JP2001275210A - リニアシステムの停止位置修正装置 - Google Patents

リニアシステムの停止位置修正装置

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JP2001275210A
JP2001275210A JP2000084149A JP2000084149A JP2001275210A JP 2001275210 A JP2001275210 A JP 2001275210A JP 2000084149 A JP2000084149 A JP 2000084149A JP 2000084149 A JP2000084149 A JP 2000084149A JP 2001275210 A JP2001275210 A JP 2001275210A
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JP2000084149A
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English (en)
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Shunsaku Koga
俊作 古賀
Junichi Kitano
淳一 北野
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Railway Technical Research Institute
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Central Japan Railway Co
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LSM式車両の停止位置修正を高精度に実行
する。 【解決手段】 速度制御器13は、インチング指令が出
力された場合には(S101でYES)、停止位置修正
を行う必要があるため、位置偏差△Xを比例・積分・微
分演算した値を加算してフィードバック補償値とし(S
103)、更にこれに勾配抵抗、出発抵抗、走行抵抗を
フィードフォワード補償した補償値を合算して仮電流指
令値とする(S104)。そして、リニアシステムの3
系統の電力供給系のうち3系統とも健全であれば、仮電
流指令値をそのまま電流指令値I *とし(S106)、
この電流指令値I*を外部へ出力する(S111)。こ
のように、停止位置修正に影響を及ぼす外乱(勾配抵
抗、出発抵抗、走行抵抗)のフィードフォワードを適用
しているため、外乱補償が行われ、停止位置修正が微小
距離であっても、走行条件によらない高精度の停止位置
修正が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアシステムの
停止位置修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超電導磁気浮上式鉄道車両に
代表されるリニアシンクロナスモータ(以下LSMとも
いう)式車両の制御装置として、図12に示すように、
地上側の軌道に沿って配置された推進コイル101と、
この推進コイル101に対向するように車両側に搭載さ
れた界磁コイル102と、速度指令値V*と実速度Vと
の偏差即ち速度偏差△Vを補償演算した値に基づいて電
流指令値I*を出力する速度制御部103と、この電流
指令値I*と位相基準信号とから正弦波状の電流パター
ンを出力する乗算器104と、この乗算器104から出
力された電流パターンに応じた3相交流電流を推進コイ
ル101へ供給する電力変換器105と、推進コイル1
01と界磁コイル102との相対位置を検出して位置位
相信号θを出力する位置検出器106と、この位置位相
信号θを安定化させると共に電力変換器105に指令す
る位相基準信号や速度制御のための実速度Vを演算して
出力する位相同期制御部107とを備えたものが知られ
ている。
【0003】LSM式車両は、超電導コイルである界磁
コイル102によって発生する磁界と、電力変換器10
5から供給される3相交流電流によって推進コイル10
1に発生する磁界との相互作用により、推進力を得て駆
動される。なお、速度制御部103は速度偏差△Vがゼ
ロになるように電流指令値I*を出力する。
【0004】このようなLSM式車両の駆動制御におい
ては、高速走行から停止まで高精度の制御が行われてお
り、特に停止制御では停止誤差が数cm以内という高精
度を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにLSM式
車両の駆動制御においては高精度の停止制御を実現して
いるが、それでも万一停止時に何らかの原因で許容でき
ない停止誤差が発生した場合には、迅速且つ正確に停止
位置の修正を行う必要がある。
【0006】特に、乗降客がホームからLSM式車両へ
乗降する際には、乗降口における超電導磁石の漏れ磁界
