JP2001269460A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001269460A
JP2001269460A JP2000082598A JP2000082598A JP2001269460A JP 2001269460 A JP2001269460 A JP 2001269460A JP 2000082598 A JP2000082598 A JP 2000082598A JP 2000082598 A JP2000082598 A JP 2000082598A JP 2001269460 A JP2001269460 A JP 2001269460A
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JP
Japan
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ball
game
winning opening
game board
starting winning
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JP2000082598A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可変表示装置の存在に影響を受けることがな
く、始動入賞口への球の入賞態様を自由に演出する各種
役物の配置を可能として、さらには遊技盤全体を実質的
に遊技に活用することができる遊技機を提供する。 【解決手段】各始動入賞口21,22と可変表示装置3
0とが、それぞれ遊技盤11上において鉛直方向に重な
らないように配置される。特に一の始動入賞口21は、
遊技盤11の構造上、通常は球が落下しにくい右側領域
に配置され、可変表示装置30を、通常は球が落下しや
すい左側領域に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤上に球を打
ち出す遊技で所定の始動条件が成立すると、予め定めら
れた表示遊技を実行し、該表示遊技の結果が特定の大当
たり態様に確定した場合に、遊技者に有利な特賞を付与
する遊技機に関する。ここで遊技機とは、主としてパチ
ンコ機を指すものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の遊技機として様々なパチン
コ機が知られている。パチンコ機の遊技盤上には、球を
弾くための数多の釘が打ち込まれており、また様々な入
賞口を含む各種役物が配設されていた。代表的なパチン
コ機としては、遊技盤上の中央に液晶画面などからなる
可変表示装置を備え、1つだけある始動入賞口に球が入
賞すると、前記可変表示装置に各種図柄がスクロール表
示されるフィーバー機が知られている。
【0003】このようなフィーバー機では、可変表示装
置上におけるスクロール表示の停止後、図柄の組み合わ
せが特定の大当たり態様に相当すると、特賞(いわゆる
フィーバー)が発生するようになっていた。ここで特賞
とは、遊技盤上に設けられた大口入賞装置が所定回数を
限度に繰り返し開閉するものである。
【0004】またパチンコ機では、通常は遊技盤の左側
外縁に沿って、下方より打ち出された球を遊技盤の上方
位置へ送り出すためのガイドレールが設けられている。
そのため、ガイドレールに沿って右上方へと打ち出され
た球は、遊技盤の略中央最上部にある天釘に当たってほ
とんど左下方へと弾かれていた。
【0005】従って、遊技盤上に打ち出された球は、た
いてい遊技盤の左半分側の領域を落下していた。当然球
は遊技盤の左半分側の領域にある釘に弾かれながら、左
半分側の領域にある各種入賞口に入ることが多く、遊技
盤の右半分側はほとんど用を成していないのが実情であ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フィーバー機では、遊技盤上で最も大きなスペースを占
めるのは可変表示装置であるが、この可変表示装置が占
める領域では球が落下できないため、遊技盤上の中央に
配置させることにより、球の落下経路が著しく制限され
てしまうという問題もあった。
【0007】さらに、一般に始動入賞口は可変表示装置
の真下に配されていたが、前述した如く可変表示装置上
は球の落下経路にできない関係上、始動入賞口に球を入
賞させやすくしたり、逆に入賞しにくいように調節する
釘や各種役物の配置スペースが乏しくなり、始動入賞口
への球の入賞を色々と演出することができなかった。
【0008】ところで、従来の遊技機では、遊技盤上に
打ち出された球が遊技盤の左半分側に集中するため、か
かる狭い領域内にて球同士が抵触する場合も多々あり、
各釘間や役物周囲で球詰まりが生じやすいという問題が
あった。また、遊技盤の右半分側にある各種役物などは
ほとんど用をなさないから、遊技の興趣が損なわれる虞
があった。
【0009】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、可変表示装置の存在
に影響を受けることがなく、始動入賞口への球の入賞態
様を自由に演出する各種役物の配置を可能として、さら
には遊技盤全体を実質的に遊技に活用することができる
遊技機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 [1]遊技盤(11)上に球を打ち出す遊技で、所定の
始動条件が成立すると予め定められた表示遊技を実行
し、該表示遊技の結果が特定の大当たり態様に確定した
場合に、遊技者に有利な特賞を付与する遊技機(10)
において、球が入賞することで前記始動条件を成立させ
る始動入賞口(21)と、前記表示遊技を表示する可変
表示装置(30)とを有し、前記始動入賞口(21)と
前記可変表示装置(30)とを、それぞれ遊技盤(1
1)上において鉛直方向に重ならないように配置したこ
とを特徴とする遊技機(10)。
【0011】[2]遊技盤(11)上に球を打ち出す遊
技で、所定の始動条件が成立すると予め定められた表示
遊技を実行し、該表示遊技の結果が特定の大当たり態様
に確定した場合に、遊技者に有利な特賞を付与する遊技
機(10)において、球が入賞することで前記始動条件
を成立させる始動入賞口(21)と、前記表示遊技を表
示する可変表示装置(30)とを有し、前記始動入賞口
(21)と前記可変表示装置(30)とを、それぞれ遊
技盤(11)上において左右両側に並ぶように配置した
ことを特徴とする遊技機(10)。
【0012】[3]遊技盤(11)上に球を打ち出す遊
技で、所定の始動条件が成立すると予め定められた表示
遊技を実行し、該表示遊技の結果が特定の大当たり態様
に確定した場合に、遊技者に有利な特賞を付与する遊技
機(10)において、球が入賞することで前記始動条件
を成立させる始動入賞口(21)と、前記表示遊技を表
示する可変表示装置(30)とを有し、前記始動入賞口
(21)を、球の打ち出し方向や各種役物の配置により
通常は球が落下しにくい遊技盤(11)上の片側領域に
配置する一方、前記可変表示装置(30)を、通常は球
が落下しやすい遊技盤(11)上のもう片側領域に配置
することを特徴とする遊技機(10)。
【0013】[4]前記始動入賞口(21)の他に、同
じく球が入賞することで前記始動条件を成立させる一ま
たは複数の別の始動入賞口(22)を、遊技盤(11)
上の適所に配置したことを特徴とする[1],[2]ま
たは[3]記載の遊技機(10)。
【0014】[5]前記各始動入賞口(21,22)に
球が入賞した場合に、各始動入賞口(21,22)ごと
