JP2001272362A - デジタルパルス処理装置 - Google Patents

デジタルパルス処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号のタイミング情報とAD変換された
入力信号電圧データの時間関係を明確にして、パイルア
ップ除去処理の精度を向上させるようにしたデジタルパ
ルス処理装置を提供する。 【解決手段】 入力信号をAD変換するためのAD変換
回路3と、入力信号のタイミング情報を生成する信号検
出部12と、前記AD変換回路でAD変換された入力信号
電圧データに、前記信号検出部で生成された入力タイミ
ング情報に基づいて1ビット以上の入力タイミング情報
を付加する混合回路4と、入力タイミング情報の付加さ
れた入力信号電圧データを入力し、入力タイミング情報
と入力信号電圧データの時間関係に基づいて入力信号電
圧データの信号処理を行うデジタル信号処理回路5とで
デジタルパルス処理装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子プローブマ
イクロアナライザなどに設けられたエネルギー分散型ス
ペクトロメータ(EDS)に用いられるデジタルパルス
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子プローブマイクロアナライ
ザ(EPMA)、分析電子顕微鏡、蛍光X線分析装置な
どの試料分析装置においては、1次線を照射して試料か
ら放射されるX線などの放射線を検出して試料の元素分
析を行うために、半導体検出器を用いたEDSが用いら
れている。EDS検出器に入射したX線フォトンは電気
信号に変換され、この検出信号は更に増幅やS/N向上
の目的で、フィルタアンプをもつ波形成形回路(パルス
プロセッサ)でフィルタ処理される。
【0003】すなわち、プリアンプで増幅された検出信
号は、プリアンプの回路形式上、図4の(A)に示すよ
うに階段波として出力されて来る。この階段波の入力信
号の段差部分の高さが入力光子(X線)のエネルギーに
相当する。一般に、この階段波の入力信号には多くの雑
音が含まれているので、階段波の高さを正確に検出する
にはS/Nを向上させなければならず、S/Nを向上さ
せるためには、フィルタ回路を通して不要な帯域の雑音
を除去する必要がある。
【0004】一般的なフィルタ回路形式として、三角波
フィルタ、ガウスフィルタ等があるが、この種のEDS
の信号処理装置においては三角波フィルタが多く用いら
れており、アナログパルスプロセッサにおいてはアナロ
グ的に処理して、図4の(B)に示すように、入射光子
のエネルギーに比例する階段の高さをもつ階段波である
プリアンプ出力のそれぞれの事象について、波高につい
てその比例関係を維持した単峰の波形に成形する。この
アナログパルスプロセッサの出力はAD変換され、デジ
タルデータとして横軸をエネルギー、縦軸を事象の頻度
としたグラフにスペクトル表示され、分析に使用され
る。
【0005】一方、デジタルパルスプロセッサでは、プ
リアンプ出力である階段波を直接又は若干の加工を施し
た後、AD変換器でサンプリングして、デジタル的に数
値計算でフィルタ処理して、デジタルデータ上でS/N
を向上させて、図4の(C)に示すような波形を生成す
る。
【0006】アナログパルスプロセッサとデジタルパル
スプロセッサの差異は、アナログパルスプロセッサの場
合、事象が発生してからピークに達するまでの時間(ピ
ーキングタイム)に対して波尾の方の時間が2倍である
のに対し、デジタルパルスプロセッサでは成形波形が二
等辺三角形に形成されるようになっており、ピーキング
時間と波尾時間とは同じである。ピーク検出に必要な部
分はピーキング時間までの信号であり、波尾の部分に次
の入力信号(事象)のピークがかかると、その波高は真
の波高とならないため除去しなければならないので、フ
ィルタ処理により成形された三角波の入力信号の波尾部
分が長いと、それだけデッドタイムが長くなることにな
る。したがって、デジタルパルスプロセッサはアナログ
パルスプロセッサと比較して、同一の分解能を得る条件
としたときには高計数効率となる。
【0007】デジタルパルスプロセッサにおけるフィル
タ処理については、例えば特表平11−510900号
公報に示されているようなハードウエアロジックによる
方法と、ソフトウエアで処理する方法がある。
【0008】またフィルタ処理による波形成形出力にお
いて、事象発生からその波高が最高となるまでのピーキ
ング時間は、フィルタの条件が変わらなければ一定であ
る。したがって、事象の発生を検出した後、所定のピー
キングタイム経過後の値を、その事象の波高ピーク値と
して検出するようにしている。
【0009】ところで、試料からのX線(光子)の発
生、つまり検出信号の入力は本質的にランダムであり、
また波形成形回路でフィルタ処理により形成された信号
パルスは時間的な幅をもっているため、検出信号の入力
頻度(入力計数率)に応じた確率で、出力される信号パ
ルス波形に重畳(パイルアップ)が生ずる。AD変換さ
