JP2001275189A - 音響装置用圧電振動体 - Google Patents
音響装置用圧電振動体Info
- Publication number
- JP2001275189A JP2001275189A JP2000088583A JP2000088583A JP2001275189A JP 2001275189 A JP2001275189 A JP 2001275189A JP 2000088583 A JP2000088583 A JP 2000088583A JP 2000088583 A JP2000088583 A JP 2000088583A JP 2001275189 A JP2001275189 A JP 2001275189A
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- Japan
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- piezoelectric
- plate
- piezoelectric vibrating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 音響装置用圧電振動体において、長期間にわ
たって圧電振動板を中心支持部材に確実に連結するこ
と。 【解決手段】 音響装置用圧電振動体が、中央部に貫通
穴を有する圧電振動板１４と、圧電振動板１４の貫通穴
１４ｄの周囲に配置された環状の挟持部材１８ａ、１８
ｂと、圧電振動板１４をその中心部において支持して音
響振動板に取着する中心支持部材１６と、挟持部材１８
ａ、１８ｂにて圧電振動板１４をその両側面から挟持す
るようにして、圧電振動板１４を中心支持部材１６に螺
着する固定ネジ２２と、圧電振動板１４と固定ネジ２２
との間に設けられた絶縁部材２０とを具備する。
たって圧電振動板を中心支持部材に確実に連結するこ
と。 【解決手段】 音響装置用圧電振動体が、中央部に貫通
穴を有する圧電振動板１４と、圧電振動板１４の貫通穴
１４ｄの周囲に配置された環状の挟持部材１８ａ、１８
ｂと、圧電振動板１４をその中心部において支持して音
響振動板に取着する中心支持部材１６と、挟持部材１８
ａ、１８ｂにて圧電振動板１４をその両側面から挟持す
るようにして、圧電振動板１４を中心支持部材１６に螺
着する固定ネジ２２と、圧電振動板１４と固定ネジ２２
との間に設けられた絶縁部材２０とを具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は音響装置用圧電振動
体に関する。
体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から圧電振動板を、その中心部にお
いて支持し、音響振動板に取着して圧電振動板の振動を
音響振動板に伝達し、音響振動板から周囲の空気へ振動
を伝達し、音を発するようにしたスピーカまたは音響機
器が知られている。こうした音響装置用圧電振動体（以
下、単に圧電振動体と記載する）を用いたスピーカで
は、圧電振動板の中心部に貫通穴を形成して圧電振動板
を中心支持部材に連結し、該中心支持部材を介して音響
振動板に取着するようになっている。
いて支持し、音響振動板に取着して圧電振動板の振動を
音響振動板に伝達し、音響振動板から周囲の空気へ振動
を伝達し、音を発するようにしたスピーカまたは音響機
器が知られている。こうした音響装置用圧電振動体（以
下、単に圧電振動体と記載する）を用いたスピーカで
は、圧電振動板の中心部に貫通穴を形成して圧電振動板
を中心支持部材に連結し、該中心支持部材を介して音響
振動板に取着するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】圧電振動板は、そのセ
ラミックス層に印加される音声信号に応答して屈曲動作
を繰り返し、その振動が、中心支持部材を介して音響振
動板に伝達され、次いで音響振動板から周囲の空気に伝
播される。こうした圧電振動板の振動のために圧電振動
板と中心支持部材との間の結合が弱められ、圧電振動板
が中心支持部材から分離することが生じうる。
ラミックス層に印加される音声信号に応答して屈曲動作
を繰り返し、その振動が、中心支持部材を介して音響振
動板に伝達され、次いで音響振動板から周囲の空気に伝
播される。こうした圧電振動板の振動のために圧電振動
板と中心支持部材との間の結合が弱められ、圧電振動板
