプラグ及びその両側
のシガレット基端部をチップペーパ片Cが一体的に包み
込むようにして糊付けされ、フィルタプラグの両側にそ
れぞれシガレットが接続されたダブルフィルタシガレッ
トW、いわゆるダブル巻が得られる。
【0019】ダブルフィルタシガレットWは次工程とし
て、ローリングドラム4からチェッキングドラム6に受
け渡される。チェッキングドラム6ではダブルフィルタ
シガレットWの通気検査を行い、ここで巻紙の破れがあ
る穴巻品やダイリューション過多等の不良品が排除され
る。通気検査をパスしたダブルフィルタシガレットW
は、次いでチェッキングドラム6からカッティングドラ
ム8に受け渡される。このカッティングドラム8上に
て、ダブルフィルタシガレットWはファイナルカッティ
ングナイフ10によりフィルタプラグの部分から切断さ
れ、これにより、一対のフィルタシガレットに切り離さ
れる。
【0020】図2は、上述したフィルタシガレットの切
り離しと、その後の搬送過程をより詳細に示している。
すなわち、ダブルフィルタシガレットWの切り離しによ
り、一対のフィルタシガレットFL,FFは互いに背向
した状態でカッティングドラム8からターニングドラム
12に受け渡される。ターニングドラム12はその外周
面に多数の保持溝14を有しており(図1では省略され
ている)、これら保持溝14内に一対のフィルタシガレ
ットFL,FFをそれぞれ1本ずつ受け入れる。このと
き、ターニングドラム12は一方のフィルタシガレット
FLをそのまま横方向に案内し、その回転に伴い次のイ
ンターメディエイトドラム16に向けて搬送する。その
傍ら、ターニングドラム12は他方のフィルタシガレッ
トFFを受け入れた保持溝14だけにサクションエアを
供給し、これら他方のフィルタシガレットFFを保持溝
14内に吸引保持する。他方のフィルタシガレットFF
はターニングドラム12の回転に伴いその外周を周回
し、この周回の過程にて、図示しないガイドの助けを借
りてその向きを反転される。この反転とともに、他方の
フィルタシガレットFFはターニングドラム12の軸線
方向にフィルタシガレット1本分の長さだけ変位され、
これにより、その外周面上にて一方のフィルタシガレッ
トFLと同列上に位置付けられる。この後、他方のフィ
ルタシガレットFFは一方のフィルタシガレットFLの
搬送に合流し、ターニングドラム12からインターメデ
ィエイトドラム16に向けて搬送される。
【0021】ここで、ターニングドラム12にはその外
周にN段(例えば48段)の保持溝14が形成されてお
り、これら保持溝14はダブルフィルタシガレットWの
搬送ピッチの1/2の間隔で形成されている。それ故、
保持溝14内への一対のフィルタシガレットFL,FF
の受け入れはその1段おきになされており、ターニング
ドラム12の1回転あたり溝段数の1/2、つまり、N
/2(=24)対のフィルタシガレットFL,FFが受
け入れられる。この間、一方のフィルタシガレットFL
は、その受け入れられたN/2(=24)本がそのまま
インターメディエイトドラム16に向けて搬送される。
これに対し、他方のフィルタシガレットFFはターニン
グドラム12が1回転する間に、その回転方向でみて1
段後方の保持溝14に移し替えられ、これにより、他方
のフィルタシガレットFFの周回速度はターニングドラ
ム12の回転周速に対して溝1段分遅れる。従って、同
一のダブルフィルタシガレットWから切り離された一対
のフィルタシガレットFL,FFは、その一方のフィル
タシガレットFLが他方のフィルタシガレットFFに先
行して搬送され、その後、N段分の保持溝14が通過す
ると、そのターニング段数N+1(=49)段目にあた
る保持溝14から他方のフィルタシガレットFFが後続
して搬送される。
【0022】図1に示されるインターメディエイトドラ
ム16もまた、その外周面に保持溝18を有しており、
この保持溝18にはフィルタシガレット1本のみを受け
入れ可能である。ここで、インターメディエイトドラム
16の外周面はフィルタシガレットFL,FFの搬送経
