JP3105123B2 - 列車走行制御装置 - Google Patents

列車走行制御装置

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JP3105123B2 JP05316978A JP31697893A JP3105123B2 JP 3105123 B2 JP3105123 B2 JP 3105123B2 JP 05316978 A JP05316978 A JP 05316978A JP 31697893 A JP31697893 A JP 31697893A JP 3105123 B2 JP3105123 B2 JP 3105123B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、磁気浮上式
列車に対して用いられる列車走行制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気浮上式列車(リニアモータカ
ー)の開発が急速に行なわれている。この磁気浮上式列
車に対する走行制御は次のように行なわれている。
【0003】すなわち、列車の走行区間は複数区間に分
割されると共に、各区間には変換所が設置されており、
列車が通過中の各区間に対して、その区間に設置されて
いる変換所の変換器が電力を供給する。そして、各変換
所には、システムの総合的な管理を行う上位系の制御装
置から、列車の実際の位置(実列車位置)等の情報が送
られてくるようになっている。
【0004】各変換所では、列車の実速度と指令速度と
の速度偏差に基いて演算される指示電流に、列車の走行
抵抗の演算に基いて求められる予測電流を加えたものが
変換器の出力電流となるように制御を行なっている。
【0005】通常、この予測電流はそれほど大きな値と
はならないが、出力電流が急変すると予測される地点を
列車が通過する場合には、この予測電流を増大させて出
力電流の急変を抑制させる必要がある。例えば、列車が
トンネル内に進入する場合や、トンネル内から出てくる
場合である。
【0006】また、他の例として、走行制御を担当する
変換所が切換わる地点を、列車が通過する場合すなわち
所謂「変換所渡り」を行う場合がある。例えば、いま、
第1の区間を走行中の列車が第1の区間と第2の区間の
境界地点に接近しつつある状態であるとすると、第2の
区間の変換所では、これから列車の走行制御及び電力供
給を担当すべく、その変換器の出力レベルを第1の区間
の変換器の出力レベルと同程度に立上げておく必要があ
る。
【0007】このときの第2の区間における立上げ制御
は、上位系制御装置からの位置情報等に基いて、独自に
行うようになっている。したがって、この場合も走行抵
抗を充分に加味しなければならず、予測電流は大きなも
のとなる。
【0008】図4は、このような予測電流の演算を行う
ことが可能な従来の列車走行制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0009】この図において、実速度演算回路1は、上
位系の制御装置からの実列車位置Xを入力し、列車の実
速度Vを演算する。速度偏差演算回路2は、図示を省略
した速度指令回路からの指令速度V* 、及び実速度演算
回路1からの実速度Vを入力し、これらの速度偏差△V
を演算する。そして、速度補償回路3は、この速度偏差
△Vに対応する指示電流Ivを電流加算回路4に出力す
る。
【0010】一方、走行抵抗演算回路5は、実速度演算
回路1からの実速度Vを入力し、次に示す走行抵抗演算
式(1)に基いて走行抵抗Fdを演算する。
【0011】 Fd=Da+Dm+De+Di+Dg …(1) 上記(1)式中のDa〜Dgは下記に示す事項について
の数値を示している。
【0012】 Da:空気抵抗、Dm:磁気抵抗 De:渦電流損、Di:誘導集電抵抗 Dg:勾配抵抗、M:車両重量 α :加減速度 そして、Da〜Dはgは、次に示すように、f1〜f5
の関数として求めることができる。
【0013】 Da=f1(ρ,l,A′,V,λ,d′,Cdp) Dm=f2(M,g,γ,V) De=f3(F,V,N) Di=f4(CONST) Dg=f5(M,g,θ) ここで、上記の関数f1〜f5における各記号は下記に
示す事項についての数値を示している。
【0014】 ρ :空気密度、 l :列車長 A′:車両断面積、 d′:列車水力的直径 V :列車速度、 Cdp:圧力抵抗係数 g :重力加速度、 γ :揚抗比 F :渦電流損、 N :台車数 CONST:定数、 θ :勾配 予測電流演算回路6は、このようにして求められた走行
