JP4640500B2 - 無線中継装置 - Google Patents
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Description
本発明は、送信チャネル及び受信チャネルで使用する周波数帯が近接する、TDMA方式を用いる無線通信システムにあって、弱電界地域を通信エリアとして補うために使用される無線中継装置に関するものである。
TDMA方式を用いた無線通信システムで電波の中継を行う場合、TDMAの無線中継装置1には図12に示すように2系統の無線機部2A,2Bを搭載し、一方の無線機部2Aで基地局3との通信を行うと同時に、他方の無線機部2Bで端末機4との通信を行う必要がある。この場合例えば基地局3から基地局向けアンテナ5Aを介して無線機部2Aの受信部(図示せず)で受信復調された復調信号は無線機部2Bの送信部(図示せず)に送られ、この送信部で送信信号として無線周波数変換された後、端末機向けアンテナ5Bを介して端末機4へ送られる。
逆に端末機4から端末機向けアンテナ5Bを介して無線機部2Bの受信部(図示せず)で受信復調された復調信号は、無線機部2Aの送信部(図示せず)に送られ、この送信部で送信信号として無線周波数変換された後、基地局向けアンテナ5Aを介して基地局3に送られるようになっている。
ところでPHSの場合、図13に示すように上りと下りに夫々4つのタイムスロット(以下スロットと略す)を用いて通信を行うようになっており、例えば無線機部4Aと無線機部4BとでスロットAt1とスロットBr1を同時に使用すると、送信スロットAt1での不要輻射によって受信スロットBr1の受信感度抑圧が発生する。
そのため無線中継装置1では、従来、一方の無線機部が発する不要輻射による他方の無線機部への受信感度抑圧を防ぐ目的で、一方の無線機部が送信しているタイミングでは、他方の無線機部では受信しないようにしていた。
また、送信アンテナから受信アンテナに送出出力の一部が廻り込んで異常発振を起こすのを周波数オフセットにより抑圧する機能を備えた無線中継装置も提供されている(例えば特許文献1)。
特開平11−112402号公報
一方の無線機部が発する不要輻射による他方の無線機部への受信感度抑圧を防ぐ目的で、一方の無線機部が送信しているタイミングでは、他方の無線機部では受信しないようにしていた従来の無線中継装置では、一方の無線機が送信しているタイミングでは、他方の無線機は待機状態または送信状態にする必要があるが、2系統の無線機を交互に待機状態と通信状態にさせる場合、一つの無線中継装置当たりの収容可能回線数または通信速度が半分になっていた。
また、無線中継装置内に搭載される2系統の無線機の一方が送信するときは他方も送信、一方が受信するときは他方も受信とする従来例では、基地局と端末機間では無線中継装置を介して通信する場合と、無線中継装置を介さずに通信する場合で、送受信のタイミングが反転していた。
更に、上記特許文献1の場合には、IF信号を抽出し、位相、振幅、遅延時間を制御して合成器で廻り込み成分を抑えるIF操作系と、結合器14で抽出しRF信号を同様に制御して合成器で抑えるRF操作系を設ける等構成が複雑であった。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは一方の無線機が発する不要輻射による他方の無線機部への受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置当たりの収容可能回線数または通信速度を高めることが可能な無線中継装置を提供することにある。
請求項1の発明では、送信チャネル及び受信チャネルで使用する周波数帯が近接する、TDMA方式を用いる無線通信システムにあって、弱電界地域を通信エリアとして補うために使用され、基地局若しくは端末機から送信された電波を基地局向けアンテナ若しくは端末機向けアンテナで受信した後に、受信信号を端末機若しくは基地局に向けて端末機向けアンテナ若しくは基地局向けアンテナから送信する無線中継装置において、前記基地局向けアンテナを介して基地局からの送信電波を受信する受信部での受信エラーを検出する受信エラー検出手段と、該受信エラー検出手段が検出する受信エラー状況を基に、端末機向けアンテナを介して電波を送信する送信部の送信電力を調整する制御手段とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、基地局向けアンテナへの自己妨害波による受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置当たりの収納可能回線数または通信速度を高めることができる。
