JP2001272961A - 表示制御装置及び表示装置 - Google Patents

表示制御装置及び表示装置

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JP2001272961A
JP2001272961A JP2001036815A JP2001036815A JP2001272961A JP 2001272961 A JP2001272961 A JP 2001272961A JP 2001036815 A JP2001036815 A JP 2001036815A JP 2001036815 A JP2001036815 A JP 2001036815A JP 2001272961 A JP2001272961 A JP 2001272961A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示制御部側から供給される信号の異常に起
因する表示パネルの直流駆動等による表示特性劣化を防
止可能のフラット表示装置の提供。 【解決手段】 各走査ドライバLSIの信号管理制御部
47 〜47 はカスケード接続されており、同一
構成である。制御部47 の被検出信号は端子CKB
に印加されるデータ信号ラッチクロックLP、制御
部47 の被検出信号は端子CKB に印加される
フレームスタート信号SPで、制御部47 の被検出
信号は端子CKB に印加される交流化クロックFR
である。制御部47 は被検出信号の停止を検出する
信号停止検出回路48と信号遅延回路49及び論理回路
50からなるシーケンス処理回路51を有する。信号S
Pの発振が停止すると、回路51の出力T 〜T
はLレベルに変化し、ディスプレイ・オフ信号DF(バ
ー)がLレベルになり、液晶パネルが表示オフモードに
強制設定される。信号SPが何らかの原因で停止しても
液晶印加電圧が零に落とされるので、液晶直流駆動を回
避でき、液晶劣化等を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示(LC
D),プラズマ表示パネル(PDP)等のフラットディ
スプレイやその応用装置に関し、更に詳細には、表示体
モジュール部とその表示を制御する表示制御部とが分離
配置された形態を有するフラット表示装置における表示
体モジュール部側の信号管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所謂ラップトップ型と称される可
搬型パーソナル・コンピュータやワードプロセッサなど
は一般に開閉式のフラットディスプレイ部を有してお
り、それらに搭載される中・大型の液晶表示装置は、図
9に示すように、装置本体側に内蔵された液晶表示制御
部10と開閉蓋の内側に設けられたフラット状の液晶表
示モジュール部20とからなる分離独立した配置構成で
ある。液晶表示制御部10は、液晶モジュール・コント
ローラ12や図示しないマイクロ・プロセッサ・ユニッ
ト(MPU)を有しており、この液晶モジュール・コン
トローラ12は液晶表示モジュール部20側に対し各種
の制御信号及びクロック信号を供給する。
【0003】液晶表示モジュール部20は、例えば単純
マトリクス型の液晶表示パネル(マトリクス液晶表示素
子)22と、このパネル22の周辺(額縁)領域にTA
B実装された信号電極駆動回路(Xドライバ)24及び
走査電極駆動回路(Yドライバ)26と、高圧の液晶駆
動電圧(基準電圧)V 〜V を発生する液晶電源
回路28とを有している。信号電極駆動回路24は複数
の信号電極ドライバ半導体集積回路24 〜24
のカスケード接続として構成され、例えば信号電極の総
数M本に対し画面1ライン分ずつドライバ出力を供給す
る。即ち、データ信号D0〜D7は画素クロック(シフ
トクロックパルス)XSCLによって次々に信号電極駆
動回路24内のシフトレジスタに取り込まれ、画面1ラ
イン分の信号(Mビット)が取り込まれた時点で、走査
線同期信号YSCL(データ信号ラッチクロックLP)
によってシフトレジスタ内のデータ信号が並列的にデー
タラッチ回路へ送られ、データ信号の直・並列変換が行
われる。そのデータラッチ回路では、1ライン分の信号
電圧を1走査期間にわたって保持し、その信号電圧に基
づいて選択スイッチ回路が信号電極に接続されたドライ
バ出力電圧を選択又は非選択状態のいずれかに設定す
る。交流化クロックFRは直流駆動による液晶素子の劣
化を防止するために上記の各電圧を交流波形にするクロ
ックである。強制ブランク表示信号DF(バー)は液晶
画面を強制的にブランク表示状態とするための信号であ
る。走査電極駆動回路26は複数の走査電極ドライバ半
導体集積回路26 〜26 のカスケード接続とし
て構成され、例えば走査電極総数N本のうち1本だけに
選択電圧を、他の(N−1)本の走査電極に非選択電圧
を付与するように動作する。走査スタートパルス(フレ
ームスタート信号)SPによって1走査線期間が開始さ
れ、走査線同期信号YSCL(データ信号ラッチクロッ
クLP)の入来する毎に選択電圧が第1行目の走査電極
から第N行目の走査電極に次々に印加される(線順位表
示)。また液晶表示モジュール部20側に配置された液
晶電源回路28は信号電極駆動回路24及び走査電極駆
動回路26の選択スイッチが選択すべき複数の液晶駆動
電圧V 〜V を生成するもので、強制ブランク表
示信号DF(バー)によってパワーオン/オフ状態に設
定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、装置本体側
に内蔵された液晶表示制御部10と開閉蓋の内側に設け
られたフラット状の液晶表示モジュール部20とは一般
にヒンジ結合の可動部を介してフレキシブル・ケーブル
30で接続されている。そのため、フラット状の液晶表
示モジュール部20側の開閉蓋が開閉されるたびにケー
ブル30自体が屈曲し、物理的要因からどうしてもケー
ブル30の信号線の損傷又は断線を招来し易い。信号線
の一部が断線すると、例えば液晶表示パネル22に直流
電圧(直流成分)が印加されたままの状態で、交流駆動
されない事態が発生し、他の部品と比べて高価で交換の
困難な液晶表示パネル22の劣化を惹起することがあ
る。このような液晶劣化は寿命や表示品質の阻害要因で
あり、視認性を基調とするディスプレイ装置にとって重
要な問題である。
【0005】ここに、液晶モジュール・コントローラ1
2から液晶表示モジュール部20側に供給される信号の
うち液晶表示パネル22の直流駆動劣化を引き起こす可
能性のある信号としては、走査スタートパルスSP,走
査線同期信号YSCL(データ信号ラッチクロックL
P),交流化クロックFR及びロジック側電源電圧V
である。また液晶モジュール・コントローラ12及び
マイクロ・プロセッサ・ユニット(MPU)に何らかの
動作異常が発生した場合でも、上記の各信号の異常が引
き起こされ、上述と同様の事態が発生するおそれもあ
る。
【0006】ところで、このような液晶表示体の直流駆
動の問題を敷衍すると、液晶モジュール部側における信
号異常の問題に一般化できる。また壁掛けテレビジョン
を想定した場合、表示制御部と表示パネルとは遠隔配置
にあることから、信号の停止もさることながら、信号レ
ベルの減衰等や雑音の影響により表示品質劣化の問題も
提起される。また、液晶ディスプレイに限らず、プラズ
マ・ディスプレイにおいても問題となる。
【0007】そこで、本発明の課題としては、上述の問
題点に鑑みて、表示制御部側から表示体モジュール部側
に供給される信号の異常に起因する表示パネルの直流駆
動等による表示特性劣化を防止可能のフラット表示装置
及び表示体駆動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】一般に、表示体モジュー
ル部とその表示を制御する表示制御部とが分離配置され
たフラット表示装置においては、表示体モジュール側は
表示制御部からの制御信号等に追従して受動的動作を実
行するが、本発明においては、信号管理制御手段を有す
る自律信号系が採用されている。この信号管理制御手段
の構成要素のすべてを表示体モジュール部側に設けるこ
ともできるが、表示体モジュール部側と表示制御部とに