を許容値以下に磁気遮蔽する乗降装置が用いられるが、
その乗降装置の可動範囲は10数cmであるため、それ
に対応するためにも停止位置を高精度に修正できる制御
を行う必要がある。
【0007】本発明は上記必要性に応えることを課題と
するものであり、LSM式車両の停止位置修正を高精度
に実行可能なリニアシステムの停止位置修正装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明は、推進コイルが地上側の軌道
に沿って配置され、界磁コイルが前記推進コイルに対向
するように車両側に搭載され、速度制御器が電流指令値
を出力し、電力変換器がこの電流指令値に応じた電流を
前記推進コイルへ供給して前記推進コイルに磁界を発生
させることにより前記界磁コイルを搭載した車両を推進
させるリニアシステムに用いられ、前記速度制御器の一
部を成す停止位置修正装置において、停止位置修正を指
示する停止位置修正指示手段と、前記停止位置修正指示
手段により停止位置修正が指示されたならば、速度指令
値と実速度との速度偏差をフィードバック補償演算した
値と停止位置修正に影響を及ぼす外乱をフィードフォワ
ード補償演算した値とを加算した値に基づいて、前記電
流指令値を求める電流指令値演算手段とを備えたことを
特徴とする。
【0009】本発明のリニアシステムの停止位置修正装
置は、速度制御器の一部として構成され、停止位置修正
指示手段と、電流指令値演算手段とを備えている。そし
て、停止位置修正指示手段は、何らかの原因で許容でき
ない停止誤差が発生した場合に停止位置修正の指示を出
力するものであり、電流指令値演算手段は、この停止位
置修正手段によって停止位置修正が指示されたならば、
速度指令値と実速度との速度偏差をフィードバック補償
演算した値と停止位置修正に影響を及ぼす外乱をフィー
ドフォワード補償演算した値とを加算した値に基づい
て、電流指令値を求める。
【0010】このように、本発明では停止位置修正に影
響を及ぼす外乱のフィードフォワードを適用しているた
め、外乱補償が行われ、走行条件によらない高精度の停
止位置修正が実現できる。なお、速度指令値は、例え
ば、停止位置修正指示距離、予め定められている起動加
速度、同じく予め定められている停止減速度という3つ
の定数により作成された停止位置修正制御パターンに基
づいて出力される。
【0011】本発明において、電流指令値演算手段は、
速度偏差をフィードバック補償演算する代わりに、位置
指令値と実位置との位置偏差をフィードバック補償演算
し、この演算値と停止位置修正に影響を及ぼす外乱をフ
ィードフォワード補償演算した値とを加算した値に基づ
いて、電流指令値を求めることが好ましい。これは、一
般に停止位置を修正する場合には、速度制御系よりも位
置制御系の方が制御量を直接制御できるため、電流指令
値を出力する際に速度偏差をフィードバック補償演算す
るよりも位置偏差をフィードバック補償演算した方が制
御特性上有利になるからである。
【0012】なお、位置指令値は、例えば、停止位置修
正指示距離、予め定められている起動加速度、同じく予
め定められている停止減速度という3つの定数により作
成された停止位置修正制御パターンに基づいて出力され
る。本発明における外乱は、停止位置修正に影響を及ぼ
すものであれば特に限定されないが、例えば勾配抵抗、
出発抵抗、走行抵抗の3つを挙げることができる。勾配
抵抗の補償値は、車両位置及び進行方向から求められる
ものであり、出発抵抗の補償値は、機械的な静止摩擦を
考慮して走行実績を考慮して求められるものであり、走
行抵抗の補償値は、空気抵抗・磁気抵抗等を考慮して走
行実績により求められるものである。
【0013】停止位置修正時の後退や転動を防止するに
は勾配抵抗の補償演算を行うことが最も効果的であり、
より高精度に停止位置を修正するには勾配抵抗に加えて
出発抵抗の補償演算を併せて行うことが好ましく、更な
る精度が要求される場合には勾配抵抗、出発抵抗及び走
行抵抗の3つにつき補償演算を行うことが好ましい。
【0014】ここで、勾配抵抗、出発抵抗、走行抵抗の
各補償電流値Ig、Is、Idは、例えば下記式
(1)、(2)、(3)で表すことができる。
【0015】
【数4】
【0016】本発明における電流指令値演算手段は、P
ID制御によってフィードバック補償演算を行うことが
好ましい。もちろんPI制御を採用した場合であっても
停止位置修正を精度よく行うことはできるが、PID制
御を採用した場合には微分項の存在により速応性が改善
されるため好ましいのである。なお、上述したとおり、
速度制御系よりも位置制御系の方が制御特性上好ましい
ことから、PID位置制御系を採用することが特に好ま
しい。
【0017】ところで、リニアシステムが電力変換器か
ら推進コイルまで3系統の電力供給系を備えている場
合、つまり、リニアシステムが電力変換器を3台有し、
各電力変換器に対応する推進コイルが地上側の軌道両側
