JP2001271964A - 熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法 - Google Patents

熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法

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JP2001271964A
JP2001271964A JP2000088935A JP2000088935A JP2001271964A JP 2001271964 A JP2001271964 A JP 2001271964A JP 2000088935 A JP2000088935 A JP 2000088935A JP 2000088935 A JP2000088935 A JP 2000088935A JP 2001271964 A JP2001271964 A JP 2001271964A
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Masahiro Yamada
昌弘 山田
Otoo Yoshida
乙雄 吉田
Hiroyuki Maehane
博行 前羽
Toshimichi Kitaoka
利通 北岡
Noboru Fujiwara
登 藤原
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲り管部にできる皺を効率良く除去できるよ
うにする。 【解決手段】 熱可塑性樹脂製筒体Bを、曲り管部D
1,D2を備えた既設管Aに一連に挿入し、その筒体を
内側に圧入した加熱流体で軟化させながら拡径変形させ
て、その拡径変形状態で冷却した筒体を既設管の内側に
内装する熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法であって、
既設管に挿入した筒体のうちの曲り管部に位置する筒体
部分G1,G2の内側に、その筒体部分を拡径方向に加
圧する拡径具F1,F2を、その拡径具を通して加熱流
体が通流自在な状態で、筒体の一端側から挿抜自在に装
着し、拡径具で筒体部分を拡径方向に加圧しながら、筒
体を内側に圧入した加熱流体で拡径変形させ、かつ、そ
の拡径変形状態で冷却して硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂製筒
体を、曲り管部を備えた既設管に一連に挿入し、前記既
設管に挿入した筒体をその内側に圧入した加熱流体で軟
化させながら拡径変形させて、その拡径変形状態で冷却
した筒体を前記既設管の内側に内装する熱可塑性樹脂製
筒体の管内内装工法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法
は、例えば、既設管の内側をライニングする目的で、そ
の既設管の内側に樹脂製筒体をライニング材として内装
したり、既設管を更新する目的で、その既設管の内側に
樹脂製筒体を新設管として内装するために使用されてお
り、曲り管部を備えた既設管に挿入した筒体をその内側
に圧入した加熱流体で軟化させながら拡径変形させるの
で、曲り管部においては、曲げ半径が小さくて管長手方
向に沿う距離が短い曲り管部内径側に沿う筒体部分が圧
縮されて管周方向に沿う横皺ができたり、曲り管部に挿
入した筒体部分にねじれがある状態で拡径変形させた結
果、曲り管部内径側に沿う筒体部分が圧縮されて管長手
方向に沿う縦皺ができたりすることがあり、流路断面積
が狭くなったり流路抵抗が増大する問題がある。そこ
で、従来の熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法では、例
えば特開平11−115051号公報に記載されている
ように、既設管に挿入した樹脂製筒体を加熱軟化させて
仮膨張させ、その仮膨張させた筒体の内側に挿入した拡
径具を皺ができている箇所に順次移動させて、拡径具で
筒体を押し拡げることで皺を管径方向に押し延ばしてか
ら、その筒体を本膨張させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、皺を押し延ばす外力を除去した状態で、筒体を本膨
張させているので、その押し延ばした皺が、筒体を本膨
張させる過程や冷却する過程で、元に戻り易く、皺を効
率良く除去できない欠点がある。本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、曲り管部にできる皺を効率
良く除去できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、熱可塑性樹脂製筒体を、曲り管部を備えた既
設管に一連に挿入し、前記既設管に挿入した筒体をその