分担配置することもできる。
【0009】このような信号管理制御手段は、表示制御
部側から転送される第1の信号の異常発生を検出する信
号検出手段と、その出力に基づいて表示体モジュール部
側の信号形態を変更処理するシーケンス処理手段とを有
する構成とされている。信号の異常とは信号の停止,論
理振幅の減少,混信などを指すが、典型的な例としては
信号の停止が挙げられる。またフラット表示装置として
は液晶表示装置やプラズマ・ディスプレイ装置を挙げる
ことができる。信号検出手段の具体的な構成としては第
1の信号の停止を検出する信号停止検出手段であり、シ
ーケンス処理手段はその出力を基に表示体駆動手段の表
示体パネルへ供給すべき表示体印加電圧を零に設定制御
する強制停止制御手段である。第1の信号が表示体モジ
ュール側で停止すると、これが信号停止検出手段で検出
される。これにより強制停止制御手段が表示体駆動手段
を制御し、その駆動手段は表示体印加電圧を零に設定す
る。従って、クロック等の第1の信号が停止した場合で
も、液晶等の表示体の直流駆動が回避されるので、表示
特性の劣化を防止することができる。
【0010】更に具体的な強制停止制御手段としては、
信号停止検出手段の出力により表示制御部側から転送さ
れる第2の信号を遅延させる第1の信号遅延手段を有
し、その出力に基づいて表示体駆動手段の表示オン/オ
フを制御するような構成を採用することができる。かか
る構成によれば、検出信号の発生により速やかに液晶パ
ネルの表示をオフ状態に設定できることは勿論である
が、第1の信号が再開された場合、その時点で表示オン
の状態が再スタートするのではなく、第2の信号の周期
を基準として決定される所定の時間が経過した後、表示
オン状態に表示体駆動手段が設定制御される。このよう
な時間差的な表示体駆動手段の制御方式は、ラッシュ電
流から誘起される電源異常による異常駆動を防止でき、
電源負荷の軽減と電源回路の簡略化を図ることができ
る。
【0011】この信号遅延手段は、フレームスタート信
号を第2の信号として入力され、検出手段の出力を基に
セット・リセットされるN段のDフリップ・フロップと
することが望ましい。かかる場合の遅延時間はフレーム
周期を単位として決定される。信号管理制御手段を液晶
モジュール側に複数配置する構成も採用できる。かかる
場合には、複数種類の信号の停止を同時に検出すること
ができる。そして、強制停止制御手段にその出力を制御
する第3の信号の制御端子を設けることにより、複数の
信号管理制御手段をカスケード接続することができる。
かかる場合は、いずれかの被検出信号が停止したときに
は、表示体駆動手段に対する表示オフの制御が可能とな
る。
【0012】更なるラッシュ電流に基づく異常駆動によ
る表示体の劣化を防止するためには、表示体駆動電圧を
発生すべき表示体電源手段のパワーオン/オフを制御す
る電源制御手段を表示体モジュール部側に設けることが
望ましい。この電源制御手段は検出手段の出力に対応し
て表示体電源手段のパワーオン/オフを制御するもので
ある。このようにすることによって、第1の信号の発現
が表示体モジュール部側で確認された後、表示体電源手
段がパワーオンになる。
【0013】具体的な電源制御手段としては、検出手段
の出力により表示制御部側から転送される第2の信号を
遅延させる第2の信号遅延手段を有し、その出力に基づ
いて表示体電源手段のパワーオン/オフを制御するよう
な構成を採用することができる。かかる構成によれば、
第1の信号の出力が確認され、第2の信号の周期を基準
として決定される所定の時間が経過した後、表示体電源
手段が付勢される。このため、初期時における液晶の直
流駆動を防止することができる。
【0014】そして、電源制御手段が表示オン/オフ信
号を第2の信号として入力され、検出手段の出力により
セット・リセットされるM(<N)段のDフリップ・フ
ロップである場合には、表示体電源手段が付勢された
後、表示体駆動手段が表示オン状態となる。これもラッ
シュ電流の軽減に寄与する。但し、M,Nは正の整数で
ある。
【0015】以上のような構成に係る信号管理制御手段
は、表示体モジュール部側のガラス基板等に設けられて
いるが、表示体モジュール部側に実装される表示体駆動
装置の回路に組み込むことができる。つまり、信号管理
制御付きの表示体駆動手段として実現できる。従来の表
示体駆動手段はドライバLSIとして構成されている
が、このような信号管理制御付きの表示体駆動手段も半
導体集積回路として構成し得る。ドライバLSIのうち
YドライバLSIはXドライバLSIに比して入出力配
線の本数が少ないことを考慮すれば、信号管理制御付き
のドライバLSIとしてはYドライバとすることが有利
である。また液晶表示装置は単純マトリクス方式とアク
ティブ・マトリクス方式に大別できるが、この信号管理
制御付きのドライバLSIは走査ドライバ又はゲートド
ライバとすることが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
【実施例1】図1は本発明の実施例1に係る液晶表示装
置の全体構成を示すブロック図である。なお、図1にお
いて図9に示す部分と同一部分には同一参照符号を付
し、その説明は省略する。
【0017】この実施例における液晶表示モジュール部
40の走査電極駆動回路(Yドライバ)46を構成する
走査ドライバ半導体集積回路(LSI)46 〜46
は信号管理制御部47を有している。
【0018】第1の走査ドライバ半導体集積回路46
の信号管理制御部47 は端子CKB1に印加され
る走査線同期信号YSCL(データ信号ラッチクロック
LP)の停止を検出する。第2の走査ドライバ半導体集
積回路46 の信号管理制御部47 は端子CKB
2に印加される走査スタートパルス(フレームスタート
信号)SPの停止を検出する。第n(例えば第3)の走
査ドライバ半導体集積回路46 の信号管理制御部4
は端子CKBnに印加される交流化クロックFR
の停止を検出する。それぞれの信号管理制御部47
〜47 は信号停止検出制御端子S 〜S 及び
信号停止検出端子T 〜T を有している。第1の
走査ドライバ半導体集積回路46 の信号管理制御部
47の信号停止検出制御端子S には通常高レベル
電圧の強制ブランク表示信号DFF(バー)が制御回路
10側から供給され、その信号停止検出端子T は第
2の走査ドライバ半導体集積回路46 の信号管理制
御部47 の信号停止検出制御端子S に接続され
ている。また第2の走査ドライバ半導体集積回路46
の信号管理制御部47 の信号停止検出端子T
は次段の信号停止検出端子(例えば第nの信号管理制御
部47 の信号停止検出制御端子S)に接続されて
いる。そして第nの信号管理制御部47 の信号停止
検出端子T は走査ドライバ46 〜46 及び
信号ドライバ24 〜24の強制ブランク制御端子
DF(バー)に接続されている。
【0019】各走査ドライバの信号管理制御部47
〜47 は、図2に示すように、カスケード接続され
ており、各信号管理制御部47 〜47 の構成は
同一である。信号管理制御部47 の被検出信号は端
子CKB に印加されるデータ信号ラッチクロックL
P、信号管理制御部47 の被検出信号は端子CKB
に印加される走査スタートパルス(フレームスター
ト信号)SPで、信号管理制御部47 の被検出信号
は端子CKB に印加される交流化クロックFRであ
る。
【0020】ここで、信号管理制御部47 に着目し
てその構成を説明する。信号管理制御部47 は、被
検出信号の停止を検出する信号検出手段としての信号停
止検出回路48と、信号遅延回路49及び論理回路50
からなるシーケンス処理回路51を有している。
【0021】信号停止検出回路48は、被検出信号とし
てのラッチクロックLPによってスイッチングしトラン
スファーゲートを構成する第1のN型MOSトランジス
タTr ,そのラッチクロックLPの位相を反転させ
るインバータINV,そのラッチクロックLPの逆位
相信号によってスイッチングしトランスファーゲートを
構成する第2のN型MOSトランジスタTr ,第1
のN型MOSトランジスタTr の開閉動作によって
充放電する第1のキャパシタC11,第2のN型MOS
