JP2001272446A - ダイレクトディジタル周波数合成(dds)を用いたnmr応用装置用の周波数発生器 - Google Patents

ダイレクトディジタル周波数合成(dds)を用いたnmr応用装置用の周波数発生器

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JP2001272446A JP2001042431A JP2001042431A JP2001272446A JP 2001272446 A JP2001272446 A JP 2001272446A JP 2001042431 A JP2001042431 A JP 2001042431A JP 2001042431 A JP2001042431 A JP 2001042431A JP 2001272446 A JP2001272446 A JP 2001272446A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 非常に高いスペクトル純度が必要な場合に
も、DDS発生器を用いて特にNMRスペクトルの周波
数範囲において可能な限り量子化雑音が除去されるよう
にNMR分光計を動作させる方法を提供する。 【解決手段】 LO(局部発振器)周波数、例えば、第
1LO周波数fLO1を発生させるNCOLを含むDDS発
生器のNCOLの周波数が数値Zの入力により規定され
る方法において、数値Nが式Z=n・N/m(式中Z、
n、N及びmは、正の整数であり、Nは、正の整数の指
数を有する2の冪であり、当該指数は、算出処理時のビ
ットの最大数を表し、mは、約2fs/ΔBであり、n
は、約m・fout/fsであって、mは、さらに、n・N
の公約数であり、fsはNCOLのクロック周波数であ
り、ΔBは、高スペクトル純度を有する所望の帯域幅で
あり、foutは、NCOLの出力周波数である)を満足す
る値のみをとるように選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NMR(核磁気共
鳴)分光計、特に、LO(局部発振器)周波数、例え
ば、第1LO周波数fLO1を発生させるNCOL(数値制
御発振器)を含むDDS(ダイレクトデジタル合成)発
生器を備えて成る高分解能NMR分光計を動作させる方
法であって、DDS発生器中のNCOLの周波数が数値
Zの入力により規定される方法に関する。
【0002】
【従来の技術】そのようなDDSを備えて成るNMR分
光計は、会社小冊子「AVANCE/Digital NMR」[スイス
国、フェルアンデン、ブルーカー・アーゲー社、199
9年3月発行]に開示されており、その小冊子中、特に
第11頁において、CPUにおける“周波数及び位相制
御”を行なう機能素子“DDS”が示されている。
【0003】ダイレクトデジタル周波数合成とともに動
作する周波数発生器、いわゆるDDS発生器(DDS=
Direct Digital Synthesis(ダイレクトデジタル合
成))は、例えば、"Frequency Synthesizers Design H
andbook", J.A. Crawford, Artech House, Boston, Lon
don, 1994の第346頁又は"Digal PLL Frequency Synt
hesizers. Theroy and Design" U.L. Rohde, Prentice
-Hall Inc., Englewood Cliffs, N.J. 1983 の第110
頁に記載されている。
【0004】DDS発生器は、次のような特徴を有す
る。
【0005】外部から供給される一定クロック周波数f
sにより与えられるクロック速度で数値を発生させ、そ
の数値が、所望の周波数の信号を表わす。この信号は、
次に、DAC(ディジタル−アナログ変換器)において
アナログ信号に変換されるが、このアナログ信号は、実
際には、前記クロック周波数と同じ周波数安定度を有
し、したがって非常に安定である。周波数は連続的には
変化させられず、不連続な周波数段差でのみ変化させら
れ、この段差は、現在の方法を用いて非常に小さい、即
ち、10〜30MHzの出力周波数に対してミリヘルツ
の範囲であり、かくしてほとんど連続的な周波数調整を
可能にする。
【0006】DDS発生器には、基本的に、製造コスト
を低く押さえるデジタルIC部品のみが必要とされる。
最も有利な解決法は、全DDS発生器を単一のASIC
部品(ASIC=Application Specific Integrated Circuit
(特定用途向けIC))に組み込むことであり、これ
により大量に製造するときにかなりコストを低減させる
ことができ、機能性デジタル素子の特に稠密な実装が可
能になる。後者は、今日ますます必要とされつつある高
速電子処理において特に有利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】DDS発生器は、これ
らのプラスの面を有する一方で、しかし、出力信号のス
ペクトル純度がもはや今日の標準を満足させないという
重大な欠陥を有している。DDS発生器は10年以上の
間NMR(核磁気共鳴)分光計において問題なく用いら
れてきた。LO信号のスペクトル純度に対する要求が大
きくなったため、これらの発生器はNMR信号の受信フ
ェーズ中に必要とされる高性能をもはや提供できなくな
っている。
【0008】DDS発生器の不十分なスペクトル純度は
いわゆる量子化雑音のせいであり、これは、DDS発生
器において生成される信号が、量子化され、即ち、所望
の信号に対する階段状の近似を表し、その場合これらの
各段の数値は使用可能なビットの最大数により与えられ
る有限の正確さを持ってのみ規定可能であるためであ
る。
【0009】量子化雑音は、1周期内の段数が多いほど
そして各段の数値の精度が高いほど低減する。段の数は
任意には増加させることができない。デジタル部品の最
大クロック速度によって決まる限界がある。
【0010】高分解能NMRにおけるNMR信号は、し
ばしば非常に強くまた非常に弱い周波数成分からなり、
弱い成分がしばしば重要な成分である。このことは、N
MR信号は大きなダイナミックレンジを有していること
を意味する。NMR受信器において最も感受性の高い混
合段階の1つは、DDS発生器から導出され、したがっ
て量子化雑音を含んでいるLO信号(fLO1)を使用す
る第1の混合段階である。もしこのLO信号がNMR信
号と混合されれば、量子化雑音がNMR信号の特に最も
強い周波数成分に伝達され、かくしてNMR信号スペク
トル中に不要な周波数成分の外乱を受けたベースライン
を発生させることになる。この外乱を受けたベースライ
ンは、NMR信号の目的とする弱い周波数成分も含んで
おり、それらをこの外乱成分から識別することは困難で
ある。その結果適正な分光分析が不可能となる。
【0011】NMR分光分析の比較的重要でない送信フ
ェーズ中においては、DDS発生器は今日でもまだ問題
なく使用されている。
【0012】しかし、重要な受信フェーズにおいては、
今日ではスペクトル純度に対する要求が非常に高く、可
変LO周波数を提供するDDS発生器は上記の量子化雑
音のためにもはやこれらの要求を満たしていない。現在
までのところ、上記量子化雑音を低減する実用性のある
方法は得られていない。したがって、高いスペクトル純
度を要するすべての重要な実験においては、この明快で
強力な発生器なしで行なうかその不利を甘受するかの選
択肢しかなかった。
【0013】したがって、本発明の目的は、非常に高い
スペクトル純度が必要な場合にも、DDS発生器を用い
て、特にNMRスペクトルの周波数範囲において可能な
限り量子化雑音が除去されるようにNMR分光計を動作
させる方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は、数値Nが式 Z=n・N/m (式中Z、n、N及びmは、正の整数であり、Nは、正
の整数の指数を有する2の冪であり、当該指数は、算出
処理時のビットの最大数を表し、mは、約2fs/ΔB
であり、nは、約m・fout/fsであって、mは、n・
Nの公約数であり、fsはNCOLのクロック周波数であ
り、ΔBは、高スペクトル純度を有する所望の帯域幅で
あり、foutは、NCOLの出力周波数である)を満足す
る値のみをとるように選択されることにより簡単且つ有
効に達成される。
【0015】本発明の教示によれば、DDS発生器への
入力として任意のZ値を使用することはできず、選択さ
れたZ値のみが使用可能とされる。その結果、発生する
最も低い外乱周波数は、常にNCOLの信号が正確に繰
り返される繰返し数(repetition frequency)よりも常
に大きいであろう。このようにして、上述の外乱成分を
十分な間隔とともに選択し、その間のNMRスペクトル
が確実に外乱をうけないままであるようにすることがで
きる。
【0016】特に実行するのが容易であり、したがって
特に好ましく使用される本発明の方法の変形例において
は、mは、正の整数の指数を有する2の冪である。これ
により、一般的なケースに関して本発明で実行される演
算がかなり容易になり、その結果必要とされる演算量が
かなり低減される。
【0017】上記方法は、前記変形例のさらに発展した
形態において特に容易にされ、この発展した形態におい
ては、Zの算出は、次の3段階で実行される。
【0018】(a)mの値が式: m=2RndDwn[log[2fs/ΔB)/log2]] (式中、ΔBは、高スペクトル純度の所望の帯域幅であ
り、fsは、NCOのクロック周波数であり、RndD
wnは、次のより小さい整数値への丸め処理を表わす)
により求められ;(b)nの値が式: n=Rnd(m・fout/fs) (式中、foutは、NCOの所望の周波数であり、m
は、第1段階で算出された値であり、そしてRndは、
次の整数値への丸め処理を表わす)により求められ、
(c)Zの値が式: Z=n・N/m (式中、Nは請求項1において定義され、m及びnは、
段階(a)及び(b)においてそれぞれ求められた値で
ある)により求められる。
【0019】本発明は、NMR分光計、特にLO(局部
発振器)周波数fLO1を発生させるNCOL(数値制御発
振器)を備えた高分解能NMR分光計用のDDS(ダイ
レクトデジタル合成)発生器であって、送信周波数を発
生させる幾つかのNCOを含むことを特徴とするDDS
発生器も含む。もし、少なくとも2つのNCOが存在す
れば、1つはFID信号を検出するのに用いられる位相
情報を供給するのに利用でき、他方は、送信フェーズ中
の送信周波数を変化させるのに利用することができる。
【0020】本発明のDDS発生器の好ましい態様は、
NCOLが、条件fs=2k・f0(式中、kは、正の整数
で、f0は、2つのLO周波数、即ち、混合段階用のf
LO1及びDQD(Digital Quadrature Detector(デジタ
ルクアドラチュア検出器))用のLO周波数以外のすべ
てのLO周波数が、f0の整数倍であるように導出され
るベースになる基本周波数である)を満たすクロック周
波数fsを有しているという特徴を有する。その結果、
その後の混合段階において発生する外乱成分がNCOL
の格子成分と同一に成る。
【0021】本発明のさらにもう1つの発展した形態に
おいては、NCOの1つが、連続的に発振し、したがっ
てその実位相をスイッチを介して他のすべてのNCOに
伝達することによりそれらのNCOに基準位相を提供す
ることができ、それによりFID信号の初期位相を正確
に規定し、それに続く幾つかのFID信号の位相の同期
を可能とする。
【0022】本発明のDDS発生器のさらに特に好適な
態様は、NCOの鋸波信号を正弦波信号に変換するため
に、鋸波−正弦波信号変換器が設けられ、さらにこのN
COの鋸波信号を余弦波信号に変換する鋸波−余弦波信
号変換器が設けられ、それにより、互いに対して直角位
相であって、クアドラチュア混合段階用の次の周波数合
成器において使用可能な2つのチャンネルを生成すると
いう特徴がある。クアドラチュア混合段階は、通常の混
合段階と較べて生成する不要な混合成分がかなり少な
い。
【0023】また、別の好ましい態様においては、好ま
しくは信号変換器からの信号を供給されるデジタル乗算
器を備えて成り、所望の振幅依存性が、送信フェーズ中
の数値演算処理において達成される。かくして、アナロ
グ変調器よりもずっと高精度のデジタル振幅変調器が簡
単な手段を用いて製造可能となる。
【0024】本発明のDDS発生器のもう1つの態様に
おいては、位相誤差が所望の減衰値の関数として第1の
メモリに保存され、減衰誤差が前記所望の減衰の関数と
して別のメモリに保存され、且つ前記所望の減衰値の設
定中に、関連する前記位相誤差が加算段階において現在
の信号に逆の符号で加算され、対応する前記減衰誤差が
逆の符号で前記所望の減衰値に加算されて減衰器に供給
されることにより前記位相誤差及び減衰誤差が補償され
得る減衰器を備えて成ることが好ましい。減衰誤差の登
録により、かくして信号の数学的予備補償が可能にな
り、それによりほとんど位相誤差及び減衰誤差のない所
望の減衰値を得ることができる。
【0025】DQDを有する本発明のDDS発生器を動
作させる方法も有利であり、その方法は、受信フェーズ
中に、NMRスペクトルの低周波数範囲での正確な位置
決めが、NCOLを介しては行なわれず、DQD中の数
値ZQにより行なわれるということを特徴とする。これ
によりNMRスペクトルをさらに外乱成分を発生させる
ことなく所望の周波数範囲に微調整することが可能にな
る。
【0026】本発明の他の有利な態様は、本発明の説明
及び図面から抽出することができる。上述の及びこれか
ら述べる特徴は、本発明にしたがい、個別に又はまとめ
て、いかなる任意の組み合わせにおいても用いることが
可能である。図示し、説明された態様は、網羅的な列挙
としててではなく、本発明を説明するための例示として
の性格を有すると理解されるべきである。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明を添付の図面を参照してそ
の実施形態により、より詳細に説明する。図2は、現代
のNMR分光計のブロック図を示す。各構成部分を下記
に説明する。
【0028】1 送信部 2 プローブヘッド 3 受信部 4 必要なLO周波数fLO1及びfLO2を同時に供給する
主送信ユニットT1 5 核の第2の範囲を励起する第2送信ユニットT2 6 核の第3の範囲を励起する第3送信ユニットT3 7 3つの送信ユニットの出力信号を加算し、それを出
力送信器8に導く加算部 8 高出力励起信号を発生させる大電力送信器 9 高SN比を有する前置増幅器 10 可変周波数LO1を用いる第1混合段階 11 IF増幅器(例えば、20MHz) 12 固定されたLO2(例えば20MHz)を用いる
クアドラチュア検出器 13a、13b クアドラチュア検出器の2つの出力信
号用のアナログ−デジタル変換器 14 L0が数値ZQで与えられるデジタルクアドラチ
ュア検出器(DQD=Digital Quadrature Detecto
r)。クロック周波数fs2で動作する 15 演算用、中でもDQD14からの2つのクアドラ
チュア信号のフーリエ変換用のコンピュータ 図3は、主送信ユニットT1の公知の回路を示す。関連
するDDS発生器は、従来の方法で入力Zを介して制御
され、したがって、外乱成分を発生させる。数値ZG
用いて合成周波数を変更し、ついでDDS周波数の調整
を行うことにより、スペクトル範囲における外乱成分が
可能な限り小さくなり、したがって最小の外乱効果を有
する組み合わせを見出すように務めねばならない。
【0029】主送信ユニットT1の個別の構成部分を以
下に説明する。
【0030】4x 従来技術のNMR分光計の主送信部 16x 出力周波数が、例えば、5〜10MHzの範囲
内にあるDDS発生器 16a 数値ZをNCOに保存するレジスタ 16b クロック周波数fsで与えられる繰返し数を用
いて、数値Zをアキュムレータ16cの値に加算する加
算段階 16c アキュムレータとして機能し、同時にNCOの
出力を生成するレジスタ。それにより発生する信号を図
6(b)に示す。数値Z(例えば、ZA、ZB)が大きい
ほど、アキュムレータ中の数値はより早く増大し、鋸波
の周波数もより高くなる 16d NCOの出力信号における位相飛躍(phase ju
mp)(N/2π)・φ1を発生させる加算段階。この処
理は、図5(a)、(b)に示される 16e NCOからの鋸波信号を正弦波信号に変換する
信号変換器 16f デジタル−アナログ変換器 16g クロック周波数fs及びその高調波並びにクロ
ック周波数によって発生するミラー信号を抑制するため
にサンプリング処理毎に必要とされるローパスフィルタ 17x 数値ZGを用いてDDS発生器の周波数を上方
に混合して、送信フェーズ中の所望の周波数fX1及び受
信フェーズ中のfLO1=fx1−fLO2にまで高める周波数
合成器。f0は、基本周波数(例えば5MHz)であ
り、fLO2は、第2LO(例えば20MHz)の固定L
O周波数である 18 送信パルスの所望の振幅波形を発生させる振幅変
調器 19 数値NPを用いて送信出力を目標値に調整する減
衰器 20 送信信号を送信フェーズ中に送信チャンネルfX1
に切り換え、受信フェーズ中にLOチャンネルfLO1
切り換えるスイッチ 本発明に係るNCOの入力部における数値Zの決定を説
明する。
【0031】NMRスペクトルが非常に限られた周波数
範囲のみを必要とし、例えば、陽子については、平均N
MR周波数の約50〜100ppmであることを考えれ
ば、DDS発生器を、そのスペクトルが所望の周波数に
おいて高純度であり、この範囲以外で外乱成分を発生さ
せてもよいように動作させることが可能である。この条
件下で、高分解能NMR分光分析における安定性及び純
度に対する高度の要求を満たすDDSを用いることが実
際に可能となる。
【0032】本発明のアイデアは、2つの知見を結びつ
けたものである。第1に、DDS発生器は、限られた周
波数範囲においてのみ純度のあるスペクトルを有する必
要があり、第2に、DDS発生器をそのスペクトルがこ
の限られた範囲内で高純度であるように動作させる可能
性があるということである。
【0033】このように動作させられるDDSは、所望
の周波数に加えて、同一間隔で現れる、付加的であるが
ずっと小さい周波数成分の格子を与える。その間隔が、
NMRスペクトルの半分(クアドラチュア検出が想定さ
れているので半分化)を入れられるように選択される。
所望の周波数は、その時、前記格子の成分の1つと同一
であり、格子の1つの成分から次の成分への非連続的な
段差で移動可能である。
【0034】そのような挙動を示すためにはどのように
DDS発生器を動作させねばならないのだろうか、この
問いに答えるためには、格子成分がどのようにして発生
するかを説明するために、DDS発生器中のNCO(Nu
meric Controlled Oscillator(数値制御発振器))を
もっと詳しく調べねばならない。図1(a)は、所望の
目的を達成するための出力信号の必要な時間関数を示
す。関連する周波数スペクトルを図1(b)に示す。
【0035】図1(a)中において、階段関数F(t)
の段差の高さZは、正確にm段差が範囲n・Nに入るよ
うに選択される。これは、決定的な条件である。なぜな
らば、その時、出力信号は、クロック周波数fsのm周
期の後に繰り返され、したがって、繰返し数ΔfRaster
=fs/mより小さい周波数間隔では、いかなる外乱成
分も有することがありえないからである。
【0036】外乱成分は、ΔfRaster(図1(b)参
照)の格子間隔を有する周波数格子を表わす。これらの
格子成分間のスペクトル純度は高く、したがってNMR
分光分析法にとって非常に好適である。
【0037】出力周波数fout及びNCOのクロック周
波数fsは、そのような格子周波数に正確に位置決めさ
れる。現在の例では、n=3であり、したがって、出力
周波数foutは第3の格子成分上に位置決めされ、そし
て、m=16なので、クロック周波数fsは、16番目
の格子成分上に位置決めされる。
【0038】図1(a)及び(b)で説明した各用語を
下記に個別に説明する。
【0039】fout NCOの出力周波数 fs NCOのクロック周波数 ΔfRaster 周波数格子の隣接する成分間の周波数間隔
であり、時間関数の正確な繰返し数 ΔB 図1(b)参照。所望の高スペクトル純度を示
し、クアドラチュア検出器を用いて受信可能な出力周波
数foutの左右の側の周波数範囲(帯域幅) n NCOの出力信号の正確な繰返しが達成されるf
outの周期の数 m NCOの出力信号の正確な繰返しが達成されるfs
の周期の数 Z NCOの入力レジスタ中に保存され、その中にNC
Oによって積分されて、その出力部に鋸波信号を生成す
る正の整数 N NCOに用いられる最大のビット数により決定され
る数値。それが例えば34ビットであった場合、N=2
34である。この値は、演算処理の精度を決定する。NC
Oが積分時にこの数値をとるかそれを超えるや否や、ゼ
ロに設定され、剰余の値が加算される。NCOからの最
も大きい可能な数値は、(234−1)である。なぜなら
ば、これが34ビットで表現可能な最大の値だからであ
る。
【0040】さらに2つの用語N1及びm1が導入さ
れ、下記のように定義される。 N1 NCO演算において使用される最大ビット数 こ
の値が数値N=2N1を決定する。
【0041】M1 数値m=2m1の定義のための2の正
の整数の指数 所望の時間依存性を有し、したがって、所望のスペクト
ル純度を有する信号をNCOから得るために満たされる
べき4つの条件を、図1(a)から導き出すことができ
る。
【0042】条件1 m・Z=n・N 条件2 (1/ΔfRaster)=m(1/fs) 条件3 (1/ΔfRaster)=m(1/fout) 条件4 m、n、N及びZは、整数の値でなければなら
ない。
【0043】第1の条件は、図1(a)の時間関数F
(t)を用いて導出することができ、本発明のアイディ
アの中心条件である。それは、所望の周波数foutと所
望の帯域幅ΔBを得るために、積分用にNCOに適用さ
れねばならない数値Zを定義する。
【0044】 Z=n・N/m [1a] Zは、整数でなければならない(条件4参照)ので、m
は、n・Nの公約数でなければならない。かくして次の
条件が有効でなければならない。
【0045】 Z=n・N/m (式中 n、N及びmは、正の整数値 N>m>n N=2の冪 m=n・Nの公約数) [1b] もし、mが正の整数の指数値m1を有する2の冪として
選択されれば、Zについても整数が得られる。これは、
式[1b]のすべての可能性からなるものではなく、実
用のための十分な可能性を与えしかもより扱いやすい特
別な場合である。
【0046】 N=2N1 M=2m1 Z=n・N/m=n・2N1/2m1=n・N1-m1 N>mであり、またかくしてN1>m1であるので、Z
の上記の数値は、常に整数である。その結果、下記の条
件が有効でなければならない。
【0047】 Z=n・N/m (式中 n、N及びmは、正の整数値 N>m>n N及びmは、2の冪である) [1c] 周波数fout及び帯域幅ΔBの所望の値を得るために、
図1(a)中の時間軸から導出された前記2つの条件2
及び3を用いて算出可能な特別な値をm及びnに選択し
なければならない。
【0048】ΔfRaster=ΔB/2 条件1に入れると、 2/ΔB=m/fs m=2fs/ΔB=2m1 m1=log(2fs/ΔB)/log2 m1は、整数であるべきなので、上記の項は丸められね
ばならず、もし得られる帯域幅が与えられた帯域幅ΔB
よりも小さくてはいけないときは、次のより小さい値に
丸めることが必要となる(=RndDwn)。
【0049】 m1=RndDwn{log(2fs/ΔB)/log2} m=2RndDwn[log[(2fs/ΔB)/log2]] [2] 条件2及び3から、 m/fs=n/fout 2/ΔB=n/fout n=m・fout/fs nも整数でなければならないので(条件4)、上記の項
は、最も近い整数に丸められねばならない(=Rnd) n=Rnd(m・fout/fs) [3] Zの計算は、かくして3段階で可能である。
【0050】 段階1 m=2RndDwn[log[(2fs/ΔB)/log2]] 段階2 n=Rnd(m・fout/fs) 段階3 Z=n・N/m (式中 RndDwn=より小さい次の整数まで丸める Rnd=最も近い整数まで丸める) [4] 例 N=234(34ビット演算精度) fs=80MHz が与えられており、 ΔB=9kHZ fout=16.3410MHz が目標であるとすると、演算結果は、 m=214=16,384 n=3,347 Z=3,347・220=3,347・(1,048,5
76) 丸めることが必要だったので,fout及びΔBの所定数
は正確には満たされない: fout=n・fs/m=3,347・80/16,384
MHz=16.34277 ΔB=2・fs/m=2・80,000/16,384
=9.765625kHz 出力周波数は、1.77kHzだけ、帯域幅ΔBは、
0.765625kHzだけ必要とされているより大き
い。所望の値はかくして正確には満たされないが、クリ
アなNMR分光分析を可能にするΔBの周波数帯域幅が
与えられる。それでも、出力周波数の正確な調整が必要
であり、下記において述べられるように別の手段により
達成されなければならない。
【0051】送信フェーズと受信フェーズの相違は次の
とおりである。
【0052】NMR信号の励起は、励起信号の高いスペ
クトル純度を要求しないので、要求される送信周波数を
発生させるすべてのDDS発生器を現在の従来技術に応
じて設計することが可能である。そのようなDDS発生
器は、周波数の容易な微調整を可能にし、かくして送信
周波数をNMRスペクトルの中心に位置決めすることが
可能になる。
【0053】受信フェーズの場合は、全く別である。D
DS発生器は、LO周波数fLO1を発生させるために使
用される。そのスペクトルは非常に純度が高くなければ
ならないので、関連するNCO用のZ値は所望の周波数
範囲における外乱成分の発生を防止するために本発明に
係る値しかとることができない。その結果、DDS発生
器の周波数はΔfRasterの段差でのみ調整が可能であ
り、そのため周波数の微調整は不可能である。
【0054】受信フェーズ中での周波数の微調整は、に
もかかわらず、下記のごとく可能であり、特に、NMR
スペクトルを所望の低周波数範囲にどのように正確に位
置決めするかという点で可能である。
【0055】基本的に、NMRスペクトルを所望の低周
波数範囲に正確に位置決めするためにLO周波数の各々
を用いることができる。LO周波数fLO1を使用するこ
とは絶対必要というわけではない。しかし、正確な周波
数調整は、ほとんどの場合スペクトル純度の低下をもた
らすので、他のLO周波数のすべてが適しているという
わけでもない。この場合、1つのLO周波数、即ち、受
信連鎖のまさに最後におけるDQD14(デジタルクア
ドラチュア検出器;図2参照)に属し、値ZQで定義さ
れるものが特に適している。実際、それがすべてのLO
周波数中で最も低い周波数を有し、純粋にデジタル的に
発生させられ、その信号は、高精度にほとんど外乱性の
側波帯なしに発生させることができる。このLOがスペ
クトル純度を劣化させることなく低周波数範囲に必要と
される精度でNMRスペクトルを位置決めすることを可
能にする。
【0056】DQDは従来技術に属し、基本的に、NM
Rスペクトルの中心が周波数ゼロになるようにNMRス
ペクトルを数学的に混合して低下させるデジタルクアド
ラチュア混合段階である。
【0057】最後に、DQDの前のクアドラチュア混合
段階12は、NMRスペクトルを正確にゼロに混合する
のではないということに注意するのは次の2つの理由か
ら重要である:第1に、第1のLOの格子ΔfRaster
粗さのために、そして第2に、これは望ましいことでは
ないが、通常、電源線、実験室設備、フリッカ雑音等の
影響により周波数ゼロの周囲の領域が強く外乱を受ける
からである。しかし、次のDQDはNMRスペクトルを
混合してゼロに低下させるが、この処理は、数学的に行
なわれ、それにより更なる外乱成分が回避されている。
【0058】NMRスペクトルを周波数ゼロの周りに位
置決めするのは、下記のように粗い、細かい、最も細い
3つの段差を用いて3つの異なる位置において行なわれ
る。
【0059】1.f0(例えば5MHz)の最大周波数
段差は、合成器17yにおける数値ZGにより発生させ
られる。
【0060】2.DDS発生器16におけるNCOL
2は、数値Zを用いてより細かい段差を与える。
【0061】3.DQD14は、数値ZQを用いて最も
細かい段差を発生させる。
【0062】外乱成分をそれ以上発生させないためのL
O周波数の条件を、次に説明する。
【0063】例え、第1LO周波数fLO1が選択された
Z値のため所望の周波数範囲において全く外乱成分を有
しないとしても、依然として、関連する混合処理におけ
る他のすべてのLO周波数がさらに外乱成分を発生させ
ることがあり得る。これを防止するために、下記のよう
に定義される一定の条件を満たさなければならない。
【0064】2つのLO周波数、即ち第1の混合段階1
0の場合のfLO1及びDQD14におけるLO周波数を
除く周波数合成器17y(f1、f2及びn3・f0)及
び受信器3(fLO2)におけるLO周波数は、基本周波
数f0から導出され、f0の整数倍である。格子Δf
Rasterにより与えられるLO周波数を除く、これらのL
O周波数を用いて実行される混合処理によりさらに外乱
成分が発生するのを防止するためには、基本周波数f0
もグリッド間隔周波数ΔfRasterの整数の倍数p倍であ
れば十分である: f0=p・ΔfRaster 上記の条件は、もしNCOのクロック周波数fsが、k
が正の整数値である場合のf0の整数の倍数2Kであれ
ば、自動的に満たされるということを示すことができ
る: fs=2k・f0 [5a] これは簡単に示される: f0=fs/2k=m・ΔfRaster/2k=2m1・Δf
Raster/2k0==2(m1-k)・ΔfRaster ΔfRasterがf0より以下である限り、m1は、k以上
でなければならず、かくして2(m1-k)は、常に整数でな
ければならない。
【0065】要するに、f0がΔfRasterの整数の倍数
であり、それ故、混合処理が前記格子により与えられた
ΔfRasterの間隔周波数を有するもの以外のさらなる外
乱成分を全く発生させないことを確実にするためには、
下記の条件が満たされねばならない: fs=2k・f0 (式中、 k=正の整数 ΔfRaster=fs/m≦f0 [5b] DDS発生器の出力部での量子化格子の発生を次に説明
する。
【0066】NCOLの出力信号は、基本的にただ1つ
の特定の周波数成分foutが確実に発生するようにする
ために、2つの構成部品25aと25bにおいて正弦及
び余弦関数に変換されねばならない鋸波形状を有する。
この処理を説明すると、出力信号が2π/Nを用いて乗
算され、それにより図1(a)の数値の軸が位相軸にな
る。NCOLの鋸波位相の曲線は、今や2πの周期性の
ため階段関数F(t)により置き換えてよい。F(t)
には、期間1/ΔfRasterに亘る単調量の挙動を示すと
いう有利な点がある。次に、位相曲線(2π/N)・F
(t)の正弦及び余弦関数を計算することにより前記2
つの正弦波出力信号が得られる: Zout1=sin[2π/N)・F(t) [6a] Zout2=cos[2π/N)・F(t) [6b] これらの2つの正弦波信号Zout1、Zout2は既に図1
(b)に示されるものよりもずっと純度が高い周波数ス
ペクトルを有する。もし式[6a]及び[6b]の計算
を可能な限り高い精度で行なうことができれば、完全な
純度をさえ有するであろう。既に、34ビットの精度
は、前記2つの発生信号のスペクトルを、格子成分Δf
Rasterが無視できるほど小さく且つクロック周波数fs
及びその高調波並びにクロック周波数により発生する前
記2つの信号のミラー周波数の周波数成分のみが外乱周
波数成分として存在するであろう程度にクリアにするの
には十分であろうが、サンプリング処理においては常に
そうである。これらの外乱周波数は、しかし、問題を生
じない。なぜならば、それらは2つのローパスフィルタ
32a、32bで完全に除去されるからである。
【0067】完全な純度の信号の発生は、階段状位相曲
線(2π/N)・F(t)の数値が正確な直線上にある
であろうことを考慮に入れると容易に理解できる。この
直線の勾配dφ/dtは、まさに所望の角周波数2π・
outを与えるであろう。
【0068】算出処理は、有限の精度を有しているの
で、段差の値は、上に又は下に丸めた値であり、正確
に、厳密にまっすぐな位相曲線上にあるわけではない。
厳密な位相曲線からの偏移は、通常の意味の雑音とは全
く無関係な量子化雑音と呼ばれる。なぜならば、位相誤
差は、各1/ΔfRaster毎に繰り返され、間隔Δf
Rasterを有する周波数格子として周波数スペクトルに現
れる周期的な量子化信号を発生させるからである。この
場合、量子化雑音というよりはむしろ量子化格子と呼び
たいであろう。
【0069】かくして正弦波信号も、ずっと小さい振幅
値でのみ、鋸波信号と丁度同じように周波数格子を発生
させる。したがって、のこぎり歯関数に基づいてなされ
たそれまでのすべての計算は、正弦波信号に対しても定
性的に有効である。
【0070】前述のように、34ビットの精度は、格子
成分を無視できるほど小さく保つのに十分であろう。こ
れは、さらに微調整が可能な純度の高いスペクトルを有
する周波数を提供するであろうほとんど理想的なDDS
発生器に導くであろう。VCO用の非連続のZ値を計算
する上述の理論はしたがって、もはや必要とされないで
あろう。
【0071】しかし、34ビットの精度はダイナミック
の理由から実現できない。上記2つの正弦関数は、今日
のデジタル部品が遅すぎるので実行時に直接計算するこ
とはできない。したがって正弦関数はテーブルに保存さ
れた非連続の数値を通じて得られねばならず、すべての
中間値は、実行時に線形補間により算出されねばならな
い。線形補間は、正弦関数の計算とは対照的にずっと簡
単な計算処理であるのでダイナミックの観点から後者が
可能である。
【0072】あいにく、計算精度の増大に伴って、正弦
関数の必要とされる値の数は非常に大きくなるので、3
4ビットの精度の場合、これらの数値の数は今日の標準
にとっては許容できないほど大きなメモリを必要とする
ようなものになるであろう。正弦演算の精度はこの理由
で、VCOからの34ビットの値のうちの上位16ビッ
トのみを用いることにより16ビットに低減されなけれ
ばならない。この低減された精度は、その場合、量子化
効果を防止するのにはもはや十分ではない。
【0073】NCOを用いた送信周波数及び第1LO周
波数の生成を次に説明する。
【0074】本発明のDDS発生器16yは、送信周波
数を発生させる1以上のNCO、例えば2つのNCO、
即ちNCO1(21a)及びNCO2(21b)並びに
第1LO周波数fLO1を発生させる単一のNCOL22を
備えて成る。NCO1は、恒久的にONにされ、必要な
らば他のNCOの位相を同期化するための基準位相を提
供する。これはNCO1の現在の位相を他のNCOに伝
達することを可能にする2つのスイッチ23a及び23
bを用いて行なわれる。
【0075】送信フェーズ中に、周波数が1つの値f1
から新しい値f2にスイッチされ、そしてまたもとの値
1にスイッチされねばならない特別なNMR実験があ
る。これは、もし、単一のNCOが図6(a)及び
(b)に示すようにスイッチされるならば、それによっ
て実現できる。f1の初期位相は、それにより失われ、
受信フェーズ中において位相問題を引き起こすであろ
う。
【0076】2つのNCOを上述の実験に用いるなら
ば、即ち、周波数f1用のNCO1と周波数f2用のNC
O2を用いるならば、出力がその間外乱なしにその送信
を継続したもとのNCO1にスイッチされるのでf1
もとの位相は失われない。f1からf2にスイッチすると
きは、f1の位相は、スイッチ23aによりf2に伝達す
ることができそれによりスイッチング中の位相飛躍を防
止する。これには、実験が純度の高い結果を与えるとい
う利点がある。図7(a)及び(b)は、よりよい視覚
的理解のために上述の処理を示す。
【0077】LO周波数fLO1は、より高いスペクトル
純度を有さねばならないNCOL22を用いて発生させ
られ、かくして本発明のZ値を用いて制御される。各採
取処理の始まりにおいて、即ち、FID(Free Inducti
on Decay(自由誘導減衰))の検出の始まりにおいて
は、基準発振器NCO1(21a)の位相は、コンピュ
ータ15中で合計可能な位相同期FIDを発生させるた
めに、スイッチ23bを介してNCOLに伝達されねば
ならない。
【0078】分光計全体は、やはり、図2のブロック図
で表わすことができる。このことは従来技術について
も、本発明の回路についても正しい。個別の構成部品は
既に従来技術に関連して説明した。
【0079】主送信ユニットT1を図4に示し、下記に
説明する。
【0080】4y 主送信ユニットT1 16y DDS発生器 17y 段差f0(例えば5MHz)での周波数変更を
可能とする周波数合成器。これらの段差はPLL発振器
38(PLL=Phase Lock Loop(位相同期ループ))
を用いて発生させられ、数値ZGで規定される 19 発生した信号の出力を調整する減衰器 20 送信フェーズ中に送信周波数fX1を選択し、受信
フェーズ中にLO周波数fLO1を選択するスイッチ 21a 恒久的に発振し、2つの他のNCO21b及び
22に基準位相を提供するNCO。このNCO及びNC
O21bは、励起パルス用の所望の送信周波数を発生さ
せる 21b NCO21aとともに、励起パルス用の所望の
送信周波数を発生させるNCO 22 第1LO周波数fLO1を発生させるNCO 23a、23b NCO21aの基準位相をNCO21
b及び22に伝達るするためのスイッチ 24 所望のNCOを選択するスイッチ 25 減衰器19の位相誤差を補正するために位相補正
を加える加算段階 26a、26b 入力される鋸波信号を正弦又は余弦関
数に変換する2つの信号変換器 27a、27b 2つの正弦波信号の振幅依存性を規定
する2つの乗算器 28a、28b デジタル信号をアナログ信号に変換す
る2つのデジタル−アナログ変換器 29 スイッチ24と組み合わされ、減衰器19用の所
望の減衰値を規定するスイッチ。NCO1、NCO2又
はNCOLがスイッチ24で選択されているかに応じ
て、前記スイッチ29により対応する減衰値P1、P2
はPLが選択される 30a 所望の減衰値の関数として減衰器19の位相誤
差を含むRAMメモリ 30b 所望の減衰値の関数として減衰器19の減衰誤
差を含むRAMメモリ 31 振幅変調a(t)をオン・オフするスイッチ。オ
フ状態では、値0が乗算器27a、27bに提供されて
それらが値0を次に送るようにし、それにより信号の完
全な抑制を行なう 32a、32b クロック周波数fs及びその高調波並
びにクロック周波数により発生するミラー周波数を抑制
するためにサンプリング処理毎に必要とされる2つのロ
ーパスフィルタ 33a、33b LO周波数f1(例えば160MH
z)の値により信号の上方への混合を行なうクアドラチ
ュア混合段階 35 クアドラチュア混合段階33a、33bに属する
加算段階 36 LO周波数f2(例えば720MHz)の値によ
り信号の上方への混合を行なう混合段階 37 f0の倍数を供給するPLL発振器38により供
給されるLO周波数を用い、信号を下方に混合し、もし
必要ならば上方に混合する混合段階 38 混合段階37用にLO周波数を発生させるPLL
発振器。LO周波数は、例えば865MHzと1500
MHzとの間で5MHzの段差で調整可能であり、その
場合、所望の設定は数値NGにより行なわれる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
NMR(核磁気共鳴)分光計、特に、LO(局部発振
器)周波数、例えば、第1LO周波数fLO1を発生させ
るNCOL(数値制御発振器)を含むDDS(ダイレクト
デジタル合成)発生器を備えて成る高分解能NMR分光
計を動作させる方法であって、DDS発生器中のNCO
Lの周波数が数値Zの入力によりおいて規定される方法
において、数値Nが式 Z=n・N/m(式中Z、n、
N及びmは、正の整数であり、Nは、正の整数の指数を
有する2の冪であり、当該指数は、算出処理時のビット
の最大数を表し、mは、約2fs/ΔBであり、nは、
約m・fout/fsであって、mは、n・Nの公約数であ
り、fsはNCOL(22)のクロック周波数であり、Δ
Bは、高スペクトル純度を有する所望の帯域幅であり、
outは、NCOL(22)の出力周波数である)を満足
する値のみをとるように選択されるので、DDS発生器
を用いたNMR実験において、特にNMRスペクトルの
周波数範囲において可能な限り量子化雑音が除去され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明により動作するDDS発生器
の出力信号の時間関数を示す図であり、(b)は、
(a)と関連する周波数成分を示す図である。
【図2】従来技術に係る現代のNMR分光計の構成を示
す略図である。
【図3】従来技術のNMR分光計の主送信ユニットの動
作図である。
【図4】本発明の主送信ユニットの略図である。
【図5】(a)は、NCOの位相入力部での信号を示す
図であり、(b)は、NCOの出力信号に対する(a)
の位相信号の影響を示す図である。
【図6】(a)は、NCOの周波数入力部での信号を示
す図であり、(b)は、NCOの出力信号に対する
(a)の周波数信号の影響を示す図である。
【図7】(a)は、周波数f1を有するNCO1の出力
信号を示す図であり、(b)は、周波数f2を有するN
CO2の出力信号を示す図であり、(c)は、(a)及
び(b)の総和信号を示す図である。
【符号の説明】
1 送信部 2 プローブヘッド 3 受信部 4 主送信ユニットT1 7 加算部 10 第1混合段階 11 IF増幅器 12 クアドラチュア検出器 13a、13b アナログ−デジタル変換器 14 デジタルクアドラチュア検出器 15 コンピュータ 4y 主送信ユニットT1 16y DDS発生器 17y 周波数合成器 19 減衰器 20 スイッチ 21a NCO1 21b NCO2 22 NCOL 23a、23b スイッチ 24 スイッチ 25 加算段階 26a、26b 信号変換器 27a、27b 乗算器 30a RAMメモリ 30b RAMメモリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NMR(核磁気共鳴)分光計、特に、L
    O(局部発振器)周波数、例えば、第1LO周波数f
    LO1を発生させるNCOL(数値制御発振器)を含むDD
    S(ダイレクトデジタル合成)発生器を備えて成る高分
    解能NMR分光計を動作させる方法であって、前記DD
    S発生器中の前記NCOLの周波数が数値Zの入力によ
    り規定される方法において、 数値Nが式 Z=n・N/m (式中Z、n、N及びmは、正の整数であり、Nは、正
    の整数の指数を有する2の冪であり、当該指数は、算出
    処理時のビットの最大数を表し、mは、約2fs/ΔB
    であり、nは、約m・fout/fsであって、mは、n・
    Nの公約数であり、fsはNCOL(22)のクロック周
    波数であり、ΔBは、高スペクトル純度を有する所望の
    帯域幅であり、foutは、NCOL(22)の出力周波数
    である)を満足する値のみをとるように選択されること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 Zの算出は、次の3段階: (a)mの値が式: m=2RndDwn[log[2fs/ΔB)/log2]] (式中、ΔBは、高スペクトル純度の所望の帯域幅であ
    り、fsは、NCOのクロック周波数であり、RndD
    wnは、より小さい次の整数値への丸め処理を表わす)
    により求められ; (b)nの値が式: n=Rnd(m・fout/fs) (式中、foutは、NCOの所望の周波数であり、m
    は、第1段階で算出された値であり、そしてRndは、
    次の整数値への丸め処理を表わす)により求められ、 (c)Zの値が式: Z=n・N/m (式中、Nは請求項1において定義され、m及びnは、
    段階(a)及び(b)においてそれぞれ求められた値で
    ある)により求められる、で実行されることを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 NMR分光計、特にLO(局部発振器)
    周波数fLO1を発生させるNCOL(数値制御発振器)
    (22)を備えた高分解能NMR分光計用のDDS(ダ
    イレクトデジタル合成)発生器において、 当該DDS発生器は、送信周波数を発生させるための幾
    つかのNCO(21a、21b、 ...)を備えて成
    ることを特徴とするDDS発生器。
  4. 【請求項4】 NCOL(22)は、条件fs=2k・f0
    (式中、kは、正の整数で、f0は、2つのLO周波
    数、即ち、混合段階(10)用のfLO1及びDQD(Dig
    ital Quadrature Detector(デジタルクアドラチュア検
    出器))(14)用のLO周波数以外のすべてのLO周
    波数が、その整数倍であるように導出されるベースにな
    る基本周波数である)を満たすクロック周波数fsを有
    していることを特徴とする請求項3に記載のDDS発生
    器。
  5. 【請求項5】 NCOの1つ(21a)は、連続的に発
    振し、したがって、その実位相をスイッチ(23a、2
    3b、 ...)を介して他のすべてのNCO(21
    b、21c、 ...)に伝達することによりそれらの
    NCO(21b、21c、 ...)に基準位相を提供
    することができることを特徴とする請求項3又は4に記
    載のDDS発生器。
  6. 【請求項6】 NCO(21a)の鋸波信号を正弦波信
    号に変換する鋸波−正弦波信号変換器(26a)が設け
    られ、さらにこのNCO(21a)の鋸波信号を余弦波
    信号に変換する鋸波−余弦波信号変換器(26b)が設
    けられ、それにより、互いに対して直角位相であって、
    クアドラチュア混合段階(33a、33b)用の次の周
    波数合成器(17y)において使用可能な2つのチャン
    ネルを生成することを特徴とする請求項3〜5のいずれ
    かの項に記載のDDS発生器。
  7. 【請求項7】 信号変換器(26a、26b)からの信
    号が通り、所望の振幅依存性を送信フェーズ(transmit
    ting phase)中に数学的に発生させることが可能な乗算
    器(27a、27b)が設けられていることを特徴とす
    る請求項3〜6のいずれかの項に記載のDDS発生器。
  8. 【請求項8】 位相誤差が所望の減衰値の関数として第
    1のメモリ(30a)に保存され、減衰誤差が前記所望
    の減衰の関数として別のメモリ(30b)に保存され、
    且つ前記所望の減衰値の設定中に、関連する前記位相誤
    差が加算段階(25)において現在の信号に逆の符号で
    加算され、対応する前記減衰誤差が逆の符号で前記所望
    の減衰値に加算されて減衰器(19)に供給されること
    により前記位相誤差及び減衰誤差が補償され得る減衰器
    (19)を備えて成ることを特徴とする請求項3〜7の
    いずれかの項に記載のDDS発生器。
  9. 【請求項9】 受信フェーズ(receiving phase)中
    で、NMRスペクトルの低周波数範囲での正確な位置決
    めがNCOL(22)を介しては行なわれず、DQD
    (14)中の数値ZQにより行なわれることを特徴とす
    る請求項4〜8のいずれかの項に記載のDDS発生器を
    動作させる方法。
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