本発明は、基地局向けアンテナへの自己妨害波による受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置当たりの収納可能回線数または通信速度を高めることができるという効果を奏する。
(基本形態1)
図2は本基本形態の無線中継装置1の外観を示しており、装置本体10内には図12に示す無線中継装置1と同様に2系統の無線機部(図示せず)を収納し、装置本体4の両側側面には基地局向けの無線機部のアンテナ給電路に接続されるモノポール型の基地局向けアンテナ5A、端末機向けの無線基部のアンテナ給電路に接続されるモノポール型の端末機向けアンテナ5Bを夫々取り付けて無線中継装置1のアンテナ装置としている点に特徴がある。
図2は本基本形態の無線中継装置1の外観を示しており、装置本体10内には図12に示す無線中継装置1と同様に2系統の無線機部(図示せず)を収納し、装置本体4の両側側面には基地局向けの無線機部のアンテナ給電路に接続されるモノポール型の基地局向けアンテナ5A、端末機向けの無線基部のアンテナ給電路に接続されるモノポール型の端末機向けアンテナ5Bを夫々取り付けて無線中継装置1のアンテナ装置としている点に特徴がある。
そして図示例では基地局向けアンテナ5Aの偏波面を垂直方向に向け、端末機向けアンテナ5Bの偏波面を水平方向に向けてある。
而して本基本形態では、基地局向けアンテナ5Aを垂直偏波、端末機向けアンテナ5Bを水平偏波とすることで、両アンテナ5A,5B間のアイソレーションを高め、自己妨害波による受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置1当たりの収容可能回線数または通信速度を高めることを可能としている。
尚基地局向けアンテナ5Aの偏波面を垂直偏波とした理由は、通常基地局では垂直偏波アンテナが使用され、また無線中継装置1からみて基地局からの電波が端末機からの電波に比べて弱いため、基地局からの電波を受信しやすいようにするためである。
また、本基本形態においては、両アンテナ5A,5Bとして直線偏波のアンテナを用いているが、円偏波アンテナを用いてその偏波を変えても同様にアイソレーションを高め、自己妨害波による受信感度抑圧を軽減できる。
(基本形態2)
基本形態1では基地局向けアンテナ5Aの偏波面と、端末局向けアンテナ5の偏波面とを異ならしたアンテナ装置を用いたが、本基本形態は、図3に示すように装置本体10の上面の両側に互いにヌル方向に向けて水平配置したモノポール型の基地局向けアンテナ5Aと端末機向けアンテナ5Bとを配置したアンテナ装置を用いている点に特徴がある。
基本形態1では基地局向けアンテナ5Aの偏波面と、端末局向けアンテナ5の偏波面とを異ならしたアンテナ装置を用いたが、本基本形態は、図3に示すように装置本体10の上面の両側に互いにヌル方向に向けて水平配置したモノポール型の基地局向けアンテナ5Aと端末機向けアンテナ5Bとを配置したアンテナ装置を用いている点に特徴がある。
而して本基本形態では、基地局向けアンテナ5Aと端末機向けアンテナ5Bを互いにヌル方を向けることで、アンテナ5A,5B間のアイソレーションを高め、自己妨害波による受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置当たりの収容可能回線数または通信速度を高めることを可能としている。
尚装置本体10内には図12で示す場合と同様に基地局向けの無線機部と、端末機向けの無線機部とを収納している。
(基本形態3)
本基本形態は、図4に示すように無線中継装置1の装置本体10の一方の側面に垂直方向に設けた無指向性のダイポール型の基地局向けアンテナ5Aと、装置本体10の他方の側面に設けたパッチアンテナからなる指向性を有する端末機向けアンテナ5Bとからなるアンテナ装置を用いている点に特徴がある。
本基本形態は、図4に示すように無線中継装置1の装置本体10の一方の側面に垂直方向に設けた無指向性のダイポール型の基地局向けアンテナ5Aと、装置本体10の他方の側面に設けたパッチアンテナからなる指向性を有する端末機向けアンテナ5Bとからなるアンテナ装置を用いている点に特徴がある。