路Rを部分的に規定し、その経路方向に沿って回転す
る。また、図2に示されるようにフィルタシガレットF
L,FFの搬送経路Rはターニングドラム12から延び
ており、この搬送経路Rはフィルタシガレット1本分の
長さに相当する幅を有している。
【0023】エンドスキャナドラム20及び搬送ドラム
21,22はインターメディエイトドラム16に連なる
ドラム列を形成しており、これら各ドラムもまた、その
外周面が搬送経路Rを部分的に規定し、何れも搬送経路
Rの経路方向に沿って回転する。個々のドラムは何れも
同様の保持溝18を有しており、これら各ドラムの保持
溝18は、サクションエアの供給を受けて搬送経路R上
でフィルタシガレットFL,FFを吸引保持し、また、
隣接するドラム間ではフィルタシガレットFL,FFを
順次受け渡しする。
【0024】上述した搬送ドラム22は、図1中、搬送
方向にみてドラム列の終端に位置しており、この搬送ド
ラム22はその外周面上に所定の排除位置を有してい
る。搬送ドラム22には、個々の保持溝18の底に連通
する圧空通路23が形成されており、この圧空通路23
は、図示の排除位置で空圧管路24に連通するようにな
っている。空圧管路24は図示しない空圧源に接続され
ており、その途中に電磁開閉弁25が介挿されている。
【0025】また、上述した搬送経路Rの途中には、イ
ンターメディエイトドラム16の上方に位置して光電ス
イッチ26が配設されており、この光電スイッチ26及
び上述した電磁開閉弁25は、何れも排除コントローラ
28に接続されている。図3は、搬送経路Rに対する光
電スイッチ26の配置を示しており、具体的には、光電
スイッチ26はそのレンズ面がインターメディエイトド
ラム16上の各フィルタシガレットFL,FFに対向す
るべくフィルタアタッチメントの機体に固定されてい
る。光電スイッチのセンサ光軸は、各フィルタシガレッ
トFL,FFのフィルタ部位、つまり、チップペーパ片
Cの外面に向けられており、このセンサ光軸と搬送経路
Rとが交叉する位置は、所定の測定位置として規定され
る。光電スイッチ26は、インターメディエイトドラム
16の回転に伴い各フィルタシガレットFL,FFが上
述した測定位置でセンサ光を通過するとき、受光した反
射光をセンサ信号として排除コントローラ28に供給す
る。なお、光電スイッチ26を複数設置する場合、図示
の測定位置にあるフィルタシガレットFL,FFに対し
て、その軸線周りでみて互いに異なる方向(例えば角度
α,β)にセンサ光軸を配置してもよいし、これらの配
置を図示の光電スイッチ26と組み合わせてもよい。
【0026】図4は、2セットの光電スイッチ26を含
む排除コントローラ28のシステムを具体的に示してい
る。排除コントローラ28は先ず、光電スイッチ26か
らのセンサ信号を処理する検出カード30を備え、この
検出カード30は個々の光電スイッチ26に対応して各
一ずつ用意されている。検出カード30はその内部に測
定部32及び判定部34を有しており、その測定部32
では光電スイッチ26からのセンサ信号に基づき、上述
した測定位置で各フィルタシガレットFL,FFがセン
サ光を通過するのに要した時間を測定する。この測定時
間は測定部32から判定部34に出力され、判定部34
では、その測定時間の長短に基づいて各フィルタシガレ
ットFL,FFにおけるチップペーパ片Cの巻き付け具
合の良否を判定する。判定部34において不良の判定が
成立すると、検出カード30は不良信号Iを出力する。
【0027】排除コントローラ28はまた、そのシステ
ム内にシフト出力回路36及び排除ユニット38を有し
ており、上述した検出カード30から出力される不良信
号Iは、このシフト出力回路36に供給されている。シ
フト出力回路36と排除ユニット38とは双方向に接続
されており、シフト出力回路36は排除ユニット38か
ら所定のタイミング信号Tを受け取り、一方、排除ユニ
ット38に対して排除信号Eを出力する。この場合、排
除ユニット38としては例えば、既存のエンドスキャナ
