JP2001274773A - 通信システム及びビット誤り率測定方法 - Google Patents

通信システム及びビット誤り率測定方法

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JP2001274773A
JP2001274773A JP2000088062A JP2000088062A JP2001274773A JP 2001274773 A JP2001274773 A JP 2001274773A JP 2000088062 A JP2000088062 A JP 2000088062A JP 2000088062 A JP2000088062 A JP 2000088062A JP 2001274773 A JP2001274773 A JP 2001274773A
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test signal
signal
communication system
reception
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JP2000088062A
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Takeshi Shiobara
毅 塩原
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Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビット誤り率を測定できる通信システムを提
供する 【解決手段】 送信装置と受信装置とで通信をする通信
システムであって、所定のビット長毎に周期を有する検
査信号の一部を送信フレームの所定の位置に付加して送
信する送信装置100と、送信フレームに相当する受信
フレームを受信して、ビット誤り数を測定する受信装置
200とを備えることを特徴とする通信システムを提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システム及び
ビット誤り率測定方法に関する。特に本発明は、無線に
よる通信システム及びビット誤り率測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無線によりネットワークを構成する加入
者無線アクセスシステム(FWA:Fixed Wireless Acc
ess)がある。FWAは、基地局と加入者局とを1対1
で結ぶP−P(Point to Point)方式と、基地局と複数
の加入者局とを1対多で結ぶP−MP(Point to Multi
Point)方式がある。
【0003】P−MP方式の加入者無線システムは、基
地局及び加入者局を有する。基地局は、所定のビーム角
を有するセクタアンテナを有する。例えば、基地局は複
数のセクタアンテナを有し、それぞれセクタ内の加入者
局と通信する。加入者局は、例えば、オフセットパラボ
ラアンテナなどの指向性の強いアンテナを有し、基地局
と通信を行う。加入者無線アクセスシステムは、基地局
と加入者局との通信を無線により行うので、加入者局が
有するアンテナの方向を基地局に向ける必要がある。加
入者局のアンテナ方向は、基地局から送信される信号の
強度(受信信号強度表示RSSI:Received Signal St
rength Indicator)に基づいて調整した。
【0004】また、無線通信方式による通信システムに
おけるビット誤り率を測定して、基地局と加入者局の通
信状態を測定し、ビット誤り率に基づいて加入者局のア
ンテナ方向を調整してもよい。ビット誤り率を測定する
装置として、例えば、特許第2884650号がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】受信信号強度表示に基
づいて加入者局のアンテナ方向を調整する方法では、正
確にアンテナ方向を調整することは困難だった。また、
伝送方式として時分割多元接続−時分割多重(TDMA
−TDD)を用いるP−MP方式の加入者無線アクセス
システムにおいて、他の加入者局に対して通常の通信状
態を保ちつつ新設加入者局のアンテナ方向の調整を行う
場合、基地局は時分割で信号を送信するのでRSSIだ
けでは正確な受信状態をモニタすることが困難であるの
で正確に加入者局のアンテナ方向を調整することができ
なかった。
【0006】特許第2884650号により、他の加入
者局に対して通常の通信状態を保ちつつ通信におけるビ
ット誤り率を測定することができる。しかしながら、特
許第2884650号は、復号のために多大なメモリを
必要とする。
【0007】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる通信システム及びビット誤り率測定方法を提
