JP2001272733A - 画像読み取りシステム及び画像読み取り方法 - Google Patents

画像読み取りシステム及び画像読み取り方法

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JP2001272733A
JP2001272733A JP2000086357A JP2000086357A JP2001272733A JP 2001272733 A JP2001272733 A JP 2001272733A JP 2000086357 A JP2000086357 A JP 2000086357A JP 2000086357 A JP2000086357 A JP 2000086357A JP 2001272733 A JP2001272733 A JP 2001272733A
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JP2000086357A
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English (en)
Inventor
Toshio Maruchi
敏夫 丸地
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾いた画像の画質を劣化させずに操作性よく
角度修正することができる画像読み取りシステム及び画
像読み取り方法を提供する。 【解決手段】 原稿59を照明するための照明手段10
と、照明手段10により照明された原稿上の画像を光電
変換する光電変換手段12と、光電変換手段12を移動
させて原稿59をスキャンするスキャン手段9と、光電
変換手段12からの画像データに基づいて原稿59の画
像を映し出す画像表示手段と62、原稿59と一体回転
可能になるように原稿59を保持する保持手段52と、
保持手段52を回転駆動する回転駆動手段50と、原稿
59を保持した保持手段52の回転量を制御する回転制
御手段とを有し、画像表示手段上に表示された原稿画像
に基づいて保持手段52を回転させるべき角度を算出
し、その算出角度に従って、原稿59と光電変換手段1
2との間の相対的な角度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿、例えば現像
済み写真フィルム等の透過原稿又は紙原稿等、をスキャ
ンすることにより原稿上の画像を読み取る画像読み取り
システム及び画像読み取り方法に関する。詳細に述べる
と、現像済み写真フィルムのフレームに対して傾斜した
画像をデジタル画像データとして読み込む画像読み取り
装置と、画像読み取り装置の画像読み込みを制御するパ
ーソナルコンピュータ等の制御装置とが連携して、傾斜
画像が写真フィルムのフレームに対して傾いていない通
常の画像として読み取られるように、写真フィルムの角
度を調整するタイプの画像読み取りシステム及び画像読
み取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルム用の画像読み取りシステム
は、写真フィルム上に表示された画像をCCD等の撮像
素子で撮像し、撮像したアナログ画像データをデジタル
画像データに変換するものである。写真フィルムに表示
された画像の中には、誤って、写真フィルムの基準(例
えば、写真フィルムのフレーム)に対してある角度で傾
いた状態で撮影されているものがある。そこで、元の写
真フィルム上の画像が傾いていても通常の傾きのない画
像で読み取りたいという要望があり、従来は、以下に示
す方法により、傾斜画像から非傾斜の通常の画像に修正
している。
【0003】第1の方法は、写真フィルムの装着された
ホルダーにおいて手動で回転する回転機構を設け、この
回転機構を手動で回転させる方法である。
【0004】この方法では、次のような手順で角度修正
される。すなわち、写真フィルムが所定の装填位置にセ
ッティングされたホルダーを画像読み取り装置に装着し
たあと、ホルダーに装着された写真フィルムをプレスキ
ャンする。操作者は、プレスキャンによって読み込まれ
た画像をパーソナルコンピュータのモニター上で確認す
る。そして、操作者がモニター上の画像が傾いていると
判断すれば、ホルダーを画像読み取り装置から一旦取り
出してホルダーの回転機構を動かして写真フィルムの角
度を調整する。角度調整したホルダーを画像読み取り装
置に再び装着したあと、再度、写真フィルムをプレスキ
ャンする。プレスキャンによって読み込まれた画像が傾
いていないかどうかをパーソナルコンピュータのモニタ
ー上で再度確認する。傾いた画像が依然として傾いた状
態にあると判断すると、ホルダーの取り出し、ホルダー
角度の変更、ホルダーの装着、プレスキャン及び画像確
認という一連の手順を何度も繰り返す。すなわち、手動
で回転機構を回転させる方法では、画像を所定の位置に
回転させるのに必要な角度と、モニター上で確認された
角度調整後の画像との対応がわかりにくいために、上記
の手順を何度も繰り返す必要がある。したがって、手動
で回転機構を回転させる修正方法では、操作性が悪い及
び修正操作に長時間を要するという問題がある。
【0005】第2の方法は、フォトレタッチソフトを用
いる方法である。
【0006】この方法は、画像読み取り装置により読み
取られた画像をフォトレタッチソフト上で確認しながら
フォトレタッチソフト上で画像を回転させるという回転
機能によって、画像読み取り装置で読み取られた画像を
修正するものである。しかしながら、フォトレタッチソ
フト上で画像を回転させるという画像処理を行なうと、
データの欠落が発生し、そのデータ欠落部分では、周囲
のデータを参照して欠落データを補間するという処理が
行なわれる。したがって、回転画像処理時に補間処理さ
れた画像とオリジナル画像とを比較すると、補間処理さ
れた画像では、画像の鮮明さが損なわれているとともに
画質が劣化している。特に、多くの直線を含む画像を回
転させると、直線部分は微視的にはギザギザで段差状の
ぼやけた直線になってしまい、元の真っ直ぐな直線には
ならない。すなわち、フォトレタッチソフトによって回
転画像処理を行なうと、オリジナル画像より、画像が著
しく劣化するという問題がある。
【0007】このように、元の写真フィルム上の画像が
傾いていても通常の傾きのない画像で読み取るために行
なわれている従来の修正方法には、操作性が悪い、修正
操作に長時間を要する、画質が劣化するという問題があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の解決
すべき技術的課題は、傾いた画像の画質を劣化させずに
操作性よく角度修正することができる画像読み取りシス
テム及び画像読み取り方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用・効果】上記技術的
課題を解決するために、本発明に係る画像読み取りシス
テムは、原稿を照明するための照明手段と、照明手段に
より照明された原稿上の画像を光電変換する光電変換手
段と、光電変換手段を移動させて原稿をスキャンするス
キャン手段と、光電変換手段からの画像データに基づい
て原稿の画像を映し出す画像表示手段と、原稿と一体回
転可能になるように原稿を保持する保持手段と、保持手
段を回転駆動する回転駆動手段と、原稿を保持した保持
手段の回転量を制御する回転制御手段とを有し、画像表
示手段上に表示された原稿画像に基づいて保持手段を回
転させるべき角度を算出し、その算出角度に従って、原
稿と光電変換手段との間の相対的な角度を制御すること
を特徴とする。
【0010】上記構成によれば、スキャン手段によって
読み込まれた原稿上の画像が画像表示手段上にスキャン
画像として表示される。このスキャン画像が、画像表示
手段のフレームに対して傾いている場合、画像表示手段
上に表示された原稿画像に基づいて、保持手段を回転さ
せるべき角度が算出される。この算出角度に従って、原
稿と光電変換手段との間の相対的な角度が制御され、原
稿上の画像が、光電変換手段に対して通常の傾きのない
画像になるように回転される。そして、この状態で原稿
を本スキャンすると、傾き及び画質劣化のない画像が読
み込まれる。
【0011】上記画像読み取りシステムを用いることに
より、以下のような画像読み取り方法が提供される。例
えば、操作者は、プレスキャンによって読み込まれた画
像を画像表示手段上で確認する。そして、画像表示手段
上に表示された画像が画像表示手段あるいは原稿のフレ
ームに対して傾いていると判断すれば、その表示画像か
ら回転すべき角度を算出する。算出された角度に応じ
て、画像表示手段上に表示された画像を画像処理によっ
て回転させる。画像表示手段上で回転させた画像が通常
の傾いていない画像になっていると判断すると、その算
出角度で原稿の保持された保持手段を回転させる。この
状態で本スキャンを行なって、傾き及び画質劣化のない
画像を読み込む。したがって、実際にホルダーを動かす
前に、回転させたときの原稿画像を画像表示手段上で確
認することができるので、再度プレスキャンする必要が
なくなり、操作時間の節約及び操作性の向上を図ること
ができる。また、このような方法で読み込まれたデジタ
ル画像は、画像表示手段上で画像を確認したり、画像デ
ータとしてハードディスク等の記録メディアに保存した
り、プリンター等の出力装置から印刷したりして、様々
な形で利用することができる。
【0012】照明手段と光電変換手段とスキャン手段と
保持手段と回転駆動手段と回転制御手段とで画像読み取
り装置が構成され、画像表示手段及び回転制御手段は、
画像読み取り装置とは別体で構成されていることが好ま
しい。このような構成により、画像読み取り装置を小型
化することができるとともに、画像読み取り装置と制御
装置とを分離して設置することができるので、画像読み
取りシステムの設置の自由度が高くなる。
【0013】画像表示手段上に表示された原稿画像を回
転させるべき角度を入力するためのGUI(graphical
user interface:グラフィカル・ユーザー・インタ
ーフェース)を有することが好ましい。このような構成
により、画像表示手段上には、操作内容を視覚的に分か
り易くした絵又は記号等のアイコンが表示される。した
がって、操作に不慣れな者であっても、この絵又は記号
等のアイコンをクリック操作することにより、保持手段
の回転角度を容易且つ正確に指定することができる。
【0014】原稿としては、現像済みの写真フィルム等
の透過原稿又は紙原稿の種々のものを用いることができ
るが、スキャン画像の解像度や画像読み取り装置のサイ
ズを考慮すると、原稿が現像済み写真フィルムであるこ
とが好ましい。。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態に係
る画像読み取りシステムについて、図1〜図7を参照し
て詳細に説明する。
【0016】図1は、画像読み取り装置をパーソナルコ
ンピュータに接続した状態を示す図であり、図5は画像
読み取りシステムのブロック構成を示すブロック図であ
る。本実施形態の画像読み取りシステムは、画像読み取
り装置1とハードディスク等の記憶装置に画像読み取り
プログラムがインストールされたパーソナルコンピュー
タ6とからなる。画像読み取りプログラムを起動する
と、パーソナルコンピュータが画像読み取りシステムの
一部をなす。パーソナルコンピュータ6は、CPU及び
メモリ等を含む基板回路、ハードディスク等の記憶装置
が内蔵されたコンピュータ本体61、CRT等の表示装
置62、キーボード63及びマウス64等で構成されて
いる。画像読み取り装置1とパーソナルコンピュータ6
の本体61とは、SCSIやUSB等のインターフェー
ス70を介して接続されている。また、画像読み取り装
置1及びパーソナルコンピュータ6の本体61の双方に
無線送受信装置を設けて、ワイヤレスで接続することも
可能である。
【0017】図2は、ホルダーケース5を図1の画像読
み取り装置1に装着する様子を示す。画像読み取り装置
1の前面には、電源スイッチ2、焦点調整用操作ボタン
3及びキャリッジ挿入口4が設けられている。ホルダー
ケース5は、キャリッジ挿入口4からキャリッジ8に装
着される(図3を参照)。画像読み取り装置1は、13
5サイズフィルムの他に、APSフィルム、120サイ
ズフィルム、16mmフィルム等の現像済み写真フィル
ム、プレパラートの上に貼付された試料、電子顕微鏡写
真等の各種透光性原稿に表示された画像を読み取ること
ができる。また、ネガフィルム及びポジフィルムの両タ
イプの現像済み写真フィルムの画像を読み取ることがで
きる。120サイズフィルム及び135サイズフィルム
のネガフィルムの場合、それぞれホルダーケース5に挟
持された状態で、ホルダーケース5を画像読み取り装置
1のキャリッジ8に装着する。135サイズフィルムの
うちスライドマウントされたポジフィルムやプレパラー
トは、専用のホルダーケース5に装填した状態で、ホル
ダーケース5を画像読み取り装置1のキャリッジ8に装
着する。なお、特に図示していないが、16mmフィル
ムや110サイズフィルム等、その他のフィルムサイズ
であっても画像読み取りが可能であることは言うまでも
ない。
【0018】画像読み取り装置1の内部における主要部
の構成を図3に示す。画像読み取り装置1の内部には、
ホルダーケース5が装着されるキャリッジ8、キャリッ
ジ8を矢印S方向に往復駆動するためのキャリッジ駆動
機構9が設けられている。キャリッジ駆動機構9は、キ
ャリッジ8に設けられためねじ部8Aと螺合するおねじ
軸9A及びおねじ軸9Aを回転駆動するパルスモータ9
B等で構成されている。
【0019】キャリッジ8の移動方向Sに直交する方向
には、フィルム5を線状に照明するための3波長熱陰極
線管又は蛍光灯等の光源10、光源10の長手方向に対
して平行なスリット15Aを有する遮光板15、スリッ
ト15Aを通過した光をCCD等の撮像装置12に導く
ためのミラー14、及び、キャリッジ8に装着されたフ
ィルム5上の画像を撮像素子12上に結像させるための
結像レンズ13等で構成された撮像光学系が設けられて
いる。撮像素子12は、例えばR(赤)、G(緑)、B
(青)の三原色に対応する画素列が3ライン設けられて
いる。
【0020】キャリッジ8の中央部には、ホルダーケー
ス5が装着され、それらを係合保持するための矢印S方
向に形成されたガイド溝8B、キャリッジ8上でガイド
溝8Bに沿ってホルダーケース5を矢印S方向に移動さ
せるホルダー駆動機構8C、光源10から照射された光
をフィルムに対して線状に照明させるための照明窓8D
等が設けられている。
【0021】画像を読み取るためのスキャンニングは、
キャリッジ駆動機構9によりキャリッジ8を矢印S方向
に移動させることにより行う。また、ホルダーケース5
の移動(コマ送り)はホルダー駆動機構8Cにより行
う。なお、スキャンニングは、スキャンすべき画像を有
するフィルム5と画像を読み取る撮像装置12との相対
的な移動によって実現されるものであり、フィルム5又
は撮像装置12のいずれか一方を移動させてフィルム5
をスキャンする。
【0022】図4は、ホルダーケース5に設けられた回
転機構50を模式的に示すとともに、ホルダーケース5
と撮像素子12との間の位置関係を示している。方形形
状のホルダーケース5は、ベース51に対して自在に回
転する円板状のホルダー52をベース51の中央に備え
ている。ホルダー52は、フィルム59の形状に対応し
た凹部が設けられた方形形状の開口部53を中央に有す
る。フィルム59を開口部53の凹部の周縁に係合させ
ることにより、フィルム59が保持される。ホルダー5
2の周囲には、回転機構50が設けられている。回転機
構50は、円板状ホルダー52の外周に設けられたギア
部(不図示)と螺合するギア56、及び、ギア56と螺
合する回転軸55を回転駆動する回転駆動モータ54
(例えば、パルスモータ)等でウォームとウォームホィ
ールとの関係を用いて構成されている。回転駆動モータ
54が作動して回転軸55及びギア56が回動すると、
円板状のホルダー52が回転するのと同時にフィルム5
9が回転する。
【0023】なお、この回転機構は他の公知の構成を用
いることができる。例えば、回転機構50をホルダーケ
ース5の外部に設けるとともにそれらを連結する機構を
ホルダー52に隣接配置した構成にして、外部からホル
ダー52を回転駆動することもできる。ホルダーケース
5は、上述したように、キャリッジ8に装着されてお
り、キャリッジ駆動機構9によって矢印S方向に往復駆
動するキャリッジ8の往復運動に連動して、矢印S方向
に往復する。そして、撮像素子12はその往復運動方向
(矢印S方向)に対して直交に配置されている。また、
ホルダー52の周囲に、ホルダーの回転角度を検知する
ための角度検知センサ57を設け、その情報(角度又は
位置情報)を回転制御部にフィードバックすることによ
りホルダーの回転を高精度に制御することができる。
【0024】次に、本実施形態の画像読み取り装置のブ
ロック構成を図5に示す。前述したように、本実施形態
の画像読み取りシステムは、画像読み取り装置1とパー
ソナルコンピュータ6とにより構成され、図中のインタ
ーフェース7よりも右側がパーソナルコンピュータ6
(又はその本体61)であり、インターフェース70よ
りも左側が画像読み取り装置1である。
【0025】画像読み取り装置1に設けられたマイクロ
コンピュータは、装置全体の制御を行うためのものであ
り、撮像素子12から取り込まれた画像信号を処理する
画像処理回路を制御したり、回転機構50の回転角度を
制御するための回転制御回路を制御したり、外部パーソ
ナルコンピュータ6と通信するためのインターフェース
部7を制御したりする。そして、R、G、B各色に対応
する撮像素子12からの各画像信号は、それぞれ画像処
理回路に入力されるとともに画像データがメモリーに一
時的に格納され、その各画像データは、不図示のA/D
変換部によりディジタル信号に変換され、インターフェ
ース部7及びインターフェース70を介して外部のパー
ソナルコンピュータ6の制御部に入力される。
【0026】パーソナルコンピュータ6の記憶装置にイ
ンストールされている画像読み取りプログラムを起動す
ると、マイクロプロセッサ及びメモリ等で構成されたパ
ーソナルコンピュータ6の制御部は、画像データを表示
装置62上に表示するための画像データ表示制御部、及
びホルダー52を回転させる回転機構50の回転角度を
制御するための回転制御回路を制御する回転制御手段と
して機能する。パーソナルコンピュータ6の制御部から
出力された信号は、インターフェース70及びインター
フェース部7を経て、画像読み取り装置1に内蔵のマイ
クロコンピュータに伝えられて、回転制御回路を経て回
転機構50の回転動作を制御する。画像読み取り装置1
とは別にパーソナルコンピュータ6を設けることによ
り、画像読み取り装置1が小型化され、画像読み取りシ
ステムの設置の自由度が高くなる。なお、パーソナルコ
ンピュータ6における、マイクロプロセッサ、メモリ等
で構成された制御部及び表示装置62を、画像読み取り
装置1側に設けてもよいことは言うまでもない。この場
合、画像読み取り装置1にすでにあるマイクロプロセッ
サを利用したりマイクロプロセッサを別途設けたりする
ことができる。また、表示装置62として液晶表示デバ
イスを用いることで画像読み取り装置1を小型化するこ
とができる。
【0027】次に、図6に示すフローチャートを用いて
本実施形態の動作について説明する。まず、画像読み取
り装置1をパーソナルコンピュータ6に接続し、画像読
み取りプログラムを起動させる(ステップ#100)。
画像読み取り装置1の表示装置62には画像読み取りプ
ログラムのコマンド画面が表示される。このコマンド画
面には、プレスキャン、本スキャン、画像読み取り終了
等の種々のコマンドを意味するアイコンが表示されてい
る(図7を参照)。画面に表示されたいずれかのアイコ
ンをクリックすると、画像読み取り装置1はクリックさ
れたアイコンに対応した動作を開始する。
【0028】画像読み取りを開始する場合、プレスキャ
ンのアイコンをクリックすると、ホルダーケース5とと
もにフィルム59が移動してプレスキャン動作が行なわ
れる(ステップ#102)。そして、プレスキャンされ
た画像が表示装置62に表示される(図7を参照)。こ
のプレスキャン動作は、画像の概略が判別できる程度に
読み込まれる画像のデータ量がカットされて、画像を素
早く読み取るためのものである。操作者は、プレスキャ
ン画像のフレームに対して傾いている画像を見て、この
傾斜画像は何度の角度で回転させると、傾きのない真っ
直ぐな画像になるかを判断して、回転すべき角度を入力
する(ステップ#104)。指定された角度に応じて、
傾斜画像はフォトレタッチソフトにより画像が指定角度
で回転するように画像処理により角度調整され、回転画
像処理された画像が表示装置62に表示・更新される
(ステップ#106)。指定角度で回転画像処理された
画像でよいか否かが判断される(ステップ#108)。
回転画像処理した画像が適切でないと判断すると、ステ
ップ#104に戻ってステップ#108までの手順を繰
り返す。回転画像処理した画像が適切であると判断する
と、OKのアイコンをクリックする。その結果、指定角
度に応じて回転機構50が作動して、フィルム59を保
持したホルダー52が指定角度で回転する(ステップ#
110)。本スキャンのアイコンをクリックすると、指
定角度で回転したフィルム59に対して本スキャン動作
が行なわれて(ステップ#112)、本スキャンされた
画像が表示装置62に表示されると、画像の読み取り操
作が終了する(ステップ#114)。また、ステップ#
102のプレスキャン操作を行なって回転すべき角度を
入力したあと、直ちに、ステップ#110のホルダー5
2の回転操作に移行することができる。このような方法
で読み込まれたデジタル画像は、画像表示手段上で画像
を確認したり、画像データとしてハードディスク等の記
録メディアに保存したり、プリンター等の出力装置から
印刷したりして、様々な形で利用することができる。
【0029】次に、画像読み取りプログラムを起動して
パーソナルコンピュータ6の表示装置62の画面に表示
されるGUIから回転角度を入力する方法の一例につい
て、図7を参照しながら説明する。
【0030】図7は回転角度の入力画面又はウインドウ
を表す。図7(A)は、直線を引いて入力する方法を示
している。この入力方法では、操作者が画面に表示され
た画像上に基準となる直線をマウス64で引くと、その
基準線と表示画面のフレームとがなす角度をコンピュー
タが算出し、その角度が回転角度として用いられる。図
7(B)は、2点を指定して入力する方法を示してい
る。この入力方法では、操作者が画面に表示された画像
上に2点をマウス64でポイントすると、その2点を結
ぶ基準線と表示画面のフレームとがなす角度をコンピュ
ータが算出し、その角度が回転角度として用いられる。
図7(C)は、プレスキャン画像をポインタでつかんで
入力する方法を示している。この入力方法では、操作者
が画面に表示された画像をマウス64のポインタでつか
んた状態で表示画像を回転させると、回転された表示画
像の角度をコンピュータが算出し、その角度が回転角度
として用いられる。図7(D)は、画像の傍に設けられ
た水平インジケータポインタでつかんで入力する方法を
示している。この入力方法では、操作者が水平インジケ
ータをマウス64のポインタで回転させると、その回転
角度をコンピュータが算出し、その角度が回転角度とし
て用いられる。図7(E)は、画像の傍に設けられたス
ライダーで角度を入力する方法を示している。この入力
方法では、スライダーをマウス64のポインタで移動さ
せて角度を指定すると、その移動量に応じた回転角度を
コンピュータが算出し、その角度が回転角度として用い
られる。図7(F)は、画像の傍に設けられた入力ゲー
ジに角度を入力する方法を示している。この入力方法で
は、操作者が入力ゲージに回転すべき角度をキーボード
63から直接入力すると、その角度が回転角度として用
いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像読み取り装置をパーソナルコンピュータ
に接続した状態を示す図である。
【図2】 図1の画像読み取り装置にホルダーを装着す
る様子を示す図である。
【図3】 図1の画像読み取り装置内部の主要構成を示
す図である
【図4】 図2のホルダーと画像読み取り装置に組み込
まれた撮像素子との関係を示す図である。
【図5】 画像読み取りシステムのブロック構成を示す
ブロック図である。
【図6】 図1の画像読み取りシステムにおける画像読
み取り動作を示すフローチャートである。
【図7】 パーソナルコンピュータ上のGUIから回転
角度を入力する方法を示す説明図である。(A)〜
(F)は、それぞれ、直線を引いて入力する方法、2点
を指定して入力する方法、プレスキャン画像をポインタ
でつかんで入力する方法、水平インジケータポインタで
つかんで入力する方法、スライダーで角度を入力する方
法及び直接角度を入力する方法を示す。
【符号の説明】
1 フィルムスキャナー(画像読み取り装置) 4 キャリッジ挿入口 5 ホルダーケース 6 パーソナルコンピュータ 8 キャリッジ 7 インターフェイス部 9 キャリッジ駆動機構 10 光源 12 撮像素子 13 結像レンズ 14 ミラー 15 遮光板 17 光軸 50 回転機構 51 ベース 52 ホルダー 53 開口部 54 回転駆動モータ 55 回転軸 56 ギア 57 角度検知センサ 59 フィルム 62 表示装置 63 キーボード 64 マウス 70 インターフェイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H012 BA06 BA11 2H108 AA05 CA07 CB01 5B047 AA05 AB04 BA01 BB02 BC05 BC09 BC11 BC16 CA13 CB15 CB23 DC09 5C062 AA01 AB03 AB17 AB41 AC02 AC65 AE15 5C072 AA01 BA20 CA04 DA02 DA04 DA15 DA18 EA04 FA08 FB25 NA02 NA10 RA03 UA13 VA03 WA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を照明するための照明手段と、 該照明手段により照明された原稿上の画像を光電変換す
    る光電変換手段と、 上記光電変換手段を移動させて上記原稿をスキャンする
    スキャン手段と、 上記光電変換手段からの画像データに基づいて上記原稿
    の画像を映し出す画像表示手段と、 上記原稿と一体回転可能になるように該原稿を保持する
    保持手段と、 上記保持手段を回転駆動する回転駆動手段と、 上記原稿を保持した上記保持手段の回転量を制御する回
    転制御手段とを有し、 上記画像表示手段上に表示された原稿画像に基づいて上
    記保持手段を回転させるべき角度を算出し、該算出角度
    に従って、原稿と光電変換手段との間の相対的な角度を
    制御することを特徴とする画像読み取りシステム。
  2. 【請求項2】 上記照明手段と光電変換手段とスキャン
    手段と保持手段と回転駆動手段と回転制御手段とで画像
    読み取り装置が構成され、 上記画像表示手段及び回転制御手段は、上記画像読み取
    り装置とは別体で構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の画像読み取りシステム。
  3. 【請求項3】 上記画像表示手段上に表示された原稿画
    像を回転させるべき角度を入力するためのGUIを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像読み取りシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記原稿は現像済み写真フィルムである
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読み取りシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像読み取りシステムを
    用いる画像読み取り方法であって、 原稿上の画像を上記スキャン手段によりプレスキャンす
    るステップと、 上記画像表示手段に表示された原稿のプレスキャン画像
    に基づいて画像表示手段上に表示されたプレスキャン画
    像を回転させるべき角度を算出するステップと、 該算出角度に応じて上記画像表示手段に表示された原稿
    画像を回転させるべく画像処理するステップと、 上記画像処理によって回転した画像を上記画像表示手段
    上で確認するステップと、 上記算出角度に応じて原稿を保持した上記保持手段を回
    転させるステップと、 上記原稿上の画像を上記スキャン手段により本スキャン
    するステップとを備えることを特徴とする画像読み取り
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113951817A (zh) * 2021-09-08 2022-01-21 苏州缔影数字医疗科技有限公司 一种口腔cr扫描系统

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