JP2001273461A - ナンバープレート読取装置及び方法 - Google Patents

ナンバープレート読取装置及び方法

Info

Publication number
JP2001273461A
JP2001273461A JP2000083370A JP2000083370A JP2001273461A JP 2001273461 A JP2001273461 A JP 2001273461A JP 2000083370 A JP2000083370 A JP 2000083370A JP 2000083370 A JP2000083370 A JP 2000083370A JP 2001273461 A JP2001273461 A JP 2001273461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
license plate
character
block
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000083370A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3987264B2 (ja
Inventor
Shinichi Sazawa
真一 佐沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000083370A priority Critical patent/JP3987264B2/ja
Priority to US09/722,345 priority patent/US6754369B1/en
Publication of JP2001273461A publication Critical patent/JP2001273461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3987264B2 publication Critical patent/JP3987264B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/60Type of objects
    • G06V20/62Text, e.g. of license plates, overlay texts or captions on TV images
    • G06V20/635Overlay text, e.g. embedded captions in a TV program
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/60Type of objects
    • G06V20/62Text, e.g. of license plates, overlay texts or captions on TV images
    • G06V20/625License plates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Character Discrimination (AREA)
  • Character Input (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】1台のカメラで撮影した比較的低解像度の画像
から確実に走行車両を検知し、検知した画像から高い精
度でナンバープレートを読み取る。 【解決手段】道路の上方に設置されて走行車両を所定の
フレーム周期で撮影する撮像部(テレビカメラ)12
と、撮像部12で撮像された現フレーム画像と前フレー
ム画像の2つを逐次記憶する画像記憶部16と、画像記
憶部16に記憶している現フレーム画像30と前フレー
ム画像32に基づいて走行車両頭部のナンバープレート
の動きを検知する車両検知部24と、ナンバープレート
に使用している全文字の文字画像を登録した辞書20
と、車両検知部で検知したナンバープレート領域の画像
からナンバープレートの全文字を辞書20の登録文字画
像との照合により認識する文字認識部26とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路上で撮影した
車両の画像よりナンバープレートを認識するナンバープ
レート読取装置及び方法に関し、特に1台のテレビカメ
ラで撮像した画像情報から通行する車両を自動的に検知
してナンバープレートの文字を高精度で読取るナンバー
プレート読取装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、道路を走行中の車両のナンバープ
レートを認識するシステムは社会的に重要な役割を担う
ようになってきている。そこで、路上にテレビカメラを
設置し、車両のナンバープレートを画像から認識するシ
ステムが開発されている。
【0003】ナンバープレート読取装置は、第1に検知
の漏れがなく走行する全ての車両を検知でき、第2に検
知した車両のナンバープレートを正しく読取るという2
つの要求を満たすものではなくてはならない。
【0004】このための従来技術としては、例えば特許
公報2893814号公報の装置がある。この装置で
は、画像のエッジを抽出することにより、走行する車両
の車頭を検出している。また背景差分により画像を2値
化する方法によってナンバープレートを読取っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像の
エッジを抽出することにより走行する車両の車頭を検出
する方法は、車両の影や夜間におけるヘッドライトの反
射等と誤判別しやすい難点があった。また、背景差分に
より画像を2値化してナンバープレートを読取る方法
は、外部の照度条件に対する悪影響を避けることは困難
であり、読取精度が低いという問題がある。
【0006】また車両のナンバープレートを高い精度で
読取るためには、文字の解像度を高くすることが必要に
なる。しかし、高い解像度を保つためには複数のカメラ
を使用するか、あるいは高解像度のカメラを使用する必
要があり、コストが非常に高くなってしまう。
【0007】このため通常のテレビカメラを用いた場合
には、ゲート等の車両の通過位置が極めて限定されて画
像上でナンパープレートの位置が固定しているものに限
られ、通常のテレビカメラを用いて道路を走行する車両
のナンバープレートを高精度で読取ることは困難であっ
た。
【0008】本発明は、1台のカメラで撮影した比較的
低解像度の画像から確実に走行車両を検知し、検知した
画像から高い精度でナンバープレートの読み取るナンバ
ープレート読取装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明のナンバープレート読取装置は、図1
(A)のように、道路の上方に設置されて走行車両を所
定のフレーム周期で撮像する撮像部(テレビカメラ)1
2と、撮像部12で撮像された現フレーム画像30と前
フレーム画像32の2つを逐次記憶する画像記憶部16
と、画像記憶部16に記憶している現フレーム画像30
と前フレーム画像32の差分に基づいて走行車両頭部の
ナンバープレートの動きを検知する車両検知部24と、
ナンバープレートに使用している全文字の文字画像を登
録した辞書20と、車両検知部24で検知したナンバー
プレート領域の画像からナンバープレートの全文字を辞
書の登録文字画像との照合により認識する文字認識部2
6とを備えたことを特徴とする。
【0010】このため1台のカメラで標準的な乗用車の
車幅の約2倍程度の視野で撮影した映像に対しても、高
い精度でナンバープレート認識を行うことが可能であ
る。
【0011】車両検知部24は、現フレーム画像および
前フレーム画像の各々を所定画素サイズのブロックに分
割するブロック分割部42と、前フレームのブロック内
の各画素に対する現フレームのブロック内の全画素との
間の差分の総和が最小値bgとなる画素位置をブロック移
動位置として求めることによりブロックの動きベクトル
を算出するベクトル算出部46と、全ブロックを走査し
てナンバープレート相当の矩形サイズの領域で、動きベ
クトルの大きさと方向がほぼ同一となるブロック群を探
索し、この条件を満たすブロック群の有無により車両を
検知すると同時に車両先頭のナンバープレート領域を検
知する車頭検知部50とを設ける。
【0012】このように走行する車両の画像の中のナン
バープレートの動きにのみ着目した車両検知としている
ため、ナンバープレート以外の画像に影響されることな
く正確に車両を検知できる。
【0013】更に車両の検知精度を向上するため、車両
検知部24は、現フレーム画像および前フレーム画像の
各々を所定画素サイズのブロックに分割するブロック分
割部42と、フレーム画像における道路上の一定領域の
輝度を常時計測し、一定時間の平均値を求めることによ
り統計的な外部の照度状態を判定し、この照度状態によ
り単調に増大する輝度レベル閾値bg thを予め定めた単
純増加曲線により求めて設定する輝度レベル閾値設定部
44と、前フレームのブロック内の各画素に対する現フ
レームのブロック内の全画素との間の差分の総和が最小
値bgとなる画素位置をブロック移動位置として求めるこ
とによりブロックの動きベクトルを算出するベクトル算
出部46と、ベクトル算出部46で算出された最小差分
値bgから現フレームのブロック内の各画素に対する前フ
レームのブロック内の全画素との間の差分の総和bg0 を
差し引いて動きベクトル信頼量bgm を算出する信頼量算
出部48と、全ブロックを走査してナンバープレート相
当の矩形サイズの領域で、動きベクトルの大きさと方向
がほぼ同一で、且つ信頼量bgm が輝度レベル閾値bg th以
上となるブロック群を探索し、この条件を満たすブロッ
ク群の有無により車両を検知すると同時に車両先頭のナ
ンバープレート領域を検知する車頭検知部50とを設け
るようにしてもよい。
【0014】このように画像の一部を輝度レベルを常時
計測して動きがゼロの位置との相関結果の差をベクトル
の信頼量として動きを車両の影やノイズから判別するこ
とで、画像から正確に車両とそのナンバープレート領域
を検知できる。
【0015】文字認識部52は、原画像を間引きした解
像度の低いフレーム画像を対象にナンバープレート上の
最もサイズが大きい文字位置と文字を認識する低解像度
認識部52と、フレーム画像を元の解像度に戻し、低解
像度認識部で認識された文字位置の文字を認識し、文字
認識結果に基づき予め相対位置が判明しているナンバー
プレート上の他の小さな文字位置の文字を認識する高解
像度認識部54とを備えたことを特徴とする。
【0016】このように車頭が検知された画像から画素
を間引した低解像度の画像を対象にナンバープレートの
文字認識を行ない、この結果得られる候補位置に対して
解像度を元に戻して文字認識を行うという2段階認識を
行うことで、高速でかつ高精度の読取りを実現する。
【0017】文字認識に使用する辞書20は、ナンバー
プレートに使用する各文字を撮影したサンプル文字画像
と、このサンプル文字画像を低解像度認識部と同じに間
引きしたサンプル文字画像の各々を、ナンバープレート
読取時の文字画像のサイズ相当に縮小した後にラプラシ
アンフィルタを適用してラプラシアン文字画像に変換し
て辞書登録している。
【0018】また低解像度認識部52および高解像度認
識部54の各々は、入力された文字画像にラプラシアン
