JP2001275455A - コンバインの刈取装置 - Google Patents
コンバインの刈取装置Info
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- JP2001275455A JP2001275455A JP2001076204A JP2001076204A JP2001275455A JP 2001275455 A JP2001275455 A JP 2001275455A JP 2001076204 A JP2001076204 A JP 2001076204A JP 2001076204 A JP2001076204 A JP 2001076204A JP 2001275455 A JP2001275455 A JP 2001275455A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コンバインの刈取装置における刈取作業の円滑
化と伝動構成の簡素化。 【解決手段】下部横伝動部材31の一側部から側部縦伝
動部材34を上向きに設ける。そして、側部縦伝動部材
34の上部から複数の引起装置7を連動して駆動する上
部横伝動部材61を横向きに設けて引起装置7より上方
に配置する。更に、上部横伝動部材61から下向きに設
けた縦伝動部材66,89を介して引起装置7と穂先側
送り体11aとを駆動すべく構成する。
化と伝動構成の簡素化。 【解決手段】下部横伝動部材31の一側部から側部縦伝
動部材34を上向きに設ける。そして、側部縦伝動部材
34の上部から複数の引起装置7を連動して駆動する上
部横伝動部材61を横向きに設けて引起装置7より上方
に配置する。更に、上部横伝動部材61から下向きに設
けた縦伝動部材66,89を介して引起装置7と穂先側
送り体11aとを駆動すべく構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの刈取
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンバインの刈取装置には、
穀稈を分草する複数の分草体と、穀稈を引起す複数の引
起装置と、穀稈を刈り取る刈刃と、穀稈の株元側を搬送
する株元側搬送装置と、穂先側を後送りする穂先側送り
体とが設けられている。
穀稈を分草する複数の分草体と、穀稈を引起す複数の引
起装置と、穀稈を刈り取る刈刃と、穀稈の株元側を搬送
する株元側搬送装置と、穂先側を後送りする穂先側送り
体とが設けられている。
【0003】そして、前記穂先側送り体は、該穂先側送
り体の下方から上向きに設けた伝動軸の上端部によって
駆動する構成が一般的であった。また、実開昭56−1
07247号のマイクロフィルムや特開昭58−111
608号公報や特開昭51−10025号公報には、複
数の引起装置を連動して駆動する上部横伝動軸を該引起
装置の上端より下方に配置し、該上部横伝動軸によって
引起装置を直接駆動する一方、上部横伝動軸から下向き
に設けた縦伝動軸を介して穂先側送り体を駆動すべく構
成したコンバインの刈取装置が記載されている。
り体の下方から上向きに設けた伝動軸の上端部によって
駆動する構成が一般的であった。また、実開昭56−1
07247号のマイクロフィルムや特開昭58−111
608号公報や特開昭51−10025号公報には、複
数の引起装置を連動して駆動する上部横伝動軸を該引起
装置の上端より下方に配置し、該上部横伝動軸によって
引起装置を直接駆動する一方、上部横伝動軸から下向き
に設けた縦伝動軸を介して穂先側送り体を駆動すべく構
成したコンバインの刈取装置が記載されている。
【0004】また、実開昭63−86727号のマイク
ロフィルムには、複数の引起装置を連動して駆動する上
部横伝動軸を引起装置より上方に配置し、該上部横伝動
軸から下向きに設けた縦伝動軸を介して引起装置のみを
駆動すべく構成したコンバインの刈取装置が記載されて
いる。
ロフィルムには、複数の引起装置を連動して駆動する上
部横伝動軸を引起装置より上方に配置し、該上部横伝動
軸から下向きに設けた縦伝動軸を介して引起装置のみを
駆動すべく構成したコンバインの刈取装置が記載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術におい
ては、例えば、第5図を用いて説明すると、5列の穀稈
を刈取る構成の場合、刈取られた穀稈は、矢印のように
搬送されて、後側の引継搬送装置への引継部に合流す
る。
ては、例えば、第5図を用いて説明すると、5列の穀稈
を刈取る構成の場合、刈取られた穀稈は、矢印のように
搬送されて、後側の引継搬送装置への引継部に合流す
る。
【0006】このとき、穂先側送り体が、該穂先側送り
体の下方から上向きに設けた伝動軸の上端部によって駆
動される構成であるため、この伝動軸部(伝動パイプな
ど)に搬送穀稈の株元側が干渉して、この伝動軸部の周
辺に藁屑が堆積しやすく、穀稈搬送の妨げとなって、刈
取作業が円滑に行えなくなるという問題がある。
体の下方から上向きに設けた伝動軸の上端部によって駆
動される構成であるため、この伝動軸部(伝動パイプな
ど)に搬送穀稈の株元側が干渉して、この伝動軸部の周
辺に藁屑が堆積しやすく、穀稈搬送の妨げとなって、刈
取作業が円滑に行えなくなるという問題がある。
【0007】また、上述の実開昭56−107247号
のマイクロフィルムや特開昭58−111608号公報
や特開昭51−10025号公報に記載された構成で
は、上部横伝動軸によって引起装置が直接駆動される構
成であり、この上部横伝動軸が引起装置の上端より下方
に配置されているため、引起中ないし穂先側送り体によ
って後送りされる穀稈の穂先部がこの上部横伝動軸部
(伝動パイプなど)に干渉し、脱粒や穀稈姿勢の乱れを
生じ易く、刈取作業を円滑に行うことができないという
問題がある。
のマイクロフィルムや特開昭58−111608号公報
や特開昭51−10025号公報に記載された構成で
は、上部横伝動軸によって引起装置が直接駆動される構