に任意の回数の前記表示遊技の実行権が確保されるよう
に設定したことを特徴とする[4]記載の遊技機(1
0)。
【0015】[6]前記各始動入賞口(21,22)ご
とに互いに異なる内容の前記表示遊技の実行権が確保さ
れることを特徴とする[4]または[5]記載の遊技機
(10)。
【0016】[7]前記各始動入賞口(21,22)の
うち特定の始動入賞口(21/22)に対して球が入賞
しやすいように、前記各始動入賞口(21,22)の配
置および前記遊技盤(11)上における各種役物の配置
を設定したことを特徴とする[4],[5]または
[6]記載の遊技機(10)。
【0017】[8]前記各始動入賞口(21,22)の
うち球が入賞しにくい始動入賞口(21/22)ほど、
該始動入賞口(21/22)に球が入賞した場合に確保
される前記表示遊技の実行権の回数を多く設定したこと
を特徴とする[4],[5],[6]または[7]記載
の遊技機(10)。
【0018】[9]前記表示遊技の結果が大当たり態様
に確定した場合に、該表示遊技の起因となる球が入賞し
た前記各始動入賞口(21,22)ごとに、互いに異な
る内容の前記特賞が付与されることを特徴とする
[4],[5],[6],[7]または[8]記載の遊
技機(10)。
【0019】[10]前記遊技盤(11)上に大入賞口
装置(50)を設け、該大入賞口装置(50)は、その
大入賞口を開閉可能な誘導板(51)を有して成り、該
誘導板(51)は通常は閉状態に維持され、所定回数を
限度に前記誘導板(51)を繰り返し開閉させて前記特
賞とし、該特賞の最初の起因となる球が入賞した前記各
始動入賞口(21,22)ごとに、異なる回数を限度に
前記誘導板(51)を開閉させることを特徴とする
[9]記載の遊技機(10)。
【0020】次に前記発明に基づく作用を説明する。始
動入賞口(21)と可変表示装置(30)とは、それぞ
れ遊技盤(11)上において鉛直方向に重ならないよう
に配置される。そのため、始動入賞口(21)へ向かう
球の落下経路が、可変表示装置(30)によって制約を
受けることがなくなる。
【0021】従って、始動入賞口(21)の上方には、
前記可変表示装置(30)に邪魔されることなく、様々
な形態で釘や各種役物を配置することができ、始動入賞
口(21)に球を入賞させやすくしたり、逆に入賞しに
くいようになどと、始動入賞口(21)への球の入賞態
様を自由に演出することが可能となる。
【0022】さらに具体的には、始動入賞口(21)と
可変表示装置(30)とを、それぞれ遊技盤(11)上
において左右両側に並ぶように配置すればよい。ここで
始動入賞口(21)を、球の打ち出し方向や各種役物の
配置により通常は球が落下しにくい遊技盤(11)上の
片側領域に配置する一方、可変表示装置(30)を、通
常は球が落下しやすい遊技盤(11)上のもう片側領域
に配置するとよい。
【0023】それにより、遊技盤(11)の構造上、球
が落下しにくい遊技盤(11)上の片側領域も、実質的
に有効に遊技上活用できるようになる。しかも、球が落
下しやすい方のもう片側領域に球が集中したとしても、
球の落下経路とならない可変表示装置(30)が占める
ため、球を始動入賞口(21)がある方の片側領域へ散
らすことができる。
【0024】また、前記始動入賞口(21)の他に、同
じく球が入賞することで始動条件を成立させる一または
複数の別の始動入賞口(22)を、遊技盤(11)上の
適所に配置すれば、それだけ遊技者は始動入賞口(2
1,22)に球を入賞させる機会を多く得ることができ
る。
【0025】ここで各始動入賞口(21,22)に球が
入賞した場合、各始動入賞口(21,22)ごとに任意
の回数の前記表示遊技の実行権が確保されるように設定
するとよい。任意の回数とは、1回のみならず複数回に
設定してもよい。従って、表示遊技の実行権を一度に複
数回分確保できる場合もあり、よりいっそうと表示遊技
が実行される機会が増えて、遊技における興趣を高める
ことができる。
【0026】実行権に基づき可変表示装置(30)で表
示遊技が実行されるが、表示遊技の結果が特定の大当た
り態様に確定すると特賞が付与される。各始動入賞口
(21,22)ごとに、互いに異なる内容の表示遊技の
実行権が確保されるようにすれば、遊技者を視覚的にも
十分に楽しませることができる。
【0027】また、各始動入賞口(21,22)のうち
特定の始動入賞口(21/22)に対して球が入賞しや
すいように、各始動入賞口(21,22)の配置、およ
び遊技盤(11)上における各種役物の配置を設定して
も面白い。かかる場合に、各始動入賞口(21,22)
のうち球が入賞しにくい始動入賞口(21/22)ほ
ど、該始動入賞口(21/22)に球が入賞した場合に
確保される表示遊技の実行権の回数を多く設定すれば、
遊技者の射幸心を十分に喚起することができる。
【0028】さらに特賞は、表示遊技の起因となる球が
入賞した各始動入賞口(21,22)ごとに異なる内容
にすれば面白い。例えば、大入賞口装置(50)の誘導
板(51)を、所定回数を限度に繰り返し開閉させて前
記特賞とし、該特賞の最初の起因となる球が入賞した前
記各始動入賞口(21,22)ごとに、異なる回数を限
度に前記誘導板(51)を開閉させるようにすればよ
い。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する実施の形態を説明する。図1〜図8は本発明の第1
実施の形態に係る遊技機10を示している。本実施の形
態に係る遊技機10は、遊技盤11上に球を打ち出す遊
技で所定の条件が成立すると、遊技者に有利な特賞が発
生するパチンコ機である。本パチンコ機はいわゆるフィ
ーバー機であるが、他の機種のパチンコ機などに適用し
てもよい。
【0030】先ず遊技機10全体の概要を説明する。図
1に示すように、遊技機10の機体正面の下部右端に
は、回転操作式のハンドル12が設けられている。かか
るハンドル12を、球の打ち出し力に応じた角度だけ回
転させることにより、機体中の球発射装置70(図2参
照)が駆動して、球が1個ずつ遊技盤11上に打ち出さ
れるように構成されている。
【0031】遊技に供する貸出球や賞出球は、機体前面
に設けられた上皿13に貯留されるようになっている。
また上皿13の下側には、特賞で多量の球が払い出され
た場合に、上皿13から溢れた球を受け入れる下皿14
が設けられている。なお下皿14には、貯留した球を下
方に設置された玉箱(図示せず)に落とすための球抜き
レバー14aが設けられている。
【0032】遊技盤11の前面は、該遊技盤11との間
に球を移動させる空間を形成するガラス扉で覆われてい
る。遊技盤11の外縁には、ハンドル12の回転操作に
より打ち出された球を、遊技盤11の鉛直方向の上方位
置に送り出すための発射レール11aが設けられてい
る。
【0033】球は遊技盤11上にその左側下方より打ち
出され、発射レール11aに沿って右上方へと発射され
るが、大抵は遊技盤11の略中央最上部にある天釘に当
たってほとんど左下方へと弾かれることが多くなってい
る。
【0034】遊技盤11の中段には、可変表示装置30
と始動入賞口21とが、それぞれ鉛直方向に重ならない
ように、左右両側に並ぶように配置されている。詳しく
言えば、始動入賞口21は、球の打ち出し方向や各種役
物の配置により、通常は球が落下しにくい遊技盤11上
の右側領域に配置され、可変表示装置30は、通常は球
が落下しやすい遊技盤11上の左側領域に配置されてい
る。
【0035】本実施の形態では、前記始動入賞口21の
他に、同じく球が入賞することで始動条件を成立させる