抵抗Fdを走行抵抗演算回路5から入力すると、次に示
す予測電流演算式(2)に基いて予測電流Ifを演算す
る。
【0015】 If=K(Mα+Fd) …(2) なお、(2)式中のKは電流推力変換係数である。
【0016】そして、電流加算回路4は、速度補償回路
3からの指示電流IVと、予測電流電算回路6からの予
測電流Ifとを加算して得られる出力電流指令値IOUT
を図示を省略してある変換器に出力する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記
(1),(2)式には種々の係数が用いられているが、
これらの係数には予め設定された値が一律に適用されて
いる。しかし、列車の実際の走行においては、列車速度
や列車重量等は、必ずしも一定であるわけではなく、随
時変動する値である。
【0018】そのため、上記演算式により演算された走
行及び予測電流の演算値と、列車走行時における実際値
とが一致せず、指令速度と実速度との間に大きな偏差が
生じていた。そして、このことからトンネルの出入りの
際や、変換所渡りの際に列車速度の急変が生じ、乗り心
地を悪化させる結果となっていた。
【0019】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、予測電流制御の制度を向上させることにより、ト
ンネルの出入りの際や、変換所渡りの際の乗り心地の悪
化を招くことがない列車走行制御装置を提供することを
目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、上位系制御装置から与えられる
実列車位置に基いて列車の実速度を演算する実速度演算
回路と、指令速度と前記実速度との速度偏差に基き、変
換器に対する指示電流を出力する速度補償回路と、前記
実速度を入力し、所定の走行抵抗演算式を用いて走行抵
抗を演算する走行抵抗演算回路と、前記走行抵抗の演算
値を入力し、所定の予測電流演算式を用いて変換器に対
する予測電流を演算する予測電流演算回路と、を備え、
前記指示電流に前記予測電流を加算した値を前記変換器
に対する出力電流指令値として用いる列車走行制御装置
において、列車が等速度区間で且つ勾配がゼロである区
間を走行している間の前記出力電流指令値を入力し、前
記走行抵抗演算式を用いて模擬列車位置を演算する模擬
列車位置演算回路と、前記実列車位置と前記模擬列車位
置との位置偏差を演算する列車位置偏差演算回路と、前
記位置偏差に基いて、前記走行抵抗演算式中の各項のう
ち列車速度によって値が変化する項の係数を補正し、こ
の補正値を前記走行抵抗演算回路へフィードバックする
係数補正回路と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0021】
【作用】上記構成において、模擬列車位置演算回路は変
換器に対する出力電流指令値を入力して模擬列車位置を
常時演算している。
【0022】そして、列車が等速度区間で且つ勾配がゼ
ロである区間にさしかかると、係数補正回路は、列車位
置偏差演算回路からの実列車位置と模擬列車位置との位
置偏差を入力して補正を行う。この場合、模擬列車位置
演算回路による演算は、列車が等速度区間で且つ勾配が
ゼロである区間を走行中の出力電流指令値に対して行な
われているので、走行抵抗演算式中の各項のうち列車速
度によって値が変化する項以外の項は固定値となる。
【0023】したがって、係数補正回路は、列車位置偏
差演算回路からの位置偏差に基いて、列車速度によって
値が変化する項の係数を補正することができる。そし
て、この補正値を走行抵抗演算回路へフィードバックす
ることにより、走行抵抗の演算精度を高めることがで
き、ひいては予測電流の演算精度を高めることができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図3に基き
説明する。但し、図4と同様の構成要素には同一符号を
付して重複した説明を省略する。
【0025】図1は本発明の第1実施例の構成を示すブ
ロック図である。図1において、電流加算回路4から出
力される出力電流指令値IOUT は、図示を省略した変換
器へ送られるほか、模擬列車位置演算回路7へ送られる
ようになっている。
【0026】模擬列車位置演算回路7は、この出力電流
指令値IOUT の入力に基いて模擬列車速度Vmを演算
し、これを模擬走行抵抗演算回路8へ出力するようにな
っている。そして、模擬走行抵抗演算回路8は、この模