成であり、この上部横伝動軸が引起装置の上端より下方
に配置されているため、引起中ないし穂先側送り体によ
って後送りされる穀稈の穂先部がこの上部横伝動軸部
(伝動パイプなど)に干渉し、脱粒や穀稈姿勢の乱れを
生じ易く、刈取作業を円滑に行うことができないという
問題がある。
【0008】また、実開昭63−86727号のマイク
ロフィルムに記載された構成では、刈取穀稈の穂先側を
後送りする穂先側送り体を適当な高さに備えていないた
めに、穀稈姿勢の乱れを生じ易く、刈取作業を円滑に行
うことができないという問題がある。
ロフィルムに記載された構成では、刈取穀稈の穂先側を
後送りする穂先側送り体を適当な高さに備えていないた
めに、穀稈姿勢の乱れを生じ易く、刈取作業を円滑に行
うことができないという問題がある。
【0009】尚、実開昭63−86727号のマイクロ
フィルムに記載された構成では、図示において引起装置
後方に斜設された搬送装置を穂先側送り体として捉えて
も、この送り体は後部の横軸を中心として上下に回動調
節される構成であり、このような送り体を、引起装置を
駆動する上部横伝動軸側から連動して駆動し得る旨の技
術思想は示唆されていない。従って、上述の実開昭56
−107247号のマイクロフィルムや特開昭58−1
11608号公報や特開昭51−10025号公報に開
示された技術と実開昭63−86727号のマイクロフ
ィルムに開示された技術とを組み合わせて構成しようと
しても、上部横伝動軸を引起装置より上方に配置し、こ
の上部横伝動軸から下向きに設けた縦伝動軸を介して引
起装置と穂先側送り体との両方を駆動する構成とするこ
とはできない。従って、穂先側送り体を適当な高さに配
置しながらこれを駆動する上部横伝動軸を高い位置に配
置することはできず、このため、該上部横伝動軸部(伝
動パイプなど)に穀稈の穂先側が干渉し、脱粒や穀稈姿
勢の乱れを生じ易く、刈取作業を円滑に行うことができ
ないという問題が残る。また、同一の縦伝動軸によって
引起装置と穂先側送り体との両方を駆動することができ
ず、刈取装置の伝動構成を簡素化することができないと
いう問題が残る。
フィルムに記載された構成では、図示において引起装置
後方に斜設された搬送装置を穂先側送り体として捉えて
も、この送り体は後部の横軸を中心として上下に回動調
節される構成であり、このような送り体を、引起装置を
駆動する上部横伝動軸側から連動して駆動し得る旨の技
術思想は示唆されていない。従って、上述の実開昭56
−107247号のマイクロフィルムや特開昭58−1
11608号公報や特開昭51−10025号公報に開
示された技術と実開昭63−86727号のマイクロフ
ィルムに開示された技術とを組み合わせて構成しようと
しても、上部横伝動軸を引起装置より上方に配置し、こ
の上部横伝動軸から下向きに設けた縦伝動軸を介して引
起装置と穂先側送り体との両方を駆動する構成とするこ
とはできない。従って、穂先側送り体を適当な高さに配
置しながらこれを駆動する上部横伝動軸を高い位置に配
置することはできず、このため、該上部横伝動軸部(伝
動パイプなど)に穀稈の穂先側が干渉し、脱粒や穀稈姿
勢の乱れを生じ易く、刈取作業を円滑に行うことができ
ないという問題が残る。また、同一の縦伝動軸によって
引起装置と穂先側送り体との両方を駆動することができ
ず、刈取装置の伝動構成を簡素化することができないと
いう問題が残る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するために、以下のような技術的手段を講じ
る。即ち、下部横伝動部材31の一側部から側部縦伝動
部材34を上向きに設け、該側部縦伝動部材34の上部
から複数の引起装置7を連動して駆動する上部横伝動部
材61を横向きに設けて引起装置7より上方に配置し、
該上部横伝動部材61から下向きに設けた縦伝動部材6
6,89を介して引起装置7と穂先側送り体11aとを
駆動すべく構成したことを特徴とするコンバインの刈取
装置としたものである。
題を解決するために、以下のような技術的手段を講じ
る。即ち、下部横伝動部材31の一側部から側部縦伝動
部材34を上向きに設け、該側部縦伝動部材34の上部
から複数の引起装置7を連動して駆動する上部横伝動部
材61を横向きに設けて引起装置7より上方に配置し、
該上部横伝動部材61から下向きに設けた縦伝動部材6
6,89を介して引起装置7と穂先側送り体11aとを
駆動すべく構成したことを特徴とするコンバインの刈取
装置としたものである。
【0011】
【発明の作用】複数の引起装置7を連動して駆動する上
部横伝動部材61が引起装置7より上方に配置されるた
め、該上部横伝動部材61下方に比較的高い穀稈通路が
形成される。
部横伝動部材61が引起装置7より上方に配置されるた
め、該上部横伝動部材61下方に比較的高い穀稈通路が
形成される。
【0012】これによって、穀稈が上部横伝動部材6
1,60に干渉しにくくなる。また、穂先側送り体11
aが上部横伝動部材61から下向きに設けた縦伝動部材
66,89を介して駆動される構成のため、穂先側送り
体11aの下側に伝動部材を設けなくてもよい。
1,60に干渉しにくくなる。また、穂先側送り体11
aが上部横伝動部材61から下向きに設けた縦伝動部材
66,89を介して駆動される構成のため、穂先側送り
体11aの下側に伝動部材を設けなくてもよい。
【0013】これによって、穂先側送り体11a下側に
おける伝動部材への穀稈の干渉が少なくなる。また、引
起装置7も、穂先側送り体11aと共に、上部横伝動部
材61から下向きに設けた縦伝動部材66,89を介し
て駆動されるため、該引起装置7と穂先側送り体11a
との伝動構成が簡素化される。
おける伝動部材への穀稈の干渉が少なくなる。また、引
起装置7も、穂先側送り体11aと共に、上部横伝動部
材61から下向きに設けた縦伝動部材66,89を介し
て駆動されるため、該引起装置7と穂先側送り体11a
との伝動構成が簡素化される。
【0014】尚、上部横伝動部材61を連動する側部縦
伝動部材34は、下部横伝動部材31の一側部から上向