トランジスタTr の開閉動作によって充放電する第
2のキャパシタC12,このキャパシタC12の電荷を
放電する放電抵抗R ,及び第2のキャパシタC12
の充電電圧と閾値VTHとを比較して充電レベル判定信
号を出力するインバータINV から構成されてい
る。第1のN型MOSトランジスタTr とインバー
タINV 及び第2のN型MOSトランジスタTr
は直列の排他的開閉回路を構成している。そして第1
のN型MOSトランジスタTr は第1のキャパシタ
11に対する選択的充電スイッチを構成し、また第2
のN型MOSトランジスタTr は第1のキャパシタ
11の電荷を第2のキャパシタC12へ分配転送する
選択的充電スイッチを構成している。
【0022】信号遅延回路49は、インバータINV
の出力に接続されたリセット端子R(バー)及び接地
された入力端子D(バー)を有し、フレームスタート信
号SPをクロック入力CKとするD型フリップ・フロッ
プ49aと、インバータINV の出力に接続された
リセット端子R(バー)及びフリップ・フロップ49a
の出力Q(バー)に接続された入力端子D(バー)を有
し、フレームスタート信号SPをクロック入力とするD
型フリップ・フロップ49bとから構成されている。論
理回路50は制御回路10からの強制ブランク信号DF
F(バー)とフリップ・フロップ49bのQ出力を2入
力とするアンド回路ANDから構成されている。
【0023】図3は走査ドライバ46 の信号管理制
御部47 を除く通常の走査電極駆動回路(論理部)
を示す回路図である。この論理部には多数の走査電極に
対応して線順位で電圧を印加する多ビットの走査電極駆
動セル4611,4612・・・がアレイ状に作り込ま
れている。図3では第1ビットと第2ビットの走査電極
駆動セル4611,4612及びその周辺回路が示され
ている。
【0024】ここで走査電極駆動セル4611に着目し
てその構成を説明すると、この走査電極駆動セル46
11は、フレームスタート信号SPによって起動し走査
同期信号YSCLの入来毎に次段へそのフレームスター
ト信号SPを転送するシフトレジスタにおけるD型フリ
ップ・フロップ46aと、そのビット選択出力Qに第n
の走査ドライバ46 の端子T から供給される強
制ブランク表示信号DF(バー)を加味して論理演算す
る行単位強制ブランク表示制御回路46bと、その出力
をロジック系電源電圧(VCC=5v)から高電圧系の
論理振幅に変換する行単位電圧レベルシフト回路46c
と、交流化クロックFRに強制ブランク表示信号DF
(バー)を加味して論理演算する総行強制ブランク表示
制御回路46dと、その交流化クロックFRをロジック
系電源電圧(VCC=5v)から高電圧系の論理振幅を
持つ高圧交流化クロックFRに変換する交流化クロッ
ク用の電圧レベルシフト回路46eと、その高圧交流化
クロックFR を逆相の高圧交流化クロックFR
(バー)に反転させる正逆2相クロック生成回路46f
と、高圧交流化クロックFR ,逆相の高圧交流化ク
ロックFR (バー)の対と行単位電圧レベルシフト
回路46cの出力O,O(バー)の対とから交鎖的組み
合せで4つの選択制御信号C 〜C を発生する選
択制御信号生成回路46gと、各選択制御信号C
,C ,C によって走査電極駆動電圧V
,V ,V ,V を択一的に走査電極へ伝達
供給する選択スイッチ46hとから構成されている。こ
こで、行単位強制ブランク表示制御回路46bと総行強
制ブランク表示制御回路46dとは強制ブランク表示制
御回路を構成している。なお、INV は強制ブラン
ク表示制御信号DF(バー)の行単位強制ブランク表示
制御回路46bに対して論理を合わせるインバータであ
る。
【0025】次に、本実施例の動作に関し図4をも参照
しつつ説明する。時点t において液晶表示装置のロ
ジック電源VCCが投入されると、従来と同様に、液晶
モジュールコントローラ12のパワーオンリセット端子
RSに数μs〜数msのパルス幅のリセット信号がMP
U(図示せず)側から供給され、液晶モジュールコント
ローラ12が初期化される。この初期化期間中、液晶モ
ジュールコントローラ12から出力される各種信号は一
般的に停止状態にある。この期間では強制ブランク表示
信号DFF(バー)が低電圧レベル(以下、Lレベルと
称する)であるから、液晶電源回路28はパワーオフの
状態にあり、液晶駆動電源電圧V 〜V は未発生
状態である。したがって、この初期化期間中では液晶電
極間に直流成分が印加せず、液晶素子の劣化が防止され
ている。
【0026】この期間が過ぎると、図4に示す如く、時
点t で強制ブランク表示信号DFF(バー)がLレ
ベルから高電圧レベル(以下、Hレベルと称する)に変
化し、また液晶モジュールコントローラ12はフレーム
スタート信号SP,データ信号ラッチクロックLP及び
交流化クロックFRを発生する。ここでまず走査ドライ
バ46 の信号管理制御部47 の動作について説
明すると、信号遅延回路49の入力端子CKA には
フレームスタート信号SPが供給され、また信号停止検
出回路48の検出端子CKB にはデータ信号ラッチ
クロックLPが供給されている。
【0027】データ信号ラッチクロックLPのHレベル
期間においては、信号停止検出回路48のトランジスタ
Tr がオン状態でトランジスタTr がオフ状態
にある。従って、この期間ではキャパシタC11が充電
される。データ信号ラッチクロックLPのLレベル期間
においては、信号停止検出回路48のトランジスタTr
がオン状態でトランジスタTr がオフ状態にあ
る。従って、この期間ではキャパシタC11に充電され
た電荷の一部がキャパシタC12へ移入充電される。デ
ータ信号ラッチクロックLPの繰り返しパルスが発生す
るに伴いキャパシタC12の充電電圧が増大するので、
インバータINV の入力電圧が閾値VTH以下にな
り、時点t でインバータINV の出力INV
OUT がHレベルとなる。時点t 以前においては
インバータINV の出力INV OUT はLレベル
であるので、信号遅延回路49のDフリップ・フロップ
49aの出力QはLレベルであり、このため論理回路5
0の出力T はLレベルである。ここで、出力INV
OUT がHレベルになっても、その時点t では出
力QはHレベルにならない。Dフリップ・フロップ49
b,49aの入力信号の遅延記憶作用でフレームスター
ト信号SPの1フレーム周期(T )〜2フレーム周
期(2T )の間は、出力QはLレベルに維持されて
おり、時点tで論理回路50の出力T がHレベル
になる。
【0028】走査ドライバ46 における信号管理制
御部47 の信号停止検出回路48 の検出端子C
KB にはフレームスタート信号SPが供給され、ま
た信号遅延回路49の入力端子CKA には走査ド
ライバ46 のカスケード出力端子DOから到来する
カスケード入力DI たるフレームスタート信号SP
が供給されている。そして走査ドライバ46 の論理
回路50の出力Tは走査ドライバ46 の論理回路
50へカスケード接続されている。信号停止検出回路4
のキャパシタC21はフレームスタート信号SP
の繰り返しパルスによって充電される。また同様に、走
査ドライバ46 における信号管理制御部47
信号停止検出回路48 の検出端子CKB には交
流化信号FRが供給され、また信号遅延回路49の入
力端子CKA には走査ドライバ46 のカスケー
ド出力端子DOから到来するカスケード入力DI
るフレームスタート信号SPが供給されている。そして
走査ドライバ46 の論理回路50の出力T は走
査ドライバ46 の論理回路50へカスケード接続さ
れている。信号停止検出回路48 のキャパシタC
n2は交流化信号FRの繰り返しパルスによって充電さ
れる。被検出信号としてのデータ信号ラッチクロックL
P,フレームスタート信号SP及び交流化信号FRの周
期やデューティー比は異なるので、各走査ドライバにお
いてインバータINV 〜INVの比較判定時点t
などを一致させるためには、キャパシタC11〜C
n1,C12〜Cn2及び放電抵抗R 〜R の値
(時定数)を相互調整可能としておくことが望ましい。
そのために、本実施例では図1に示すように外付けのキ
ャパシタ及び抵抗の接続外部端子が走査ドライバに設け