供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲に
おける独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成され
る。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態は、送信データを含む送信フレ
ームを送信する送信装置と送信フレームに相当する受信
フレームを受信する受信装置とで通信をする通信システ
ムであって、所定のビット長毎に周期を有する検査信号
の一部を出力して、単位検査信号を生成する単位検査信
号生成部と、単位検査信号を送信フレーム内に付加する
付加部と、送信フレームを送信する送信部とを有する送
信装置と、送信フレームに相当する受信フレームを受信
する受信部と、受信フレームから単位検査信号に相当す
る受信単位検査信号を分離する分離部と、通信において
ビット誤りが生じない場合に分離部で分離されるべき理
想受信単位検査信号を生成する理想受信単位検査信号生
成部と、受信単位検査信号と理想受信単位検査信号とを
比較してビット誤り数を測定するビット誤り計数部とを
有する受信装置とを備えることを特徴とする通信システ
ムを提供する。
【0009】第1の形態の別の態様は、送信装置は、検
査信号における単位検査信号の取り出し位置を指定する
同期信号を生成する生成制御部を更に有し、付加部は同
期信号を更に送信フレーム内に付加してもよい。また、
単位検査信号生成部は、検査信号の一周期のビット長よ
り短いビット長の単位検査信号を生成してもよい。ま
た、送信フレームは、送信データを保持するデータ領域
と単位検査信号を保持する単位検査信号領域とを有し、
付加部は、単位検査信号を単位検査信号領域内に付加し
てもよい。また、単位検査信号生成部は、検査信号とし
て、M系列符号を生成するM系列符号生成部と、M系列
符号生成部に単位検査信号として、M系列符号の一部を
生成させるビット長指定部と、M系列符号生成が生成す
る単位検査信号を保持する保持部とを有し、付加部は、
保持部に保持された単位検査信号を単位検査信号領域内
に付加してもよい。また、理想受信単位検査信号生成部
は、受信フレームに含まれる同期信号を検出する検出同
期検出部と、同期信号で指定される位置に該当する検査
信号と同一の理想検査信号の一部を出力して理想受信単
位検査信号を生成する検査信号発生部とを有してもよ
い。
【0010】本発明の第2の形態は、通信におけるビッ
ト誤り率を測定する方法であって、所定のビット長毎に
周期を有する検査信号の一部を出力して、所定のビット
長の単位検査信号を生成するステップと、単位検査信号
を送信フレーム内に付加するステップと、送信フレーム
を送信するステップと、送信フレームに相当する受信フ
レームを受信するステップと、受信フレームの単位検査
信号に相当する受信単位検査信号を取り出すステップ
と、通信においてビット誤りが生じない場合に受信フレ
ームから取り出されるべき理想受信単位検査信号を生成
するステップと、受信単位検査信号と理想受信単位検査
信号とを比較してビット誤り率を測定するステップとを
備えることを特徴とするビット誤り率測定方法を提供す
る。
【0011】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0013】図1は、加入者無線アクセスシステム(F
WA:Fixed Wireless Access)におけるP−MP方式
の加入者無線アクセスシステムの一例を示す。図1にお
けるP−MP方式の加入者無線システムは、基地局10
0及び加入者局200を有する。基地局100は、それ
ぞれ90度のビーム角を有するセクタアンテナ(10、
12、14、16)を有する。センタアンテナ14によ
り通信できる範囲をセクタ0、セクタアンテナ12によ
り通信できる範囲をセクタ1、セクタアンテナ10によ
り通信できる範囲をセクタ2、及びセクタアンテナ16
により通信できる範囲をセクタ3とする。加入者局20
0は、例えば、オフセットパラボラアンテナなどの指向
性の強いアンテナを有し、基地局100と通信を行う。
基地局100は、例えば、インターネット、公衆回線
網、専用回線などのネットワーク20に接続し情報の送
受信を行う。ここで、基地局100は、特許請求の範囲
において記載した送信装置に対応する。また、加入者局
200は特許請求の範囲において記載した受信装置に対
応する。
【0014】図2は、無線フレームフォーマットの概要
である。各フレームは、基地局と加入者局との間で同期
をとるための報知チャネル信号を保持する報知チャネル
領域15と通信における通信データを保持するデータ領
域17とを有する。各フレームは、アンテナセクタを順
次切り替えて出力される。報知チャネル信号は、加入者
無線アクセスシステムが有する全てのセクタに対して送
信される。例えば、図1に示す4セクタ構成の加入者無