きに設けられるため、刈取装置の左右一側寄りに偏倚
し、穀稈搬送の妨げとなることが少ない。
伝動部材34は、下部横伝動部材31の一側部から上向
きに設けられるため、刈取装置の左右一側寄りに偏倚
し、穀稈搬送の妨げとなることが少ない。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、下部
横伝動部材31の一側部から側部縦伝動部材34を上向
きに設け、該側部縦伝動部材34の上部から複数の引起
装置7を連動して駆動する上部横伝動部材61を横向き
に設けて引起装置7より上方に配置し、該上部横伝動部
材61から下向きに設けた縦伝動部材66,89を介し
て引起装置7と穂先側送り体11aとを駆動すべく構成
したことを特徴とするコンバインの刈取装置としたの
で、刈取作業を円滑に行うことができると共に、刈取装
置の伝動構成を簡素化することができる。
横伝動部材31の一側部から側部縦伝動部材34を上向
きに設け、該側部縦伝動部材34の上部から複数の引起
装置7を連動して駆動する上部横伝動部材61を横向き
に設けて引起装置7より上方に配置し、該上部横伝動部
材61から下向きに設けた縦伝動部材66,89を介し
て引起装置7と穂先側送り体11aとを駆動すべく構成
したことを特徴とするコンバインの刈取装置としたの
で、刈取作業を円滑に行うことができると共に、刈取装
置の伝動構成を簡素化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図により説
明すると、1は機体、2は該機体1の下方位置に設けた
走行装置、3は前記機体1の上方位置に設けた脱穀装
置、4は該脱穀装置3の前側一側位置に設けた操縦部、
5は前記脱穀装置3および前記操縦部4の前方位置に設
けた刈取部である。
明すると、1は機体、2は該機体1の下方位置に設けた
走行装置、3は前記機体1の上方位置に設けた脱穀装
置、4は該脱穀装置3の前側一側位置に設けた操縦部、
5は前記脱穀装置3および前記操縦部4の前方位置に設
けた刈取部である。
【0017】前記刈取部5は、その最前方位置に設けた
複数の分草体6と、各分草体6の後方に設けた該分草体
6により分草した穀稈を引起す引起装置7と該各引起装
置7の後方に設けた複数の掻込装置8と、該掻込装置8
により掻込んだ穀稈を切断する刈刃9と、該刈刃9の上
方に設けた穀稈の株元を搬送する株元側搬送装置10
と、該株元側搬送装置10の上方に設けた穂先側搬送装
置11等とから構成されている。
複数の分草体6と、各分草体6の後方に設けた該分草体
6により分草した穀稈を引起す引起装置7と該各引起装
置7の後方に設けた複数の掻込装置8と、該掻込装置8
により掻込んだ穀稈を切断する刈刃9と、該刈刃9の上
方に設けた穀稈の株元を搬送する株元側搬送装置10
と、該株元側搬送装置10の上方に設けた穂先側搬送装
置11等とから構成されている。
【0018】前記各株元側搬送装置10と前記各穂先側
搬送装置11とにより搬送される搬送通路の後側には後
側株元搬送装置12を設け、該後側株元搬送装置12は
前記各株元側搬送装置10と前記各穂先側搬送装置11
とにより搬送された穀稈を搬送通路終端の引継部Aに集
合させ、該引継部Aに設けた株元引継搬送装置13と穂
先引継搬送装置14とに引継ぎ、該株元引継搬送装置1
3および穂先引継搬送装置14は、前記脱穀装置3の脱
穀室15に穀稈を供給する穀稈供給装置16に穀稈を引
継ぐ。
搬送装置11とにより搬送される搬送通路の後側には後
側株元搬送装置12を設け、該後側株元搬送装置12は
前記各株元側搬送装置10と前記各穂先側搬送装置11
とにより搬送された穀稈を搬送通路終端の引継部Aに集
合させ、該引継部Aに設けた株元引継搬送装置13と穂
先引継搬送装置14とに引継ぎ、該株元引継搬送装置1
3および穂先引継搬送装置14は、前記脱穀装置3の脱
穀室15に穀稈を供給する穀稈供給装置16に穀稈を引
継ぐ。
【0019】17は、機体側より前方に伸びる支持伝動
パイプであり、該支持伝動パイプ17の下部には前記刈
取部5のフレームの一部を兼用する下部横伝動パイプ1
8を取付ける。前記支持伝動パイプ17の上部は、左右
方向の横筒19に上下回動自在に取付ける。横筒19の
前記操縦部4の反対側には、ギヤケース20が設けら
れ、該ギヤケース20には刈取部入力プーリ22を固定
した回転軸23が軸装される。
パイプであり、該支持伝動パイプ17の下部には前記刈
取部5のフレームの一部を兼用する下部横伝動パイプ1
8を取付ける。前記支持伝動パイプ17の上部は、左右
方向の横筒19に上下回動自在に取付ける。横筒19の
前記操縦部4の反対側には、ギヤケース20が設けら
れ、該ギヤケース20には刈取部入力プーリ22を固定
した回転軸23が軸装される。
【0020】第3図に示したように、前記ギヤケース2
0内の回転軸23には歯車24を固定し、該歯車24に
は前記横筒19内に軸装した刈取部入力軸25の一端に
固定した歯車26を噛合わせる。前記刈取部入力軸25
の他端には傘歯車27を固定し、該傘歯車27には前記
支持伝動パイプ17内の縦伝動軸28の上端に固定した
傘歯車29を噛合わせる。
0内の回転軸23には歯車24を固定し、該歯車24に
は前記横筒19内に軸装した刈取部入力軸25の一端に
固定した歯車26を噛合わせる。前記刈取部入力軸25
の他端には傘歯車27を固定し、該傘歯車27には前記
支持伝動パイプ17内の縦伝動軸28の上端に固定した
傘歯車29を噛合わせる。
【0021】前記縦伝動軸28の下端部は前記下部横伝
動パイプ18内に臨ませて傘歯車30を固定し、該傘歯
車30には前記下部横伝動パイプ18内に軸装した下部
伝動横軸(下部横伝動部材)31に固定した傘歯車32
を噛合わせる。前記下部横伝動パイプ18および下部伝
動横軸31は途中部分で左右に分割形成され、メンテナ
ンスが容易にできるようにしている。
動パイプ18内に臨ませて傘歯車30を固定し、該傘歯
車30には前記下部横伝動パイプ18内に軸装した下部
伝動横軸(下部横伝動部材)31に固定した傘歯車32