フィルタを適用して変換した後に辞書登録した対応する
解像度のラプラシアン文字画像との間で正規化相関演算
を行ってナンバープレートの文字を認識する。
【0019】このようにラプラシアンフィルタの適用で
変換した辞書文字画像と入力文字画像の正規化相関計算
によって相関度の一番高いものを照合結果とすることが
でき、高精度の文字認識ができる。
【0020】高解像度認識部54は、ナンバープレート
の背景部分の輝度の平均値を計算し一定時間の累積平均
値を算出して外部の照度を予測し、累積平均値が所定の
閾値以下になった場合は、文字画像の輝度の一定レベル
に向上させるコントラスト補正を行ってからナンバープ
レートの文字認識を行う。このため周囲明るさが低下し
てもナンバープレート画像のコントラストが自動に向上
され、夜間などの文字認識精度を向上する。
【0021】文字認識に使用する辞書20は、更に、ナ
ンバープレートに使用している小さいサイズの文字の辞
書文字画像として、撮影したサンプル文字画像の縦、
横、斜めにシフトして複数種類、例えば9種類のシフト
文字画像を作成し、ナンバープレート読取時の文字画像
のサイズ相当に縮小した後にラプラシアンフィルタを適
用してラプラシアン文字画像に変換して辞書登録したこ
とを特徴とする。このように水平、斜めおよび垂直方向
にサンプル文字をずらした画像を辞書登録しておくこと
で、通常のテレビカメラで撮影した低解像度での細かい
標本化の誤差を吸収して高精度に文字を認識する。
【0022】更に辞書にサンプル文字を辞書登録する際
に、ナンバープレートに使用している小さいサイズの文
字の種類(ひらがな、漢字、小さい数字)に対応して各
のサイズおよび又は縦横サイズを決定した構造のラプラ
シアンフィルタを選択して辞書画像を作成し、また記高
解像度認識部は、辞書作成に使用した文字種毎のラプラ
シアンフィルタを選択して入力文字画像の文字を認識す
る。このため文字種に応じて低解像度での高精度な認識
が可能となる。
【0023】本発明は、ナンバープレート読取方法を提
供するもので、次の過程を備える。ナンバープレートに
使用している全文字の文字画像を登録した辞書を作成す
る辞書作成過程と;道路の上方に設置されて走行車両を
所定のフレーム周期で撮像する撮像過程と;撮像過程で
撮像された現フレーム画像と前フレーム画像の2つを逐
次記憶する画像記憶過程と;画像記憶過程に記憶してい
る現フレーム画像と前フレーム画像の差分に基づいて走
行車両前部のナンバープレートの動きを検知する車両検
知過程と;車両検知過程で検知したナンバープレート領
域の画像からナンバープレートの全文字を辞書の登録文
字画像との照合により認識する文字認識過程と;このナ
ンバープレート読取方法の詳細は、装置構成の場合と同
じになる。
【0024】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のナンバープレー
ト読取装置の実施形態を示したブロック図である。図2
において、本発明のナンバープレート読取装置10は、
TVカメラ12によって、道路を走行する車両を動画画
像として撮像して取り込んでいる。TVカメラ12とし
ては、1フレーム画像の解像度が例えば縦240ドット
×横640ドットといった比較的低解像度の画像を撮像
するカメラでよい。
【0025】ナンバープレート読取装置10にはA/D
変換部14、画像メモリ16、画像処理部18、辞書画
像メモリ20、辞書管理部22、車両検知部24及び文
字認識部26が設けられる。A/D変換部14は道路を
撮影しているTVカメラ12からの画像信号をデジタル
データに変換し、画像メモリ16に入力する。
【0026】画像メモリ16には、TVカメラ12のフ
レーム周期ごとにフレーム画像が記憶される。具体的に
は、現在入力中のフレーム画像信号を格納している入力
フレーム画像28、既に入力が済んだ最も新しい現フレ
ーム画像30、1つ前のフレームとなる前フレーム画像
32を格納している。
【0027】このうち現フレーム画像30及び前フレー
ム画像32については、TVカメラ12から直接入力し
たフレーム画像以外に、画像処理部18でフィルタ処理
を施した画像あるいは間引き処理を施した画像も必要に
応じて記憶される。
【0028】画像処理部18には、この実施形態にあっ
ては、間引き処理部34及びラプラシアン変換部36が
設けられている。間引き処理部34は車両検知部24の
車両検知のために、画像メモリ16の現フレーム画像3
0と前フレーム画像32のそれぞれを間引きした例えば
縦240ドット×横640ドットの低解像度のフレーム
画像を生成する。
【0029】ラプラシアン変換部36は後の説明で明ら
かにするように、フレーム画像の各画素にラプラシアン
フィルタによる変換を施した画像を生成し、文字認識部
26における文字認識に使用する。また辞書画像メモリ
20における辞書登録の際にも、サンプル文字画像につ
いてラプラシアン変換を施して辞書登録する。
【0030】辞書画像メモリ20には、この実施形態に
あっては低解像度ラプラシアン文字画像辞書38と高解
像度ラプラシアン文字画像辞書40が格納されている。
低解像度ラプラシアン文字画像辞書38は、ナンバープ
レートに表示されているサイズの大きな数字の文字認識
の辞書として使用される。高解像度ラプラシアン文字画
像辞書40は、ナンバープレートに記載されているサイ
ズの大きな数字以外のひらがな、漢字、カタカナの文字
認識の辞書として使用される。
【0031】辞書管理部22は、ナンバープレート読取
装置10の使用に先立つ準備段階で鮮明なサンプル文字
を例えばTVカメラ12で撮影してサンプル文字画像と
して取り込み、このサンプル文字画像に画像処理部18
のラプラシアン変換部36によるラプラシアン変換を施
し、辞書画像メモリ20に低解像度ラプラシアン文字画
像辞書38もしくは高解像度ラプラシアン文字画像辞書
40として格納する辞書の管理処理を行う。
【0032】車両検知部24には、ブロック分割部4
2、輝度レベル閾値設定部44、ベクトル算出部46、
信頼量算出部48及び車頭検知部50が設けられてい
る。このうち車両検知部24の車両検知に必要な最小限
の機能は、ブロック分割部42、ベクトル算出部46及
び車頭検知部50から構成される。
【0033】これ以外の輝度レベル閾値設定部44及び
信頼量算出部48は、車両の画像もしくは車両の影によ
る誤検出を防止するための高精度検知のために設けられ
ている。
【0034】車両検知部24による基本的な車両検知の
機能は、ブロック分割部42で画像メモリ16に記憶し
た現フレーム画像30と前フレーム画像32について、
画像処理部18の間引き処理部34で間引きした低解像
度のフレーム画像について各フレーム画像を予め定めた
小さなブロック例えば8×8ドットサイズのサブブロッ
クに分割し、各ブロックごとに前フレームと現フレーム
の差分処理を行い、差分量が最小であった位置を求める
ことによりサブブロックの動きの有無及び動きのベクト
ルをベクトル算出部46で算出し、最終的に車頭検知部
50においてベクトル算出部46の処理が済んだ全ブロ
ックを操作して、ナンバープレート相当の矩形サイズの
領域で動きベクトルの大きさと方向がほぼ同一となるブ
ロック群を探索し、この条件を満たすブロック群の存在
により車両を検知すると同時に、車両先頭のナンバープ
レート領域を検知する。
【0035】文字認識部26は低解像度認識部52と高
解像度認識部54を有する。ここで図2のナンバープレ
ート読取装置10が対象とする日本国内でのナンバープ
レートは例えば図3のようになる。ナンバープレート5
6はナンバープレート数字58として、例えば「11−
24」のように4桁のサイズの大きな数字を表示してい
る。この4桁のナンバープレート数字は、先頭側数字が
「0」の場合には「・」が使用される。例えばナンバー
プレート番号「00−05」は、「・・−・5」と表示
される。
【0036】ナンバープレート数字58の先頭には用途
コード60が例えば「ふ」のようにひらがなで表示され
る。ナンバープレート数字58の上部には陸運支局コー
ド62として例えば「品川」が表示され、続いて車種コ
ード64として例えば普通乗用車を示す「330」が表
示される。
【0037】このようにナンバープレート56は、ナン
バープレート番号58はサイズの大きな数字であり、そ
の周囲にサイズの小さな用途コード60、陸運支局コー
ド62及び車種コード64が小さな文字として表示され
る。
【0038】図2の文字認識部26に設けた低解像度認
識部52にあっては、図3のナンバープレート56にお
けるサイズの大きなナンバープレート番号58の「0〜
9」の各数字を間引きした低解像度の画像を対象に行
う。即ち車両検知部24による検知処理で、間引きされ
た現フレーム画像の中のナンバープレート領域が認識さ
れていることから、このナンバープレート領域にラプラ
シアン変換を施した画像について、辞書画像メモリ20
の低解像度ラプラシアン文字画像辞書38を使用した正
規化相関演算によりナンバープレート数字の照合処理を
行う。
【0039】このナンバープレート番号の4桁の番号
は、図3に示したように比較的サイズが大きいため、現
フレーム画像を一定間隔で間引きした低解像度画像であ
っても、辞書画像との正規化相関演算により4桁の番号
数字のいずれかの候補文字を認識することができる。こ
の場合、候補文字の最大相関値が一定値以下の場合には
ナンバープレートを含まない画像と判断し、この画像に
ついての認識処理は打ち切ることになる。
【0040】高解像度認識部54は、低解像度認識部5
2で認識されたナンバープレート番号4桁の候補文字の
画像について間引き画像を元に戻し、辞書画像メモリ2
0の高解像度ラプラシアン文字画像辞書40との正規化
相関演算により高解像度での文字認識処理を行い、ナン
バープレート番号の4桁の数字を認識する。
【0041】更に高解像度認識部54は、ナンバープレ
ート番号の4桁の数字の認識結果に基づき、図3のナン
バープレート56に示したようにナンバープレート文字
58に対する用途コード60、陸運支局コード62及び
車種コード64の相対的な位置関係が予め決まっている
ため、この相対的な位置関係を利用して画像からサイズ
の小さなひらがな、漢字、数字の文字を切り出し、辞書
画像メモリ20の高解像度ラプラシアン文字画像辞書4
0との正規化相関演算によりナンバープレート上の用途
コード、陸運支局コード及び車種コードの認識を行う。
【0042】図4は、図2のナンバープレート読取装置
10の読取処理のフローチャートである。まずステップ
S1で、A/D変換部14から入力されるTVカメラ1
2の撮像画像のデジタルデータについて画像メモリ16
の入力フレーム画像28の領域にデジタルデータを書き
込むフレーム入力処理を行っている。
【0043】入力フレーム画像28の書込中にステップ
S2でフレーム同期信号を判別すると、入力フレーム画
像28の書込完了を判断し、入力フレーム画像28を現
フレーム画像30に置き換え、前フレーム画像32を消
去し、現フレーム画像30を前フレーム画像32に置き
換える。
【0044】次にステップS3で現フレーム画像30と
前フレーム画像32を画像処理部18で間引き処理した
後に、ラプラシアン変換部36でラプラシアン変換し、
このラプラシアン変換された現フレーム画像30と前フ
レーム画像32を対象に車両検知部24でサブブロック
に分割した後の各ブロックごとの前フレームと現フレー
ムの差分により差分量が最小となる位置を求めることに
よりサブブロックの動きの有無及び動きベクトルを算出
