JP2001271781A - ゲート内蔵式ポンプ設備 - Google Patents

ゲート内蔵式ポンプ設備

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JP2001271781A JP2000083657A JP2000083657A JP2001271781A JP 2001271781 A JP2001271781 A JP 2001271781A JP 2000083657 A JP2000083657 A JP 2000083657A JP 2000083657 A JP2000083657 A JP 2000083657A JP 2001271781 A JP2001271781 A JP 2001271781A
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正平 松田
Misao Kinoshita
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Kazunori Kinoshita
一紀 木下
Koji Chichikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲートの重量バランスを損なうことなくゲー
トに内蔵することが可能であるともに、水路の幅を有効
に利用することが可能で、羽根車の直径を小さくして、
軽量化を図ることができ、しかも閉塞の生じにくいゲー
ト内蔵式ポンプを提供する。 【解決手段】 排水量が羽根幅に比例し、水が羽根3内
を2度通過するように構成された貫流羽根車1を用いて
なる貫流ポンプPを、貫流羽根車1の回転軸がゲートG
の厚み方向(すなわち水路22a,22bの流れ方向)
と直交するような態様で、ゲートG内に内蔵する。また
ポンプ駆動するための駆動手段としては、ゲートの重量
バランスを考慮し、ゲートに内蔵できる水中モータやゲ
ート上部に設置できる陸上モータを採用することが可能
であり、また、地上に設置した油圧ポンプを駆動手段と
して、ポンプを駆動することも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ設備に関
し、詳しくは、中小河川などの水路の流れを制御するゲ
ートに付帯される排水用のポンプ設備(ゲート内蔵式ポ
ンプ設備)に関する。
【0002】
【従来の技術】中小河川などの水路の流れを制御するゲ
ートに付帯される排水用のポンプ設備としては、軸流ポ
ンプや斜流ポンプなどを使用したものが一般的である。
そして、従来のポンプ設備においては、例えば、図13
に示すように、ポンプ51を、昇降手段53により昇降
され、水路54a,54bの流れを制御するゲート52
の外側に、ポンプ軸が垂直となるような姿勢で配設して
用いたり、図14に示すように、ポンプ51を、ポンプ
軸が水路の流れ方向と平行に(ゲート52の厚み方向と
平行に)なるような姿勢で、昇降手段53により昇降さ
れ、水路54a,54bの流れを制御するゲート52の
内部に収納するように配設して用いたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のポンプ設
備のうち、図13に示したポンプ設備の場合、ポンプ5
1がゲート52の外側に配設され、ゲート52の厚み中
心に対して水路の流れ方向に偏心して取り付けられてい
ることから、外観上の突き出し部により、設置空間が制
約されるという問題点があるとともに、昇降手段53に
対する偏心荷重が作用しやすいという問題点がある。
【0004】また、図14に示したポンプ設備において
は、ポンプ51がゲート52の内部に収納されるように
配設されているが、ポンプ51の回転軸(ポンプ軸)
が、ゲート52の厚み方向(すなわち水路の流れ方向)
に平行になるように配設されており、ポンプ51の一部
が、ゲート52から、その厚みに方向に突き出ているた
め、図13に示したポンプ設備ほどではないが、外観上
の突き出し部により、設置空間が制約されるという問題
点がある。
【0005】また、図13及び図14に示すような、従
来のポンプでは、処理水量の増大に対応しようとする
と、羽根車の直径を大きくすることが必要になり、ポン
プ全体が大型化して、大幅な重量の増加を招くという問
題点がある。
【0006】また、河川などの水路には、ポンプ内を閉
塞させるような異物が流下してくる場合があるため、閉
塞防止措置を講じることが必要であるが、従来のポンプ
では、性能確保上、羽根形状やポンプ構造は複雑化して
おり、ポンプ閉塞に対する抜本的な対策をとることが容
易でないという問題点がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、ゲートの重量バランスを損なうことなくゲートに内
蔵することが可能であるともに、水路の幅を有効に利用
することが可能で、羽根車の直径を小さくして、軽量化
を図ることができ、しかも閉塞の生じにくいゲート内蔵
式ポンプ設備を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明(請求項1)のゲート内蔵式ポンプ設備は、
水路の流れを制御するためのゲートに付帯され、前記ゲ
ートにより仕切られる一方の水路から、他方の水路に排
水を行うために用いられるポンプ設備であって、排水量
が羽根幅に比例し、水が羽根内を2度通過するように構
成された貫流羽根車を用いてなる貫流ポンプが、貫流羽
根車の回転軸が前記ゲートの厚み方向(すなわち水路の
流れ方向)と直交するような態様で、前記ゲート内に内
蔵されていることを特徴としている。
【0009】本発明のゲート内蔵式ポンプ設備において
は、排水量が羽根幅に比例し、水が羽根内を2度通過す
るように構成された貫流羽根車を用いてなる貫流ポンプ
が、貫流羽根車の回転軸がゲートの厚み方向(すなわち
水路の流れ方向)と直交するような態様で、ゲート内に
内蔵されるようにしているので、ポンプをゲートに内蔵
しやすくなるとともに、ポンプを構成する貫流羽根車に
おける水の流れ方向(吸込口→吐出口への流れ方向)
を、水路の流れ方向と一致させることが可能になり、水
路の幅を有効に利用して貫流羽根車の直径を小さくし、
重量の軽減を図ることが可能になる。
【0010】また、貫流羽根車を用いたポンプ(貫流ポ
ンプ)においては、圧力係数を大きく取ることができる
ため、同一ヘッドでは貫流羽根車の直径を小さくするこ
とが可能であり、この面からも軽量化を図ることが可能
になる。
【0011】さらに、貫流羽根車は、羽根枚数を多くし
て、羽根間通路を狭くすることが可能で、異物が流入し
にくく、流入しても排出しやすい作動機構とすることが
可能であるため、閉塞しにくい信頼性の高いゲート内蔵
式ポンプ設備を得ることが可能になる。
【0012】上述のように、本発明(請求項1)のゲー
ト内蔵式ポンプ設備においては、貫流ポンプがゲートに
内蔵されるため、ゲートから突出することがなく、設置
空間の制約が改善され、しかもゲートの重量バランスを
良好に保つことが可能になるため、ゲートの昇降手段に
対する偏心荷重などの負荷も軽減される。
【0013】また、請求項2のゲート内蔵式ポンプ設備
は、前記貫流羽根車を駆動するための駆動手段が、前記
ゲート内に内蔵された水中モータであって、該水中モー
タが、(a)前記貫流羽根車と同軸上に配設されている
か、又は、(b)動力伝達手段を介して前記貫流羽根車を
駆動することが可能な位置に、所定の姿勢で配設されて
いることを特徴としている。
【0014】貫流羽根車を駆動するための駆動手段とし
て、水中モータを用い、これをゲート内に内蔵するとと
もに、貫流羽根車と同軸上に配設するか、又は、動力伝
達手段を介して貫流羽根車を駆動することが可能な位置
に配設することにより、貫流羽根車とその駆動手段の両
方がゲートに内蔵された、簡潔な外観形状を有し、設置
空間の制約のより少ないゲート内蔵式ポンプ設備を構成
することが可能になる。
【0015】また、請求項3のゲート内蔵式ポンプ設備
は、前記貫流羽根車を駆動するための駆動手段が、前記
ゲートの外側上部に配設された陸上モータであって、該
陸上モータが、動力伝達手段を介して前記貫流羽根車を
駆動することが可能な位置に、所定の姿勢で配設されて
いることを特徴としている。
【0016】貫流羽根車を駆動するための駆動手段とし
て、ゲートの外側上部に陸上モータを配設し、該陸上モ
ータにより、動力伝達手段を介して貫流羽根車を駆動す
るようにした場合、防水性を備えた、高価な水中モータ
を用いることなく、ゲートに内蔵させたポンプを駆動さ
せることが可能になる。
【0017】また、ゲートの外側上部に陸上モータを配
設した場合、ゲート厚み中心に対して河川流れ方向に偏
心しないような態様で陸上モータをゲートに配設するこ
とが可能になり、昇降手段に対する負荷の増大を回避す
ることが可能になる。
【0018】また、請求項4のゲート内蔵式ポンプ設備
は、前記貫流羽根車を駆動するための駆動手段が、地上
に配設された油圧ポンプであって、該油圧ポンプからの
油圧により前記貫流羽根車が駆動されるように構成され
ていることを特徴としている。
【0019】貫流羽根車を駆動するための駆動手段とし
て、油圧ポンプを地上に配設し、該油圧ポンプからの油
圧により貫流羽根車を駆動するようにした場合、ポンプ
に油圧伝達用の配管を施工するだけで済ませることが可
能になり、昇降手段に対する負荷を軽減することが可能
になるとともに、コストの低減を図ることが可能にな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態
にかかるゲート内蔵式ポンプ設備において用いられてい
る貫流羽根車内の水の流れ状態を示す図、図2(a)は貫
流羽根車の正面断面図、図2(b)は貫流羽根車の側面断
面図である。
【0021】図1及び図2に示すように、貫流羽根車1
は、一対の円形の側板2a,2b(図2)間に、一方の
側板2aから他方の側板2bに達する羽根3を、側板2
a,2bの外周に沿って、略放射状に所定の間隔をおい
て多数枚取り付けることにより形成されており、各羽根
3は、回転方向に対して前向きに、いくらか湾曲した状
態で取り付けられている。そして、側板2a,2bに
は、駆動手段により回転駆動されるシャフト4が取り付
けられている。
【0022】このように構成された貫流羽根車1が矢印
Yの方向に回転すると、図1に示すように、各羽根3の
近傍に、貫流羽根車1を貫通する流れが生ずる。これ
は、貫流羽根車1の内部負圧の吸引作用によって、流れ
の軸対称性が崩れ、円周上の一部分で内部に向かう流れ
(渦)5が生じることによるものである。
【0023】そして、流体工学における連続の法則によ
り、流入した量と同量の水が、残りの円周部分から外部
に流れ出る(すなわち、水が羽根内を2度通過する)こ
とになり、結果として、水を吸い込み側から吐出側へ排
出するポンプとしての作用を果たすことになる。
【0024】図3は上記の貫流羽根車1を用いてなる貫
流ポンプPの構造を示す図であり、(a)は正面断面図、
(b)は側面断面図である。図3(a),(b)に示すよう
に、この貫流ポンプPは、貫流羽根車1がケーシング1
1内に配設されており、シャフト4が軸受け12(図3
(a))により回転可能に支持された構造を有している。
【0025】なお、上述のような貫流羽根車1を用いた
貫流ポンプPは、軸流ポンプや斜流ポンプに比べて圧力
係数を大きく取ることができるため、同一ヘッドでは、
回転数が同じ場合に羽根車直径が小さくて済むという特
徴を有している。
【0026】また、上述の貫流ポンプPに用いられてい
る貫流羽根車1の場合、羽根3の枚数が多いため、異物
が流入しにくく、また、羽根内を2度通過することによ
り、流入しても排出しやすいという作動機構上の特徴を
有している。
【0027】なお、図3の貫流ポンプPにおいて、貫流
羽根車1と軸受け12の間に軸封装置(図示せず)を用
