JP2001268813A - 電源装置、電源切換装置及びコンピュータ - Google Patents

電源装置、電源切換装置及びコンピュータ

Info

Publication number
JP2001268813A
JP2001268813A JP2000080184A JP2000080184A JP2001268813A JP 2001268813 A JP2001268813 A JP 2001268813A JP 2000080184 A JP2000080184 A JP 2000080184A JP 2000080184 A JP2000080184 A JP 2000080184A JP 2001268813 A JP2001268813 A JP 2001268813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
battery
circuit
switch
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000080184A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigefumi Odaohara
重文 織田大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000000425A priority Critical patent/JP2001197682A/ja
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Priority to JP2000080184A priority patent/JP2001268813A/ja
Priority to US09/753,585 priority patent/US6920575B2/en
Priority to US09/814,977 priority patent/US6396243B2/en
Publication of JP2001268813A publication Critical patent/JP2001268813A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/30Means for acting in the event of power-supply failure or interruption, e.g. power-supply fluctuations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力ロスを低減することができると共に、コ
ストを削減することができる電源装置、電源切換装置及
びコンピュータを得る。 【解決手段】 メイン電池64A及びセカンド電池64
BからDC−DCコンバータ66に対する電力供給経路
の切り換えを行う電源切り換え用のFETとして、メイ
ン電池64A及びセカンド電池64Bに各々備えられて
いる保護回路110A、110B内の不図示のFETを
使用することによって、内部回路120に備える電源切
り換え用のFETの数を削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源装置、電源切換
装置及びコンピュータに係り、特に、外部に電力を供給
可能なバッテリを備えた電源装置、複数のバッテリによ
り負荷に電力を供給するための電源切換装置、及び該電
源切換装置を適用したコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モービル・コンピューティングの
普及と共に、様々な大きさや機能を有する携帯型パーソ
ナル・コンピュータ(以下、ポータブルPCと呼ぶ)が
開発されてきている。例えば、ノートブック型パーソナ
ル・コンピュータ(PC)、サブノートブック型PC、
パームトップ型PC、PDA(Personal Data Assistan
ts;個人向け携帯型情報通信機器)などがある。
【0003】ポータブルPCは、本体内に電池を内蔵し
ている。この内蔵電池により、例えば、列車内などのよ
うに商用電源を利用することのできない環境下において
も、ユーザはポータブルPCを使用することができる。
上記内蔵電池には、充電することにより繰り返し使うこ
とのできる2次電池を用いるのが一般的である。
【0004】商用電源を利用することのできる環境にお
いては、ユーザは、ポータブルPCにACアダプタ(商
