JP2001272112A - 太陽熱温水器 - Google Patents

太陽熱温水器

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JP2001272112A
JP2001272112A JP2000091177A JP2000091177A JP2001272112A JP 2001272112 A JP2001272112 A JP 2001272112A JP 2000091177 A JP2000091177 A JP 2000091177A JP 2000091177 A JP2000091177 A JP 2000091177A JP 2001272112 A JP2001272112 A JP 2001272112A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然循環方式以上の循環量で水を循環させて
集熱効率の向上を図ることができ、しかも集熱器に過剰
な圧力が加わることのない太陽熱温水器を提供する。 【解決手段】 循環用ポンプ15によって貯湯槽3とヘ
ッダ7との間で水を強制循環させる。ヘッダ7には複数
台の集熱器8を接続している。ヘッダ部7から集熱器8
へは、入水口30を通って水が送られる。集熱器8内を
自然循環して加熱された湯は、出湯口31からヘッダ7
へ戻る。ここで、出湯口31の管端はヘッダ7の中心軸
近傍に位置させられ、入水口30の管端はヘッダ7の周
辺部に位置させられているので、入水口30の管端圧力
よりも出湯口31の管端圧力が低くなり、集熱器8内で
は入水口30側から出湯口31側に流れが生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強制循環方式の太
陽熱温水器に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽熱温水器には、自然循環方式のもの
と強制循環方式のものとが知られている。自然循環方式
の太陽熱温水器では、集熱器内で加熱された湯の自然対
流を利用して水を循環させ、集熱器内で加熱された湯を
貯湯槽内に貯めている。一方、強制循環方式の太陽熱温
水器では、ポンプを用いて水を強制的に循環させ、集熱
器内で加熱された湯を貯湯槽内に貯めている。
【0003】しかし、自然循環方式の太陽熱温水器で
は、集熱器内で加熱された湯の対流によって水を自然循
環させているだけであるので、水の循環量が少なくて集
熱効率が低く、またその効率の向上も難しかった。
【0004】一方、強制循環方式の太陽熱温水器では、
ポンプで水を強制循環させるので、自然循環方式のもの
に比較して集熱効率は向上するが、水を介してポンプの
圧力が直接集熱器内に加わるため、集熱器内の圧力が高
くなり、集熱器が破損するおそれがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
例の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、水を強制循環させても集熱器内の圧力が過
度に高くなることのない太陽熱温水器を提供することに
ある。
【0006】また、本発明のさらに目的とするところ
は、自然循環方式以上の循環量で水を循環させて集熱効
率の向上を図ることができ、しかも集熱器に過剰な圧力
が加わることのない太陽熱温水器を提供することにあ
る。
【0007】
【発明の開示】請求項1に記載の太陽熱温水器は、太陽
熱を利用して水を加熱するための集熱器と、貯湯部との
間で水を循環させる導水部とを備え、集熱器への入水口
と集熱器からの出湯口を導水部に接続した太陽熱温水器
であって、前記導水部と前記貯湯部との間で水が強制循
環させられ、導水部を通過する水が前記入水口を通って
前記集熱器内を自然循環し前記出湯口から前記導水部へ
戻るようにしたことを特徴としている。