を噛合わせる。前記下部横伝動パイプ18および下部伝
動横軸31は途中部分で左右に分割形成され、メンテナ
ンスが容易にできるようにしている。
【0022】しかして、前記下部横伝動パイプ18の左
側端部には、上方に起立する側部縦伝動パイプ33の下
端部を固定する。側部縦伝動パイプ33内には側部縦伝
動軸(側部縦伝動部材)34を軸装し、該側部縦伝動軸
34の下端部には傘歯車35を固定し、傘歯車35には
前記下部伝動横軸31の側部に固定した傘歯車36を噛
合わせる。なお、実施例では側部縦伝動パイプ33も上
下に分割形成されている。
側端部には、上方に起立する側部縦伝動パイプ33の下
端部を固定する。側部縦伝動パイプ33内には側部縦伝
動軸(側部縦伝動部材)34を軸装し、該側部縦伝動軸
34の下端部には傘歯車35を固定し、傘歯車35には
前記下部伝動横軸31の側部に固定した傘歯車36を噛
合わせる。なお、実施例では側部縦伝動パイプ33も上
下に分割形成されている。
【0023】前記側部縦伝動パイプ33の上下中間部に
は側部横伝動パイプ37の基部を取付け、側部横伝動パ
イプ37内には側部横伝動軸38を軸装する。側部横伝
動軸38の一端は前記側部縦伝動パイプ33内に臨ませ
て傘歯車39を固定し、傘歯車39には前記側部縦伝動
軸34に固定した傘歯車40を噛合わせる。
は側部横伝動パイプ37の基部を取付け、側部横伝動パ
イプ37内には側部横伝動軸38を軸装する。側部横伝
動軸38の一端は前記側部縦伝動パイプ33内に臨ませ
て傘歯車39を固定し、傘歯車39には前記側部縦伝動
軸34に固定した傘歯車40を噛合わせる。
【0024】前記側部横伝動パイプ37には側部下向き
取付パイプ41の上部を取付け、該側部下向き取付パイ
プ41の下部には前記左側株元側搬送装置10のケース
を固定する。該左側株元側搬送装置10は左の外側株の
進行路の外側に位置する。前記側部下向き取付パイプ4
1内には前記株元側搬送装置10の入力軸42を軸装
し、入力軸42の上部には傘歯車43を固定し、傘歯車
43には前記側部横伝動軸38の中間部に固定した傘歯
車44を噛合わせる。前記入力軸42の下部は前記左側
株元側搬送装置10のケース内に臨ませて駆動歯車45
を固定する。
取付パイプ41の上部を取付け、該側部下向き取付パイ
プ41の下部には前記左側株元側搬送装置10のケース
を固定する。該左側株元側搬送装置10は左の外側株の
進行路の外側に位置する。前記側部下向き取付パイプ4
1内には前記株元側搬送装置10の入力軸42を軸装
し、入力軸42の上部には傘歯車43を固定し、傘歯車
43には前記側部横伝動軸38の中間部に固定した傘歯
車44を噛合わせる。前記入力軸42の下部は前記左側
株元側搬送装置10のケース内に臨ませて駆動歯車45
を固定する。
【0025】側部横伝動パイプ37の先端には側部上向
き取付パイプ46の下部を固定し、側部上向き取付パイ
プ46の上部には前記穂先側搬送装置11のうち左側穂
先側搬送装置11のケースを取付ける。前記側部上向き
取付パイプ46内には穂先側搬送装置11の入力軸47
を軸装し、入力軸47の下端部には傘歯車48を固定
し、傘歯車48には前記側部横伝動軸38に固定した傘
歯車49を噛合わせ、入力軸47の上端には前記左側穂
先側搬送装置11を駆動させる駆動歯車50を固定す
る。
き取付パイプ46の下部を固定し、側部上向き取付パイ
プ46の上部には前記穂先側搬送装置11のうち左側穂
先側搬送装置11のケースを取付ける。前記側部上向き
取付パイプ46内には穂先側搬送装置11の入力軸47
を軸装し、入力軸47の下端部には傘歯車48を固定
し、傘歯車48には前記側部横伝動軸38に固定した傘
歯車49を噛合わせ、入力軸47の上端には前記左側穂
先側搬送装置11を駆動させる駆動歯車50を固定す
る。
【0026】しかして、前記側部縦伝動パイプ33の上
部には、側面視三角形状のボックス51を固定し、ボッ
クス51には斜め前下方に突き出す下向き伝動パイプ5
2を取付け、下向き伝動パイプ52の下部に前記引起装
置7のうち左側引起装置7のケースを取付ける。前記側
部縦伝動軸34の上部は前記ボックス51内に臨ませて
傘歯車53を固定し、傘歯車53には下向き伝動パイプ
52内の伝動軸54の上部に固定した傘歯車55を噛合
わせる。伝動軸54の下部には傘歯車56を固定し、該
傘歯車56に前記左側引起装置7の入力軸57に固定し
た傘歯車58を噛合わせる。前記入力軸57には前記左
側引起装置7を駆動させる駆動歯車59を固定する。
部には、側面視三角形状のボックス51を固定し、ボッ
クス51には斜め前下方に突き出す下向き伝動パイプ5
2を取付け、下向き伝動パイプ52の下部に前記引起装
置7のうち左側引起装置7のケースを取付ける。前記側
部縦伝動軸34の上部は前記ボックス51内に臨ませて
傘歯車53を固定し、傘歯車53には下向き伝動パイプ
52内の伝動軸54の上部に固定した傘歯車55を噛合
わせる。伝動軸54の下部には傘歯車56を固定し、該
傘歯車56に前記左側引起装置7の入力軸57に固定し
た傘歯車58を噛合わせる。前記入力軸57には前記左
側引起装置7を駆動させる駆動歯車59を固定する。
【0027】前記ボックス51には左右方向の上部横伝
動パイプ60の左端を固定する。上部横伝動パイプ60
内には左右方向の上部横伝動軸(上部横伝動部材)61
を軸装し、上部横伝動軸61の左端部には傘歯車62を
固定する。前記側部縦伝動軸34の上端部は前記傘歯車
53よりも上方に突出させて傘歯車63を固定し、該傘
歯車63を前記傘歯車62に噛合わせる。
動パイプ60の左端を固定する。上部横伝動パイプ60
内には左右方向の上部横伝動軸(上部横伝動部材)61
を軸装し、上部横伝動軸61の左端部には傘歯車62を
固定する。前記側部縦伝動軸34の上端部は前記傘歯車
53よりも上方に突出させて傘歯車63を固定し、該傘
歯車63を前記傘歯車62に噛合わせる。
【0028】前記上部横伝動パイプ60の中央より左側
に寄った位置には、逆さT型伝動パイプ64の上部を固
定する。逆さT型伝動パイプ64の縦筒部65内には縦