ユニットの制御ボックスにて代用することもできる。
【0028】以上は、基本的な排除コントローラ28の
システム構成であるが、本実施形態では更に、いくつか
の構成を付加してシステムの信頼性を高めている。具体
的には、上述した検出カード30に対してシーケンサ4
0を接続し、このシーケンサ40を用いて検出カード3
0の作動開始条件を設定する。更にシーケンサ40に
は、たばこ巻上機本体の作動を制御する電子盤42が双
方向に接続されており、例えば、たばこ巻上機の運転開
始後、その運転速度が定常状態の高速運転モードに移行
すると、電子盤42から高速運転モード信号Hがシーケ
ンサ40に出力される。シーケンサ40は高速運転モー
ド信号Hを受け取ると、フィルタアタッチメントの運転
速度が安定化する時間を見込んで、所定時間経過後に各
検出カード30に対して作動開始信号Sを出力する。各
検出カード30は、この作動信号Sの出力を条件として
上述の良否判定を開始する。
【0029】一方、検出カード30は光電スイッチ26
からのセンサ信号をシーケンサ40に分配して出力して
おり、シーケンサ40はその高速カウンタ機能を利用し
て、測定位置を通過したフィルタシガレットFL,FF
の本数をカウントする。更に、シフト出力回路36の排
除信号Eもまたシーケンサ40に分配して出力されてお
り、シーケンサ40はこの排除信号Eに基づいて、排除
された不良品の本数をカウントすることができる。
【0030】シーケンサ40は、カウントした通過本数
と不良品本数とに基づき、不良品の発生頻度が高くなっ
た場合、電子盤42に対して運転停止信号Nを出力す
る。シーケンサ40には例えば、警報ブザや表示灯から
なる警報器44を接続することができ、これら警報器4
4は運転停止信号Nの出力に連動して作動される。
【0031】
【実施例】以下、本発明のフィルタシガレットの検査排
除装置による不良品の検査及び排除に関し、その検査手
法とともに具体的な実施例を挙げて説明する。本実施例
ではフィルタアタッチメントを含むシガレット製造機の
運転速度を、その定常運転において例えば毎分4,000本
に設定している。シガレット製造機の運転立ち上げ後、
シガレット製造機が高速運転モードに移行してフィルタ
アタッチメントの運転速度が安定化すると、上述のよう
にシーケンサ40から作動開始信号Sが出力され、これ
により、検出カード30によるチップペーパ片Cの巻き
付け具合の検査、つまり、その良否判定が開始となる。
【0032】図5は、各フィルタシガレットFL,FF
のフィルタ部位における搬送経路Rに沿う幅とその良否
の判定条件との関係を示している。具体的には、フィル
タ部位の規定の外径をds(例えば7.9mm)とする
と、その約10%増し(例えば0.8mm)までの幅
(1.1×ds=8.7mm)を良品の判定域とし、こ
れを超える幅を不良品の判定域とする。このため、例え
ばチップペーパ片Cが規定の外径から0.8mmを超え
て搬送経路Rの方向に突出している不良品は、全て排除
の対象となることが期待される。なお、規定の外径ds
に対して約10%増しのマージンを見込むのは、チップ
ペーパ片Cのラップ代やその寸法公差等によるセンシン
グ誤差を許容するためである。
【0033】検出カード30の測定部32にて各フィル
タシガレットFL,FFの通過時間を測定するとき、上
述した規定外径dsに相当する通過時間は、インターメ
ディエイトドラム16の回転周速との関係から所定時間
Ts(例えば8ms)に設定される。それ故、良品判定
域の幅=1.1dsに相当する通過時間は、その10%
増し(例えば0.8ms)までの通過時間(1.1Ts
=8.8ms)に設定される。
【0034】ここで、光電スイッチ26では搬送経路R
の方向に沿う幅のみをセンシングしているため、例えば
チップペーパ片Cに2mmの長さの突出があるとき、こ
れを上述した不良品の判定域内にてセンシングするため
には、その突出部分が各フィルタシガレットFL,FF
の軸線周りでみて、図5中a又はcの範囲内に位置付け
られている必要がある。本実施例の場合、範囲a,cの