擬列車速度Vmに基いて模擬走行抵抗Fdmを演算し、
これを模擬列車位置演算回路7へ出力するようなってい
る。模擬列車位置演算回路7は、この模擬走行抵抗Fd
mを考慮して模擬列車位置Xmを演算するようになって
いる。
【0027】列車位置偏差演算回路9は、上位系制御装
置からの実列車位置Xと、この模擬列車位置Xmとの位
置偏差△X(=X−Xm)を演算し、これを係数補正回
路10Aへ出力するようになっている。
【0028】係数補正回路10Aは、この位置偏差△X
に基いて、後述する走行抵抗演算式(3)の中の係数K
1を補正し、その補正値を走行抵抗演算回路5へフィー
ドバックするようになっている。
【0029】走行抵抗演算回路5は、前述した走行抵抗
演算式(1)を変形した次の走行抵抗演算式(3)によ
り走行抵抗Fdを演算するようになっている。
【0030】 Fd=K1・F1(V) +K2・F2(M) +F3(const) …(3) ここで、F1(V)は、空気抵抗Da,磁気抵抗Dm,
渦電流損Deからなる関数であって、速度に影響される
関数である。F2(M)は勾配抵抗Dgの関数であっ
て、列車重量に影響される関数である。F3(const) は
誘導集電抵抗Diによって決まる定数項である。なお、
初期状態における係数K1,K2の値はそれぞれ1とす
る。
【0031】また、模擬走行抵抗演算回路8も、上記
(3)式と同様の演算式による模擬走行抵抗Fdmを演
算するようになっている。
【0032】次に、図1の動作につき説明する。図4で
説明したように、電流加算回路4の出力である出力電流
指令IOUT は図示を省略した変換器へ送られるが、列車
が等速度区間で且つ勾配がゼロ(正確には0o/oo)であ
る区間を走行中のとき(全体の走行区間のうち、このよ
うな区間がどこであるかは予めわかっているものとす
る。)は、模擬列車位置演算回路7にも、この出力電流
指令IOUT が送られる。
【0033】このとき、勾配がゼロであるから、上記
(3)式におけるF2(M)はF2(M)=0となる。
また、等速度であるから、加速度αはα=0となる。し
たがって、前述した(2)式によって求められる予測電
流Ifは、結局、F1(V)にのみ影響を受けることに
なる。
【0034】そして、係数補正回路10Aは、このよう
な区間を列車が走行している間の位置偏差△Xに基いて
係数K1を補正し、その補正値を走行抵抗演算回路5及
び模擬走行抵抗演算回路8へフィードバックする。
【0035】この補正方法として、例えば、位置偏差が
△Xが正の場合は、実際の走行抵抗の方が、走行抵抗演
算回路5及び模擬走行抵抗演算回路8で演算された走行
抵抗Fd,Fdmよりも小さいことになるので、その偏
差分に応じてK1を小さくすればよい。逆に、位置偏差
△Xが負の場合には、実際の走行抵抗の方が大きいこと
になるので、その偏差分に応じてK1を大きくしてやれ
ばよい。
【0036】このように、走行抵抗演算式(3)中の係
数K1の値が最適値になるように補正を行うことによ
り、位置偏差△Xをゼロに近づけることができる。すな
わち、、走行抵抗Fdの演算精度を高めることができ、
ひいては予測電流Ifの演算精度を高めることができ
る。
【0037】図2は本発明の第2実施例の構成を示すブ
ロック図である。図2が図1と異なる点は、係数補正回
路10Aが10Bに変わり、そのフィードバック信号が
走行抵抗演算回路5及び模擬走行抵抗演算回路8のほか
に、予測電流演算回路6及び模擬列車位置演算回路7に
も送られるようになっている点である。
【0038】次に、図2の動作につき説明する。但し、
この実施例では、(3)式中の係数K1は、すでに正し
い値に補正されているものとする。
【0039】(3)式中の係数K1の値が基本的に正し
いとすると、それにもかかわらず列車位置偏差演算回路
9から位置偏差△Xが出力される理由は、列車走行中の
乗客数の変動により演算で用いている列車重量Mの値と
実際の列車重量の値との差が大きなものであることに起
因していると考えられる。
【0040】そこで、この実施例では、列車が等速度区
間(α=0)で且つ勾配がゼロでない区間(なぜなら、
勾配がゼロだと(3)式中のF2(M)がゼロとな
る。)を走行している間の出力電流指令値IOUT に基い
て模擬演算を行い、係数補正回路10Bが係数K2の補
正を行うようにしている。
【0041】すなわち、列車位置偏差演算回路9から出
力される位置偏差△Xが正の場合は、実際の走行抵抗の
方が、走行抵抗演算回路5及び模擬走行抵抗演算回路8
で演算した走行抵抗Fd,Fdmよりも小さいことにな