伝動軸(縦伝動部材)66を軸装し、縦伝動軸66の上
部には傘歯車67を固定し、該傘歯車67には前記上部
横伝動軸61に固定した傘歯車68を噛合わせる。縦伝
動軸66の下部には傘歯車69を固定し、該傘歯車69
には前記逆さT型伝動パイプ64の二又筒部70内の横
伝動軸71に固定した傘歯車72を噛合わせる。
に寄った位置には、逆さT型伝動パイプ64の上部を固
定する。逆さT型伝動パイプ64の縦筒部65内には縦
伝動軸(縦伝動部材)66を軸装し、縦伝動軸66の上
部には傘歯車67を固定し、該傘歯車67には前記上部
横伝動軸61に固定した傘歯車68を噛合わせる。縦伝
動軸66の下部には傘歯車69を固定し、該傘歯車69
には前記逆さT型伝動パイプ64の二又筒部70内の横
伝動軸71に固定した傘歯車72を噛合わせる。
【0029】二又筒部70の左右両側にはそれぞれ前記
中央引起装置7、7のケースを取付ける。前記横伝動軸
71の左右両端にはそれぞれ傘歯車73、73を固定
し、傘歯車73、73には入力軸74、74の上部にそ
れぞれ固定した傘歯車75、75を噛合わせる。入力軸
74、74の下部には前記中央引起装置7、7の駆動歯
車76、76を固定する。
中央引起装置7、7のケースを取付ける。前記横伝動軸
71の左右両端にはそれぞれ傘歯車73、73を固定
し、傘歯車73、73には入力軸74、74の上部にそ
れぞれ固定した傘歯車75、75を噛合わせる。入力軸
74、74の下部には前記中央引起装置7、7の駆動歯
車76、76を固定する。
【0030】前記二又筒部70には下方に伸びる下向き
取付パイプ80の上部を固定し、該下向き取付パイプ8
0内には縦伝動軸81を軸装し、縦伝動軸81の上端部
には傘歯車82を固定する。傘歯車82には前記横伝動
軸71に固定した傘歯車83を噛合わせる。
取付パイプ80の上部を固定し、該下向き取付パイプ8
0内には縦伝動軸81を軸装し、縦伝動軸81の上端部
には傘歯車82を固定する。傘歯車82には前記横伝動
軸71に固定した傘歯車83を噛合わせる。
【0031】前記下向き取付パイプ80の下部には、前
記穂先搬送装置11のうち、左の外側株の進行路より内
側に位置する中間穂先側搬送装置(穂先側送り体)11
aのケースを取付け、該ケース内に臨む部分の縦伝動軸
81には駆動歯車84を固定する。
記穂先搬送装置11のうち、左の外側株の進行路より内
側に位置する中間穂先側搬送装置(穂先側送り体)11
aのケースを取付け、該ケース内に臨む部分の縦伝動軸
81には駆動歯車84を固定する。
【0032】前記中間穂先側搬送装置11aのケースの
下面には更に下方に伸びる下向き取付パイプ85の上部
を固定し、下向き取付パイプ85には前記株元側搬送装
置10のうち左の外側株の進行路により内側に位置する
中間株元側搬送装置10aのケースを固定し、該ケース
内に上方より前記縦伝動軸81の下部を挿入させて前記
中間株元側搬送装置10aの駆動歯車86を固定する。
下面には更に下方に伸びる下向き取付パイプ85の上部
を固定し、下向き取付パイプ85には前記株元側搬送装
置10のうち左の外側株の進行路により内側に位置する
中間株元側搬送装置10aのケースを固定し、該ケース
内に上方より前記縦伝動軸81の下部を挿入させて前記
中間株元側搬送装置10aの駆動歯車86を固定する。
【0033】しかして、前記上部横伝動パイプ60の中
央より右側に寄った位置には、クランク型伝動パイプ8
7の上部を固定し、クランク型伝動パイプ87の縦筒部
88内には縦伝動軸(縦伝動部材)89を軸装し、縦伝
動軸89の上端部は前記上部横伝動パイプ60内に臨ま
せて傘歯車90を固定する。傘歯車90には前記上部横
伝動軸61の中間部に固定した傘歯車91を噛合わせ
る。
央より右側に寄った位置には、クランク型伝動パイプ8
7の上部を固定し、クランク型伝動パイプ87の縦筒部
88内には縦伝動軸(縦伝動部材)89を軸装し、縦伝
動軸89の上端部は前記上部横伝動パイプ60内に臨ま
せて傘歯車90を固定する。傘歯車90には前記上部横
伝動軸61の中間部に固定した傘歯車91を噛合わせ
る。
【0034】クランク型伝動パイプ87の横筒部92内
には横伝動軸93を軸装し、該横伝動軸93の一端には
傘歯車99を固定し、傘歯車99には前記縦伝動軸89
の下端部に固定した傘歯車100を噛合わせる。横筒部
92の端部には前記引起装置7のうち中央引起装置7の
入力軸101の上端部を臨ませ、入力軸101の上端部
には傘歯車102を固定し、傘歯車102には前記横伝
動軸93の他端に固定した傘歯車103を噛合わせ、入
力軸101の下端部には前記引起装置7の駆動歯車10
4を固定する。
には横伝動軸93を軸装し、該横伝動軸93の一端には
傘歯車99を固定し、傘歯車99には前記縦伝動軸89
の下端部に固定した傘歯車100を噛合わせる。横筒部
92の端部には前記引起装置7のうち中央引起装置7の
入力軸101の上端部を臨ませ、入力軸101の上端部
には傘歯車102を固定し、傘歯車102には前記横伝
動軸93の他端に固定した傘歯車103を噛合わせ、入
力軸101の下端部には前記引起装置7の駆動歯車10
4を固定する。
【0035】前記横筒部92には、下向き伝動パイプ1
05の上部を固定し、下向き伝動パイプ105の下部に
は前記穂先側搬送装置11のうち右の外側株の進行路よ
り内側に位置する中間穂先側搬送装置11aのケースを
固定する。前記下向き伝動パイプ105内には縦伝動軸
106を軸装し、縦伝動軸106の上端部には傘歯車1
07を固定し、該傘歯車107には前記横伝動軸93の
中間部に固定した傘歯車108を噛合わせ、縦伝動軸1
06の下部は前記中間穂先側搬送装置11aのケース内
に臨ませて駆動歯車109を固定する。
05の上部を固定し、下向き伝動パイプ105の下部に
は前記穂先側搬送装置11のうち右の外側株の進行路よ
り内側に位置する中間穂先側搬送装置11aのケースを
固定する。前記下向き伝動パイプ105内には縦伝動軸
106を軸装し、縦伝動軸106の上端部には傘歯車1
07を固定し、該傘歯車107には前記横伝動軸93の