【0008】請求項1に記載の太陽熱温水器にあって
は、導水部と貯湯部の間で水を強制循環させ、集熱器内
で水を自然循環させているから、太陽熱温水器の温水循
環方式を強制循環方式にしても、集熱器内には大きな圧
力が加わることがない。よって、請求項1に記載した太
陽熱温水器によれば、強制循環方式にしても集熱器に過
度の圧力が加わって集熱器が破損する恐れが少なくな
る。
【0009】請求項2に記載の太陽熱温水器は、太陽熱
を利用して水を加熱するための集熱器と、貯湯部との間
で水を循環させる導水部とを備え、集熱器への入水口と
集熱器からの出湯口を導水部に接続した太陽熱温水器で
あって、前記導水部と貯湯部との間で水を強制循環させ
るためのポンプを設け、前記入水口と前記出湯口の各管
端を前記導水部内で水の流速の異なる位置に配置したこ
とを特徴としている。
【0010】導水部内を流れる水の流速は、一般には導
水部内の中央と壁面近くとで異なるから、たとえば入水
口と出湯口の管端を導水部の中央と縁部とに配置すれば
よい。また、導水部の径によっても流速は変化するか
ら、導水部の径の異なる場所にそれぞれ入水口の管端と
出湯口の管端とを配置してもよい。
【0011】請求項2に記載の太陽熱温水器にあって
は、ポンプにより導水部と貯湯部との間で水を強制循環
させ、入水口と出湯口の各管端を導水部内で水の流速の
異なる位置に配置しているから、導水部を流れる水の流
速の違いによって入水口と出湯口とにおける圧力が異な
り、この圧力差によって集熱器内に水の循環が生じる。
従って、集熱器内では、加熱された湯の対流による循環
作用に加えて両端の圧力差による水の循環が発生し、集
熱器における循環流量を増加させて集熱効率を向上させ
ることができる。しかも、導水部において水を強制循環
させるポンプの圧力が直接集熱部に加わらないので、強
制循環方式を用いても集熱器が破損したりする恐れが少
ない。
【0012】請求項3に記載の太陽熱温水器は、太陽熱
を利用して水を加熱するための集熱器と、貯湯部との間
で水を循環させる導水部とを備え、集熱器への入水口と
集熱器からの出湯口を導水部に接続した太陽熱温水器で
あって、前記導水部と貯湯部との間で水を強制循環させ
るためのポンプを設け、前記入水口と前記出湯口の各管
端の形状を互いに異ならせることによって入水口の管端
圧力と出湯口の管端圧力とを異ならせるようにしたこと
を特徴としている。
【0013】入水口と出湯口の管端形状が異なるものに
は、管端の開口形状がたとえば円、四角などというよう
に異なる場合だけでなく、管端部分がラッパ状、流線形
などというように立体形状が異なる場合も含まれる。ま
た、開口形状が相似であって、大きさが異なる場合も含
まれる。
【0014】請求項3に記載の太陽熱温水器にあって
は、ポンプにより導水部と貯湯部との間で水を強制循環
させ、入水口と出湯口の各管端の形状を互いに異ならせ
ることによって入水口の管端圧力と出湯口の管端圧力と
を異ならせているから、この圧力差によって集熱器内に
水の循環が生じる。従って、集熱器内では、加熱された
湯の対流による循環作用に加えて両端の圧力差による循
環作用が発生し、集熱器における循環流量を増加させて
集熱効率を向上させることができる。しかも、導水部に
おいて水を強制循環させるポンプの圧力が直接集熱部に
加わらないので、強制循環方式を用いても集熱器が破損
したりする恐れが少ない。
【0015】請求項4に記載の太陽熱温水器は、太陽熱
を利用して水を加熱するための集熱器と、貯湯部との間
で水を循環させる導水部とを備え、集熱器への入水口と
集熱器からの出湯口を導水部に接続した太陽熱温水器で
あって、前記導水部と貯湯部との間で水を強制循環させ
るためのポンプを設け、前記入水口と前記出湯口の各管
端の開口方向を互いに異ならせることによって入水口の
管端圧力と出湯口の管端圧力とを異ならせるようにした
ことを特徴としている。
【0016】入水口や出湯口の各管端の開口方向を変化