し、動きベクトルから車両検知及びナンバープレート領
域の検知を行う。
【0045】ステップS4でサブブロックのナンバープ
レート相当領域の動きが検知できれば、ステップS5の
低解像度でのナンバープレートの文字認識処理に進む。
ステップS4でナンバープレート相当領域におけるサブ
ブロックの動きが判別されなかった場合には、車両が検
知されなかったことから、ステップS10の輝度レベル
計測を経て再びステップS1のフレーム入力処理に戻
る。
【0046】ステップS10は輝度計測領域の時間平均
での輝度レベル計測を行っており、この輝度レベル計測
結果はステップS5における低解像度でのナンバープレ
ートの文字認識処理に使用される。
【0047】ステップS5の低解像度でのナンバープレ
ート文字の認識処理は、文字認識部26に設けた文字認
識部によって、車両検知処理で認識されたナンバープレ
ート領域について辞書画像との間の正規化相関演算によ
りサイズの大きなナンバープレート番号の4桁の数字の
認識を行う。
【0048】この低解像度でのナンバープレート文字の
認識処理の処理結果につき、ステップS6で4つのナン
バープレート番号の数字の少なくとも1つの文字認識候
補があればナンバープレートありと判断し、ステップS
7の候補文字領域に対する高解像度での文字認識処理を
行う。
【0049】即ち低解像度で認識された候補文字画像の
解像度を元に戻し、高解像度対応の辞書画像との正規化
相関演算によりナンバープレート番号のサイズの大きな
数字を認識する。
【0050】続いてステップS8でナンバープレート数
字の認識結果に対する他の小さなナンバープレート文字
の相対抽出値を知って文字画像を切り出し、辞書解像度
の正規化相関演算によりナンバープレート上の用途コー
ド、陸運支局コード及び車種コードを示すひらがな、漢
字、数字の文字認識を行う。最終的にステップS9で終
了指示があるまで、ステップS1〜S8のナンバープレ
ートの動画入力に対する認識処理をリアルタイムで繰り
返す。
【0051】続いて図4のフローチャートに示したステ
ップS3の車両検知処理、ステップS5の低解像度での
認識処理、ステップS7の高解像度での文字認識処理、
更に小さいサイズの文字認識処理のそれぞれを詳細に説
明する。
【0052】図5は、本発明における車両検知処理につ
いてのフレーム画像の説明図である。図5の現フレーム
画像66にはTVカメラ12の撮影領域を通過しようと
している車両70の先頭部分が映っている。車両70は
車両の先頭にナンバープレート72を装着している。
【0053】この現フレーム画像66について、まず予
め定めた画面上の一定領域例えば左下隅の矩形領域を輝
度計測領域68に設定し、この輝度計測領域68内で画
像の輝度を毎フレームについて計測し、図4のフローチ
ャートに示したように、車両を検知しない場合にはステ
ップS10で輝度計測領域68の時間平均を輝度レベル
として計測する。
【0054】この輝度レベルは更に所定の線形増加関数
により変換されて輝度レベルbg thを算出する。この輝
度レベルの変換に使用する線形増加関数としては、例え
ば実験的に得られた単純増加曲線を使用する。
【0055】本発明の現フレーム画像及び差分フレーム
画像をサブブロックに分割して行う車両検知処理は次の
ようになる。図5の現フレーム画像66は、最初に記憶
した縦240ドット×横640ドットの画像を、例えば
縦方向について1つおきに間引きすることで、縦120
ドット×横640ドット低解像度画像としており、この
ようにして間引きした現フレーム画像30と前フレーム
画像32の差分の相関演算を行う。図5の現フレーム画
像66について、1つのサブブロックのサイズを8×8
ドットとすると、N×M=15×80のサブブロックに
分割される。
【0056】ここで、現フレーム画像Aのサブブロック
の各画素に対する前フレーム画像Bのサブブロックの前
画素との間の差分の総和の内の最小値bgを次式で算出す
る。 bg=MIN (Σ|A(x+a,y+b)−B(x,y)|) (1) 但し、総和Σはサブブロック内の全画素位置(x,y)
を亘る。
【0057】MIN は−8≦a<8,−8≦b<8を亘
る。この(1)式は各サブブロックの動きベクトルを算
出する。図6は差分の相関演算による動きベクトルを算
出する(1)式の説明図である。
【0058】図6において、前フレーム78の1つのサ
ブブロック86に注目すると、このサブブロック86の
中には前フレーム物体画像82がある。前フレーム画像
78の下には1フレーム周期後の現フレーム画像80を
示しており、同じサブブロック86の中にあった前フレ
ーム物体画像82は1フレーム周期の時間経過で現フレ
ーム物体画像84のように位置が移動している。
【0059】この図6の前フレーム78のサブブロック
86と現フレーム80のサブブロック86との間で
(1)式による差分の最小値bgの算出を行うと、前フレ
ーム画像78の1つ前のフレーム画像との演算で得られ
た最小値bgを算出した画素位置B(x,y)は、現フレ
ーム画像80との演算にあっては最小値bgが得られた位
置Q(x,y)に移動している。
【0060】(1)式の演算を具体的に説明すると、右
辺第2項のB(x,y)は例えば図6の前フレーム画像
78におけるブロック86の中のB(x,y)である。
また(1)式の右辺第1項のA(x+a,y+b)は、
現フレーム80のサブブロック86におけるB(x,
y)を原点として、a,bをそれぞれ−8から+8に変
化させたサブブロック86に含まれる全画素に当たる値
である。
【0061】その結果、(1)式は前フレーム物体画像
82を現フレーム80のサブブロック86の画素位置ご
とに走査しながらその最小値を求めている差分相関演算
であり、前フレーム物体画像82が現フレーム物体画像
84と一致する位置に走査したとき即ちQ(x,y)で
最小値bgが得られる。
【0062】したがってサブブロック86の動きベクト
ルは、前フレーム78のB(x,y)から現フレーム8
0のQ(x,y)への移動を表わすベクトルVとして算
出できる。この動きベクトルVは、水平方向のベクトル
成分Hvと垂直方向のベクトル成分Vvによって、その
大きさと方向を表わすことができる。
【0063】図5のフレーム画像については、全ブロッ
クについて(1)式、即ち図6に示したような動きベク
トルの算出が行われ、各動きベクトルの水平ベクトル成
分Hv及び垂直ベクトル成分Vvが各サブブロックごと
に算出される。具体的には、動きベクトルの水平ベクト
ル成分Hvと垂直ベクトル成分Vvは図6のように、
(1)式において差分最小値bgを与えたa,bの値であ
ることから、次式で求められる。 Hv=差分最小値bgを与えたa (2) Vv=差分最小値bgを与えたb この(1)(2)式によってサブブロックの動きベクト
ルを検出できるが、更に本発明にあっては、画像の雑音
や車両の影、更にはヘッドライト等による誤検出を防ぐ
ために動きベクトルの信頼量bgm を算出する。まず現フ
レームと前フレームの同じサブブロックについて、サブ
ブロックの差分の総和bg0 を次式で算出する。 bg0 =Σ|f(x,y)−g(x,y)| (3) 但し、総和Σはサブブロック内の全画素位置(x,y)
を亘る。この同じサブブロックの差分総和bg0 が算出で
きたならば、これを(1)式で算出した差分最小値bgか
ら差し引いて動きベクトルの信頼量bgm とする。即ち、
次式により動きベクトルの信頼量bgm を算出する。 bgm =bg−bg0 (4) このようにして動きベクトル及び動きベクトルの信頼量
bgm が算出できたならば、全サブブロックを操作して、
次の条件を満たすブロック群の有無により車両を検知す
ると同時に車両先頭のナンバープレート領域を検知す
る。 (1)ナンバープレートの大きさ程度のサブブロックの
集合である。 (2)動きベクトルのベクトル成分Hv,Vvの方向と
大きさが、ほぼ同じサブブロックの集合である。 (3)動きベクトルの信頼量bgm が、図5の輝度計測領
域68の画像に基づいて車両検知を行わない際に求めて
いる輝度レベルbg th以上のサブブロックの集合であ
る。
【0064】この探索条件をまとめると、全ブロックを
操作してナンバープレート相当の矩形サイズの領域で動
きベクトルの大きさと方向がほぼ同じとなるブロック群
で且つ各ブロック分のベクトル信頼量bgm が輝度レベル
bg th以上である場合に車両を検知し、同時にそのサブ
ブロック群を車両先頭のナンバープレート領域として検
知する。
【0065】図5の現フレーム画像66にあっては、前
記(1)〜(4)式とその判定条件を満足する動き検出
されたサブブロックをサブブロック74として示してい
る。このサブブロック74はナンバープレート72の中
に、この例では10ブロック得られており、これによっ
てナンバープレート72の10個のサブブロックによる
動き検出ができ、加えて破線のナンバープレート領域7
6を認識することができる。
【0066】またナンバープレート70以外の例えばヘ
ッドライトやフロント、更には車輪の部分についても、
動きの判定条件を満たすサブブロック74が存在する
が、ナンバープレート72に相当する矩形領域の中に予
め定めた数例えば5つ以上の判定条件を満たすサブブロ
ックがないことから、車両先頭のナンバープレート領域
76の動きと判定されることはない。
【0067】図7は図4のステップS3に示した車両検
知処理のフローチャートである。車両検知処理にあって
は、ステップS1で現フレームと前フレームの間引き画
像を生成し、続いてステップS2で現フレーム及び前フ
レームの各画像を例えば8×8画素のサブブロックに分
割する。続いてステップS3で前記(1)〜(4)式に
従ったサブブロックごとの差分相関演算による動きベク
トルの水平,垂直成分、更にはベクトル信頼量bgm の有
無を算出する。
【0068】次にステップS4でナンバープレートの動
き条件として全サブブロックを操作して、ナンバープレ
ートサイズのサブブロックの集合、ベクトル水平及び垂
直成分の方向及び大きさが一定、ベクトル信頼量bgm が
輝度レベルとして求められている閾値bg th以上である
ことを条件に探索し、探索したサブブロックについてス
テップS5で3条件が成立すれば、ナンバープレートの
動きありとして車両の検知及び車両先頭のナンバープレ
ート領域の検知を判定する。
【0069】次に本発明におけるナンバープレートの文
字認識処理を説明する。文字認識処理にあっては、まず
図2の辞書画像メモリ20に辞書画像として低解像度ラ
プラシアン文字画像辞書38及び高解像度ラプラシアン
文字画像辞書40のそれぞれを準備する必要がある。
【0070】図8は図2の辞書管理部22による辞書作
成処理のフローチャートである。辞書作成処理にあって
は、ステップS1でナンバープレートに使用する全ての
数字及び文字の鮮明な画像ファイルを作成する。この画
像ファイルの作成は、サンプルとしてのナンバープレー
トもしくはナンバープレートに使用する数字を準備し、
TVカメラ12で撮影した鮮明な画像ファイルを作成す
る。
【0071】画像ファイルとして作成する文字画像は、
図3のナンバープレート番号58に使用するサイズの大
きな大文字数字0〜9、ナンバープレート番号58以外
のコードに使用する小文字数字やひらがな51文字等で
ある。
【0072】次にステップS2で、辞書登録する入力文
字画像の領域を特定する切出しを行い、且つ実際のTV
カメラ12でナンバープレートを撮影した際に画面上に