いた場合には、軸受け12の潤滑方式として、汎用のグ
リース又はオイル潤滑方式を採用することができるが、
軸封装置を用いない場合には、水中軸受けを採用するこ
とが必要になる。しかし、いずれにしても、ポンプ本体
が複雑な構造となることはない。
【0028】また、貫流ポンプPを構成するケーシング
11は、貫流羽根車1への水の吸い込み、吐出の通路と
なる機能を果たすものであり、ケーシング11の形状に
よりポンプ性能も影響を受けるものである。しかし、形
状は二次元で羽根幅方向には一定であることから、容易
に製作することが可能である。
【0029】また、シャフト4は、動力を貫流羽根車1
に伝達するものであるが、貫流羽根車1内を貫通するも
のではなく、側板2a,2bに取り付けるのが一般的で
ある。
【0030】図4は、本発明の実施形態にかかるゲート
内蔵式ポンプ設備の要部構成を示す側面断面図である。
この実施形態のゲート内蔵式ポンプ設備においては、貫
流ポンプPが、昇降手段21により昇降され、水路22
a,22bの流れを制御するゲートGの厚み方向のほぼ
中心に設置されているとともに、貫流ポンプPの出口に
は逆止弁13が設けられ、ゲートGの前後の水路22
a,22bの水位差により貫流ポンプPの停止中に貫流
ポンプP内を水が逆流しないように構成されている。
【0031】次に、本発明のゲート内蔵式ポンプ設備に
おける、貫流ポンプと、これを駆動する駆動手段の配設
態様について、いくつかの例を挙げて説明する。なお、
水路の流れを制御するゲート内蔵式ポンプ設備において
は、安全性を考慮して、1つのゲートGに、2つの貫流
ポンプPが設置されるのが一般的であることから、以下
の各例でも、2つの貫流ポンプが用いられている場合に
ついて説明する。ただし、本発明においては、1つのゲ
ートに設置される貫流ポンプの数に制約はなく、一つの
ゲートに1つの貫流ポンプ、又は3つ以上の貫流ポンプ
を設置することも可能である。
【0032】まず、図5は、本発明のゲート内蔵式ポン
プ設備における、貫流ポンプPと駆動手段(水中モー
タ)M1の配設態様の一例を示す図である。この例で
は、ゲートGの下部の中央に、2つの貫流ポンプPが内
蔵され、かつ、各貫流ポンプPと同軸上に、駆動手段と
して2つの駆動手段(水中モータ)M1が内蔵されてお
り、一対の貫流ポンプPと駆動手段(水中モータ)M1
を、左右対称に所定の位置に配設することにより、重量
バランスが保たれるように構成されている。なお、貫流
ポンプPと駆動手段(水中モータ)M1の間には動力伝
達用継ぎ手7が挿入されている。この図5のような構成
は、ゲートGの幅が、2つの貫流ポンプPの長さと、2
つの駆動手段(水中モータ)M1の長さの合計よりも大
きい場合に可能になる。
【0033】また、図6,図7及び図8は、ゲートGの
幅が、2つの貫流ポンプPの長さと、2つの駆動手段
(水中モータ)M1を横方向に並べて配設することがで
きるだけの長さがない場合などに好適な貫流ポンプPと
駆動手段(水中モータ)M1の配設態様を示している。
【0034】すなわち、図6では、一つの貫流ポンプP
と、一つの駆動手段(水中モータ)M1を横方向に並べ
て、上下2段に配設するとともに、重量バランスを考慮
して、貫流ポンプPと、駆動手段(水中モータ)M1の
位置関係を、上下で逆にしている。
【0035】また、図7では、2つの貫流ポンプPをゲ
ートGの下部に横に並べて配設し、駆動手段(水中モー
タ)をゲートの両端側に回転軸が縦方向になるように配
設し、動力伝達用継ぎ手7及びギアなどの動力伝達方向
変更手段8を介して、駆動手段(水中モータ)M1の動
力が貫流ポンプPに伝達されるように構成されている。
【0036】また、図8は、2つの駆動手段(水中モー
タ)M1をゲートGの下部に、横に並べて内蔵し、各駆
動手段(水中モータ)M1のそれぞれの上方に貫流ポン
プPを配設し、ギアなどの動力伝達方向変更手段8を介
して、駆動手段(水中モータ)M1からの動力が貫流ポ
ンプPに伝達されるように構成されている。
【0037】また、図9及び図10は、駆動手段として
陸上モータM2を用い、ゲートGの外側上部にこの駆動
手段(陸上モータ)M2を配設するようにしたものであ
り、図9では、駆動手段(陸上モータ)M2を、回転軸
が垂直方向になるように配設し、図10では、駆動手段
(陸上モータ)M2を、回転軸が水平方向となるように
配設し、動力伝達用継ぎ手7及びギアなどの動力伝達方
向変更手段8を介して、駆動手段(陸上モータ)M2か
らの動力が貫流ポンプPに伝達されるように構成されて
いる。なお、図9及び図10に示すような構成とした場
合、水中ポンプを用いることが不要になり、コストの低
減を図ることが可能になる。
【0038】また、図11は、貫流ポンプPを、回転軸
が垂直になるような態様でゲートGに内蔵して貫流羽根
車を水路の深さ方向に伸ばすととともに、回転軸が垂直
になるように、ゲートGの外側上部に駆動手段(陸上モ
ータ)M2を配設するようにしたものである。この場
合、水中ポンプを用いることが不要になるとともに、ギ
アなどの動力伝達方向変更手段8も不要になるため、構
造を簡略化することが可能になるとともに、さらなるコ
ストの低減を図ることが可能になる。
【0039】なお、本発明のゲート内蔵式ポンプ設備に
おいては、貫流ポンプを、回転軸が垂直になるように配
設しても、ポンプの作動に悪影響を与えることはない。
なお、図11の構成において、陸上モータの代わりに水
中モータを用い、回転軸が垂直になるような姿勢で、ゲ
ートGに内蔵させるように構成することも可能である。
【0040】また、図12は、貫流ポンプPを駆動する
ための駆動手段として、油圧ポンプOPを用い、この油
圧ポンプOPを地上に配設するとともに、油圧をホース
などの油圧伝達手段14によりポンプ部まで伝達するこ
とにより、貫流ポンプPを駆動するようにしたものであ
る。この場合、地上に配設された油圧ポンプOPからの
油圧により貫流ポンプPを駆動することができるように
なるため、駆動手段をゲートGに取り付けたり、ゲート
に内蔵させたりすることができない場合にも対応するこ
とが可能になり、有意義である。また、駆動手段をゲー
トGに取り付けることができる場合でも、他の条件を勘
案して、地上に駆動手段を配設する方が有利な場合に
は、図12に示すような構成を採用することが可能であ
る。
【0041】本発明のゲート内蔵式ポンプ設備において
は、上述のように、重量バランスを崩すことなく、種々
の駆動方法を選ぶことが可能になるが、これは、本発明
のゲート内蔵式ポンプ設備が、上述のような貫流ポンプ
を採用していることによるものである。
【0042】なお、本発明において、貫流羽根車の羽根
幅を調整により排水量の変動に対応することが可能であ
るが、貫流羽根車の幅を調整する方法としては、文字通
り、羽根幅を調整する方法や、所定の幅の貫流羽根車ユ
ニットを必要に応じて所定個数連結する方法など、実質
的に貫流羽根車の羽根幅を調整することが可能な種々の
方法を適用することが可能であり、これらの態様はいず
れも本発明の範囲内に含まれるものである。
【0043】なお、本発明は、さらにその他の点におい
ても、上記実施形態に限定されるものではなく、水路の
種類、ゲートの具体的な形状及び構造、貫流羽根車の具
体的な構成、駆動手段の種類や、貫流ポンプと駆動手段
の配設態様などに関し、発明の要旨の範囲内において、
種々の応用、変形を加えることが可能である。
【0044】
【発明の効果】上述のように、本発明のゲート内蔵式ポ
ンプ設備は、排水量が羽根幅に比例するようにし、か
つ、水の流れ方向(吸込口→吐出口への流れ方向)が水
路の流れ方向と一致するようにするために、ポンプとし
て、貫流羽根車を備えたポンプ(貫流ポンプ)を採用
し、貫流羽根車の回転軸(ポンプ軸)がゲートの厚み方
向(すなわち水路の流れ方向)と直交するような態様
で、ゲートに組み込むようにしているので、ポンプをゲ
ートに内蔵しやすくなるとともに、従来の軸流、斜流ポ
ンプに比べ、水路の幅を有効に利用することが可能にな
り、羽根車直径を大きくすることなく排水量の増大を図
ることが可能になり、重量の軽減を図ることが可能にな
る。
【0045】また、貫流羽根車を用いたポンプ(貫流ポ
ンプ)においては、圧力係数を大きく取ることができる
ため、同一ヘッドでは貫流羽根車の直径を小さくするこ
とが可能であり、この面からも軽量化を図ることが可能
になる。
【0046】さらに、貫流羽根車は、羽根枚数を多くし
て、羽根間通路を狭くすることが可能で、異物が流入し
にくく、流入しても排出しやすい作動機構とすることが
可能であるため、閉塞しにくい信頼性の高いゲート内蔵
式ポンプ設備を得ることができる。
【0047】また、本発明(請求項1)のゲート内蔵式
ポンプ設備においては、貫流ポンプがゲートに内蔵され
るため、ゲートから突出することがなく、設置空間の制
約が改善され、しかもゲートの重量バランスを良好に保
つことが可能になるため、ゲートの昇降手段に対する偏
心荷重などの負荷を軽減することができる。
【0048】さらに、河川などの水路の幅に適応したポ
ンプを設備することが可能になり、かつ、ポンプ内での
閉塞が少ないためコストの低減と、信頼性の向上を図る
ことが可能になる。
【0049】また、請求項2のゲート内蔵式ポンプ設備
のように、貫流羽根車を駆動するための駆動手段とし
て、水中モータを用い、これをゲート内に内蔵するとと
もに、貫流羽根車と同軸上に配設するか、又は、動力伝
達手段を介して貫流羽根車を駆動することが可能な位置
に配設することにより、貫流羽根車とその駆動手段の両
方がゲートに内蔵された、簡潔な外観形状を有し、設置
空間の制約のより少ないゲート内蔵式ポンプ設備を構成
することが可能になる。すなわち、貫流ポンプがゲート
から突き出すことを防止することが可能になるととも
に、駆動手段との組み合わせ態様によっては、ゲート幅
も小さくすることが可能になり、かつ、駆動手段の配置
の自由度が高いため、重量バランスのとれたゲート内蔵
式ポンプ設備を得ることが可能になる。
【0050】また、請求項3のゲート内蔵式ポンプ設備
のように、貫流羽根車を駆動するための駆動手段とし
て、ゲートの外側上部に陸上モータを配設し、該陸上モ
ータにより、動力伝達手段を介して貫流羽根車を駆動す
るようにした場合、防水性を備えた、高価な水中モータ
を用いることなく、ゲートに内蔵させたポンプを駆動さ
せることが可能になる。
【0051】また、ゲートの外側上部に陸上モータを配
設した場合、ゲート厚み中心に対して河川流れ方向に偏
心しないような態様で陸上モータをゲートに配設するこ
とが可能になり、昇降手段に対する負荷の増大を回避す
ることができる。
【0052】また、請求項4のゲート内蔵式ポンプ設備
のように、貫流羽根車を駆動するための駆動手段とし
て、油圧ポンプを地上に配設し、該油圧ポンプからの油
圧により貫流羽根車を駆動するようにした場合、ポンプ
に油圧伝達用の配管を施工するだけで済ませることが可
能になり、昇降手段に対する負荷を軽減することが可能
になるとともに、コストの低減を図ることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるゲート内蔵式ポンプ
設備において用いられている貫流羽根車内の水の流れ状
態を示す図である。
【図2】本発明の実施形態にかかるゲート内蔵式ポンプ
設備において用いられている貫流羽根車を示す図であっ
て、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。
【図3】図2の貫流羽根車を用いてなる貫流ポンプの構
造を示す図であり、(a)は正面断面図、(b)は側面断面
図である。
【図4】本発明の実施形態にかかるゲート内蔵式ポンプ
設備の要部構成を示す側面断面図である。
【図5】本発明のゲート内蔵式ポンプ設備における、貫
流ポンプと駆動手段の配設態様の一例を示す図である。
【図6】本発明のゲート内蔵式ポンプ設備における、貫
流ポンプと駆動手段の配設態様の他の例を示す図であ
る。
【図7】本発明のゲート内蔵式ポンプ設備における、貫
流ポンプと駆動手段の配設態様のさらに他の例を示す図
である。
【図8】本発明のゲート内蔵式ポンプ設備における、貫
流ポンプと駆動手段の配設態様のさらに他の例を示す図
である。
【図9】本発明のゲート内蔵式ポンプ設備における、貫
流ポンプと駆動手段の配設態様のさらに他の例を示す図
である。
【図10】本発明のゲート内蔵式ポンプ設備における、
貫流ポンプと駆動手段の配設態様のさらに他の例を示す
図である。
【図11】本発明のゲート内蔵式ポンプ設備における、
貫流ポンプと駆動手段の配設態様のさらに他の例を示す
図である。
【図12】本発明のゲート内蔵式ポンプ設備における、
貫流ポンプと駆動手段の配設態様のさらに他の例を示す
図である。
【図13】従来のゲートに付帯される排水用のポンプ設
備を示す図である。
【図14】従来のゲートに付帯される排水用のポンプ設
備の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 貫流羽根車 2a,2b 一対の円形の側板 3 羽根 4 シャフト 5 渦 7 動力伝達用継ぎ手 8 ギアなどの動力伝達方向変更手段 11 ケーシング 12 軸受け 13 逆止弁 14 油圧伝達手段 21 昇降手段 22a,22b 水路 G ゲート M1 駆動手段(水中モータ) M2 駆動手段(陸上モータ) OP 油圧ポンプ P 貫流ポンプ Y 貫流羽根車の回転方向を示す矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 正平 大阪府大阪市北区梅田1丁目3番1−500 号 株式会社粟村製作所内 (72)発明者 木下 操 鳥取県米子市夜見町2700番地 株式会社粟 村製作所内 (72)発明者 木下 一紀 鳥取県米子市夜見町2700番地 株式会社粟 村製作所内 (72)発明者 父川 孝二 鳥取県西伯郡会見町円山1番地 株式会社 粟村製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水路の流れを制御するためのゲートに付帯
    され、前記ゲートにより仕切られる一方の水路から、他
    方の水路に排水を行うために用いられるポンプ設備であ
    って、 排水量が羽根幅に比例し、水が羽根内を2度通過するよ
    うに構成された貫流羽根車を用いてなる貫流ポンプが、
    貫流羽根車の回転軸が前記ゲートの厚み方向(すなわち
    水路の流れ方向)と直交するような態様で、前記ゲート
    内に内蔵されていることを特徴とするゲート内蔵式ポン
    プ設備。
  2. 【請求項2】前記貫流羽根車を駆動するための駆動手段
    が、前記ゲート内に内蔵された水中モータであって、該
    水中モータが、(a)前記貫流羽根車と同軸上に配設され
    ているか、又は、(b)動力伝達手段を介して前記貫流羽
    根車を駆動することが可能な位置に、所定の姿勢で配設
    されていることを特徴とする請求項1記載のゲート内蔵
    式ポンプ設備。
  3. 【請求項3】前記貫流羽根車を駆動するための駆動手段
    が、前記ゲートの外側上部に配設された陸上モータであ
    って、該陸上モータが、動力伝達手段を介して前記貫流
    羽根車を駆動することが可能な位置に、所定の姿勢で配
    設されていることを特徴とする請求項1記載のゲート内
    蔵式ポンプ設備。
  4. 【請求項4】前記貫流羽根車を駆動するための駆動手段
    が、地上に配設された油圧ポンプであって、該油圧ポン
    プからの油圧により前記貫流羽根車が駆動されるように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のゲート
    内蔵式ポンプ設備。
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