JP2001271556A - 自動ドア装置 - Google Patents

自動ドア装置

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JP2001271556A
JP2001271556A JP2000083852A JP2000083852A JP2001271556A JP 2001271556 A JP2001271556 A JP 2001271556A JP 2000083852 A JP2000083852 A JP 2000083852A JP 2000083852 A JP2000083852 A JP 2000083852A JP 2001271556 A JP2001271556 A JP 2001271556A
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door
signal
lock
switch
operation unit
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JP2000083852A
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Hiroshi Matsubara
寛 松原
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Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トイレ内部が無人のままロックされて使用不能
になることのない自動ドア装置を提供する。 【解決手段】自動ドア装置2の開閉動作を制御する制御
部9に、全閉検知スイッチ6からの信号が入力された
後、さらに室内側操作部13からの閉信号又は施錠スイ
ッチ14からの信号が入力された場合には、ロック装置
11を作動させて戸体2aを施錠するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院・駅等の公共
トイレに設けられる自動ドア装置に関するものであり、
詳しくは身体障害者専用トイレに使用される場合の自動
ドア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、身体障害者用トイレに用いられる
自動ドア装置は、トイレの開口部に取り付けられる自動
開閉式のドアと、前記トイレの開口部付近の屋外側壁面
に設けられ前記ドアの開閉操作を行う屋外側操作部と、
前記トイレの屋内側の壁面に設けられ前記ドアの開閉操
作を行う屋内側操作部と、前記ドアの開放動作を規制す
るロック装置とを備えたものであった。前記屋外側操作
部は外部開スイッチ及び外部閉スイッチを有し、屋内側
操作部も同様に内部開スイッチ及び内部閉スイッチから
構成されていた。
【0003】そして前記屋外側開スイッチを押すことで
前記ドアが開放すると共に屋外側閉スイッチを押すと前
記ドアが閉鎖するようになっていた。一方屋内側閉スイ
ッチを押すと前記ドアが閉鎖すると共に前記ロック装置
が作動して前記ドアを施錠状態に維持するようになって
いて、また屋内側開スイッチを押すと前記ロック装置を
作動させて前記ドアを解錠状態にすると共に前記ドアを
開放させるように構成されていた。よって屋内側閉スイ
ッチを操作してドアを閉じた状態にしたときはロック装
置が働いているため、屋外側開スイッチを押してもドア
は開放せず、トイレ使用中に第三者によって屋外側から
ドアを開放するのを防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の身体障
害者用トイレは屋内側操作部がドアの開口付近に設けら
れていたため、前記屋内側操作部の閉スイッチを押した
後、ドアが全閉する前に退室した場合や、悪戯により屋
外側から屋内側操作部の閉スイッチを押した場合には、
トイレ内が無人のままドアが施錠してしまい、このよう
な場合には前述のとおり屋外側開スイッチを操作しても
ドアは開放せず、トイレが使用不能になってしまうとい
った不具合があった。そこで従来は上記不具合を解消す
るために特開平7−293110号公報に示すようにト
イレ内に人の不在・存在を検知するセンサーを設けて、
トイレ内が不在であると検知した場合にはロック装置を
解錠するようにしたもの、又は特開平7−34757号
公報に示すように、トイレの屋内側に身障者用の第1操
作部と健常者用の第2操作部を設け、第1操作部の閉ス
イッチを押した時のみドアが閉鎖時にロックするように
し、健常者は第2操作部の閉スイッチを押した後、手動
で錠を掛けるようにしたものがあった。
【0005】ところが前者の場合は、人の不在・存在を
検知するための専用センサーを別途トイレ内に設けなけ
ればならないため、製品のコストアップを招いていた。
またこのようなセンサーは高度な検知精度を要求される
ため、高性能のセンサーが必要であるばかりか、誤検知
した場合には人が中に入っているにもかかわらずドアが
ロックされないという不具合が発生する恐れがあった。
さらに後者のものは、身障者用の第1操作部の閉スイッ
チを押した後にドアが全閉する前に退室した場合や、悪
戯で屋外側から身障者用の第1操作部の閉スイッチを押
した場合にはドアが閉鎖して施錠状態を維持してしまう
ため、屋外側からの開操作によってドアは開放せず、従
来の問題点を解決するには至らなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、建物に設けられるドアと、前記
ドアに対して室外側に取り付けられる室外側操作部と、
前記ドアに対して室内側に取り付けられる室内側操作部
と、前記各操作部からの開信号及び閉信号に基づいて前
記ドアの開閉を制御する制御部と、前記ドアを施錠する
ロック装置と、前記ドアの全閉状態又は全閉に近い状態
になったことを検知する全閉検知スイッチとから構成さ
れる自動ドア装置において、前記制御部は、前記全閉検
知スイッチからの信号を受けてから、さらに前記室内側
操作部からの閉信号を受けた場合には、前記ロック装置
を作動させて前記ドアを施錠することを特徴としたもの
である。
【0007】また本発明は、建物に設けられるドアと、
前記ドアに対して室外側に取り付けられる室外側操作部
と、前記ドアに対して室内側に取り付けられる室内側操
作部と、前記各操作部からの開信号及び閉信号に基づい
て前記ドアの開閉を制御する制御部と、前記ドアを施錠
するロック装置と、前記ドアの全閉状態又は全閉に近い
状態になったことを検知する全閉検知スイッチとから構
成される自動ドア装置において、前記ドアに対して室内
側に施錠スイッチを設けると共に、前記制御部は、前記
全閉検知スイッチからの信号を受けてから、さらに前記
施錠スイッチからの信号を受けた場合には、前記ロック
装置を作動させて前記ドアを施錠することを特徴とした
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
に基づいて説明する。図1は自動ドア装置が取り付けら
れる身体障害者用トイレの平面図、図2は本発明に係る
自動ドア装置の正面図である。トイレ1の室内と室外を
結ぶ開口部には本発明である自動ドア装置2が設置され
ており、この自動ドア装置2は戸体2aと、戸体2aの
上方に設けたハンガーローラー2b、2bと、開口部上
方で左右方向に延設した長尺状のハンガーレール2cと
から基本部分が構成され、戸体2aはハンガーローラー
2b、2bを介してハンガーレール2cに対して摺動す
ることで左右方向に移動自在となっている。3は戸体2
aを開放駆動する開閉機で、また4は戸体2aを閉鎖駆
動する引戸クローザーであり、開閉機3と引戸クローザ
ー4の各プーリー3a、4aにそれぞれ巻回され、端部
がそれぞれハンガーローラー2b、2bに固定される駆
動ベルト5により、戸体2aに開閉機3及び引戸クロー
ザー4の駆動力が伝達され、戸体2aの開閉動作が行わ
れるようになっている。尚、開閉機3のプーリー3aに
は図示しない一方向クラッチが設けてあり、開閉機3は
戸体2aが開放する方向には駆動力を伝達するが閉鎖す
る方向には駆動力を伝達せず空転する。また引戸クロー
ザー4は常に戸体2aを閉鎖する方向に付勢しており、
戸体2aの閉鎖時には開閉機3が閉鎖方向に回転して空
転することにより引戸クローザー4の持つ付勢力で戸体
2aを閉動作させるようになっている。
【0009】6は全閉検知スイッチ、7は全開検知スイ
ッチであり、ハンガーローラー2bに取り付けられたマ
グネット8が接近することでそれぞれ戸体2aの全開・
全閉を検知し、自動ドア装置2の開閉をコントロールす
る制御部9に信号を送るようになっている。また10は
自動ドア2の開口間に設けられる安全センサであり、戸
体2aの閉鎖中に制御部9が安全センサ10からの信号
を受けると戸体2aの閉動作を停止させると共に開動作
させ、一定時間後に再度戸体2aを閉動作させるように
構成されている。11はロック装置であって図示しない
ロックピンが下方に向けて出没自在に設けられており、
ロックピンがハンガーローラー2bの上部に設けられた
ピン受け11aに係合することにより、戸体2aを全閉
状態で施錠するようになっている。また12は室外側操
作部、13は室内側操作部であって、図3に示すとお
り、室外側操作部12は開ボタン12a、閉ボタン12
b及び確認ランプ12cから構成される。一方室内側操
作部13は請求項1に関する実施の形態では開ボタン1
3a、閉ボタン13b、確認ランプ13cから構成さ
れ、また請求項2に関する実施の形態では開ボタン13
a、閉ボタン13b、確認ランプ13c及び施錠スイッ
チ14から構成されており、ロック装置11が作動して
施錠状態になると各確認ランプ12c、13cが点灯す
るようになっている。
【0010】図4は本発明である自動ドア装置2の制御
部9のブロック図であり、自動ドア装置2の開閉駆動を
コントロールする制御部9は、開閉機3及びロック装置
11に駆動信号を送る駆動制御部9aと、主にマイコン
からなる判断部9bとで構成される。判断部9bは全閉
検知スイッチ6からなる全閉検知部6´と、全開検知ス
イッチ7からなる全開検知部7´と、ロック装置11
と、室外側操作部12と、室内側操作部13及び施錠ス
イッチ14と接続されており、各信号がそれぞれ判断部
9bに送られマイコンが処理をして駆動制御部9aに信
号を出し、その信号を受けた駆動制御部9aが開閉機3
及びロック装置11に駆動信号を送り、戸体2aを開閉
駆動させ、またロック装置11を作動させて戸体2aを
施錠する構成になっている。尚、図4は便宜上請求項2
に関する実施の形態を示したが、請求項1に関する実施
の形態では、特に施錠スイッチ14は必要としない。
【0011】そして室外側操作部12の開ボタン12a
を押すと、制御部9が室外側操作部12からの開信号を
受けて戸体2aを開動作させ、戸体2aの全開時に室外
側操作部の閉ボタン12bを押すと、制御部9が室外側
操作部12からの閉信号を受けて戸体2aが閉動作を行
う。また室内側操作部13の開ボタン13aを押すと制
御部9が室内側操作部13からの開信号を受けて戸体2
aを開動作させ、戸体2aの全開時に室内側操作部13
の閉ボタン13bを押すと制御部9が室内側操作部13
からの閉信号を受けて戸体2aを閉動作させる。さらに
請求項1に関する実施の形態では、戸体2aの全閉時に
室内側操作部13の閉ボタン13bを押すと制御部9が
室内側操作部13からの閉信号を受け、ロック装置11
を作動させて戸体2aを施錠する。また請求項2に関す
る実施の形態では、戸体2aの全閉時に室内側操作部1
3の施錠スイッチ14を押すと制御部9が施錠信号を受
け、ロック装置11を作動させて戸体2aを施錠するよ
うに構成されている。
【0012】次に本発明である自動ドア装置2の実際の
動きについて、図5のフローチャートに基づいて説明す
る。ここで特に断りがない場合には請求項1及び請求項
2の両実施形態について共通に説明するものとする。最
初に本発明の自動ドア装置2はS0の初期状態からスタ
ートする。ここでいう初期状態とは戸体2aが全閉でか
つロック装置11が解錠状態であること示す。そしてま
ずS1にて制御部9に室外側操作部12又は室内側操作
部13からの開信号(以下内外開信号という)が入力さ
れるか否か、すなわち室外側操作部12の開ボタン12
a又は室内側操作部13の開ボタン13aが押されたか
を判断する。ここで内外開信号が判断部9bに入力され
ればS2に進み、S2にて駆動制御部9aから開閉機3
に開駆動信号が送られ、戸体2aが開動作を行う。さら
にS3に進み全開検知部7´からの信号により、戸体2
aが全開位置にあると判断して開閉機3の駆動を停止す
る。一方S1にて内外開信号の入力がなかった場合には
S4に進む。S4において、請求項1に関する実施の形
態では、室内側操作部13からの閉信号(以下内閉信号
という)が入力されるか否かを判断する。ここで内閉信
号が判断部9bに入力されるとS15に進み、入力され
ない場合にはS1に戻ることとなる。また請求項2に関
する実施の形態では、施錠スイッチ14からの信号(以
下施錠信号という)が入力されるか否かを判断する。こ
こで施錠信号が判断部9bに入力されるとS15に進
み、入力されない場合にはS1に戻ることとなる。
【0013】S3にて戸体2aが全開になるとS5に進
み、S5において内閉信号が入力されるか否かを判断す
ることとなる。ここで内閉信号が判断部9bに入力され
るとS6に進み、S6では駆動制御部9aが開閉機3に
閉駆動信号を送り戸体2aが閉動作を開始する。またS
5で内閉信号が入力されなければS7に進み、S7にて
室外側操作部12からの閉信号(以下外閉信号という)
の入力があるかを判断する。ここで外閉信号が入力され
ない場合にはS5へと戻り、外閉信号の入力がある場合
にはS8に進んで戸体2aが閉動作を開始する。
【0014】前述のS6で戸体2aが閉動作を開始する
とS9に進み、S9では内外開信号が入力されるか否か
を判断する。ここで判断部9bに内外開信号の入力され
る(戸体2aの閉動作中に室内側操作部12又は室内側
操作部13の開ボタン12a、13aを押す)と、S2
に戻り戸体2aの閉動作を停止すると共にすぐ開動作を
行う。またS9で内外開信号の入力がない場合にはS1
0に進み、S10で全閉検知部6´からの信号(以下全
閉信号という)が入力されるか否かを判断する。ここで
判断部9bに全閉信号が入力されない場合はS6に戻
り、S6にて戸体2aの閉動作を継続させる。また判断
部9bに全閉信号が入力された場合にはS11へと進
み、戸体2aが全閉位置にあると判断して開閉機3の駆
動を停止させる。尚、このS11の状態で戸体2aは全
閉状態であるが、ロック状態にはなっていない。
【0015】一方、S8にて戸体2aの閉動作を行った
(室外側操作部12の閉ボタン12bを押して戸体2a
を閉動作させた)場合にはS12に進み、S12にて内
外開信号が入力されるか否かを判断する。ここで判断部
9bに内外開信号が入力されるとS2に戻り、戸体2a
の閉動作を停止すると共にすぐに開動作を開始させる。
またS12で判断部9bに内外開信号の入力がなかった
場合にはS13進むこととなる。S13では全閉信号の
入力があるか否かを判断する。ここで判断部9bに全閉
信号の入力がない場合にはS8に戻り、引き続き閉動作
を継続させる。またS13にて判断部9bに全閉信号が
入力されると、判断部9bは戸体2aが全閉位置にある
と判断して開閉機3の駆動を停止させ、S0の初期状態
に戻ることとなる。
【0016】前述のS11にて戸体2aが全閉になると
S14へと進む。S14において請求項1に関する実施
の形態では、内閉信号が入力されるか否かを判断する。
ここで内閉信号が判断部9bに入力されるとS15に進
み、S15では制御部9がロック装置11に対して駆動
信号を送り、ロック装置11が作動することで戸体2a
がロックされることとなる。また内閉信号が判断部9b
に入力されない場合にはS16に進むこととなる。一
方、請求項2に関する実施の形態では、S14にて施錠
スイッチ14からの施錠信号が入力されるか否か(施錠
スイッチ14が押されたか)を判断する。ここで施錠信
号が判断部9bに入力されるとS15に進み、S15で
は制御部9がロック装置11に対して駆動信号を送り、
ロック装置11が作動することで戸体2aがロックされ
ることとなる。また施錠信号が判断部9bに入力されな
い場合にはS16に進むこととなる。
【0017】S15にてロック装置11が作動して戸体
2aがロックされるのはS0、S4又はS11、S14
から、制御部9は戸体2aの全閉時にトイレ1の室内側
に取り付けられた室内側操作部13に設けた閉ボタン1
3b又は施錠ボタン14を押したと判断したためであ
る。すなわち戸体2aの全閉時に室内側に人が居ると判
断できるためロック装置11を作動させて戸体2aをロ
ックしたものである。
【0018】次にS16では、内外開信号が入力される
か否かを判断する。ここで判断部9bに内外開信号が入
力されるとS2に戻り、駆動制御部9aが開閉機3に駆
動信号を送って戸体2aが開動作を開始する。またS1
6にて判断部9bに内外開信号が入力されない場合はS
11に戻り戸体2aの全閉状態を継続する。
【0019】前述のS15にて戸体2aがロック状態に
なるとS17に進み、S17にて室内側操作部13から
の開信号(以下内開信号という)が入力されるか否か
(室内側操作部13の開ボタン13aが押されるか)を
判断する。ここで内開信号が判断部9bに入力されると
S18に進み、S18にて駆動制御部9aがロック装置
11を作動させて戸体2aのロックを解除し、その後S
2に戻って戸体2aの開動作を行う。またS17で内開
信号が判断部9bに入力されない場合にはS19に進
む。S19において請求項1に関する実施の形態では、
内閉信号が入力されるか否かを判断する。ここで内閉信
号が判断部9bに入力されるとS20に進み、S20に
て駆動制御部9aがロック装置11を作動させて戸体2
aのロックを解除してS11へ戻る。またS19にて内
閉信号が判断部9bに入力されない場合には戸体2aの
ロック状態を維持すると共にS17へと戻ることとな
る。一方、請求項2に関する実施の形態では、S19に
て施錠スイッチ14からの施錠信号が入力されるか否か
(施錠スイッチ14が押されたか)を判断する。ここで
施錠信号が判断部9bに入力されるとS20に進み、S
20にて駆動制御部9aがロック装置11を作動させて
戸体2aのロックを解除しS11へと戻る。またS19
にて内閉信号が判断部9bに入力されない場合には戸体
2aのロック状態を維持すると共にS17へと戻ること
となる。
【0020】本発明による自動ドア装置2は、以上のよ
うに動作するように構成されている。よって、通常トイ
レを使用する場合、初期状態(S0)においてまず使用
者が室外側操作部12の開ボタン12aを押して(S
1)、戸体2aが開動作を開始する(S2)。そして使
用者がトイレ1内に入室し、室内側操作部13の閉ボタ
ン13bを押す(S5)。すると戸体2aが閉動作を行
い(S6)、その後全閉信号を受けて(S10)、戸体
2aが全閉状態となる(S11)。さらに室内側にいる
使用者は請求項1の実施形態の場合には室内側操作部1
3の閉ボタン13bを、また請求項2の実施形態の場合
には施錠スイッチ14を押し(S14)、戸体2aがロ
ック装置11でロックされ(S15)、この状態で使用
者は用をたすこととなる。またこの状態になると室外側
操作部12の開ボタン12aでは戸体2aを開放するこ
とができないので、使用中に第三者に室外側から開けら
れるようなことは発生しない。そしてトイレ使用後に室
内側操作部13の開ボタン13aを押す(S17)こと
でロック装置11が解除し(S18)、さらに戸体2a
が開放する(S2)。その後室外側操作部12の閉ボタ
ン12bを押す(S7)ことで戸体2aが全閉し(S1
3)、初期状態(S0)へと戻ることとなる。尚、戸体
2aがロック状態の時(S15)、請求項1の実施形態
では室内側操作部13の閉ボタン13bを、また請求項
2の実施形態では施錠スイッチ14を押すことで(S1
9)、戸体2aのロックのみを解除できるようになって
いる(S20)。
【0021】次にトイレ使用者に介護者がついている場
合について説明する。まず使用者又は介護者は室外側操
作部12の開ボタンを押し(S1)、戸体2aが開動作
を始める(S2)。そして介護者が使用者をトイレ1の
室内側に連れていき、介護者はトイレ1から退室する。
この後、使用者が室内側操作部13の閉ボタン13bを
押す(S5)又は介護者が室外側操作部12の閉ボタン
12bを押す(S7)こととなる。尚、前者の場合には
前述の通常使用の時と同じであるので説明は省略するも
のとする。よって後者の場合、介護者が室外側操作部1
2の閉ボタン12bを押し(S7)、戸体2aが閉鎖し
て(S8)、戸体2aが全閉し初期状態(S0)に戻
る。ここで使用者は請求項1の実施形態では室内側操作
部13の閉ボタン13bを、また請求項2の実施形態で
は施錠スイッチ14を押して(S4)、戸体2aがロッ
ク状態となる(S15)。そしてトイレ使用後に使用者
が室内側操作部13の開ボタン13aを押す(S17)
ことでロック装置11が解除し(S18)、さらに戸体
2aが開放する(S2)。そして使用者又は介護者が室
外側操作部12の閉ボタン12bを押す(S7)ことで
戸体2aが全閉し(S13)、初期状態(S0)へと戻
ることとなる。
【0022】以上のように本発明である自動ドア装置2
は、どのような操作をして戸体2aが全閉したのかは問
わず、全閉状態において室内側操作部13の閉ボタン1
3b又は施錠スイッチ14を押すことで戸体2aを施錠
するようにしたものである。これは戸体2aの全閉時に
トイレ1の室内側に設置してある室内側操作部13の閉
ボタン13b又は施錠スイッチ14を押した、すなわち
トイレ1の室内側に人が居る状態で戸体2aが全閉であ
ると判断したため、ロック装置11を作動させて施錠し
たものである。従来の身体障害者用に用いられる自動ド
ア装置は室内側の閉ボタンを押すとドアが閉鎖すると同
時にロックされるようになっていて、室内側の閉ボタン
を押した後ドアが全閉する前に室外側に出た場合や室外
側から室内側の閉ボタンを押した場合には室内が無人の
ままロックされて、トイレがその後使用不可能になって
しまうという不具合が発生していたが、本発明は戸体2
aが全閉した後に室内側に設置してあるボタンを押すこ
とで戸体2aが施錠されるため、このような不具合は発
生しなくなった。また従来の自動ドアは自動的に施錠さ
れてしまうため、使用者は本当に戸体が施錠されたのか
不安になりわざわざ施錠されているか確認するような場
合もあったが、本発明の場合には、施錠をするために室
内側操作部13の閉ボタン13b又は施錠ボタン14を
押すといった行動をとるため、不安になったりわざわざ
施錠されているか確認するといったことをする必要がな
く好適にトイレを使用することができる。
【0023】本実施の形態では全閉・全開を検知するた
めに近接スイッチを利用しているが、例えばリミットス
イッチやポテンショメータのようなものでも良く、要す
るに戸体2aが全閉状態である又は全開状態であること
を検知できるものであれば良い。また全閉を検知するた
めの全閉検知スイッチ6は、必ずしも戸体2aの全閉位
置にて検知するものでなくても良く、少なくとも人がド
アを通ることのできない程度の幅まで戸体2aが閉鎖し
た時(全閉に近い状態)に検知するようにしたものでも
良い。この場合、真の全閉位置まで戸体を駆動させるた
め、タイマ等(さらに真の全閉位置に検知スイッチを置
くなど)を使用して開閉機の停止する時間を遅らせるよ
うにするものとする。さらに本実施の形態では戸体2a
の開駆動を開閉機で、閉駆動を引戸クローザーで行って
いたが必ずしもそうでなくて良く、重力を使用して閉駆
動するものや、開駆動及び閉駆動を共に開閉機で行う通
常の駆動方式を使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動ドア装置が取り付けられる身体障害者用ト
イレの平面図
【図2】自動ドア装置の正面図
【図3】(a)室外側操作部の正面図 (b)室内側操作部の正面図 (c)他の実施形態である室内側操作部の正面図
【図4】制御部のブロック図
【図5】自動ドア装置の動きを示すフローチャート
【符号の説明】
1 トイレ 2 自動ドア装置 2a 戸体 2b ハンガーローラー 2c ハンガーレール 3 開閉機 3a プーリー 4 引戸クローザー 4a プーリー 5 駆動ベルト 6 全閉検知スイッチ 6´ 全閉検知部 7 全開検知スイッチ 7´ 全開検知部 8 マグネット 9 制御部 9a 駆動制御部 9b 判断部 10 安全センサ 11 ロック装置 11a ピン受け 12 室外側操作部 12a 開ボタン 12b 閉ボタン 13 室内側操作部 13a 開ボタン 13b 閉ボタン 14 施錠スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物に設けられるドアと、前記ドアに対し
    て室外側に取り付けられる室外側操作部と、前記ドアに
    対して室内側に取り付けられる室内側操作部と、前記各
    操作部からの開信号及び閉信号に基づいて前記ドアの開
    閉を制御する制御部と、前記ドアを施錠するロック装置
    と、前記ドアの全閉状態又は全閉に近い状態になったこ
    とを検知する全閉検知スイッチとから構成される自動ド
    ア装置において、前記制御部は、前記全閉検知スイッチ
    からの信号を受けてから、さらに前記室内側操作部から
    の閉信号を受けた場合には、前記ロック装置を作動させ
    て前記ドアを施錠することを特徴とする自動ドア装置。
  2. 【請求項2】建物に設けられるドアと、前記ドアに対し
    て室外側に取り付けられる室外側操作部と、前記ドアに
    対して室内側に取り付けられる室内側操作部と、前記各
    操作部からの開信号及び閉信号に基づいて前記ドアの開
    閉を制御する制御部と、前記ドアを施錠するロック装置
    と、前記ドアの全閉状態又は全閉に近い状態になったこ
    とを検知する全閉検知スイッチとから構成される自動ド
    ア装置において、前記ドアに対して室内側に施錠スイッ
    チを設けると共に、前記制御部は、前記全閉検知スイッ
    チからの信号を受けてから、さらに前記施錠スイッチか
    らの信号を受けた場合には、前記ロック装置を作動させ
    て前記ドアを施錠することを特徴とする自動ドア装置
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220039A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Tokyu Car Corp ドア開閉システム
JP2017082537A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 株式会社シブタニ トイレブースにおけるドアの開閉装置
JP2021195831A (ja) * 2020-06-17 2021-12-27 株式会社アプラス トイレ装置

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