現れる画素サイズに縮小する。次にステップS3で、切
出し及び縮小の済んだ入力文字画像(サンプル文字画
像)に対し、ラプラシアンフィルタを適用して変換した
辞書文字画像を作成する。
【0073】このステップS3におけるラプラシアンフ
ィルタの適用による辞書文字画像の作成は、図3におけ
るサイズの大きなナンバープレート文字58については
図9(A)の構造のラプラシアンフィルタ90を使用す
る。このラプラシアンフィルタ90は、中心の核92に
対し±3画素の領域を持つ縦7画素×横7画素のフィル
タ構造を持つ。
【0074】図9(B)はラプラシアンフィルタ90を
文字画像94に適用した変換処理の説明図である。例え
ば文字画像94の左上隅の画素からラプラシアン変換を
開始しようとすると、この先頭画素にラプラシアンフィ
ルタ90の核92を位置合せし、ラプラシアンフィルタ
90に対応する位置の画素との間で次式に従ってラプラ
シアン適応画像の算出を行う。即ち現画像をC、ラプラ
シアン適応画像をDとすると、ラプラシアン適応画像D
は次式で算出される。 D(x,y)=C(x,y)−1/48×ΣC(x+a,y+b) (5) 但し、−3≦a≦3、−3≦b≦3、(a,b)≠
(0,0) このようなラプラシアン画像の演算を、文字画像94に
ついて左上隅の先頭画素から水平及び垂直方向にラプラ
シアンフィルタ90の核92の位置を操作しながら、全
画素についてラプラシアン適応画像の演算処理を行う。
【0075】図10は、図3のサイズの小さな各コード
の文字の辞書作成に使用するラプラシアンフィルタとそ
の変換処理の説明図である。図10(A)はサイズの小
さなナンバープレート上のコード文字に使用するラプラ
シアンフィルタ96であり、図9(A)のナンバープレ
ート番号の辞書登録に使用するラプラシアンフィルタ9
0に対し、核が2つの核98−1,98−2となってお
り、またフィルタサイズが縦3画素及び横7画素と縦方
向に半分に縮小されている。
【0076】即ち図9(A)に示したサイズの大きなナ
ンバープレート番号のラプラシアンフィルタ90をサイ
ズの小さなコード文字のラプラシアン変換に使用する
と、高周波成分が残らないため、図10(A)のように
縦のサイズを縮小し、且つ縮小した分の雑音の影響を抑
止するために、核の大きさを2倍とした2つの核98−
1,98−2としたラプラシアンフィルタ96を使用
し、これによってサイズの小さなコード文字の認識にお
ける低解像度での高精度な認識を可能とするラプラシア
ン変換が実現できる。
【0077】図10(B)は、ラプラシアンフィルタ9
6を使用したサイズの小さな小文字画像100に対する
ラプラシアン変換の様子である。もちろん、ラプラシア
ンフィルタの構造は図9(A)及び図10(A)の構造
に限定されず、低解像度での高精度な認識を可能とする
認識対象とする文字サイズに適合した最適フィルタ構造
を必要に応じてとることができる。
【0078】再び図8を参照するに、ステップS3でナ
ンバープレートのサイズの大きな数字及びサイズの小さ
なコード用の文字について、ラプラシアンフィルタを適
用して辞書文字画像を作成したならば、次のステップS
4でナンバープレートに使用するサイズの小さな文字に
ついて、入力してサイズを縮小したサンプル文字を縦,
横にシフトしてシフト入力文字画像を作成する。
【0079】図11はサンプル文字画像に対するシフト
文字画像の具体例であり、ひらがな「ぬ」を例にとって
いる。まず中央に位置するサンプル文字画像102にあ
っては、「ぬ」が文字領域の中央に配置されている。こ
のサンプル文字画像102について、文字領域の中で文
字画像の部分を上、左上、左、左下、下、右下、右、右
上の8方向に所定ドットシフトし、シフト入力文字画像
102−1〜102−8を生成する。
【0080】そして図8のステップS5で、このように
したシフト入力文字画像102−1〜102−8につい
ても、例えば図10に示した構造のラプラシアンフィル
タ96を適用してラプラシアン文字画像に変換し、辞書
に登録する。尚、ナンバープレートに使用するコード文
字については、図2の高解像度認識部54による処理に
なることから、その辞書登録する文字画像については間
引きを行っていない高解像度の文字画像を対象に行って
いる。
【0081】続いて図8の辞書作成処理にあっては、ス
テップS6でラプラシアン変換の済んだ辞書文字画像を
辞書に登録し、このような処理をステップS7で全文字
が終了するまで繰り返す。
【0082】次に本発明における辞書作成後の文字認識
処理を、低解像度認識処理と高解像度認識処理に分けて
説明する。
【0083】図12は、図2の文字認識部26に設けた
低解像度認識部52による図3のナンバープレート56
におけるサイズの大きなナンバープレート文字58を対
象とした低解像度文字認識処理のフローチャートであ
る。
【0084】この低解像度文字認識処理は、図7に示し
た車両検知処理におけるナンバープレート領域が認識さ
れた後に行われることになる。まずステップS1で車両
検知処理で認識された例えば図5のナンバープレート領
域76の画像を対象に、フレーム画像上でのナンバープ
レート番号の文字サイズを持つブロックをナンバープレ
ート番号の文字間隔より狭いピッチで配置する。
【0085】即ち図11のように、ナンバープレート領
域76に対し画像上でのナンバープレート文字のサイズ
を持つブロック104−1〜104−nを、同じくフレ
ーム画像上でのナンバープレート番号の文字間隔より狭
いピッチpで例えば左上隅から縦及び横方向に配置す
る。
【0086】続いてステップS2で、図11のように配
置したブロック104−1から最後の104−nの順番
でブロック画像を切り出して、図9の構造のラプラシア
ンフィルタ90の適用即ち(5)式の演算を行った入力
文字画像を作成する。
【0087】続いてステップS3で図2の辞書画像メモ
リ20に登録している低解像度ラプラシアン文字画像辞
書38の辞書文字画像とラプラシアン変換の済んだ入力
文字画像との間で正規化相関演算を行い、認識文字との
相関値総和の最大相関値の検出位置を記憶する。この正
規化相関演算は、辞書画像をf、入力した画像をgとす
ると、次式で算出される。
【0088】
【数1】
【0089】ここで(6)式における総和は、図1に示
したブロック104−1〜104−nのそれぞれにおけ
る文字サイズのドット数に亘るものである。これをステ
ップS2,S3をステップS4で図1の全ブロックにつ
いて処理し、処理が済むとステップS5に進み、図11
の全ブロックを操作し、(6)式で算出されたそのブロ
ックの相関値総和distが所定の閾値以上のブロックを抽
出する。
【0090】次にステップS6で閾値以上のブロックが
あれば、ステップS7で最大相関値の検出位置がナンバ
ープレートの数字配列とほぼ一致している候補ブロック
を認識候補文字として抽出する。ステップS6で閾値以
上のブロックが抽出されなかった場合には、ステップS
8でナンバープレートはなしと判定する。
【0091】次に図12のフローチャートを参照して高
解像度文字認識処理を説明する。まずステップS1で図
10の低解像度文字認識処理の処理結果として得られた
候補ブロックの画像を元の解像度に戻す。続いてステッ
プS2でコントラスト調整処理を行う。このコントラス
ト調整処理は図13のフローチャートに示すようにな
る。
【0092】まずステップS1で背景色が白のナンバー
プレートの読取りの場合にのみナンバープレートの背景
の輝度の平均を求め、一定時間内の累積平均をホワイト
レベルWに設定する。続いてステップS2に進み、高解
像度文字認識を行おうとしているナンバープレート領域
のホワイトレベルWが閾値Wth以下か否か判定する。
閾値Wth以下であれば、ステップS3で候補ブロック
の画素輝度を(Wth/W)倍してコントラストを増加
する。
【0093】このコントラストの増加の演算は、変換前
の画像をH、変換後の画像をIとすると、次式で算出さ
れる。 I(x,y)=H(x,y)×Wth/W (7) 図12のステップS2のコントラスト調整処理が済む
と、ステップS3に進み、図2の辞書画像メモリ20に
格納している高解像度ラプラシアン文字画像辞書40の
中の0〜9の辞書文字画像と候補ブロック画像との正規
化相関演算を前記(6)式で行って文字を認識する。
【0094】この文字認識結果について、ステップS4
で低解像度の認識文字と不一致か否か判定し、もし不一
致であればステップS5で高解像度の認識文字を選択す
る。これによって、もし低解像度の文字認識で誤検出が
行われていても、高解像度の文字検出で正しい文字認識
ができる。
【0095】次にステップS6で、確定したナンバープ
レート番号の位置に対し図3のナンバープレート56に
示したように他のコード文字の相対位置が予め定まって
いることから、その相対位置情報を元に用途コード、陸
運支局コード、車種コードの候補文字を切り出し、辞書
画像との(6)式による正規化相関演算を行って文字を
認識する。
【0096】この場合の辞書文字としては、図14に示
した構造のラプラシアンフィルタ96を使用している。
即ち、相対位置情報から切り出した用途コード、陸運支
局コード及び車種コードの文字画像について、図14
(A)のラプラシアンフィルタ96を適用してラプラシ
アン文字画像に変換し、このラプラシアン文字画像と辞
書に登録しているラプラシアン文字画像とを用いた
(6)式の正規化相関演算により、サイズの小さなナン
バープレートの文字を認識する。
【0097】図16は本発明のナンバープレート読取装
置で読取対象となるナンバープレートの他の例を示して
いる。即ち図3は日本で使用されるナンバープレートを
例にとるものであったが、図16(A)はドイツのナン
バープレートであり、また図16(B)はスウェーデン
のナンバープレートであり、図16(C)は韓国のナン
バープレートである。
【0098】これらのナンバープレートにあっても、ナ
ンバープレート文字としてアルファベット及び数字がサ
イズの大きな文字として使用されており、このようなナ
ンバープレートについても本発明のナンバープレート読
取装置10による比較的低解像度のTVカメラ12によ
り撮影した動画から高精度にナンバープレートの文字番
号を認識することができる。
【0099】尚、本発明は上記の実施形態に限定され
ず、その目的と利点を損なわない適宜の変形を含む。ま
た本発明は上記の実施形態に示した数値による限定は受
けない。
【0100】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、1台のTVカメラによって標準的な乗用車の車幅の
約2倍程度の視野で撮像した比較的低解像度の画像に対
しても高精度でナンバープレートの認識を行うことがで
きる。
【0101】また時間帯や気象の変化により外部の照度
が低下し、ナンバープレート部分のコントラストが低下
してきた場合でも、自動的なコントラスト補正を行い、
更に輝度の変動に対し正規化相関演算を用いることによ
って、安定したナンバープレートの認識ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の装置構成のブロック図
【図3】本発明で読取る日本のナンバープレートの説明
【図4】図2によるナンバープレート読取処理のフロー
チャート
【図5】本発明による車両検知の画像処理の説明図
【図6】本発明による動きベクトルの説明図
【図7】本発明の車両検知処理のフローチャート
【図8】本発明による辞書作成処理のフローチャート
【図9】サイズの大きなナンバープレートの数字の辞書
作成に使用するラプラシアンフィルタの説明図
【図10】サイズの小さなナンバープレートのひらがな
の辞書作成に使用するラプラシアンフィルタの説明図
【図11】サイズの小さなナンバープレートのひらがな
の辞書作成に使用するシフト文字の説明図
【図12】本発明による低解像度文字認識処理のフロー
チャート
【図13】対象画像のナンバープレート領域で正規化相
関演算を行なう文字サイズブロックの配置説明図
【図14】本発明による高解像度文字認識処理のフロー
チャート
【図15】図14におけるコントラスト調整処理のフロ
ーチャート
【図16】ドイツ、スウェーデン及び韓国のナンバープ
レートの説明図
【符号の説明】
10:ナンバープレート読取装置 12:TVカメラ 14:A/D変換部 16:入力画像メモリ 18:画像処理部 20:辞書画像メモリ 22:辞書管理部 24:車両検知部 26:文字認識部 28:入力フレーム画像 30:現フレーム画像 32:前フレーム画像 34:間引き処理部 36:ラプラシアン変換部 38:低解像度ラプラシアン文字画像辞書 40:高解像度ラプラシアン文字画像辞書 42:ブロック分割部 44:輝度レベル閾値設定部 46:ベクトル算出部 48:信頼量算出部 50:車頭検知部 52:低解像度認識部 54:高解像度認識部 56:ナンバープレート 58:ナンバープレート数字 60:用途コード 62:陸運支局コード 64:車種コード 66:現フレーム画像 68:輝度計測領域 70:車両 72:ナンバープレート 74:動き検知ブロック 76:ナンバープレート領域 82:前フレーム物体画像 84:現フレーム物体画像 84:相関演算領域 90,96:ラプラシアンフィルタ 92,98−1,98−2:核 102:サンプル文字画像 102−1〜102−8:シフト文字画像 104〜104−n:文字サイズブロック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月24日(2000.11.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】この図6の前フレーム78のサブブロック
86と現フレーム80のサブブロック86との間で
(1)式による差分の最小値bgの算出を行うと、前フレ
ーム画像78の1つ前のフレーム画像との演算で得られ
た最小値bgを算出した画素位置P(x,y)は、現フレ
ーム画像80との演算にあっては最小値bgが得られた位
置Q(x,y)に移動している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】(1)式の演算を具体的に説明すると、右
辺第2項のB(x,y)は例えば図6の前フレーム画像
78におけるサブブロック86の中のP(x,y)であ
る。また(1)式の右辺第1項のA(x+a,y+b)
は、現フレーム80のサブブロック86における
(x,y)を原点として、a,bをそれぞれ−8から+
8に変化させたサブブロック86に含まれる全画素に当
たる値である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】したがってサブブロック86の動きベクト
ルは、前フレーム78のP(x,y)から現フレーム8
0のQ(x,y)への移動を表わすベクトルVとして算
出できる。この動きベクトルVは、水平方向のベクトル
成分Hvと垂直方向のベクトル成分Vvによって、その
大きさと方向を表わすことができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】図5のフレーム画像については、全ブロッ
クについて(1)式、即ち図6に示したような動きベク
トルの算出が行われ、各動きベクトルの水平ベクトル成
分Hv及び垂直ベクトル成分Vvが各サブブロックごと
に算出される。具体的には、動きベクトルの水平ベクト
ル成分Hvと垂直ベクトル成分Vvは図6のように、
(1)式において差分最小値bgを与えたa,bの値であ
ることから、次式で求められる。 Hv=差分最小値bgを与えたa (2) Vv=差分最小値bgを与えたb この(1)(2)式によってサブブロックの動きベクト
ルを検出できるが、更に本発明にあっては、画像の雑音
や車両の影、更にはヘッドライト等による誤検出を防ぐ
ために動きベクトルの信頼量bgm を算出する。まず現フ
レームと前フレームの同じサブブロックについて、サブ
ブロックの差分の総和bg0 を次式で算出する。 bg0 =Σ|f(x,y)−g(x,y)| (3) 但し、総和Σはサブブロック内の全画素位置(x,y)
を亘る。この同じサブブロックの差分総和bg0 が算出で
きたならば、これを(1)式で算出した最小差分値bgか
ら差し引いて動きベクトルの信頼量bgm とする。即ち、
次式により動きベクトルの信頼量bgm を算出する。 bgm =bg−bg0 (4) このようにして動きベクトル及び動きベクトルの信頼量
bgm が算出できたならば、全サブブロックを走査して、
次の条件を満たすブロック群の有無により車両を検知す
ると同時に車両先頭のナンバープレート領域を検知す
る。 (1)ナンバープレートの大きさ程度のサブブロックの
集合である。 (2)動きベクトルのベクトル成分Hv,Vvの方向と
大きさが、ほぼ同じサブブロックの集合である。 (3)動きベクトルの信頼量bgm が、図5の輝度計測領
域68の画像に基づいて車両検知を行わない際に求めて
いる輝度レベルbg th以上のサブブロックの集合であ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】この探索条件をまとめると、全ブロックを
走査してナンバープレート相当の矩形サイズの領域で動
きベクトルの大きさと方向がほぼ同じとなるブロック群
で且つ各ブロック分のベクトル信頼量bgm が輝度レベル
bg th以上である場合に車両を検知し、同時にそのサブ
ブロック群を車両先頭のナンバープレート領域として検
知する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】図5の現フレーム画像66にあっては、前
記(1)〜(4)式とその判定条件を満足する動き検出
されたサブブロックをサブブロック74として示してい
る。このサブブロック74はナンバープレート72の中
に、この例では10サブブロック得られており、これに
よってナンバープレート72の10個のサブブロックに
よる動き検出ができ、加えて破線のナンバープレート領
域76を認識することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】次にステップS4でナンバープレートの動
き条件として全サブブロックを走査して、ナンバープレ
ートサイズのサブブロックの集合、ベクトル水平及び垂
直成分の方向及び大きさが一定、ベクトル信頼量bgm が
輝度レベルとして求められている閾値bg th以上である
ことを条件に探索し、探索したサブブロックについてス
テップS5で3条件が成立すれば、ナンバープレートの
動きありとして車両の検知及び車両先頭のナンバープレ
ート領域の検知を判定する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】図9(B)はラプラシアンフィルタ90を
文字画像94に適用した変換処理の説明図である。例え
ば文字画像94の左上隅の画素からラプラシアン変換を
開始しようとすると、この先頭画素にラプラシアンフィ
ルタ90の核92を位置合せし、ラプラシアンフィルタ
90に対応する位置の画素との間で次式に従ってラプラ
シアン適応画像の算出を行う。即ち現画像をC、ラプラ
シアン適応画像をDとすると、ラプラシアン適応画像D
は次式で算出される。 D(x,y)=C(x,y)−1/48×ΣC(x+a,y+b) (5) 但し、−3≦a≦3、−3≦b≦3、(a,b)≠
(0,0) このようなラプラシアン画像の演算を、文字画像94に
ついて左上隅の先頭画素から水平及び垂直方向にラプラ
シアンフィルタ90の核92の位置を走査しながら、全
画素についてラプラシアン適応画像の演算処理を行う。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正内容】
【0089】ここで(6)式における総和は、図1に示
したブロック104−1〜104−nのそれぞれにおけ
る文字サイズのドット数に亘るものである。これをステ
ップS2,S3をステップS4で図1の全ブロックにつ
いて処理し、処理が済むとステップS5に進み、図11
の全ブロックを走査し、(6)式で算出されたそのブロ
ックの相関値総和distが所定の閾値以上のブロックを抽
出する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】次に図14のフローチャートを参照して高
解像度文字認識処理を説明する。まずステップS1で図
10の低解像度文字認識処理の処理結果として得られた
候補ブロックの画像を元の解像度に戻す。続いてステッ
プS2でコントラスト調整処理を行う。このコントラス
ト調整処理は図15のフローチャートに示すようにな
る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正内容】
【0093】このコントラストの増加の演算は、変換前
の画像をH、変換後の画像をIとすると、次式で算出さ
れる。 I(x,y)=H(x,y)×Wth/W (7) 図14のステップS2のコントラスト調整処理が済む
と、ステップS3に進み、図2の辞書画像メモリ20に
格納している高解像度ラプラシアン文字画像辞書40の
中の0〜9の辞書文字画像と候補ブロック画像との正規
化相関演算を前記(6)式で行って文字を認識する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】この場合の辞書文字としては、図19に示
した構造のラプラシアンフィルタ96を使用している。
即ち、相対位置情報から切り出した用途コード、陸運支
局コード及び車種コードの文字画像について、図19
(A)のラプラシアンフィルタ96を適用してラプラシ
アン文字画像に変換し、このラプラシアン文字画像と辞
書に登録しているラプラシアン文字画像とを用いた
(6)式の正規化相関演算により、サイズの小さなナン
バープレートの文字を認識する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路の上方に設置されて走行車両を所定の
    フレーム周期で撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像さ
    れた現フレーム画像と前フレーム画像の2つを逐次記憶
    する画像記憶部と、 前記画像記憶部に記憶している現フレーム画像と前フレ
    ーム画像の差分に基づいて走行車両前部のナンバープレ
    ートの動きを検知する車両検知部と、 ナンバープレートに使用している全文字の文字画像を登
    録した辞書と、 前記車両検知部で検知したナンバープレート領域の画像
    からナンバープレートの全文字を前記文字画像辞書の登
    録文字画像との照合により認識する文字認識部と、を備
    えたことを特徴とするナンバープレート読取装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のナンバープレート読取装置
