JP2005159849A - 無線通信システム、基地局装置及び情報交換方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置及び情報交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局間で指向性ビームの出力方向情報や出力時刻情報を共有することによって、端末での下り信号のセル間干渉を低減する。
【解決手段】複数の基地局装置と、前記基地局装置からの下り信号を受信して通信を行う端末装置とを有する無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、当該基地局装置が下り信号を送信する方向の情報を他の前記基地局装置に通知するビーム情報送信部と、他の前記基地局装置から送信された下り信号の送信方向の情報を受信するビーム情報受信部と、前記ビーム情報送信部から送信された下り信号の送信方向の情報を記録するビーム情報記録部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基地局から送信される電波の指向性を制御する無線通信システムに関し、特に、基地局間で指向性情報を共有して送信電波の指向性を制御する無線通信システムに関する。
移動体に対する無線通信において、移動局の位置や方向を検出する技術としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この技術によると、送信局は、電波を放射する際に、アンテナ指向性のビーム方向の情報を送信しながら、受信局の存在する範囲内で当該ビームを走査する手段と、アンテナ指向性のビーム方向の情報を送信するための専用の周波数チャネルと、受信局より再送信された最適値情報を受信し、それに基づいてアンテナ指向性のビーム方向を制御する手段と、受信局より再送信された最適値情報を受信し、それに基づいて送信出力を制御する手段とを備えている。受信局は、送信局より走査されたビームの受信レベルを測定し、その最適値を検出してその情報を再送信する手段を備えていることによって、容易にかつ安価で受信局の位置または方向を検出することができ、最適方向に電波を放射することができる。
また、無線通信システムにおいて、チャネル容量の増大、伝送品質の改善、伝送速度の高速化を実現するため、基地局のアンテナの指向性を環境に応じて変化させる技術も提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
特開平8−8814号公報 松本、外1名,「移動通信用アダプティブアレーアンテナ −技術サーベイと展望−」,NTT DoCoMoテクニカル・ジャーナル,株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ,昭和63年1月,Vol.5,No4
しかし、前述した従来技術では、各基地局で自由に下り信号の出力方向を制御していたので、基地局間で下り信号の出力方向(指向性ビームの方向)が重なってしまうことがあった。
例えば、図9(A)に示す状態では、端末A(11)と端末B(12)は希望基地局21と通信をしている。また、希望基地局21の近傍には、端末A、端末Bとの通信をしていない干渉基地局22が存在する。
このとき、希望基地局21と干渉基地局22とが互いに関係することなく下り信号の出力方向を決めると、希望基地局21が下り信号の出力方向を決定する前に、干渉基地局22が下り信号の出力方向を決定することがある。このとき図9(B)に示すように、希望基地局21と干渉基地局22との下り信号の出力方向が重ならないように、下り信号の出力方向を決めればよいが、図9(C)に示すように、希望基地局21と干渉基地局22との下り信号の出力方向が重なってしまうように、下り信号の出力方向が決まる場合がある。すなわち、図9(C)に示す状態では、希望基地局21の指向性ビーム32と干渉基地局22の指向性ビームを33とが同一の端末Bの方向を向いているので、端末Bは、希望基地局21からの下り信号を高いレベルで受信することができるが、干渉基地局22からの下り信号も高いレベルで受信するので、端末Bはセル間干渉の影響を受ける。これによりスループット特性が劣化する問題があった。
本発明は、基地局間で指向性ビームの出力方向情報や出力時刻情報を共有することによって、端末での下り信号のセル間干渉を低減することを目的としている。
複数の基地局装置と、前記基地局装置からの下り信号を受信して通信を行う端末装置とを有する無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、当該基地局装置が下り信号を送信する方向の情報を他の前記基地局装置に通知するビーム情報送信部と、他の前記基地局装置から送信された下り信号の送信方向の情報を受信するビーム情報受信部と、前記ビーム情報送信部から送信された下り信号の送信方向の情報を記録するビーム情報記録部と、を備える。