内側に圧入した加熱流体で軟化させながら拡径変形させ
て、その拡径変形状態で冷却した筒体を前記既設管の内
側に内装する熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法であっ
て、前記既設管に挿入した筒体のうちの前記曲り管部に
位置する筒体部分の内側に、その筒体部分を拡径方向に
加圧する拡径具を、その拡径具を通して前記加熱流体が
通流自在な状態で、前記筒体の一端側から挿抜自在に装
着し、前記拡径具で前記筒体部分を拡径方向に加圧しな
がら、前記筒体をその内側に圧入した加熱流体で拡径変
形させ、かつ、その拡径変形状態で冷却して硬化させる
点にある。 〔作用〕既設管に挿入した筒体のうちの曲り管部に位置
する筒体部分を拡径具で拡径方向に加圧した状態のま
ま、筒体をその内側に圧入した加熱流体で全長に亘って
軟化させながら拡径変形させ、かつ、その拡径変形状態
で冷却して硬化させ、その後、拡径具を筒体から抜き出
して、拡径変形状態で硬化させた筒体を既設管の内側に
内装する。 〔効果〕曲り管部に位置する筒体部分に皺がある場合
に、その皺を押し延ばす外力を作用させた状態のまま、
筒体を拡径変形させ、かつ、その拡径変形状態で冷却し
て硬化させることができるので、曲り管部にできる皺を
効率良く除去できる。
【0005】請求項2記載の発明の特徴構成は、前記筒
体を縮径方向に変形させて前記既設管に挿入し、前記既
設管に挿入した筒体をその内側に圧入した加熱流体で軟
化させながら予備拡径させた後、前記筒体の内側に前記
拡径具を装着する点にある。 〔作用〕既設管に挿入し易いように縮径方向に変形させ
た筒体を使用しながら、予備拡径によって内側が広くな
った筒体の内側に拡径具を装着できる。 〔効果〕筒体を既設管に挿入し易くしながら、拡径具を
曲り管部に位置する筒体部分の内側に装着し易い。
【0006】請求項3記載の発明の特徴構成は、前記筒
体部分を拡径方向に加圧している拡径具を、その筒体部
分に沿って管長手方向に往復移動させる点にある。 〔作用〕曲り管部に位置する筒体部分にできる皺を、小
さな皺に分散させるように押し延ばすことができる。 〔効果〕曲り管部に位置する筒体部分の皺を、その皺跡
が残りにくい状態で除去できる。
【0007】請求項4記載の発明の特徴構成は、前記筒
体部分を前記拡径具で拡径方向に加圧しながら、その筒
体部分に管長手方向に沿う圧縮力と引っ張り力とを交互
に作用させる点にある。 〔作用〕曲り管部に位置する筒体部分の皺が筒周方向に
沿う横皺の場合には、その横皺を拡径具で加圧している
状態で管長手方向に沿う引っ張り力が作用すると、横皺
を形成するように作用している筒長手方向に沿う圧縮力
が緩和されて、その横皺が拡径具による加圧力で筒体外
方側に押し延ばされ易く、筒体部分の皺が筒長手方向に
沿う縦皺の場合には、その縦皺を拡径具で加圧している
状態で管長手方向に沿う圧縮力が作用すると、縦皺に作
用している筒長手方向に沿う引っ張り力が緩和されて、
その縦皺が拡径具による加圧力で筒体外方側に押し延ば
され易い。 〔効果〕曲り管部に位置する筒体部分にできる横皺も縦
皺も効率良く除去できる。
【0008】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下に本発明の
実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、曲り管
部D1,D2を備えた既設管の一例である地中に埋設し
てある既設の都市ガス用鋳鉄管や都市ガス用鋼管( 以
下、既設管という) Aの内側に、外周面を既設管Aの内
周面に密着させるように内装した熱可塑性樹脂製筒体の
一例としての熱可塑性樹脂製ライニング筒( 以下、単に
ライニング筒という) Bでライニングしてあるライニン
グ構造を示し、ライニング筒Bは熱可塑性樹脂の一例と
しての中密度ポリエチレン樹脂で押し出し成形してあ
る。
【0009】図2は、既設管Aの内側に挿入する前のラ
イニング筒( 以下、変形ライニング筒Cという) Bを示
し、加熱軟化させた円筒状のライニング筒Bを、その横
断面形状がハート形になるように縮径変形させて、その
変形状態で冷却することにより、最大外径を既設管Aの
内径よりも小さくして、既設管Aの内側に挿入し易くし
てある。尚、変形ライニング筒Cの内側には、後述する
拡径具F1,F2を移動させる為の二本の操作ワイヤ1
7を挿通してある。
【0010】次に、既設管Aの内側をライニングするた
めに、ライニング筒Bを既設管Aの内側に内装する本発
明による熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法を、図3〜
図6を参照しながら説明する。図3( イ) に示すよう
に、ライニング区間の両端にピットE1,E2を掘削
し、変形ライニング筒Cを巻いてあるリール1と、その