而して本基本形態では、基地局向けアンテナ5Aを無指向性アンテナ、端末機向けアンテナ5Bを指向性アンテナとすることで、両アンテナ5A、5Bに無指向性アンテナを用いた無線中継装置と同等の中継可能エリアを保ったまま、アンテナ5A,5B間のアイソレーションを高め、自己妨害波による受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置当たりの収容可能回線数または通信速度を高めることを可能としている。
尚装置本体10内には図12で示す場合と同様に基地局向けの無線機部と、端末機向けの無線機部とを収納している。
(基本形態4)
本基本形態は、図5に示すように無線中継装置1の装置本体10の両側面に夫々設けられた指向性を有するパッチアンテナからなる基地局向けアンテナ5A、端末機向けアンテナ5Bにより構成されるアンテナ装置を用いている点に特徴がある。
本基本形態は、図5に示すように無線中継装置1の装置本体10の両側面に夫々設けられた指向性を有するパッチアンテナからなる基地局向けアンテナ5A、端末機向けアンテナ5Bにより構成されるアンテナ装置を用いている点に特徴がある。
而して本基本形態では、基地局向けアンテナ5A及び端末機向けアンテナ5Bを共に指向性アンテナとすることで、アンテナ5A,5B間のアイソレーションを高め、自己妨害波による受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置当たりの収容可能回線数または通信速度を高めることを可能としている。
(基本形態5)
上記基本形態1乃至4は両アンテナ5A、5Bを装置本体10に取り付ける構造であったが、本基本形態は図6に示すように装置本体10内に設けてある基地局向け無線機部(図示せず)のアンテナ給電路として同軸ケーブル6Aを装置本体10の一側面から導出して、その同軸ケーブル6Aの端部に基地局向けアンテナ5Aを接続し、同様に装置本体10内に設けてある端末機向け無線機部(図示せず)のアンテナ給電路として同軸ケーブル6Bを装置本体10の他の側面から導出して、その同軸ケーブル6Bの端部に端末機向けアンテナ5Bを接続することにより、両アンテナ5A、5Bを離間させて設置するアンテナ装置を用いた点に特徴がある。尚本基本形態では両アンテナ5A、5Bとして基本形態4と同様に指向性を有するパッチアンテナを用いている。
上記基本形態1乃至4は両アンテナ5A、5Bを装置本体10に取り付ける構造であったが、本基本形態は図6に示すように装置本体10内に設けてある基地局向け無線機部(図示せず)のアンテナ給電路として同軸ケーブル6Aを装置本体10の一側面から導出して、その同軸ケーブル6Aの端部に基地局向けアンテナ5Aを接続し、同様に装置本体10内に設けてある端末機向け無線機部(図示せず)のアンテナ給電路として同軸ケーブル6Bを装置本体10の他の側面から導出して、その同軸ケーブル6Bの端部に端末機向けアンテナ5Bを接続することにより、両アンテナ5A、5Bを離間させて設置するアンテナ装置を用いた点に特徴がある。尚本基本形態では両アンテナ5A、5Bとして基本形態4と同様に指向性を有するパッチアンテナを用いている。
而して本基本形態では、両アンテナ5A.5Bを互いに離して設置することで、アンテナ5A,5B間のアイソレーションをより高め、自己妨害波による受信感度抑圧を軽減し。一つの無線中継装置当たりの収容可能回線数または通信速度を高めることが可能となる。
尚使用するアンテナ装置は、基本形態1〜3の何れのアンテナ装置であっても勿論良い。
(基本形態6)
上記基本形態1〜5では使用されるアンテナ装置の形態は予め決めたものであったが、本基本形態では図7に示すように無線中継装置1の装置本体10の両側面の一方に装置本体10内の基地局向け無線機部(図示せず)のアンテナ給電路にアンテナを接続する接続コネクタ7Aを、他方に装置本体10内の端末機向け無線機部(図示せず)のアンテナ給電路にアンテナを接続する接続コネクタ7Bを設け、一方アンテナ5A、5B側に被接続コネクタ8A、8Bを設けることでアンテナ5A,5Bを取り外し自在とし、これにより使用するアンテナ装置を選択して接続ができるようになっている。