に順次千鳥掛け状に配設されている場合、この3系統に
よって電力供給を行いながら車両を走行させることを3
系走行と称し、3系統のうち何らかの原因により1系統
が停止して2系統によって電力供給を行いながら車両を
走行させることを2系走行と称している。
【0018】3系走行時には、車両は絶えず両側推進区
間(軌道両側の推進コイルに電力供給がなされている区
間)に位置することになるが、2系走行時には、両側推
進区間と片側推進区間(軌道両側の推進コイルのうち片
側の推進コイルにのみ電力供給がなされている区間)と
が混在するため、車両は片側推進区間に位置することも
ある。このような2系走行時において、車両が両側推進
区間に停止している場合には、3系走行時と同様の停止
位置修正を行えばよいが、車両が片側推進区間に停止し
ている場合には、推力が約半分となるため、3系走行時
と同様の停止位置修正を行ったのでは停止位置修正の誤
差が大きくなるおそれがある。
【0019】そこで、このようなおそれを解消するため
に、停止位置修正装置は、電力供給系のうち1系統が停
止して2系統によって電力供給を行う事態が生じたか否
かを判断する系統判定手段と、この系統判定手段により
肯定判定されたならば、車両が片側推進区間に位置して
いるか否かを判定する車両位置判定手段と、この車両位
置判定手段により肯定判定されたならば、電流指令値演
算手段によって求められた電流指令値を大きくする(例
えば2倍にする)電流指令値変更手段とを備えているこ
とが好ましい。この場合、2系走行時において車両が片
側推進区間に停止している場合には、停止制御パターン
への追従性が3系走行時と同等となるように電流指令値
を3系走行時よりも大きくするため、3系走行時と同
様、走行条件によらない高精度の停止位置修正が実現で
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1は、本実施
形態のリニアシステムの構成を表す概略ブロック図であ
る。このリニアシステムは、地上側の軌道に沿って配置
された推進コイル11と、この推進コイル11に対向す
るようにLSM式車両側に搭載された界磁コイル12
と、電流指令値I*を出力する速度制御器13と、この
電流指令値I*と位相基準信号とから正弦波状の電流パ
ターンを出力する乗算器14と、この乗算器14から出
力された電流パターンに応じた3相交流電流を推進コイ
ル11へ供給する電力変換器15と、推進コイル11と
界磁コイル12との相対位置を検出して位置位相信号θ
を出力する位置検出器16と、この位置位相信号θを安
定化させると共に電力変換器15に指令する位相基準信
号や位置制御のための実位置Xや速度制御のための実速
度Vを演算して出力する位相同期制御部17とを備えて
いる。なお、LSM式車両は、超電導コイルである界磁
コイル12によって発生する磁界と、電力変換器15か
ら供給される3相交流電流によって推進コイル11に発
生する磁界との相互作用により、推進力を得て駆動され
る。
【0021】電力変換器15は、図2に示すように、3
つの電力変換部(インバータA系15A、インバータB
系15B、インバータC系15C)から構成され、各イ
ンバータに対応してき電線(A系き電線18A、B系き
電線18B、C系き電線18C)、き電区分開閉器(A
系き電区分開閉器19A、B系き電区分開閉器19B、
C系き電区分開閉器19C)、推進コイル(A系推進コ
イル11A、B系推進コイル11B、C系推進コイル1
1C)が設けられている。ここで各推進コイル11A〜
Cは、地上側の軌道両側に順次千鳥掛け状に配設されて
いる。このように、A系、B系、C系の3系統の電力供
給系が構成されている。なお、図2中、19A〜C及び
11A〜Cに付した添え字(下付文字)は、説明の便宜
上付したものである。
【0022】各電力供給系は、LSM式車両の位置に同
期して制御される。例えば、図2に示すように、LSM
式車両の位置がA系推進コイル11A2とC系推進コイ
ル11C1との間からA系推進コイル11A2とB系推進
コイル11B2との間にまたがって位置している場合に
は、A系〜C系き電区分開閉器19A2、19B2、19
1が投入され、これら3者に対応する推進コイル11
2、11B2、11C1に電力が供給される。また、L
SM式車両がA系推進コイル11A2とB系推進コイル
11B2との間に位置している場合には、A系き電区分
開閉器19A2とB系き電区分開閉器19B2とが投入さ
れ、これらに対応する推進コイル11A2、11B2に電
力が供給される。
【0023】なお、LSM式車両の実位置Xは、前述の
通り、位置検出器16から出力される位置位相信号を用
いて位相同期制御部17により演算されるが、このとき
の位置位相信号は、交差誘導線(図2参照)から得られ
る信号を1周期が推進コイル長に合致するように位置検
出器16において整流・演算した正弦波状の信号のこと
をいう。
【0024】次に、速度制御器13の機能について図1
に基づいて詳説する。速度制御器13は、PI速度制御