させるには、たとえば管端を斜めにカットしたり、管端
を屈曲させたりすればよい。
【0017】請求項4に記載の太陽熱温水器にあって
は、ポンプによって導水部と貯湯部との間で水を強制循
環させ、入水口と出湯口の各管端の開口方向を互いに異
ならせることによって入水口の管端圧力と出湯口の管端
圧力とを異ならせているから、この圧力差によって集熱
器内に水の循環が生じる。従って、集熱器内では、加熱
された湯の対流による循環作用に加えて両端の圧力差に
よる循環作用が発生し、集熱器における循環流量を増加
させて集熱効率を向上させることができる。しかも、導
水部において水を強制循環させるポンプの圧力が直接集
熱部に加わらないので、強制循環方式を用いても集熱器
が破損したりする恐れが少ない。
【0018】請求項5に記載の太陽熱温水器は、請求項
1、2、3又は4に記載した太陽熱温水器において、前
記集熱器からの出湯口における管端圧力が、前記集熱器
への入水口における管端圧力よりも小さくなるようにし
たことを特徴としている。
【0019】請求項5に記載の太陽熱温水器にあって
は、集熱器からの出湯口における管端圧力が、前記集熱
器への入水口における管端圧力よりも小さくなるように
しているから、請求項1に記載した太陽熱温水器の実施
態様の場合には、入水口と出湯口との圧力差によって集
熱器に自然循環を起こさせることができ、集熱効率を向
上させることができる。また、請求項2、3又は4に記
載した太陽熱温水器の実施態様の場合には、入水口と出
湯口との圧力差によって入水口から出湯口に向けて集熱
器内に自然循環を起こさせることができ、集熱効率を向
上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は本発明
の一実施形態による太陽熱温水器1の構成を示す概略図
である。この太陽熱温水器1は、主として、家屋の屋根
の上などに設置された集熱パネル2と地上に設置された
貯湯槽3とから構成されている。
【0021】貯湯槽3の上部には上水道から導かれた入
水管4が接続されており、入水管4の管端には貯湯槽3
内の水位を所定水位に保つためのボールタップ弁5が設
けられている。入水管4の管端の下方には垂直な給水管
6が立てられており、水位の低下に伴ってボールタップ
弁5が開くと、入水管4から給水管6の上部へ水が供給
され、給水管6へ供給された水は給水管6を通って貯湯
槽3の底部から貯湯槽3内へ補給される。
【0022】集熱パネル2は、ヘッダ(導水部)7と、
ヘッダ7に接続された複数枚の集熱器8とからなり、ヘ
ッダ7内には湯温センサ9が設けられている。貯湯槽3
内の上部とヘッダ7の一端(ヘッダ入口10)とは循環
往き管11によって接続され、貯湯槽3内の下部とヘッ
ダ7の他端(ヘッダ出口12)とは循環戻り管13によ
って接続され、循環往き管11には循環用ポンプ15と
給湯用ポンプ16と電磁弁14とが設けられており、循
環用ポンプ15を運転することにより循環往き管11と
循環戻り管13とからなる循環路を通じて貯湯槽3と集
熱パネル2との間で水を強制循環させることができる。
また、貯湯槽3の底面には、排水管17を設けている。
18は水抜き栓、19は槽内温度センサ、20は循環往
き管11に設けられた槽外温度センサである。
【0023】循環往き管11からは給湯管21が分岐し
ており、給湯管21には逆止弁22、圧力スイッチ2
3、水流スイッチ24、流量調整弁25、26が設けら
れ、その管端にはカラン等の給湯栓27が設けられてい
る。なお、28は水抜き栓、29は膨張タンクである。
【0024】しかして、この太陽熱温水器1において
は、集熱運転している場合には、集熱パネル2内の湯温
センサ9と貯湯槽3の槽外温度センサ20との温度差が
所定温度(例えば、6゜C)以上になると、循環用ポン
プ15が起動して(電磁弁14は、通常開かれてい
る。)循環往き管11及び循環戻り管13を通じて集熱