変形ライニング筒Cの内側にスチーム供給管2を通して
スチームを供給するボイラー3とを備えた作業車4を一
方のピットE1近くに待機させるとともに、ウインチ5
を備えた作業車6を他方のピットE2近くに待機させ
る。
【0011】そして、各ピットE1,E2内に露出させ
た既設管Aを切断して、通線具等を利用して牽引用ワイ
ヤWを挿通し、牽引用ワイヤWの一端をウインチ5の巻
き取りドラムに連結するとともに、他端をリール1に巻
いてある変形ライニング筒Cの先端に連結する。尚、変
形ライニング筒Cは、その巻き取り側基部をスチーム供
給管2に連通させてある。
【0012】そして、スチーム供給管2を通して供給す
るスチームで変形ライニング筒Cを加熱軟化させなが
ら、ウインチ5の駆動で牽引用ワイヤWを巻き取って、
その変形ライニング筒Cを既設管A内に一連に挿入し、
図3( ロ) に示すように、ライニング区間の既設管Aの
全長に亘って挿通する。尚、ライニング区間の既設管A
は、その途中に曲り管部D1,D2を備えている。
【0013】次に、変形ライニング筒Cの両端を各ピッ
トE1,E2側で切断し、各切断端部をバーナ等で加熱
して軟化させながら端部拡径治具などで拡径変形させ
て、図3( ハ) に示すように、ピットE1側の切断端部
には、スチームや冷却空気の供給用の接続管7を設けて
ある塞ぎ部材8を装着し、ピットE2側の切断端部に
は、流量調整弁9を接続した排出管10と、2個の拡径
具F( F1,F2) を前後に並べて変形ライニング筒C
内に引き出し自在に収容する筒状収容部11とを設けて
ある塞ぎ部材12を装着し、ボイラー3のスチーム供給
管13を接続管7に接続する。尚、拡径具F( F1,F
2) の各々は、変形ライニング筒Cの内側に挿通してあ
る操作ワイヤ17に連結して、筒状収容部11に収容し
ておく。
【0014】前記拡径具Fは、図6に示すように、硬質
の筒状フレーム14の外周側に軟質樹脂製の環状チュー
ブ15を設けて、エアホース16から供給する加圧空気
で膨らませた環状チューブ15でその外周側の変形ライ
ニング筒Cを拡径方向に加圧するようにしてあり、筒状
フレーム14の両端に連結した操作ワイヤ17を引っ張
って変形ライニング筒C内を移動させるようにしてあ
る。そして、各拡径具F( F1,F2) をそのエアホー
ス16と操作ワイヤ17とを他方の拡径具Fの筒状フレ
ーム14の内側に挿通する状態で収容部11に収容する
とともに、各操作ワイヤ17を各塞ぎ部材8,12に気
密状態で引っ張り移動自在に挿通し、各エアホース16
をピットE2側の塞ぎ部材12に気密状態で引っ張り移
動自在に挿通しておく。
【0015】次に、加熱流体としてのスチームをスチー
ム供給管13を通して変形ライニング筒Cの内側に圧入
するとともに、排出管10から排出するスチーム量を流
量調整弁9で調節することにより、変形ライニング筒C
内の圧力を徐々に上げて、図4( イ) に示すように、変
形ライニング筒Cを軟化させながら外径が既設管Aの内
径の90%程度になるように予備拡径させる。
【0016】次に、変形ライニング筒Cを予備拡径させ
た状態に維持できるように、排出管10から排出するス
チーム量を流量調整弁9で調節してから、各拡径具F
1,F2をピットE1側から操作ワイヤ17で順に引っ
張って、図面などから予め確認してある各曲り管部D
1,D2の埋設位置まで順次引き込み、図4( ロ) に示
すように、各曲り管部D1,D2に位置するライニング
筒部分G1,G2の内側に、筒状フレーム14の内側を
通してスチームが通流自在な状態で、予備拡径させた変
形ライニング筒Cの一端側から挿抜自在に装着する。
【0017】尚、拡径具Fはライニング筒部分G1,G
2に入り込むに伴ってその姿勢が変化し、拡径具Fの移
動方向両端部がライニング筒部分G1,G2のうちの曲
げ半径が大きい側に強く押し付けられ、拡径具Fの移動
方向中間部がライニング筒部分G1,G2のうちの曲げ
半径が小さい側に強く押し付けられて、拡径具Fの引き
込み抵抗が増大するので、この引き込み抵抗の増大を感
知することによって、拡径具Fがライニング筒部分G
1,G2に入り込んだことを確認でき、また、左右の操
作ワイヤ17を適宜引っ張ることによって、その装着位
置を微調整することもできる。
【0018】そして、図5( ハ) に示すように、各拡径
具F1,F2の環状チューブ15をエアホース16から
供給する加圧空気で膨らませて各ライニング筒部分G
1,G2を拡径方向に加圧し、図4に示すようにライニ
ング筒部分G1,G2に横皺H1や縦皺H2などの皺H
ができている場合に、それらの皺Hを押し延ばすことが
できるように、ライニング筒部分G1,G2を全周に亘
って既設管Aの内周面に強く押し付けておく。
【0019】次に、各ライニング筒部分G1,G2を拡
径具F1,F2で既設管Aの内周面に強く押し付けたま