上記基本形態1〜5では使用されるアンテナ装置の形態は予め決めたものであったが、本基本形態では図7に示すように無線中継装置1の装置本体10の両側面の一方に装置本体10内の基地局向け無線機部(図示せず)のアンテナ給電路にアンテナを接続する接続コネクタ7Aを、他方に装置本体10内の端末機向け無線機部(図示せず)のアンテナ給電路にアンテナを接続する接続コネクタ7Bを設け、一方アンテナ5A、5B側に被接続コネクタ8A、8Bを設けることでアンテナ5A,5Bを取り外し自在とし、これにより使用するアンテナ装置を選択して接続ができるようになっている。
而して本基本形態では、例えば設置環境により基本形態1のアンテナ装置で所望のアイソレーションが縛られない場合は、基本形態5のアンテナ装置に付け替えることで、自己妨害波による受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置当たりの収容可能回線数または通信速度を高めることを可能としている。勿論基本形態2〜4のアンテナ装置を設置環境次第で用いても良い。
(基本形態7)
基本形態6では使用するアンテナ装置を設置環境に応じて選択できるようにしたものであるが、本基本形態は選択して使用するアンテナ装置の最適なものを自動的に通知するアンテナ選択手段を持たせたものである。
基本形態6では使用するアンテナ装置を設置環境に応じて選択できるようにしたものであるが、本基本形態は選択して使用するアンテナ装置の最適なものを自動的に通知するアンテナ選択手段を持たせたものである。
つまり、図8に示すように無線中継装置1の装置本体10に、基地局向けアンテナ2に接続された無線機部2Aの受信レベルを測定する受信レベル測定部11と、受信エラーをカウントする受信エラーカウント部12と、最適アンテナ判断部13と、ブザー14とで構成されるアンテナ選択手段を設けてある。
而して受信レベル測定部11で測定した受信レベルと、受信エラーカウント部12で測定したFER(FrameErrorRatio)を基に最適アンテナ判断部13でその設置環境での最適なアンテナ装置を判断し、その判断内容に基づいてブザー14を駆動制御して判断内容に応じた報知音で通知する。
図9は最適アンテナ判断部13の判断フローを示しており、まず判断を開始すると、受信レベル測定部11で測定した受信レベルが例えば30dBμV未満であるか否かのチェックを行い(S1)、受信レベルが30dBμV未満で有れば、エラー率が10%未満か否かをチェックし(S2)、10%未満であれば現在使用しているアンテナ装置の変更不要をブザー14の報知音で通知する(S3)。
そしてS2のチェックでエラー率が10%以上の場合には、アイソレーションが1段良好となるアンテナ装置への交換をブザー14の報知音で知らせる(S4)。
また受信レベルが30dBμV以上の場合には、受信レベルが40dBμV未満なのか否かのチェックを行う(S5)。ここでは受信レベルが40dBμV未完である場合、エラー率が1%未満か否かのチェックを行い(S6)、1%未満であれば、現在使用しているアンテナ装置の変更不要をブザー14の報知音で通知する(S7)。S6のチェックでエラー率が1%以上の場合には、更にエラー率が10%未満か否かのチェックを行い(S8)、エラー率が10%未満であれば、アイソレーションが1段良好となるアンテナ装置への交換をブザー14の報知音で知らせる(S9)。またエラー率が10%以上有る場合にはアイソレーションが2段良好となるアンテナ装置への交換をブザー14の報知音で知らせる(S10)。
上記S5のチェックで受信レベルが40dBμV以上あれば、エラー率が10%未満か否かのチェックを行い(S11)、10%未満であればアイソレーションが2段良好となるアンテナ装置への交換をブザー14の報知音で知らせる(S12)。そしてS11のチェックでエラー率が10%以上の場合には、更にエラー率が10%未満か否かのチェックを行い(S13)、エラー率が10%未満であれば、アイソレーションが2段良好となるアンテナ装置への交換をブザー14の報知音で知らせる(S14)。またエラー率が10%以上有る場合にはアイソレーションが3段良好となるアンテナ装置への交換をブザー14の報知音で知らせる(S15)。
このようにして現在接続しているアンテナ装置の交換の要否の通知と、交換の場合には現在接続しているアンテナ装置に対してアイソレーションの良好なアンテナ装置を段階通知とを、異なるブザー14の報知音で通知することで、設置環境に最適なアンテナ装置の選択接続をユーザー若しくは施工者を促すのである。
