JP2001272954A - 表示装置およびその電源回路 - Google Patents
表示装置およびその電源回路Info
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Abstract
電圧数の削減、入力電源電圧数の削減、入力電源電圧の
低電圧化および低コスト化を図り、コンデンサの鳴きお
よび映像へのノイズ発生を防ぐ。 【解決手段】 表示装置用信号と同期が取れた12kH
z以上のRVQ信号を元にして、直流成分をカットして
再バイアスするセラミックコンデンサ6、7を用いたチ
ャージポンプ回路により、表示装置用信号と同期が取
れ、供給電圧(VHH、VLL)の約2倍圧の電圧(約
2×VHH、約2×VLL)を作成して、表示装置の駆
動回路に供給する。
Description
よび自動車内部の表示用モニター等に用いられる表示装
置およびその電源回路に関し、特に、セラミックコンデ
ンサを用いた電源回路およびそれを備えた表示装置に関
する。
部の表示用モニターとしては、液晶表示装置を用いるこ
とが多くなってきている。その理由は、装置の薄型化、
低消費電力化、入力電源電圧数の削減、入力電源電圧数
の削減、入力電源電圧の低電圧化および低コスト化を図
るためである。
源電圧の低電圧化によって、本来、液晶表示装置に必要
とされる電圧が外部から供給されないことが多くなって
いる。この場合には、液晶表示装置内部で必要な電源電
圧を作成する必要があり、例えばDC/DCコンバータ
ICやチャージポンプICによって必要な電源電圧を作
成する。しかし、装置の薄型化および低コスト化が要求
されている昨今では、DC/DCコンバータICやチャ
ージポンプICを用いると、これらの要求を実現するこ
とができない場合が多いため、好ましくない。
を作成するためには、例えば図15に示すような回路構
成が知られている。この電源回路は、抵抗1、インバー
タ2、3、ダイオード4、5、コンデンサ6〜9、およ
びトランジスタ10で構成されている。そして、表示装
置において対向振幅信号(COM)を生成するために使
用される1H(水平ライン)反転したロジック信号RE
Vを用いて、VHH(プラス電圧、例えば+10V)お
よびVLL(マイナス電圧、例えば−10V)から、各
電圧のほぼ2倍圧である約2×VHH(例えば約+20
V)と約2×VLL(例えば約−20V)とを作成して
必要な電源電圧を得ることができる。ここで、正確に2
倍の電圧が得られないのは、ダイオードの順方向電圧に
よる電圧降下が生じたり、または2×VHHおよび2×
VLLの電圧が接続される負荷によって変動するからで
ある。なお、無負荷であってもダイオードの順方向電圧
による電圧降下は少し発生する。
信号がVHHとGND間でトランジスタ10を構成する
ことにより、VHH電圧とGND電圧との振幅を取り、
かつ、REV信号と同期した信号が得られる。例えば、
REV信号がロジック信号(0〜3.3V)の場合、ト
ランジスタ10によって、後段の回路を駆動するための
信号レベルまでレベル変換することができる。
H電圧とGND電圧との振幅を取り、かつ、REV信号
と同期した信号を、そのまま負荷の大きい回路に入力す
ると波形がひずむため、インバータ回路(例えばCMO
S ICのインバータ回路等)2、3を介して、直流成
分をカットして再バイアスするコンデンサ6にチャージ
する。まず、1個のインバータ回路2(従ってトランジ
スタ10の負荷は小さい)に入力して駆動能力を向上さ
せ、このインバータ回路2の出力をインバータ回路(イ
ンバータ群)3に入力してさらに駆動能力を向上させ
る。これにより、その後に接続される負荷が大きい回路
を駆動することができるようになる。インバータ回路は
通常のCMOS論理反転回路であるが、このような接続
により駆動能力の向上を図ることができる。なお、CM
OS ICのインバータ回路を用いた場合、スレッシュ
ホルドレベルがそのICの電源のほぼ1/2であるの
で、REV信号のデューティサイクルはその電源のほぼ
50%であるのが好ましい。
た信号が、ダイオード4を介して入力されるVHHに加
わることにより、約2倍圧の電圧である約2×VHHの
電圧が出力される。
ンデンサ7にチャージされた信号が、ダイオード5を介
してVLLに加わることにより、約2倍圧の電圧である