全周に占める円周方向の割合(中心角(a+c)/36
0゜)が例えば55%であることから、個々のフィルタ
シガレットFL,FFの単品で、不良品の予測検出率を
55%としている。なお図3に示されるように、センサ
光軸が異なる複数の光電スイッチ26を設置していれ
ば、その分、光電センサ26のセンシング領域が拡大さ
れるので、図5でみて範囲a,cが周方向に拡がり、そ
の検出率をより高めることが可能である。
【0035】判定部34は、各フィルタシガレットF
L,FFについての測定時間に基づいて、その通過に要
した時間が8.8msを超えているとき、これを巻き付
け不良として判定する。なお、検出カード30にはディ
ジタル式の入力スイッチ46が個々に接続されており、
上述した良否判定のための通過時間は、この入力スイッ
チ46からの数値入力により任意に書き換えが可能であ
る。
【0036】不良判定の成立により検出カード30から
不良信号Iが出力されたとき、シフト出力回路36は、
その不良判定がフィルタシガレットFL,FFの何れに
ついてなされたものであるかを識別する。ここで、上述
したシーケンサ40からシフト出力回路36に対してフ
ィルタシガレットFL,FFの識別信号Dが出力されて
おり、シフト出力回路36は、この識別信号Dに基づい
てフィルタシガレットFL,FFの何れが不良品である
のかを識別することができる。
【0037】具体的には、シーケンサ40は上述のよう
に、フィルタシガレット製造機の運転開始からカウント
した巻本数に基づき、測定位置を通過する製品が先行す
るフィルタシガレットFLであるか、或いは、後続する
フィルタシガレットFFであるかを常に認識しており、
それ故、これらの区別を表す識別信号Dを生成してシフ
ト出力回路36に供給している。従って、シフト出力回
路36はこの識別信号Dに基づき、不良と判定された製
品がフィルタシガレットFL,FFの何れであるのかを
容易に識別することができる。なお、ターニングドラム
12の機構上、最初の1本目からN/2(=24)本目
までは全て先行するフィルタシガレットFLであるの
で、シーケンサ40は適宜、そのカウント開始からN/
2本目までの識別信号Dを一方のフィルタシガレットF
Lについてのものとしてホールドし、次のN/2+1
(=25)本目から1本おきに他方のフィルタシガレッ
トFFとして識別信号Dの切り換えを開始する。
【0038】排除ユニット38から出力されるタイミン
グ信号Tは、ドラム列の回転に伴う製品の搬送速度に同
期しており、具体的には、搬送ドラム22の排除位置に
おける保持溝18の到達タイミングに同期したパルスで
ある。シフト出力回路36は、このようなタイミング信
号Tに基づいて、不良と判定された製品が搬送ドラム2
2の排除位置に到達するタイミングでそれぞれ排除信号
Eを出力する。
【0039】図6及び図7は、排除コントローラ28に
より処理される各種の信号を時系列に沿って示してお
り、これら図6,7を参照してなされる以下の説明によ
り、排除コントローラ28の具体的な機能もまた明らか
となる。図6中、例えば時刻t0に判定部34にて不良
判定が成立したとき、その不良信号Iが生成されてシフ
ト出力回路36に入力される。このとき、シフト出力回
路36は識別信号Dを参照することにより、不良と判定
された製品が先行する一方のフィルタシガレットFLで
あることを識別する。そして、シフト出力回路36は、
不良品である一方のフィルタシガレットFLがインター
メディエイトドラム16上の測定位置を通過した後、搬
送ドラム22上の排除位置に到達するタイミングで排除
信号Eを出力する。
【0040】より具体的には、シフト出力回路36は時
刻t0からタイミング信号Tのパルス(エッジ)数をカ
ウントし、このカウント数が測定位置から数えて排除位
置までの溝段数Neに達したとき、その時点(時刻
2)で排除信号Eを出力する。なお、図1の実施形態
では、インターメディエイトドラム16上の測定位置
(=1段目)から数えて、例えばNe=55段目に搬送
ドラム22上の排除位置が設定されている。