中間部に固定した傘歯車108を噛合わせ、縦伝動軸1
06の下部は前記中間穂先側搬送装置11aのケース内
に臨ませて駆動歯車109を固定する。
【0036】前記上部横伝動パイプ60の右端部には下
向き伝動パイプ110の上部を固定し、伝動パイプ11
0内には縦伝動軸111を軸装し、縦伝動軸111の上
部には傘歯車112を固定し、該傘歯車112には前記
上部横伝動軸61に固定した傘歯車113を噛合わせ
る。伝動軸111の下部には傘歯車114を固定し、該
傘歯車114に前記引起装置7の入力軸115に固定し
た傘歯車116を噛合わせる。前記入力軸115には前
記引起装置7のうち右側引起装置7を駆動させる駆動歯
車117を固定する。
向き伝動パイプ110の上部を固定し、伝動パイプ11
0内には縦伝動軸111を軸装し、縦伝動軸111の上
部には傘歯車112を固定し、該傘歯車112には前記
上部横伝動軸61に固定した傘歯車113を噛合わせ
る。伝動軸111の下部には傘歯車114を固定し、該
傘歯車114に前記引起装置7の入力軸115に固定し
た傘歯車116を噛合わせる。前記入力軸115には前
記引起装置7のうち右側引起装置7を駆動させる駆動歯
車117を固定する。
【0037】また、前記下部横伝動パイプ18には上向
き取付パイプ118の上部を取付け、該上向き取付パイ
プ118の上部には前記株元側搬送装置10のうち右側
株元側搬送装置10のケースを固定する。右側株元側搬
送装置10は右の外側株の進行路により外側に位置す
る。
き取付パイプ118の上部を取付け、該上向き取付パイ
プ118の上部には前記株元側搬送装置10のうち右側
株元側搬送装置10のケースを固定する。右側株元側搬
送装置10は右の外側株の進行路により外側に位置す
る。
【0038】前記上向き取付パイプ118内には前記右
側株元側搬送装置10の入力軸119を軸装し、入力軸
119の上部は前記右側株元側搬送装置10のケース内
に臨ませ、駆動歯車120を固定する。なお、入力軸1
19の上端には、前記後側株元搬送装置12を駆動させ
る駆動歯車を固定している。
側株元側搬送装置10の入力軸119を軸装し、入力軸
119の上部は前記右側株元側搬送装置10のケース内
に臨ませ、駆動歯車120を固定する。なお、入力軸1
19の上端には、前記後側株元搬送装置12を駆動させ
る駆動歯車を固定している。
【0039】図中、121はエンジン、122はギヤケ
ース、123はクラッチ、124は支持台、125はミ
ッションケースである。第6図〜第10図は、前記刈刃
9の取付構造を示したものであり、前記下部横伝動パイ
プ18には、該下部横伝動パイプ18と平行の刈取部フ
レーム126を固定し、該刈取部フレーム126の左右
両端には固定側ステー127を固定する。
ース、123はクラッチ、124は支持台、125はミ
ッションケースである。第6図〜第10図は、前記刈刃
9の取付構造を示したものであり、前記下部横伝動パイ
プ18には、該下部横伝動パイプ18と平行の刈取部フ
レーム126を固定し、該刈取部フレーム126の左右
両端には固定側ステー127を固定する。
【0040】前記刈取部フレーム126には分草体6を
先端に固定した分草杆128の基部を固定し、複数の分
草杆128のうち中央の分草杆128の下面にはステー
129を固定する。また、刈取部フレーム126の中央
には支持バー130を固定する。
先端に固定した分草杆128の基部を固定し、複数の分
草杆128のうち中央の分草杆128の下面にはステー
129を固定する。また、刈取部フレーム126の中央
には支持バー130を固定する。
【0041】前記刈刃9の刈刃台131の中央には、ス
テー132と、前記支持バー130に係合するフック1
33とを設ける。刈刃9は、係合フック133を前記支
持バー130に係合させ、ステー132を前記分草杆1
28の下面のステー129に固定し、刈刃台131の左
右両端を該刈取部フレーム126の左右両端の固定側ス
テー127にステー134を介して固定し、取付作業を
終了する。そのため、一人でも行なえる。
テー132と、前記支持バー130に係合するフック1
33とを設ける。刈刃9は、係合フック133を前記支
持バー130に係合させ、ステー132を前記分草杆1
28の下面のステー129に固定し、刈刃台131の左
右両端を該刈取部フレーム126の左右両端の固定側ス
テー127にステー134を介して固定し、取付作業を
終了する。そのため、一人でも行なえる。
【0042】また、前記支持バー130は刈取部フレー
ム126を塗装する際のフックとして使用できる。次に
作用を述べる。機体を前進させると、各分草体6により
分草し、分草された穀稈は、引起装置7により引起さ
れ、掻込装置8により後方に掻込まれ、株元側搬送装置
10により株元が挾持され、穂先側搬送装置11により
穂先側が搬送されて搬送通路を通り、後側株元側搬送装
置12により一箇所の引継部に搬送されて株元引継搬送
装置13及び穂先引継搬送装置14に引継がれ、該株元
引継搬送装置13及び穂先引継搬送装置14により脱穀
室15の側部の穀稈供給装置16に引継がれ、該穀稈供
給装置16により脱穀室15に供給されて脱穀される。
ム126を塗装する際のフックとして使用できる。次に
作用を述べる。機体を前進させると、各分草体6により
分草し、分草された穀稈は、引起装置7により引起さ
れ、掻込装置8により後方に掻込まれ、株元側搬送装置
10により株元が挾持され、穂先側搬送装置11により
穂先側が搬送されて搬送通路を通り、後側株元側搬送装
置12により一箇所の引継部に搬送されて株元引継搬送
装置13及び穂先引継搬送装置14に引継がれ、該株元
引継搬送装置13及び穂先引継搬送装置14により脱穀
室15の側部の穀稈供給装置16に引継がれ、該穀稈供
給装置16により脱穀室15に供給されて脱穀される。
【0043】しかして、刈取部5の動力伝達構成は、下
部横伝動パイプ18の側部に側部縦伝動パイプ33を設
け、該側部縦伝動パイプ33の上下中間部分に側部横伝
動パイプ37を設け、該側部横伝動パイプ37より下方
に伸びる側部下向き取付パイプ41の下部に左側の株元