本発明によると、基地局間での指向性ビームの出力方向情報や時刻情報を共有することによって、端末でのセル間の干渉を低減し、スループットを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に、本発明の第1の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。
基地局装置101は、従来の基地局装置の構成200の他に、本実施の形態に特徴的な構成として、ビーム情報送信部300、ビーム情報受信部301及びビーム情報記録部302を備えている。
基地局装置101に含まれる従来の基地局装置の構成200には、指向性を変化可能なアンテナ(例えば、アダプティブアレイアンテナ)201と、端末から基地局への上り信号の到来方向を推定する到来方向推定部202と、アレイアンテナ201で受信した上り信号を検波し、各アンテナエレメントによる受信信号を合成する検波・合成部203と、合成した信号の復調及び復号をする復調・復号部204と、信号処理とメモリに対するデータの入出力及び下り信号の送信先となる端末を決定するプロセッサ205と、制御情報や端末の情報を格納するメモリ206と、下り送信信号の符号化及び変調を行う符号化・変調部207と、下り信号の指向性を制御するアレー処理部208とが含まれている。
基地局装置101〜104は、複数がネットワーク111を介して接続されている。
ビーム情報送信部300は、プロセッサ205からの指示に基づいて、下り信号を送信するときの指向性ビームの出力方向を出力方向情報として、ネットワーク111を経由して他の基地局102〜104に送信すると共に、ビーム情報記録部302に記録する。
ビーム情報受信部301は、他の基地局102〜104のビーム情報送信部300によって送信された指向性ビームの出力方向情報を受信し、ビーム情報記録部302に記録する。
ビーム情報記録部302は、基地局101〜104の識別番号(基地局ID)と受信した出力方向情報を関連させて記録する。その記録はプロセッサ205が下り信号の送信先となる端末を選択する際に参照される。すなわち、ビーム情報記録部302に記録された情報に基づいて、どのタイミング(例えば、どのスロット)で、どの端末に下り信号を送信するかが決定される。ビーム情報記録部302は、メモリ206と独立に設けてもよいが、メモリ206の一部の領域にビーム情報記録部302を設けてもよい。
なお、各基地局101〜104にビーム情報送信部300及びビーム情報受信部301を設けることなく、ビーム情報送信部300及びビーム情報受信部301をネットワーク内に各基地局101〜104が共通に使用するように設けてもよい。また、各基地局101〜104が共通に使用するビーム情報送信部300及びビーム情報受信部301を末端とするネットワークを、ネットワーク111に接続するように別に設けてもよい。
図2は、ビーム情報記録部302に記録される出力方向情報の説明図である。
同図に示すように、基地局101〜104の識別番号と、ビームの出力方向が対応するように記録されている。図2では、基地局101〜104の識別番号とビームの出力方向とが一対一で対応するように記録されているが、記録される基地局番号とビーム出力方向とは一対一で対応していなくてもよい。例えば、一つの基地局が、同時に複数の方向に下り信号を送信する場合は、一つの基地局番号に対して複数のビーム出力方向が対応する。
また、ビーム情報送信部300から送信される出力方向情報、及びビーム情報受信部301によって受信される出力方向情報も、図2に示すものと同一の形式である。
図3は、本発明の第2の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。
基地局装置101は、従来の基地局装置の構成200の他に、本実施の形態に特徴的な構成として、ビーム情報送信部300、ビーム情報受信部301、ビーム情報記録部302及びビーム情報スケジュール部303を備えている。なお、従来の基地局装置の構成200は、前述した第1の実施の形態(図1)と同じであるが、本実施の形態の特徴の理解を容易にするために、プロセッサ205以外の構成は省略して図示する。また、前述した第1の実施の形態と同一に機能する構成には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ビーム情報スケジュール部303は、自基地局101が出力する指向性ビームの方向を出力時刻に関連づけたビームスケジュールを生成する。このビームスケジュールは、送信スロット毎に定められた下り信号の送信方向を、複数スロット分集めたものである。なお、基地局間で管理可能なタイミング単位であれば、スロット毎ではなく、フレーム、チップ、クロックなど毎に下り信号の送信方向を変えるようにビームスケジュールを生成してもよい。生成されたビームスケジュールは、ビーム情報送信部300から他の基地局102〜104に送信されると共に、ビーム情報記録部302に記録される。