が中心支持部材から分離することが生じうる。
【０００４】本発明は、こうした従来技術の問題点を解
決することを技術課題としており、長期間にわたって圧
電振動板を中心支持部材に確実に連結することを目的と
している。
決することを技術課題としており、長期間にわたって圧
電振動板を中心支持部材に確実に連結することを目的と
している。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、中央部に貫通穴を有する圧電振動板と、前記圧電振
動板の貫通穴の周囲に配置された環状の挟持部材と、前
記圧電振動板をその中心部において支持して音響振動板
に取着する中心支持部材と、前記挟持部材にて前記圧電
振動板をその両側面から挟持するようにして、前記圧電
振動板を前記中心支持部材に螺着する固定ネジと、前記
圧電振動板と前記固定ネジとの間に設けられた絶縁部材
とを具備する音響装置用圧電振動体を要旨とする。
は、中央部に貫通穴を有する圧電振動板と、前記圧電振
動板の貫通穴の周囲に配置された環状の挟持部材と、前
記圧電振動板をその中心部において支持して音響振動板
に取着する中心支持部材と、前記挟持部材にて前記圧電
振動板をその両側面から挟持するようにして、前記圧電
振動板を前記中心支持部材に螺着する固定ネジと、前記
圧電振動板と前記固定ネジとの間に設けられた絶縁部材
とを具備する音響装置用圧電振動体を要旨とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好ましい実施形態を説明する。圧電振動体１０は、中
心支持部材１６を介して音響振動板１２に取着された円
盤状の圧電振動板１４を具備している。圧電振動板１４
は、例えばアルミニウム、ステンレス鋼、黄銅等の金属
製薄板から成る円形の金属板１４ａと、該金属板１４ａ
の両面に適当な接着剤により貼付されたせらミックス層
１４ｂ、１４ｃから成り、圧電振動板１４の中央部には
貫通穴１４ｄが形成されている。セラミックス層１４
ｂ、１４ｃは、チタン酸バリウムやチタン酸ジルコン酸
鉛等の強誘電性セラミックス材料にて形成することがで
きる。図１において、セラミックス層１４ｂ、１４ｃ
は、金属板１４ａの両面の概ね全面にわたって形成され
ている。
の好ましい実施形態を説明する。圧電振動体１０は、中
心支持部材１６を介して音響振動板１２に取着された円
盤状の圧電振動板１４を具備している。圧電振動板１４
は、例えばアルミニウム、ステンレス鋼、黄銅等の金属
製薄板から成る円形の金属板１４ａと、該金属板１４ａ
の両面に適当な接着剤により貼付されたせらミックス層
１４ｂ、１４ｃから成り、圧電振動板１４の中央部には
貫通穴１４ｄが形成されている。セラミックス層１４
ｂ、１４ｃは、チタン酸バリウムやチタン酸ジルコン酸
鉛等の強誘電性セラミックス材料にて形成することがで
きる。図１において、セラミックス層１４ｂ、１４ｃ
は、金属板１４ａの両面の概ね全面にわたって形成され
ている。
【０００７】圧電振動板１４の中心部の貫通穴１４ｄに
中空円筒状の絶縁管２０ａが挿通される。圧電振動板１
４の両面において絶縁管２０ａの周囲には挟持部材１８
ａ、１８ｂが嵌合される。挟持部材１８ａ、１８ｂはゴ
ムまたはプラスチック等の絶縁材料もしくは金属材料か
ら形成することができる。次いで、絶縁管２０の中空部
２０ａに固定ネジ２２が挿通され、中心支持部材１６の
中心孔１６ｃに螺合される。これにより、挟持部材１８
ａ、１８ｂと共に圧電振動板１４が中心支持部材１６に
螺着される。固定ネジ２２からの圧力を挟持部材１８ｂ
の全体に伝達するために、特に、挟持部材１８ａ、１８
ｂがゴムまたはプラスチック材料から形成される場合に
は、固定ネジ２２と、該固定ネジ２２の頭部に接触する
挟持部材１８ｂとの間に座金２４を配置することが好ま
しい。また、挟持部材１８ａ、１８ｂが金属材料から形
成される場合には、絶縁材料から成る座金２４を配置す
ることができる。
中空円筒状の絶縁管２０ａが挿通される。圧電振動板１
４の両面において絶縁管２０ａの周囲には挟持部材１８
ａ、１８ｂが嵌合される。挟持部材１８ａ、１８ｂはゴ
ムまたはプラスチック等の絶縁材料もしくは金属材料か
ら形成することができる。次いで、絶縁管２０の中空部
２０ａに固定ネジ２２が挿通され、中心支持部材１６の
中心孔１６ｃに螺合される。これにより、挟持部材１８
ａ、１８ｂと共に圧電振動板１４が中心支持部材１６に