系補償器30とPID位置制御系補償器40の2つの制
御系を有し、更に、停止位置修正に影響を及ぼす外乱に
ついてフィードフォワード補償演算するフィードフォワ
ード補償器50と、PID位置制御系補償器40からの
出力値とフィードフォワード補償器50からの出力値と
を加算する加算器60と、この加算器60の出力値(仮
電流指令値ともいう)をそのまま電流指令値I *として
出力するか、これを2倍にした値を電流指令値I*とし
て出力するかを切り替える第1スイッチ61と、PI速
度制御系補償器30を経由した出力値を選択するか、P
ID位置制御系補償器40を経由した出力値を選択する
かを切り替える第2スイッチ62とを備えている。
【0025】PI速度制御系補償器30は、第1比較器
31にて速度指令値V*と実速度Vとの速度偏差△Vを
求め、速度補償器32にてこの速度偏差△Vを比例・積
分によりフィードバック補償演算し、その出力を第1加
算器33に入力する。つまり、第1加算器33にて、速
度偏差△Vの比例項と積分項とが加算される。なお、図
1中、K0、K2は速度制御系の比例ゲイン、積分ゲイ
ンである。
【0026】PID位置制御系補償器40は、積分器4
1にて速度指令値V*を積分して位置指令値X*に変換
し、第2比較器42にて位置指令値X*と実位置Xとの
位置偏差△Xを求め、位置補償器43にてこの位置偏差
△Xを比例・積分・微分によりフィードバック補償演算
し、その出力を第2加算器44に入力する。つまり、第
2加算器44にて、位置偏差△Xの比例項と積分項と微
分項が加算され、フィードバック補償値となる。なお、
図1中、H0、H1、H2は位置制御系の比例ゲイン、
微分ゲイン、積分ゲインである。
【0027】フィードフォワード補償器50は、勾配抵
抗補償器51、出発抵抗補償器52、走行抵抗補償器5
3から構成され、各補償器51〜53の出力値を第3加
算器54にて加算し、その加算値を外部即ち加算器60
へ出力する。このうち、勾配抵抗補償器51は、位相同
期制御部17から実位置Xを入力し、その実位置Xに対
応する勾配ψを予め内部に記憶されたマップ、テーブル
等から求め、下記式(1)に基づいて勾配抵抗補償電流
値Igをフィードフォワード補償演算し、その演算値を
第3加算器54へ出力する。
【0028】また、出発抵抗補償器52は、位相同期制
御部17から実位置X及び実速度Vを入力し、実位置X
に対応する出発抵抗係数Rsを予め内部に記憶されたマ
ップ、テーブル等から求め、下記式(2)に基づいて出
発抵抗補償電流値Isをフィードフォワード補償演算
し、演算値を第3加算器54へ出力する。なお、式
(2)中、出発抵抗切替速度Vrとは出発抵抗がゼロと
なる近似速度であり、走行実績から経験的に得られた値
である。
【0029】更に、走行抵抗補償器53は、位相同期制
御部17から実位置X及び実速度Vを入力して、その実
位置X及び実速度Vに対応する走行抵抗Dvを走行実績
から経験的に求められた走行抵抗演算式より求め、下記
式(3)に基づいて走行抵抗補償電流値Idをフィード
フォワード補償演算し、その演算値を第3加算器54へ
出力する。
【0030】なお、勾配抵抗補償電流値Igは、車両位
置及び進行方向から求められるものであり、出発抵抗補
償電流値Isは、機械的な静止摩擦等を考慮して走行実
績に基づいて求められるものであり、走行抵抗補償電流
値Idは、空気抵抗・磁気抵抗等を考慮して走行実績に
基づいて求められるものである。また、LSM式車両が
ある特定位置に存在しているときの車両速度と各抵抗と
の関係を表すグラフを図3に示す。
【0031】
【数5】
【0032】第1スイッチ61は、LSM式車両が両側
推進区間に位置しているか片側推進区間に位置している
かによって切り替えられるスイッチであり、LSM式車
両が両側推進区間に位置している時には加算器60の出
力値をそのまま出力し、LSM式車両が片側推進区間に
位置している時には加算器60の出力値を2倍にして出
力する。
【0033】第2スイッチ62は、通常走行時か停止位
置修正指令時(インチング指令時ともいう)かによって
切り替えられるスイッチであり、通常走行時にはPI速
度制御系補償器30を経由した出力値を電流指令値I*
として外部へ出力し、インチング指令時にはPID位置
制御系補償器40を経由した出力値を電流指令値I*
して外部へ出力する。
【0034】この速度制御器13は、CPU、ROM、
RAM等からなるマイクロコンピュータとして構成され
ており、その機能は既に述べたとおりであるが、具体的
な動作について図4の電流指令値出力処理のフローチャ
ートに基づいて説明する。この電流指令値出力処理のプ
ログラムは速度制御器13のROMに記憶されており、
所定サンプリング時間おきに速度制御器13のCPUが
ROMから読み出して実行するものである。
【0035】速度制御器13は、この電流指令値出力処
理が開始されると、まず、停止位置修正の実行命令であ
るインチング指令が車上の乗務員より指令されたか否か