られている。
【0029】このように、ロジック電源VCCの投入時
点t から論理回路の出力T〜T がHレベルに
なる時点t までの期間において、各走査ドライバ及
び信号ドライバの強制表示ブランク制御端子DF(バ
ー)には、Lレベルの出力T が供給されているの
で、液晶表示パネル22はブランク表示状態にある。つ
まり、強制表示ブランク制御信号DF(バー)がLレベ
ルであるときには、図3に示す強制ブランク表示制御回
路46b,46dの制御によって走査電極駆動セル46
の選択スイッチ46hのトランジスタF のみがオン
状態で、走査電極には電圧V (0v)が印加されて
おり、液晶電極間電圧(液晶印加電圧)は0vである。
時点t 〜時点t の期間は液晶駆動禁止期間に相
当している。時点t で液晶電源回路28がパワーオ
ンされ、液晶駆動電圧V 〜Vが発生し、これらの
電圧は走査及び信号ドライバに供給されるが、電源立ち
上げ時点においては、走査及び信号ドライバ内のシフト
レジスタ等が不定状態にある。しかしながら、時点t
まで液晶表示がブランク制御されているため、液晶パ
ネルの異常駆動を回避することができる。
【0030】次に、時点t で出力T がHレベル
になると、各走査ドライバ及び信号ドライバの強制表示
ブランク制御端子DF(バー)にはHレベルの電圧が供
給されるので、走査ドライバ及び信号ドライバの通常動
作によって液晶表示パネル22が交流駆動され、液晶パ
ネル22には表示画面が描かれる。図4に示すBは液晶
駆動期間を表す。時点t で液晶電源回路28と走査
及び信号ドライバの論理部がパワーオンし、これより遅
れた時点t で液晶表示パネル22が駆動される。従
って、電源パワーオンが同時的に発生しないので、過大
な電源ラッシュ電流が抑制されている。これは、信号停
止検出回路48自体の遅延的動作に加えて、1〜2フレ
ーム周期の遅延時間を持つ信号遅延回路49の遅延作用
が有効的に機能しているからである。
【0031】今ここで、この液晶駆動期間Bにおける時
点t で、液晶モジュールコントローラ12側から送
出されていたデータ信号ラッチクロックLPの出力がた
とえば停止したとする。データ信号ラッチクロックLP
の出力中は走査ドライバ46 の信号停止検出回路4
の第2のキャパシタC12が充分に充電されてい
るが、そのクロックLPが停止すると、第2のキャパシ
タC12へは第1のキャパシタC11側から電荷が転送
されて来ないばりか、第2のキャパシタC12の電荷は
放電抵抗R を介して所定の時定数で急速に放電し始
め、インバータINV の入力電圧が徐々に上昇す
る。その入力電圧がその閾値VTHを超えると、その出
力電圧INVOUT が時点t でLレベルとなる。
この論理変化によって信号遅延回路49 はリセット
され、その出力QはLレベルとなるので、強制表示ブラ
ンク制御信号DF(バー)はLレベルであるのにも拘わ
らず、論理回路50 の出力T は時点t でL
レベルとなる。この出力Tは走査ドライバ46
論理回路50 へカスケード入力されているため、フ
レームスタート信号SPが出力中でもその論理回路50
の出力T はLレベルになる。更に、出力T
は走査ドライバ46 の論理回路50へカスケード
入力されているため、交流化信号FRが出力中でもその
論理回路50 の出力T はLレベルになる。この
出力T は液晶表示モジュール部46側での強制表示
ブランク制御信号DF(バー)に相当しているので、強
制表示ブランク回路46b,46dを使って液晶表示パ
ネル22はブランク表示状態となる。つまり、図3に示
す走査電極駆動セル46の選択スイッチ46hのトラン
ジスタF のみがオン状態で、走査電極には電圧V
(0v)が給電されるので、液晶電極間電圧は0vに
維持される。このため、データ信号ラッチクロックLP
が何らかの原因で停止した場合でも、液晶素子は直流成
分で駆動されないので、液晶劣化が未然に防止される。
また、フレームスタート信号SP又は交流化信号FRが
何らかの原因で停止した場合も、出力T はLレベル
になるので、同様にして液晶劣化が未然に防止される。
なお、この液晶駆動禁止期間Aにおいてはフレームスタ
ート信号SP及び交流化信号FRが継続している限り、
第2のキャパシタC22及びCn1は充電状態にあり、
インバータINV ,INV の出力はHレベルで
ある。
【0032】時点t においてデータ信号ラッチクロ
ックLPが再度出現し始めると、前述したように、第2
のキャパシタC12が充電され、インバータINV
の出力INVOUT がHレベルになる。出力INV
OUT がHレベルとなった時点から1〜2のフレーム
周期の後、タイマーとして機能する信号遅延回路49
の出力Qが時点t でHレベルとなる。これによっ
て、論理回路50 の出力T がHレベルとなると
共にこれに連動して論理回路50 ,50の出力T
,T がHレベルとなる。従って、液晶表示モジ
ュール部22側の強制表示ブランク制御信号DF(バ
ー)がHレベルに変わるため、液晶表示パネル22は液
晶駆動期間Bに入る。
【0033】最後に、時点t で液晶表示コントロー
ラ12側の強制表示ブランク制御信号DFF(バー)が
Lレベルになると、論理回路50 の出力T がL
レベルに変わるので、論理回路50 ,50 の出
力T ,T もLレベルとなる。従って、液晶表示
モジュール部20側の強制表示ブランク制御信号DF
(バー)がLレベルとなり、液晶表示パネル22は表示
オフ期間Cに入る。
【0034】
【実施例2】図5は本発明の実施例2に係る液晶表示装
置を示すブロック図である。なお、図5において図1に
示す部分と同一部分には同一参照符号を付し、その説明
は省略する。
【0035】この実施例の液晶表示モジュール部70の
走査電極駆動回路(Xドライバ)76を構成する複数の
走査ドライバ76 〜76 は実施例1の信号管理
制御部と同様の信号管理制御部77 〜77 を有
しているが、図6に示すように、各信号管理制御部77
〜77 には液晶駆動電圧V 〜V を生成
すべき液晶電源回路28のパワーオン/オフのタイミン
グを制御する電源パワーオン/オフ制御回路78
78 が付加されている。
【0036】電源パワーオン/オフ制御回路78
78 は、論理回路50 の入力端子S 〜S
に入来する信号を反転させるインバータINV
と、2段接続のDフリップ・フロップ78a,78b
と、その出力Qと端子P 〜P から到来する信号
との論理をとる論理回路78cとから構成されている。
また各信号管理制御部77の信号遅延回路79は、実施
例1に係る信号遅延回路49の2段接続のDフリップ・
フロップ49a,49bに3段目のDフリップ・フロッ
プ79cを追加接続した構成である。
【0037】第1の走査ドライバ76 の論理回路7
8cの入力端子P にはロジック側電源電圧VCC
パワーオン/オフ信号が供給されており、第2の走査ド
ライバ76 の端子P には第1の走査ドライバ7
における電源パワーオン/オフ制御回路78
の出力PFがカスケード的に供給されている。また第
nの走査ドライバ76 の端子P には前段たる第
2の走査ドライバ76 における電源パワーオン/オ
フ制御回路78 の出力PFがカスケード的に供給
されている。そして、第nの走査ドライバ76 の電
源パワーオン/オフ制御回路78 の出力PF
液晶電源回路28のパワーオフ端子POFF(バー)に
供給されている。
【0038】液晶電源回路28は従来と同様な構成で、
図7に示すように、VCC(5v)電源電圧を基に昇圧
した高電圧(20〜40v)を生成する電圧変換回路2
8aと、パワーオフ端子POFF(バー)に供給される
電圧値の如何でオン/オフする制御用のnpn型トラン
ジスタ28bと、このトランジスタ28bのオン/オフ
動作に連動してオン/オフするパワースイッチのpnp
型トランジスタ28cと、そのコレクタと接地との間に
介在する平滑コンデンサ28dと、その充電電圧から液
晶駆動電圧V 〜V を出力する電圧分圧回路28
eとを有している。
【0039】次に、上記実施例の動作に関し図8を参照
しつつ説明する。時点t においてパワースイッチS
Wが閉成され、液晶表示装置のロジック電源VCCが投
入されると、実施例1と同様に、液晶モジュールコント
ローラ12のパワーオンリセット端子RSに数μs〜数