【0041】既に述べたように、先行する一方のフィル
タシガレットFLについて不良の判定が成立していれ
ば、その後続する他方のフィルタシガレットFFについ
ても必ず不良品であることから、この他方のフィルタシ
ガレットFFについての判定をキャンセルすることが望
ましい。従って、シフト出力回路36は時刻t0におい
て不良信号Iを受け取った後、タイミング信号Tがター
ニング段数(N+1)に達する時点(時刻t1)で不良
信号Iの出力の有無に関わらずこれをキャンセルする。
【0042】この後、シフト出力回路36は1回目の排
除信号Eの出力に次いで、後続する他方のフィルタシガ
レットFFが排除位置に到達するタイミング、つまり、
時刻t2の後にタイミング信号Tのカウント数がターニ
ング段数(N+1)に達したとき、この時点(時刻
3)で再度、排除信号Eを出力する。次に図7は、先
行する一方のフィルタシガレットFLについては不良判
定が成立せず、後続する他方のフィルタシガレットFF
についてのみ不良判定が成立した場合の処理を示してい
る。この場合、一方のフィルタシガレットFLは既に、
搬送経路R上をターニング段数(N+1)だけ先行して
いるものと考えられる。このため、シフト出力回路36
は、その一対をなす一方のフィルタシガレットFLが排
除位置に到達するタイミングで先に排除信号Eを出力
し、その後、不良判定が成立した他方のフィルタシガレ
ットFFが排除位置に到達するタイミングで更に排除信
号Eを出力する。
【0043】具体的には図7中、時刻t4に不良判定が
成立したとき、シフト出力回路36はそれが他方のフィ
ルタシガレットFFであることを識別すると、測定位置
から排除位置までの溝段数Neからターニング段数(N
+1)を差し引いた、残りのパルス数をカウントした時
点(時刻t5)で排除信号Eを出力する。そして、この
時刻t5の後、更にターニング段数(N+1)分のタイ
ミング信号Tをカウントすると、時刻t6に排除信号E
を出力する。
【0044】また、何れの場合においてもシフト出力回
路36から排除信号Eが出力されると、排除ユニット3
8は上述した電磁開閉弁25を直ちに開かせる(図1参
照)。これにより、搬送ドラム22上の排除位置で保持
溝18の底に連通する圧空通路23内に圧空が供給さ
れ、供給された圧空は圧空通路23から保持溝18の径
方向外側に向けて噴出される。このような圧空の噴出は
不良品であるフィルタシガレットFL,FFを保持溝1
8の吸引力に抗して吹き飛ばし、その保持溝18から排
除する。なお、搬送ドラム22から排除された不良品は
図示しない回収ボックス内に回収される。
【0045】上述のように、ダブルフィルタシガレット
Wから切り離した一対のフィルタシガレットFL,FF
の何れか一つが不良と判定されたとき、排除コントロー
ラ28により一対のフィルタシガレットFL,FFをセ
ットで排除することで、その排除効率を高めることが可
能となる。上述した実施例について、更に好ましい別の
第2実施例を以下に挙げる。
【0046】例えば、チップペーパ片の糊付け不良に起
因する旗巻品の生成は通常、ダブルフィルタシガレット
Wでみて、連続した2本になる可能性が極めて高い。こ
れは糊の塗布過程で生じる塗布不良領域が、チップペー
パ片の連続する数枚に亘って生じることによる。このた
め、例えばある1本のフィルタシガレットFL(FF)
について不良判定が成立したとき、その前後にそれぞれ
位置するフィルタシガレットFL(FF)を連続して排
除するものとすれば、更に旗巻品の排除効率が高まるも
のと考えられる。ここで、前後にそれぞれ位置するフィ
ルタシガレットFL(FF)とは、そのダブルフィルタ
シガレットWの状態でみて、不良判定が成立したフィル
タシガレットFL(FF)の前後に隣接していた製品を
意味している。従って、不良判定が成立したフィルタシ
ガレットFL(FF)の前後にそれぞれ位置するフィル
タシガレット(FL)FFは、保持溝18の段数でみて
前後各2段目の位置にある。
【0047】具体的には、シフト出力回路36において