れた値が真の波高である条件は、ピーキングタイムの間
に他の事象の発生、つまり入力信号が入力されないこと
であり、この条件が満たされない場合にはパイルアップ
が生じる。
【0010】パイルアップした出力パルス信号は、試料
中に含まれている元素から発生した特性X線ピークでは
ない異常ピークを生成したり、バックグランド増加とな
るため除去しなければならないが、信号処理回路でパイ
ルアップを除去するためには、全ての処理タイミングが
事象の認識時間と相関をもって管理されなければならな
い。
【0011】したがって、近年のEDSの信号処理を行
う高性能のパルス処理回路では、AD変換して所望の分
解能のX線スペクトルを得るために比較的長い時定数を
もった信号処理チャンネル(スローアンプと呼ばれてい
る)と、パイルアップ検出や信号処理チャンネル制御の
タイミングを得るための短い時定数をもった信号検出チ
ャンネル(ファーストアンプと呼ばれている)とで構成
されている。そして、信号検出チャンネルはパイルアッ
プ除去のよりよい時間分解能を得るために、出力パルス
幅が小さくなるように短い時定数の波形成形回路を使用
している。
【0012】近年、すべてハードウエアでアナログフィ
ルタ処理を行うアナログパルス処理回路に代わって、上
記のようにAD変換した検出器出力信号をデジタルフィ
ルタ処理するデジタルパルス処理装置が使用されるよう
になってきたが、次にデジタルパルス処理回路の構成例
を図5に基づいて説明する。図5において、101 はプリ
アンプからの階段波の入力信号を増幅するための増幅
器、102 は主として微分波形を生成するタイプの検出
器、検出回路を使用した場合に、入力信号に含まれる不
要な信号をカットするためのゲート、103 は入力信号を
AD変換するためのAD変換回路、104 はデジタルフィ
ルタ処理、ピーク検出、パイルアップ除去などのマルチ
チャンネルアナライザ(MCA)の機能をソフトウエア
で実現するデジタル信号処理回路(Digital Signal Pro
cessor)で、これらで信号処理チャンネル111 を構成し
ている。また105 は入力信号の入力タイミングを検出す
るための信号検出回路、106 は検出された入力信号に基
づいて入力信号の入力タイミング情報を生成するための
タイミング生成回路で、これらで信号検出チャンネル11
2 を構成しており、該タイミング生成回路106 で生成さ
れた入力タイミング情報は前記ゲート102 及びデジタル
信号処理回路104 へ入力されるようになっている。な
お、この図5に示したデジタルパルス処理回路の構成例
においては、デジタル信号処理回路104 を複数個設ける
場合もある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、全てハード
ウエアで処理を行うアナログパルス処理回路において
は、信号検出チャンネルで検出されたタイミングと信号
処理チャンネルにおける信号波形には時間相関がある。
またデジタルパルス処理回路においても、タイミングが
必要な処理部分(ピーク検出やパイルアップ除去等のフ
ィルタ処理部分)をハードウエアロジックで構成し同期
型の回路を使用すれば、信号処理チャンネルのタイミン
グ整合性は容易に得られる。しかしながら、デジタルの
利点である柔軟性を求めてデジタル信号処理回路(DS
P)や汎用のマイクロプロセッサ(MPU)を用いてソ
フトウエアでフィルタ処理を行う場合、一般に複数の処
理を平行して行うため、その処理の内容によって内部処
理に要する時間が異なり、フィルタ処理の時間同期性が
失われ、ハードウエアで検出された信号入力タイミング
とソフトウエアで処理される信号処理チャンネルのタイ
ミングの整合性を取ることは困難であり、パイルアップ
除去処理やピーク検出が不完全となる。
【0014】本発明は、従来の信号処理チャンネルのフ
ィルタ処理をソフトウエアで処理するようにしたデジタ
ルパルス処理回路における上記問題点を解消するために
なされたもので、入力信号のタイミング情報とAD変換
された入力信号電圧データの時間関係を明確にして、パ
イルアップ除去処理の精度を向上させるようにしたデジ
タルパルス処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明は、入力信号をAD変換するためのAD変換
手段と、入力信号のタイミング情報を生成する手段と、
前記AD変換手段でAD変換された入力信号電圧データ
に、前記タイミング情報生成手段で生成された入力タイ
ミング情報に基づいて1ビット以上の入力タイミング情
報を付加する混合手段と、入力タイミング情報の付加さ
れた入力信号電圧データを入力し、入力タイミング情報
と入力信号電圧データの時間関係に基づいて該入力信号
電圧データの信号処理を行うデジタル信号処理部とでデ
ジタルパルス処理装置を構成するものである。
【0016】このようにAD変換された入力信号電圧デ
ータに入力タイミング情報を付加してデジタル信号処理
部へ入力することにより、入力タイミング情報と入力信
号電圧データの時間関係を明確にして、精度の高いパイ