msのパルス幅のリセット信号がMPU側から供給さ
れ、液晶モジュールコントローラ12が初期化される。
従って、液晶モジュールコントローラ12からの出力信
号は一般的に停止状態にある。かかる期間において、ロ
ジック電源電圧VCCが第1の走査ドライバ76
AND回路たる論理回路78cの一入力に供給されてい
るが、データ信号ラッチクロックLPが未出現であるた
め、その出力PF はLレベル状態にある。この結
果、第2の走査ドライバ76 の出力PF もLレ
ベルで、更に第nの走査ドライバ76 の出力PF
もLレベルであるから、液晶電源回路28のパワーオ
フ端子POFF(バー)はLレベル状態に維持されてい
る。このため、図7に示すトランジスタ28bのベース
電位はLレベル(0v)であるので、昇圧電圧は平滑コ
ンデンサ28dへ供給されず、従って、液晶駆動電圧V
〜V は発生しない。実施例1と同様に、この初
期化期間中では液晶電極間に直流成分が印加せず、液晶
素子の劣化が防止されている。
【0040】次に、図8に示す如く、時点t で液晶
モジュールコントローラ12から各種信号が生成され
る。強制ブランク表示信号DFF(バー)はLレベルか
らHレベルに変化し、またフレームスタート信号SP,
データ信号ラッチクロックLP及び交流化クロックFR
が発生する。実施例1で説明したように、データ信号ラ
ッチクロックLPの出現開始によってインバータINV
の出力INVOUTが時点t でHレベルとな
る。このため、パワーオン/オフ制御回路78bの出力
Qは時点t より1〜2フレーム周期だけ遅れた時点
でHレベルとなるので、論理回路78cの出力PF
はHレベルとなる。これにより第2及び第nの走査
ドライバ76 ,76 の論理回路78cの出力P
,PFは連動してHレベルになるので、液晶電源
回路28のパワーオフ端子POFF(バー)はHレベル
に付勢される。この結果、トランジスタ28bがオン状
態になるので、トランジスタ28cのベース・エミッタ
間抵抗の電圧降下によりそのトランジスタ28cもオン
状態となり、平滑コンデンサ28dが充電され、液晶駆
動電圧V 〜V が発生する。時点t から次の
フレームスタート信号SPが到来する時点t までは
Dフリップ・フロップ79cの出力QはLレベルのまま
である。この実施例における信号遅延回路79 のD
フリップ・フロップの段数はパワーオン/オフ制御回路
78 のそれに比して1段多いので、Dフリップ・フ
ロップ79cの出力QはDフリップ・フロップ78bの
それより1フレーム周期T だけ遅れてHレベルとな
るからである。この結果、出力T ,T ,T
は共にHレベルとなるので、実施例1と同様に、液晶表
示モジュール部側の強制ブランク表示信号DF(バー)
はLレベルからHレべルに変化し、これにより液晶表示
パネル22の走査電極及び信号電極には駆動電圧V
〜V が給電され、液晶表示モードに入る。
【0041】例えば、液晶駆動電圧V 〜V の発
生と同時に液晶表示パネル22が駆動されると、液晶表
示パネル及び走査及び信号ドライバの電源部に大きな充
電ラッシュ電流が惹起されてしまう。しかしながら、本
実施例においては、時点tで液晶駆動電圧V 〜V
が発生してから、1フレーム周期T 後に液晶駆
動が開始されるため、電源部の時間差付勢によりラッシ
ュ電流が分散でき、電源ダウンの防止と電源容量の軽減
を図ることができ、液晶表示パネル及びドライバ等の保
護に資する。また前述の電源制御はシステム側の開発コ
スト負担を軽減し、従来のシステム側とLCDモジュー
ル間の信号配線を増加させずに済む。更に、電源容量の
低減をもたらすため、安価な電源の使用が可能となる。
次に、液晶駆動期間Bにおける時点t で、液晶モジ
ュールコントローラ12側からの送出されていたデータ
信号ラッチクロックLPの発振が停止したとすると、実
施例1と同様に、インバータINV の入力電圧が上
昇し、その出力電圧INVOUT が時点t でLレ
ベルとなり、出力T ,T ,TもLレベルにな
る。この結果、液晶表示モジュール部側での強制表示ブ
ランク制御信号DF(バー)がLレベルとなるので、液
晶表示パネル22はブランク表示状態となる。実施例1
と同様の効果が発揮される。またインバータINV
出力電圧INVOUT がLレベルになると、出力PF
,PF ,PF も同時にLレベルとなり、液
晶電源回路28のパワーオフ端子POFF(バー)がL
レベルに変化して、液晶駆動電圧V 〜V の発生
が停止する。
【0042】時点t においてデータ信号ラッチクロ
ックLPが再度出現し始めると、実施例1と同様に、イ
ンバータINV の出力電圧INVOUT が時点t
でHレベルとなり、また前述したように、この時点t
から1〜2フレーム周期後の時点t で出力PF
,PF ,PF もHレベルとなる。この結
果、液晶電源回路28のパワーオフ端子POFF(バ
ー)がHレベルに変化するので、液晶駆動電圧V
が発生し、これらがドライバ側に印加する。そし
て、前述したように、出力T ,T ,T は時
点t から1フレーム周期T だけ遅れた時点t
10でHレベルとなり、液晶表示パネル22の走査電極
及び信号電極には液晶駆動電圧V 〜V が給電さ
れ、液晶表示モードが再開される。
【0043】時点t11で液晶表示コントローラ12側
の強制表示ブランク制御信号DFF(バー)がLレベル
になると、出力T ,T ,T もLレベルとな
るので、液晶表示モジュール部70側の強制表示ブラン
ク制御信号DF(バー)もLレベルとなり、液晶表示パ
ネル22は表示オフ期間Cに入る。この時点t11から
1〜2フレーム周期後の時点t12でパワーオン/オフ
制御回路78 のDフリップ・フロップ78bの出力
QがLレベルに変化し、出力PF ,PF,PF
もLレベルとなる。この結果、液晶電源回路28のパ
ワーオフ端子POFF(バー)もLレベルになるので、
液晶駆動電圧V 〜V の発生が停止する。このよ
うに、液晶表示コントローラ12側の強制表示ブランク
制御信号DFF(バー)がLレベルになると、液晶駆動
が停止した後、一定期間の経過後にドライバへの液晶電
圧の印加がなくなる。このようなパワーオフ時のシーケ
ンスによって、ロジック電源VCCや液晶駆動電源V
〜V の電位関係が維持され、ドライバ内の寄生バ
イポーラ電流や貫通電流等が抑制され、液晶表示パネル
及びドライバの保護を図ることができる。
【0044】本実施例においては、液晶モジュール側に
クロックが供給された後に液晶電源回路28のパワーが
オンとなり、またクロックの出力停止によって液晶電源
回路28のパワーもオフとなる。このような電源付勢の
オートシーケンスによって、ラッシュ電流が分散的ない
し時間差的になるので、上述と同様に、液晶表示モジュ
ールを構成する液晶パネル,ドライバや液晶電源回路の
保護を図ることができる。
【0045】なお、上記各実施例においては、信号管理
制御部が走査ドライバLSIに作り込まれいるが、これ
は信号ドライバLSIに比して入出力信号線の本数が少
ないことや表示額縁領域が広いので、信号管理制御部を
搭載する回路基体の面積余裕が大きいからである。また
本実施例では単純マトリクス液晶パネルの表示装置につ
いて説明したが、本発明はこれに限らず、アクティブ・
マトリクス型液晶表示装置に対しても適用することがで
きる。かかる場合には、ゲートドライバLSI側に信号
管理制御部を作り込むことが好ましい。その場合、クロ
ックの停止時においてはすべてのゲートがオンするよう
にゲートドライバLSIを制御し、データ側でコモン側
と同電位を出力するようにソースドライバが制御され、
総ての画素電界が無印加状態になるように設定される。
更に、本発明は、ディスプレイのみならず液晶光演算装
置のように、広く液晶装置を用いた電子装置やプラズマ
・ディスプレイのように、直流駆動により表示品質は劣
化してしまう表示装置に適用可能である。
【0046】上記各実施例においては、液晶モジュール
コントローラ12側からの供給される信号の異常を検出
する手段と、その信号の異常状態を未然又は事後的に除
去する手段とが液晶モジュール側に設けられているが、
これらの手段の一部構成要素を液晶モジュール側に設
け、残る構成要素はシステム(コントローラ)側に設け