用交流(AC)を入力して直流を出力する装置)を接続
する。これにより、コンピューティングするのと同時
に、ポータブルPCが内蔵している2次電池を充電する
ことが可能になる。
【0005】1個の2次電池の容量には限りがあるか
ら、ポータブルPCの駆動時間も制限される。ポータブ
ルPCの駆動時間を長くするためには、ポータブルPC
に2次電池を2個内蔵させる。これら2個の2次電池
を、メイン電池及びセカンド電池と呼ぶ。ポータブルP
Cは、始め、セカンド電池を電源として動作を開始す
る。その後、セカンド電池の容量が尽きると、電源をセ
カンド電池からメイン電池に切り換えて動作を続ける。
【0006】従って、このような、ACアダプタ、メイ
ン電池及びセカンド電池を電力供給源として用いるポー
タブルPC等のコンピュータや様々な家庭用電化製品等
には、ACアダプタを介したメイン電池又はセカンド電
池の充電経路(以下、「充電パス」という)、メイン電
池から電力を供給する際の放電経路(以下、「放電パ
ス」という)、セカンド電池から電力を供給する際の放
電パス等を設定するための電源切換回路が備えられてい
る。
【0007】図9〜図11には、従来の電源切換回路の
構成例が示されている。
【0008】図9に示される構成は、過放電及び過充電
を防止するための保護回路が備えられた電池をメイン電
池及びセカンド電池として適用した場合の構成例であ
る。
【0009】同図に示すように、この電源切換回路に
は、ACアダプタ62からDC−DCコンバータ66に
至る電力供給ラインLとメイン電池130Aとの間に設
けられた第1の直列回路100と、上記電力供給ライン
Lとセカンド電池130Bとの間に設けられた第2の直
列回路102とが備えられている。
【0010】第1の直列回路100は、電界効果トラン
ジスタ(以下、「FET」という)1及びFET2を備
えている。また、第2の直列回路102も第1の直列回
路100と同様にFET3及びFET4を備えている。
【0011】ここで、FET1及びFET3には、各々
カソードがドレインDに接続され、かつアノードがソー
スSに接続された内部ダイオードD1及びD3が形成さ
れており、FET2及びFET4には、各々カソードが
ソースSに接続され、かつアノードがドレインDに接続
された内部ダイオードD2及びD4が形成されている。
なお、この内部ダイオードは、寄生ダイオード、ボディ
・ダイオード等と呼ばれることもある。
【0012】一方、電力供給ラインLとFET1のソー
スSとの間、及び電力供給ラインLとFET3のソース
Sとの間には各々トリクル充電回路140A及びトリク
ル充電回路140Bが設けられており、電力供給ライン
LとFET2のドレインDとの間には急速充電回路14
2が設けられている。なお、FET2とFET4のドレ
インDは相互に接続されており、この接続点と電力供給
ラインLとの間には急速充電中における急速充電回路1
42の短絡を防止するためにFET5が設けられてい
る。
【0013】すなわち、同図に示す構成例では、メイン
電池130A及びセカンド電池130Bを充電する際
に、バッテリの電圧が一定値に達するまでトリクル充電
回路によってトリクル充電を行った後に満充電となるま
で急速充電回路によって急速充電を行っている。トリク
ル充電はバッテリにダメージを与えないように小充電を
行うものであり、トリクル充電をしている間はバッテリ
の容量は略0(零)となっている。従って、トリクル充
電を実施しているバッテリは、システムの作動に必要な
電力を供給することができない。
【0014】FET5は、急速充電回路142によりメ
イン電池130A又はセカンド電池130Bが急速充電
されているときはオフされ、メイン電池130A又はセ
カンド電池130Bがトリクル充電回路140A又はト
リクル充電回路140Bによりトリクル充電されている
ときか、又はメイン電池130A及びセカンド電池13
0Bの何れか一方からDC−DCコンバータ66に対し
て直流電力を供給するときにはオンされる。
【0015】ここで、メイン電池130A及びセカンド
電池130Bには2つのFETが直列接続されて構成さ
れた保護回路110A及び保護回路110Bが各々備え
られている。保護回路110Aにおける2つのFETは
第1の直列回路100に備えられた各FETと同様の状
態で第1の直列回路100に直列に接続されており、保
護回路110Bにおける2つのFETも第2の直列回路
102に備えられた各FETと同様の状態で第2の直列
回路102に直列に接続されている。なお、FET6及