約2×VLLの電圧が出力される。なお、コンデンサ7
で直流成分をカットしているので、ダイオード4、5に
入力される電圧としては、波形の振幅(AC成分)があ
ればよい。
振幅を取り、かつ、REV信号と同期した信号を、直流
成分をカットして再バイアスするコンデンサにチャージ
し、これにDC電圧を介することを繰り返すことによ
り、さらに高い電圧を得ることができる。
回路と称されており、専用のチャージポンプICを用い
るよりも安価である。さらに、コンデンサ等の定数を適
宜偏向することによって、REV信号の周波数を変化さ
せて、液晶表示装置の映像へのノイズ防止等を図ること
ができる。
薄型化、低消費電力化、入力電源電圧数の削減、入力電
源電圧数の削減、入力電源電圧の低電圧化および低コス
ト化等を図っている。
示装置において、図15に示した電圧をチャージするた
めのコンデンサ6〜9としては、大容量のものが必要で
ある。このためには、アルミ電解コンデンサ等を用いる
ことができるが、このアルミ電解コンデンサは一般にサ
イズが大きいため、装置の薄型化および更なる低コスト
化を図るためにはセラミックコンデンサが使用される。
いた場合には、使用されるREV信号の周波数がある一
定周波数よりも遅くなること等により、セラミックコン
デンサが雑音(鳴き)を発生することがある。
置(水平640、横480絵素の液晶表示パネル)で
は、1Hの周波数=31.5kHzであり、上述したよ
うに、REV信号のデューティサイクルはほぼ50%で
あるのが好ましいので、REV信号の周波数=15.7
5kHzになる。この場合には、セラミックコンデンサ
の鳴きは発生しない。しかし、垂直ライン数がVGAの
半分でV=240ラインであるH−VGA用や、水平ラ
イン数および垂直ライン数が共にVGA用の半分でH=
320ライン、V=240ラインであるQ−VGA用の
液晶表示装置では、VGAに比べて1Hの周波数が半分
になり、1Hの周波数=15.75kHzになる。この
場合には、REV信号の周波数=7.875kHzにな
り、セラミックコンデンサの鳴きが発生する。
表示装置であっても、意図的に同期周波数を基本的な周
波数から変化させる場合があり、例えば源発振周波数
(CLK)、水平同期周波数(HSY)、または垂直同
期周波数(VSY)等を変化させる。この場合には、基
本的な周波数ではセラミックコンデンサの鳴きが発生し
ていなくても、上記周波数を変化させることによりRE
V信号の周波数が変わってしまい、セラミックコンデン
サの鳴きが発生することがある。
発生した場合、液晶表示装置を使用する際に耳障りにな
って、支障をきたすという問題があった。
数とは無関係な非同期発振器、例えば水晶発振器等を用
いて、可聴周波数約20kHz以上の周波数のREV信
号を作成する方法が考えられる。この場合には、表示装
置の同期周波数を変化させても、それに関係なくREV
信号をある一定周波数以上に保つことができる。しか
し、この場合には、以下のような問題がある。
周波数がある一定周波数よりも遅くなるとセラミックコ
ンデンサが鳴きを発生することが知られているが、さら
に、REV信号が可聴周波数以上の周波数でも、表示装
置用信号と非同期の場合には、ドリフトするためにうな
りが発生して鳴きを引き起こす。また、チャージポンプ
回路において発生するリップルが電圧的に表示装置用信
号と非同期であるために、映像への不規則なノイズ発生
の原因となり、表示品位を損なう。さらに、表示装置用
信号と非同期の周波数による不要輻射ノイズやEMI等
のノイズ発生の原因になるという問題もあった。
決すべくなされたものであり、薄型化、低消費電力化、
入力電源電圧数の削減、入力電源電圧数の削減、入力電
源電圧の低電圧化および低コスト化を図ることができ、
さらに、コンデンサの鳴きおよび映像へのノイズ発生を
防ぐことができる表示装置およびその電源回路を提供す
ることを目的とする。
示装置用信号と同期が取れた12kHz以上の制御信号
と、外部からの供給電圧とを、信号の直流成分をカット
して再バイアスする部分にセラミックコンデンサを用い
たチャージポンプ回路に入力して、表示装置用信号と同
期が取れ、かつ、供給電圧よりも高電圧の電圧を作成
し、表示装置を駆動する駆動回路に供給しており、その
ことにより上記目的が達成される。
よび垂直同期周波数信号のうちの少なくともいずれか1