まの状態で、排出管10から排出するスチーム量を流量
調整弁9で調節することにより、変形ライニング筒C内
の圧力を更に高い圧力に徐々に上昇させて、図5( ニ)
に示すように、変形ライニング筒Cを軟化させながらそ
の外周面がほぼ全長に亘って既設管Aの内周面に全周に
亘って密着するように拡径変形させて、加熱軟化状態の
ライニング筒Bを形成する。
【0020】次に、スチーム供給管13に代えて、冷却
空気を供給する冷却空気供給管を接続管7に接続し、各
ライニング筒部分G1,G2を拡径具F1,F2で既設
管Aの内周面に強く押し付けたままの状態で、冷却空気
を接続管7を通してライニング筒Bの内側に圧入すると
ともに、排出管10から排出する冷却空気量を流量調整
弁9で調節することにより、ライニング筒Bをその拡径
変形状態で冷却して硬化させる。
【0021】次に、ライニング筒Bの両端部の不要部分
を切除し、環状チューブ15の空気を抜いて縮径させた
拡径具F1,F2を操作ワイヤ17でいずれかのビット
E1,E2側に引き出して、各拡径具F1,F2をライ
ニング筒B内から撤去し、図1に示したように、ライニ
ング筒Bによる既設管Aの内側へのライニングが完成す
る。
【0022】〔第2実施形態〕第1実施形態において、
各ライニング筒部分G1,G2を拡径方向に加圧して既
設管Aの内周面に押し付けている各拡径具F1,F2
を、操作ワイヤ17で左右のビットE1,E2側から交
互に引っ張って、そのライニング筒部分G1,G2に沿
って管長手方向に往復移動させながら、変形ライニング
筒Cをその外周面が既設管Aの内周面に全周に亘って密
着するように拡径変形させて、加熱軟化状態のライニン
グ筒Bを形成しても良い。その他の構成は第1実施形態
と同様である。
【0023】〔第3実施形態〕第1実施形態において、
各拡径具F1,F2でライニング筒部分G1,G2を拡
径方向に加圧して既設管Aの内周面に押し付けながら、
かつ、そのライニング筒部分G1,G2に管長手方向に
沿う圧縮力と引っ張り力とを交互に作用させながら、変
形ライニング筒Cをその外周面が既設管Aの内周面に全
周に亘って密着するように拡径変形させて、加熱軟化状
態のライニング筒Bを形成した後、ライニング筒Bに引
っ張り力を作用させたまま、その拡径変形状態で硬化さ
せても良い。
【0024】つまり、図7に示すように、変形ライニン
グ筒Cの各切断端部にボルト18を筒径方向から挿通固
定し、ピットE1側のボルト18をピットE1内に固定
するとともに、油圧シリンダの伸縮作動で出退移動する
出退部材19を備えた押し引き装置20をピットE2内
に固定して、ボルト18を出退部材19に固定してお
く。そして、各拡径具F1,F2でライニング筒部分G
1,G2を拡径方向に加圧して既設管Aの内周面に押し
付けた状態で、押し引き装置20で変形ライニング筒C
を交互に押し引きして、各ライニング筒部分G1,G2
に管長手方向に沿う圧縮力と引っ張り力とを交互に作用
させながら、変形ライニング筒Cを拡径変形させて、加
熱軟化状態のライニング筒Bを形成する。その後、押し
引き装置20でライニング筒Bを軽く引っ張りながら、
その拡径変形状態で硬化させる。その他の構成は第1実
施形態と同様である。
【0025】〔第4実施形態〕第2実施形態で示したよ
うに、各ライニング筒部分G1,G2を拡径方向に加圧
している拡径具F1,F2を、そのライニング筒部分G
1,G2に沿って管長手方向に往復移動させながら、か
つ、第3実施形態で示したように、そのライニング筒部
分G1,G2に管長手方向に沿う圧縮力と引っ張り力と
を交互に作用させながら、変形ライニング筒Cを拡径変
形させて、加熱軟化状態のライニング筒Bを形成しても
良い。その他の構成は第1実施形態と同様である。
【0026】〔その他の実施形態〕 1.本発明による熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法
は、筒体部分の内側に装着した拡径具で、その筒体部分
を外周面が全周に亘って既設管の内周面に密着しない程
度に拡径方向に加圧しても良い。 2.本発明による熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法
は、既設管に挿入した筒体を拡径変形させる前に、その
筒体の曲り管部に位置する筒体部分の内側に拡径具を装
着しておいても良い。 3.本発明による熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法
は、油圧や水圧を利用して拡径具を拡径作動させても良
い。 4.本発明による熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法
は、予備拡径させた筒体の内側に管内カメラを挿入し
て、カメラによる映像から皺が生じている筒体部分を発