螺着される。固定ネジ２２からの圧力を挟持部材１８ｂ
の全体に伝達するために、特に、挟持部材１８ａ、１８
ｂがゴムまたはプラスチック材料から形成される場合に
は、固定ネジ２２と、該固定ネジ２２の頭部に接触する
挟持部材１８ｂとの間に座金２４を配置することが好ま
しい。また、挟持部材１８ａ、１８ｂが金属材料から形
成される場合には、絶縁材料から成る座金２４を配置す
ることができる。
【０００８】中心支持部材１６は、その一端に挟持部材
１８ａ、１８ｂの一方、図１の実施形態では中心支持部
材１６に接触する挟持部材１８ａおよび絶縁管２０を位
置決めするための凹所１６ａ、１６ｂと、凹所１６ａ、
１６ｂの反対側の端部に末広がり状に形成された脚部１
６ｄとを有している。中心支持部材１６は、その脚部１
６ｄにおいて適当な接着剤により音響振動板１２の一方
の面に取着される。音響振動板１２は、圧電振動体１０
から伝達される振動により効率的に空気を加振して音響
を発するに適した材料、例えば、プラスチック製板材、
合成樹脂をバインダとしアラミド繊維、炭素繊維、ガラ
ス繊維を強化繊維とした複合材料から成る板材、プラス
ターボード、発泡スチロールから成る板材により形成す
ることができる。
１８ａ、１８ｂの一方、図１の実施形態では中心支持部
材１６に接触する挟持部材１８ａおよび絶縁管２０を位
置決めするための凹所１６ａ、１６ｂと、凹所１６ａ、
１６ｂの反対側の端部に末広がり状に形成された脚部１
６ｄとを有している。中心支持部材１６は、その脚部１
６ｄにおいて適当な接着剤により音響振動板１２の一方
の面に取着される。音響振動板１２は、圧電振動体１０
から伝達される振動により効率的に空気を加振して音響
を発するに適した材料、例えば、プラスチック製板材、
合成樹脂をバインダとしアラミド繊維、炭素繊維、ガラ
ス繊維を強化繊維とした複合材料から成る板材、プラス
ターボード、発泡スチロールから成る板材により形成す
ることができる。
【０００９】次に、図２を参照して本発明の第２の実施
形態を説明する。第１の実施形態では、圧電振動体１０
は１枚の圧電振動板１４を有していたが、第２の実施形
態による圧電振動体３０は、２枚の圧電振動板３２、３
４を具備している。圧電振動板が２枚となることに伴
い、中心支持部材１６と圧電振動板３４との間、圧電振
動板３２、３４の間、圧電振動板３２と固定ネジ２２の
頭部との間の３つの挟持部材３６ａ、３６ｂ、３６ｃが
設けられる。絶縁管２０は、２つの圧電振動板３２、３
４の各々の貫通穴３２ａ、３４ｂに挿通されることは言
うまでもない。
形態を説明する。第１の実施形態では、圧電振動体１０
は１枚の圧電振動板１４を有していたが、第２の実施形
態による圧電振動体３０は、２枚の圧電振動板３２、３
４を具備している。圧電振動板が２枚となることに伴
い、中心支持部材１６と圧電振動板３４との間、圧電振
動板３２、３４の間、圧電振動板３２と固定ネジ２２の
頭部との間の３つの挟持部材３６ａ、３６ｂ、３６ｃが
設けられる。絶縁管２０は、２つの圧電振動板３２、３
４の各々の貫通穴３２ａ、３４ｂに挿通されることは言
うまでもない。
【００１０】既述の実施形態では、筒状の絶縁材料は固
定ネジ２２の周囲に設けた絶縁管２０により形成されて
いたが、本発明はこれに限定されず、固定ネジ２２の表
面にコーティングまたは被覆した絶縁材料でもよい。要
は、固定ネジ２２の周囲に密着して、固定ネジ２２が圧
電振動板の金属板に接触することを防止できる部材であ
ればよい。この場合には、中心支持部材１６の位置決め
用凹所１６ｂは不要となる。
定ネジ２２の周囲に設けた絶縁管２０により形成されて
いたが、本発明はこれに限定されず、固定ネジ２２の表
面にコーティングまたは被覆した絶縁材料でもよい。要
は、固定ネジ２２の周囲に密着して、固定ネジ２２が圧
電振動板の金属板に接触することを防止できる部材であ
ればよい。この場合には、中心支持部材１６の位置決め
用凹所１６ｂは不要となる。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、圧電振動板を挟持部材
を用いて固定ネジにより中心支持部材に連結したため
に、従来技術と比較して強固に連結可能となる。また、
複数の圧電振動板を設けることにより高い音圧を得るこ
とが可能となる。
を用いて固定ネジにより中心支持部材に連結したため
に、従来技術と比較して強固に連結可能となる。また、
複数の圧電振動板を設けることにより高い音圧を得るこ