つが変化したときに、前記チャージポンプ回路に入力さ
れる制御信号の周波数を変化させる回路をさらに有して
いてもよい。
備えており、そのことにより上記目的が達成される。
力するREV信号(制御信号)を12kHz以上にする
ことにより、セラミックコンデンサの鳴きが生じなくな
るという知見を実験により得た。さらに、表示装置用信
号とREV信号が非同期の場合には、映像に不規則なノ
イズが発生するということが知られている。
号と同期が取れた12kHz以上の制御信号を用いて、
チャージポンプ回路により、表示装置用信号と同期が取
れ、かつ、外部からの供給電圧よりも高電圧の電圧を作
成する。これにより、セラミックコンデンサの鳴きが生
じず、映像へのノイズも発生しない。
信号と同一の信号を使用した方が余分な回路を組む必要
が無いので好ましい。例えば、表示装置用信号が13k
Hzの場合、12kHz以上20kHz未満の制御信号
としてそのまま用いることができるが、20kHz以上
の制御信号とするためには2倍周回路が必要となる。ま
た、表示装置用信号が7kHzの場合、12kHz以上
20kHz未満の制御信号として2倍周回路が必要にな
るが、20kHz以上の制御信号とするためには4倍周
回路が必要となる。
水平同期周波数(HSY)、または垂直同期周波数(V
SY)等、表示装置の同期周波数が基本的な周波数から
変化した場合に、チャージポンプ回路に入力される制御
信号の周波数を変化させて、セラミックコンデンサの鳴
きが生じない周波数にすることが可能である。
いて、図面を参照しながら説明する。
態である表示装置におけるディスプレイ部および駆動回
路を示す図である。この表示装置は、各画素毎にスイッ
チング素子を設けたアクティブマトリクス型の表示装置
であり、入力される映像信号に基づく映像を表示するた
めのディスプレイ部(液晶表示パネル)14を備えてい
る。このディスプレイ部14には、図示しない照明手段
から入射される光を変調する液晶15が封入され、マト
リクス状に画素16が設けられている。これらの画素1
6によって、表示画面が構成されている。
ある複数本の走査電極Gが互いに平行に配設され、これ
ら走査電極Gと交差(ここでは直交)するように、複数
の信号電極Sが互いに平行に配設されている。各走査電
極Gは走査電極駆動回路12に接続され、各信号電極S
は信号電極駆動回路13に接続されている。
画素16毎に設けられたスイッチング素子18を介し
て、その近傍の対応する信号電極Sに接続されている。
また、各スイッチング素子18のゲート部は、近傍の対
応する走査電極Gに接続されている。そして、走査電極
駆動回路12によって走査電極Gが順次選択され、選択
された走査電極GにON信号が付与されると、この走査
電極Gに接続されたスイッチング素子18は、信号電極
Sと画素電極17との間を導通状態に切り換える。この
とき、入力される映像信号に基づいて信号電極駆動回路
13から信号電極Sに送られる信号電圧が、画素電極1
7に印加される。すなわち、垂直ラインである走査電極
Gが走査電極駆動回路12によって選択されると、この
垂直ライン上の画素16に映像信号に基づく信号電圧が
書き込まれる。
は、3端子のトランジスタや2端子のダイオード素子等
を用いることができるが、本実施形態ではスイッチング
素子18として薄膜トランジスタ(TFT)を用いてい
る。
画素電極17と対向する対向電極に対向振幅信号駆動回
路21が接続されている。この対向電極に印加される対
向振幅振幅信号(COM)は、映像信号と連動してお
り、上記映像信号との差によって液晶15に電圧が印加
される。
し、その液晶15によって入射光を変調することによ
り、マトリクス状の各画素16の明暗が変化し、表示画
面に映像信号に基づく映像が表示される。
示特性や使用状況等により、ドット反転、1V(垂直ラ
イン)反転または1H(水平ライン)反転等、映像信号
を反転させる駆動方法が用いられる。一般的には1H反
転が使用される。この場合には、図2に示すように、C
OMも映像信号の反転に合わせて1H毎にHiとLoと
を繰り返し、2Hで1周期になる。以下では、1H反転
させた例について説明するが、本発明はドット反転また
は1V反転させた場合についても適用可能である。
うな回路により作成される。液晶表示装置を動作させる
ために必要な専用のロジック信号を作成するコントロー
