JP2001274582A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2001274582A
JP2001274582A JP2000087103A JP2000087103A JP2001274582A JP 2001274582 A JP2001274582 A JP 2001274582A JP 2000087103 A JP2000087103 A JP 2000087103A JP 2000087103 A JP2000087103 A JP 2000087103A JP 2001274582 A JP2001274582 A JP 2001274582A
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electromagnetic wave
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wave absorber
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Takashi Kayama
俊 香山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波の反射と電磁波の吸収を筐体の場所に
よって使い分けることができ、小型化及び薄型化が可能
で、剥がれなどの不良を防ぐことができる電子機器を提
供すること。 【解決手段】 筐体12を有する電子機器10におい
て、筐体12は、金属製の外側部30と、外側部30の
内側に配置される金属製の内側部34と、外側部30と
内側部34に挟んで配置されて、筐体12内に配置され
ている電磁波発生源110からの電磁波120を吸収す
る電磁波吸収体60とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波を吸収する
ことができる筐体を有する電子機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器は、内部に収納する回路基板や
電子部品等を保護するために筐体を有している。この種
の筐体は、通常熱可塑性樹脂の射出成形により製造され
ており、その筐体の外面は意匠的に処理が施され、内部
には回路基板等が配置されている。ところで最近の電子
機器は、軽量化、小型化および高密度化が進んでおり、
電子機器の筐体は軽量化および薄型化が要求されてい
る。
【0003】図5と図6は従来の電子機器の筐体の例を
示している。図5では、樹脂製の筐体1000の中に、
回路基板1001が収容されており、この回路基板10
01は例えばCPU(中央処理装置)1002を搭載し
ている。このCPU1002は電磁波の放射源であり、
このCPU1002から発生する電磁波が樹脂の筐体1
000を通って外部に出ないようにするために、筐体1
000の内側には電磁波吸収部材1003が接着層10
04を用いて貼り付けられている。また、基板上の信号
線も同様である。
【0004】図6の従来の筐体では、筐体1010の内
側に回路基板1012が配置されている。この回路基板
1012は、CPU1014が搭載されている。このC
PU1014からの電磁波の放射をふせぐために、電磁
波吸収部材1020が接着層1030を介してCPU1
014に直接貼りつけられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5の電磁波吸収部材
1003は筐体1000の内側に対して接着され、図6
に示す電磁波吸収部材1020がCPU1014に対し
て直接貼り付けてある。このために、筐体内の温度が上
昇するなどの原因で、電磁波吸収部材の剥がれなどの不
良の発生が防げない。また、CPU1014が発生する
すべての電磁波を電磁波吸収部材が吸収することは不可
能であり、電磁波の反射作用が得られず、電磁波の吸収
と電磁波の反射を、筐体の場所によって使い分けること
ができないという問題がある。他には、樹脂の内側に蒸
着膜などを形成することも実用化されているが、コスト
が高く、反射効果しか得られないこと及びリサイクル性
が低く大きな課題となっていた。
【0006】そこで本発明は上記課題を解消し、電磁波
の反射と電磁波の吸収を筐体の場所によって使い分ける
ことができ、小型化及び薄型化が可能で、剥がれなどの
不良を防ぐことができる電子機器を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、筐体
を有する電子機器において、前記筐体は、金属製の外側
部と、前記外側部の内側に配置される金属製の内側部
と、前記外側部と前記内側部に挟んで配置されて、前記
筐体内に配置されている電磁波発生源からの電磁波を吸
収する電磁波吸収体と、を備えることを特徴とする電子
機器である。請求項1では、金属製の外側部と金属製の
内側部に挟んで電磁波吸収体が配置されている。この電
磁波吸収体は、筐体内に配置されている電磁波発生源か
らの電磁波を吸収する。これにより、電磁波吸収体は、
外側部と内側部に機械的に挟まれているので、たとえ筐
体内の温度が上昇したとしても、剥がれなどの不良が発
生せず、常に電磁波発生源からの電磁波を確実に吸収す
ることができる。電磁波吸収体は、外側部と内側部に挟
んで配置するだけであるので、電子機器の筐体の小型化
及び薄型化が可能である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記電磁波吸収体は、前記内側部に形成
されている穴を通じて前記筐体の内部に露出している。
請求項2では、電磁波吸収体は内側部に形成されている
穴を通じて筐体の内部に露出しており、これにより電磁
波吸収体は電磁波発生源からの電磁波を穴を通じて吸収
する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記外側部と前記内側部は、接着により
固定されている。請求項4の発明は、請求項1に記載の
電子機器において、前記外側部と前記内側部は、カシメ
又は機械的なはめ込みにより固定されている。請求項5
の発明は、請求項1に記載の電子機器において、前記外
側部と前記内側部は、溶接により固定されている。
【0010】請求項6の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記電磁波吸収体は、軟磁性体を含む樹
脂、または軟磁性体を含むゴムである。請求項6では、
電磁波吸収体は、軟磁性体を含む樹脂または軟磁性体を
含むゴムである。
【0011】請求項7の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記電磁波吸収体は、フェライトを含む
樹脂、またはフェライトを含むゴムである。請求項7で
は、電磁波吸収体は、フェライトを含む樹脂またはフェ
ライトを含むゴムである。
【0012】請求項8の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記外側部と前記内側部は、アルミニウ
ム製である。請求項9の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記外側部と前記内側部は、マグネシウ
ム製である。
【0013】請求項10の発明は、筐体を有する電子機
器において、前記筐体の少なくとも一部分を形成してお
り、前記筐体内に配置されている電磁波発生源からの電
磁波を吸収する電磁波吸収体と、前記電磁波吸収体の内
側に機械的にはめ込んで配置されている電磁波反射体
と、を備えることを特徴とする。請求項10では、電磁
波吸収体が、筐体の少なくとも一部分を形成しており、
筐体内に配置されている電磁波発生源からの電磁波を吸
収する。電磁波反射体は、電磁波吸収体の内側に配置さ
れている。これにより、筐体において、電磁波の反射と
電磁波の吸収を筐体の場所によって使い分けることがで
き、電磁波の吸収特性を向上することができる。しか
も、電磁波吸収体は筐体の少なくとも一部分を形成して
おり、電磁波吸収体の内側に電磁波反射体を配置するだ
けであるので、電子機器の筐体の小型化及び薄型化が可
能である。電磁波反射体は機械的にはめ込んで電磁波吸
収体の内側に配置されているので、電磁波反射体が筐体
から剥がれるような不良が生じない。
【0014】請求項11の発明は、請求項10に記載の
電子機器において、前記電磁波吸収体は、軟磁性体を含
む樹脂、または軟磁性体を含むゴムである。請求項12
の発明は、請求項10に記載の電子機器において、前記
電磁波吸収体は、フェライトを含む樹脂、またはフェラ
イトを含むゴムである。請求項13の発明は、請求項1
0に記載の電子機器において、前記電磁波反射体は、金
属である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施に形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0016】図1は、本発明の電子機器の一例を示して
いる。電子機器10は、たとえば小型の情報再生装置で
あり、電子機器10は筐体12を有している。この筐体
12は、上部筐体部分14と、下部筐体部分16を有し
ている。上部筐体部分14はキャビネット上部とも呼ん
でおり、下部筐体部分16はキャビネット下部とも呼ん
でいる。図1の電子機器10の例では、上部筐体部分1
4側には使用者が指で情報を入力するための装置である
入力装置18が穴部40に設けられている。また上部筐
体部分14と下部筐体部分16の間には、インターフェ
ース部分20と別の出力部分22が設けられている。
【0017】入力装置18は、電子機器10の中に内蔵
されている各種要素に対して外部から使用者が指で必要
な情報を入力できる部分であり、一例として複数のキー
トップ24が等間隔をおいて直列に配列されている。イ
ンターフェース部分20は、上部筐体部分14と下部筐
体部分16の下側部10Lの端面26側に配置されてお
り、電子機器10の中から必要な情報をイヤーホン等を
用いて外部に出力できる部分である。出力部分22は、
上側部10Uの端面28側に設けられており、インター
フェース部分22は、電子機器10の中に内蔵されてい
る要素と、コンピュータのような他の機器とのインター
フェースを図ることができる部分である。
【0018】図1の上部筐体部分14は複数枚の金属板
を積層し、たとえば2枚の金属板を積層することにより
形成されており、下部筐体部分16は1枚もしくは複数
枚の金属板により形成されている。上部筐体部分14が
たとえば2枚の金属板により形成されている場合には、
少なくとも一枚以上の金属板がアルミニウムまたはマグ
ネシウムのダイカストまたはプレス材を用いている。同
様にして下部筐体部分16は、たとえば2枚の金属板を
積層したもので、各金属板はアルミニウムまたはマグネ
シウムのダイカストまたはプレス材料である。
【0019】図2は、図1の電子機器10を使用者Hが
携帯している状態の一例を示している。電子機器10
は、たとえば音楽情報等の情報を再生して、たとえば図
2に示すイヤーホン600を用いて使用者Hが音楽情報
を楽しむための小型の機器である。この電子機器10
は、図1と図2に示すように、首に掛ける部分500を
有している。この首に掛ける部分500は、たとえばロ
ープ状のものである。首に掛ける部分500の下部56
0は、電子機器10の上側部10Uに固定されている。
電子機器10を首に掛ける部分500を用いて使用者H
が首に掛けている場合には、電子機器10の上側部10
Uが上側に位置し、下側部10Lが下に位置する。
【0020】図3は図2の筐体におけるA−A線の断面
を示している。図1に示すように、上部筐体部分14と
下部筐体部分16は、ほぼ長方形状の成形された部材で
ある。図3に示すように、上部筐体部分14と下部筐体
部分16はほぼ全域に亘って、外側部30と内側部34
を積層することにより構成されている。これらの外側部
30と内側部34は、図3に示すようにたとえば接着層
36により貼り付けて一体化されている。外側部30と
内側部34は、各々放熱性および加工性の優れた金属
板、たとえばアルミニウム板を用いて成形されている。
しかし外側部30と内側部34は、アルミニウム板に限
らず、マグネシウム合金、SUS(ステンレス鋼)、銅
系材料、鉄系材料を採用することもできる。
【0021】接着層36としては、外側部30と内側部
34を確実に接着するために、たとえば酢酸ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル、ポリビニルアルコール系、アク
リルエマルジョン系、ゴム系等の溶剤揮散タイプ、フェ
ノール、ウレタン、レゾルシノール、エポキシ、アクリ
ル、ポリエステル、シアノアクリレート、この他の混合
系等の化学反応タイプ、エチレン−酢酸ビニル、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリイソブチレン等の熱溶融タイ
プの中から、特性にあったものを採用することができ
る。
【0022】外側部30と内側部34は、たとえばとも
にアルミニウムにより作られている場合には、この外側
部30と内側部34は、ともに電磁波反射体(電磁波反
射層ともいう)の機能を有している。
【0023】内側部34は穴部70を有している。この
穴部70は、内側部34の曲げ部分34Mにより形成さ
れているたとえば円形状もしくは四角形状の穴である。
筐体12の中には、回路基板100が収容されている。
この回路基板100には、たとえばCPUなどの半導体
素子110が搭載されている。この半導体素子110
は、動作時に電磁波を放射する電磁波の放射源である。
内側部34の穴部70は、この半導体素子110に対面
する位置に形成されている。内側部34の曲げ部分34
Mと、外側部30の内面との間には、電磁波吸収体60
の周囲部分が機械的にはめ込まれる形で固定されてい
る。電磁波吸収体60は、電磁波の放射源である半導体
素子110に対面している。従って、この電磁波吸収体
60は、半導体素子110が発生する電磁波120を直
接とらえて吸収することができる。
【0024】電磁波吸収体60としては、たとえば軟磁
性体を含む樹脂、または軟磁性体を含むゴム、あるいは
フェライトを含む樹脂、あるいはフェライトを含むゴム
により作られている。軟磁性体としては、パーマロイ、
センダスト、Fe−Co合金、Fe−Ni合金、Fe−
Cr合金、Fe−Cr−Si合金、電磁ステンレスなど
を用いることができる。樹脂としては、PA(ポリアセ
タール)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、L
CP(液晶ポリマー)、POM(ポリアセタール)、A
BS(アクリロニトリルブタジェンスチレン)、PC/
ABS(ポリカーボネート/アクリロニトリルブタジェ
ンスチレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)
などを用いることができる。ゴムとしては、塩素化ポリ
エチレンなどを用いることができる。
【0025】図3のような筐体12の構造にすること
で、半導体素子110が発生する電磁波は、直接電磁波
吸収体60に当たるので吸収される。これにより電磁波
の一部は電磁波吸収体60により熱に変換されて、その
熱は、外側部30と内側部34により筐体12の外側及
び筐体12の内側に拡散して熱変換することができる。
この結果として、電磁波吸収体60の電磁波の吸収作用
が向上する。また外側部30と内側部34は、たとえば
アルミニウムにより作られているので電磁波反射体とし
て機能する。これにより、電磁波120は筐体12の外
部にもれない。また外からの電磁波の侵入もない。ま
た、電磁波吸収体60は、外側部30と内側部34で機
械的にはさみ込まれた状態で固定されており、従来生じ
ていた剥がれなどの不良はまったく発生しない。
【0026】電磁波吸収体60は、フェライトや軟磁性
体など、吸収する電磁波の周波数によって、その特性を
変えることができる。具体的には、電磁波吸収体60は
たとえば1GHz以下であれば、フェライト系を入れ、
1GHz以上であれば軟磁性体を入れる。
【0027】外側部30と内側部34は、アルミニウム
などの金属により作られているので、電磁波の反射作用
を有している。従って、筐体12において、部分的に電
磁波吸収体60により電磁波吸収機能を持たせることと
併用して、電磁波の反射機能を持たせることができるの
で、電磁波に対する対策が電子機器の種類や特性におい
て臨機応変に立てることができる。
【0028】次に、図4を参照して、本発明の別な実施
の形態について説明する。図4の筐体12は、上部筐体
部分14と下部筐体部分16を有している。上部筐体部
分14と下部筐体部分16は、ともに一枚の金属板によ
り作られている。上部筐体部分14の少なくとも一部分
14Aと、下部筐体部分16の一部分16Aは、ともに
電磁波吸収体(電磁波吸収層ともいう)により作られて
いる。この一部分14A,16Aは、電磁波吸収体であ
る、たとえば軟磁性体を含む樹脂、または軟磁性体を含
むゴム、あるいはフェライトを含む樹脂、あるいはフェ
ライトを含むゴムにより作られている。上部筐体部分1
4と下部筐体部分16の一部分14A,16Aが上述し
たように電磁波吸収体で作られているが、これに限らず
上部筐体部分14と下部筐体部分16の全体を電磁波吸
収体で形成してももちろん構わない。
【0029】上部筐体部分14の内側には曲げ部分14
Mが形成されている。この曲げ部分14Mは、電磁波反
射体200の周囲部分を機械的にはめ込むことにより固
定している。この電磁波反射体200は、たとえばアル
ミニウムやマグネシウム合金などの金属により作られて
いる。
【0030】筐体12の内部には、回路基板100が収
容されている。この回路基板100には、CPUなどの
半導体素子110が搭載されている。半導体素子110
が駆動されると電磁波120を発生する。半導体素子1
10は、電磁波反射体200に対面している。半導体素
子110が駆動されて電磁波120が半導体素子110
から発生すると、電磁波反射体200で反射するととも
に、上部筐体部分14と下部筐体部分16の少なくとも
一部分14,16Aにおいて、この電磁波120を吸収
することができる。このようにして、必要に応じて筐体
12の部分を電磁波の吸収体にしたり、あるいは電磁波
の反射体にすることで、電子機器の設計の仕様に応じ
て、電磁波吸収機能と電磁波反射機能を使い分けること
ができる。
【0031】図3において電磁波吸収体60は、外側部
30と内側部34の間に機械的に固定されており、図4
においては電磁波反射体200がやはり上部筐体部分1
4の内側に機械的にはめ込むことで固定されている。こ
のことから、図3における電磁波吸収体60は筐体12
から剥がれることがなく、図4においても電磁波反射体
200が筐体12から剥がれることがまったくない。そ
して簡単な曲げ構造の部分で電磁波吸収体あるいは電磁
波反射体を固定しているので、筐体12の小型化及び薄
型化が可能であるとともに、接着剤などを使用する必要
がなく、組立作業性を向上することができる。
【0032】筐体において電磁波の反射と吸収を筐体の
部位によって使い分けることができるので、電磁波に対
する対策の自由度を向上することができる。すなわち、
製品設計の自由度がアップし、設計期間の短縮はもちろ
ん、対策部品の削減にも有効である。
【0033】そこで本発明の上記実施の形態に限定され
るものではない。たとえば、図3において上部筐体部分
14と下部筐体部分16は、外側部30と内側部34が
接着層36により固定されている。しかしこれに限ら
ず、外側部30と内側部34は、接着、カシメ、溶接、
および機械的なはめ合わせなどの一つまたはそれ以上の
結合形式を併用して接合することがきる。上述した実施
の形態の電子機器としては、上述した携帯型の情報端末
に限らず、ゲーム機器や電話あるいはビデオカメラなど
を含むものである。電磁波を放出する部分としては、C
PUなどの半導体素子に限らず、回路基板やパワートラ
ンジスタあるいはモータのドライバ素子などであっても
もちろん構わない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電磁波の反射と電磁波の吸収を筐体の場所によって使い
分けることができ、小型化及び薄型化が可能で、剥がれ
などの不良を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の一例を示す斜視図。
【図2】図1の電子機器の使用例を示す図。
【図3】図2の電子機器のA−Aにおける断面図。
【図4】本発明の別の実施の形態を示す断面図。
【図5】従来の電子機器の断面図。
【図6】従来の別の電子機器の断面図。
【符号の説明】
10・・・電子機器、12・・・筐体、14・・・上部
筐体部分、14A・・・上部筐体部分の一部分(電磁波
吸収体)、16・・・下部筐体部分、16A・・・下部
筐体部分の一部分(電磁波吸収体)、30・・・外側部
(電磁波反射体)、34・・・内側部(電磁波反射
体)、36・・・接着層、60・・・電磁波吸収体、1
00・・・回路基板、110・・・半導体素子(電磁波
の放射源)、120・・・電磁波、200・・・電磁波
反射体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体を有する電子機器において、 前記筐体は、 金属製の外側部と、 前記外側部の内側に配置される金属製の内側部と、 前記外側部と前記内側部に挟んで配置されて、前記筐体
    内に配置されている電磁波発生源からの電磁波を吸収す
    る電磁波吸収体と、を備えることを特徴とする電子機
    器。
  2. 【請求項2】 前記電磁波吸収体は、前記内側部に形成
    されている穴を通じて前記筐体の内部に露出している請
    求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記外側部と前記内側部は、接着により
    固定されている請求項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記外側部と前記内側部は、カシメ又は
    機械的なはめ込みにより固定されている請求項1に記載
    の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記外側部と前記内側部は、溶接により
    固定されている請求項1に記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記電磁波吸収体は、軟磁性体を含む樹
    脂、または軟磁性体を含むゴムである請求項1に記載の
    電子機器。
  7. 【請求項7】 前記電磁波吸収体は、フェライトを含む
    樹脂、またはフェライトを含むゴムである請求項1に記
    載の電子機器。
  8. 【請求項8】 前記外側部と前記内側部は、アルミニウ
    ム製である請求項1に記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 前記外側部と前記内側部は、マグネシウ
    ム製である請求項1に記載の電子機器。
  10. 【請求項10】 筐体を有する電子機器において、 前記筐体の少なくとも一部分を形成しており、前記筐体
    内に配置されている電磁波発生源からの電磁波を吸収す
    る電磁波吸収体と、 前記電磁波吸収体の内側に機械的にはめ込んで配置され
    ている電磁波反射体と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  11. 【請求項11】 前記電磁波吸収体は、軟磁性体を含む
    樹脂、または軟磁性体を含むゴムである請求項10に記
    載の電子機器。
  12. 【請求項12】 前記電磁波吸収体は、フェライトを含
    む樹脂、またはフェライトを含むゴムである請求項10
    に記載の電子機器。
  13. 【請求項13】 前記電磁波反射体は、金属である請求
    項10に記載の電子機器。
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