JP2001082372A - 筒形ポンプ - Google Patents
筒形ポンプInfo
- Publication number
- JP2001082372A JP2001082372A JP26283199A JP26283199A JP2001082372A JP 2001082372 A JP2001082372 A JP 2001082372A JP 26283199 A JP26283199 A JP 26283199A JP 26283199 A JP26283199 A JP 26283199A JP 2001082372 A JP2001082372 A JP 2001082372A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- motor
- casing
- pump
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 潜水ポンプで、固形物が詰まらないようにす
る。 【解決手段】 ケーシングの内部に円筒11を回転自在
に支持する。円筒は水封式の軸受12で支持し、ケーシ
ング内に水が浸入しないようにする。ケーシングの両側
には、円筒の両端開口に連なる液体の出入口13をそれ
ぞれ設ける。円筒11には、その内面に沿って、らせん
状に羽根を巻き付ける。ケーシング10の上部中央部を
膨らませてモータ室を16形成し、ここにモータ17を
設置する。モータは電動でも、油圧モータでもよい。モ
ータ軸に小プーリ19aを固定し、これと、円筒11に
固定した大プーリ19bの間に伝動ベルト20を懸回し
て、モータ17の回転を円筒11に伝える。
る。 【解決手段】 ケーシングの内部に円筒11を回転自在
に支持する。円筒は水封式の軸受12で支持し、ケーシ
ング内に水が浸入しないようにする。ケーシングの両側
には、円筒の両端開口に連なる液体の出入口13をそれ
ぞれ設ける。円筒11には、その内面に沿って、らせん
状に羽根を巻き付ける。ケーシング10の上部中央部を
膨らませてモータ室を16形成し、ここにモータ17を
設置する。モータは電動でも、油圧モータでもよい。モ
ータ軸に小プーリ19aを固定し、これと、円筒11に
固定した大プーリ19bの間に伝動ベルト20を懸回し
て、モータ17の回転を円筒11に伝える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円筒の内壁に沿
ってらせん状に羽根を設けたポンプに関する。
ってらせん状に羽根を設けたポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の潜水ポンプは、ポンプ本体の上部
同軸上にモータがあって、羽根車を出た揚液は、モータ
を避けるようにその側部を通って上部出口に至るように
なっている。
同軸上にモータがあって、羽根車を出た揚液は、モータ
を避けるようにその側部を通って上部出口に至るように
なっている。
【0003】このように潜水ポンプでは、出口側流路が
曲りくねっているので、揚液中に固形物が多く含まれて
いる場合、詰まり易い欠点がある。
曲りくねっているので、揚液中に固形物が多く含まれて
いる場合、詰まり易い欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、液中に含
まれている固形物が容易に通過できる潜水ポンプを提供
することを課題とする。
まれている固形物が容易に通過できる潜水ポンプを提供
することを課題とする。
【課題を解決するための手段】この発明のポンプは、ケ
ーシングの内部に円筒を回転自在に支持し、円筒を回転
駆動するモータを設ける。ケーシングには、円筒の両端
開口に連なる流体出入口を設ける。円筒には、その内壁
に沿ってらせん状に羽根を巻き付ける(請求項1)。
ーシングの内部に円筒を回転自在に支持し、円筒を回転
駆動するモータを設ける。ケーシングには、円筒の両端
開口に連なる流体出入口を設ける。円筒には、その内壁
に沿ってらせん状に羽根を巻き付ける(請求項1)。
【0005】このように構成されたポンプでは、入口か
ら円筒に入った液体は、円筒共に回転する羽根によって
付勢され、出口から送り出される。
ら円筒に入った液体は、円筒共に回転する羽根によって
付勢され、出口から送り出される。
【0006】このポンプで注目すべきは、円筒の中心部
が空虚になっており、障害物がないことである。したが
って、液体中に大きな固形物が含まれている場合でも、
固形物は羽根に引っかからずに楽々と流れるれることが
できる。したがって、下水等固形物の多い液体をを扱う
のに有利である。
が空虚になっており、障害物がないことである。したが
って、液体中に大きな固形物が含まれている場合でも、
固形物は羽根に引っかからずに楽々と流れるれることが
できる。したがって、下水等固形物の多い液体をを扱う
のに有利である。
【0007】渦巻きポンプ等は、押し込み圧があれば、
モータを止めても、流体は円筒の中の流れることができ
るが、ポンプ内の流路が狭く、曲りくねっているので、
圧力損失が大きい。これに対し、このポンプでは、円筒
の中を液体はほとんど真っ直ぐに通過することができ、
圧力損失が極端に少ない特徴がある。
モータを止めても、流体は円筒の中の流れることができ
るが、ポンプ内の流路が狭く、曲りくねっているので、
圧力損失が大きい。これに対し、このポンプでは、円筒
の中を液体はほとんど真っ直ぐに通過することができ、
圧力損失が極端に少ない特徴がある。
【0008】このポンプは、横置きすることにより、円
筒の軸心を十分低くすることができ、ほとんど残水を残
さずに揚水することができる。また、このポンプは、モ
ータを逆転すれば、流れの方向を変えることができる。
筒の軸心を十分低くすることができ、ほとんど残水を残
さずに揚水することができる。また、このポンプは、モ
ータを逆転すれば、流れの方向を変えることができる。
【0009】円筒を回転駆動するモータは、ケーシング
内の円筒の脇に配置し、このモータで円筒をベルトまた
はギア駆動するようにしてもよい(請求項2)。この場
合、モータは電動モータ、油圧モータ、エアモータと様
々な酒対のモータが使用でき、また、市販のモータを使
用できるので便利である。
内の円筒の脇に配置し、このモータで円筒をベルトまた
はギア駆動するようにしてもよい(請求項2)。この場
合、モータは電動モータ、油圧モータ、エアモータと様
々な酒対のモータが使用でき、また、市販のモータを使
用できるので便利である。
【0010】電動の場合、モータは、該内筒の周囲を取
り囲むように該内筒に固定された回転子と、この回転子
の周囲を取り囲むようにケーシング内に固定された固定
子から構成することもできる(請求項3)。このように
構成すれば、全体がコンパクトに形成できる利点があ
る。
り囲むように該内筒に固定された回転子と、この回転子
の周囲を取り囲むようにケーシング内に固定された固定
子から構成することもできる(請求項3)。このように
構成すれば、全体がコンパクトに形成できる利点があ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1、図2に示すように、ケーシ
ング10の内部に円筒11を回転自在に支持する。円筒
は水封式の軸受12で支持し、ケーシング内に水が浸入
しないようにする。ケーシング10の両側には、円筒の
両端開口に連なる液体の出入口13をそれぞれ設ける。
ング10の内部に円筒11を回転自在に支持する。円筒
は水封式の軸受12で支持し、ケーシング内に水が浸入
しないようにする。ケーシング10の両側には、円筒の
両端開口に連なる液体の出入口13をそれぞれ設ける。
【0012】円筒11には、その内面に沿って、らせん
状に羽根15を巻き付ける。羽根15は全部で6条設け
てある。図2に示すように、羽根15が水を逃がさない
よう、羽根の前面を凹面に形成してある。
状に羽根15を巻き付ける。羽根15は全部で6条設け
てある。図2に示すように、羽根15が水を逃がさない
よう、羽根の前面を凹面に形成してある。
【0013】ケーシング10の上部中央部を膨らませて
モータ室を16形成し、ここにモータ17を設置する。
モータは電動でも、油圧モータでもよい。モータ軸に小
プーリ19aを固定し、これと、円筒11の周囲に固定
した大プーリ19bの間に伝動ベルト20を懸回して、
モータ17の回転を円筒11に伝える。このようなベル
ト駆動ではなく、チェーンまたはギア駆動にしてもよ
い。
モータ室を16形成し、ここにモータ17を設置する。
モータは電動でも、油圧モータでもよい。モータ軸に小
プーリ19aを固定し、これと、円筒11の周囲に固定
した大プーリ19bの間に伝動ベルト20を懸回して、
モータ17の回転を円筒11に伝える。このようなベル
ト駆動ではなく、チェーンまたはギア駆動にしてもよ
い。
【0014】このポンプでは、モータ17を起動する
と、円筒11と共に螺旋羽根15が回る。一方の出入口
13から円筒11内に入った液体は、羽根15に掻かれ
て反対側の出入口13から送り出される。モータ17を
逆に回せば、図1に鎖線で示すように、液体の吸込み、
送出し方向が変わる。
と、円筒11と共に螺旋羽根15が回る。一方の出入口
13から円筒11内に入った液体は、羽根15に掻かれ
て反対側の出入口13から送り出される。モータ17を
逆に回せば、図1に鎖線で示すように、液体の吸込み、
送出し方向が変わる。
【0015】このポンプは、図2に示すように、例え
ば、下水槽や下水管21の底に横置きすることにより、
円筒11の位置を十分低く保つことができ、残り水がほ
とんどなくなるまで揚水することができる。円筒11の
中心部は空虚で流れを妨げるものがないので、液体中に
含まれる固形部も難なく通過することができる。
ば、下水槽や下水管21の底に横置きすることにより、
円筒11の位置を十分低く保つことができ、残り水がほ
とんどなくなるまで揚水することができる。円筒11の
中心部は空虚で流れを妨げるものがないので、液体中に
含まれる固形部も難なく通過することができる。
【0016】図3は、ポンプとこれを駆動する誘導電動
機を一体にしたものである。ケーシング10に円筒11
を回転自在に支持し、円筒のまわりに、これを取り囲む
ように電動機の回転子22を固定し、さらに、これを取
り囲むように、電動機の固定子23をケーシング10の
内側に固定する。円筒11の内面には、前のものと同様
に、螺旋状に羽根15を設ける。このものでは、固定子
23に通電して回転磁界を作り、これで回転子22を回
す。回転子が回ると、羽根を持った円筒11もいっしょ
に回り、前のものと同様に揚水作用を行う
機を一体にしたものである。ケーシング10に円筒11
を回転自在に支持し、円筒のまわりに、これを取り囲む
ように電動機の回転子22を固定し、さらに、これを取
り囲むように、電動機の固定子23をケーシング10の
内側に固定する。円筒11の内面には、前のものと同様
に、螺旋状に羽根15を設ける。このものでは、固定子
23に通電して回転磁界を作り、これで回転子22を回
す。回転子が回ると、羽根を持った円筒11もいっしょ
に回り、前のものと同様に揚水作用を行う
【図1】 ポンプの縦断面図である。
【図2】 ポンプの横断面図である。
【図3】 電動モータ一体形のポンプ断面図である。
10 ケーシング 11 円筒 13 液体出入口 15 羽根 17 モータ 22 回転子 23 固定子
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシングの内部に回
転自在に支持された円筒と、該円筒の内壁に沿ってらせ
ん状に巻き付けられた羽根と、該円筒の両開口とそれぞ
れ連通するように、該ケーシングに設けられた2つの液
体出入口と、該円筒を回転駆動するモータからなる筒形
ポンプ。 - 【請求項2】 該モータが該円筒の脇に配置され、該モ
ータで該円筒をベルトまたはギア駆動するようにした請
求項1に記載の筒形ポンプ。 - 【請求項3】該モータが、該内筒の周囲を取り囲むよう
に該内筒に固定された回転子と、該回転子の周囲を取り
囲むように該ケーシング内に固定された固定子からなる
請求項1に記載の筒形ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26283199A JP2001082372A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 筒形ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26283199A JP2001082372A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 筒形ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001082372A true JP2001082372A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17381231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26283199A Pending JP2001082372A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 筒形ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001082372A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097493A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Bay City Service Co Ltd | シャフトレスポンプ |
JP2006097494A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Bay City Service Co Ltd | 電動ポンプ |
KR101196676B1 (ko) * | 2012-03-21 | 2012-11-21 | 주식회사 한국방재정보연구원 | 배수 관로용 펌프 시스템 |
CN108194378A (zh) * | 2018-03-26 | 2018-06-22 | 石家庄开发区石泵泵业有限公司 | 多级旋管式轴流泵 |
-
1999
- 1999-09-17 JP JP26283199A patent/JP2001082372A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097493A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Bay City Service Co Ltd | シャフトレスポンプ |
JP2006097494A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Bay City Service Co Ltd | 電動ポンプ |
KR101196676B1 (ko) * | 2012-03-21 | 2012-11-21 | 주식회사 한국방재정보연구원 | 배수 관로용 펌프 시스템 |
CN108194378A (zh) * | 2018-03-26 | 2018-06-22 | 石家庄开发区石泵泵业有限公司 | 多级旋管式轴流泵 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050126 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080201 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080226 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080701 |