ビーム情報送信部300は、生成されたビームスケジュールを、ネットワーク111を経由して他の基地局102〜104に送信する。ビーム情報受信部301は他の基地局102〜104から送信されたビームスケジュールを受信し、ビーム情報記録部302に記録する。ビーム情報記録部302では基地局の識別番号と受信したビームスケジュールとを関連させて記憶する。このとき下り信号の出力時刻に対して単数又は複数のビーム出力方向が記録される。
図4は、ビーム情報記録部302に記録されるビームスケジュールの説明図である。
同図に示すように、一つの基地局の識別番号に対して、出力時刻(出力タイミング)毎にビーム出力方向が対応するように記録されている。記録される基地局の識別番号の数、及び出力時刻とビーム出力方向との組合せの数に制限はない。出力時刻の単位は秒、フレーム、スロット、チップ、クロックなど基地局がそのタイミングを特定できるものであれば様々なものを用いることができる。
また、ビーム情報送信部300から送信されるビームスケジュール、及びビーム情報受信部301によって受信されるビームスケジュールも、図4に示すものと同一の形式である。
図5は、本発明の第3の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。
基地局装置101は、従来の基地局装置の構成200の他に、本実施の形態に特徴的な構成として、ビーム情報送信部300、ビーム情報受信部301、ビーム情報記録部302、ビーム情報スケジュール部303及び固定ビーム情報記録部304を備えている。なお、従来の基地局装置の構成200は、前述した第1の実施の形態(図1)と同じであるが、本実施の形態の特徴の理解を容易にするために、プロセッサ205以外の構成は省略して図示する。また、前述した第1又は第2の実施の形態と同一に機能する構成には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第3の実施の形態では、各基地局装置が送信する下り信号のビーム方向が予め定められている固定ビーム時間帯と、送信する下り信号のビーム方向を各基地局装置が制御可能な可変ビーム時間帯とが設けられている。固定ビーム情報記録部304は、固定ビーム時間帯における、自基地局101及び他基地局102〜104のビームスケジュールを記録する。固定ビーム情報記録部304に記録されるビームスケジュールは、図4に示すものと同一の形式である。
ビーム情報スケジュール部303は、固定ビーム時間以外における、自基地局101のビームスケジュールを生成する。
図6は、本発明の第4の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。
基地局装置101は、従来の基地局装置の構成200中にタイマ210と同期部211を備える。なお、従来の基地局装置の構成200の他の部分は、前述した第1の実施の形態(図1)と同じであるが、本実施の形態の特徴の理解を容易にするために、プロセッサ205、タイマ210及び同期部211以外の構成は省略して図示する。
基地局装置101は、従来の基地局装置の構成200の他に、ビーム情報送信部300、ビーム情報受信部301、ビーム情報記録部302、ビーム情報スケジュール部303及び固定ビーム情報記録部304を備えている。また、前述した第1〜第3の実施の形態と同一に機能する構成には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
同期部211はGPSを含んで構成され、GPS衛星から送信された時刻信号を取得して、基地局間で同期がとれた時刻を定める。
タイマ210は、同期部211がGPSシステムから取得した時刻情報に同期する時計が動作している。タイマ210が生成する値はプロセッサ205に供給される。さらに、このタイマ210が生成する値は、ビーム情報記録部302、ビーム情報スケジュール部303及び固定ビーム情報記録部304によって参照され、下り信号の送信先となる端末を決定する際に使用される。
すなわち、ビーム情報スケジュール部303及び固定ビーム情報記録部304によって得られるビームスケジュールにおける時刻はタイマ210が生成する値に基づいている。また、ビーム情報受信部301によって受信される他基地局102〜104のビームスケジュールに含まれる時刻も、各基地局が等しい時刻に同期していることから、タイマ210が生成する値と等しくなっている。
図7は、本発明の第5の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。
基地局装置101は、従来の基地局装置の構成200中にタイマ210を備える。なお、従来の基地局装置の構成200の他の部分は、前述した第1の実施の形態(図1)と同じであるが、本実施の形態の特徴の理解を容易にするために、プロセッサ205及びタイマ210以外の構成は省略して図示する。
基地局装置101は、従来の基地局装置の構成200の他に、ビーム情報送信部300、ビーム情報受信部301、ビーム情報記録部302、ビーム情報スケジュール部303、固定ビーム情報記録部304、オフセット測定部305及びオフセット補正部306を備えている。また、前述した第1〜第4の実施の形態と同一に機能する構成には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