を判断する(S101)。このインチング指令は、車上
乗務員が、LSM式車両が予め決められた停止位置の許
容範囲を外れて停止したと判断したときに指令する。
【0036】S101においてインチング指令が出力さ
れていなければ(S101でNO)、通常走行時である
と判断し、第2スイッチ62をPI速度制御系補償器3
0側にセットし(S107)、速度指令値V*と実速度
Vから速度偏差△Vを求め、この速度偏差△Vを比例・
積分演算することによりフィードバック補償値を求め、
これを電流指令値I*とし(S108)、この電流指令
値I*を外部即ち乗算器14へ出力する(S111)。
【0037】一方、インチング指令が出力されたならば
(S101でYES)、停止位置修正を行う必要がある
ため、第2スイッチ62をPID位置制御系補償器40
側に切り替え(S102)、速度指令値V*を積分して
求めた位置指令値X*と実位置Xとから位置偏差△Xを
求め、この位置偏差△Xを比例・積分・微分演算した値
を加算してフィードバック補償値とし(S103)、更
にこれにフィードフォワード補償器50の出力値(フィ
ードフォワード補償値:勾配抵抗補償電流値Igと出発
抵抗補償電流値Isと走行抵抗補償電流値Idの和)を
加算して仮電流指令値とする(S104)。
【0038】続くS105において、3系統の電流供給
系のうち1系統が何らかの原因で停止しているか否かつ
まり2系走行か否かを判定し、S105で否定判定され
たならば(S105でNO)、3系統とも健全な3系走
行であると判断し、S106で求めた仮電流指令値をそ
のまま電流指令値I*とし(S106)、この電流指令
値I*を外部へ出力する(S111)。
【0039】一方、S105で肯定判定されたならば
(S105でYES)、2系走行であると判断し、続く
S109にてLSM式車両が片側推進区間に位置してい
るか否かを判定する。このS109で否定判定されたな
らば(S109でNO)、仮電流指令値をそのまま電流
指令値I*としてもLSM式車両の推力が不足すること
はないため、S106に進んで仮電流指令値をそのまま
電流指令値I*とし(S106)、これを外部へ出力す
る(S111)。一方、S109で肯定判定されたなら
ば(S109でYES)、仮電流指令値をそのまま電流
指令値I*としたのではLSM式車両の推力が不足する
ため、この仮電流指令値を2倍した値を電流指令値I*
とし(S110)、これを外部へ出力する(S11
1)。
【0040】なお、インチング指令時における速度指令
値V*は、図5に示すように、インチング指示距離Y
と、予め定められている起動加速度αと、同じく予め定
められている停止減速度βという3つの定数により作成
された停止位置修正制御パターン(インチング制御パタ
ーンともいう)に基づいて出力される。また、位置指令
値X*は、速度指令値V*を積分して求められるため、や
はり停止位置修正制御パターンに基づいて出力されると
いえる。
【0041】次に、具体的な走行例を説明する。まず、
3系走行時にインチング指令が出力された場合につい
て、上述の電流指令値出力処理の処理手順を説明する。
この場合、インチング指令が出力されているため、S1
01で肯定判定され、位置偏差△Xに基づきPID制御
にて求めたフィードバック補償値と各外乱のフィードフ
ォワード補償値とを加算して仮電流指令値とし(S10
2〜S104)、3系走行時のためこの仮電流指令値を
そのまま電流指令値I*として出力する(S105、S
106、S111)。このときの車両移動距離、A系〜
C系推進コイルに流れる電流、車両速度の各時間変化を
図6に示す。なお、図6はインチング指示距離を10c
mとしたときのデータである。
【0042】この図6からわかるように、比較的短時間
のうちにLSM式車両の実速度がゼロに収束し、また、
インチング指示距離とほぼ一致した移動距離が実現でき
ている。即ち、停止位置修正に影響を及ぼす外乱(勾配
抵抗、出発抵抗、走行抵抗)のフィードフォワードを適
用しているため、外乱補償が行われ、停止位置修正が1
0cmという微小距離であっても、走行条件によらない
高精度の停止位置修正が実現できていることがわかる。
【0043】なお、このような外乱のフィードフォワー
ドを適用しない場合には、PID位置制御系であれ、P
I速度制御系であれ、微小距離移動を実行しようとすれ
ば著しく後退する等の不具合が発生するため、到底精度
よく微小距離移動を実行することはできない。
【0044】次に、図7のように、2系走行になった時
であってLSM式車両が片側推進区間に位置していると
きにインチング指令が出力された場合について、上述の
電流指令値出力処理の処理手順を説明する。なお、ここ
では、C系の電力供給系が何らかの原因で停止したこと
により2系走行に移行したものとし、A系推進コイル1
1A2のみによって電力供給されているものとする。
【0045】この場合、インチング指令が出力されてい
るため、S101で肯定判定され、位置偏差△Xに基づ