ルアップ除去処理を行わせることが可能なデジタルパル
ス処理装置を実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。図1は本発明に係るデジタルパルス処理装置の実施
の形態を示すブロック構成図である。図1において、1
は例えばEDS検出器からの検出信号を図示しないプリ
アンプで処理した階段波の入力信号を増幅するための増
幅器、2は増幅された入力信号に含まれる不要な信号を
カットするためのゲート、3は増幅し不要な信号をカッ
トした入力信号を一定間隔でサンプリングしAD変換す
るAD変換器、6は入力信号の入力タイミングを生成す
るため入力信号を検出する信号検出回路、7は信号検出
回路6からの入力検出信号に基づいて入力信号のタイミ
ング情報を生成するタイミング生成回路、4はAD変換
回路3でAD変換された入力信号電圧データにタイミン
グ生成回路7からの入力タイミング情報を付加する混合
回路、5は該混合回路4から入力タイミング情報の付加
された入力信号電圧データを入力し、入力信号電圧デー
タと入力タイミング情報の時間関係に基づいて、デジタ
ルフィルタ処理、パイルアップ除去処理、ピーク値の出
力等の処理を行うデジタル信号処理回路である。なお、
混合回路4からデジタル信号処理回路5への信号の入力
操作は、デジタル信号処理回路5内に設けられているメ
モリへのDMA転送方式で行われる。
【0018】そして、増幅器1,ゲート2,AD変換回
路3,混合回路4,デジタル信号処理回路5とで信号処
理部(スローアンプ)11を構成し、信号検出回路6とタ
イミング生成回路7とで信号検出部(ファーストアン
プ)12を構成しており、該信号検出部12で検出生成され
た入力タイミング情報は、信号処理部11のゲート2と混
合回路4へ供給するようになっている。
【0019】次に、このように構成されているデジタル
パルス処理回路の動作を、図2及び図3に示す信号波形
図を参照しながら説明する。まず、図示しないEDS検
出器などで検出され同じく図示されないプリアンプで処
理された図2の(A)に示す階段波形状の入力信号は、
信号処理部11の増幅器1と信号検出部12の信号検出回路
6へ入力される。増幅器1で増幅された入力信号は、次
いでゲート2において不要な信号がカットされた後、A
D変換回路3へ入力され、図2の(B)に示すように、
入力信号を一定間隔でサンプリングしてAD変換する。
一方、信号検出回路6においては、入力信号に含まれる
信号成分を、信号処理部11の時定数と比較して十分短い
時定数で抽出し、タイミング生成回路7で図2の(C)
に示すような入力タイミング情報を生成する(事象の認
識)。
【0020】本実施の形態に係るデジタルパルス処理装
置においては、AD変換回路3からの出力信号までは、
信号検出部12で生成される入力タイミング情報とAD変
換された入力信号電圧データの時間関係には相関があ
る。
【0021】AD変換回路3から出力される入力信号電
圧データは、例えば12ビットの電圧値を示すデジタルデ
ータであるが、混合回路4において上位にタイミング情
報を付加するため、図2の(D)に示すように、下位に
タイミング情報ビットとして2ビットの拡張(ビットシ
フト)を行い、14ビットデータとする。通常、パイルア
ップ除去に必要なパルスの時間分解能は、AD変換時間
よりも短いことが要求されるため、AD変換されたデー
タには1ADサンプリング間隔に2つ以上の入力信号が
入力したことを知るため2ビット以上のタイミング情報
ビットを設ける。
【0022】そして、タイミング生成回路7から入力タ
イミング情報が出力された場合、図2の(E)に示すよ
うにタイミング情報ビット1を加算する(事象認識ビッ
トの付加)。入力タイミング情報の付加されたAD変換
入力信号電圧データがデジタル信号処理回路5に入力さ
れると、入力タイミング情報ビットを読んで、図3の
(A)に示すように、例えば2ビットの拡張の場合デー
タを4で割ってその整数部から入力信号電圧データを
得、演算の余りから入力タイミング情報を得る。これに
より、デジタル信号処理回路5ではAD変換された入力
信号電圧データと入力タイミング情報の時間関係を知る
ことができ、その時間関係に基づいて、図3の(B)に
示すように、デジタルフィルタ処理を行い、次いで図3
の(C)に示すように、入力信号の入力タイミング情報
(事象の発生)を基点として、その基点からいくつ目の
データがピークであるかは、フィルタ特性から予め知ら
れているので、基点から数えてそのピークデータを読み
取り、図3の(D)に示すように、そのピーク値を出力
するようにしている。なお、図3の(C)においてτは
ピーキングタイムを示している。
【0023】そして、入力信号の検出に基づく入力タイ
ミング情報の生成時点(基点)から入力パルスが最大値
を示すまでの時間(ピーキングタイムτ)以内に複数の
入力信号が入力されたこと(パイルアップ)を示す入力
タイミング情報が認識された場合、そのピーキングタイ
ム内に入力された最後の入力信号のピーキングタイムが
経過するまで、パイルアップパルスとして除去する処理
を行う。すなわちピーク値を出力しない。以上の説明は
入力タイミング情報を2ビットで表す場合であるが、パ
イルアップを示す入力タイミング情報は、信号処理部に
おいて入力パルスが最大値を示すピーキングタイム以内
に、複数の入力があったこと(パイルアップ)を認識
し、そのパルスを除去すればよいので、入力タイミング
情報ビットを1ビットとし、1AD変換期間内に複数の
信号が発生した場合に、そのデータの入力タイミング情
報ビットを1とし、更に次に変換されたデータの情報ビ
ットも1にしてもよい。
【0024】このように、AD変換された入力信号電圧
データをビット拡張し、拡張ビット部に入力タイミング
情報を載せて、AD変換された入力信号電圧データと同
時にデジタル信号処理回路へ送るようにしているので、
EDSなどによる放射線計数回路の信号処理を、主とし
てデジタル信号処理回路(DSP)、RISCブロセッ
サやCISCブロセッサなどのコンピュータで,ソフト
ウエア処理で行うデジタルパルス処理回路において、入
力タイミング情報とAD変換された入力信号電圧データ
の時間関係を明確にすることができ、これによりパイル
アップ処理の精度を向上させ、ピーク値の検出を高精度
で行うことが可能となる。
【0025】上記本発明のようにAD変換された入力信
号電圧データに入力信号のタイミング情報を付加せず、
信号処理部の後段にタイミング情報を入力する場合は、
ソフトウエア処理によって予想される揺らぎ分のマージ
ンをもたせなくてはならなくなるため、デッドタイムが
増加し計数効率が低下する。また、信号の入力があった
場合にインタラプトでデジタル信号処理回路等のプロセ
ッサに入力する方法も考えられるが、インタラプト処理
が一般にスループットの低下となるので、本発明のよう
にAD変換された入力信号電圧データに入力タイミング
情報を付加する方が高効率である。
【0026】また、上記実施の形態においては、AD変
換回路におけるAD変換データを12ビットとしたものを
示したが、言うまでもなくAD変換データは必要とされ
るビット数でよく、その変換データに入力タイミング情
報を加えたデータを1つのブロックとして後段のデジタ
ル信号処理回路へDMA等で転送すればよい。
【0027】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、本発明によれば、放射線計測などに用いるデジタル
パルス処理回路において、AD変換された入力信号電圧
データに1ビット以上の入力タイミング情報を示すビッ
トを付加し、入力信号電圧データと入力信号タイミング
情報の時間管理を行うことが可能となるようにしている
ので、パイルアップ除去処理の精度を向上させることが
でき、ピーク値の検出を高精度で行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルパルス処理回路の実施の
形態を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示した実施の形態の動作を説明するため
の信号波形図である。
【図3】同じく図1に示した実施の形態におけるデジタ
ル信号処理回路の動作を説明するための信号波形図であ
る。
【図4】従来のEDS検出器の検出信号をプリアンプで
処理した信号、アナログプロセッサ及びデジタルプロセ
ッサでフィルタ処理した信号を示す図である。
【図5】従来のデジタルパルス処理回路の構成例を示す
ブロック構成図である。
【符号の説明】
1 増幅器 2 ゲート 3 AD変換回路 4 混合回路 5 デジタル信号処理回路 6 信号検出回路 7 タイミング生成回路 11 信号処理部 12 信号検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 孝男 東京都昭島市武蔵野三丁目1番2号 日本 電子エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G001 AA03 BA07 CA03 DA01 FA21 GA01 GA06 GA09 JA11 KA01 5J022 AA01 BA01 CA07 CA10 CC02 CD04 CE01 CF02 CF10 CG01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号をAD変換するためのAD変換
    手段と、入力信号のタイミング情報を生成する手段と、
    前記AD変換手段でAD変換された入力信号電圧データ
    に、前記タイミング情報生成手段で生成された入力タイ
    ミング情報に基づいて1ビット以上の入力タイミング情
    報を付加する混合手段と、入力タイミング情報の付加さ
    れた入力信号電圧データを入力し、入力タイミング情報
    と入力信号電圧データの時間関係に基づいて該入力信号
    電圧データの信号処理を行うデジタル信号処理部とを備
    えていることを特徴とするデジタルパルス処理装置。
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