JP2001273959A - バルブソケット - Google Patents

バルブソケット

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JP2001273959A
JP2001273959A JP2000088127A JP2000088127A JP2001273959A JP 2001273959 A JP2001273959 A JP 2001273959A JP 2000088127 A JP2000088127 A JP 2000088127A JP 2000088127 A JP2000088127 A JP 2000088127A JP 2001273959 A JP2001273959 A JP 2001273959A
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JP
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base
arm piece
valve
slits
socket
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JP2000088127A
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Takayuki Tashiro
隆之 田代
Takahiro Uchiyama
貴広 内山
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェッジベースバルブのベース部より出る光
線が外部へ漏れ出ることを防止する。 【解決手段】 バルブソケット30は、ソケット本体3
1と一対の保持金具50とから構成される。各保持金具
50にはウェッジベースバルブ20のベース部23を弾
性的に保持可能な弾性保持部56が設けられている。ソ
ケット本体31の角筒部36には、開口側から奥側へ一
対のスリット46,47を設けることにより、両スリッ
ト46,47間に撓み変形可能なアーム片49が形成さ
れており、このアーム片49によって弾性保持部56が
弾性的に支持されるようになっている。また、角筒部3
6の外面側には、一対のスリット46,47を覆う遮光
壁40が一体に形成されている。ウェッジベースバルブ
20のベース部23より出る光線がスリット46,47
を通り抜けると遮光壁40によって遮られ、外部へ漏れ
出ることが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェッジベースバ
ルブのバルブソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウェッジベースバルブが装着され
るバルブソケットとして、特開平7−230867号公
報に開示されたものがある。これを図12を参照しつつ
説明すると次のようである。ウェッジベースバルブ1
は、ガラス製でフィラメント2を収容した電球部3と、
平板状のベース部4とを一体に備えている。ベース部4
の両側面には、中央に係止突起5が設けられており、さ
らに底面側からフィラメント2に接続された一対のリー
ド線6が引き出されている。
【0003】一方、バルブソケット7は、合成樹脂製の
ソケット本体8と、一対の保持金具9とから構成され
る。ソケット本体8は、ウェッジベースバルブ1のベー
ス部4と一対の保持金具9とを収容可能な筒部11を備
えている。この筒部11の壁面には、一対のアーム片1
2が対称的に設けられており、互いに外側へ撓み変形可
能とされている。各アーム片12の両側部には、筒部1
1の開口側から奥側に向けて一対のスリット13が形成
されている。また、各アーム片12の先端部外面側には
筒状の受け部14が設けられている。
【0004】保持金具9は、ウェッジベースバルブ1を
保持するための弾性保持部16と、リード線6に接触可
能な電極部17とを備えている。弾性保持部16の上部
には、係止部18が内向きに突設されており、ベース部
4の係止突起5と弾性的に係合可能とされている。さら
に、係止部18より先端側は下向きに折り返されて取付
部19が形成されており、この取付部19をアーム片1
2の受け部14に挿通して弾性保持部16をアーム片1
2に沿うようにして取り付けられるようになっている。
【0005】ウェッジベースバルブ1のベース部4を筒
部11内へ挿入すると、係止突起5が係止部18に当接
して弾性保持部16が外側へ撓み変形し、さらにその弾
性保持部16がアーム片12を外側へ押して撓み変形さ
せる。係止突起5が係止部18を乗り越えると、弾性保
持部16及びアーム片12が復帰変形するとともに、係
止部18が係止突起5に係合してウェッジベースバルブ
1が抜止めされる。このように、弾性保持部16がアー
ム片12によって弾性的に支持されることで、弾性保持
部16が補強される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のバルブソケット
7は、電球部3の着色されていないごく一般的なウェッ
ジベースバルブ1に対して使用されるものであるが、近
年では、アンバーバルブ等、電球部の表面が着色された
ものに対しても上記のようにアーム片を備えたバルブソ
ケットを使用することが検討されている。ところで、電
球部の表面を着色する工程においては、ベース部側を保
持して電球部側を塗料に漬けるため、ベース部の一部は
着色されないままである。このようなバルブに対して上
記のバルブソケット7を使用した場合、未着色のベース
部4から出る光線がスリット13を通って外部へ漏れ出
ることになる。すると、電球部3から出る光と異なる色
の光が外部から見えてしまうという問題があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ウェッジベースバルブのベース部より
出る光線が外部へ漏れ出ることを防止することのできる
バルブソケットを提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係るバルブソケットは、ウェッジ
ベースバルブのベース部を収容可能な筒部とこの筒部の
開口側端縁から奥側に向けて一対のスリットを形成する
ことで両スリット間に撓み変形可能に設けられるアーム
片とを備えたソケット本体と、前記筒部内において前記
アーム片に沿うようにして設けられるとともにこのアー
ム片に支持されて前記ベース部を弾性的に保持可能な弾
性保持部と前記ウェッジベースバルブの電極に電気的に
接続する電極部とを備えた保持金具とを設けたバルブソ
ケットであって、前記ソケット本体には、前記筒部の外
面側に前記一対のスリットを覆う遮光壁が備えられてい
るところに特徴を有する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記遮光壁は、前記アーム片が所定量撓み変
形したときにこのアーム片と当接してアーム片の撓み変
形を弾性限界内に規制するようにしたところに特徴を有
する。
【0010】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、ウ
ェッジベースバルブのベース部より出る光線がスリット
を通り抜けると筒部の外面側に設けられた遮光壁によっ
て遮られ、外部へ漏れ出ることが防止される。
【0011】請求項2の発明によれば、アーム片が所定
量撓み変形すると、遮光壁に当接して弾性限界以上の撓
み変形が規制されるため、例えばアーム片に異物が当接
して過度に撓み変形させられ破損する等の事態を防止で
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て、図1から図11を参照しつつ説明する。図1は、着
色されたウェッジベースバルブ20を本実施形態のバル
ブソケット30に装着した状態を示す一部破断正面図で
ある。まず、ウェッジベースバルブ20について、図2
を参照しつつ説明する。ウェッジベースバルブ20は、
内部にフィラメント21が収容された略円筒形の電球部
22と、この電球部22の底面側に略平板状に延設され
るベース部23とをガラスによって一体に形成した構成
となっている。ベース部23の両側面には、それぞれ中
央に係止突起25が形成されており、さらにその係止突
起25を挟んで両端側に一対の突き当て突起(係止突起
25よりも低い位置にあるものを符号26A、係止突起
25とほぼ同じ高さにあるものを26Bで示す)が備え
られている。また、ベース部23の底面からはフィラメ
ント21の両端に接続された一対のリード線28が引き
出され、それぞれベース部23を挟んで互いに対称位置
に折り返されている。このウェッジベースバルブ20
は、電球部22の表面が着色されている(例えばアンバ
ーバルブの場合は琥珀色)が、ベース部23の表面の一
部は着色されずに無色透明のままである。
【0013】次に、バルブソケット30について説明す
る。バルブソケット30は、合成樹脂製のソケット本体
31と、このソケット本体31に装着される一対の保持
金具50とから構成される。ソケット本体31には、図
3及び図4に示すように、上下方向略中央にこのソケッ
ト本体31をパネル等に取り付けるためのフランジ32
が、ソケット本体31の全周から径方向外側に向かって
略円形状に突設されている。また、フランジ32の下方
にはフード状の嵌合部33が設けられており、ここには
ウェッジベースバルブ20に電気を供給するための図示
しない雌コネクタを嵌合可能とされている。また、フラ
ンジ32の上方には円筒部34が立設されており、さら
にその上方には角筒部36と一対の遮光壁40(後述す
る)とが一体に立設されている(円筒部34と角筒部3
6とはともに本発明の「筒部」に相当する)。角筒部3
6及び円筒部34の内部には、ウェッジベースバルブ2
0のベース部23と一対の保持金具50とを収容可能な
収容部37が形成されている。
【0014】角筒部36は、図4に示すように、断面が
全体として略長方形状をなしており、一対の長辺部38
と一対の短辺部39とが対称的に設けられている。収容
部37内の略四隅には、所定の高さ位置に支持段部43
A,43Bが一対ずつ対称的に設けられており、ベース
部23を正規の位置まで挿入したときには、各突き当て
突起26A,26Bが支持段部43A,43Bの上面に
それぞれ当接することで、ウェッジベースバルブ20が
挿入方向に位置決めされるようになっている。
【0015】また、収容部37の底面には、略コの字形
をなす一対の取付溝44が設けられており、これらには
後述の保持金具50が取付可能とされている。さらに、
収容部37の底面には各取付溝44と連続して一対の端
子孔45が開口されており、後述する保持金具50の端
子部53を嵌合部33側へ挿通可能とされている。ま
た、角筒部36には各長辺部38のほぼ中央に開口側か
ら奥側へ一対のスリット46,47が設けられており、
両スリット46,47間にはアーム片49が形成されて
いる。各アーム片49は、それぞれ角筒部36の外側へ
撓み変形可能とされている。
【0016】さて、遮光壁40は一対の側壁40Aと中
央壁40Bとを備えて断面コの字形に形成されており、
円筒部34の上面から角筒部36と同じ高さ寸法に立設
されている。遮光壁40の両側壁40Aは各スリット4
6,47の開口縁(角筒部36の本体側)に接続され、
各スリット46,47及びアーム片49が遮光壁40に
よって覆われた状態となっている。遮光壁40の内側
は、アーム片49が撓み変形可能な空間となっていると
ともに、アーム片49が所定量撓むとアーム片49の先
端が中央壁40Bに当接することで、アーム片49の撓
み変形が弾性限界内に規制されるようになっている(図
9参照)。
【0017】一方、保持金具50は、導電性金属板材を
プレス成形することにより形成されたもので(図5から
図7参照)、平板状の基部51を備えており、この基部
51の側端からは延出部52が略コの字形をなすように
延設されている。さらに延出部52の先端からは、タブ
状の端子部53が下方へ突設されている。基部51は、
収容部37の取付溝44に嵌め込み可能とされており、
そのとき端子部53は端子孔45を貫通して嵌合部33
側に突出し、図示しない雌コネクタに備えられる雌側端
子金具と接続可能とされている。また、基部51及び延
出部52には、それぞれ抜止片51A,52Aが外側へ
切り起こし形成されており、保持金具50を取付溝44
に装着したときに収容部37の壁面に係合して保持金具
50が抜止めされるようになっている(詳細には図示し
ない)。
【0018】基部51の上部には、電極部55と、弾性
保持部56とが並んで設けられている。電極部55は、
基部51の上端から延設される帯板の上部を内側(端子
部53側)へ折り返して形成されており、その先端には
ベース部23のリード線28に対して弾性的に接触可能
な接点55Aが設けられている。
【0019】弾性保持部56は、基部51の上端に向か
って延設される帯板を折り曲げて形成されており、電極
部55よりも全体に幅広く形成されている。弾性保持部
56には、基部51に近い位置に屈曲部58が形成され
ており、この屈曲部58から上方が少し端子部53側へ
傾斜した傾斜部59となっている。弾性保持部56の上
部は屈曲部58付近を中心として外側(端子部53と反
対側)へ撓み変形可能とされている。傾斜部59の上端
側には、内側へ略U字形に屈曲された係止部62が設け
られており、ウェッジベースバルブ20のベース部23
に設けられる係止突起25に弾性的に係合可能とされて
いる。さらに、係止部62の先端側は、略水平方向に延
出されて押圧部64となっており、この押圧部64は弾
性保持部56が撓み変形したときにアーム片49に当接
して、アーム片49を外方に押圧可能となっている。
【0020】さて、一対の保持金具50は、それぞれ端
子部53を端子孔45に挿通させるとともに、基部51
及び延出部52を収容部37の取付溝44に嵌め込むこ
とによってソケット本体31に取り付けられる(図8及
び図9参照)。両保持金具50は、弾性保持部56同士
が互いに向き合うように対称的に配され、両保持金具5
0の間にベース部23が挿入されるようになっている
(図8中に2点鎖線で示す位置)。また、各弾性保持部
56の外側には、アーム片49が沿うようにして位置し
ている。
【0021】本実施形態は以上の構成であり、次にその
作用を説明する。ウェッジベースバルブ20をバルブソ
ケット30に装着するには、まずベース部23を収容部
37内の両保持金具50の間に挿入する。一対の係止部
62の間にベース部23を押し込むと、弾性保持部56
が互いに外側へわずかに撓み変形する。ベース部23を
さらに奥へ進入させると、図10に示すように、係止部
62が係止突起25に乗り上がって弾性保持部56が外
側へ撓み変形するとともに、押圧部64がアーム片49
を押圧し弾性保持部56とともに外側へ撓み変形させ
る。
【0022】一方、係止部62が係止突起25に乗り上
がるとほぼ同時に、ベース部23の先端が一対の電極部
55の間に押し入り、接点55Aが各リード線28に弾
性的に接触する。続いて、ベース部23をさらに押し込
んで係止突起25が係止部62を越えると、弾性保持部
56が復帰方向へ変形するとともに、係止部62が係止
突起25の上部に係合してウェッジベースバルブ20が
正規の位置に抜止状態で保持される(図11及び図1参
照)。
【0023】さて、ウェッジベースバルブ20を使用す
る際、フィラメント21を発光させると、電球部22か
らはその着色された色の光線が発せられる。ところがこ
のとき未着色のベース部23からはフィラメント21の
光線がそのまま発せられる。このベース部23から出る
光線の一部はスリット46,47を通って角筒部36の
外側へ出るが、両スリット46,47を覆う遮光壁40
によって遮られて、外部へ漏れ出ることが防止される。
これにより、ベース部23から出る本来の着色された色
と異なる色の光線が、外部に漏れ出ることを防止でき
る。
【0024】また、比較的強度の弱いアーム片49が遮
光壁40によって覆われていることで、アーム片49に
対して外側から異物が当接してアーム片49が変形、破
損することが防止される。さらに、例えばアーム片49
に対して内側から異物が押し当てられた場合などに、ア
ーム片49が外側へ所定量撓むとアーム片49の先端が
中央壁40Bに当接してアーム片49の撓み変形が弾性
限界内に規制される(図9参照)。これにより、アーム
片49が過度に撓み変形させられてアーム片49が変
形、破損する事態を防止できる。
【0025】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)上記実施形態では、遮光壁40はソケット本体3
1に一体に成形されているが、本発明によれば、遮光壁
はソケット本体とは別部材として装着できるようにして
も良い。 (2)上記実施形態では、アーム片49が所定量撓み変
形したときに遮光壁40が当接してそれ以上の撓み変形
を規制するようになっているが、本発明によれば、アー
ム片は遮光壁に当接しないようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のバルブソケットにウェッジベース
バルブを装着した状態を示す一部破断正面図
【図2】ウェッジベースバルブの斜視図
【図3】ソケット本体の側面図
【図4】ソケット本体の平面図
【図5】保持金具の側面図
【図6】保持金具の正面図
【図7】保持金具の平面図
【図8】保持金具を装着したバルブソケットの平面図
【図9】バルブソケットの部分拡大断面図
【図10】バルブソケットにウェッジベースバルブを装
着する過程を示す部分拡大断面図
【図11】バルブソケットにウェッジベースバルブを装
着した状態を示す部分拡大断面図
【図12】従来のバルブソケットの分解斜視図
【符号の説明】
20…ウェッジベースバルブ 23…ベース部 30…バルブソケット 31…ソケット本体 34…円筒部(筒部) 36…角筒部(筒部) 40…遮光壁 46,47…スリット 49…アーム片 50…保持金具 55…電極部 56…弾性保持部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェッジベースバルブのベース部を収容
    可能な筒部とこの筒部の開口側端縁から奥側に向けて一
    対のスリットを形成することで両スリット間に撓み変形
    可能に設けられるアーム片とを備えたソケット本体と、 前記筒部内において前記アーム片に沿うようにして設け
    られるとともにこのアーム片に支持されて前記ベース部
    を弾性的に保持可能な弾性保持部と前記ウェッジベース
    バルブの電極に電気的に接続する電極部とを備えた保持
    金具とを設けたバルブソケットであって、 前記ソケット本体には、前記筒部の外面側に前記一対の
    スリットを覆う遮光壁が備えられていることを特徴とす
    るバルブソケット。
  2. 【請求項2】 前記遮光壁は、前記アーム片が所定量撓
    み変形したときにこのアーム片と当接してアーム片の撓
    み変形を弾性限界内に規制するようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載のバルブソケット。
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Cited By (3)

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