線アクセスシステムの場合、4つのセクタ全てに報知チ
ャネル信号が送信される。例えば、基地局は、セクタ番
号に基づいて順次的に報知チャネル信号を含む各フレー
ムを送信してもよいし、セクタ番号に無関係に報知チャ
ネル信号を含む各フレームを送信してもよい。
【0015】本発明は、報知チャネル領域15にビット
誤り率を測定するのに使う検査信号の一部である単位検
査信号を付加することで通信におけるビット誤り率を測
定する。例えば、検査信号はITU−TのO.153、
O.151で規定された擬似ランダムパターンであって
よい。例えば、検査信号は、M系列符号であってよい。
例えば、M系列符号は9段及び15段の多項式によって
生成できる。例えば、9段の多項式によって生成できる
M系列符号のビット長は、511ビット長である。例え
ば、15段の多項式によって生成できるM系列符号のビ
ット長は、32767ビット長である。
【0016】基地局は、この検査信号の一部を単位検査
信号として報知チャネル領域15に付加する。例えば、
基地局は検査信号を所定のビット長ずつ取り出して単位
検査信号として報知チャネル領域15に付加する。また
例えば、基地局は検査信号を所定のビット長ずつ順次的
に取り出して単位検査信号として報知チャネル領域15
に付加する。例えば、検査信号が15段の多項式によっ
て生成されるM系列符号の場合、基地局は、16ビット
ずつ順次的にM系列符号を取り出して単位検査信号とし
て報知チャネル領域15に付加する。またこの場合、基
地局は、約2048周期で1周期分の検査信号を報知チ
ャネル領域15に付加することができる。また、基地局
は、同一の単位検査信号を全セクタに送信する。例え
ば、基地局が4つのセクタを有する場合、同一の単位検
査信号をそれぞれのセクタ用のフレームにおける、報知
チャネル領域15に付加した後、次の単位検査信号を報
知チャネル領域15に付加する。報知チャネル領域15
に単位検査信号を付加することで、TDDにおける通常
の通信状態を保ちつつビット誤り率を測定することがで
きる。また、検査信号の一部である単位検査信号をフレ
ームに付加するので、データ転送のスループットを低下
させることなくビット誤り率を測定できる。
【0017】図3は、基地局100の一実施形態におけ
る機能ブロック図である。基地局100は、単位検査信
号生成部102、付加部120、中継処理部118及び
送信部110を備える。単位検査信号生成部102は、
ビット長指示部104、M系列符号発生部106、生成
制御部116及び保持部108を有する。ビット長指示
部104は、単位検査信号のビット長を指定するビット
長情報と、検査信号から単位検査信号を取り出す位置を
指定する位置情報とをM系列符号発生部106に出力す
る。M系列符号発生部106は、ビット長指示部104
から供給されるビット長情報と位置情報とに基づいて単
位検査信号を保持部108に出力する。保持部108
は、M系列符号発生部106から供給される単位検査信
号を保持する。生成制御部116は、送信部110から
送信されるフレームの数を検出し、基地局100が有す
る全てのセクタに対する報知チャネル信号に同一の単位
検査信号を付加した場合に、次の単位検査信号を生成す
ることを指示する生成信号をビット長指示部104に出
力する。また、生成制御部116は、検査信号における
単位検査信号の取り出し位置を指定する同期信号を保持
部108に保持させる。従って、単位検査信号生成部1
02は、単位検査信号を生成することができる。
【0018】例えば、M系列符号発生部106は、シフ
トレジスタと排他的論理和回路を有し、シフトレジスタ
に与えられたクロックのタイミングでM系列符号を1ビ
ットづつ出力してよい。例えば、15段のM系列符号発
生部106の場合、32737回クロックが供給される
と、1周期分のM系列符号を発生する。M系列符号発生
部106がクロックのタイミングでM系列符号を1ビッ
トづつ出力する場合、ビット長指示部104は、M系列
符号発生部106にクロックを出力する。例えば、ビッ
ト長指示部104がM系列符号発生部106に出力する
ビット情報はM系列符号発生部106に出力するクロッ
クの数である。例えば、16ビットの単位検査信号を生
成する場合、ビット長指示部104は16個のクロック
をM系列符号発生部106に出力する。保持部108
は、1ビットづつM系列符号発生部106から出力され
るM系列符号を保持する。例えば、保持部108はM系
列符号発生部106から順次出力されるM系列符号を、
単位検査信号のビット長分保持するラッチ回路であって
よい。保持部108は、単位検査信号を送信部110に
出力する。
【0019】生成制御部116は、基地局100が有す
る全てのセクタに対する報知チャネル信号に、保持部1
08に格納された単位検査信号が付加されたことを検出
すると、生成信号をビット長指示部104に出力する。
ビット長指示部104は、生成制御部116から生成信
号を受け取ると、単位検査信号のビット長分のクロック
をM系列符号発生部106に出力する。M系列符号発生
部106は、供給されるクロックの数に基づいて順次M
系列符号を生成するので、前回生成した単位検査信号の
次の単位検査信号を保持部108に出力することができ
る。中継処理部は、図2を用いて説明したデータ領域1
7に保持させる通信データを付加部120に出力する。
例えば、中継処理部118はネットワーク20を介して
供給される通信データを付加部120に出力する。付加
部120は、中継処理部118から供給される通信デー
タをデータ領域17に付加し、保持部108に保持され
た単位検査信号を報知チャネル領域15に付加してフレ
ームを生成して送信部110に出力する。送信部110
は、付加部120から供給されるフレームを送信する。
従って、基地局100は、報知チャネル領域15に単位
検査信号が付加されたフレームを送信できる。
【0020】図4は、加入者局200の一実施形態にお
ける機能ブロック図である。加入者局200は、受信部
202、分離部204、理想受信単位検査信号生成部2
06、比較部214、ビットエラー計数部216、フレ
ーム計数部218、及び読み出し制御部220を備え
る。理想受信単位検査信号生成部206は、同期検出部
208、ビット長指示部210及びM系列符号発生部2
12を有する。受信部202は、基地局100から送信
される信号を受信して、変調した後に分離部204に出
力する。分離部204は、受信部202から供給される
信号からビット誤り率を測定するのに使う受信単位検査
信号を取り出す。例えば、分離部204は、基地局10
0が単位検査信号を付加した位置に該当するビット列を
受信単位検査信号としてもよい。例えば、分離部204
は、基地局100が単位検査信号を付加する報知チャネ
ル領域15における位置を予め保持し、予め保持した位
置にあるビット列を受信単位検査信号としてもよい。加
入者無線アクセスシステムにおける通信状態に応じて、
基地局100が報知チャネル領域15に付加した単位検
査信号と、加入者局200により受信された報知チャネ
ル領域15から取り出した受信単位検査信号とに違いが
生じる。この違いに基づいて加入者局200は、ビット
誤り率を検出する。
【0021】理想受信単位検査信号生成部206は、ビ
ット誤りが生じていない場合に分離部204で分離され
るべき理想受信単位検査信号を生成する。理想受信単位
検査信号は、基地局100で報知チャネル信号に付加さ
れた単位検査信号と同一のビット列である。同期検出部
208は、受信単位検査信号から検査信号における単位
検査信号の位置を指定する同期信号を検出して、M系列
符号発生部212を初期化する。また、同期検出部20
8は、同期信号を検出したことをフレーム計数部218
に通知する。同期信号は、報知チャネル領域15に付加
されるので、同期信号の数を計数することでフレーム計
数部218は、フレームの数を計数することができる。
ビット長指示部104は、理想受信単位検査信号のビッ
ト長を指定するビット長情報をM系列符号発生部212
に出力する。M系列符号発生部212は、ビット長指示
部104から供給されるビット長情報に基づいて理想受
信単位検査信号を比較部214に出力する。
【0022】例えば、M系列符号発生部212は、シフ
トレジスタと排他的論理和回路を有し、シフトレジスタ
に与えられたクロックのタイミングでM系列符号を1ビ
ットづつ出力してよい。例えば、15段のM系列符号発
生部212の場合、32737回クロックが供給される
と、1周期分のM系列符号を発生する。M系列符号発生
部212がクロックのタイミングでM系列符号を1ビッ
トづつ出力する場合、ビット長指示部210は、分離部
204により受信単位検査信号が分離されると、M系列
符号発生部212にクロックを出力する。例えば、ビッ
ト長指示部210がM系列符号発生部212に出力する
ビット情報はM系列符号発生部212に出力するクロッ
クの数である。例えば、16ビットの理想受信単位検査
信号を生成する場合、ビット長指示部210は16個の
クロックをM系列符号発生部212に出力する。ビット
長指示部210がM系列符号発生部212に出力するク
ロックの数は、ビット長指示部104がM系列符号発生
部106に出力するクロックの数と同一である。
【0023】比較部214は、分離部204から供給さ
れる受信単位検査信号と、理想受信単位検査信号生成部
206から供給される理想受信単位検査信号とを比較し
て比較結果をビットエラー計数部216に出力する。ビ
ットエラー計数部216は、比較結果に基づいてビット
誤り数を計数する。読み出し制御部220は、ビットエ
ラー計数部216に格納されているビット誤り数と、フ
レーム計数部218に格納されているフレーム数に基づ
いてビット誤り率を算出して外部装置に提供する。例え
ば、読み出し制御部220は、フレーム計数部218に