るので、その偏差分に応じてK2を小さくすればよい。
逆に、位置偏差△Xが負の場合は、実際の走行抵抗の方
が大きいことになるので、その偏差分に応じてK2を大
きくしてやればよい。
【0042】このようにして、(3)式中の係数K2の
値が最適値になるように補正を行うことにより、位置偏
差△Xを小さくしていくことができる。しかし、これに
よってもまだ、位置偏差△Xを一定以下にすることがで
きない場合がある。
【0043】そこで、そのような場合には、列車が等速
度区間でなく(α=0でない加減速区間)且つ勾配がゼ
ロである区間を走行している間の出力電流指令値IOUT
に基いて模擬演算を行ない、係数補正回路10Bは、さ
らに、列車重量Mの補正を行うようにし、その補正値を
予測電流演算回路6及び模擬列車位置演算回路7にフィ
ードバックするようにしている。このMの補正の仕方
は、K2の補正の場合と同様である。なお、模擬列車位
置演算回路7における演算内容を簡単に説明すると次の
通りである。すなわち、推力をFとすると、加速度αを
α=(F−Fdm)/Mにより求めた後、このαを積分
することにより列車速度Vを求め、このVをさらに積分
することにより模擬列車位置Xmを求める、というもの
である。
【0044】図3は本発明の第3実施例の構成を示すブ
ロック図である。図3が図2と異なる点は、係数補正回
路10Bが10Cに変わり、そのフィードバック信号が
予測電流演算回路6のみに送られるようになっている点
である。
【0045】次に、図3の動作につき説明する。但し、
この実施例では、係数K1,K2及び列車重量Mはすで
に正しい値に補正されているものとする。
【0046】係数K1,K2及び列車重量Mの値が基本
的に正しいとすると、それにもかかわらず列車位置偏差
演算回路9から位置偏差△Xが出力される理由は、
(2)式中の電流推力変換係数Kが適切な値となってい
ないことに起因していると考えらえる。
【0047】そこで、この実施例では,係数K1,K2
及び列車重量Mの補正の場合と同様にして、係数Kの値
を補正し、その補正値を予測電流演算回路6へフィード
バックするようにしている。
【0048】上記した第1実施例乃至第3実施例のうち
いずれかを採用することにより、予測電流演算回路6で
演算される予測電流Ifの演算精度を向上させることが
できる。しかし、最も好ましい実施例は、上記第1乃至
第3実施例の機能を全て備えるように構成された実施
例、すなわち、係数補正回路10A,10B,10Cの
全てのフィードバック機能を有する係数補正回路を備え
た実施例である。
【0049】このように、予測電流についての演算精度
を大幅に向上させることにより、トンネルの出入りの際
や、変換所渡りの際の乗り心地の悪化を防止することが
できる。また、列車を停止させる場合の定点停止精度に
ついても、その大幅な向上を期待することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、列車が
所定区間を走行している間の出力電流指令値に基く模擬
演算により、演算式中の所定係数の補正を行う構成とし
たので、予測電流制御の精度を向上させることができ、
トンネルの出入りの際や、変換所渡りの際の乗り心地の
悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図。
【図4】従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 実速度演算回路 3 速度補償回路 5 走行抵抗演算回路 6 予測電流演算回路 7 模擬列車位置演算回路 9 列車位置偏差演算回路 10,10B,10C 係数補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 13/03 - 13/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位系制御装置から与えられる実列車位置
    に基いて列車の実速度を演算する実速度演算回路と、 指令速度と前記実速度との速度偏差に基き、変換器に対
    する指示電流を出力する速度補償回路と、 前記実速度を入力し、所定の走行抵抗演算式を用いて走
    行抵抗を演算する走行抵抗演算回路と、 前記走行抵抗の演算値を入力し、所定の予測電流演算式
    を用いて変換器に対する予測電流を演算する予測電流演
    算回路と、 を備え、前記指示電流に前記予測電流を加算した値を前
    記変換器に対する出力電流指令値として用いる列車走行