パネル2と貯湯槽3の間で水が強制循環させられる。こ
のとき、後述のように集熱器8内を自然循環しながら集
熱器8で温められた湯がヘッダ7から貯湯槽3に回収さ
れ、貯湯槽3内に蓄えられる。そして、湯温センサ9と
槽外温度センサ20との温度差が所定温度(例えば、3
℃)まで縮まると、循環用ポンプ15が停止し、循環路
内の湯は自然循環によって貯湯槽3内に回収される。な
お、集熱運転時には給湯用ポンプ16は運転せず、1台
のポンプ(循環用ポンプ15)のみで湯を循環させ、集
熱パネル2に過剰な圧力が加わって集熱パネル2が破損
するのを防止する。
【0025】また、給湯栓27が開かれた場合には、逆
止弁22と給湯栓27との間の給湯管21内の水圧が低
下し、管内の水圧が所定圧力(例えば、1.1kg/c
)以下に下がると、圧力スイッチ23がオンとなっ
て循環往き管11の電磁弁14を閉じる。こうして循環
往き管11が閉じられると、給湯用ポンプ16と循環用
ポンプ15とが同時に運転され、貯湯槽3内上部の湯が
給湯管21を通って給湯栓27から出湯される。同時
に、水位の低下に伴ってボールタップ弁5が開き、入水
管4及び給水管6からは貯湯槽3下部に水が補給され
る。給湯栓27が閉じられると、管内の水圧が再び上昇
し、水流が無くなるので、圧力スイッチ23と水流スイ
ッチ24がいずれもオフとなり、その数秒後に循環往き
管11の電磁弁14が開くと共に給湯用ポンプ16及び
循環用ポンプ15が運転を停止する。
【0026】図2の断面図は上記集熱パネル2の一部、
すなわちヘッダ7の一部と1枚の集熱器8の内部を表
し、図3の断面図はヘッダ7の一部を詳細に表してい
る。この集熱パネル2は、施工済みの状態では、ヘッダ
7側が上になるように斜めに設置されている。図3に示
すように、筒状をしたヘッダ本体32の両端面はキャッ
プ33で塞がれており、各キャップ33にはヘッダ入口
10とヘッダ出口12が挿通され、溶接等によってキャ
ップ33に固着一体化されている。また、集熱器8への
入水口30と集熱器8からの出湯口31もヘッダ本体3
2の下面に挿通させられ、溶接等によってヘッダ本体3
2に固着一体化されている。
【0027】また、この実施形態では、出湯口31は入
水口30よりも上方へ長く延びており、出湯口31の管
端はヘッダ本体32の中心軸近傍に位置し、入水口30
の管端はヘッダ本体32の壁面近傍に位置している。
【0028】図2に示すように、集熱器8内には集熱管
35が納められている。集熱管35は、幅の狭い導水路
36と幅の広い集熱路37によって構成されており、導
水路36と集熱路37とは下部において互いに連通して
いる。集熱路37の内部は複数枚の仕切り板38によっ
て仕切られている。また、導水路36の上端部は外部に
突出して接続用の導水管39となり、集熱路37の上端
部も外部に突出して接続用の集熱管41となっている。
導水管39はジョイント40によって入水口30に接続
され、集熱管41はジョイント42によって出湯口31
に接続されている。
【0029】しかして、集熱器8に太陽熱が照射する
と、集熱路37内の水が加熱されて湯になる。この集熱
器8はヘッダ7側が上になるように斜めに設置されてお
り、集熱路37内で加熱された湯は集熱路37内を上昇
するので、集熱管35内の水は入水口30側から出湯口
31側へと循環し、集熱管35で加熱された湯が出湯口
31からヘッダ7へ移動させられる。一方、入水口30
からは、ヘッダ7内の水が集熱器8内へ吸引される。
【0030】また、循環用ポンプ15によってヘッダ7
内を強制循環させられている水は、ヘッダ本体32の中
心部で流速が大きく、周辺部では摩擦抵抗のために流速
が小さくなっているので、入水口30の管端の形状と出
湯口31の管端の形状が同じであるとすると、出湯口3
1の管端圧力は入水口30の管端圧力よりも低くなる。
そのため、両端の圧力差によって集熱管35内の湯は出
湯口31からヘッダ7内へ引き抜かれ、その分入水口3