    に於いて、前記車両検知部は、 前記現フレーム画像および前フレーム画像の各々を所定
    画素サイズのブロックに分割するブロック分割部と、 前フレームのブロック内の各画素に対する現フレームの
    ブロック内の全画素との間の差分の総和が最小となる画
    素位置をブロック移動位置として求めることによりブロ
    ックの動きベクトルを算出するベクトル算出部と、 全ブロックを走査してナンバープレート相当の矩形サイ
    ズの領域で、動きベクトルの大きさと方向がほぼ同一と
    なるブロック群を探索し、該条件を満たすブロック群の
    有無により車両を検知すると同時に車両先頭のナンバー
    プレート領域を検知する車頭検知部と、を備えたことを
    特徴とするナンバープレート読取装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のナンバープレート読取装置
    に於いて、前記車両検知部は、 前記現フレーム画像および前フレーム画像の各々を所定
    画素サイズのブロックに分割するブロック分割部と、 前記フレーム画像における道路上の一定領域の輝度を常
    時計測し、一定時間の平均値を求めることにより統計的
    な外部の照度状態を判定し、該照度状態により単調に増
    大する輝度レベル閾値を予め定めた単純増加曲線により
    求めて設定する輝度レベル閾値設定部と、 前フレームのブロック内の各画素に対する現フレームの
    ブロック内の全画素との間の差分の総和が最小となる画
    素位置をブロック移動位置として求めることによりブロ
    ックの動きベクトルを算出するベクトル算出部と、 前記ベクトル算出部で算出された最小差分値から現フレ
    ームのブロック内の各画素に対する前フレームのブロッ
    ク内の全画素との間の差分の総和を差し引いて動きベク
    トル信頼量を算出する信頼量算出部と、 全ブロックを走査してナンバープレート相当の矩形サイ
    ズの領域で、動きベクトルの大きさと方向がほぼ同一
    で、且つ前記信頼量が前記輝度レベル閾値以上となるブ
    ロック群を探索し、該条件を満たすブロック群の有無に
    より車両を検知すると同時に車両先頭のナンバープレー
    ト領域を検知する車頭検知部と、を備えたことを特徴と
    するナンバープレート読取装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のナンバープレート読取装置
    に於いて、前記文字認識部は、 原画像を間引きした解像度の低いフレーム画像を対象に
    ナンバープレート上の最もサイズが大きい文字位置と文
    字を認識する低解像度認識部と、 前記フレーム画像を元の解像度に戻し、前記低解像度認
    識部で認識された文字位置の文字を認識し、該文字認識
    結果に基づき予め相対位置が判明しているナンバープレ
    ート上の他の小さな文字位置の文字を認識する高解像度
    認識部と、を備えたことを特徴とする文字読取装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のナンバープレート読取装置
    に於いて、 前記辞書は、ナンバープレートに使用する各文字を撮影
    したサンプル文字画像と、該サンプル文字画像を前記低
    解像度認識部と同じに間引きサンプル文字画像の各々
    を、ナンバープレート読取時の文字画像のサイズ相当に
    縮小した後にラプラシアンフィルタを適用してラプラシ
    アン文字画像に変換して登録しており、 前記低解像度認識部および高解像度認識部の各々は、入
    力された文字画像にラプラシアンフィルタを適用して変
    換した後に辞書登録した対応する解像度のラプラシアン
    文字画像との間で正規化相関演算を行ってナンバープレ
    ートの文字を認識することを特徴とするナンバープレー
    ト読取装置。
  6. 【請求項6】ナンバープレートに使用している全文字の
    文字画像を登録した辞書を作成する辞書作成過程と、 道路の上方に設置されて走行車両を所定のフレーム周期
    で撮像する撮像過程と、 前記撮像過程で撮像された現フレーム画像と前フレーム
    画像の2つを逐次記憶する画像記憶過程と、 前記画像記憶過程に記憶している現フレーム画像と前フ
    レーム画像の差分に基づいて走行車両前部のナンバープ
    レートの動きを検知する車両検知過程と、 前記車両検知過程で検知したナンバープレート領域の画
    像からナンバープレートの全文字を辞書の登録文字画像
    との照合により認識する文字認識過程と、を備えたこと
    を特徴とするナンバープレート読取方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載のナンバープレート読取方法
    に於いて、前記車両検知過程は、 前記現フレーム画像および前フレーム画像の各々を所定
    画素サイズのブロックに分割するブロック分割過程と、 前フレームのブロック内の各画素に対する現フレームの
    ブロック内の全画素との間の差分の総和が最小となる画
    素位置をブロック移動位置として求めることによりブロ
    ックの動きベクトルを算出するベクトル算出過程と、 全ブロックを走査してナンバープレート相当の矩形サイ
    ズの領域で、動きベクトルの大きさと方向がほぼ同一と
    なるブロック群を探索し、該条件を満たすブロック群の
    有無により車両を検知すると同時に車両先頭のナンバー
    プレート領域を検知する車頭検知過程と、を備えたこと
    を特徴とするナンバープレート読取方法。
  8. 【請求項8】請求項6記載のナンバープレート読取方法
    に於いて、前記車両検知過程は、 前記現フレーム画像および前フレーム画像の各々を所定
    画素サイズのブロックに分割するブロック分割過程と、 前記フレーム画像における道路上の一定領域の輝度を常
    時計測し、一定時間の平均値を求めることにより統計的
    な外部の照度状態を判定し、該照度状態により単調に増
    大する輝度レベル閾値を予め定めた単純増加曲線により
    求めて設定する輝度レベル閾値設定過程と、 前フレームのブロック内の各画素に対する現フレームの
    ブロック内の全画素との間の差分の総和が最小となる画
    素位置をブロック移動位置として求めることによりブロ
    ックの動きベクトルを算出するベクトル算出過程と、 前記ベクトル算出部で算出された最小差分値から現フレ
    ームのブロック内の各画素に対する現フレームのブロッ
    ク内の全画素との間の差分の総和を差し引いて動きベク
    トル信頼量を算出する信頼量算出過程と、 全ブロックを走査してナンバープレート相当の矩形サイ
    ズの領域で、動きベクトルの大きさと方向がほぼ同一
    で、且つ前記信頼量が前記輝度レベル閾値以上となるブ
    ロック群を探索し、該条件を満たすブロック群の有無に
    より車両を検知すると同時に車両先頭のナンバープレー
    ト領域を検知する車頭検知過程と、を備えたことを特徴
    とするナンバープレート読取方法。
  9. 【請求項9】請求項6記載のナンバープレート読取方法
    に於いて、前記文字認識過程は、 原画像を間引きした解像度の低いフレーム画像を対象に
    ナンバープレート上の最もサイズが大きい文字位置と文
    字を認識する低解像度認識過程と、 前記フレーム画像を元の解像度に戻し、前記低解像度認
    識過程で認識された文字位置の文字を認識し、該文字認
    識結果に基づき予め相対位置が判明しているナンバープ
    レート上の他の小さな文字位置の文字を認識する高解像
    度認識過程と、を備えたことを特徴とする文字読取方
    法。
  10. 【請求項10】請求項6記載のナンバープレート読取方
    法に於いて、 前記辞書作成過程は、ナンバープレートに使用する各文
    字を撮影したサンプル文字画像と、該サンプル文字画像
    を前記低解像度認識過程と同じに間引きサンプル文字画
    像の各々を、ナンバープレート読取時の文字画像のサイ
    ズ相当に縮小した後にラプラシアンフィルタを適用して
    ラプラシアン文字画像に変換して辞書登録し、 前記低解像度認識過程および高解像度認識過程の各々
    は、入力された文字画像にラプラシアンフィルタを適用
    して変換した後に辞書登録した対応する解像度のラプラ
    シアン文字画像との間で正規化相関演算を行ってナンバ
    ープレートの文字を認識することを特徴とするナンバー
    プレート読取方法。
JP2000083370A 2000-03-24 2000-03-24 ナンバープレート読取装置及び方法 Expired - Fee Related JP3987264B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000083370A JP3987264B2 (ja) 2000-03-24 2000-03-24 ナンバープレート読取装置及び方法
US09/722,345 US6754369B1 (en) 2000-03-24 2000-11-28 License plate reading apparatus and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000083370A JP3987264B2 (ja) 2000-03-24 2000-03-24 ナンバープレート読取装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001273461A true JP2001273461A (ja) 2001-10-05
JP3987264B2 JP3987264B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=18600022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000083370A Expired - Fee Related JP3987264B2 (ja) 2000-03-24 2000-03-24 ナンバープレート読取装置及び方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6754369B1 (ja)
JP (1) JP3987264B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7486821B2 (en) 2003-06-10 2009-02-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for recognizing characters in a portable terminal having an image input unit
JP2009080635A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Canon Inc 画像検出装置及び方法
JP2009540413A (ja) * 2006-06-08 2009-11-19 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 検証エンジン、方法、データ処理システム(検証エンジン)