側搬送装置10のケ−スを取付け、また、下部横伝動パ
イプ18の右側には上向き取付パイプ118の上部を取
付け、該上向き取付パイプ118の上部には前記右側株
元側搬送装置10のケ−スを固定している。
部横伝動パイプ18の側部に側部縦伝動パイプ33を設
け、該側部縦伝動パイプ33の上下中間部分に側部横伝
動パイプ37を設け、該側部横伝動パイプ37より下方
に伸びる側部下向き取付パイプ41の下部に左側の株元
側搬送装置10のケ−スを取付け、また、下部横伝動パ
イプ18の右側には上向き取付パイプ118の上部を取
付け、該上向き取付パイプ118の上部には前記右側株
元側搬送装置10のケ−スを固定している。
【0044】この場合、左右の外側株の進行路より外側
に位置する株元搬送装置10および穂先側搬送装置11
は、株の引掛りの問題は起きないが、左右の外側株の進
行路より内側に位置する株元搬送装置10aおよび穂先
側搬送装置11aは、その伝動パイプには搬送中の株の
引掛りという問題が起きる可能性がある。
に位置する株元搬送装置10および穂先側搬送装置11
は、株の引掛りの問題は起きないが、左右の外側株の進
行路より内側に位置する株元搬送装置10aおよび穂先
側搬送装置11aは、その伝動パイプには搬送中の株の
引掛りという問題が起きる可能性がある。
【0045】しかし、前記の構成は、株元側搬送装置1
0および穂先側搬送装置11のうち、左右の外側株の進
行路より内側に位置する株元側搬送装置10aおよび穂
先側搬送装置11aは、それぞれ、前記側部縦伝動パイ
プ33の上部に設けた左右方向の上部横伝動パイプ60
から垂下する逆さT型伝動パイプ64の下向き取付パイ
プ80と、該下向き取付パイプ80の更に下方に伸びる
下向き取付パイプ85と、クランク型伝動パイプ87の
下向き伝動パイプ105のそれぞれの下部に取付けた構
成であるから、株元側搬送装置10aおよび穂先側搬送
装置11aは従来のようにケ−ス下方に何らの突出物が
なく、また、下部横伝動パイプ18から上方に突き出る
ものがないので、泥土藁屑等の付着がないばかりでな
く、円滑に穀稈を搬送する。
0および穂先側搬送装置11のうち、左右の外側株の進
行路より内側に位置する株元側搬送装置10aおよび穂
先側搬送装置11aは、それぞれ、前記側部縦伝動パイ
プ33の上部に設けた左右方向の上部横伝動パイプ60
から垂下する逆さT型伝動パイプ64の下向き取付パイ
プ80と、該下向き取付パイプ80の更に下方に伸びる
下向き取付パイプ85と、クランク型伝動パイプ87の
下向き伝動パイプ105のそれぞれの下部に取付けた構
成であるから、株元側搬送装置10aおよび穂先側搬送
装置11aは従来のようにケ−ス下方に何らの突出物が
なく、また、下部横伝動パイプ18から上方に突き出る
ものがないので、泥土藁屑等の付着がないばかりでな
く、円滑に穀稈を搬送する。
【0046】また、前記下部横伝動パイプ18には、株
元側搬送装置10aの伝動パイプを設けていないから、
下部横伝動パイプ18の左右幅を短かくして、その端部
に前記刈刃9の伝動機構を設けても、該刈刃9の伝動機
構は前記刈刃9の左右幅内に収めることができ、未刈穀
稈に影響を与えず、良好に作動させる。
元側搬送装置10aの伝動パイプを設けていないから、
下部横伝動パイプ18の左右幅を短かくして、その端部
に前記刈刃9の伝動機構を設けても、該刈刃9の伝動機
構は前記刈刃9の左右幅内に収めることができ、未刈穀
稈に影響を与えず、良好に作動させる。
【0047】また、従来は、側部縦伝動パイプ33の上
部を直接上部横伝動パイプ60の端部に直接固定する構
造のため、強度が不足していたが、本実施の形態では、
側部縦伝動パイプ33の上部にボックス51を設け、該
ボックス51の下部後側に側部縦伝動パイプ33を固定
し、ボックス51の下部前側に下向き伝動パイプ52の
上部を固定し、ボックス51の上部に上部横伝動パイプ
60を固定しているから、ボックス51の面積が大きく
なって、取付部分のボックス51がフレ−ムの一部とな
って全体の強度および取付部分の強度を向上させる。
部を直接上部横伝動パイプ60の端部に直接固定する構
造のため、強度が不足していたが、本実施の形態では、
側部縦伝動パイプ33の上部にボックス51を設け、該
ボックス51の下部後側に側部縦伝動パイプ33を固定
し、ボックス51の下部前側に下向き伝動パイプ52の
上部を固定し、ボックス51の上部に上部横伝動パイプ
60を固定しているから、ボックス51の面積が大きく
なって、取付部分のボックス51がフレ−ムの一部とな
って全体の強度および取付部分の強度を向上させる。
【0048】しかして、前記引起装置7のうち非作用側
を対峙させた二個の引起装置7は、一本の縦筒部65に
より上部横伝動パイプ60に取付ける逆さT型伝動パイ
プ64の二又筒部70の左右両側に取付けられているか
ら、前記引起装置7の左右側の搬送通路を搬送される穀
稈の穂先は前記縦筒部65に接触することなく後方に円
滑に搬送される。また、二個の引起装置7を逆さT型伝
動パイプ64により直接取付けるので、取付け強度の向
上および位置合せが容易にできる。即ち、左右の引起装
置7のラグが交互にケ−ス内に入るが、取付け位置が正
確であるため、両者のラグが接触して破損するのを防止
する。
を対峙させた二個の引起装置7は、一本の縦筒部65に
より上部横伝動パイプ60に取付ける逆さT型伝動パイ
プ64の二又筒部70の左右両側に取付けられているか
ら、前記引起装置7の左右側の搬送通路を搬送される穀
稈の穂先は前記縦筒部65に接触することなく後方に円
滑に搬送される。また、二個の引起装置7を逆さT型伝
動パイプ64により直接取付けるので、取付け強度の向
上および位置合せが容易にできる。即ち、左右の引起装
置7のラグが交互にケ−ス内に入るが、取付け位置が正
確であるため、両者のラグが接触して破損するのを防止
する。
【0049】また、右の外側株の進行路より内側に位置
する引起装置7は、クランク型伝動パイプ87に取付け
られているから、右側の穀稈は横倒しにされて株元引継
搬送装置13および穂先引継搬送装置14に引継がれる
傾向があっても、搬送通路からクランク型伝動パイプ8
7の縦筒部88は離間しているため、搬送抵抗とならな
い。
する引起装置7は、クランク型伝動パイプ87に取付け
られているから、右側の穀稈は横倒しにされて株元引継
搬送装置13および穂先引継搬送装置14に引継がれる
傾向があっても、搬送通路からクランク型伝動パイプ8
7の縦筒部88は離間しているため、搬送抵抗とならな
い。
【0050】なお、本実施の形態のクランク型伝動パイ
プ87の横筒部92は前記逆さT型伝動パイプ64の二
又筒部70の右側部分を共用しているので、コストを低
下させている。しかして、刈取作業が終了したあと、刈
取部5は機体側より外してメンテナンス等を行なうが、
刈取部入力プ−リ22は、操縦部4と反対側に設けた横
筒19の側部に設けたギヤケ−ス20に取付けてあるか
ら、伝動機構の取外しが容易にできる。
プ87の横筒部92は前記逆さT型伝動パイプ64の二
又筒部70の右側部分を共用しているので、コストを低
下させている。しかして、刈取作業が終了したあと、刈
取部5は機体側より外してメンテナンス等を行なうが、
刈取部入力プ−リ22は、操縦部4と反対側に設けた横
筒19の側部に設けたギヤケ−ス20に取付けてあるか
ら、伝動機構の取外しが容易にできる。
【0051】前記したように、従来公知のものは、たと
えば、第5図のように、5列の株を刈取る5条型に形成
すると、5列の株は矢印のように進んで、一箇所の引継
部で集合するとき、左右の外側株の進行路より外側に位
置する株元搬送装置および穂先側搬送装置は、株の引掛
りの問題は起きないが、左右の外側株の進行路より内側
に位置する伝動軸に株の引掛りという問題が起きる。
えば、第5図のように、5列の株を刈取る5条型に形成
すると、5列の株は矢印のように進んで、一箇所の引継
部で集合するとき、左右の外側株の進行路より外側に位
置する株元搬送装置および穂先側搬送装置は、株の引掛
りの問題は起きないが、左右の外側株の進行路より内側
に位置する伝動軸に株の引掛りという問題が起きる。
【0052】しかるに、上記の構成としたものであるか
ら、搬送通路内側に位置する株元搬送装置10aおよび
穂先側搬送装置11aは、上方から垂下する伝動軸8
1,106であるため、下方が広い空間となって、藁屑
がからみついても落下し、搬送通路を円滑に穀稈が搬送
されるという効果を奏する。
ら、搬送通路内側に位置する株元搬送装置10aおよび
穂先側搬送装置11aは、上方から垂下する伝動軸8
1,106であるため、下方が広い空間となって、藁屑
がからみついても落下し、搬送通路を円滑に穀稈が搬送
されるという効果を奏する。
【図1】コンバイン前部の説明用側面図。
【図2】コンバイン前部の説明用平面図。
【図3】伝動機構の縦断正面図。
【図4】取付部の断面図。
【図5】穀稈搬送状態の説明図。
【図6】刈刃取付構造の説明用平面図。
【図7】刈刃取付構造の一部の説明図。
【図8】刈刃取付構造の説明用平面図。
【図9】刈刃取付構造の説明用側面図。
【図10】刈刃取付構造の説明用側面図。
【図11】刈刃取付構造の一部の説明図。
7 引起装置 11a 穂先側搬送装置(穂先側送り体) 31 下部伝動横軸(下部横伝動部材) 34 側部縦伝動軸(側部縦伝動部材) 61 上部横伝動軸(上部横伝動部材) 66 縦伝動軸(縦伝動部材) 89 縦伝動軸(縦伝動部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 下部横伝動部材31の一側部から側部縦
伝動部材34を上向きに設け、該側部縦伝動部材34の
上部から複数の引起装置7を連動して駆動する上部横伝
動部材61を横向きに設けて引起装置7より上方に配置
し、該上部横伝動部材61から下向きに設けた縦伝動部
材66,89を介して引起装置7と穂先側送り体11a
とを駆動すべく構成したことを特徴とするコンバインの
刈取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001076204A JP2001275455A (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | コンバインの刈取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001076204A JP2001275455A (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | コンバインの刈取装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11173170A Division JP2000023538A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | コンバインの刈取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001275455A true JP2001275455A (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=18933180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001076204A Pending JP2001275455A (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | コンバインの刈取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001275455A (ja) |
-
2001
- 2001-03-16 JP JP2001076204A patent/JP2001275455A/ja active Pending
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