ルICから、1H毎にHiとLoとを繰り返し、2Hを
1周期としたREV信号を入力し、オペアンプA1と抵
抗R1、R2を用いてその振幅を増幅する。これによ
り、REV信号の振幅電圧にR1とR2の比(R2/R
1)を掛けた信号振幅REV×(R2/R1)がCOM
の信号振幅となる。また、VCCとGND間の抵抗R
3、R4の比がオペアンプA1に入力されることによ
り、COMのセンターDCが決定される。このようなC
OMが液晶表示装置に入力される。
の一例を示す図である。ここでは、液晶ドライバー(走
査電極駆動回路および信号電極駆動回路)19、液晶表
示パネル20、対向振幅信号(COM)駆動回路21、
チャージポンプ回路22および液晶表示専用コントロー
ルIC23から液晶表示装置が構成されている。
液晶ドライバー19には、ロジック信号の動作のために
VSHが入力される。これにより、外部から与えられた
タイミングおよび表示装置用信号(CLK、HSY、V
SY等)を元にして、液晶表示専用コントロールIC2
3から、液晶ドライバー19を駆動させるロジックタイ
ミング信号、データ信号、およびそれに同期したREV
信号とRVQ信号が出力される。
号、および外部からの供給電圧であるVHHとVLLを
元にして、対向振幅信号COMを作成し、液晶表示パネ
ル20に供給する。
VQ信号、および外部からの供給電圧であるVHHとV
LLを元にして、VHHとVLLの約2倍圧の電圧であ
る約2×VHHおよび約2×VLLを作成し、液晶ドラ
イバー19に供給する。
ドライバー19が液晶表示パネル20を駆動して、表示
が行われる。
プフロップFaを用いて、図6に示すような信号電極駆
動回路用のCLK信号でRVD信号にラッチをかけるこ
とにより、図6に示すように、CLK信号に同期したR
VQ信号を得ることができる。このとき、COMもCL
K信号に同期しているので、RVQ信号とCOMは同期
することになる。このRVQ信号を図7に示すようなチ
ャージポンプ回路に入力することにより、COMと同期
の取れたRVQ信号を用いてチャージポンプ回路により
液晶表示装置に必要な電圧を作成することができる。こ
の図7のチャージポンプ回路は、図15に示した従来の
チャージポンプ回路と同様に動作する。なお、上記図4
に示した液晶表示装置では、液晶表示専用IC23を用
いてREV信号およびRVQ信号を作成しているので、
CLKとRVQ信号は同期している。よって、必ずしも
図5に示したようなフリップフロップFaを用いる必要
はない。
れる信号をRVD信号、フリップフロップから出力され
る信号をRVQ信号としている。RVQ信号はREV信
号のn倍周信号で、かつ、12kHz以上であるが、R
VD信号は必ずしもREV信号のn倍である必要はな
く、12kHz以上であればよい。RVD信号はCL
K、HSY、VSYを分周して作ってもよいが、これら
に同期していなくてもよい。このRVD信号をCLK等
と同期させたものがRVQ信号となる。
信号をフリップフロップF1のCKに入力し、フリップ
フロップF1のQバーから出力される信号をフリップフ
ロップF1のDにフィードバックすることにより、フリ
ップフロップF1のQから出力される信号はRVQ信号
の1/2の周波数になる。次に、フリップフロップF1
のQから出力される信号をフリップフロップF2のCK
に入力し、フリップフロップF2のQバーから出力され
る信号をフリップフロップF2のDにフィードバックす
ることにより、フリップフロップF2のQから出力され
る信号はRVQ信号の1/4の周波数になる。続いて、
フリップフロップF2のQから出力される信号をフリッ
プフロップF3のCKに入力し、フリップフロップF3
のQバーから出力される信号をフリップフロップF3の
Dにフィードバックすることにより、フリップフロップ
F3のQから出力される信号はRVQ信号の1/8の周
波数になる。これを繰り返すことにより、フリップフロ
ップFnのQから、図9に示すように、RVQ信号に同
期し、その周波数がRVQ信号の1/(2n)(nは自
然数)で12kHz以上であるREV信号が得られる。
このようなREV信号の2n倍の周波数を有するRVQ
信号を、図10に示すようなセラミックコンデンサ6を
用いて直流成分をカットし、再バイアスするチャージポ
ンプ回路に入力することにより、RVQ信号がCOMと