排除信号Eが出力されるべきタイミングの設定を、その
前後各2段目に付け加える。この場合、図6でみれば、
時刻t2の前後各2段目(Ne−2,Ne+2段)及び
時刻t3の前後各2段目(N−1,N+3段)について
も、それぞれ排除信号Eが出力されることになる。この
第2実施例について、本発明の発明者等がフィルタアタ
ッチメントの実機上で行った調査によれば、実際に排除
された旗巻品本数neと排除されずに通過した旗巻品本
数ntとを合わせた全本数に占める排除旗巻品本数ne
の割合=ne/(ne+nt)は、その平均で81.0
%と非常に高い効率であった。
【0048】本発明は上述した実施例及び第2実施例に
制約されることなく、更に変形して実施可能である。具
体的には、実施例として挙げたフィルタシガレット製造
機のシステムは、より高速生産(例えば毎分8,000本以
上)を行うタイプのものであってもよい。また、ターニ
ング段数の設定や実施例で用いた溝段数の設定は何れも
任意であり、これら具体的な数値はシステムの生産能力
や仕様に応じて適宜変更することができる。
【0049】また、実施例中の良否判定に用いたフィル
タシガレットの規定外径dsは個々の製品に応じて適当
な値を使用することができ、更に、良品判定域に見込ま
れる誤差の値は任意に変更可能であることはいうまでも
ない。なお、実施例及び第2実施例としては何れも、あ
る1本のフィルタシガレットFL(FF)を不良と判定
したとき、その対をなすフィルタシガレットFF(F
L)を常に排除する態様について説明しているが、本発
明の検査排除装置は特にこれらの態様に制約されるもの
ではない。従って、本発明は単に不良と判定したフィル
タシガレットFL,FFを単独で排除するものであって
もよいし、或いは、これを排除するとき、その前後に位
置するフィルタシガレットFL,FFをセットで排除す
るものであってもよい。
【0050】その他、各フィルタシガレットFL,FF
のフィルタ部位の幅を測定する機器として、例えばレー
ザスキャナ或いはビジョンシステムなどの他の光学的検
出装置を使用してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフィルタ
シガレットの検査排除装置(請求項1)によれば、フィ
ルタシガレットの搬送過程でチップペーパ片の巻き付け
不良品を検出し、その不良品となるフィルタシガレット
を排除することができる。このため、従来は困難とされ
ていた旗巻品の外観検査を自動化し、更に、大規模な設
備を要することなく簡易な手法にして検査が可能とな
る。
【0052】また、光電スイッチを用いた測定及び良否
判定システムは(請求項2)、既存のフィルタアタッチ
メントに対する組み込みが容易となり、その実用性を高
めている。更にそのセンサ光軸の取付角度が異なる複数
の光電スイッチを用いれば(請求項3)、より高い確率
で不良品の検出が可能である。更に、不良品の検出に伴
い、その前後に位置するフィルタシガレットを併せて排
除するものであれば(請求項4)、不良品の検出確率を
合理的に補償し、その排除効率を有効に高めることがで
きる。
【0053】同様に、不良品の検出に伴い、その対をな
すフィルタシガレットを不良品としてセットで排除する
ものであれば(請求項5)、合理的且つ簡易な手法にし
て高水準の排除効率を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略的な構成とともにフィルタアタッ
チメントのドラム列を示した図である。
【図2】ダブルフィルタシガレットの切り離しからター
ニングドラムによる搬送及び反転の過程を示した図であ
る。
【図3】光電スイッチの具体的な配置を示した図であ
る。
【図4】排除コントローラの構成を示すブロック図であ
る。
【図5】光電スイッチを用いた光学的な良否の判定手法
を説明するための図である。
【図6】排除コントローラにより処理される各種信号の
変化を示したタイミングチャートである。
【図7】図6の場合と異なるパターンについて、排除コ
