JP2001272010A - パイロットバーナ - Google Patents
パイロットバーナInfo
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- Pending
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- Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)
Abstract
いパイロットバーナを提供すること。 【解決手段】 バーナ中心部に電気スパーク着火用カン
タル棒2を設け、バーナ後端に紫外線式火炎検知器14を
設けたパイロットバーナ1において、前記カンタル棒2外
周に燃焼用空気噴出管3を設け、該燃焼用空気噴出管3の
外周に内部にねじれ角度が20°〜50°の旋回羽根6を有
するガス燃料噴出管5を設ける。そして、燃焼用空気噴
出速度を10〜60m/secの範囲とすると共に、ガス燃料噴
出速度を燃焼用空気噴出速度の1/2以下とする。これに
よって、燃焼安定性に優れ、着火確実性が高く、火炎検
知が良好となる。
Description
ス燃料と燃焼用空気を混合させて燃焼させるノズルミッ
クス型のパイロットバーナに関する。
員合理化等によって自動点火式パイロットバーナの採用
が多くなるにしたがって、パイロットバーナに着火確実
性、燃焼安定性、火炎検知の確実性、寿命延長等が求め
られている。
ックス型が主体である。プレミックス型のパイロットバ
ーナは、ガス燃料と燃焼用空気を混合するミキサーやガ
ス燃料を減圧するガバナーが必要となる。
バナーは、調整範囲が狭く、専門的で煩雑なばかりでな
く、製鉄所内の副生ガスであるコークス炉ガス等では、
タールやナフタレン等を含有していることがあり、頻繁
に閉塞トラブルが発生し、付着異物の掃除が必要とな
る。
は、バーナで逆火燃焼してバーナや接続配管が損傷する
ことも皆無ではない。
し、耐久性と燃焼安定性に優れ、着火確実性の高いパイ
ロットバーナを提供することにある。
ーナは、バーナ中心部に電気スパーク着火用カンタル棒
を設け、バーナ後端に紫外線式火炎検知器を設けたパイ
ロットバーナにおいて、前記カンタル棒外周に燃焼用空
気噴出管を設け、該燃焼用空気噴出管の外周に内部にね
じれ角度が20°〜50°の旋回羽根を有するガス燃料噴出
管を設け、燃焼用空気噴出速度を10〜60m/secの範囲と
すると共に、ガス燃料噴出速度を燃焼用空気噴出速度の
1/2以下とすることを特徴とする。
管を設け、該燃焼用空気噴出管の外周に内部にねじれ角
度が20°〜50°の旋回羽根を有するガス燃料噴出管を設
け、燃焼用空気噴出速度を10〜60m/secの範囲とすると
共に、ガス燃料噴出速度を燃焼用空気噴出速度の1/2以
下としたことによって、パイロット火炎の着火が確実
で、火炎安定性に優れ、バーナ中心部に集中した火炎が
形成され、火炎検知も良好に行うことができる。
ミックス型であるため、バーナへの逆火トラブルが生じ
ることがなく、安全で耐久性に優れている。
出速度を10〜60m/secとしたのは、燃焼用空気噴出速度
が10m/sec未満では、火炎がバーナ中心部に集中せず、6
0m/secを超えると火炎が不安定となるからである。
れ角度を20°〜50°としたのは、ねじれ角度が20°未満
では旋回効果が不十分で火炎安定範囲が狭くなり、50°
を超え、ガス燃料噴出速度が燃焼用空気噴出速度の1/2
以上のとき、旋回の遠心力が強すぎて、火炎が広がって
バーナ中心部に集中せず、火炎検知が十分にできないか
らである。したがって、ガス燃料噴出管に設ける旋回羽
根のねじれ角度は、20°〜50°の範囲で、ガス燃料噴出
速度が燃焼用空気噴出速度の1/2以下がよい。
炎検知器の視野が狭くなり、紫外線式火炎検知器の電流
値は低下するため、火炎検知可能な限界バーナ長さが存
在するが、火炎検知器の視野の中心に設置されているカ
ンタル棒中心より火炎検知器設置位置を、カンタル棒の
直径程度偏心させることによって、火炎検知器の視野が
広くなり、火炎検知可能なパイロットバーナ長さが長く
なる。
知ができればよく、特に限定されないが、例えば、紫外
線式火炎検知器(商品名「ウルトラビジョン」)を挙げる
ことができる。
いて説明する。図1はこの発明のパイロットバーナの詳
細断面図である。
置した電気スパーク着火用のカンタル棒2の外周に燃焼
用空気噴出管3を設け、燃焼用空気噴出管3の内面に碍子
4によって絶縁された状態でカンタル棒2を固定する。燃
焼用空気噴出管3の外周には、ガス燃料噴出管5を設け、
燃焼用空気噴出管3とガス燃料噴出管5との間に形成され
たガス燃料流路には、ねじれ角度が20°〜50°の範囲の
旋回羽根6を設けている。
連結され、点火プラグ7は図示しない高圧トランスに接
続され、例えば、6000Vの電圧をかけてカンタル棒2の曲
がった先端部と燃焼用空気噴出管3との間の2〜3mmの隙
間に電気スパークを生じさせ、燃焼用空気とガス燃料の
混合物に着火するよう構成されている。
を組込んだシールアダプター12が、偏心接続管13を介し
て連結され、シールアダプター12の後部に紫外線式火炎
検知器(商品名「ウルトラビジョン」)14を取付け、紫外
線式火炎検知器14とカンタル棒2をカンタル棒2の直径の
3mm程度偏心させている。
反対側には、燃焼用空気噴出管3に燃焼用空気を供給す
る燃焼用空気供給管との接続部15が設けられ、燃焼用空
気噴出管3からの燃焼用空気の噴出速度が10〜60m/secと
なるよう燃焼用空気を供給する。
噴出管5にガス燃料供給するガス燃料供給管との接続部1
6が設けられ、ガス燃料噴出管5からのガス燃料の噴出速
度が上記燃焼用空気の噴出速度の1/2以下となるようガ
ス燃料を供給するよう構成する。
気噴出管3から燃焼用空気を噴出速度10〜60m/secで噴出
させると共に、6000Vの電圧をかけてカンタル棒2の曲が
った先端部と燃焼用空気噴出管3との間の2〜3mmの隙間
に電気スパークを生じさせる。一方、ガス燃料噴出管5
から旋回羽根6によってねじれ角度20°〜50°の旋回を
付与したガス燃料を、燃焼用空気の噴出速度の1/2以下
の噴出速度で噴出させると、カンタル棒2の曲がった先
端部と燃焼用空気噴出管3との間の2〜3mmの隙間に生じ
た電気スパークによって、燃焼用空気とガス燃料との混
合物に確実に着火して燃焼を開始し、バーナ中心部に集
中した火炎が形成される。
れており、バーナ中心部に集中した火炎はシールアダプ
ター12の後部に設けた紫外線式火炎検知器14で検出され
る。また、このパイロットバーナ1は、ノズルミックス
型であるため、逆火トラブルが生じることはない。
13を取外した場合と取付けた場合のそれぞれについて、
下記表1に示す条件で燃焼試験を行った。なお、比較の
ため、従来のプレミックス型のパイロットバーナを使用
し、同条件で燃焼試験を行った。
パイロットバーナの場合は、コークス炉ガスの供給量が
1〜5Nm3/hと広い範囲で、着火が確実で、安定した火炎
が形成され、紫外線式火炎検知器の電流値が5mAで、検
出限界最小電流値2mAに比較して大きく、火炎検知状況
は良好であった。
管13を取外した場合は、コークス炉ガスの供給量が1〜5
Nm3/hと広い範囲で、着火が確実で、安定した火炎が形
成された。しかし、紫外線式火炎検知器で火炎検知可能
な限界バーナ長さは、L=800mmであったが、偏心接続管1
3を連結した場合は、紫外線式火炎検知器で火炎検知可
能な限界バーナ長さは、L=1200mmと1.5倍に長くなっ
た。
は、ガス燃料であるコークス炉ガスが紫外線を吸収する
ため、後部に設けた紫外線式火炎検知器で火炎検知がで
きず、他のガス燃料、例えば、液化天然ガス(LNG)や液
化プロパンガス(LPG)を使用した場合でも、ある程度の
紫外線を吸収するため、紫外線式火炎検知器の電流値は
3mA程度で、この発明のパイロットバーナに比較して低
かった。
ミックス型であるため、逆火トラブルが生じることはな
く、安全で耐久性に優れている。また、パイロットバー
ナの火炎の着火が確実で、火炎安定性に優れ、バーナ中
心部に集中した火炎が形成されるため、紫外線式火炎検
知器による火炎検知も良好である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 バーナ中心部に電気スパーク着火用カン
タル棒を設け、バーナ後端に紫外線式火炎検知器を設け
たパイロットバーナにおいて、前記カンタル棒外周に燃
焼用空気噴出管を設け、該燃焼用空気噴出管の外周に内
部にねじれ角度が20°〜50°の旋回羽根を有するガス燃
料噴出管を設け、燃焼用空気噴出速度を10〜60m/secの
範囲とすると共に、ガス燃料噴出速度を燃焼用空気噴出
速度の1/2以下とすることを特徴とするパイロットバー
ナ。 - 【請求項2】 バーナ後端に設ける紫外線式火炎検知器
を、カンタル棒の直径程度の距離だけバーナ中心より偏
心させて取付ることを特徴とする請求項1記載のパイロ
ットバーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090823A JP2001272010A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | パイロットバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090823A JP2001272010A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | パイロットバーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001272010A true JP2001272010A (ja) | 2001-10-05 |
Family
ID=18606374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000090823A Pending JP2001272010A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | パイロットバーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001272010A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100515605B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2005-09-16 | 주식회사 포스코 | 주연료 공급관과 파일럿 버너가 일체화된 축열식 복사관버너 |
JP2010281472A (ja) * | 2009-06-02 | 2010-12-16 | Chugai Ro Co Ltd | 燃焼装置 |
JP2011117713A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-06-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 点火トーチ及び加圧型ガス化炉 |
CN102353071A (zh) * | 2011-09-08 | 2012-02-15 | 大唐林州热电有限责任公司 | 防少油点火燃烧器火检偷窥装置 |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000090823A patent/JP2001272010A/ja active Pending
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KR101059646B1 (ko) | 2009-06-02 | 2011-08-25 | 쥬가이로 고교 가부시키가이샤 | 연소 장치 |
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