格納されているフレーム数が、検出信号を分割した数に
なった場合にビット誤り率を算出してもよい。例えば、
15段のM系列符号を16ビットずつ報知チャネル領域
15に付加する場合、フレーム計数部218に格納され
ているフレーム数が2048になるとビット誤り率を算
出してもよい。例えば、読み出し制御部220は予め設
定された時間内におけるビット誤り率を算出してもよ
い。例えば、外部装置は、ビット誤り率を表示するモニ
タであってよい。外部装置に表示されるビット誤り率が
少なくなるように加入者局200のアンテナ方向を調整
することができる。従って、TDMA−TDD方式にお
ける、通常の通信状態においてビット誤り率を測定する
ことができる。また、検査信号を分割して、検査信号の
ビット長より短いビット長を有する単位検査信号をフレ
ーム毎に付加するので、データ転送のスループットを低
下させることなくビット誤り率を測定できる。
【0024】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。こうした変更
例として以下のものがある。
【0025】第一の変更例は、加入者無線アクセスシス
テムにおけるビット誤り率の測定のみならず、基地局と
移動局とで通信を行う移動通信システムにおける通信の
ビット誤り率の測定装置として利用できる。検査信号の
一部を切り出すことで生成される単位検査信号を、通信
パケットに付加することでデータ転送のスループットを
低下させることなくビット誤り率を測定することができ
る。
【0026】第二の変更例は、加入者局200はビット
誤り率を基地局100に通知するビット誤り率通知部を
備え、基地局100は、ビット通知部から通知されるビ
ット誤り率に基づいて送信電力を制御する送信電力制御
部を有してもよい。加入者局200から送信されるビッ
ト誤り率に基づいて送信電力を制御することで、例え
ば、晴天時など電波の伝送特性の良好な状態において、
通信に支障を及ぼさない程度に送信電力を抑えることが
できる。従って、基地局100は、消費電力を抑えるこ
とができる。また、全ての加入者局200からのビット
誤り率に基づいて、送信電力を制御してもよい。
【0027】図5は、加入者局250の一実施形態にお
ける機能ブロック図である。加入者局250は、図4を
用いて説明した加入者局200の機能ブロックに加えて
更に、ビット誤り率を基地局に通知するビット誤り率通
知部222を備える。図5において、図4を用いて説明
した機能ブロックと同一の符号の機能ブロックは、図4
を用いて説明した機能ブロックと同一の機能を有するの
で説明を省略する。ビット誤り率通知部222は、読み
出し制御部220において算出されたビット誤り率を基
地局に通知する。例えば、ビット誤り率通知部222
は、ビット誤り率を加入者局からの送信信号に付加する
ことで基地局に通知してもよい。
【0028】図6は、基地局150の一実施形態におけ
る機能ブロック図である。基地局150は、図3を用い
て説明した基地局100の機能ブロックに加えて更に、
加入者局250から通知される誤り率を受信する誤り率
受信部114と、誤り率に基づいて送信部110の送信
電力を制御する電力制御部112とを備える。図6にお
いて、図3を用いて説明した機能ブロックと同一の符号
を有する機能ブロックは、図3を用いて説明した機能ブ
ロックと同一の機能を有するので説明を省略する。誤り
率受信部114は、加入者局250から通知されるビッ
ト誤り率を電力制御部112に出力する。電力制御部1
12は、誤り率受信部114から供給されるビット誤り
率に基づいて送信部110の送信電力を制御する。加入
者局200から送信されるビット誤り率に基づいて送信
電力を制御することで、例えば、晴天時など電波の伝送
特性の良好な状態において、通信に支障を及ぼさない程
度に送信電力を抑えることができる。従って、消費電力
を抑えることができる。また、全ての加入者局200か
らのビット誤り率に基づいて、送信電力を制御してもよ
い。
【0029】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よればデータ転送のスループットを低下させることなく
ビット誤り率を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】P−MP方式の加入者無線アクセスシステムの
一例を示す。
【図2】無線フレームフォーマットの概要である。
【図3】基地局100の一実施形態における機能ブロッ
ク図である。
【図4】加入者局200の一実施形態における機能ブロ
ック図である。
【図5】加入者局250の一実施形態における機能ブロ
ック図である。
【図6】基地局150の一実施形態における機能ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
100・・・基地局、102・・・単位検査信号生成
部、104・・・ビット長指示部、106・・・M系列