而して本基本形態では、設置環境に最適なアンテナ装置を使用することができ、自己妨害波による受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置当たりの収容可能回線数または通信速度を高めることが可能となる。
(基本形態8)
上記基本形態7はブザー14の報知音で最適なアンテナ装置を通知するものあったが、本基本形態は図10に示すようにブザー14による報知音の代わり、絵や文字の表示で通知する液晶表示器等からなる表示装置15を設けたものである。つまり最適アンテナ判断部13はその判断内容に基づいて表示装置15の表示を制御して判断内容に応じた絵或いは文字を表示させることで通知する。尚表示装置15には絵や文字等を生成する回路が備わっているものを用いる。
上記基本形態7はブザー14の報知音で最適なアンテナ装置を通知するものあったが、本基本形態は図10に示すようにブザー14による報知音の代わり、絵や文字の表示で通知する液晶表示器等からなる表示装置15を設けたものである。つまり最適アンテナ判断部13はその判断内容に基づいて表示装置15の表示を制御して判断内容に応じた絵或いは文字を表示させることで通知する。尚表示装置15には絵や文字等を生成する回路が備わっているものを用いる。
尚その他の構成及び最適アンテナ判断部13の判断フローは基本形態7と同じであるのでここでは説明は省略する。
而して本基本形態では、最適アンテナを使用することができ、自己妨害波による受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置当たりの収容可能回線数または通信速度を高めることが可能となる。
(基本形態9)
上記各基本形態1乃至8では、基地局向けアンテナ5Aと、端末機向けアンテナ5Bとの組み合わせを自己妨害波による受信感度抑圧を低減できるもの同士としたアンテナ装置を用いるようにしているが、本基本形態は、図11に示すように基地局向けアンテナ5A,端末機向けアンテナ5Bとして共に従来と同様に垂直偏波のモノポール型のアンテナを用いたアンテナ装置を使用しているが、端末機向けアンテナ5Bのアンテナ給電路にはアッテネータ16を挿入してある。
上記各基本形態1乃至8では、基地局向けアンテナ5Aと、端末機向けアンテナ5Bとの組み合わせを自己妨害波による受信感度抑圧を低減できるもの同士としたアンテナ装置を用いるようにしているが、本基本形態は、図11に示すように基地局向けアンテナ5A,端末機向けアンテナ5Bとして共に従来と同様に垂直偏波のモノポール型のアンテナを用いたアンテナ装置を使用しているが、端末機向けアンテナ5Bのアンテナ給電路にはアッテネータ16を挿入してある。
而して本基本形態では、端末機向けアンテナ5Bにアッテネータ16を挿入することで、基地局向けアンテナ5Aからの妨害波の影響を軽減し、かつ端末機向けアンテナ5Bから発する妨害波も軽減することができる。
これにより、端末機向けアンテナ5B、基地局向けアンテナ5A双方の妨害波の受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置当たりの収容可能回線数または通信速度を高めることが可能となる。
尚装置本体10内には図12で示す場合と同様に基地局向けの無線機部と、端末機向けの無線機部とを収納している。
(実施形態)
上記各基本形態1乃至8では、基地局向けアンテナ5Aと、端末機向けアンテナ5Bとの組み合わせを自己妨害波による受信感度抑圧を低減できるもの同士としたアンテナ装置を用い、基本形態9では端末機向けアンテナ5Bのアンテナ給電路にアッテネータ16を挿入することで、自己妨害波による受信感度抑圧を軽減するようにしているが、本実施形態は、図1に示すように基地局向けアンテナ5A,端末機向けアンテナ5Bとして共に従来と同様に垂直偏波のモノポール型のアンテナを用いたアンテナ装置を使用しているが、端末機向け側の無線機部Bにおいて、送信用のアンプとして可変利得アンプ17を用い、この可変利得アンプ17のゲインを基地局向けの無線機部2A側での通信エラーが増加した場合に小さくし、送信電力を下げることで受信感度を落とすことなく端末機向けアンテナ5Bから発射される妨害波を低減するようにした点に特徴がある。