見したときに、その筒体部分の内側に拡径具を装着して
も良い。 5.本発明による熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法
は、既設管の内側に、その既設管を更新するための更新
管を筒体として内装しても良い。 6.本発明による熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法
は、既設管の内側に更新管として内装する筒体を、その
外周面が既設管の内周面に密着しないように拡径変形さ
せて、その拡径変形状態で冷却し硬化させても良い。 7.本発明による熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法
は、既設管の内側に内装する筒体を縮径方向に変形させ
ずに既設管内に挿入して、曲り管部に位置する筒体部分
の内側に装着した拡径具で、その筒体部分を拡径方向に
加圧しながら、筒体をその内側に圧入した加熱流体で拡
径変形させ、かつ、その拡径変形状態で冷却して硬化さ
せても良い。 8.本発明による熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法に
使用する熱可塑性樹脂製筒体の材質は、架橋ポリエチレ
ン樹脂やポリ塩化ビニル,ポリプロピレンなどの熱可塑
性樹脂であっても良い。 9.本発明による熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法
は、ガス管以外の水道管や下水管などの液体用既設管の
内側に熱可塑性樹脂製筒体を内装するために使用しても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ライニング構造を示す縦断面図
【図2】要部の斜視図
【図3】熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法の説明図
【図4】熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法の説明図
【図5】熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法の説明図
【図6】拡径具の説明図
【図7】第3実施形態を示す熱可塑性樹脂製筒体の管内
内装工法の説明図
【符号の説明】
A 既設管 B 熱可塑性樹脂製筒体 D1,D2 曲り管部 F1,F2 拡径具 G1,G2 筒体部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前羽 博行 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 北岡 利通 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 藤原 登 大阪府大阪市西成区玉出東2丁目9番4号 近畿配管株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製筒体を、曲り管部を備え
    た既設管に一連に挿入し、 前記既設管に挿入した筒体をその内側に圧入した加熱流
    体で軟化させながら拡径変形させて、その拡径変形状態
    で冷却した筒体を前記既設管の内側に内装する熱可塑性
    樹脂製筒体の管内内装工法であって、 前記既設管に挿入した筒体のうちの前記曲り管部に位置
    する筒体部分の内側に、その筒体部分を拡径方向に加圧
    する拡径具を、その拡径具を通して前記加熱流体が通流
    自在な状態で、前記筒体の一端側から挿抜自在に装着
    し、 前記拡径具で前記筒体部分を拡径方向に加圧しながら、
    前記筒体をその内側に圧入した加熱流体で拡径変形さ
    せ、かつ、その拡径変形状態で冷却して硬化させる熱可
    塑性樹脂製筒体の管内内装工法。
  2. 【請求項2】 前記筒体を縮径方向に変形させて前記既
    設管に挿入し、 前記既設管に挿入した筒体をその内側に圧入した加熱流
    体で軟化させながら予備拡径させた後、前記筒体の内側
    に前記拡径具を装着する請求項1記載の熱可塑性樹脂製
    筒体の管内内装工法。
  3. 【請求項3】 前記筒体部分を拡径方向に加圧している
    拡径具を、その筒体部分に沿って管長手方向に往復移動
    させる請求項1又は2記載の熱可塑性樹脂製筒体の管内
    内装工法。
  4. 【請求項4】 前記筒体部分を前記拡径具で拡径方向に
    加圧しながら、その筒体部分に管長手方向に沿う圧縮力
    と引っ張り力とを交互に作用させる請求項1〜3のいず
    れか1項記載の熱可塑性樹脂製筒体の管内内装工法。
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