ントローラにより処理される各種信号の変化を示したタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
12 ターニングドラム(反転手段) 14 保持溝 16 インターメディエイトドラム(搬送経路) 18 保持溝 20 エンドスキャナドラム(搬送経路) 21,22 搬送ドラム(搬送経路) 23 圧空通路(排除手段) 24 空圧管路(排除手段) 25 電磁開閉弁(排除手段) 26 光電スイッチ 30 検出カード 32 測定部(測定手段) 34 判定部(判定手段) 36 シフト出力回路(排除手段) 38 排除ユニット(排除手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に糊を塗布したチップペーパ片の巻
    き付けにより、フィルタプラグの両端にそれぞれシガレ
    ットを接続してダブルフィルタシガレットを得た後、こ
    のダブルフィルタシガレットを前記フィルタプラグの部
    位から切断して一対のフィルタシガレットに切り離すフ
    ィルタシガレットの製造機において、 前記製造機内にて前記フィルタシガレットを横方向に搬
    送する搬送経路と、 前記搬送経路の途中に設けられ、その経路方向に沿う前
    記フィルタシガレットのフィルタ部位の幅を測定し、そ
    の測定信号を出力する測定手段と、 前記測定信号に基づいて前記チップペーパ片の巻き付け
    の良否を判定する判定手段と、 前記判定手段により不良と判定された前記フィルタシガ
    レットの不良品を前記搬送経路外へ排除する排除手段と
    を具備したことを特徴とするフィルタシガレットの検査
    排除装置。
  2. 【請求項2】 前記測定手段は、 前記フィルタシガレットが前記搬送経路上の所定の測定
    位置を通過するとき、そのフィルタ部位に向けてセンサ
    光を投光し、その通過に伴う反射光を受光する光電スイ
    ッチと、 前記光電スイッチにて受光した反射光に基づいて前記フ
    ィルタ部位が前記センサ光を通過するのに要した時間を
    測定し、その測定時間を前記測定信号として出力する出
    力回路とを含み、 前記判定手段は、前記出力回路から出力される測定時間
    の長短に基づいて前記チップペーパ片の巻き付けの良否
    を判定することを特徴とする請求項1に記載のフィルタ
    シガレットの検査排除装置。
  3. 【請求項3】 前記光電スイッチは、前記フィルタシガ
    レットが前記測定位置にあるとき、その軸線周りでみて
    互いに異なる複数の方向から前記センサ光を投受光する
    べく複数設置されていることを特徴とする請求項2に記
    載のフィルタシガレットの検査排除装置。
  4. 【請求項4】 前記排除手段は、その排除するべきフィ
    ルタシガレットの不良品とともに、この不良品の前後に
    それぞれ位置するフィルタシガレットをも排除すること
    を特徴とする請求項1から3の何れかに記載のフィルタ
    シガレットの検査排除装置。
  5. 【請求項5】 前記ダブルフィルタシガレットの切り離
    しにより、互いに背向する一対のフィルタシガレットの
    一方を先行して前記搬送経路により搬送させるととも
    に、その他方を反転して前記搬送経路に合流させ、この
    他方のフィルタシガレットを前記先行する一方のフィル
    タシガレットに後続して搬送させる反転手段を更に備
    え、 前記測定手段は前記反転手段よりも前記搬送経路の下流
    側の位置に設けられており、前記排除手段は、前記不良
    と判定された前記フィルタシガレットの不良品ととも
    に、この不良品と対をなすフィルタシガレットをも不良
    品として排除することを特徴とする請求項1から4の何
    れかに記載のフィルタシガレットの検査排除装置。
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