    制御装置において、 列車が等速度区間で且つ勾配がゼロである区間を走行し
    ている間の前記出力電流指令値を入力し、前記走行抵抗
    演算式を用いて模擬列車位置を演算する模擬列車位置演
    算回路と、 前記実列車位置と前記模擬列車位置との位置偏差を演算
    する列車位置偏差演算回路と、 前記位置偏差に基いて、前記走行抵抗演算式中の各項の
    うち列車速度によって値が変化する項の係数を補正し、
    この補正値を前記走行抵抗演算回路へフィードバックす
    る係数補正回路と、 を備えたことを特徴とする列車走行制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の列車走行制御装置におい
    て、 前記模擬列車位置演算回路は、列車が等速度区間で且つ
    勾配がゼロでない区間を走行している間の前記出力電流
    指令値を入力するものであり、 前記係数補正回路は、前記位置偏差に基いて、前記走行
    抵抗演算式中の各項のうち列車重量によって値が変化す
    る項の係数を補正し、この補正値を前記走行抵抗演算回
    路へフィードバックするものである、 ことを特徴とする列車走行制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の列車走行制御装置におい
    て、 前記列車位置偏差回路で演算される位置偏差が所定値以
    下に減少しない場合に、 前記模擬列車位置演算回路は、列車が等速度区間でなく
    且つ勾配がゼロである区間を走行している間の前記出力
    電流指令値を入力するものでり、 前記係数補正回路は、前記位置偏差に基いて、前記予測
    電流演算式中の列車重量の値を補正し、この補正値を前
    記予測電流演算回路へフィードバックするものである、 ことを特徴とする列車走行制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の列車走行制御装置におい
    て、 前記係数補正回路は、前記位置偏差に基いて、前記予測
    電流演算式中の電流推力変換係数を補正し、この補正値
    を前記予測電流演算回路へフィードバックするものであ
    る、 ことを特徴とする列車走行制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の列車走行制御装置におい
    て、 前記模擬列車位置演算回路は、前記入力に基く演算機能
    に加えて、列車が等速度区間で且つ勾配がゼロでない区
    間を走行している間の前記出力電流指令値の入力に基く
    第2の演算機能、及び列車が等速度区間でなく且つ勾配
    がゼロである区間を走行している間の前記出力電流指令
    値の入力に基く第3の演算機能を有するものであり、 前記係数補正回路は、前記補正値のフィードバック機能
    に加えて、前記模擬列車位置演算回路が前記第2の演算
    機能に係る演算を行なった場合の前記位置偏差に基い
    て、前記走行抵抗演算式中の各項のうち列車重量によっ
    て値が変化する項の係数を補正し、この補正値を前記走
    行抵抗演算回路へフィードバックする第2のフィードバ
    ック機能、及び前記模擬列車位置演算回路が前記第3の
    演算機能に係る演算を行なった場合の前記位置偏差に基
    いて、前記予測電流演算式中の列車重量の値を補正し、
    この補正値を前記予測電流演算回路へフィードバックす
    る第3のフィードバック機能を有し、さらに、前記全て
    のフィードバック機能による補正が行なわれた後の前記
    位置偏差に基いて、前記予測電流演算式中の電流推力変
    換係数を補正し、この補正値を前記予測電流演算回路へ
    フィードバックする第4のフィードバック機能を有する
    ものである、ことを特徴とする列車走行制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100415563C (zh) * 2004-09-03 2008-09-03 尚德敏 一种高速铁路

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CN100415563C (zh) * 2004-09-03 2008-09-03 尚德敏 一种高速铁路

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