た分担構成を採用しても良い。例えば、液晶パネルの直
流ドライブを引き起こす可能性のある複数の信号(S
P,LP,FR)は、周波数,パルスデューティーがそ
れぞれ異なるので、それらの信号を反一致ゲート(Excl
usive ORゲート)を用いて単一のコンポジット信号に
変換し、これをシステム側に送り返して判定回路で異常
状態を監視し、その出力で異常状態を除去すると共に、
LCDモジュール側とは別の表示体を用いてインジケー
タ表示を行うような構成を採用できる。また図1に示す
実施例の走査ドライバ46 の端子T の出力をシ
ステム側に戻し、ロジック系及び液晶系の電源を一定の
手順(シーケンス)でオン/オフ制御する方式も採用で
きる。
【0047】また、液晶パネルを劣化させる別の原因と
しては、図7に示す液晶電源回路28における分圧回路
28eの異常による液晶駆動電圧V 〜V の電圧
値シフトや特定ドライバの出力不良などで液晶パネルが
実効的な直流成分により駆動されて劣化することが考え
られる。これらの異常も電源電流や電源電圧の変動とし
て検出可能であるから、上述の異常除去手段により異常
状態を除去することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るフラット表
示装置は、表示制御部からの転送される信号が発振停止
した場合、表示体モジュール側の信号管理制御手段によ
って液晶の直流駆動が強制的に停止される。このため、
直流駆動による表示体劣化を防止できる。また電源ラッ
シュ電流を軽減できる。本発明は液晶表示装置は勿論の
こと、プラズマディスプレイ装置等に適用できる。表示
体の表示品質や寿命等が駆動信号の異常によって修復不
能な劣化を招くような表示装置に用いるのに適してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る液晶表示装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】同実施例における各走査ドライバの信号管理制
御部の構成とドライバ間の接続関係を示す回路図であ
る。
【図3】同実施例における走査ドライバの走査電極駆動
セルを示す回路図である。
【図4】同実施例の動作を説明するための液晶表示モジ
ュール部における各種信号の関係を示すタイミングチャ
ート図である。
【図5】本発明の実施例2に係る液晶表示装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図6】同実施例における各走査ドライバの信号管理制
御部の構成とドライバ間の接続関係を示す回路図であ
る。
【図7】同実施例における液晶電源回路の構成を示す回
路図である。
【図8】同実施例の動作を説明するための液晶表示モジ
ュール部における各種信号の関係を示すタイミングチャ
ート図である。
【図9】従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10・・・液晶表示制御部 12,40,70・・・液晶モジュール・コントローラ 20・・・フラット状の液晶表示モジュール部 22・・・液晶表示パネル(マトリクス液晶表示素子) 24 〜24 ・・・信号電極ドライバ半導体集積回
路 24・・・信号電極駆動回路(Xドライバ) 26,46,76・・・走査電極駆動回路(Yドライバ) 26 〜26 ,46 〜46 ,76
76 ・・・走査電極ドライバ半導体集積回路 28・・・液晶電源回路 28a・・・電圧変換回路 28b・・・npn型トランジスタ 28c・・・pnp型トランジスタ 28d・・・平滑コンデンサ 28e・・・電圧分圧回路 30・・・ケーブル 4611,4612・・・走査電極駆動セル 46a,49a,49b,78a,78b,79c・・・
D型フリップ・フロップ 46b・・・行単位強制ブランク表示制御回路 46c・・・行単位電圧レベルシフト回路 46d・・・総行強制ブランク表示制御回路 46e・・・電圧レベルシフト回路 46f・・・正逆2相クロック生成回路 46g・・・選択制御信号生成回路 46h・・・選択スイッチ 47,47 〜47 ,77 〜77 ・・・信
号管理制御部 48・・・信号停止検出回路 49,79・・・信号遅延回路 50・・・論理回路 51・・・シーケンス処理回路 78 〜78 ・・・電源パワーオン/オフ制御回路 78c・・・論理回路 Tr ・・・第1のN型MOSトランジスタ Tr ・・・第2のN型MOSトランジスタ INV,INV ,INV ・・・インバータ C11・・・第1のキャパシタ C12・・・第2のキャパシタ R ・・・放電抵抗 AND・・・アンド回路 CKB1〜CKBn・・・端子 S 〜S ・・・信号停止検出制御端子 T 〜T ・・・信号停止検出端子 V 〜V ・・・液晶駆動電圧(基準電圧) D0〜D7・・・データ信号 XSCL・・・画素クロック(シフトクロックパルス) YSCL・・・走査線同期信号 LP・・・データ信号ラッチクロック FR・・・交流化クロック DF(バー)・・・ディスプレイ・オフ信号(強制ブラン
ク表示信号) SP・・・走査スタートパルス(フレームスタート信号) POFF(バー)・・・パワーオフ端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月16日(2001.3.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 表示制御装置及び表示装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示(LC
D),プラズマ表示パネル(PDP)等のフラットディ
スプレイやその応用装置に関係した表示制御装置及び表
示装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】ところで、このような液晶表示体の直流駆
動の問題を敷衍すると、液晶モジュール部側における信
号異常の問題に一般化できる。また壁掛けテレビジョン
を想定した場合、表示制御部と表示パネルとは遠隔配置
にあることから、信号の停止もさることながら、信号レ
ベルの減衰等や雑音の影響により表示品質劣化の問題も
提起される。また、液晶ディスプレイに限らず、プラズ
マ・ディスプレイにおいても問題となる。更に、表示オ
フ、例えばフラット表示装置をパワーオフするときな
ど、に当たっては所定のシーケンスを実現する手段を構
成しないと、表示ドライバの寄生バイポーラ電流や貫通
電流等、更に表示パネルの異常駆動も問題となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】そこで、本発明の課題としては、上述の問
題点に鑑みて、表示オフ、例えばフラット表示装置をパ
ワーオフするときなどにおける諸電源の電位関係を維持
しドライバ内の寄生バイポーラ電流や貫通電流等を抑制
し表示パネルやドライバの保護を図るとともに、パネル
の異常駆動を防止することが可能な表示制御装置及び表
示装置を提供することにある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明の表示制御装置
は、表示体を駆動するための表示体駆動回路と、前記表
示体駆動回路に表示のための電源を供給する表示体電源
回路と、を制御する表示制御装置であって、前記表示体
における画面をブランク表示状態とするためのブランク
信号に基づいて、前記表示体へ供給する表示体駆動電圧
を概略零に設定制御せしめる信号を表示体駆動回路へ出
力する手段と、前記ブランク信号入力の後、所定の時間
の経過後に、前記表示体電源回路からの前記表示のため
の電源の供給を中止する信号を前記表示体電源回路に出
力する手段と、を備えたことを特徴とする
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、表示用電源を供給する表示体電源回
路を制御して表示体を駆動する表示制御装置であって、
前記表示体における画面をブランク表示状態とするため
のブランク信号に基づいて、前記表示体へ供給する表示
体駆動電圧を概略零に設定制御する表示体駆動回路と、
前記ブランク信号入力の後、所定の時間の経過後に、前
記表示体電源回路からの前記表示のための電源の供給を
中止する信号を前記表示体電源回路に出力する手段と、
を備えたことを特徴とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、表示体を駆動するための表示制御装
置であって、前記表示体における画面をブランク表示状
態とするためのブランク信号に基づいて、前記表示体へ
供給する表示体駆動電圧を概略零に設定制御する表示体
駆動回路と、前記ブランク信号入力の後、所定の時間の
経過後に、前記表示体駆動電圧の供給を中止する表示体
電源回路と、 を備えたことを特徴とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、上記記載の表示制御装置において、
前記ブランク信号は前記表示制御装置の外部から入来す
る信号であることを特徴とする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、上記記載の表示制御装置において、
前記所定の時間は可変であることを特徴とする。加え
て、前記表示体は液晶表示パネルやプラズマ表示パネル
で構成してもよい。載の表示制御装置において、前記表
示制御装置は半導体集積回路に構成することをも特徴と
する。上記記載の表示制御装置と、前記表示体を用いた
表示装置を構成することもできる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明の実施の形態】
【実施例1】図1は本発明の実施例1に関係する液晶表
示装置の全体構成を示すブロック図である。なお、図1
において図9に示す部分と同一部分には同一参照符号を
付し、その説明は省略する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】最後に、時点t8 で液晶表示コントローラ
12側の強制表示ブランク制御信号DFF(バー)がL
レベルになると、論理回路501 の出力T1 がLレベル
に変わるので、論理回路502 ,50n の出力T2 ,T
n もLレベルとなる。従って、液晶表示モジュール部2
0側の強制表示ブランク制御信号DF(バー)がLレベ
ルとなり、液晶表示パネル22は表示オフ期間Cに入
り、この期間では当然、異常駆動による異常表示は回避
される。 強制表示ブランク制御信号DFF(バー)がイ
ネーブルとなった後のシーケンス、すなわち表示オフ時
のシーケンスという観点でみると、図4には、時点t8
において上位からの指示でDFF(バー)がLレベルに
変化し、次いでT1 ,T2 ,Tn すなわちDF(バー)
をLレベルとする、つまり表示を強制的にブランクとす
るシーケンスが記載されている。このようなシーケンス
を実現する手段を構成することにより、異常駆動による
異常表示が回避される。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【実施例2】図5は本発明の実施例2に関係する液晶表
示装置を示すブロック図である。なお、図5において図
1に示す部分と同一部分には同一参照符号を付し、その
説明は省略する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】時点t11で液晶表示コントローラ12側の
強制表示ブランク制御信号DFF(バー)がLレベルに
なると、出力T1 ,T2 ,Tn もLレベルとなるので、
液晶表示モジュール部70側の強制表示ブランク制御信
号DF(バー)もLレベルとなり、液晶表示パネル22
は表示オフ期間Cに入る。この時点t11から1〜2フレ
ーム周期後の時点t12でパワーオン/オフ制御回路78
1 のDフリップ・フロップ78bの出力QがLレベルに
変化し、出力PF1 ,PF2 ,PFn もLレベルとな
る。この結果、液晶電源回路28のパワーオフ端子PO
FF(バー)もLレベルになるので、液晶駆動電圧V0
〜V5 の発生が停止する。このように、液晶表示コント
ローラ12側の強制表示ブランク制御信号DFF(バ
ー)がLレベルになると、液晶駆動が停止した後、一定
期間の経過後にドライバへの液晶電圧の印加がなくな
る。このようなパワーオフ時のシーケンスによって、ロ
ジック電源VCCや液晶駆動電源V0 〜V5 の電位関係が
維持され、ドライバ内の寄生バイポーラ電流や貫通電流
等が抑制され、液晶表示パネル及びドライバの保護を図
ることができる。強制表示ブランク制御信号DFF(バ
ー)がイネーブルとなった後のシーケンス、すなわち表
示オフ時のシーケンスという観点でみると、図8には、
時点t11において上位からの指示でDFF(バー)がL
レベルに変化し、これに対応してT1 ,T2 ,Tn すな
わちDF(バー)をLレベルとする、つまり表示を強制
的にブランクとし、次いで所定の期間を経た後の時点t
12でPF1,PF2,PFnすなわちPOFF(バー)を
Lレベルとする、つまり液晶電源回路28をオフにして
液晶駆動電源V0〜V5の生成を止めるというシーケンス
が記載されている。このようなシーケンスを実現する手
段を構成することにより、ドライバ内の寄生バイポーラ
電流や貫通電流等が抑制され、液晶表示パネル及びドラ
イバの保護を図ることができると共に、ロジック電源V
CCや液晶駆動電源V0 〜V5 の電位関係が維持され、か
つ、液晶パネルの異常駆動による異常表示も回避され
る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】本実施例においては、液晶モジュール側に
クロックが供給された後に液晶電源回路28のパワーが
オンとなり、またクロックの出力停止によって液晶電源
回路28のパワーもオフとなる。このような電源付勢の
オートシーケンスによって、ラッシュ電流が分散的ない
し時間差的になるので、上述と同様に、液晶表示モジュ
ールを構成する液晶パネル,ドライバや液晶電源回路の
保護を図ることができる。更に、上位からの指示で強制
表示ブランク制御信号DFF(バー)がイネーブルとな
ったら、強制表示ブランク制御信号をLレベルとして表
示を強制的にブランクとし、そして液晶電源回路28の
パワーをオフとしている。このようなシーケンスを実現
する手段を構成することにより、ドライバ内の寄生バイ
ポーラ電流や貫通電流等が抑制され、液晶表示パネル及
びドライバの保護を図ることができると共に、ロジック
電源VCCや液晶駆動電源V0 〜V5 の電位関係が維持さ
れ、かつ、液晶パネルの異常駆動による異常表示も回避
することができる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の表示制御装置及
び表示装置は、表示オフ、例えばフラット表示装置をパ
ワーオフするときに、上位からの指示で強制表示ブラン
ク制御信号DFF(バー)がイネーブルとなったら、強
制表示ブランク制御信号DF(バー)をLレベルとして
表示を強制的にブランクとし、そして液晶電源回路28
のパワーをオフとすることを実現する構成としている。
このような構成とすることにより、液晶表示パネル及び
ドライバの保護を図ることができると共に、ロジック電
源VCCや液晶駆動電源V0 〜V5 の電位関係が維持さ
れ、かつ、液晶パネルの異常駆動による異常表示も回避
することができる。本発明は液晶表示装置は勿論のこ
と、プラズマディスプレイ装置等に適用できる。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラット表示体モジュール部とそれを制
    御する表示制御部とが分離配置されており、該フラット
    表示体モジュール部がフラット表示体とこれを駆動する
    表示体駆動手段を有しているフラット表示装置であっ
    て、信号管理制御手段を備え、この信号管理制御手段
    は、該表示制御部側から転送される第1の信号の異常発
    生を検出する信号検出手段と、その検出信号に基づいて
    該フラット表示モジュール部側の信号形態を変更処理す
    るシーケンス処理手段とを有することを特徴とするフラ
    ット表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記信号管理制御手