符号発生部、108・・・保持部、110・・・送信
部、112・・・電力制御部、114・・・誤り率受信
部、116・・・生成制御部、118・・・中継処理
部、120・・・付加部、200・・・加入者局、20
2・・・受信部、204・・・分離部、206・・・単
位検査信号生成部、208・・・同期検出部、210・
・・ビット長指示部、212・・・M系列符号発生部、
214・・・比較部、216・・・ビットエラー計数
部、218・・・フレーム計数部、220・・・読み出
し制御部、222・・ビット誤り率通知部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信データを含む送信フレームを送信す
    る送信装置と前記送信フレームに相当する受信フレーム
    を受信する受信装置とで通信をする通信システムであっ
    て、 所定のビット長毎に周期を有する検査信号の一部を出力
    して、単位検査信号を生成する単位検査信号生成部と、 前記単位検査信号を前記送信フレーム内に付加する付加
    部と、 前記送信フレームを送信する送信部とを有する送信装置
    と、 前記送信フレームに相当する受信フレームを受信する受
    信部と、 前記受信フレームから前記単位検査信号に相当する受信
    単位検査信号を分離する分離部と、 前記通信においてビット誤りが生じない場合に前記分離
    部で分離されるべき理想受信単位検査信号を生成する理
    想受信単位検査信号生成部と、 前記受信単位検査信号と前記理想受信単位検査信号とを
    比較してビット誤り数を測定するビット誤り計数部とを
    有する受信装置とを備えることを特徴とする通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記送信装置は、前記検査信号における
    前記単位検査信号の取り出し位置を指定する同期信号を
    生成する生成制御部を更に有し、 前記付加部は前記同期信号を更に前記送信フレーム内に
    付加することを特徴とする請求項1に記載の通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記単位検査信号生成部は、前記検査信
    号の一周期のビット長より短いビット長の単位検査信号
    を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の
    通信システム。
  4. 【請求項4】 前記送信フレームは、前記送信データを
    保持するデータ領域と前記単位検査信号を保持する単位
    検査信号領域とを有し、前記付加部は、前記単位検査信
    号を前記単位検査信号領域内に付加することを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記単位検査信号生成部は、 前記検査信号として、M系列符号を生成するM系列符号
    生成部と、 前記M系列符号生成部に前記単位検査信号として、前記
    M系列符号の一部を生成させるビット長指定部と、 前記M系列符号生成が生成する前記単位検査信号を保持
    する保持部とを有し、 前記付加部は、前記保持部に保持された前記単位検査信
    号を前記単位検査信号領域内に付加することを特徴とす
    る請求項1から4のいずれかに記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記理想受信単位検査信号生成部は、 前記受信フレームに含まれる前記同期信号を検出する検
    出同期検出部と、 前記同期信号で指定される位置に該当する前記検査信号
    と同一の理想検査信号の一部を出力して前記理想受信単
    位検査信号を生成する検査信号発生部とを有することを
    特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 通信におけるビット誤り率を測定する方
    法であって、 所定のビット長毎に周期を有する検査信号の一部を出力
    して、所定のビット長の単位検査信号を生成するステッ
    プと、 前記単位検査信号を送信フレーム内に付加するステップ
    と、 前記送信フレームを送信するステップと、 前記送信フレームに相当する受信フレームを受信するス
    テップと、 前記受信フレームの前記単位検査信号に相当する受信単
    位検査信号を取り出すステップと、 前記通信においてビット誤りが生じない場合に受信フレ
    ームから取り出されるべき理想受信単位検査信号を生成
    するステップと、 前記受信単位検査信号と前記理想受信単位検査信号とを
    比較してビット誤り率を測定するステップとを備えるこ
    とを特徴とするビット誤り率測定方法。
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