同期し、かつ、その周波数が12kHz以上であるの
で、コンデンサ6の鳴きを抑えることができる。また、
このRVQ信号を図7に示したようなチャージポンプ回
路に入力することにより、COMと同期の取れたRVQ
信号を用いて、コンデンサ6、7の鳴きを発生すること
なく、液晶表示装置に必要な電圧を作成することができ
る。
についてのみ例を示したが、奇数倍であってもよい。デ
ジタル信号を奇数(1、3、5等)分周することは、通
常の回路設計により容易に行うことができる。
クコンデンサ鳴きの聴感レベル相対値との関係を示す。
ここでは、図7に示したRVQ信号(デューティ50
%)の周波数を変化させたときに、コンデンサ6、7の
近くに耳を当てて、音の大きさを人間が主体的に評価し
た結果を示す。この図11に示すように、RVQ信号の
周波数が12kHzを下回ると、セラミックコンデンサ
の鳴きが聞こえる。そして、RVQ信号の周波数が小さ
くなるほど、セラミックコンデンサの鳴きが顕著に目立
ち始め、耳障りになる。このため、RVQ信号の周波数
を12kHz以上にする。
と、チャージポンプ回路の構成上、供給電圧の約2倍
等、所望の電源電圧を作成することができないので、そ
れ以下の周波数にするのが好ましい。この周波数の上限
は、図7に示したようなコンデンサ、ダイオード、イン
バータやチャージポンプ回路の負荷により決定される
が、通常、200kHz程度までは用いることができ
る。
REV信号によって、図3に示したような回路によりC
OMを作成する。これにより、COMと同期の取れた信
号を元にして、セラミックコンデンサの鳴きを発生させ
ることなく、直流成分をカットして再バイアスするチャ
ージポンプ回路を備えた液晶表示装置を得ることができ
る。
Mと同期させた例について説明したが、液晶表示装置用
信号(CLK、HSY、VSY等)と同期が取れていれ
ばよい。
を取り、かつ、REQ信号と同期した信号を、直流成分
をカットして再バイアスするコンデンサにチャージし、
これにDC電圧を介することを繰り返すことにより、さ
らに高い電圧を得ることも可能である。
装置の同期信号であるCLK、HSY、VSYの周波数
が変化しても、セラミックコンデンサの鳴きが生じない
周波数に切り換えることが可能な液晶表示装置の例につ
いて、説明する。なお、ここでは、HSYの周波数が変
化した場合を例に挙げて説明するが、CLKおよびVS
Yの周波数が変化した場合についても、同様にして、セ
ラミックコンデンサの鳴きを防ぐことができる。
いて、周波数を自動的に切り換える回路および周辺回路
を含めた回路構成の一例を示す図である。ここでは、対
向振幅信号駆動回路21、チャージポンプ回路22、液
晶表示専用コントロールIC23およびRVQ信号切り
換え回路24を備えている。
びデータ信号の流れについては、図4に示した液晶表示
装置と同様である。
(CLK、HSY、VSY等)が液晶表示専用コントロ
ールIC23に入力され、これを元にしてREV信号が
作成される。それと共に、RVD1、RVD2、・・
・、RVDnの各信号が作成される。これらの信号は、
液晶表示装置用信号と同期が取れており、周波数が12
kHz以上で、各々異なる周波数の信号である。
1、RVD2、・・・、RVDnの各信号が入力され、
切り換え用のスイッチング信号としてHSYも入力され
る。さらに、HSYの周波数を測定するために、CLK
を入力してもよい。RVQ信号切り換え回路24では、
入力されたHSYの周波数によって、上述したセラミッ
クコンデンサの鳴きが発生しないように、RVD1、R
VD2、・・・、RVDnから最適な周波数を選択す
る。その最適な周波数の信号をRVQ信号として、チャ
ージポンプ回路22に入力する。これにより、HSYの
周波数が変化しても、セラミックコンデンサの鳴きを防
ぐことができる。
4の構成の一例を示す。このRVQ信号切り換え回路に
おいて、ワンショットマルチバイブレータ31は、HS
Yが入力されるたびにリセットされ、そのリセットタイ
ミングからコンデンサCおよび抵抗Rで決まる時定数の
時間(τ)までにHSYが入力されれば、Qから切り換
えパルスが出力されない。しかし、HSYの周期がτよ
りも大きく、τよりも後にHSYが入力されると、Qか
ら切り換えパルスが出力され、ラッチ回路32がその切
り換えパルスをラッチする。そして、切り換えパルスが