JP2011060138A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Toshiba Corp ナンバプレート読取装置およびナンバプレート読取方法
US7920716B2 (en) 2003-12-25 2011-04-05 Fujitsu Limited Vehicle search system and vehicle search method
JP2013229022A (ja) * 2012-04-23 2013-11-07 Xerox Corp 近赤外線映像取得を用いる交通監視および写真による取締りアプリケーションのためのリアルタイム映像トリガ
WO2014141326A1 (ja) * 2013-03-15 2014-09-18 株式会社 東芝 撮像装置、車両番号撮像装置および撮像方法
KR102180916B1 (ko) * 2020-03-30 2020-11-19 김정구 인공지능 영상 분석 시스템 및 방법
US11878664B2 (en) 2022-02-08 2024-01-23 Vq, Inc. Carwash service enrollment system and method

Families Citing this family (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001195035A (ja) * 2000-01-14 2001-07-19 Fujitsu General Ltd コントラスト調整回路
US6961465B2 (en) * 2000-12-28 2005-11-01 Canon Kabushiki Kaisha System and method for efficient determination of recognition initial conditions
US7023475B2 (en) * 2002-04-08 2006-04-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for identifying an object with captured images
US7742525B1 (en) * 2002-07-14 2010-06-22 Apple Inc. Adaptive motion estimation
SE531334C2 (sv) * 2003-01-30 2009-02-24 Facility Parking Europ Ab Fordon ID
US7382277B2 (en) 2003-02-12 2008-06-03 Edward D. Ioli Trust System for tracking suspicious vehicular activity
US20060030985A1 (en) * 2003-10-24 2006-02-09 Active Recognition Technologies Inc., Vehicle recognition using multiple metrics
JP4211620B2 (ja) * 2004-01-30 2009-01-21 株式会社デンソー カーナビゲーション装置
US7561720B2 (en) * 2004-04-30 2009-07-14 Visteon Global Technologies, Inc. Single camera system and method for range and lateral position measurement of a preceding vehicle
CN101156434B (zh) * 2004-05-01 2010-06-02 雅各布·伊莱泽 具有非均匀图像分辨率的数码相机
EP1756777A2 (en) 2004-05-10 2007-02-28 Rentatoll, Inc. Toll fee system and method
CN100396098C (zh) * 2004-12-30 2008-06-18 汉王科技股份有限公司 基于快速车牌定位算法的车辆视频触发方法
US7561721B2 (en) * 2005-02-02 2009-07-14 Visteon Global Technologies, Inc. System and method for range measurement of a preceding vehicle
US7346222B2 (en) 2005-02-07 2008-03-18 Motorola, Inc. Object-of-interest image de-blurring
US7710452B1 (en) 2005-03-16 2010-05-04 Eric Lindberg Remote video monitoring of non-urban outdoor sites
US20070031008A1 (en) * 2005-08-02 2007-02-08 Visteon Global Technologies, Inc. System and method for range measurement of a preceding vehicle
US7804980B2 (en) * 2005-08-24 2010-09-28 Denso Corporation Environment recognition device
US8195506B2 (en) 2005-10-13 2012-06-05 Rent A Toll, Ltd. System, method and computer readable medium for billing based on a duration of a service period
US7382280B2 (en) * 2005-10-17 2008-06-03 Cleverdevices, Inc. Parking violation recording system and method
US7623681B2 (en) * 2005-12-07 2009-11-24 Visteon Global Technologies, Inc. System and method for range measurement of a preceding vehicle
CA2874887A1 (en) 2006-01-09 2007-07-19 Rent A Toll, Ltd. Billing a rented third party transport including an on-board unit
US20130163822A1 (en) * 2006-04-04 2013-06-27 Cyclops Technologies, Inc. Airborne Image Capture and Recognition System
US20130163823A1 (en) * 2006-04-04 2013-06-27 Cyclops Technologies, Inc. Image Capture and Recognition System Having Real-Time Secure Communication
US20070242153A1 (en) * 2006-04-12 2007-10-18 Bei Tang Method and system for improving image region of interest contrast for object recognition
WO2007136691A2 (en) * 2006-05-18 2007-11-29 Rent-A-Toll, Ltd. Determining a toll amount
JP2008028957A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Denso Corp 車両用画像処理装置
PT1870868E (pt) * 2006-11-10 2009-01-14 Engine Srl Sistema e método para determinação da velocidade média de veículos para controlo de tráfego
KR100925419B1 (ko) * 2006-12-19 2009-11-06 삼성전자주식회사 라플라시안 피라미드를 이용한 컬러 영상의 화질 개선 장치및 그 방법
US20080166018A1 (en) * 2007-01-05 2008-07-10 Motorola, Inc. Method and apparatus for performing object recognition on a target detected using motion information
JP4928310B2 (ja) * 2007-03-02 2012-05-09 キヤノン株式会社 ナンバープレート認識装置、その制御方法、コンピュータプログラム
US20090005948A1 (en) * 2007-06-28 2009-01-01 Faroog Abdel-Kareem Ibrahim Low speed follow operation and control strategy
JP4415198B2 (ja) * 2007-08-30 2010-02-17 カシオ計算機株式会社 画像合成装置及びプログラム
CN101681513B (zh) * 2007-09-20 2012-10-24 佳能株式会社 图像检测装置和图像检测方法
TWI410879B (zh) * 2009-01-23 2013-10-01 Ind Tech Res Inst 影像辨識與輸出方法以及其系統
US8718366B2 (en) * 2009-04-01 2014-05-06 Ati Technologies Ulc Moving text detection in video
TWI384408B (zh) * 2009-04-30 2013-02-01 Ind Tech Res Inst 影像辨識以及輸出方法與其系統
US11657606B2 (en) * 2010-03-16 2023-05-23 OMNIQ Corp. Dynamic image capture and processing
US10469579B2 (en) * 2010-12-16 2019-11-05 General Electric Company Method and system for data processing in a vehicle group
EP2666123A4 (en) 2011-01-18 2017-03-08 RTC Vision Ltd. System and method for improved character recognition in distorted images
US20120275653A1 (en) * 2011-04-28 2012-11-01 Industrial Technology Research Institute Method for recognizing license plate image, and related computer program product, computer-readable recording medium, and image recognizing apparatus using the same