びFET8が過充電保護用のFETであり、FET7及
びFET9が過放電保護用のFETである。
【0016】以上のように構成された電源切換回路にお
いて、システムが作動中で、ACアダプタ62、満充電
状態とされたメイン電池130A及び空状態とされたセ
カンド電池130Bが装着されている場合、トリクル充
電回路140Bはセカンド電池130Bに対してトリク
ル充電を行う。このとき、FET1及びFET3は共に
オフされ、FET2及びFET4は共にオンされてお
り、更にFET5はオンされている。
【0017】従って、この状態においてシステムからA
Cアダプタ62が離脱されて外部からの電力供給が遮断
された場合には、DC−DCコンバータ66にはメイン
電池130AからFET1の内部ダイオードD1、FE
T2、FET5を順に介して直流電力が供給されること
になる。
【0018】一方、図10に示される構成は、メイン電
池132AからDC−DCコンバータ66に至る電力供
給路に第1の直列回路100が、セカンド電池132B
からDC−DCコンバータ66に至る電力供給路に第2
の直列回路102が、各々備えられている点は図9に示
される構成と同様であるが、充電回路68からの電力出
力ラインが2つに分岐されており、一方が内部ダイオー
ドのカソード同士が接続されるように直列接続された2
つのFETを介して第1の直列回路100とメイン電池
132Aとの間に接続されており、他方が内部ダイオー
ドのカソード同士が接続されるように直列接続された2
つのFETを介して第2の直列回路102とセカンド電
池132Bとの間に接続されている点が相違している。
また、メイン電池132A及びセカンド電池132Bに
保護回路が備えられていない点、及び各電池を充電する
充電回路がトリクル充電回路と急速充電回路に分かれて
おらず、単一の充電回路68とされている点も図9に示
される構成と相違している。
【0019】ここで、各FETの制御端子(ゲート)は
パワー・パス・コントロールIC(Power Path Control
IC)146に接続されており、各FETのスイッチン
グ動作(接続/切断)は該IC146によって制御され
る。
【0020】上記パワー・パス・コントロールICは一
般に市販されており、かなりの割合で同図に示すような
構成が採用されていると考えられる。
【0021】しかしながら、この構成では、各電池の放
電パスと充電パスとを完全に分離するためにFETが合
計8個必要であり、非常にコストが高い。
【0022】この問題を回避するために、充電回路68
を第1の直列回路100及び第2の直列回路102のD
C−DCコンバータ66側に設けると共に、充電回路6
8の短絡防止用のFETを充電回路68の電力入力端及
び電力出力端の間に設けたものが図11に示されるもの
である。なお、各FETのスイッチング動作は不図示の
コントローラによって制御される。
【0023】この構成では、ACアダプタ62が内部回
路に接続されておらず、メイン電池132A又はセカン
ド電池132Bから内部回路のDC−DCコンバータ6
6に対して電力を供給する際には充電回路68の短絡防
止用のFET3はオンされ、ACアダプタ62が内部回
路に接続されたことを不図示の検知回路で検知した際に
FET3はオフされる。これによって、ACアダプタ6
2が内部回路に接続されているときはACアダプタ62
からDC−DCコンバータ66に電力が供給されると共
に、充電回路68によってメイン電池132A及びセカ
ンド電池132Bの各々に内蔵されたバッテリの充電が
可能な状態となる。すなわち、充電回路68による充電
中にはFET3によって充電回路68の電力入力端と電
力出力端の短絡を防止している。
【0024】この構成では、電池の放電パスと充電パス
とが共通化されており、FETは5個のみで済むため、
図10に示した構成に比較してコストを大幅に低減する
ことができる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示される従来の構成では、各電池からDC−DCコンバ
ータ66に至る電力供給路(放電パス)上に、保護回路
に備えられた2個のFET、電源切り換え用の2個のF
ET、及び急速充電回路の短絡防止用のFETの合計5
個のFETが直列接続されることになり、該電力供給路
の電力ロスが大きく、かつコストが高い、という問題点
があった。
【0026】この問題点に鑑み、保護回路に備えられた
2個のFETを上記電源切り換え用のFETと同様に作
動させることにより上記電源切り換え用の2個のFET
を削減する技術が本発明者によって提案されているが、
この技術では次のような問題点があった。 1.図9に示されるような構成の保護回路を備えていな
い電池を使用する際には適用できない技術である。 2.一方の電池の保護回路に不具合が発生すると、他方
の電池の保護機能が働き、不図示の温度ヒューズを切断
してしまうことがある。すなわち、例えば、メイン電池
及びセカンド電池の双方から電力が供給できるように保
護回路のFETが切り換えられているとき、セカンド電
池側の保護回路のFETが短絡故障した場合はメイン電
池側に内部ダイオードを経由して電池間短絡による大電
流が流れるため、メイン電池の加熱保護機能が働いてメ
イン電池に設けられた温度ヒューズを切断してしまうの
である。この場合、メイン電池には不具合がないにもか
かわらずメイン電池に不具合が発生した状態となってし
まい、好ましくない。 3.一方の電池を急速充電しながら、他方の電池をトリ
クル充電することができない。すなわち、この場合は電
源切換回路の位置がトリクル充電回路と急速充電回路の
間でなくなってしまうので、一方の電池を急速充電して
いるときには他方の電池における保護回路のFETを双
方ともオフする必要があるため、他方の電池をトリクル
充電することはできない。
【0027】このように、電源切り換え用のFETを保
護回路で置き換える技術には種々の問題があるため、未
だ実用化に至っていない。
【0028】一方、図11に示される従来の構成では、
電池の放電パスにFETが3個存在するため、図10に
示した構成に比較してFET1個分の電力ロスが余分に
発生してしまう、という問題点があった。
【0029】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、電力ロスを低減することができると共
に、コストを削減することができる電源装置、電源切換
装置及びコンピュータを得ることが目的である。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電源装置
は、電力を供給可能なバッテリを備えており、該バッテ
リからの電力供給及び遮断はスイッチング制御が可能な
スイッチによって切り換えられる。
【0031】従って、電源装置に備えられたスイッチ
は、バッテリから電力を供給する際の放電パスの設定を
切り換える電源切り換え用のスイッチとして用いること
が可能であり、この分のスイッチを外部に備えるべき電
源切り換え用のスイッチから削減することができるの
で、削減したスイッチ分の電力ロス及びコストを削減す
ることができる。
【0032】なお、上記スイッチには電界効果トランジ
スタを含めることができる。また、上記バッテリには、
リチウム・イオン電池、ニッケル水素電池、ニッケル・
カドミウム電池等を含めることができる。更に、本発明
に係る電源装置は、外部からの要求に応じて上記スイッ
チによる切り換えを制御する切換制御手段を更に備える
形態とすることもできる。
【0033】一方、請求項4に記載の電源切換装置は、
本発明の電源装置を複数備えると共に、該複数の電源装
置の各々に備えられたバッテリから負荷への電力供給経
路を切り換える電源切換装置であって、上記バッテリの
各々から上記負荷に至る電力供給路上に各々設けられた
上記スイッチに基づいて定まる数であり、電力供給及び
遮断を切り換える内部スイッチを備えており、負荷に対
して電力を供給するバッテリを変更する際には各バッテ
リ間で短絡が発生しないように上記内部スイッチ及び上
記スイッチの切り換えがスイッチ制御手段によって制御
される。
【0034】ここで、1つの電力供給路における上記内
部スイッチの数は、当該電力供給路上に各々設けられた
上記スイッチのうちの電源切り換えを行うためのスイッ
チとして使用可能なものの数を、当該電力供給路におい
て電源切り換えを行うために必要とされる全スイッチの
数から差し引いた数とすることができるが、最低数は1
とする。
【0035】例えば、図9に示される従来構成例のよう
に、1つの電力供給路上に各々設けられたスイッチ(図
9では、例えばFET6及びFET7)のうちの電源切
り換えを行うためのスイッチとして使用可能なものの数
が2個(この場合、FET6及びFET7の2個)であ
り、当該電力供給路において電源切り換えを行うために
必要とされる全スイッチの数が2個(この場合、FET
1及びFET2の2個)である場合には、内部スイッチ
の数は最低数である1個となる。
【0036】従って、電源装置に備えられているスイッ