とが可能となる。
【図１】本発明の第１の実施形態による圧電振動体の側
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明の第２の実施形態による圧電振動体の側
断面図である。
断面図である。
１０…圧電振動体 １２…音響振動板 １４…圧電振動板 １６…中心支持部材 １８ａ…挟持部材 １８ｂ…挟持部材
Claims (2)
- 【請求項１】 中央部に貫通穴を有する圧電振動板と、 前記圧電振動板の貫通穴の周囲に配置された環状の挟持
部材と、 前記圧電振動板をその中心部において支持して音響振動
板に取着する中心支持部材と、 前記挟持部材にて前記圧電振動板をその両側面から挟持
するようにして、前記圧電振動板を前記中心支持部材に
螺着する固定ネジと、 前記圧電振動板と前記固定ネジとの間に設けられた絶縁
部材とを具備する音響装置用圧電振動体。 - 【請求項２】 前記絶縁材料に沿って複数の圧電振動板
が配設されている請求項１に記載の音響装置用圧電振動
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000088583A JP2001275189A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 音響装置用圧電振動体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000088583A JP2001275189A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 音響装置用圧電振動体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001275189A true JP2001275189A (ja) | 2001-10-05 |
Family
ID=18604443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000088583A Pending JP2001275189A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 音響装置用圧電振動体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001275189A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005006809A1 (ja) * | 2003-07-09 | 2005-01-20 | Shimada Manufacturing Co., Ltd. | 圧電型振動発生器及びこれを用いた振動送音器 |
| JP2007104291A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Kenwood Corp | 圧電スピーカ |
| JP2008061081A (ja) * | 2006-09-01 | 2008-03-13 | Kenwood Corp | 圧電スピーカ |
-
2000
- 2000-03-24 JP JP2000088583A patent/JP2001275189A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005006809A1 (ja) * | 2003-07-09 | 2005-01-20 | Shimada Manufacturing Co., Ltd. | 圧電型振動発生器及びこれを用いた振動送音器 |
| JP2007104291A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Kenwood Corp | 圧電スピーカ |
| JP2008061081A (ja) * | 2006-09-01 | 2008-03-13 | Kenwood Corp | 圧電スピーカ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050906 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060110 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060509 |