0から集熱管35へ吸入される。即ち、両端の圧力差に
よって集熱管35内の水は入水口30から出湯口31へ
と循環させられる。なお、この実施形態では、入水口3
0が出湯口31よりもヘッダ入口10に近い側に位置し
ているので、ヘッダ入口10からヘッダ7内に流入した
水が勢い良く入水口30の管端を通過しないよう、ヘッ
ダ入口10の前面を邪魔板34によって遮っている。
【0031】こうしてヘッダ7を通過する水の一部が集
熱器8内を循環して加熱され、再びヘッダ7内を流れて
貯湯槽3に回収されるので、貯湯槽3内の水が太陽熱に
よって加熱され、貯湯槽3内に蓄えられる。
【0032】上記のようにして、この太陽熱温水器1で
は、集熱器8内の水は太陽熱によって加熱されて起きる
対流と、入水口30の管端と出湯口31の管端との圧力
差によって生じる流れによって入水口30側から出湯口
31側へと循環させられるので、集熱器8において大き
な循環量を得ることができ、集熱効率を高めることがで
きる。
【0033】また、集熱器8内の水は、循環用ポンプ1
5の力によって循環させられる訳ではなく、集熱管35
には直接循環用ポンプ15の圧力が加わらないのでの
で、直接循環用ポンプ15を用いて強制循環させても集
熱管35が破損しにくい。
【0034】なお、上記実施形態では、集熱器8の両端
に圧力差を発生させて集熱器8内で水を循環させるた
め、出湯口31をヘッダ本体32の管端を中心軸近傍に
配置し、入水口30の管端を周辺部に配置したが、集熱
器8の両端に圧力差を発生させるための手段としては、
これ以外にも種々の形態が可能である。例えば、図4
(a)に示すように、出湯口31の管端を下流側に向け
て斜めにカットすることによって出湯口31の管端圧力
を小さくしたり、図4(b)に示すように、入水口30
の管端を上流側に向けて斜めにカットすることによって
入水口30の管端圧力を大きくしたりしてもよい。ある
いは、図4(c)に示すように、出湯口31の管端を下
流側に向けて屈曲させることによって出湯口31の管端
圧力を小さくしたり、図4(d)に示すように、入水口
30の管端を上流側に向けて屈曲させることによって入
水口30側の管端圧力を大きくしたりしてもよい。ある
いは、屈曲させた出湯口31を図4(e)のように流線
形にしたり、屈曲させた入水口30を図4(f)のよう
にラッパ状にしたりしてもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の太陽熱温水器にあって
は、導水部と貯湯部の間で水を強制循環させ、集熱器内
で水を自然循環させているから、太陽熱温水器を強制循
環方式にしても集熱器内に大きな圧力が加わることがな
く、過度の水圧によって集熱器が破損しにくくなる。
【0036】請求項2に記載の太陽熱温水器によれば、
ポンプにより導水部と貯湯部との間で水を強制循環さ
せ、入水口と出湯口の各管端を導水部内で水の流速の異
なる位置に配置しているから、入水口と出湯口の圧力差
によって集熱器内に水の循環を生じさせることができ、
集熱器における集熱効率を向上させることができる。し
かも、導水部において水を強制循環させるポンプの圧力
が直接集熱部に加わらないので、強制循環方式を用いて
も集熱器が破損したりする恐れが少ない。
【0037】請求項3に記載の太陽熱温水器によれば、
ポンプにより導水部と貯湯部との間で水を強制循環さ
せ、入水口と出湯口の各管端の形状を互いに異ならせる
ことによって入水口の管端圧力と出湯口の管端圧力とを
異ならせているから、この圧力差によって集熱器内で水
の循環を生じさせることができ、集熱器における集熱効
率を向上させることができる。しかも、導水部において
水を強制循環させるポンプの圧力が直接集熱部に加わら
ないので、強制循環方式を用いても集熱器が破損したり
する恐れが少ない。
【0038】請求項4に記載の太陽熱温水器によれば、
ポンプによって導水部と貯湯部との間で水を強制循環さ
せ、入水口と出湯口の各管端の開口方向を互いに異なら
せることによって入水口の管端圧力と出湯口の管端圧力
とを異ならせるようにしているから、この圧力差によっ
て集熱器内の湯を循環させることができ、集熱器におけ
る集熱効率を向上させることができる。しかも、導水部
において水を強制循環させるポンプの圧力が直接集熱部
に加わらないので、強制循環方式を用いても集熱器が破
損したりする恐れが少ない。
【0039】請求項5に記載の太陽熱温水器にあって
は、請求項1〜4に記載した太陽熱温水器において、集
熱器内に入水口から出湯口に向けて自然循環を生じさせ
ることによって集熱効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による太陽熱温水器の構成
を示す概略図である。
【図2】同上の太陽熱温水器に用いられている集熱パネ
ルの一部を示す拡大断面図である。
【図3】同上の集熱パネルに用いられているヘッダの一
部を示す拡大断面図である。
【図4】(a)(c)(e)はそれぞれ入水部の異なる
構造を示す断面図、(b)(d)(f)はそれぞれ出湯
部の異なる構造を示す断面図である。
【符号の説明】
2 集熱パネル 3 貯湯槽 7 ヘッダ 8 集熱器 10 ヘッダ入口 12 ヘッダ出口 15 循環用ポンプ 30 入水口 31 出湯口 32 ヘッダ本体 35 集熱管 36 導水路 37 集熱路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱を利用して水を加熱するための集
    熱器と、貯湯部との間で水を循環させる導水部とを備
    え、集熱器への入水口と集熱器からの出湯口を導水部に
    接続した太陽熱温水器であって、 前記導水部と前記貯湯部との間で水が強制循環させら
    れ、導水部を通過する水が前記入水口を通って前記集熱
    器内を自然循環し前記出湯口から前記導水部へ戻るよう
    にしたことを特徴とする太陽熱温水器。
  2. 【請求項2】 太陽熱を利用して水を加熱するための集
    熱器と、貯湯部との間で水を循環させる導水部とを備
    え、集熱器への入水口と集熱器からの出湯口を導水部に
    接続した太陽熱温水器であって、 前記導水部と貯湯部との間で水を強制循環させるための
    ポンプを設け、前記入水口と前記出湯口の各管端を前記
    導水部内で水の流速の異なる位置に配置したことを特徴
    とする太陽熱温水器。
  3. 【請求項3】 太陽熱を利用して水を加熱するための集
    熱器と、貯湯部との間で水を循環させる導水部とを備
    え、集熱器への入水口と集熱器からの出湯口を導水部に
    接続した太陽熱温水器であって、 前記導水部と貯湯部との間で水を強制循環させるための
    ポンプを設け、前記入水口と前記出湯口の各管端の形状
    を互いに異ならせることによって入水口の管端圧力と出
    湯口の管端圧力とが異なるようにしたことを特徴とする
    太陽熱温水器。
  4. 【請求項4】 太陽熱を利用して水を加熱するための集
    熱器と、貯湯部との間で水を循環させる導水部とを備
    え、集熱器への入水口と集熱器からの出湯口を導水部に
    接続した太陽熱温水器であって、 前記導水部と貯湯部との間で水を強制循環させるための
    ポンプを設け、前記入水口と前記出湯口の各管端の開口
    方向を互いに異ならせることによって入水口の管端圧力
    と出湯口の管端圧力とが異なるようにしたことを特徴と
    する太陽熱温水器。
  5. 【請求項5】 前記集熱器からの出湯口における管端圧
    力が、前記集熱器への入水口における管端圧力よりも小
    さくなるようにしたことを特徴とする、請求項1、2、
    3又は4に記載の太陽熱温水器。
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