別の始動入賞口22が、可変表示装置30と始動入賞口
21の中間下方に配置されている。かかる始動入賞口2
2も、可変表示装置30と鉛直方向に重ならないように
なっている。
【0036】また、可変表示装置30下部には保留記憶
表示装置40が一体に配設されている。これらは一体化
された1つのメイン役物として構成されている。さら
に、前記始動入賞口22の下方には大入賞口装置50が
配設されている。
【0037】その他、遊技盤11上には、打ち出された
球の落下速度、あるいは方向を変化させるための数多の
障害釘や、入賞口16などの各種役物も適所に設けられ
ている。また、遊技盤11の最下部には、入賞しなかっ
た球を回収するためのアウト口17が設けられている。
【0038】さらに遊技盤11の左右両端には、可変表
示装置30における表示遊技で大当たり態様が出現した
際など、表示遊技の進行状況に応じて点滅する電飾ラン
プ18が配置されている。また遊技盤11の上部片側に
は、電源投入後から表示遊技の進行とは無関係に点滅し
て装飾的な演出効果を出す装飾ランプ19が取り付けて
ある。なお、遊技盤11の裏側には、遊技状態を集中的
に制御する遊技制御装置(図2参照)が設けられてい
る。この回路部分について詳しくは後述する。
【0039】次に遊技盤11上の主要な構成要素につい
て説明する。図1に示す2つの始動入賞口21,22
は、一般に始動チャッカーと称されるものであり、遊技
盤11上に球が入賞し得る状態に設けられている。これ
らの始動入賞口21,22に球が入賞することが、次述
する可変表示装置30で表示遊技が実行されるための始
動条件として設定されている。
【0040】すなわち、各始動入賞口21,22は、そ
れぞれ可変表示装置30で展開される表示遊技の実行権
を確保するための入賞口である。各始動入賞口21,2
2に球が入賞した場合、各始動入賞口21,22ごとに
任意の回数の表示遊技の実行権が確保されるように設定
されている。
【0041】具体的には、図1において右側の始動入賞
口21に球が入賞すると、表示遊技の実行権が1回分だ
け確保され、中央下側の始動入賞口22に球が入賞する
と、表示遊技の実行権が2回分確保されるように設定さ
れている。
【0042】また、各始動入賞口21,22のうち特定
の始動入賞口に対して球が入賞しやすいように、前記各
始動入賞口21,22の配置および遊技盤11上におけ
る各種役物の配置を設定するとよい。本実施の形態で
は、中央下側の始動入賞口22の上方に、右側の始動入
賞口21の上よりも多くの障害釘を配することで、中央
下側の始動入賞口22には比較的球が入りにくいように
設定してある。
【0043】前述したように、各始動入賞口21,22
のうち球が入賞しにくい始動入賞口22ほど、該始動入
賞口22に球が入賞した場合に確保される前記表示遊技
の実行権の回数を多く設定するとよい。他の態様として
例えば、中央下側の始動入賞口22に球が入りやすいよ
うに障害釘を配して、この中央下側の始動入賞口22に
球が入賞すると、表示遊技の実行権が1回だけ確保さ
れ、右側の始動入賞口21に球が入賞すると、表示遊技
の実行権が2回確保されるようにしてもよい。
【0044】右側の始動入賞口21は、図2に示すよう
に、球の入賞を検知する始動入賞検知スイッチ130a
を内部に備えている。同様に中央下側の始動入賞口22
は、球の入賞を検知する始動入賞検知スイッチ130b
を内部に備えている。
【0045】各始動入賞検知スイッチ130a,130
bは入賞球を検知してONになると、それぞれ各始動入
賞信号を主制御部100に出力するように設定されてい
る。各始動入賞検知スイッチ130a,130bは、例
えば光センサ、近接センサ、あるいは磁気センサなどの
各種センサにより構成すればよい。
【0046】図5に示すように可変表示装置30は、各
種図柄を表示可能な画面を備え、該画面は、個々の表示
部31を複数の行と列から成るマトリクス状に配置して
成る。詳しく言えば、合計9個の表示部31が縦3行と
横3列から成るマトリクス状に配置されている。
【0047】可変表示装置30は、具体的にはカラー液
晶ディスプレイから構成されている。ただし、可変表示
装置30はこれに限られるものではなく、モノクロ液晶
ディスプレイはもちろんのこと、蛍光表示管やブラウン
管(CRT)などを用いて構成してもよい。
【0048】可変表示装置30は、各始動入賞口21,
22に球が入賞して実行権が確保された場合に、各表示
部31ごとに各種図柄が入れ替わるよう変化した後、1
つずつ任意の図柄が停止する表示遊技が表示されるよう
に制御される。各表示部31で表示動作が開始ないし終
了する順番は、例えば、1列ごとに真ん中、左、右の順
などと予め設定しておけばよい。また、図柄としては、
数字、文字、記号、シンボルなどの各種画像が予め用意
される。
【0049】前記表示遊技の結果、縦、横、斜めに3個
ずつ並ぶ表示部31上を通る何れかのライン上で、3つ
の図柄が総て同一に揃った場合が大当たり態様と定めら
れている。かかる大当たり態様が確定する前に、何れか
のライン上にて1つの表示部31だけを除いた他の2つ
の表示部31,31に停止した図柄が一致した状態がリ
ーチ表示に該当する。かかるリーチ表示の際、電飾ラン
プ18を点滅させたり、スピーカ174より音楽を流す
などして、遊技者に分かり易く報知するいわゆるリーチ
アクションを設けてもよい。
【0050】本実施の形態では、各始動入賞口21,2
2への入賞ごとに、総て同一内容であるスロットマシン
の図柄合わせを模した前記表示遊技の実行権が確保され
るが、例えば、各始動入賞口21,22ごとに互いに異
なる内容の表示遊技の実行権が確保されるように設定し
てもよい。
【0051】具体的には、右側の始動入賞口21への入
賞に基づく表示遊技は、前記スロットマシンの図柄合わ
せを模した内容であるが、中央下側の始動入賞口22へ
の入賞に基づく表示遊技は、トランプを用いたカードゲ
ームの内容に設定するなどである。
【0052】前記表示遊技の結果が最終的に大当たり態
様に確定すると、後述する大入賞口装置50が、表示遊
技の起因となる球が入賞した各始動入賞口21,22ご
とに、互いに異なる所定回数を限度に繰り返し開閉する
特賞が発生するようになっている。
【0053】具体的には、右側の始動入賞口21への入
賞に基づく表示遊技で大当たり態様が確定すると、それ
ぞれ大入賞口装置50が10回を限度に繰り返し開閉し
て特賞が発生し、中央下側の始動入賞口22への入賞に
基づく表示遊技で大当たり態様が確定すると、大入賞口
装置50が16回を限度に繰り返し開閉して特賞が発生
するようになっている。
【0054】なお、前記表示遊技の結果、最終的に前記
大当たり態様に確定しなかった場合は、総てハズレ表示
に該当する。また、大当たり態様が確定した際には、可
変表示装置30の各表示部31の色を変化させたり点滅
させるなどして、特賞が発生する旨を遊技者に報知する
ように構成してもよい。
【0055】保留記憶表示装置40は、各始動入賞口2
1,22への球の入賞により確保された表示遊技の実行
権のうち、未実行になっているものの数(保留数)を表
示するものである。保留記憶表示装置40は、後述する
主制御部100の権利保留手段121からの信号に基づ
き、RAM113に記憶された前記保留数を表示するよ
うに設定されている。
【0056】ここで保留数の上限は4回と設定されてお
り、それ以上については、表示遊技の実行権が破棄され
る。本実施の形態では、各始動入賞口21,22への入
賞に基づく実行権が、合計で最大4回まで保留されるよ
うになっている。なお、各始動入賞口21,22への入
賞に基づく実行権を、それぞれ別々に所定数ずつ保留で
きるように構成してもよい。
【0057】図5に示すように保留記憶表示装置40
は、4個の保留ランプ41,41…を有しており、その
点灯個数を増減させることで、現時点における保留数を
表示するように設定されている。なお前述したが、左側
の始動入賞口21に球が入賞すると、表示遊技の実行権
が1回分だけ確保され、中央下側の始動入賞口22に球
が入賞すると、表示遊技の実行権が2回分確保されるよ
うに設定される。
【0058】大入賞口装置50は、一般に大口入賞口
(アタッカー)と称されるものであり、ソレノイド13
4により開閉駆動する誘導板51を備えている。大入賞
口装置50は、前記表示遊技で大当たり態様となった
際、主制御部100からの信号に基づき、特賞を演出す
るように制御される。ここで特賞とは、誘導板51が所
定時間(例えば29秒)に亘って開いた後、短時間(例
えば2〜3秒)だけ閉じるという開閉動作が、所定ラウ
ンド回数を限度に繰り返し実行される状態である。
【0059】前述したが具体的には、右側の始動入賞口
21への入賞に基づく表示遊技で大当たり態様が確定す
ると、それぞれ大入賞口装置50が10回を限度に繰り
返し開閉して特賞が発生し、中央下側の始動入賞口22
への入賞に基づく表示遊技で大当たり態様が確定する
と、大入賞口装置50が16回を限度に繰り返し開閉し
て特賞が発生するようになっている。
【0060】図1に示すように、大入賞口装置50の内
部には、入賞した球を検出する大入賞口入賞球検知スイ
ッチ131が設けられている。この大入賞口入賞球検知
スイッチ131からの信号を元に、前記各ラウンドごと
に所定数(例えば10個)の入賞球が計数された時点
で、誘導板51は継続して開く所定時間が経過する前で
あっても、いったん閉じるように制御される。
【0061】また、大入賞口装置50の内部には特定領
域55も設けられており、各ラウンドごとに、特定領域
55へ入賞することが、次ラウンドに移行するための継
続条件となっている。特定領域55への球の入賞は、図
2に示す特定領域入賞検知スイッチ132によって検知
される。
【0062】図2に示す遊技制御装置は、主制御部10
0と、表示制御部140と、音声制御部170とを主な
回路部分として備えている。主制御部100は、遊技機
10の動作を統括制御する中枢的な回路部分であり、ワ
ンチップマイコン110と、リセット回路101と、ク
ロック回路102と、I/Oポート103と、ドライバ
回路104とから構成されている。
【0063】ワンチップマイコン110には、I/Oポ
ート103を介して各始動口入賞球検知スイッチ130
a,130b、大入賞口入賞球検知スイッチ131、特
定領域入賞球検知スイッチ132、セーフ球検知スイッ
チ133、外部情報入力端子138などが接続されてい
る。
【0064】このうち各始動口入賞球検知スイッチ13
0a,130bは、前述したが各始動入賞口21,22
に球が入賞したことを検知するためのスイッチである。
大入賞口入賞球検知スイッチ131は、大入賞口装置5
0に球が入賞したことを検知するためのスイッチであ
る。大入賞口入賞球検知スイッチ131は、各始動口入
賞球検知スイッチ130a,130bと同様に、機械
式、磁気式、光学式など各種のセンサをスイッチとして
用いることができる。
【0065】特定領域入賞球検知スイッチ132は、大
入賞口装置50の中の特定領域55に入賞した球を検知
するものである。セーフ球検知スイッチ133は、遊技
盤11上に配置されたいずれかの入賞口16へ球が入賞
したことを検知するためのスイッチである。外部情報入
力端子138は、発射制御信号(打ち止め信号)をホー
ル管理コンピュータ240(図4参照)から入力するた
めの端子である。
【0066】このほか、ワンチップマイコン110に
は、I/Oポート103とドライバ回路104とを介し
て各種の部品が接続されている。具体的には、大入賞口
装置50の誘導板51を開閉駆動するためのソレノイド
134、4つの保留ランプ41から成る保留記憶表示装
置40、電飾ランプ18、装飾ランプ19、外部情報出
力端子A135、電飾回路136、払出回路137など
である。また、払出回路137には、外部情報出力端子
B139が接続されている。
【0067】このうち外部情報出力端子A135や、外
部情報出力端子B139は、遊技場に配置されている多
数の遊技機10を集中管理するホール管理コンピュータ
240と電気的に連絡するためのデータ送信線を装着す
るための端子である。外部情報出力端子A135は、確
率変動信号、大当たり信号、スタート信号などの遊技機
10からの各種信号を、ホール管理コンピュータ240
に送信するための端子である。外部情報出力端子B13
9は、賞球払出数(賞球10個で1パルス)、球貸信
号、扉開放検出信号などを、それぞれホール管理コンピ
ュータ240に送信するための端子である。
【0068】電飾回路136は、可変表示装置30上で
展開される表示遊技の進行に伴って電飾ランプ18を点
滅制御する回路部分である。例えば、特賞が発生した際
などに電飾ランプ18を点滅させるようになっている。
払出回路137は、賞球の払い出しを行う球払出装置
(図示せず)を制御する回路部分である。より具体的に
は、主制御部100のワンチップマイコン110から送
られてくる賞球数の情報に基づき、指定された個数の賞
球を上皿13の中へ払い出すための制御を行うものであ
る。
【0069】ワンチップマイコン110は、遊技制御C
PU(中央処理装置)111と、ROM(リード・オン
リ・メモリ)112と、RAM(ランダム・アクセス・
メモリ)113とを主要部とした回路から構成されてい
る。ROM112には、遊技制御CPU111の動作手
順を表したプログラムや、各種の固定データが記憶され
ている。遊技制御CPU111は、ROM112に格納
されているプログラムに従って動作する。RAM113
は、遊技制御CPU111が動作する際に、各種のデー
タを一時的に格納するための作業領域である。
【0070】クロック回路102は、所定周波数のクロ
ック信号を生成するものである。ワンチップマイコン1
10は、クロック回路102の発生するクロック信号を
動作速度の基準信号として入力している。クロック回路
102は、発振回路と分周回路などから構成される。
【0071】リセット回路101は、ワンチップマイコ
ン110から数m/sec毎に信号を受け取り、クロッ
ク回路102から供給されたクロック信号と先の信号と
を同期させたリセット信号を生成し、これをワンチップ
マイコン110へ出力するものである。リセット回路1
01は、電源が投入された際には、その時点から、クロ
ック回路102が生成するクロック信号を所定数計数し
終える時点まで、リセット信号を出力するようになって
いる。
【0072】ワンチップマイコン110の遊技制御CP
U111は、ROM112に記憶されているプログラム
を実行することで、図2に示すように、抽選実行手段1
20、権利保留手段121、遊技進行選択手段122、
特賞生成手段123、効果音管理手段124、賞球管理
手段125などの諸機能を果たすようになっている。
【0073】抽選実行手段120は、球が各始動入賞口
21,22へ入賞することによって可変表示装置30上
での表示遊技の実行権が確保された際に、その結果を定
める乱数抽選を実行する手段である。
【0074】抽選実行手段120は、「0」から所定数
までの数値をごく短い時間周期(数m/secごと)で
繰り返し発生させるカウンタ機能と、各始動口入賞球検
知スイッチ130a,130bが球の入賞を検知した時
点でのカウント値を読み取る機能と、読み取ったカウン
ト値をRAM113に設けた所定のメモリ領域に記憶す
る機能を有している。
【0075】ここで右側の始動入賞口21に対応する始
動口入賞球検知スイッチ130aが球の入賞を検知した
時点では、1つだけカウント値が読み取られるが、中央
下側の始動入賞口22に対応する始動口入賞球検知スイ
ッチ130bが球の入賞を検知した時点では、2つのカ
ウント値が一度に読み取られるように設定されている。
【0076】また、表示遊技開始前に、先のメモリ領域
に記憶されているカウント値が大当たり値か否かなどを
判定し、大当たりの場合、遊技制御CPU111は表示
制御部140に対して大当たり態様を表示させるための
信号を送信するようになっている。
【0077】ここで抽出されたカウント値(図柄乱数)
に基づき、前記可変表示装置30における表示遊技は、
それぞれ1回ごとの表示内容が後述する表示制御部14
0により決定される。なお、ROM112は大当たり判
定用参照テーブルを有しており、大当たり確率により登
録する当たり値の個数を変更することで、低確率時と高
確率時の大当たり判定が行われるように設定されてい
る。
【0078】権利保留手段121は、各始動入賞口2
1,22への球の入賞により、表示遊技の実行権が発生
した際に、表示遊技中ないし特賞発生中であるか否かを
判断し、これらの最中であった場合に、前記抽選実行手
段111で抽選された図柄乱数に基づく新たな表示遊技
の実行を一時保留する制御を行うものである。
【0079】ここで保留された図柄乱数(表示遊技の実
行権と同義。)は、一度に最大4個まで保留記憶表示装
置40に表示される。具体的には、各始動入賞口21,
22へ球が入賞したとき、現時点における前記図柄乱数
の保留数を調べ、この保留数が上限(4つ)に達してい
なければ、前記抽選実行手段120により抽出された図
柄乱数をRAM113に記憶させると共に、保留数に
「1」または「2」を加算して保留記憶表示装置40の
保留ランプ41の点灯数を1または2つ増加させる。
【0080】一方、既に保留数が上限に達していれば、
今回の入賞に基づき前記抽選実行手段120で抽出され
た図柄乱数の保存は行わない。また、権利保留手段12
1は、保存されている図柄乱数の読み出しに基づき、前
記可変表示装置30上で表示遊技が実行されると、その
度に保留数を「1」ずつ減算し、かつ保留記憶表示装置
40の保留ランプ41の点灯数を1つずつ減らすという
制御を実行する。
【0081】遊技進行選択手段122は、抽選実行手段
120の抽選結果に従って、可変表示装置30における
表示遊技の進行パターンを選択する手段である。すなわ
ち、抽選実行手段120の抽選結果が特賞発生を招く大
当たりである場合には、表示遊技であと1つ同一の図柄
が揃うと大当たり態様になるリーチ表示を出現させ、そ
の後、特賞を発生させるように遊技が進行する大当たり
態様表示パターンを選択する。
【0082】一方、抽選実行手段120の抽選結果が
「外れ」のときは、表示遊技でリーチ表示を経由せずに
外れ態様が確定する第1外れ表示パターンと、リーチ状
態を経由した後に最終的に外れ態様が確定する第2外れ
表示パターンのいずれかを選択する。
【0083】さらに、遊技進行選択手段122は、表示
遊技の実行結果を構成する各識別情報群であって、先に
決定した遊技の各進行パターンに従うものを選択する機
能も備えている。例えば、大当たり態様表示パターンの
ときは、実行結果を構成する識別情報群として「77
7」や「333」など同一の数字が3つ揃ったものを選
択する。
【0084】遊技の進行パターンが第1外れ表示パター
ンの場合には、「539」など、リーチ表示を経由せず
に外れに終わる識別情報群を選択する。遊技の進行パタ
ーンが第2外れ表示パターンの場合には、「747」な
ど最後に停止した図柄だけが異なるために外れに終わる
リーチ外れの識別情報群を選択する。
【0085】表示遊技は、遊技進行選択手段122によ
って決定された遊技の進行パターンと、実行結果を構成
する識別情報群を表す情報とを含む実行開始命令(実行
開始信号)を、ワンチップマイコン110からI/Oポ
ート151を通じて表示制御部140に送信することで
開始するようになっている。
【0086】特賞生成手段123は、表示遊技の結果が
大当たり態様となった場合、すなわち前記抽選実行手段
120で抽出された図柄乱数が大当たりに相当していた
場合に、最初の起因となる球が入賞した各始動入賞口2
1,22ごとに異なる特賞を発生させる制御を実行する
ものである。
【0087】ここで特賞とは、大入賞口装置50の誘導
板51が一定期間(たとえば29秒)開いた後、短時間
(2秒ほど)閉じるという開閉動作を所定回数を上限に
繰り返す動作である。
【0088】詳しく言えば、右側の始動入賞口21への
入賞に基づく表示遊技で大当たり態様が確定した場合に
は、大入賞口装置50を10回を限度に繰り返し開閉さ
せ、中央下側の始動入賞口22への入賞に基づく表示遊
技で大当たり態様が確定した場合には、大入賞口装置5
0を16回を限度に繰り返し開閉させる制御を実行する
ように設定されている。
【0089】大入賞口装置50が開いてから閉じるまで
の各ラウンドにおいて、前述の一定時間(29秒)が経
過する前に、所定の許容上限個数(ここでは10個)の
球が大入賞口装置50に入賞すると、その時点で大入賞
口装置50を閉じるようになっている。
【0090】さらに、大入賞口装置50の内部に設けた
特定領域55へ各ラウンド中に少なくとも1つの球が入
賞し、かつラウンド数が上限に達していなければ次のラ
ウンドに進む。一方、今回のラウンド中に球が特定領域
55に1つも入賞しなかった場合は、そのラウンドにて
特賞は終了するようになっている。
【0091】効果音管理手段124は、表示遊技の実行
中などに流す各種の効果音の種類やその発生タイミング
を管理する部分である。遊技の進行パターンごとに、効
果音などを流すタイミングは予め定められており、ワン
チップマイコン110は、表示主制御部150に表示遊
技の実行開始命令を送信した時点からの経過時間を計測
し、予め定めたタイミングが到来したとき、効果音など
の再生指示を後述する音声制御部170に出力するよう
になっている。
【0092】賞球管理手段125は、賞球の払出個数を
管理するものであり、払出回路137が、賞球10個に
対して1パルスをホール管理コンピュータ240(図4
参照)に送信し、ホール管理コンピュータ240から遊
技機10内部に設けられた球払出装置(図示せず)へ球
の払い出しの指示を出力するものである。
【0093】表示制御部140は、前記主制御部100
から受け取る指令に基づいて、可変表示装置30の表示
制御を実行する回路部分である。すなわち主制御部10
0は、前記抽選実行手段120の抽選結果に基づいて、
各回ごとに表示遊技の実行結果、表示内容の進行パター
ンなどを定め、表示制御部140は、主制御部100の
定めた実行結果および進行パターンなどに従って各表示
遊技の具体的な展開内容を決定し、それに対応した表示
データを作成し、これを逐次、可変表示装置30に送信
する機能を備えている。
【0094】表示制御部140は、主制御部100から
の指令に従って表示遊技の具体的な表示内容を定める表
示主制御部150と、該表示主制御部150が定めた表
示内容に従って実際に描画処理を実行し、可変表示装置
30に表示データを送出する表示処理部160とから構
成される。また表示制御部140は、表示主制御部15
0に供給するクロック信号を生成するためのクロック回
路142と、リセット信号を発生するリセット回路14
1を備えている。
【0095】表示主制御部150は、主制御部100と
の間で各種の信号を入出力するためのI/Oポート15
1と、表示制御CPU152と、制御ROM153と、
RAM154とを有している。制御ROM153には表
示遊技を実行するための制御プログラムや制御データ、
各種の設定値などが記憶されている。
【0096】表示制御CPU152は、ROM153に
格納されている制御プログラムなどに従って表示遊技の
表示制御を行う。RAM154は、表示制御CPU15
2が制御プログラムを実行する際に必要なデータを一時
的に格納するための作業領域である。
【0097】表示制御CPU152は、制御ROM15
3に記憶されているプログラムを実行することにより、
前述した始動入賞口21に対応した上側表示部31での
表示遊技と、始動入賞口22に対応した下側表示部32
での表示遊技を実行するように設定されている。
【0098】表示処理部160は、VDP(Video Digit
al Processor)161と、画像データROM162と、
VRAM163とから構成されている。画像データRO
M162は、表示遊技で登場する各種の識別情報やその
背景の画像データを予め記憶した読み出し専用のメモリ
である。VRAM163は、可変表示装置30への表示
データを少なくとも1画面分蓄積するためのビデオメモ
リである。
【0099】VDP161は、表示主制御部150の表
示制御CPU152からの指令に基づいて表示画面の背
景や各種図柄を画像データROM162から読み出し、
これをVRAM163上に展開し、可変表示装置30に
表示すべき1画面分の表示データを構成する。またVD
P161は、VRAM163に蓄積された1画面分の表
示データを所定の画像タイミング信号に従って順次読み
出し、これを可変表示装置30に向けて送出する機能を
備えている。
【0100】音声制御部170は、前記ワンチップマイ
コン110などを介して遊技制御CPU111からの指
令を受け取り、これに従って音楽や効果音などの音声信
号を音声合成し、所定の発生タイミングでスピーカ17
4に出力する機能を有している。かかる音声制御部17
0は、ワンチップマイコン410との間で各種の信号を
授受するためのI/Oポート171と、音声合成回路1
72と、音声増幅回路173とを有している。
【0101】音声合成回路172は、I/Oポート17
1を通じて受信した制御信号に従って、各種の音楽や効
果音の音声信号波形を合成する回路である。音声増幅回
路173は、音声合成回路172が合成した音声信号を
増幅しスピーカ174に出力するものである。
【0102】図4は、本実施の形態に係る遊技機10を
含む遊技管理装置のシステム構成図である。かかる遊技
管理装置は、LON(Local Operating
Network:エシャロン社登録商標)技術を応用
した分散型ネットワークとして構築されている。
【0103】遊技島内には、中継器としての台コントロ
ーラ200が複数設置され、各台コントローラ200
に、前記遊技機10や遊技球貸出装置210などが接続
されている。台コントローラ200は、対応する遊技機
10などの各種動作や信号の送受信を検知、監視、制御
するものである。
【0104】台コントローラ200には、遊技機10の
外部情報出力端子A135(図2参照)から各種情報が
直接入力される。各台コントローラ200は、HALL
−BUSを介して、ゲートウェイを兼ねた島コントロー
ラ220に接続されている。島コントローラ220は、
対応する遊技島内の設備機器である遊技機10などの各
データを一時集積、記憶するものである。
【0105】前記島コントローラ220はLANと接続
され、該LANに、ホール管理端末機230、ホール管
理コンピュータ240、それに情報表示端末機250な
どがそれぞれ接続されている。これらの各種装置には、
ディスプレイ(CRT)、プリンタ、モデム、音声出力
装置などが更に接続されている。
【0106】次に遊技機10の作用を説明する。図1に
示すように本遊技機10によれば、可変表示装置30と
各始動入賞口21,22とは、それぞれ遊技盤11上に
おいて鉛直方向に重ならないように配置される。そのた
め、各始動入賞口21,22へ向かう球の落下経路が、
可変表示装置40により大きな制約を受けることはな
い。
【0107】従って、各始動入賞口21,22の上方に
は、前記可変表示装置30に邪魔されることなく、様々
な形態で釘や各種役物を配置することができ、各始動入
賞口21,23に球を入賞させやすくしたり、逆に入賞
しにくいようになどと、各始動入賞口21,22への球
の入賞態様を自由に演出することが可能となる。
【0108】さらに本実施の形態では、始動入賞口21
は、球の打ち出し方向や各種役物の配置により通常は球
が落下しにくい遊技盤11上の右側領域に配置され、可
変表示装置30は、通常は球が落下しやすい遊技盤11
上のもう左側領域に配置されている。
【0109】それにより、遊技盤11の構造や球発射方
向との関係上、球が落下しにくい遊技盤11上の右側領
域も、実質的に有効に遊技上活用できるようになり、し
かも、球が落下しやすい方の左側領域に球が集中したと
しても、球の落下経路とならない可変表示装置30が占
めるため、球を始動入賞口21がある方の右側領域へ散
らすことができる。
【0110】図6は本遊技機10における遊技全体の流
れを示している。かかる図6において、打ち出された球
が右側の始動入賞口21にうまく入賞すると(S111
でY)、始動入賞球検知スイッチ130aから始動入賞
信号が主制御部100へ出力される。この信号を遊技制
御CPU111が受けると、その抽選実行手段120に
より乱数を用いた抽選が1回実行される(S112)。
【0111】また、球が中央下側の始動入賞口22にう
まく入賞すると(S113でY)、始動入賞球検知スイ
ッチ130bから始動入賞信号が主制御部100へ出力
される。かかる場合、抽選実行手段120により乱数を
用いた抽選が2回実行される(S114)。
【0112】遊技盤11上には3つの始動入賞口21,
22が配されているから、それだけ遊技者は始動入賞口
21,22に球を入賞させる機会を多く得ることができ
る。また、表示遊技の実行権を一度に複数回分確保でき
る場合もあり、よりいっそうと表示遊技が実行される機
会が増えて、遊技における興趣を高めることができる。
【0113】前記抽選実行手段120により乱数抽選が
行われた場合、先ずワンチップマイコン110のRAM
113に保存されている図柄乱数が、保留記憶表示装置
40に表示し得る限度数4個未満であるか否かが判別さ
れる(S115)。ここで限度数4個未満であれば(S
115でY)、最高4回まで前記抽選結果である図柄乱
数(表示遊技の実行権)が新たに保存される(S11
6)。このとき、図柄乱数の保存個数、すなわち表示遊
技の実行権の保留数は、保留記憶表示装置40の保留ラ
ンプ41の点灯によって加算表示される(S117)。
【0114】一方、図柄乱数が限度数4個まで保存され
ている状態で乱数抽選が行われても(S115でN)、
新たに図柄乱数が保存されることはなく、表示遊技の実
行権は放棄される(S118)。その後、表示遊技の実
行権が破棄された場合も含めて、各始動入賞口21,2
2への入賞に基づく所定数の賞球が払い出される(S1
19)。
【0115】次に、図7に示すフローチャートにおい
て、表示遊技中ないし特賞発生中でなければ(S120
でN)、前述した表示遊技の実行権が保留されているか
否かが判別される(S121)。ここで実行権が保留さ
れていた場合(S121でY)、該実行権に相当する図
柄乱数(抽選実行手段120が乱数抽選で抽出したカウ
ント値)がRAM113から1つ読み出される(S12
2)。
【0116】このとき、図柄乱数が当たり態様に対応す
るものか否かが、当たり判定用参照テーブルを参照して
調べられ、該図柄乱数に基づいて実行される表示遊技の
実行結果を求める。さらに、その実行結果に基づいて、
表示遊技の進行パターンおよび最終的な実行結果を構成
する識別情報群(たとえば、「777」や「747」な
ど、3つの識別情報の組み合わせ)も乱数抽選などで適
宜選択される。
【0117】これら実行結果および識別情報群などの情
報と、表示遊技の開始指示とを含む所定の実行開始命令
が、遊技進行選択手段122よりI/Oポート151を
通じて表示主制御部150の表示制御CPU152に出
力される。主制御部100のワンチップマイコン110
は、効果音などの出力タイミングを表示画面と同期させ
るため、前記実行開始命令が出力された時点からの経過
時間を計時する。また、前記実行開始命令が出力された
時点で、保留記憶表示装置40の保留ランプ41が1つ
消灯することで減算表示される(S123)。
【0118】表示遊技の実行開始命令を受けた表示制御
CPU152は、受信した命令に含まれる実行結果や進
行パターンに従って表示遊技を可変表示装置30上で実
行する(S124)。すなわち、可変表示装置30にお
ける3×3の総ての表示部31で、順次図柄がスクロー
ルする。そして、所定時間スクロール表示された後、前
記抽選実行手段120の抽選結果に応じた表示結果とし
て、各表示部31ごとに何れか1つの任意の図柄が停止
表示される。
【0119】ここで前記ワンチップマイコン110の側
から指示された表示遊技の進行パターンが、当たりパタ
ーンであった場合には、スロットマシンに見立てた表示
遊技の途中でリーチ表示となった後(S125でY)、
特賞発生を招く大当たり態様となる(S126でY)。
それにより、遊技者に有利な特賞が発生する(S12
7)。
【0120】一方、前記ワンチップマイコン110の側
から指示された表示遊技の進行パターンが、外れパター
ンであった場合には、スロットマシンに見立てた表示遊
技の結果は、結局何れのライン上でも3個の図柄が総て
同一種類には揃わない外れ態様が確定する(S125で
N,S129)。リーチ表示後に結局外れ態様が確定す
る場合もある(S126でN,S129)。以上のよう
な遊技過程は、遊技者が遊技を終了するまで繰り返され
る(S128)。
【0121】図8に示すフローチャートは、前記表示遊
技の結果が大当たり態様であった場合に実行される特賞
発生処理を示している。かかる処理では、先ず大入賞口
装置50が開放される(S301)。詳しくは、前記抽
選実行手段120での抽選された図柄乱数が大当たりの
場合、これに基づき、特賞生成手段123から大入賞口
装置50へ特賞信号が出力される。すると、大入賞口装
置50のソレノイド134が駆動して、誘導板51を所
定時間(例えば29秒)に亘って開く。
【0122】この大入賞口装置50の開放中に、所定個
数、例えば10個の入賞があったか否かが、大入賞口入
賞球検出スイッチ131からの入賞信号に基づき判別さ
れる(S302)。ここで10個の入賞があった場合
(S302でY)、特賞生成手段123からの信号に基
づきソレノイド134が駆動し、誘導板51が所定時間
(例えば2秒)に亘って閉じられて、大入賞口装置50
は閉鎖される(S304)。
【0123】また、10個の入賞がなかった場合は(S
302でN)、29秒のタイムアウトか否かの判別が行
われ(S303)、タイムアウトの場合は(S303で
Y)、大入賞口装置50が閉鎖される(S304)。ま
た、タイムアウトでない場合は(S303でN)、10
個の入賞があったか否かの判別に戻る。
【0124】大入賞口装置50が2秒間閉鎖された後、
再び大入賞口装置50は29秒間に亘り開放されるが、
その前にラウンド数(大入賞口装置50が開放してから
閉鎖するまでを1ラウンドとする。)が、予め定められ
た上限ラウンド数に達しているか否かが判別される(S
305)。
【0125】ここで上限ラウンド数は、右側の始動入賞
口21への入賞に基づく表示遊技で大当たり態様が確定
した場合は10回であり、中央下側の始動入賞口22へ
の入賞に基づく表示遊技で大当たり態様が確定した場合
は16回である。
【0126】未だ上限ラウンド数に達していなければ
(S305でN)、特定領域55へ入賞したか否かが判
断される(S306)。ここで特定領域55へ入賞して
いなければ(S306でN)、その時点で特賞は終了す
る(S307)。一方、特定領域55へ入賞していれば
(S306でY)、再び次ラウンドとして大入賞口装置
50が開放する(S301)。また、上限ラウンド数に
達した場合も(S305でY)、特賞は終了する(S3
07)。
【0127】図9は本発明の第2実施の形態を示してい
る。本実施の形態は、始動入賞口を1つだけ有するもの
であり、第1実施の形態と同様に始動入賞口21は、通
常は球が落下しにくい遊技盤11上の右側領域に配置さ
れ、可変表示装置30は、通常は球が落下しやすい遊技
盤11上の左側領域に配置されている。
【0128】このように始動入賞口の数は、前記第1実
施の形態のように2つとは限らず、1つだけとしたり、
あるいは3個以上を前記可変表示装置30と鉛直方向に
重ならないように配置してもかまわない。また、第1実
施の形態では、可変表示装置30と始動入賞口21とを
遊技盤11の左右両側に並ぶように配置したが、左右逆
にしてもよく、また上下方向にも位置をずらすように配
置してもよい。なお、前述した表示遊技において模擬す
る遊技内容は、前述したスロットマシンのような図柄合
わせに限られない。例えば、カードゲーム、ルーレッ
ト、あるいは所定のストーリーが展開などの画面で表現
できる各種遊技を模擬の対象とすることができる。ま
た、各始動入賞口21,22ごとに、互いに異なる内容
の表示遊技の実行権が確保されるようにすれば、遊技者
を視覚的にも十分に楽しませることができる。
【0129】具体的には、右側の始動入賞口21への入
賞に基づく表示遊技は、前記スロットマシンの図柄合わ
せを模した内容であるが、中央下側の始動入賞口22へ
の入賞に基づく表示遊技は、トランプを用いたカードゲ
ームの内容に設定するなどである。
【0130】
【発明の効果】本発明に係る遊技機によれば、始動入賞
口と可変表示装置とが、それぞれ遊技盤上において鉛直
方向に重ならないように配置されるので、可変表示装置
の存在に影響を受けることがなく、始動入賞口への球の
入賞態様を自由に演出することができる各種役物の配置
が可能となる。
【0131】特に前記始動入賞口を、通常は球が落下し
にくい遊技盤上の片側領域に配置する一方、可変表示装
置を、通常は球が落下しやすい遊技盤上のもう片側領域
に配置すれば、球が落下しにくい遊技盤上の片側領域
も、実質的に有効に遊技上活用できるようになる。しか
も、球が落下しやすい方のもう片側領域に球が集中した
としても、球の落下経路とならない可変表示装置が占め
るため、球を始動入賞口がある方の片側領域へ散らすこ
とができる。
【0132】また、前記始動入賞口の他に、同じく球が
入賞することで始動条件を成立させる一または複数の別
の始動入賞口を、遊技盤上の適所に配置すれば、それだ
け遊技者は始動入賞口に球を入賞させる機会を多く得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る遊技機を示す正
面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る遊技機を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る遊技機の主制御
部のCPUの機能を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る遊技機を含む遊
技管理装置のシステム構成図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る遊技機の可変表
示装置などを拡大して示す正面図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係る遊技機における
遊技過程の全体を概略的に示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施の形態に係る遊技機における
遊技過程の詳細を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施の形態に係る遊技機における
特賞発生処理を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施の形態に係る遊技機を示す正
面図である。
【符号の説明】
10…遊技機 11…遊技盤 13…上皿 14…下皿 17…アウト口 21,22…始動入賞口 30…可変表示装置 40…保留記憶表示装置 50…大入賞口装置 55…特定領域 100…主制御部 101…リセット回路 102…クロック回路 103,151,171…I/Oポート 104…ドライバ回路 110…ワンチップマイコン 112…ROM 113…RAM 111…遊技制御CPU 120…抽選実行手段 121…権利保留手段 122…遊技進行選択手段 123…特賞生成手段 124…効果音管理手段 125…賞球管理手段 150…表示主制御部 151…I/Oポート 152…表示制御CPU 153…制御ROM 154…RAM 160…表示処理部 161…VDP 162…画像データROM 163…VRAM 170…音声制御部 171…I/Oポート 172…音声合成回路 173…音声増幅回路 174…スピーカ 200…台コントローラ 210…遊技球貸出装置 220…ゲートウェイ 230…ホール管理端末機 240…ホール管理コンピュータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤上に球を打ち出す遊技で、所定の始
    動条件が成立すると予め定められた表示遊技を実行し、
    該表示遊技の結果が特定の大当たり態様に確定した場合
    に、遊技者に有利な特賞を付与する遊技機において、 球が入賞することで前記始動条件を成立させる始動入賞
    口と、前記表示遊技を表示する可変表示装置とを有し、 前記始動入賞口と前記可変表示装置とを、それぞれ遊技
    盤上において鉛直方向に重ならないように配置したこと
    を特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】遊技盤上に球を打ち出す遊技で、所定の始
    動条件が成立すると予め定められた表示遊技を実行し、
    該表示遊技の結果が特定の大当たり態様に確定した場合
    に、遊技者に有利な特賞を付与する遊技機において、 球が入賞することで前記始動条件を成立させる始動入賞
    口と、前記表示遊技を表示する可変表示装置とを有し、 前記始動入賞口と前記可変表示装置とを、それぞれ遊技
    盤上において左右両側に並ぶように配置したことを特徴
    とする遊技機。
  3. 【請求項3】遊技盤上に球を打ち出す遊技で、所定の始
    動条件が成立すると予め定められた表示遊技を実行し、
    該表示遊技の結果が特定の大当たり態様に確定した場合
    に、遊技者に有利な特賞を付与する遊技機において、 球が入賞することで前記始動条件を成立させる始動入賞
    口と、前記表示遊技を表示する可変表示装置とを有し、 前記始動入賞口を、球の打ち出し方向や各種役物の配置
    により通常は球が落下しにくい遊技盤上の片側領域に配
    置する一方、前記可変表示装置を、通常は球が落下しや
    すい遊技盤上のもう片側領域に配置することを特徴とす
    る遊技機。
  4. 【請求項4】前記始動入賞口の他に、同じく球が入賞す
    ることで前記始動条件を成立させる一または複数の別の
    始動入賞口を、遊技盤上の適所に配置したことを特徴と
    する請求項1,2または3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記各始動入賞口に球が入賞した場合に、
    各始動入賞口ごとに任意の回数の前記表示遊技の実行権
    が確保されるように設定したことを特徴とする請求項4
    記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記各始動入賞口ごとに互いに異なる内容
    の前記表示遊技の実行権が確保されることを特徴とする
    請求項4または5記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記各始動入賞口のうち特定の始動入賞口
    に対して球が入賞しやすいように、前記各始動入賞口の
    配置および前記遊技盤上における各種役物の配置を設定
    したことを特徴とする請求項4,5または6記載の遊技
    機。
  8. 【請求項8】前記各始動入賞口のうち球が入賞しにくい
    始動入賞口ほど、該始動入賞口に球が入賞した場合に確
    保される前記表示遊技の実行権の回数を多く設定したこ
    とを特徴とする請求項4,5,6または7記載の遊技
    機。
  9. 【請求項9】前記表示遊技の結果が大当たり態様に確定
    した場合に、該表示遊技の起因となる球が入賞した前記
    各始動入賞口ごとに、互いに異なる内容の前記特賞が付
    与されることを特徴とする請求項4,5,6,7または
    8記載の遊技機。
  10. 【請求項10】前記遊技盤上に大入賞口装置を設け、該
    大入賞口装置は、その大入賞口を開閉可能な誘導板を有
    して成り、該誘導板は通常は閉状態に維持され、所定回
    数を限度に前記誘導板を繰り返し開閉させて前記特賞と
    し、該特賞の最初の起因となる球が入賞した前記各始動
    入賞口ごとに、異なる回数を限度に前記誘導板を開閉さ
    せることを特徴とする請求項9記載の遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325688A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Heiwa Corp パチンコ遊技機
JP2010131415A (ja) * 2002-10-31 2010-06-17 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

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JP2010131415A (ja) * 2002-10-31 2010-06-17 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
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