きPID制御にて求めたフィードバック補償値と各外乱
のフィードフォワード補償値とを加算して仮電流指令値
とし(S102〜S104)、2系走行時であってLS
M式車両が片側推進区間に位置しているため、この仮電
流指令値を2倍した値を電流指令値I*として出力する
(S105、S109〜S111)。このときの車両移
動距離、A系〜C系推進コイルに流れる電流、車両速度
の各時間変化を図8に示す。なお、図8も図6と同様、
インチング指示距離を10cmとしたときのデータであ
る。
【0046】この図8からわかるように、LSM式車両
が片側推進区間に位置している場合であっても、3系走
行時とほぼ同等の結果が得られている。即ち、比較的短
時間のうちにLSM式車両の実速度がゼロに収束し、ま
た、インチング指示距離とほぼ一致した移動距離が実現
できている。このように、LSM式車両が片側推進区間
に位置している場合には、仮電流指令値を2倍にして推
力の不足分を補うことにより、停止位置修正が10cm
という微小距離であっても、走行条件によらない高精度
の停止位置修正が実現できていることがわかる。
【0047】ここで、本実施形態の構成要素と本発明の
構成要素の対応関係を明らかにする。本実施形態の速度
制御器13が本発明の停止位置修正装置に相当し、速度
制御器13を構成するPID位置制御系補償器40、フ
ィードフォワード補償器50、加算器60が電流指令値
演算手段に相当し、速度制御器13を構成するCPUが
停止位置修正指示手段、系統判定手段、車両位置判定手
段に相当し、第1スイッチ61が電流指令値変更手段に
相当する。また、図6のS101が停止位置修正指示手
段の処理に、S103及びS104が電流指令値演算手
段の処理に、S105が系統判定手段の処理に、S10
9が車両位置判定手段の処理に、S110が電流指令値
変更手段の処理に相当する。
【0048】[第2実施形態]第2実施形態は、第1実
施形態と比べて速度制御器の構成以外は同じ構成であ
る。このため、ここでは速度制御器23のみについて説
明する。速度制御器23の機能について図9に基づいて
説明する。速度制御器23は、PI速度制御系補償器3
0と、停止位置修正に影響を及ぼす外乱についてフィー
ドフォワード補償演算するフィードフォワード補償器5
0と、PI速度制御系補償器30からの出力値とフィー
ドフォワード補償器50からの出力値とを加算する加算
器70と、フィードフォワード補償器50からの出力値
を加算器70に出力するか否かを切り替えるスイッチ7
1とを備えている。
【0049】PI速度制御系補償器30及びフィードフ
ォワード補償器50は第1実施形態と同様であるため、
ここではその説明を省略する。スイッチ71は、通常走
行時かインチング指令時かによって切り替えられるスイ
ッチであり、通常走行時にはオフされていてフィードフ
ォワード補償器50からの出力値を加算器70へ出力さ
せないが、インチング指令時にはオンされてフィードフ
ォワード補償器50からの出力値を加算器70へ出力さ
せる。
【0050】この速度制御器23は、CPU、ROM、
RAM等からなるマイクロコンピュータとして構成され
ているが、具体的な動作について図10の電流指令値出
力処理のフローチャートに基づいて説明する。この電流
指令値出力処理のプログラムは速度制御器23のROM
に記憶されており、所定サンプリング時間おきに速度制
御器23のCPUがROMから読み出して実行するもの
である。
【0051】速度制御器23は、この電流指令値出力処
理が開始されると、まず、インチング指令が出力された
か否かを判断する(S201)。このステップは第1実
施形態のS101と同じである。そして、S201にお
いてインチング指令が出力されていなければ(S201
でNO)、通常走行時であると判断し、スイッチ71を
オフにし、PI速度制御系補償器30にて速度指令値V
*と実速度Vから速度偏差△Vを求め、この速度偏差△
Vを比例・積分演算することによりフィードバック補償
値を求め、これを電流指令値I*とし(S205)、こ
れを外部へ出力する(S204)。
【0052】一方、インチング指令が出力されたならば
(S201でYES)、停止位置修正を行う必要がある
ため、スイッチ71をオンにし、PI速度制御系補償器
30にて速度指令値V*と実速度Vから速度偏差△Vを
求めてフィードバック補償値とし(S202)、更にこ
れにフィードフォワード補償器の出力値(フィードフォ
ワード補償値)を加算して電流指令値I*とし(S20
3)、これを外部へ出力する(S204)。
【0053】次に、具体的な走行例について説明する。
ここでは、3系走行時にインチング指令が出力された場
合について、上述の電流指令値出力処理の処理手順を説
明する。この場合、インチング指令が出力されているた
めS201で肯定判定され、速度偏差△Vに基づきPI
制御にて求めたフィードバック補償値と各外乱のフィー
ドフォワード補償値とを加算して電流指令値I*とし、
これを外部へ出力する(S202〜S204)。このと
きの車両移動距離、A系〜C系推進コイルに流れる電
流、車両速度の各時間変化を図11に示す。なお、図1
1はインチング指示距離を10cmとしたときのデータ
である。
【0054】この図11からわかるように、本実施形態
においても、比較的短時間のうちにLSM式車両の実速
度がゼロに収束し、また、インチング指示距離とほぼ一
致した移動距離が実現できている。即ち、停止位置修正
に影響を及ぼす外乱(勾配抵抗、出発抵抗、走行抵抗)
のフィードフォワードを適用しているため、外乱補償が
行われ、停止位置修正が10cmという微小距離であっ
ても、走行条件によらない高精度の停止位置修正が実現
できていることがわかる。但し、インチング指令時にP
ID位置制御系補償器40を用いる第1実施形態の方が
速応性等の面で有利である。
【0055】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記実施形態のフィードフォワード補償器
50は、勾配抵抗、出発抵抗、走行抵抗の3つについて
フィードフォワード補償演算を行うものとしたが、勾配
抵抗のフィードフォワード補償演算を行えば、停止位置
修正時の後退や転動をある程度防止できるため、勾配抵
抗のみについてフィードフォワード補償演算を行っても
よい。あるいは、勾配抵抗と出発抵抗の2つについてフ
ィードフォワード補償演算を行ってもよい。
【0056】また、勾配抵抗、出発抵抗、走行抵抗の補
償電流値Ig、Is、Idの算出式(1)〜(3)は例
示であって、これ以外の算出式を排除するものではな
く、例えば経験則に応じて随時好ましい算出式に変更し
てもよい。更に、第2実施形態についても、加算器70
の下流側に第1実施形態と同様のスイッチ61を設け
て、2系走行時であってLSM式車両が片側推進区間に
位置している場合にはフィードバック補償値とフィード
フォワード補償値とを加算した仮電流指令値の2倍を電
流指令値として出力してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のリニアシステムの構成を表す
概略ブロック図である。
【図2】 第1実施形態の電力供給系を表す概略説明図
である。
【図3】 ある位置における車両速度と各抵抗との関係
を表すグラフである。
【図4】 第1実施形態の電流指令値出力処理のフロー
チャートである。
【図5】 インチング制御パターンの説明図である。
【図6】 3系走行時にインチング指令が出力された場
合における、車両移動距離、各電流値、車両速度の時間
変化を表すグラフである。
【図7】 2系走行時にLSM式車両が片側推進区間に
位置している様子を表す説明図である。
【図8】 2系走行時であってLSM式車両が片側推進
区間に位置している時にインチング指令が出力された場
合における、車両移動距離、各電流値、車両速度の時間
変化を表すグラフである。
【図9】 第2実施形態の速度制御器の構成を表す概略
ブロック図である。
【図10】 第2実施形態の電流指令値出力処理のフロ
ーチャートである。
【図11】 3系走行時にインチング指令が出力された
場合における、車両移動距離、各電流値、車両速度の時
間変化を表すグラフである。
【図12】 従来例の速度制御器の構成を表す概略ブロ
ック図である。
【符号の説明】
11・・・推進コイル、11A〜C・・・A系〜C系推
進コイル、12・・・界磁コイル、13・・・速度制御
器、14・・・乗算器、15・・・電力変換器、15A
〜C・・・A系〜C系電力変換部、16・・・位置検出
器、17・・・位相同期制御部、18A〜C・・・A系
〜C系き電線、19A〜C・・・A系〜C系き電区分開
閉器、30・・・PI速度制御系補償器、32・・・速
度補償器、40・・・PID位置制御系補償器、43・
・・位置補償器、50・・・フィードフォワード補償
器、51・・・勾配抵抗補償器、52・・・出発抵抗補
償器、53・・・走行抵抗補償器、54・・・第3加算
器、60・・・加算器、61・・・第1スイッチ、62
・・・第2スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北野 淳一 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 Fターム(参考) 5H113 CC04 CC08 CD03 CD12 FF07 GG02 GG08 HH02 HH04 HH06 HH09 HH13 HH14 HH15 HH22 HH28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進コイルが地上側の軌道に沿って配置
    され、界磁コイルが前記推進コイルに対向するように車
    両側に搭載され、速度制御器が電流指令値を出力し、電
    力変換器がこの電流指令値に応じた電流を前記推進コイ
    ルへ供給して前記推進コイルに磁界を発生させることに
    より前記界磁コイルを搭載した車両を推進させるリニア
    システムに用いられ、前記速度制御器の一部を成す停止
    位置修正装置において、 停止位置修正を指示する停止位置修正指示手段と、 前記停止位置修正指示手段によって停止位置修正が指示
    されたならば、速度指令値と実速度との速度偏差をフィ
    ードバック補償演算した値と停止位置修正に影響を及ぼ
    す外乱をフィードフォワード補償演算した値とを加算し
    た値に基づいて、前記電流指令値を求める電流指令値演
    算手段とを備えたことを特徴とするリニアシステムの停
    止位置修正装置。
  2. 【請求項2】 推進コイルが地上側の軌道に沿って配置
    され、界磁コイルが前記推進コイルに対向するように車
    両側に搭載され、速度制御器が電流指令値を出力し、電
    力変換器がこの電流指令値に応じた電流を前記推進コイ
    ルへ供給して前記推進コイルに磁界を発生させることに
    より前記界磁コイルを搭載した車両を推進させるリニア
    システムに用いられ、前記速度制御器の一部を成す停止
    位置修正装置において、 停止位置修正を指示する停止位置修正指示手段と、 前記停止位置修正指示手段によって停止位置修正が指示
    されたならば、位置指令値と実位置との位置偏差をフィ
    ードバック補償演算した値と停止位置修正に影響を及ぼ
    す外乱をフィードフォワード補償演算した値とを加算し
    た値に基づいて、前記電流指令値を求める電流指令値演
    算手段とを備えたことを特徴とするリニアシステムの停
    止位置修正装置。
  3. 【請求項3】 前記停止位置修正に影響を及ぼす外乱に
    は、勾配抵抗が含まれることを特徴とする請求項1又は
    2記載のリニアシステムの停止位置修正装置。
  4. 【請求項4】 前記勾配抵抗の補償電流値は、下記式
    (1)で表されることを特徴とする請求項3記載のリニ
    アシステムの停止位置修正装置。 【数1】
  5. 【請求項5】 前記停止位置修正に影響を及ぼす外乱に
    は、前記勾配抵抗に加えて出発抵抗も含まれることを特
    徴とする請求項3又は4のいずれかに記載のリニアシス
    テムの停止位置修正装置。
  6. 【請求項6】 前記出発抵抗の補償電流値は、下記式
    (2)で表されることを特徴とする請求項5記載のリニ
    アシステムの停止位置修正装置。 【数2】
  7. 【請求項7】 前記停止位置修正に影響を及ぼす外乱に
    は、前記勾配抵抗、前記出発抵抗に加えて走行抵抗も含
    まれることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載
    のリニアシステムの停止位置修正装置。
  8. 【請求項8】 前記走行抵抗の補償電流値は、下記式
    (3)で表されることを特徴とする請求項7記載のリニ
    アシステムの停止位置修正装置。 【数3】
  9. 【請求項9】 前記電流指令値演算手段は、PID制御
    によってフィードバック補償演算を行うことを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれかに記載のリニアシステムの停
    止位置修正装置。
  10. 【請求項10】 前記リニアシステムは、 前記電力変換器を3台有し、各電力変換器に対応する推
    進コイルを地上側の軌道両側に順次千鳥掛け状に配する
    ことにより、前記電力変換器から前記推進コイルまで3
    系統の電力供給系を備え、 前記停止位置修正装置は、 前記電力供給系のうち1系統が停止して2系統によって
    電力供給を行う事態が生じたか否かを判断する系統判定
    手段と、 前記系統判定手段により肯定判定されたならば、前記軌
    道両側の推進コイルのうち片側の推進コイルにのみ電力
    供給がなされている区間に車両が位置しているか否かを
    判定する車両位置判定手段と、 前記車両位置判定手段により肯定判定されたならば、前
    記電流指令値演算手段によって求められた電流指令値を
    大きくする電流指令値変更手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1〜9のいずれかに記載のリニアシステムの
    停止位置修正装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117516682A (zh) * 2023-11-21 2024-02-06 成都德力斯实业有限公司 一种运输位置监测方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117516682A (zh) * 2023-11-21 2024-02-06 成都德力斯实业有限公司 一种运输位置监测方法

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