    段は前記フラット表示体モジュール部側に設けられてな
    ることを特徴とするフラット表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記信号検出
    手段は前記第1の信号の停止を検出する信号停止検出手
    段で、前記シーケンス処理手段は該信号停止検出手段の
    出力を基に前記表示体駆動手段の前記フラット表示体へ
    供給すべき表示体印加電圧を零に設定制御する強制停止
    制御手段であることを特徴とするフラット表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記強制停止制御手
    段は、前記信号停止検出手段の出力により前記表示制御
    部側から転送される第2の信号を遅延させる第1の信号
    遅延手段を有することを特徴とするフラット表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記強制停止制御手
    段は、その出力の送出を制御すべき第3の信号の制御端
    子を有することを特徴とするフラット表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、nを正の整数とし、
    前記信号管理制御手段をn個有し、各信号管理制御手段
    に前記第1の信号として入力すべき被検出信号の種類が
    それぞれ異なることを特徴とするフラット表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、k=1,・・・,n−
    1で、第k番目の前記信号管理制御手段の制御出力を第
    k+1番目の前記信号管理制御手段の第3の信号とし、
    第n番目の前記信号管理制御手段の制御出力に基づいて
    前記前記表示体駆動手段の表示オン/オフを制御するよ
    うにしたことを特徴とするフラット表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至7のいずれか一項におい
    て、前記第1の信号遅延手段は、フレームスタート信号
    を前記第2の信号として入力され、Nを正の整数とする
    と、前記信号停止検出手段の出力に基づいてセット・リ
    セット可能のN段のDフリップ・フロップであることを
    特徴とするフラット表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8項において、前記信号停
    止検出手段の出力と第4の信号とを基に表示体駆動電圧
    を発生すべき表示体電源手段のパワーオン/オフを制御
    する電源制御手段を前記フラット表示体モジュール部側
    に有することを特徴とするフラット表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記電源制御手段
    は前記信号停止検出手段の出力により前記表示制御部側
    から転送される第2の信号を遅延させる第2の信号遅延
    手段を有することを特徴とするフラット表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記第2の信号
    遅延手段はフレームスタート信号を前記第2の信号とし
    て入力され、Mを正の整数とすると、前記信号停止検出
    手段の出力に基づいてセット・リセット可能のM(<
    N)段のDフリップ・フロップであることを特徴とする
    フラット表示装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか一項にお
    いて、前記フラット表示体は液晶表示パネルであること
    を特徴とするフラット表示装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至11のいずれか一項にお
    いて、前記フラット表示体はプラズマ表示パネルである
    ことを特徴とするフラット表示装置。
  14. 【請求項14】 フラット表示体モジュール部側に設け
    られ、表示制御部からの各種信号に基づいてフラット表
    示体に表示体駆動電圧を給電する表示体駆動装置におい
    て、該表示制御部側から転送される第1の信号の異常発
    生を検出する信号検出手段と、その検出出力に基づいて
    フラット表示体モジュール部側の信号形態を変更処理す
    るシーケンス処理手段とを含む信号管理制御手段を備え
    ていることを特徴とする表示体駆動装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記信号検出手
    段は前記第1の信号の停止を検出する信号停止検出手段
    で、前記シーケンス処理手段は該信号停止検出手段の出
    力を基に前記フラット表示体へ供給すべき表示体印加電
    圧を零に設定制御する強制停止制御手段であることを特
    徴とする表示体駆動装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記強制停止制
    御手段は前記信号停止検出手段の出力により前記表示制
    御部側から転送される第2の信号を遅延させる第1の信
    号遅延手段を有することを特徴とする表示体駆動装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記強制停止制
    御手段は、その出力の送出を制御すべき第3の信号の入
    力端子を有することを特徴とする表示体駆動装置。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記信号遅延手
    段は、フレームスタート信号を前記第2の信号として入
    力され、Nを正の整数とすると、前記信号停止検出手段
    の出力に基づいてセット・リセット可能のN段のDフリ
    ップ・フロップであることを特徴とする表示体駆動装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項15乃至18のいずれか一項お
    いて、前記信号管理手段は前記信号停止検出手段の出力
    と第4の信号を基に表示体駆動電圧を発生すべき表示体
    電源手段のパワーオン/オフを制御する電源制御手段を
    有することを特徴とする表示体駆動装置。
  20. 【請求項20】 請求項19において、前記電源制御手
    段は前記信号停止検出手段の出力により前記表示制御部
    側から転送される第2の信号を遅延させる第2の信号遅
    延手段を有することを特徴とする表示体駆動装置。
  21. 【請求項21】 請求項20において、前記第2の信号
    遅延手段はフレームスタート信号を前記第2の信号とし
    て入力され、Mを正の整数とすると、前記信号停止検出
    手段の出力に基づいてセット・リセット可能のM(<
    N)段のDフリップ・フロップであることを特徴とする
    表示体駆動装置。
  22. 【請求項22】 請求項14乃至21のいずれか一項に
    おいて、前記表示体駆動装置が液晶表示パネルを駆動す
    る液晶駆動装置であることを特徴とする表示体駆動装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項22において、前記液晶駆動装
    置は半導体集積回路であることを特徴とする表示体駆動
    装置。
  24. 【請求項24】 請求項23において、前記半導体集積
    回路はYドライバであることを特徴とする表示体駆動装
    置。
  25. 【請求項25】 請求項24において、前記Yドライバ
    は単純マトリクス液晶表示装置の走査ドライバであるこ
    とを特徴とする表示体駆動装置。
  26. 【請求項26】 請求項24において、前記Yドライバ
    はアクティブ・マトリクス液晶表示装置のゲートドライ
    バであることを特徴とする表示体駆動装置。
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