US9741249B2 (en) * 2011-08-16 2017-08-22 Conduent Business Services, Llc Automated processing method for bus crossing enforcement
CA2851246A1 (en) * 2011-10-05 2013-04-11 L-3 Communications Mobilevision Inc. Multiple resolution camera system for automated license plate recognition and event recording
TWI494866B (zh) * 2013-06-13 2015-08-01 Univ Nat Yunlin Sci & Tech License plate identification method and its hand - held electronic device
CN107113375B (zh) 2015-01-08 2020-09-18 索尼半导体解决方案公司 图像处理装置、成像装置和图像处理方法
WO2018049514A1 (en) 2016-09-13 2018-03-22 Genetec Inc. Auto-calibration of tracking systems
KR102002225B1 (ko) * 2017-11-23 2019-07-19 재단법인 다차원 스마트 아이티 융합시스템 연구단 번호판 인식 방법 및 그 시스템
US10713518B2 (en) * 2018-01-29 2020-07-14 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. System and method for recording and reporting license number violation
US10559200B1 (en) * 2018-05-01 2020-02-11 Flock Group Inc. Method and system for capturing and storing significant surveillance images
JP6828719B2 (ja) * 2018-06-27 2021-02-10 トヨタ自動車株式会社 車載装置および制御方法
JP7279526B2 (ja) * 2019-05-31 2023-05-23 富士通株式会社 解析プログラム、解析装置及び解析方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2893814B2 (ja) 1990-03-15 1999-05-24 住友電気工業株式会社 車番自動読取装置におけるプレート切出し装置
DE69330513D1 (de) * 1992-03-20 2001-09-06 Commw Scient Ind Res Org Gegenstands-überwachungsystem
EP0616302B1 (en) * 1993-02-19 1999-06-23 Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha Electronic traffic tariff reception system
US5381155A (en) * 1993-12-08 1995-01-10 Gerber; Eliot S. Vehicle speeding detection and identification
EP0674293A3 (en) * 1994-03-24 1998-12-30 Omron Corporation A vehicle camera system
US5742699A (en) * 1995-08-31 1998-04-21 Adkins; William A. Passive velocity measuring device
AU7604796A (en) * 1995-11-01 1997-05-22 Carl Kupersmit Vehicle speed monitoring system
JP3265985B2 (ja) 1996-05-17 2002-03-18 トヨタ自動車株式会社 燃料蒸気処理装置
US5948038A (en) * 1996-07-31 1999-09-07 American Traffic Systems, Inc. Traffic violation processing system
US6140941A (en) * 1997-01-17 2000-10-31 Raytheon Company Open road cashless toll collection system and method using transponders and cameras to track vehicles
US6587586B1 (en) * 1997-06-12 2003-07-01 Siemens Corporate Research, Inc. Extracting textual information from a video sequence
WO2000031969A1 (en) * 1998-11-23 2000-06-02 Nestor, Inc. Traffic light violation prediction and recording system

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7486821B2 (en) 2003-06-10 2009-02-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for recognizing characters in a portable terminal having an image input unit
US7920716B2 (en) 2003-12-25 2011-04-05 Fujitsu Limited Vehicle search system and vehicle search method
JP2009540413A (ja) * 2006-06-08 2009-11-19 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 検証エンジン、方法、データ処理システム(検証エンジン)
JP2009080635A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Canon Inc 画像検出装置及び方法
JP2011060138A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Toshiba Corp ナンバプレート読取装置およびナンバプレート読取方法
JP2013229022A (ja) * 2012-04-23 2013-11-07 Xerox Corp 近赤外線映像取得を用いる交通監視および写真による取締りアプリケーションのためのリアルタイム映像トリガ
WO2014141326A1 (ja) * 2013-03-15 2014-09-18 株式会社 東芝 撮像装置、車両番号撮像装置および撮像方法
JP2014178955A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Toshiba Corp 車両番号撮像装置
US9953235B2 (en) 2013-03-15 2018-04-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Image pickup device, vehicle number image pickup device, and image pickup method
KR102180916B1 (ko) * 2020-03-30 2020-11-19 김정구 인공지능 영상 분석 시스템 및 방법
US11878664B2 (en) 2022-02-08 2024-01-23 Vq, Inc. Carwash service enrollment system and method

Also Published As

Publication number Publication date
US6754369B1 (en) 2004-06-22
JP3987264B2 (ja) 2007-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001273461A (ja) ナンバープレート読取装置及び方法
US20050242186A1 (en) 2D rectangular code symbol scanning device and 2D rectangular code symbol scanning method
US5616905A (en) Two-dimensional code recognition method
US20060113390A1 (en) Barcode recognition apparatus
EP2309421A1 (en) Image processing method for locating and recognizing barcodes in image frame, computer readable storage medium, and image processing apparatus
JP3442163B2 (ja) 位置合わせ方法および装置
JP4163406B2 (ja) バーコード認識装置
JPH08320990A (ja) 車番読み取り装置
US7702176B2 (en) One dimensional feature enhancement
JP3268552B2 (ja) 領域抽出方法、宛名領域抽出方法、宛名領域抽出装置、及び画像処理装置
JP2001307017A (ja) 文字プレート認識装置
JP2003242444A (ja) 現字形計器認識処理装置及び現字形計器認識処理方法
CN113228051A (zh) 用于光学代码辨识的图像传感器
JP3307782B2 (ja) 文字マーク認識装置
JPH08235302A (ja) 車番読取装置
JP4365619B2 (ja) エッジ検出装置及び部品認識装置並びにエッジ検出方法及び部品認識方法
JP4639140B2 (ja) 画像処理装置
CN114882484A (zh) 车牌定位方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
JPH08235493A (ja) 車番読取装置
JP3163235B2 (ja) 光学式文字読取装置
JP2004152048A (ja) 車両ナンバー読み取り装置
JP3876584B2 (ja) 画像検出装置及び画像検出方法
JP5107100B2 (ja) 文字認識方法、文字認識装置及び文字認識プログラム
JP2003215226A (ja) 赤外線画像からの目標抽出のための画像処理方法、目標抽出方法、抽出目標を追尾する地上観測方法、飛しょう体の誘導方法及びそれらの装置
CN116543395A (zh) 目标检测的方法、装置、设备及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees