JP4426420B2 - 電磁波送信装置及びそれを用いた核磁気共鳴分析装置 - Google Patents

電磁波送信装置及びそれを用いた核磁気共鳴分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4426420B2
JP4426420B2 JP2004306499A JP2004306499A JP4426420B2 JP 4426420 B2 JP4426420 B2 JP 4426420B2 JP 2004306499 A JP2004306499 A JP 2004306499A JP 2004306499 A JP2004306499 A JP 2004306499A JP 4426420 B2 JP4426420 B2 JP 4426420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
electromagnetic wave
modulation
phase
adder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004306499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006118961A (ja
Inventor
秀太 羽原
ミンソク 朴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004306499A priority Critical patent/JP4426420B2/ja
Priority to US11/206,273 priority patent/US7372272B2/en
Publication of JP2006118961A publication Critical patent/JP2006118961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4426420B2 publication Critical patent/JP4426420B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明は電磁波送信装置、及びそれを用いた核磁気共鳴分析装置(以下、「NMR装置」という)に関する。
NMR装置は、静磁場下に置かれた試料に数マイクロ秒周期程度のラジオ波やマイクロ波等の電磁波を照射し、試料から発せられる自由減衰信号を受信することで試料の構造を特定する装置であり、近年、蛋白質の組成や構造の特定等に期待されている。
NMR装置は静磁場を発生させるマグネット装置、試料周囲に配置され試料に電磁波を照射する送信コイル、電磁波を生成、送信する送信装置、試料からの自由減衰信号を受信する受信コイル、受信した自由減衰信号を処理する受信装置、とを有している。なお、局部発振器(ローカルオシレーター)など送信装置、受信装置の両方に属する機器もあり、送信装置、受信装置の機能を双方含めた形で送受信装置としている場合もある。
近年、NMR装置の送信装置、受信装置にデジタル技術が導入されつつある。特に10MHz程度の低い周波数領域でのデジタル技術が実現されてきており、回路基板上で数十MHzから数百MHzの電磁波の信号をデジタル信号で作成、処理することが可能となってきた。デジタル信号による処理(以下「デジタル処理」という)は、基板上の配線長の違いによる信号のずれや、コンデンサー、インダクター等の回路要素が持つ温度変化による特性の違いから生ずる周波数や位相のずれを抑えることができ、より正確な測定を行うことができる。
特にデジタルダイレクトシンセサイザー(DDS)と呼ばれるデジタル数値をクロックに同期させて出力する装置は、周波数の変化制御や、位相制御に優れた性能を有するのでNMR分光計に用いられてきている。
NMR分光装置においては、ある1つの周波数、位相で信号を送信し、その後少し離れた周波数で送信し、また元の周波数、位相で信号を送信するという機能の必要な場合がある。例えば、13C炭素核のスペクトルは120ppmにわたる広い範囲を持つので、そのスペクトル全領域を一様に励起させるためには周波数を20kHz程度切り替えて、送信ラジオ波パルスを照射する。
一般にDDSを使って周波数を変化させ、また元の周波数へ戻ると、その位相情報は失われてしまう場合が多い。その理由は、周波数を切り替えた際に起こる時間的不確定性および誤差、元の周波数に戻った際の位相オフセット計算の誤差などによる。この問題の解決のために、従来はNMR用ラジオ波送信回路にDDSを2つ以上搭載していた。
NMR用ラジオ波送信回路としての機能には、DDSを用いて位相を断続的に数千回変化させ、1つの送信周波数を用いて広帯域の周波数を励起させる複合パルスデカップリングと呼ばれる方法がある。また、送信波の振幅と位相をガウス型やサイン波形に変化させ、ある狭い帯域のみを励起させるシェープドパルスなどの方法がある。
これらのパルスを生成させるために、DDSは2つ以上組み合わせて用いられる。なおDDSに関するものとして、送信装置におけるデジタル処理が特許文献1に記載されている。
特開2004−4089号公報
しかしながら、前出のようにデジタル処理を採用したNMR装置であっても、例えばチャープ波形と呼ばれる周波数を掃引する波形を作り出すにはDDSを時間的に正確に制御する必要がある。チャープ波形は少ないパワーで前出の複合パルスよりも、より広帯域な周波数を励起できるという特徴がある。
DDSを用いて周波数と位相を変調させるためには、DDSの周波数と位相レジスタに高速にアクセスして値を書き替えるという動作が必要である。そのため典型的には80MHzで動作しているDDSの位相や周波数を変化させるのに必要な時間は、100〜300ナノ秒かかるのが普通である。この時間は前出のチャープ波形などの連続的に周波数が変化する波形を作り出すのには充分短くない。また、DDSの周波数と位相のレジスタを正確なクロックに合わせて変化させるこの方法は、出力波はサイン波形の組み合わせしか、取り得ないという欠点を持つ。
また、NMR送信装置用に2つ以上のDDSを組み込み、それらの周波数と位相を変化させる回路を作るためにはアプリケーション特化集積回路(ASIC)などの技術が必要で、汎用で価格の低い一般的なDDSを構成するICが使えない。このため開発コストが増加するという欠点がある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、より高速な周波数、位相変調を実現し、また、変調の自由度を大幅に向上させる電磁波送信装置と、製作コストの観点からも実装性能に優れたNMR装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、核磁気共鳴分析装置に電磁波を供給する電磁波送信装置であって、位相、周波数それぞれの変調を制御するコントローラと、デジタル数値を周期的に発振する数値制御発振器と、前記コントローラからの位相または周波数の変調情報を蓄えるロングメモリと、前記数値制御発振器からの出力と前記ロングメモリに蓄えられた変調情報とを足し合わせる加算器と、前記加算器からのデジタルデータ(鋸波)をサイン波形の振幅へと変換する変換テーブルと、前記変換テーブルからの振幅変調データを出力する振幅変調レジスタと、前記振幅変調レジスタからのデジタルデータをアナログ波形へと変換するD/Aコンバータと、を備えることを特徴とする。
また、上記の電磁波送信装置であって、前記ロングメモリに所定期間、所定値の波形データを蓄積することで、位相変調を可能にする。あるいは、前記ロングメモリに所定期間、鋸波状の波形データを蓄積することで、周波数変調を可能にする。
また、上記の電磁波送信装置であって、前記数値制御発振器の動作クロックと前記加算器の加算クロック及び前記ロングメモリのデータ読み出しクロックを同一にすることを特徴とする。これにより、周波数または位相変調を高速に行うことができる。
また、前記加算器の加算機能を動作中に休止する、または前記ロングメモリの変調情報としてゼロを出力して前記加算器により加算することにより、周波数または位相変調を動作中に休止させることを特徴とする。
さらに本発明の核磁気共鳴分析装置は、静磁場を発生させるマグネット装置と、マグネット装置に挿入され試料に電磁波を照射する送信コイルと試料から発せられる信号を検出する受信コイルとを有するNMRプローブと、NMRプローブにおける送信コイル若しくは受信コイルに電気的に接続される電磁波送信装置及び電磁波受信装置を備えるものであって、前記電磁波送信装置として本発明の電磁波送信装置を用いることを特徴とする。
本発明の電磁波送信装置によれば、これまでよりも高速な周波数、位相変調を実現し、また、変調の自由度を大幅に向上できる効果がある。
本発明のNMR装置によれば、1台のDDSによる電磁波送信装置を用いるので、製作コストを引き下げ、実装性能に優れた効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお本発明はこれら実施の形態として開示する技術的思想を利用して種々の変更が可能であり、本明細書に記載の実施形態だけに限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係るNMR装置の概要を示す構成図である。(a)はNMR装置を側面から見た場合の断面図、(b)は(a)におけるマグネット装置を装置上部からみた平面図、(c)は(a)におけるマグネット装置をプローブ挿入方向からみた平面図を、それぞれ示している。
本実施形態のNMR装置は、試料に対し静磁場を印加する超電導マグネット101を低温容器102に備えてなるマグネット装置103を備える。その超電導マグネット装置に挿入され、試料に対してラジオ波などの電磁波を送信する送信コイルと、試料から発せられる自由減衰信号を受信する受信コイルとを有するNMRプローブ104を備える。このNMRプローブ104に接続され、送信コイルから照射される電磁波を作成及び送信、並びに受信コイルからの自由減衰信号に基づいて信号の処理を行うNMR送受信回路105と、この回路の出力に応じて種々の情報処理を行う情報処理装置106から構成されている。
マグネット装置103は低温容器102と、その内部に配置される超伝導マグネット101とを有して構成されており、低温容器102内には液体窒素、液体ヘリウムなどの冷媒が注入され超伝導マグネット101を冷却する。超伝導マグネット101は水平方向に巻き軸を有し、一対に配置された超伝導コイルであり、この一対の超伝導コイルの間は試料を挿入する又は配置する試料挿入空間107となっている。試料はこの試料挿入空間107の上部から挿入される。
また、超伝導マグネット101を構成する各超伝導コイルは、本実施形態においては説明の簡略化のため単層のマグネットで表示している。しかし複数層の超伝導コイルを用いることは各超伝導コイル間の調整を必要とするものの、磁場の均一性を高める上で有用である。また、超伝導コイルの水平方向の巻き軸を貫くように空間が形成されており、低温容器102もその空間に対応して空間が形成されている。
NMRプローブ104はこの超伝導コイル及び低温容器の空間に沿って挿入される。NMRプローブ104は詳細な図示をしていないが、試料を鉛直方向から挿入するために垂直方向に試料空間を有するコイルを採用しており、送信コイルは鞍型、受信コイルはソレノイド型を採用している。また、これらコイルは感度を向上させるために超伝導物質により形成されており、NMRプローブ内部にはこれらコイルを流すための冷却構造が配置されている。
以上の構成により、本実施形態にかかるNMR装置は、静磁場下に置かれた試料に数マイクロ秒周期程度の電磁波を照射し、その電磁波に基づき試料から発せられる自由減衰信号を受信し、信号処理を行い、NMR計測を行うことができる。
図2にNMR送受信回路のブロック図を示す。NMR送受信回路105は、ラジオ波デジタル変調装置201、ラジオ波デジタル変調装置201が作成した変調波に基づいて試料に対して送信される電磁波を作成する送信用周波数アップコンバータ202を有する。この電磁波がNMRプローブ203の送信コイルに印加され、この結果NMRプローブ203の受信コイルが受信した自由減衰信号(Free Induction Decay:以下、「FID信号」という)を処理する受信用周波数ダウンコンバータ204を有する。さらにアナログのFID信号をデジタルのFID信号(以下「デジタルFID信号」という)に変換するアナログ−デジタル変換器205(以下「A/D変換器」という。)と、基準信号発生装置206とを有している。またアナログ−デジタル変換器205に接続される検波器207を有し、この出力は情報処理装置106へ送信される。
本実施形態においては、ラジオ波デジタル変調装置201、アナログ−デジタル変換器205、検波器207、基準信号発生装置206がデジタル処理の部分である。ラジオ波デジタル変調装置201とアナログ−デジタル変換器205のクロックは、基準信号発生装置206のクロックを元にして同期している。これにより、回路全体の周波数関係を安定させることができる。
図3は、本発明の電磁波送信装置の一実施例を示し、ラジオ波デジタル変調装置のブロック図である。NMR測定用の送信変調波を生成するラジオ波デジタル変調装置201は本発明の電磁波送信装置の主要部をなしており、以下の構成を供えている。位相または周波数の変調数値レジスタ301、数値制御発振器302、位相または周波数の変調データを蓄積するロングメモリ303、数値制御発振器302からのデジタルデータとロングメモリ303からの変調データを加算する加算器304を有する。さらに、加算器304からの出力をサイン波の出力へ変換する鋸波−サイン波(位相―振幅)変換テーブル306、この振幅変調データを出力する振幅変調数値レジスタ307、レジスタ307のデジタルデータをアナログ波形へ変換するD/Aコンバータ309を有する。変調数値レジスタ301、ロングメモリ303、振幅変調数値レジスタ307はコントローラ305を通じて制御される。
なお、変調数値レジスタ301、数値制御発振器302、加算器304、変換テーブル306、振幅変調数値レジスタ307を合わせると、前出のダイレクトデジタルコンバータ(DDS)の構成となる。
ここで注意すべき点は、数値制御発振器302、加算器304、鋸波−サイン波(位相―振幅)変換テーブル306、振幅変調数値レジスタ307、D/Aコンバータ309がすべて同じ同期クロック310で動いていることである。通常、このクロックは80〜100MHz程度である。
D/Aコンバータ309からの出力は、図2の送信周波数アップコンバータ202に送られる。D/Aコンバータ309からの出力は、典型的には10〜20MHzである。その出力を送信周波数アップコンバータ202において、NMR計測装置、特にマグネットの磁場強度に対応した周波数、例えば600MHzのラジオ波まで周波数を高く変換する。そうすることでNMRプローブ203の中に入った測定試料中の水素原子核のスピンに適した周波数で励起することが可能になる。
一般にNMR測定は、ラジオ波送受信装置から送信コイルへのラジオ波パルスの送信、送信コイルから試料へのラジオ波の照射、試料からのFID信号の受信、試料の緩和、という一連の手順が繰返されることによって行われる。なお、試料が液体である場合、パルスの送信時間は約0.1秒、FID信号の受信時間は約0.5秒、試料の緩和時間は約1秒程度であり、NMR測定の長いものでは1週間ほど、これら手順を繰返して行うものもある。
試料からのFID信号は励起に使用した周波数、例えば600MHz±10kHz程度に広がった周波数成分を持つ。そのFID信号を受信用周波数ダウンコンバータ204において今度は数MHz〜20MHz程度の低い周波数に変換する。変換の際に使用する周波数源は、受信信号の位相情報を保持するためにラジオ波デジタル変調装置201からのものを使用する。このような方法でダウンコンバートされた数MHz〜20MHz程度の信号をアナログーデジタル変換器205でデジタル信号に変換する。
ここで、本実施例のNMR装置に適用される電磁波送信方法、すなわちNMR測定のための送信変調波の生成方法を具体的に説明する。
図4はNMR送信回路の出力波形の説明図である。本発明の電磁波送信装置の一例であるNMR送信回路は、図2のラジオ波デジタル変調装置201に相応する。まず、数値制御発振器302は位相と周波数のデータを、コントローラ305から位相、周波数変調レジスタ301経由で受け取り、図4(a)に示すような一定周波数、一定位相の鋸波401を発振する。鋸波401は(1)式のように表すことができる。
f(t)=Mod(a*t+ph, 2^32) …(1)
このとき、aは周波数、phは位相の設定値である。Mod関数は、Mod(x,y)の場合のxをyで割ったときの余りをMod(x,y)とする。
ここで出力波の位相を変化させるためには、ある時間t1からt2までゼロでない一定数値を持つデータ(図4(b)の波形402)を、コントローラ305からロングメモリ304に蓄えておく。この一定数値を変えれば、変調される位相も変化する。
ロングメモリ304に蓄えられるデータは(2)−(4)式で表される。この波形402は、鋸波401を位相変調する場合のg(t)である。g(t)は任意の0〜2^32−1の数である。
g(t),0≦g(t)≦2^32−1 …(2)
g(t)=0,0<t<t1,t2<t …(3)
g(t)=ph1/360*2^32,t1<t<t2 …(4)
ここで、ph1は位相を変化させる角度であり、波形402の一定数値の値を変えることでph1を変化させ、位相を制御できる。加算器304は(5)式の演算を行う。
Mod(g(t)+f(t),2^32) …(5)
すなわちg(t)とf(t)を足して、2^32を超えた場合は割った余りを取る。すると、ロングメモリ303と数値制御発振器302との加算結果である加算器304の出力は、図4(c)のようにt1からt2までの間、点線から実線のように位相が変化した鋸波403となる。
同様に、周波数変調を行うときのg(t)には図4(d)に示す波形404を用いる。ロングメモリ303には、t1からt2まで時間的に緩やかに変化する鋸波404をデータとして蓄えておく。このg(t)は(6)−(7)式で表される。
g(t)=0,0<t<t1,t2<t …(6)
g(t)=Mod(b*t+ph2,2^32),t1<t<t2 …(7)
ここで、bは変調周波数、ph2はその時のオフセット位相である。式(5)に従って、加算器304からの出力周波数はa+bになる。bの値を変えると、出力周波数も変化する。
このg(t)を用いれば、加算器304からの出力は図4(e)のようにt1からt2までの間、点線から実線のように、周波数が少し高くなった鋸波405が出力され、t2の時点では元の鋸波に戻り、周波数が変調された出力が得られる。
なお、周波数や位相の変調を休止させたいときは、加算器304の機能を動作中に休止する。あるいは、休止したい時間にロングメモリ303にg(t)=0を与え、ロングメモリ303の変調データとしてゼロを出力して加算器304により加算する。これにより、ロングメモリ303経由の周波数、位相変調を動作中に休止させることができる。
以上のように、本実施形態ではロングメモリ303に蓄えるデータを様々に変化させる。これにより、従来のように数値制御発振器302を複数台切り替えたり、数値制御発振器の位相、周波数を多数回切り替える場合よりも、はるかに滑らかで精緻な変調を高速に行うことができる。
また、本実施形態のラジオ波デジタル変調装置201は前出のように、その主要部にDDSの構成を有している。したがって、NMR装置に本ラジオ波デジタル変調装置を用いれば、従来のように2台のDDSを用いることなく、位相、周波数の多数回の切り替えが可能になる。
なお、本実施形態に係るNMR装置における超伝導マグネット装置は水平方向に巻き軸を有する超伝導マグネットであるが、本実施形態に係る電磁波送受信装置を用いる限りにおいて他のNMR装置に対しても適用可能である。
本発明のNMR装置に係る一実施形態の概要を示す構成図。 NMR装置のNMR送受信回路の構成を示すブロック図。 本発明の電磁波送信装置に係る一実施形態の構成を示すブロック図。 電磁波送信装置の各部の出力を説明する波形図。
符号の説明
101…超伝導マグネット、102…低温容器、103…マグネット装置、104…NMRプローブ、105…NMR送受信回路、106…情報処理装置、201…ラジオ波デジタル変調装置、202…送信用周波数アップコンバータ、203…NMRプローブ、204…受信用周波ダウンコンバータ、205…アナログ−デジタル変換器、206…基準信号発生装置、207…検波器、301…位相・周波数変調レジスタ、302…数値制御発振器、303…ロングメモリ、304…加算器、305…コントローラ、306…鋸波−サイン波変換テーブル、307…振幅変調レジスタ、309…D/Aコンバータ、310…同期クロック、401…数値制御発振器の出力データ、402…位相変調する際のロングメモリ上のデータ、403…位相変調された加算器の出力データ、404…周波数変調する際のロングメモリ上のデータ、405…周波数変調された加算器の出力データ。

Claims (4)

  1. 核磁気共鳴分析装置に電磁波を供給する電磁波送信装置であって、
    位相、周波数それぞれの変調を制御するコントローラと、コントローラからデジタル数値を受け取り、一定周波の鋸波を周期的に発振する数値制御発振器と、前記コントローラからの位相または周波数の変調情報を蓄えるロングメモリと、前記数値制御発振器からの出力と前記ロングメモリに蓄えられた変調情報とを足し合わせる加算器と、前記加算器からのデジタルデータをサイン波形の振幅へと変換する変換テーブルと、前記変換テーブルからの振幅変調データを出力する振幅変調レジスタと、前記振幅変調レジスタからのデジタルデータをアナログ波形へ変換するD/Aコンバータとを備え、
    前記ロングメモリに所定期間、鋸波状の波形データを蓄積することで、周波数変調を可能にし、
    前記数値制御発振器の動作クロックと前記加算器の加算クロック及び前記ロングメモリのデータ読み出しクロックを同一にすることを特徴とする電磁波送信装置。
  2. 請求項1において、前記ロングメモリに所定期間、所定値の波形データを蓄積することで、位相変調を可能にすることを特徴とする電磁波送信装置。
  3. 請求項1において、前記加算器の加算機能を動作中に休止する、または前記ロングメモリの変調情報としてゼロを出力して前記加算器により加算することにより、周波数の変調を動作中に休止させることを特徴とする電磁波送信装置。
  4. 静磁場を発生させるマグネット装置と、マグネット装置に挿入され試料に電磁波を照射する送信コイル及び試料から発せられる信号を検出する受信コイルを有するNMRプローブと、NMRプローブにおける送信コイル若しくは受信コイルに電気的に接続される電磁波送信装置及び電磁波受信装置を備える核磁気共鳴分析装置において、
    前記電磁波送信装置が請求項1−のいずれか1に記載の電磁波送信装置を用い、発生した電磁波を送信用周波数アップコンバータにより周波数を高めて、前記NMRプローブに供給することを特徴とする核磁気共鳴分析装置。
JP2004306499A 2004-09-08 2004-10-21 電磁波送信装置及びそれを用いた核磁気共鳴分析装置 Expired - Fee Related JP4426420B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306499A JP4426420B2 (ja) 2004-10-21 2004-10-21 電磁波送信装置及びそれを用いた核磁気共鳴分析装置
US11/206,273 US7372272B2 (en) 2004-09-08 2005-08-18 Electromagnetic wave transceiver apparatus and nuclear magnetic resonance analyzing apparatus using it

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306499A JP4426420B2 (ja) 2004-10-21 2004-10-21 電磁波送信装置及びそれを用いた核磁気共鳴分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006118961A JP2006118961A (ja) 2006-05-11
JP4426420B2 true JP4426420B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=36536983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004306499A Expired - Fee Related JP4426420B2 (ja) 2004-09-08 2004-10-21 電磁波送信装置及びそれを用いた核磁気共鳴分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4426420B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012049585A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Jeol Resonance Inc ダイレクトデジタルシンセサイザー及び電子機器
JP2013024704A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Advantest Corp 電磁波出力装置、方法、プログラム、記録媒体および核磁気共鳴分析装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3821984A1 (de) * 1988-06-30 1990-04-12 Philips Patentverwaltung Schaltungsanordnung zur erzeugung von hochfrequenzsignalen fuer kernspinuntersuchungen
JP2503568Y2 (ja) * 1990-02-16 1996-07-03 横河電機株式会社 位相変調回路
JP3114594B2 (ja) * 1995-10-26 2000-12-04 株式会社島津製作所 核磁気共鳴検査装置
DE10007679C2 (de) * 2000-02-19 2002-06-20 Bruker Ag Faellanden Frequenzgenerator für NMR-Anwendungen mit direkter digitaler Frequenzsynthese (DDS), Verfahren zum Betrieb eines solchen DDS-Generators sowie Verfahren zum Betrieb eines NMR-Spektrometers mit DDS-Generator
JP3884244B2 (ja) * 2001-07-04 2007-02-21 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー Rf送信回路およびmri装置
JP3637891B2 (ja) * 2001-11-02 2005-04-13 岩崎通信機株式会社 変調信号発生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006118961A (ja) 2006-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7560933B2 (en) MRI apparatus and RF pulse generating circuit
US8502540B2 (en) Wireless magnetic resonance imaging apparatus generating synchronized clock-regenerated signals and video
US20070064834A1 (en) Direct digital synthesizer, direct digital synthesizer for transmission and detection, and mri apparatus
JP6454241B2 (ja) 電子スピン共鳴装置
US4065714A (en) Pulsed RF excited spectrometer having improved pulse width control
JP3855237B2 (ja) Dds(ダイレクトデジタル合成)発生器及び該dds発生器を動作させる方法
JP2003024295A (ja) Rf送信回路、複素デジタル・シンセサイザおよびmri装置
US20180299522A1 (en) Device and method for recovering a temporal reference in free-running mr receive chains
US7606849B2 (en) Method and apparatus for improving the frequency resolution of a direct digital synthesizer
US7372272B2 (en) Electromagnetic wave transceiver apparatus and nuclear magnetic resonance analyzing apparatus using it
JP4426420B2 (ja) 電磁波送信装置及びそれを用いた核磁気共鳴分析装置
CN101339232B (zh) 一种用于磁共振成像系统中射频脉冲的合成方法
KR20220078033A (ko) 원자 자력계 및 원자 자력계의 동작 방법
US4327425A (en) Method for the recording of spin resonance spectra and an apparatus for the implementation of such method
JPH0225140B2 (ja)
US5546001A (en) Switching signal generator and magnetic resonance imaging system using the same
US7132830B2 (en) Radiofrequency wave transmission circuit using arbitrary waveform generator and NMR apparatus using the same
JP3114594B2 (ja) 核磁気共鳴検査装置
JP2007101350A (ja) Nmr磁場安定化装置
Brüning et al. Chromaticity measurements via RF phase modulation and continuous tune tracking
US4939461A (en) Method of determining the nuclear magnetization distribution, and device for performing the method
JP2006078246A (ja) 電磁波送受信装置及びそれを用いた核磁気共鳴分析装置
JPH02272379A (ja) 高周波パルスの発生および試料の核磁気共鳴励起の方法および装置
JPH1099292A (ja) 核磁気共鳴検査装置
JPH1156805A (ja) Mrイメージング方法およびmri装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061218

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees