JP2001270502A - フィルムの幅に襞を付けるための装置を有する荷を包むための機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の機械に必要な、襞付け装置等のための
運転空間を減少する。 【解決手段】 機械が、荷の周りで包装フィルムのリー
ル（２）の頂部の横の角部（７）及び底部の横の角部
（８）により幅（６）を巻くように意図される。それ
が、リールホルダ（１）と、フィルム（６）の幅に襞を
付けるための装置（５）とを具備しており、この装置が
幅（６）の２つの横の角部（７，８）を共により近づけ
るように意図される。襞付け装置（５）が、頂部の横の
角部（７）を下方に滑らすことにより、幅（６）の２つ
の横の角部（７，８）を単純に共により近づけるように
設計される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にポリエチ
レン（ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｅｎｅ）から製造されてい
て、荷の周囲を、底部から頂部に向かって、ほこりや流
れる水滴から荷を防御するために、包装するフィルムの
幅を巻くか又は、当業者によれば「バンデロールする
（ｂａｎｄｅｒｏｌｌ）」、ことを意図する荷を包むた
めの機械に関する。これらの荷は一般的にパレットに設
置される。

【０００２】

【従来の技術】包装は、供給リールからフィルムの幅を
引き剥がしていてフィルムの中に巻き込まれる荷をプラ
ットフォーム上で回転するか又は、その幅をリールから
引き剥がして荷の周りにそれを巻くアームを回転するか
のいずれかにより実施される。いずれにせよ包装のサイ
クルの最後において、幅は切断及び接着（ｗｅｌｄｉｎ
ｇ）グリッパ装置を使用して、切断されて荷の底部で切
断され接着（ｗｅｌｄｅｄ）されなければならない。

【０００３】異なる高さの荷を包装したい場合には、包
装機械に一般的に備えられる切断及び接着装置は、最小
の荷の高さで設計されており、従って比較的短く且つ、
供給リールの包装フィルムの幅の長さより短いことがあ
る。このことは、包装機械がまた、切断及び接着装置の
上流で包装フィルムの幅長さを、フィルムの幅が走る方
向において、適応し減少するための、いわゆる襞付け装
置をしばしば装備する理由である。

【０００４】包装機械においてフィルムの幅に襞を付け
るための既知の特定の装置が存在しており、その包装機
械は構造と、２基の自由に回転する回転（ｔｕｒｎ）ロ
ールとを具備しており、それがそれの平面に垂直な構造
の中心軸の周りで旋回（ｐｉｖｏｔ）可能であり、構造
の２基のロール間で滑るフィルムの幅により、構造を旋
回することによりお互いに対して傾く２つの平面間でそ
れを捻り、これにより幅の横の角部を強制して、構造の
内側に向かって、角から角までの幅を減少する襞付けの
動きで、ロールに対してお互いに向かって滑らせるよう
にこれは設置される。

【０００５】しかしその様な襞付け装置には欠点があ
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】まず第１には、襞付け
構造を旋回するには、機械に必要な空間を増大する特定
の移動量が必要である。

【０００７】第２番目にはとりわけ、幅の下部の横の角
部は、襞付け作業において構造の旋回軸のより近くに移
動する際で、更にそれが従って上方に動かされる際に、
襞付け装置及びリールホルダは、荷のベースで確実に接
着及び切断可能にするために下げる必要があり、これは
また機械に必要な空間の損失である。

【０００８】本発明はこれらの欠点の軽減を目的とす
る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】結局本発明は、荷の周り
の包装フィルムのリールの底部横の角部及び頂部横の角
部により、幅を巻くための荷の包装機械に係わり、リー
ルホルダと、荷の周りで幅を巻くための手段と、幅の切
断及び接着のための装置と、フィルムの幅の襞付け装置
とを具備しており、この装置は幅の２つの横の角部を共
により接近させることが意図されており、前記機械は、
襞付け装置が頂部横の角部を下方に滑らせることにより
幅の２つの横の角部を簡単に共により接近させるように
設計されるという特徴を有する。

【００１０】従って、本発明の長所により、包装フィル
ムの幅の底部横の角部の高さ方向の位置は、襞付け装置
により変わらないので、幅は荷のベースにおいて容易に
切断及び接着可能である。

【００１１】本発明の機械の好適な実施の形態におい
て、襞付け装置はそのベースにおいて関節接合して設置
される離れさせる（ｄｉｓｔａｎｃｉｎｇ）バーと、前
記バーをそのベース上で旋回させる手段とを具備する。

【００１２】そのベースの周りでバーを傾けることによ
り、その頂点部分、又は頂部をそのベースを通る垂線か
ら遠ざけており、フィルムの幅の頂部横の角部をそれと
共に遠ざけるので、頂部横の角部に隣接する幅の頂部を
強制してそのベースに向かって、即ち下方に、離れさせ
るバーに沿って滑らせる。

【００１３】好適には、離れさせるバーは、それ自身の
上で自由に回転するように設置される。

【００１４】フィルムの幅が事前伸張及び襞付け装置を
通過し続けて、離れさせるバーの旋回が底部から上方向
に徐々にフィルムの幅を離れさせ、それにより幅が離れ
させるバーの周りを走行する速度の速度傾斜に、バーの
底部付近の通常の走行速度から頂部横の角部付近の最高
速度まで、上昇させるので、離れさせるバーが、お互い
に独立して回転して、幅の頂部がそれ自身への巻き込み
及びねじれの形成を防止する多数の部分を具備すること
は有利である。

【００１５】更にねじれの形成の回避における最良の工
夫として、離れさせるバーが、その頂部に向かって、フ
ィルムの幅に対して比例的な保持力（ｒｅｌａｔｉｖｅ
ｒｅｔｅｎｔｉｏｎ）を適用するように意図される摩
擦手段、例えば突起、ざらざら（ａｓｐｅｒｉｔｉｅ
ｓ）、凹凸（ｒｏｕｇｈｎｅｓｓ）、隆起した筋等、を
具備することが好ましい。

【００１６】本発明は、添付図面を参照すると共に本発
明の機械の好適な実施の形態の次の説明により、より良
く認識できるであろう。

【００１７】

【発明の実施の形態】機械は、包装フィルムの幅の供給
リール２を備えるスタンド１と、包装されるものであっ
てこの例ではそれ自身の周りで回転可能で荷とそれのパ
レットの周りでフィルムの幅を巻くことが可能なように
図示される荷を支持するパレットを備えるプラットフォ
ーム３と、プラットフォーム３の付近にあって本発明は
関係していないので簡単にだけ説明する幅の切断及び接
着のための装置４とを具備する。

【００１８】リール２に加えて、襞付けによって切断及
び接着装置４の要素の寸法に幅の長さを減少するため
の、フィルムの幅の事前伸張（ｐｒｅ−ｓｔｒｅｔｃｈ
ｉｎｇ）及び襞付けのための装置５がスタンド１に設置
される。

【００１９】フィルム６の幅は、それの２つの横の角
部、頂部７及び底部８、の分離距離（ｓｅｐａｒａｔｉ
ｏｎ）に等しい初期の幅長さを有する。やはり襞付け装
置と呼ばれる、装置５の襞付け部を構成する事前伸張及
び襞付け装置の離れさせるバー１１により襞が付けられ
る前に、荷支持プラットフォームの回転動の下で、フィ
ルム６の幅は、リール２からほどかれて、従来の方法
で、装置５の事前伸張及び旋回ロールのギャング（器
具）９を通過しており、これらはリール２の軸に平行な
軸を有しており、ケーシング１０により防御される。

【００２０】離れさせるバー１１はロ−ル、この例では
３基のロール１２，１３，１４、により構成されてお
り、ロールは、端と端を接して設置されているが、幅の
広いカリパス（ｃａｌｌｉｐｅｒ）１８の２つのラグ
（耳）１６，１７に固定されるロッド１５の周りでそれ
ら自身の上で自由に回転する。

【００２１】底部ラグ１６は、それが軸２０の周りで、
スタンド１に固定されるフォーク１９内で旋回可能に設
置される。２つのラグに隣接するバー１１の部分は、そ
れぞれバーの底部及び頂部として認識される。バーのこ
の底部及び頂部はまた、カリパスラグ１６，１７にたと
えられる（ｌｉｋｅｎｅｄ）。

【００２２】離れさせるバー１１は、フォーク１９上に
関節接合されて設置されるので、この特別な例ではリー
ル２と同じ側で、軸２０の周りで旋回可能であることが
分る。

【００２３】対向する側で、ラム２１は、そのケーシン
グの底端部において、フォーク１９に固定されたチーク
（あご）２２上で且つスタンド１に対して、軸２４の周
りで関節接合されて設置されていて、カリパス１８に沿
って伸張する。その上端部において、そのピストン２３
の自由端部を経由することにより、ラムは、軸２６の周
りで、カリパス１８の横のストラット（支柱）２５上に
関節接合される。

【００２４】ラム２１及びカリパス１８の関節接合の軸
２０，２４の間の分離（ｓｅｐａｒａｔｉｏｎ）によ
り、ラムが作動した場合に、ラムケーシングからのピス
トン２３の展開（ｄｅｐｌｏｙｍｅｎｔ）は、カリパス
１８を強制し、それにより離れさせるバー１１は、旋回
してラム２１の関節接合の２つの軸２４，２６の分離の
増加を継続し（ｆｏｌｌｏｗ）、ラム２１は必然的にカ
リパス１８を付随して旋回させる。ストラット２５のカ
リパス１８への取り付け及び３軸２０，２４，２６の関
節接合は、関節接合された多角形として限定（ｑｕａｌ
ｉｆｉｅｄ）可能であることが分る。バー１１及びラム
２１はこの関節接合された多角形を形成する。

【００２５】フィルム６の幅は、それが旋回する側で離
れさせるバー１１に沿って通過する。

【００２６】バー１１を旋回することにより、その頂部
横の角部７が、バーの底に向かって、下方に滑る点まで
は、幅６には襞が付けられており、その底部の横の角部
６は、バーの底部で事実上水平（ｌｅｖｅｌ）に留ま
る。これは、旋回するとバーの頂部が、底部を通る垂直
線から離れて動き、底部においてよりも頂部においてよ
り多くその幅を引き延ばすので、これがバーの頂部に対
して、その頂部横の角部７に隣接する幅の部分を強制
し、この離れた距離を吸収するためにバーの底部に向か
って滑ることにより生じる。

【００２７】幅６の離された距離が、バー１１の旋回後
に、底部から上方向に段階的であるので、幅６の各々の
軸方向の（ｌｏｎｇｉｔｕｄｉｎａｌ）部分は、異なる
速度で更に速度傾斜を持って、バーの底部に対して公称
速度で、バーの頂部に対して最大速度で、バー１１に対
して走行する。これは、離れさせるバーが幅６の走行動
作の下で異なる速度で回転する多くのロール１２から１
４に「細断（ｃｈｏｐｐｅｄ）」されている理由であ
り、頂部ロール１４は、最も速く回転して頂部角部７に
隣接する幅６の頂部がそれ自身上で巻かれること（ｒｏ
ｌｌｉｎｇ ｕｐ）及び捻れること（ｔｗｉｓｔ）を最
もうまく回避する。更にその上、幅６の２つの横の角部
７，８が、共により接近して動かされる際に、捻れの形
成をよりうまく回避するために、幅６の頂部が向かって
走行する「頭部」ロール１４は、幅６に摩擦を生じ更に
それ自身上に巻かれる（ｒｏｌｌｉｎｇ ｕｐ）ことを
防止する周囲の細い溝（ｓｔｒｉａｔｉｏｎｓ）２７を
有する。

【００２８】この装置の離れさせるバー１１の下流で事
前伸張及び襞付け装置５を出ることにおいて、この様に
襞を付けられた幅６の幅長さは従って、幅が梱包サイク
ルの最後において、接着ジョー２８及び適合ジョー２９
間で把握可能で更にグリッパシュー３０及び指（ｆｉｎ
ｇｅｒ）３１間で把握可能であるので、切断後に、次の
梱包サイクルを準備する幅の末尾端部を保持するよう
に、完全に減少される。幅は、グリッパシュー３０及び
接着ジョー２８間で切断されることが分かる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、機械の襞付ける装置の上部からの立体
図である。

【図２】図２は、図１の装置の上部からの単純化された
図である。

【図３】図３は、図１の装置の離れさせるバーの外形側
面図である。

【図４】図４は、本発明の機械の切断及び接着装置の立
体図である。

【図５】図５は、梱包サイクルにおける、図４の装置
の、切断及び接着ジョー及び適合ジョーの図面である。

【符号の説明】

１…スタンド ２…供給リール ３…プラットフォーム ４…切断及び接着装置 ５…事前伸張及び襞付け装置 ６…フィルム ７…頂部 ８…底部 ９…ギャング（器具） １０…ケーシング １１…離れさせるバー １８…カリパス ２１…ラム ２３…ピストン

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 荷の周りで包装フィルムのリール（２）
   の頂部の横の角部（７）及び底部の横の角部（８）によ
   り幅（６）を巻くための荷の包装機械において、この機
   械が、 リールホルダ（１）と、荷の周りで幅（６）を巻くため
   の手段（３）と、幅の切断及び接着（ｗｅｌｄｉｎｇ）
   のための装置（４）と、フィルム（６）の幅に襞を付け
   るための装置（５）とを具備しており、 この装置が幅（６）の２つの横の角部（７，８）を共に
   より近づけるように意図されており、 前記機械が、襞付け装置（５）が頂部の横の角部（７）
   を下方に滑らすことにより、幅（６）の２つの横の角部
   （７，８）を単純に共により近づけるように設計される
   ことを特徴とする荷の包装機械。
2. 【請求項２】 襞付け装置（５）が、 そのベース（１６）において関節接合されて設置され
   る、離れさせる（ｄｉｓｔａｎｃｉｎｇ）バー（１１）
   と、 そのベース（１６）においてバー（１１）を旋回（ｐｉ
   ｖｏｔ）させるための手段（２１）と、 を具備する請求項１に記載の包装機械。
3. 【請求項３】 離れさせるバー（１１）を旋回するため
   の手段が、そのケーシング（２１）の下部端部において
   関節接合されて設置されるラムを具備しており、そのピ
   ストン（２３）の自由端部が、離れさせるバー（１１）
   のストラット（支柱）（２５）に関節接合する請求項２
   に記載の包装機械。
4. 【請求項４】 離れさせるバー（１１）の関節接合（１
   ６，１９，２０；１９，２２，２４）及びラム（２１）
   のケーシングが、お互いに離れており、バー（１１）及
   びラム（２１）が関節接合される多角形を形成する請求
   項３に記載の包装機械。
5. 【請求項５】 離れさせるバー（１１，１２，１３，１
   ４）が、それ自身上で自由に回転するように設置される
   請求項１から４のいずれか一項に記載の包装機械。
6. 【請求項６】 離れさせるバーが、お互いに独立して回
   転可能であって幅（６）の頂部がそれ自身上で巻き込ま
   れること及びねじれを形成することを防止する複数の部
   分（１２〜１４）を具備する請求項５に記載の包装機
   械。
7. 【請求項７】 離れさせるバー（１１）が、その頂部
   （１７）に向かって、フィルム（６）の幅に比例的な保
   持力（ｒｅｌａｔｉｖｅ ｒｅｔｅｎｔｉｏｎ）を適用
   するように意図された摩擦手段（２７）を具備する請求
   項１から６のいずれか一項に記載の包装機械。
8. 【請求項８】 離れさせるバー（１１）の頂部（１４）
   が、周囲の細い溝（ｓｔｒｉａｔｉｏｎｓ）（２７）を
   有するロールである請求項６と７のいずれか一項に記載
   の包装機械。