JP2002138752A - 自動窓ロック解錠及び窓開放装置 - Google Patents

自動窓ロック解錠及び窓開放装置

Info

Publication number
JP2002138752A
JP2002138752A JP2000334487A JP2000334487A JP2002138752A JP 2002138752 A JP2002138752 A JP 2002138752A JP 2000334487 A JP2000334487 A JP 2000334487A JP 2000334487 A JP2000334487 A JP 2000334487A JP 2002138752 A JP2002138752 A JP 2002138752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
automatic
unlocking
lock
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000334487A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Sonomoto
一見 園本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000334487A priority Critical patent/JP2002138752A/ja
Publication of JP2002138752A publication Critical patent/JP2002138752A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢者など弱者にとって便利な自動窓ロック
解錠及び窓開放装置を提供すること。 【解決手段】 窓ロック部を自動で解錠する自動解錠機
構10と、窓を自動で開放する自動開放機構30と、窓
ロック部の自動解錠後に窓を自動開放させる制御回路4
0とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓ロック部を自動
で解錠し窓を自動で開放することのできる自動窓ロック
解錠及び窓開放装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般住宅、マンション、保育所・幼稚
園、老人ホーム、病院、オフィスビル、倉庫、工場など
種々の建物には窓が設けられており、必要に応じて窓を
手動で開け閉めしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、火事や
急病などの緊急事態が発生した場合に、高齢者等の弱者
は自力で窓を開放できないために、部屋の中に煙が充満
してしまうという問題や救援隊が駆けつけて室内に入る
ために窓やドアを壊さなければならないと言う問題があ
った。これは、高齢者だけでなく、病人、障害者、幼児
等自力で窓を開放できない弱者の場合も同様である。窓
やドアを壊すと、周辺にガラスの破片が飛び散って危険
であるだけでなく、器物破損や家宅侵入の責任を負うと
いう問題点があった。また、居住者が喫煙したいときに
部屋を換気するため窓のところまで足を運んで手動で窓
を開けたり閉めたりするのが煩わしいという問題点があ
った。ましてや、幼稚園や倉庫・工場の高窓の開け閉め
は容易なものではなかった。本発明は上記実状に鑑みて
なされたものであり、その目的は、離れたところの窓の
開け閉めや手の届かない高窓、特に高齢者等の弱者にと
って便利でかつ安全な自動窓ロック解錠及び窓開放装置
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る自動窓ロック解錠及び窓開放装置は、窓
ロック部を自動で解錠する自動解錠機構と、窓を自動で
開放する自動開放機構と、前記窓ロック部の自動解錠後
に窓を自動開放させる制御部とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0005】この機構による作用は次の通りである。 (1)自動解錠機構により、窓ロック部を自動で解錠す
る。 (2)窓ロック部の自動解錠の後に、自動開放機構によ
り窓を自動開放させる。 (3)所定時間経過後、窓を自動で閉め、窓ロック部を
自動で施錠する。
【0006】つまり、高齢者などの弱者であって、自力
で窓の解錠と開放をできないような場合でも、制御部に
より自動解錠機構と自動開放機構の作動を制御すること
で、窓の解錠と開放とを自動で行うことができる。この
場合、自動窓ロック解錠及び窓開放装置を起動するため
に、リモコンからの信号や押しボタンからの信号が制御
部に送られる。火災などが発生した場合は、窓を自動開
放することにより、部屋の中に煙が充満するのを防止し
たり、外部からの救援隊を窓から受け入れることができ
るから安全対策になる。したがって、高齢者などの弱者
にとって特に便利でかつ安全な自動解錠及び窓開放装置
を提供することができた。
【0007】本発明の好適な実施形態として、前記自動
解錠機構は、窓ロック部を解錠するための第1ギヤと、
モーターの出力を前記窓ロック部に伝達可能な第1伝達
機構と、この第1伝達機構の伝達経路中に設けられた第
1クラッチとを備え、前記制御部は、前記窓ロック部の
解錠動作に先立ち、前記第1クラッチをON状態に切り
換えるものがあげられる。
【0008】窓ロック部を自動で解錠できるだけでな
く、手動でも解錠できるようにするほうが好ましい。窓
ロック部を自動で解錠するために、第1ギヤと第1伝達
機構が設けられるが、この第1伝達機構の伝達経路中に
第1クラッチを備えておき、通常は第1クラッチをOF
F(クラッチが切れた状態)にしておく。この状態で
は、第1ギヤと窓ロック部とが切り離された状態であ
る。したがって、手動で容易に窓ロック部を解錠するこ
とができる。また、自動解錠する場合は、窓ロック部の
解錠動作に先立ち第1クラッチをON(クラッチが入っ
た状態)にする。これにより、第1ギヤと窓ロック部と
が連結された状態になり、第1ギヤの駆動により窓ロッ
ク部を自動で解錠することができる。
【0009】本発明の別の好適な実施形態として、前記
自動開放機構は、窓を開放するための第2ギヤと、モー
ターの出力を窓開放作用部に伝達可能な第2伝達機構
と、この第2伝達機構の伝達経路中に設けられた第2ク
ラッチを備え、前記制御部は、窓開放動作に先立ち、前
記第2クラッチをON状態に切り換えるものがあげられ
る。
【0010】窓を自動で開放できるだけでなく、手動で
も開放できるようにするほうが好ましい。窓を自動で開
放するために、第2ギヤと第2伝達機構が設けられる
が、この第2伝達機構の伝達経路中に第2クラッチを備
えておき、通常は第2クラッチをOFF(クラッチが切
れた状態)にしておく。この状態では、第2モーターと
窓開放作用部とが切り離された状態である。したがっ
て、手動で容易に窓を開放することができる。また、自
動開放をする場合は、窓の開放動作に先立ち第2クラッ
チをON(クラッチが入った状態)にする。これによ
り、第2ギヤと窓開放作用部とが連結された状態にな
り、第2ギヤの駆動により窓を自動で開放することがで
きる。
【0011】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記自動解錠機構は、前記窓ロック部の解錠完了を検出
するためのロック解錠検出手段を備えており、前記制御
部は、前記ロック解錠検出手段からの出力に基づいて前
記自動開放機構を作動させるものがあげられる。ロック
解錠検出手段の具体例として、ロック解錠検出センサー
によるものや自動解錠機構の駆動用モーターの過電流を
検出することで解錠完了を検出するものなどあげられ
る。
【0012】この機構によると、ロック解錠検出手段に
より窓ロック部の解錠完了を検出してから自動開放機構
を作動させる。したがって、窓の自動開放を確実に行わ
せることができ、信頼性の高い自動窓ロック解錠及び窓
開放装置とすることができる。
【0013】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記制御部と接続された充電可能な二次電池と、この二
次電池を商用電源により充電可能に接続するためのアダ
プターを備えているものがあげられる。
【0014】この機構によると、自動窓ロック解錠窓開
放装置を駆動するための電源として二次電池を用いてい
るが、アダプターを用いることにより二次電池を繰り返
し充電状態にしておくことが可能である。つまり、通常
の一次電池を用いる機構と比較して、電池切れにより作
動しないと言う問題が発生しない。したがって、安全性
の高い自動窓ロック解錠及び窓開放装置とすることがで
きた。
【0015】本発明の更に別の好適な実施形態として、
リモコンからの信号を検出するためのリモコンセンサー
と、作動をチェックすることが可能な手動作動部とを備
えたものがあげられる。
【0016】この機構によると、リモコンセンサーを設
けているからリモコンを用いて、窓の自動解錠・開放を
行うことができる。したがって、窓に近づくことのでき
ない弱者にとっては、リモコン操作をするだけで窓を自
動で開け閉めできるので便利である。また、手動操作部
(例えば、押しボタン)を操作することで、作動のチェ
ックを行うことができ、リモコン操作による場合と兼用
することで使い勝手が便利なものになる。
【0017】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記制御部は、前記自動開放機構が作動してから所定時
間経過後に窓の開放を停止させるものがあげられる。こ
の機構によると、所定時間を適切にすることにより、窓
が開放する間隔(必ずしも、全開でなくてもよい)を適
切に設定することができる。所定時間は、窓の大きさな
ど個々の実情に応じて設定すればよい。
【0018】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記制御部は、窓の開放を停止させてから所定時間経過
後に、窓を閉じる方向に作動させるものがあげられる。
この機構によると、窓を自動解錠・開放した後に閉じる
場合にでも、所定時間の経過後に自動的に窓を閉じるこ
とができるので便利である。この所定時間は任意に設定
できるようにしておくのが好ましい。例えば、救援隊が
駆けつけてくるであろうと予想される時間を考慮して設
定しておくようにする。
【0019】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記自動解錠機構及び前記自動開放機構をカバーするカ
バー部材を備え、前記窓ロック部を構成する係合部材が
前記カバー部材の内部に設けられているものがあげられ
る。
【0020】この機構によると、窓ロック部を構成する
係合部材がカバー部材の内部に設けられており、手動操
作レバーをなくすことができる。その結果、外観上見栄
えのよい自動窓ロック解錠及び窓開放装置とすることが
できる。
【0021】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記窓ロック部と一体連結可能な手動操作レバーを備え
ており、この手動操作レバーが着脱可能に構成されてい
るものがあげられる。手動操作レバーは、手動で窓の解
錠・開放を行う場合に用いられるものであるが、完全に
自動で使用する場合には必要がなく、手動操作レバーを
外しておくことにより、外観上の見栄えも良くなる。ま
た、必要に応じて手動操作レバーを装着するようにすれ
ば良い。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係る自動窓ロック解錠及
び窓開放装置の好適な実施形態を図面により説明する。
図1は、窓に自動窓ロック解錠及び窓開放装置Mが取り
付けられた状態を示している。図1は窓が閉じている状
態、図2は窓を開放した状態を示している。
【0023】図1においては、窓は第1窓枠1と第2窓
枠2とを有し、第2窓枠2の方が部屋側に配置されてい
る。自動窓ロック解錠及び窓開放装置Mは、窓の中央、
つまり第2窓枠2の左辺部に、概略垂直方向に沿って設
けられている。自動窓ロック解錠及び窓開放装置Mは、
大きく分けて、自動で窓ロックを解錠させるための窓ロ
ック自動解錠機構10と、自動で窓を開放させるための
窓自動開放機構30と、自動窓ロック解錠及び窓開放装
置Mの作動を制御する制御回路40と、制御回路40な
どに電源を供給する二次電池(充電可能なNi−Cd電
池など)50とを備えている。また、これらの機構はカ
バー60が設けられているために外観では見ることがで
きない。カバー60には、リモコンからの信号を検出す
るためのリモコンセンサー3とチェックボタン4(手動
操作部に相当する。)を設けるために穴が開けられてい
る。また、カバー60の左側側面には、周知の操作レバ
ー11(手動操作レバーに相当する。)が設けられてい
る。図2は、自動窓ロック解錠及び窓開放装置Mを作動
させて窓を開放(半開き状態)させた状態を示してい
る。
【0024】〈作動機構の説明〉図3は、窓ロック自動
解錠機構10及び窓自動開放機構30の詳細を示してい
る。図3は、窓ロックがされている状態を示す。図3に
示すように、窓ロック解錠機構10は、操作レバー11
に一体連結されたギヤ部材13と、ギヤ13のギヤとか
み合うギヤ部材17と、ギヤ部材のギヤとかみ合う小ギ
ヤ18aとギヤ部材19のギヤとかみ合う大ギヤ18b
とを有するギヤ部材18と、ギヤ部材19と、ギヤ部材
20と、ギヤ部材19とギヤ部材20との連結のON/
OFFを行う第1電磁クラッチ21(第1クラッチに相
当する。)と、ギヤ部材20のギヤとかみ合うギヤを有
するギヤ部材22と、ギヤ23と、窓ロック解錠用モー
ター24(モーター24は単体であるが使用目的に応じ
て、伝達機構により窓ロック解錠用と窓開放用とに名称
を使い分ける。)とを備えている。これら各ギヤ部材1
3,17,18,19,20,22,第1電磁クラッチ
21,ギヤ23は、第1伝達機構に相当する。
【0025】ギヤ部材13は、軸部13aと円筒部13
bとを備えており、操作レバー11は止めネジ12によ
り軸部13aに対して取り付けられている。つまり、操
作レバー11は、軸部13aに対して着脱可能に構成さ
れている。また、円筒部13bには永久磁石15が取り
付けられており、操作レバー11が図3の状態から18
0度時計方向に回転することにより、ロック解錠検出セ
ンサー16により窓ロックが解錠されたことを検出す
る。ロック解錠検出センサー16としては、例えばホー
ル素子などの磁気センサーを用いることができる。な
お、ロック解錠を検出する方法としては、磁気式の他、
光センサーによるものや、リミットスイッチを用いた構
成でも良い。
【0026】また、軸部13aと同軸上に窓ロック部L
が設けられており、ギヤ部材13と一体結合された係合
部材14に形成された係合壁部14aと、第1窓枠1に
形成された係合フック1aとから構成される。この係合
部材14と係合フック1aとの組み合わせを一般的にク
レセントと呼んでいる。図3では、窓ロックがかかった
状態である。以上のように、操作レバー11は、ギヤ部
材13と、係合部材14と一体的に結合されている。ギ
ヤ23は、減速ギヤとして組み込まれている。次に自動
開放機構30を説明する。自動開放機構30は、第1窓
枠1の上辺(図1,2参照)に止めネジ32により固定
されるラック部材31と、出力ギヤ33と出力ギヤ33
とギヤ36との連結のON/OFFを行う第2電磁クラ
ッチ34(第2クラッチに相当する。)と、第2窓枠2
に対して固定される取付台板35と、ギヤ36と、ギヤ
37と、窓開放用モーター24とを備えている。
【0027】ラック部材31は、第1窓枠1に対して固
定される取付部31aと、出力ギヤ33のギヤがかみ合
う多数の係合穴31bとを有している。出力ギヤ33と
のかみ合いを確保するため、係合穴31bの部分は、取
付部31aに対して少し突出して形成されている。ラッ
ク部材31と出力ギヤ33とがかみ合う部分は窓開放作
用部に相当し、出力ギヤ33,第2電磁クラッチ34,
ギヤ36は第2伝達機構に相当する。
【0028】〈制御ブロック図〉図5は、自動窓ロック
解錠及び窓開放装置Mの制御ブロック図を示す図であ
る。制御回路40は、CPUあるいは論理回路で構成さ
れる制御部41と、窓ロック解錠用モーター24を駆動
するためのモータードライバー42と、第1電磁クラッ
チ21を駆動するためのクラッチドライバー43と、ロ
ック解錠検出センサー16からの信号に基づいてロック
解錠がされたか否かを検出するロック解錠検出部44
と、窓開放用モーター24を駆動するためのモータード
ライバー45と、第2電磁クラッチ34を駆動するため
のクラッチドライバー46と、リモコンセンサー3から
の信号を解説するセンサー検出部47と、所定時間が設
定されているタイマー回路48とを備えている。
【0029】リモコン5は、スタートボタン5aと停止
ボタン5bとを有している。窓を自動解錠・開放する場
合には、スタートボタン5aを押し操作し、窓の自動解
錠・開放の動作を緊急的に停止、あるいは窓閉鎖状態に
復帰させるときは、停止ボタン5bを押し操作する。も
ちろん、リモコン5の操作部としてはこれに限定される
ものではない。リモコンセンサー3は周知の光検出セン
サーであり、リモコン5から発せられる赤外線を感知
し、センサー検出部47においては、赤外線信号の内容
を解析する。
【0030】チェックボタン4(図1参照)は、押しボ
タン式であり、これを押し操作することにより、リモコ
ン5のスタートボタン5aを押し操作した場合と同じ動
作をさせることができる。したがって、リモコン5がな
い場合でも、このチェックボタン4を操作することで自
動窓ロック解錠及び窓開放装置Mを動作させることがで
きる。また、窓にこの窓ロック解錠及び窓開放装置Mを
組み込んだ場合の作動チェック用ボタンとしても利用す
ることができる。
【0031】制御回路40には、二次電池50が接続さ
れている。また、二次電池50は、アダプター51と、
コード線52と、プラグ53のより、商用電源から常時
充電可能に構成されている。これにより、二次電池50
の自然放電により自動窓ロック解錠及び窓開放装置Mが
作動不能になることがないから、確実な作動と安全性を
確保することができる。アダプター51は、詳細は説明
しないが、オス型51aとメス型51bとを有しており
着脱可能になっている。図1,2には第2窓枠の左側上
部にアダプター51とコード線52の一部が描かれてい
る。
【0032】〈作動説明〉次に、図6,7のフローチャ
ートを用いて本実施形態に係る自動窓ロック解錠及び窓
開放装置Mの作動を説明する。図1の窓が閉鎖した状態
でリモコン5のスタートボタン5aを押す(ステップ#
01)。これにより、第1電磁クラッチ21をON状態
として、第1伝達機構を連結状態にする(#02)。次
いで、窓ロック解錠用モーター24を正転させる(#0
3)。窓ロック解錠用モーター24の正転により、窓ロ
ック部Lにおける係合フック1aと係合へ基部14aと
の係合状態が解除されていく。また、操作レバー11も
図3の時計方向に回転し、図4に示すように操作レバー
11が下向きの状態になり、窓ロックLは解錠された状
態になる。更に、永久磁石15がロック解錠検出センサ
ー16により検出されると、制御部41は窓ロック解錠
が完了したものと判定する(#04)。解錠完了によ
り、窓ロック解錠用モーターに24を停止させる(#0
5)。
【0033】次に、第2電磁クラッチ34をON状態に
する(#06)。これにより、第2伝達機構を連結状態
にすることができる。次に、窓開放用モーターを正転さ
せる(#07)。これにより、出力ギヤ33が図3の時
計方向に回転し、ラック部材31を右方向にスライド移
動させる。したがって、図2に示すように、第1窓枠1
が右方向にスライドし、窓が開放される。
【0034】次に、所定時間が経過したか否かを制御部
41にて判定し(#08)、所定時間経過後に窓開放用
モーター24を停止させる(#09)。これにより、窓
の開放動作は完了する。ここで、窓の開放量は必ずしも
全開にする必要はなく、図2に示すように半開きでよ
い。窓の開放量は、上記の所定時間の設定や、ラック部
材31の長手方向の長さ寸法により設定変更することが
できる。また、所定時間の設定はタイマー回路48にて
行われる。
【0035】制御部41は、窓開放用モーター24を停
止してから15分経過したか否かを判定する(#01
0)。15分経過しておれば、窓開放用モーター24を
逆転駆動し(#011)、窓を閉じる方向に移動させ
る。この15分という時間は、救援隊が駆けつけて救援
隊が完了するであろうと予想される時間を考慮して設定
されるものである。もちろん、この時間は、個別の事情
に応じて別の時間を設定変更できるようにするのが好ま
しい。
【0036】窓開放用モーター24を逆転してから、窓
が閉鎖されたか否かを判定する(#12)。これは、例
えば、ロック解錠検出センサー16の場合と同じよう
に、窓の閉鎖完了を検出するための永久磁石をラック部
材31に取り付けてこれを検出する磁気センサーを設け
れば良い。(不図示)。あるいは、窓開放用モーター2
4を逆転駆動してから所定時間が経過したかにより判定
しても良い。この所定時間は、ステップ#08における
時間設定と同じにすることができる。
【0037】窓が閉鎖されると窓開放用モーター24を
停止させて(#13)、第2電磁クラッチ34をOFF
にする(#14)。次いで、窓ロック解錠用モーター2
4を逆転駆動し(#15)、所定時間が経過したか否か
を判定する(#16)。所定時間が経過しておれば、窓
ロック部Lの施錠が完了したものと判定して、窓ロック
解錠用モーター24を停止し(#17)、第1電磁クラ
ッチ21をOFFにする(#18)。以上で一連の動作
が完了する。
【0038】〈別実施形態〉本実施形態では、窓ロック
部Lの解錠後に第2電磁クラッチ34をONにしている
が、第1電磁クラッチ21のONと同時に第2電磁クラ
ッチ34をONにしても良い。本実施形態では、二次電
池50により電源を供給するようにしているが、直接商
用電源から供給をうけるような電源回路を設けるように
しても良い。また、一次電池を使用できるようにしても
良い。本実施形態では、チェックボタン4を図1のよう
に外観として見える位置に設けているが、これに限定さ
れるものではなく、カバー60を開けた内部に設けるよ
うにしても良い。
【0039】本実施形態では、ロック解錠検出センサー
16により解錠完了を検出しているが、ギヤ部材13に
連動するロータリーエンコーダを設けて、窓ロック部L
の施錠位置と解錠位置とをそれぞれ検出するようにして
も良い。また、窓開放位置と閉鎖位置を検出するため
に、出力ギヤ33に連動するロータリーエンコーダを設
けて、これにより検出しても良い。
【0040】本実施形態では、ロック解錠検出手段とし
てロック解錠検出センサーを用いているがこれに限定さ
れない。例えば、操作レバー11が回転して窓ロック部
Lが解錠された状態になったときに、操作レバー11が
ストッパーに当接するようにする。これにより、窓ロッ
ク解錠用モーター24の駆動電流が増加する。したがっ
て、この過電流を検出することで窓ロック部Lの解錠が
完了したものと判断しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動窓ロック解錠及び窓開放装置が取り付けら
れている窓を示す図(窓が閉じた状態)
【図2】自動窓ロック解錠及び窓開放装置が取り付けら
れている窓を示す図(窓が開いた状態)
【図3】自動解錠機構と自動開放機構の詳細を示す図
(窓ロックがされた状態)
【図4】自動解錠機構と自動開放機構の詳細を示す図
(窓が開いた状態)
【図5】自動窓ロック解錠及び窓開放装置の制御ブロッ
ク図
【図6】自動窓ロック解錠及び窓開放装置の作動を表す
フローチャート1
【図7】自動窓ロック解錠及び窓開放装置の作動を表す
フローチャート2
【符号の説明】
5 リモコン 10 自動解錠機構 11 操作レバー 16 ロック解錠検出センサー 21 第1電磁クラッチ(第1クラッチ) 24 窓ロック解錠用モーターあるいは、窓開放用
モーター(使用目的に応じて、伝達機構により名称が異
なる。) 30 自動開放機構 34 第2電磁クラッチ(第2クラッチ) 40 制御回路 41 制御部 50 二次電池 51 アダプター L 窓ロック部 M 自動窓ロック解錠及び窓開放装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動で窓ロック部(サッシ業界用語でク
    レセントという)を解錠する自動解錠機構及び、前記窓
    ロック部の自動解錠後に窓を自動開放させる制御部とを
    備えたことを特徴とする自動窓ロック解錠及び窓開放装
    置。
  2. 【請求項2】 前記自動解錠機構は、窓ロック部を解錠
    するための第1ギヤと、モーターの出力を前記窓ロック
    部に伝達可能な第1伝達機構と、この第1伝達機構の伝
    達経路中に設けられた第1クラッチとを備え、前記制御
    部は、前記窓ロック部の解錠動作に先立ち、前記第1ク
    ラッチをON状態に切り換えることを特徴とする請求項
    1に記載の自動窓ロック解錠及び窓開放装置。
  3. 【請求項3】 前記自動開放機構は、窓を開放するため
    の第2ギヤと、モーターの出力を窓開放作用部に伝達可
    能な第2伝達機構と、この第2伝達機構の伝達経路中に
    設けられた第2クラッチとを備え、前記制御部は、窓の
    開放動作に先立ち、前記第2クラッチをON状態に切り
    換えることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動窓
    ロック解錠及び窓開放装置。
  4. 【請求項4】 前記自動解錠機構は、前記窓ロック部の
    解錠完了を検出するためのロック解錠検出手段を備えて
    おり、前記制御部は、前記ロック解錠検出手段からの出
    力に基づいて前記自動開放機構を作動させることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動窓ロッ
    ク解錠及び窓開放装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部と接続された充電可能な二次
    電池と、この二次電池を商用電源により充電可能に接続
    するためのアダプターを備えていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の自動窓ロック解錠及
    び窓開放装置。
  6. 【請求項6】 リモコンからの信号を検出するためのリ
    モコンセンサーと、作動をチェックすることが可能な手
    動操作部とを備えたことを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の自動窓ロック解錠及び窓開放装置。
  7. 【請求項7】 他の装置の無電圧接点による入力によ
    り、信号を検出し、作動をチェックすることを可能な自
    動操作部を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の自動窓ロック解錠及び窓開放装置。
  8. 【請求項8】 前記制御部は、前記自動開放機構が作動
    してから所定時間経過後に窓を閉めることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動窓ロック解錠
    及び窓開放装置。
  9. 【請求項9】 前記制御部は、窓の開放を停止させてか
    ら所定時間経過後に、窓を閉める方向に動作させること
    を特徴とする請求項8に記載の自動窓ロック解錠及び窓
    開放装置。
  10. 【請求項10】 前記自動解錠機構及び前記自動開放機
    構をカバーするカバー部材を備え、前記窓ロック部を構
    成する係合部材が前記カバー部材の内部に設けられてお
    り主導操作レバー(クレセント)をなくすことができる
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    自動窓ロック解錠及び窓開放装置。
JP2000334487A 2000-11-01 2000-11-01 自動窓ロック解錠及び窓開放装置 Pending JP2002138752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000334487A JP2002138752A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 自動窓ロック解錠及び窓開放装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000334487A JP2002138752A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 自動窓ロック解錠及び窓開放装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002138752A true JP2002138752A (ja) 2002-05-17

Family

ID=18810394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000334487A Pending JP2002138752A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 自動窓ロック解錠及び窓開放装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002138752A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050106287A (ko) * 2004-05-04 2005-11-09 임춘수 창문자동개폐장치
JP2006046056A (ja) * 2004-07-01 2006-02-16 Koyo Denki:Kk 窓の自動開閉装置
CN110005256A (zh) * 2019-05-22 2019-07-12 王小康 电动式平开推拉门窗的电动手动窗扇执手锁
CN114103611A (zh) * 2021-11-15 2022-03-01 东风襄阳旅行车有限公司 一种车用逃生天窗电控开启装置及其控制方法
US11268308B1 (en) * 2017-10-10 2022-03-08 Andersen Corporation Fenestration lock assemblies and methods

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050106287A (ko) * 2004-05-04 2005-11-09 임춘수 창문자동개폐장치
JP2006046056A (ja) * 2004-07-01 2006-02-16 Koyo Denki:Kk 窓の自動開閉装置
US11268308B1 (en) * 2017-10-10 2022-03-08 Andersen Corporation Fenestration lock assemblies and methods
CN110005256A (zh) * 2019-05-22 2019-07-12 王小康 电动式平开推拉门窗的电动手动窗扇执手锁
CN114103611A (zh) * 2021-11-15 2022-03-01 东风襄阳旅行车有限公司 一种车用逃生天窗电控开启装置及其控制方法
CN114103611B (zh) * 2021-11-15 2023-09-12 东风汽车股份有限公司 一种车用逃生天窗电控开启装置及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8169317B2 (en) Hands-free door opening system and method
US5626039A (en) Electronic safety-lock
JP2000310068A (ja) 窓ロック自動開放装置
JP2004250946A (ja) 引違い窓開閉装置
JP2002138752A (ja) 自動窓ロック解錠及び窓開放装置
JP3598482B2 (ja) 電動式開きドアの制御装置
KR20070055052A (ko) 디지털 도어락과 통신 기능을 갖는 세대문 자동 개폐 장치
JPH11315667A (ja) フラッシュドアの自動開閉装置
CA2627110A1 (en) Automated locking door system
US7148798B2 (en) Gate closing timer for security gate override system
CN110821290A (zh) 一种火灾自动开门的物联网智能门锁
GB2215387A (en) Central locking system for buildings
KR20070052630A (ko) 디지털 도어락과 연동제어 기능을 갖는 세대문 자동 개폐장치
JP2899942B2 (ja) 自動ドア装置
JP2002188204A (ja) トイレブースシステム
JP2007138579A (ja) 窓(扉、戸等の開閉手段を含む)のロック部の自動施錠及び/又は開錠と、センサーによる窓の開閉を司る窓の自動開閉システム
JP2000008679A (ja) クレセント
JP5835978B2 (ja) 自動ドア装置
JPH11107595A (ja) 窓枠ユニット及びこれに用いられる窓ロック自動開放装置
KR200372729Y1 (ko) 세대간 발코니 격벽을 이용한 방화문
JP3500597B2 (ja) シャッタ−非常電源装置
JP2005179983A (ja) トイレ用自動ドア装置
JPH0257636B2 (ja)
JP2007107228A (ja) 電動錠前システム
JPH04161582A (ja) 自動扉

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050624

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20060307