オフセット測定部305は、他基地局102〜104のタイマ値を取得し、自基地局101のタイマとのずれを測定して、オフセット補正部306に供給する。具体的には、(1)他基地局102〜104が送信したタイマで生成した値(送信時タイマ値)を受信し、(2)該タイマ値を受信した時の自基地局のタイマが生成した値(受信時タイマ値)を取得し、(3)受信時タイマ値から送信時タイマ値を減算し、(4)基地局間の伝送路長に応じた伝搬遅延時間を減算して、自基地局101と他基地局102〜104とのタイマのズレを測定する。この伝搬遅延時間(タイマのズレ)は伝送路長と伝搬速度(光速)から算出し、基地局番号に関連させて記録しておく。
オフセット補正部306は、オフセット測定部305によって測定された自基地局101と他基地局102〜104とのタイマのズレを用いて、ビーム情報受信部301で受信したビームスケジュール中の出力時刻を補正する。
図8は、本発明の第6の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。
基地局装置101は、従来の基地局装置の構成200中にタイマ210を備える。なお、従来の基地局装置の構成200の他の部分は、前述した第1の実施の形態(図1)と同じであるが、本実施の形態の特徴の理解を容易にするために、プロセッサ205及びタイマ210以外の構成は省略して図示する。
基地局装置101は、従来の基地局装置の構成200の他に、ビーム情報送信部300、ビーム情報受信部301、ビーム情報記録部302、ビーム情報スケジュール部303、固定ビーム情報記録部304、オフセット測定部305及びオフセット補正部307を備えている。また、前述した第1〜第4の実施の形態と同一に機能する構成には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
オフセット補正部307は、ビーム情報送信部300が送信するビームスケジュール中の出力時刻を、送信先となる基地局毎に算出されたタイマのズレを用いて補正して、送信宛先の基地局のタイマ値に換算する。このとき、ビーム情報送信部300は送信先となる基地局毎に出力時刻が異なる(タイマのズレ分異なる)ビームスケジュールが送信される。
以上説明したように、本発明の実施の形態によると、基地局間で指向性ビームの出力方向情報や出力時刻情報(ビームスケジュール)を共有することによって、端末における下り信号のセル間干渉を低減することができ、スループット特性の劣化を防ぐことができる。特に、各基地局が保有する時刻情報を補正するので、基地局間で指向性ビームの出力方向情報や出力時刻情報を共有の誤りを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態の効果を図9を用いて説明する。
まず、図9(A)に示す状態では、端末A(11)と端末B(12)は希望基地局21と通信をしている。また、希望基地局21の近傍には、端末A、端末Bと通信をしていない干渉基地局22が存在する。
希望基地局21が、干渉基地局22からの下り信号の出力方向31を知らない、又は干渉基地局22からの下り信号の出力方向31を33の方向であると誤認するような、基地局間の情報共有の誤りが発生している場合には、図9(C)に示すように、希望基地局21からの下り信号の出力方向32は、端末Bの方向を決定する。干渉基地局22からの下り信号の出力方向31も端末Bの方向を向いているので、端末Bは、希望基地局21からの下り信号も、干渉基地局22からの下り信号も高いレベルで受信するので、セル間干渉の影響を受けてしまう。
一方、希望基地局21が出力する下り信号の出力方向(指向性ビームの方向)を決定する際に、干渉基地局22が出力する下り信号の出力方向(指向性ビーム31の方向)が分かっていると、図9(B)に示すように、希望基地局21は、干渉基地局22からの下り信号の出力方向31と重ならない方向に、下り信号の出力方向32を決定することができる。このように図9(B)に示す状態では、端末Aは干渉基地局22からの下り信号の影響を受けず、セル間干渉の影響を受けない。
また、前述した基地局間の情報共有の誤りが発生する場合は、(1)通信路での情報伝送誤りが生じる場合、(2)通信路での伝送遅延により干渉基地局がビームを出力するまでに、希望基地局が干渉基地局の出力ビームを認識できない場合、(3)基地局間の同期ずれにより干渉基地局が指向性ビームを出力する時刻を希望基地局が誤認する場合等がある。(2)は、情報共有のためにベストエフォート型等の伝送時間が保障されない通信方式が用いられているときに生じる。(3)は、携帯電話システムによって各基地局の時計が同期していないときに生じる。本発明によると、これらの(2)、(3)の問題点を解決することができる。
本発明の第1の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。 ビーム情報記録部に記録される出力方向情報の説明図である。 本発明の第2の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。 ビーム情報記録部に記録されるビームスケジュールの説明図である。 本発明の第3の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施の形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。 本発明の課題、効果の説明図である。
符号の説明
11、12・・・端末装置
21・・・希望基地局
22・・・干渉基地局
31・・・干渉基地局が出力する指向性ビーム
32・・・希望基地局が出力する指向性ビーム
33・・・希望基地局が誤認した干渉基地局が出力する指向性ビーム
101、102、103、104・・基地局装置
111・・・基地局間ネットワーク
200・・・基地局装置
201・・・アレイアンテナ
202・・・上り信号到来方向推定部
203・・・検波・合成部
204・・・復調・復号部
205・・・プロセッサ
206・・・メモリ
207・・・符号化・変調部
208・・・アレー処理部
209・・・ネットワークI/F部
300・・・ビーム情報送信部
301・・・ビーム情報受信部
302・・・ビーム情報記録部
303・・・ビーム情報スケジュール部
304・・・固定ビーム情報記録部
305・・・オフセット測定部
306、307・・・オフセット補正部

Claims (18)

  1. 複数の基地局装置と、前記基地局装置からの下り信号を受信して通信を行う端末装置とを有する無線通信システムにおいて、
    前記基地局装置は、
    当該基地局装置が下り信号を送信する方向の情報を他の前記基地局装置に通知するビーム情報送信部と、
    他の前記基地局装置から送信された下り信号の送信方向の情報を受信するビーム情報受信部と、
    前記ビーム情報送信部から送信された下り信号の送信方向の情報を記録するビーム情報記録部と、を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記基地局装置は、前記送信方向の情報と、該方向に下り信号が送信される時刻とを関連付けしたビームスケジュールを生成するビーム情報スケジュール部を備え、
    前記ビーム情報送信部は、前記生成されたビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記基地局装置は、基地局装置間で予め定められた下り信号の送信方向の情報と、該方向に下り信号が送信される時刻とを関連付けて記録する固定ビーム情報記録部を備え、
    前記下り信号の送信方向の情報を記録する固定ビーム情報記録部と、
    前記ビーム情報送信部は、前記固定ビーム情報記録部に記録された時刻には、前記ビームスケジュールを送信しないことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記基地局装置は、他の前記基地局装置と同期した時刻情報を供給するタイマを備えることによって、他の前記基地局装置と同期して動作し、
    前記ビーム情報送信部は、前記タイマによって供給される時刻情報に関連して生成されるビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の無線通信システム。
  5. 前記基地局装置は、他の前記基地局装置との同期が保証されない時刻情報を供給するタイマを備えることによって、他の前記基地局装置と同期せずに動作し、
    前記基地局装置は、他の前記基地局装置とのタイマのずれを測定するオフセット測定部と、前記ビーム情報受信部によって受信した他の前記基地局装置の時刻情報に対してタイマのずれを補正するオフセット補正部と、を備え、
    前記ビーム情報送信部は、前記タイマによって供給される時刻情報に関連して生成されるビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の無線通信システム。
  6. 前記基地局装置は、他の前記基地局装置との同期が保証されない時刻情報を供給するタイマを備えることによって、他の前記基地局装置と同期せずに動作し、
    前記基地局装置は、他の前記基地局装置とのタイマのずれを測定するオフセット測定部と、前記ビーム情報送信部によって送信される時刻情報に対してタイマのずれを補正するオフセット補正部と、を備え、
    前記ビーム情報送信部は、前記オフセット補正部によって補正された時刻情報を井順とするビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の無線通信システム。
  7. 端末装置に対して送信される下り信号の送信方向を制御する基地局装置において、
    前記基地局装置が下り信号を送信する方向の情報を他の前記基地局装置に通知するビーム情報送信部と、
    他の前記基地局装置から送信された下り信号の送信方向の情報を受信するビーム情報受信部と、
    前記ビーム情報送信部から送信された下り信号の送信方向の情報を記録するビーム情報記録部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
  8. 前記送信方向の情報と、該方向に下り信号が送信される時刻とを関連付けしたビームスケジュールを生成するビーム情報スケジュール部を備え、
    前記ビーム情報送信部は、前記生成されたビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項7に記載の基地局装置。
  9. 基地局装置間で予め定められた下り信号の送信方向の情報と、該方向に下り信号が送信される時刻とを関連付けて記録する固定ビーム情報記録部を備え、
    前記ビーム情報送信部は、前記固定ビーム情報記録部に記録された時刻には、前記ビームスケジュールを送信しないことを特徴とする請求項8に記載の基地局装置。
  10. 他の前記基地局装置と同期した時刻情報を供給するタイマを備え、
    前記ビーム情報送信部は、前記タイマによって供給される時刻情報に関連して生成されるビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項8又は9に記載の基地局装置。
  11. 他の前記基地局装置との同期が保証されない時刻情報を供給するタイマと、
    他の前記基地局装置とのタイマのずれを測定するオフセット測定部と、
    前記ビーム情報受信部によって受信した他の前記基地局装置の時刻情報に対してタイマのずれを補正するオフセット補正部と、を備え、
    前記ビーム情報送信部は、前記タイマによって供給される時刻情報に関連して生成されるビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項8又は9に記載の基地局装置。
  12. 他の前記基地局装置との同期が保証されない時刻情報を供給するタイマと、
    他の前記基地局装置とのタイマのずれを測定するオフセット測定部と、
    前記ビーム情報送信部によって送信される時刻情報に対してタイマのずれを補正するオフセット補正部と、を備え、
    前記ビーム情報送信部は、前記オフセット補正部によって補正された時刻情報を基準とするビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項8又は9に記載の基地局装置。
  13. 複数の基地局装置と、前記基地局装置からの下り信号を受信して通信を行う端末装置とを有する無線通信システムで用いられる情報交換方法であって、
    前記基地局装置は、
    当該基地局装置が下り信号を送信する方向の情報を他の前記基地局装置に通知し、
    他の前記基地局装置から送信された下り信号の送信方向の情報を受信し、
    前記送信された下り信号の送信方向の情報を記録することを特徴とする情報交換方法。
  14. 前記基地局装置は、
    前記送信方向の情報と、該方向に下り信号が送信される時刻とを関連付けしたビームスケジュールを生成し、
    前記生成されたビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項13に記載の情報交換方法。
  15. 前記基地局装置は、
    基地局装置間で予め定められた下り信号の送信方向の情報と、該方向に下り信号が送信される時刻とを関連付けて記録し、
    前記記録された時時刻には、前記ビームスケジュールを送信しないことを特徴とする請求項14に記載の情報交換方法。
  16. 前記基地局装置は、
    他の前記基地局装置と同期した時刻情報を供給するタイマによって、他の前記基地局装置と同期して動作し、
    前記タイマによって供給される時刻情報に関連して生成されるビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項14又は15に記載の情報交換方法。
  17. 前記基地局装置は、
    他の前記基地局装置との同期が保証されない時刻情報を供給するタイマによって、他の前記基地局装置と同期せずに動作し、
    他の前記基地局装置とのタイマのずれを測定し、
    前記受信した他の前記基地局装置の時刻情報に対してタイマのずれを補正し、
    前記ビーム情報送信部は、前記タイマによって供給される時刻情報に関連して生成されるビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項14又は15に記載の情報交換方法。
  18. 前記基地局装置は、
    他の前記基地局装置との同期が保証されない時刻情報を供給するタイマによって、他の前記基地局装置と同期せずに動作し、
    他の前記基地局装置とのタイマのずれを測定し、
    前記送信される時刻情報に対してタイマのずれを補正し、
    前記補正された時刻情報に関連するビームスケジュールを送信することを特徴とする請求項14又は15に記載の情報交換方法。
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