セレクタ33の制御端子に入力され、セレクタ33がR
VD1とRVD2とを切り換える。例えば、HSYの周
波数が低くなって予め定められた時間τ以上の周期にな
ると、より高い周波数であるRVD2が選択され、RV
Q信号が変化してより高い周波数(fRVD)となる。
よって、HSYの周波数が下がっても、RVQをある一
定以上の周波数に保つことができ、コンデンサ鳴きを防
ぐことができる。
以上になるように設定すればよい。また、RVQ信号を
分周してCOMの周期を作成する場合には、その分周比
も考慮してτを設定すればよい。
類の信号を切り換える例について示したが、さらに多数
の信号を切り換える場合には、上記ワンショットマルチ
バイブレータの数を増やせばよい。
4の構成の他の一例を示す。このRVQ信号切り換え回
路において、周波数カウンタ34は、入力されたCLK
を元にHSYの周期をカウントしてカウント値をQから
出力する。出力されたカウント値は、周波数判別器35
で判断される。そして、カウント数が所定の値よりも多
ければHSYの周波数が低いと判断して、切り換えパル
スを出力する。ラッチ回路32以降は、図13に示した
回路と同様の構成であるので説明を省略する。
路構成とは異なり、全ての処理をデジタル信号で行うこ
とができるので、IC化が容易である。
コントロールIC23とRVQ切り換え回路24は、1
つのIC回路として構成してもよい。
Y、VSY等)を使用し、電源回路を必要とするもので
あれば、アクティブマトリクス型の表示装置や表示媒体
として液晶を用いた液晶表示装置に限られず、表示装置
全般に適用可能である。
12kHz以上の周波数で表示装置用信号と同期が取れ
た制御信号によって、セラミックコンデンサを用いたチ
ャージポンプ回路で電源電圧を作成することができる。
よって、表示装置の薄型化、低消費電力化、入力電源電
圧数の削減、入力電源電圧数の削減、入力電源電圧の低
電圧化および低コスト化を図ることができ、さらに、コ
ンデンサの鳴きおよび映像へのノイズ発生を防いで表示
品位に優れた表示装置を実現することができる。
ディスプレイ部および駆動回路の構成例を示す図であ
る。
COM波形の一例を示す図である。
例を示す図である。
プ回路および周辺回路を含めた構成例を示す図である。
RVQ信号とCOMとの同期を取るための回路の構成例
を示す図である。
示す図である。
チャージポンプ回路によって約2倍圧の電圧を作成する
電源回路の構成例を示す図である。
COMと同期し、RVQ信号の整数倍の周波数を有する
REV信号を作成するための回路の構成例を示す図であ
る。
示す図である。
ットして再バイアスする回路の構成例を示す図である。
鳴きの聴感レベル相対値との関係を示す図である。
波数を切り換える回路および周辺回路を含めた構成例を
示す図である。
路の構成例を示す図である。
路の他の構成例を示す図である。
路によって約2倍圧の電圧を作成する電源回路の構成例
を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 表示装置用信号と同期が取れた12kH
z以上の制御信号と、外部からの供給電圧とを、信号の
直流成分をカットして再バイアスする部分にセラミック
コンデンサを用いたチャージポンプ回路に入力して、表
示装置用信号と同期が取れ、かつ、供給電圧よりも高電
圧の電圧を作成し、表示装置の駆動回路に供給する電源
回路。 - 【請求項2】 表示装置の源信号、水平同期周波数信号
および垂直同期周波数信号のうちの少なくともいずれか
1つが変化したときに、前記チャージポンプ回路に入力
される制御信号の周波数を変化させる回路をさらに有す
る請求項1に記載の電源回路。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電源回
路を備えている表示装置。
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---|---|---|---|
JP2000083063A JP3494611B2 (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 表示装置およびその電源回路 |
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