上記各基本形態1乃至8では、基地局向けアンテナ5Aと、端末機向けアンテナ5Bとの組み合わせを自己妨害波による受信感度抑圧を低減できるもの同士としたアンテナ装置を用い、基本形態9では端末機向けアンテナ5Bのアンテナ給電路にアッテネータ16を挿入することで、自己妨害波による受信感度抑圧を軽減するようにしているが、本実施形態は、図1に示すように基地局向けアンテナ5A,端末機向けアンテナ5Bとして共に従来と同様に垂直偏波のモノポール型のアンテナを用いたアンテナ装置を使用しているが、端末機向け側の無線機部Bにおいて、送信用のアンプとして可変利得アンプ17を用い、この可変利得アンプ17のゲインを基地局向けの無線機部2A側での通信エラーが増加した場合に小さくし、送信電力を下げることで受信感度を落とすことなく端末機向けアンテナ5Bから発射される妨害波を低減するようにした点に特徴がある。
ここで基地局向けの無線機部2Aの受信部20に対応して、受信復調された復調信号から上述のFERをカウントする受信エラーカウント部(受信エラー検出手段)12と、受信レベル測定部11と、受信エラーカウント部12でカウントされたエラーが予め設定している閾値より増加したときに受信波の受信レベルが十分高いにも関わらずFERが多い場合は上記可変利得アンプ17のゲインを下げる方向に制御するゲイン制御部(制御手段)19とを設けている。
一方端末機向けの無線機部2Bの送信部21には、無線機部2Aの受信部20で受信復調された復調信号を取り込んで送信信号として発生させる送信信号発生部22と、送信信号発生部21からの送信信号を無線周波数に変換する周波数変換器23と、上記の可変利得アンプ17とを備え、可変利得アンプ17の送信出力を送受切り替えスイッチ24を介して端末機向けアンテナ5Bへ給電されるようになっている。尚端末機向けアンテナ5Bは受信時には送受信切り替えスイッチ23の切り替え動作により受信部24に接続され、基地局からの電波信号を受信部25で受信復調するようになっている。また無線機部2Aにも受信部20と送信部18と送受信切り替えスイッチ(図示せず)とを備えているが、送信部18の送信出力の増幅用アンプには利得が固定されているアンプが用いられている。
而して、設置場所の周りの人の動きや、家具の移動などによって基地局向け無線機部2Aでの通信エラー数が閾値より増加した場合、受信レベル測定部11の測定レベルが所定レベルに低下するように、ゲイン制御部17は可変利得アンプ14のゲインを小さくなるように制御し、端末機向けの無線機部2Bの送信電力を下げる。これにより無線機部2Aの受信感度を落とすことなく端末機向けアンテナ5Bから発射される自己妨害波を低減することができる。
また、基地局向け無線機部2Aでの通信エラー数が閾値より減少した場合、ゲイン制御部17で可変利得アンプ17のゲインを、受信レベル測定部11の測定レベルが所定のレベルとなるように大きく制御し、送信電力を上げることで、通信エリアを広げることができる。
これにより、本実施形態では、基地局向けアンテナ5Aの自己妨害波による受信感度抑圧を軽減し、一つの無線中継装置当たりの収容。可能回線数または通信速度を高めることが可能となる。
1 無線中継装置
5A 基地局向けアンテナ
5B 端末機向けアンテナ
12 受信エラーカウント部(受信エラー検出手段)
19 ゲイン制御部(制御手段)
20 受信部
21 送信部
5A 基地局向けアンテナ
5B 端末機向けアンテナ
12 受信エラーカウント部(受信エラー検出手段)
19 ゲイン制御部(制御手段)
20 受信部
21 送信部
Claims (1)
- 送信チャネル及び受信チャネルで使用する周波数帯が近接する、TDMA方式を用いる無線通信システムにあって、弱電界地域を通信エリアとして補うために使用され、基地局若しくは端末機から送信された電波を基地局向けアンテナ若しくは端末機向けアンテナで受信した後に、受信信号を端末機若しくは基地局に向けて端末機向けアンテナ若しくは基地局向けアンテナから送信する無線中継装置において、
前記基地局向けアンテナを介して基地局からの送信電波を受信する受信部での受信エラーを検出する受信エラー検出手段と、該受信エラー検出手段が検出する受信エラー状況を基に、端末機向けアンテナを介して電波を送信する送信部の送信電力を調整する制御手段とを備えていることを特徴とする無線中継装置。
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2008
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