チを電源切り換えを行うためのスイッチとして用いてい
るので、用いたスイッチに相当する数だけ内部スイッチ
の数を削減することができ、削減した内部スイッチ分の
電力ロス及びコストを低減することができる。
【0037】ところで、請求項4記載の電源切換装置に
おけるスイッチ及び内部スイッチの少なくとも一方が故
障した場合には、電源切換装置に大電流が流れてしまう
場合がある。
【0038】この場合に対応するために、上記スイッチ
制御手段は、内部スイッチ及びスイッチの少なくとも一
方が故障した際に内部スイッチ及びスイッチを全て遮断
するように制御することが好ましい。これによって大電
流を停止することができ、安全性を向上することができ
る。
【0039】また、上記電源切換装置における内部スイ
ッチ及びスイッチが電界効果トランジスタである場合に
は、同一の電力供給路上の内部スイッチ及びスイッチを
各々の内部ダイオードが同一極性で接続されるように配
置する形態とすることができる。これによって、スイッ
チ及び内部スイッチを1個ずつ備えるのみで各バッテリ
間の短絡を防止することが可能となる。
【0040】更に、請求項7記載のコンピュータは、請
求項4乃至請求項6の何れか1項記載の電源切換装置を
備えると共に、該電源切換装置における負荷がコンピュ
ータ負荷とされたものであるので、内部スイッチの数を
削減することができ、削減した内部スイッチ分の電力ロ
ス及びコストを低減することができる。
【0041】一方、請求項8記載の電源切換装置は、外
部電源及び複数のバッテリにより負荷に電力を供給する
ための電源切換装置であって、上記外部電源の電力を上
記負荷に供給する外部電力回路と、該外部電力回路から
の電力により上記複数のバッテリの少なくとも1つを充
電する充電回路とが備えられている。ここで、上記バッ
テリには、リチウム・イオン電池、ニッケル水素電池、
ニッケル・カドミウム電池等を含めることができる。
【0042】また、この電源切換装置には、上記バッテ
リの各々から上記負荷に至る電力供給路上に各々設けら
れると共に、ダイオードが並列に設けられた2つのスイ
ッチを各ダイオードの同一極性端子が接続されるように
直列接続して構成した複数の直列回路が備えられてい
る。すなわち、この直列回路は、各ダイオードのアノー
ド同士又はカソード同士が接続されるように2つのスイ
ッチが直列接続されて構成されたものである。
【0043】更に、この電源切換装置には、上記充電回
路から上記複数のバッテリの各々に至る電力供給路上に
各々設けられると共に、ダイオードが並列に設けられた
スイッチを、対応する上記直列回路における2つのスイ
ッチの接続点に、ダイオードが上記2つのスイッチに設
けられているダイオードと同一極性端子が接続されるよ
うに接続して構成したスイッチ回路が備えられている。
【0044】このように構成された電源切換装置では、
上記直列回路を構成する2つのスイッチのうちのバッテ
リ側に位置するスイッチを、バッテリからの放電時及び
バッテリへの充電時に共用することができるので、この
ようにスイッチを共用しない場合に比較してスイッチ回
路の数を削減することができ、コストを低減することが
できる。
【0045】また、このように構成された電源切換装置
では、上記直列回路を構成する2つのスイッチのうちの
負荷側に位置するスイッチを、バッテリからの放電時に
使用すると共に、バッテリへの充電時の充電回路の短絡
防止用として使用することができるので、充電回路の短
絡防止用に専用のスイッチを放電パス上に設ける場合に
比較して放電パス上のスイッチの数を削減することがで
き、放電パス上の電力ロスを低減することができる。
【0046】なお、請求項9記載の発明のように、請求
項8記載の電源切換装置におけるスイッチとしては、電
界効果トランジスタを適用することが好ましい。すなわ
ち、通常、電界効果トランジスタには内部ダイオードが
並列に形成されているので、この内部ダイオードをスイ
ッチに並列に設けるダイオードとして用いることがで
き、構成を簡易化することができる。
【0047】更に、請求項10記載のコンピュータは、
請求項8又は請求項9記載の電源切換装置を備えると共
に、該電源切換装置における負荷がコンピュータ負荷と
されたものであるので、コストを低減することができる
と共に、放電パス上の電力ロスを低減することができ
る。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0049】〔第1実施形態〕図1には、本発明が適用
された典型的なパーソナル・コンピュータ(PC)から
成るコンピュータ・システム10のハードウェア構成が
サブシステム毎に模式的に示されている。本発明を適用
したPCの一例は、OADG(PC Open Architecture D
eveloper's Group)仕様に準拠し、オペレーティング・
システム(OS)として米マイクロソフト社の“Win
dows98又はNT”又は米IBM社の“OS/2”
を搭載したノートブック型のPC12(図2参照)であ
る。以下、コンピュータ・システム10の各部について
説明する。
【0050】コンピュータ・システム10全体の頭脳で
あるCPU14は、OSの制御下で、各種プログラムを
実行する。CPU14は、例えば米インテル社製のCP
Uチップ“Pentium”や、AMD社等の他社製の
CPUでも良いし、IBM社製の“PowerPC”で
も良い。
【0051】CPU14は、自身の外部ピンに直結され
たプロセッサ直結バスとしてのFS(FrontSide)バス
18、高速のI/O装置用バスとしてのPCI(Periph
eralComponent Interconnect)バス20、及び低速のI
/O装置用バスとしてのISA(Industry Standard Ar
chitecture)バス22という3階層のバスを介して、後
述の各ハードウェア構成要素と相互接続されている。
【0052】FSバス18とPCIバス20は、一般に
メモリ/PCI制御チップと呼ばれるCPUブリッジ
(ホスト−PCIブリッジ)24によって連絡されてい
る。
【0053】メイン・メモリ16は、CPU14の実行
プログラムの読み込み領域として、或いは実行プログラ
ムの処理データを書き込む作業領域として利用される書
き込み可能メモリである。
【0054】なお、ここでいう実行プログラムには、W
indows98等のOS、周辺機器類をハードウェア
操作するための各種デバイスドライバ、特定業務に向け
られたアプリケーション・プログラムや、フラッシュR
OM72に格納されたBIOS(Basic Input/Output S
ystem:キーボードやフロッピーディスク・ドライブ等
の各ハードウェアの入出力操作を制御するためのプログ
ラム)等のファームウェアが含まれる。
【0055】PCIバス20は、比較的高速なデータ伝
送が可能なタイプのバスであり、カードバス・コントロ
ーラ30のような比較的高速で駆動するPCIデバイス
類がこれに接続される。
【0056】ビデオ・サブシステム26は、ビデオに関
連する機能を実現するためのサブシステムであり、CP
U14からの描画命令を実際に処理し、処理した描画情
報をビデオメモリ(VRAM)に一旦書き込むと共に、
VRAMから描画情報を読み出して液晶ディスプレイ
(LCD)28(図2参照)に描画データとして出力す
るビデオ・コントローラを含む。
【0057】また、PCIバス20にはカードバス・コ
ントローラ30、オーディオ・サブシステム32、ドッ
キング・ステーション・インタフェース(Dock I
/F)34及びミニPCIスロット36が各々接続され
ている。カードバス・コントローラ30は、PCIバス
20のバスシグナルをPCIカードバス・スロット38
のインタフェース・コネクタ(カードバス)に直結させ
るための専用コントローラである。カードバス・スロッ
ト38には、例えばPC12本体の壁面に配設され、P
CMCIA(Personal Computer Memory Association)
/JEIDA(Japan Electronic Industry Developmen
t Association)が策定した仕様(例えば“PC Card Sta
ndard 95”)に準拠したPCカード40が装填される。
【0058】Dock I/F34は、PC12とドッ
キング・ステーション(図示省略)を接続するためのハ
ードウェアである。また、ミニPCIスロット36に
は、例えばコンピュータ・システム10をネットワーク
(例えばLAN)に接続するためのネットワーク・アダ
プタ42が接続される。
【0059】PCIバス20とISAバス22はI/O
ブリッジ44によって相互に接続されている。I/Oブ
リッジ44は、PCIバス20とISAバス22とのブ
リッジ機能、IDE(Integrated Drive Electronics)
インタフェース機能、USB(Universal Serial Bus)
機能等を備えていると共に、リアルタイムクロック(R
TC)を内蔵しており、例えばインテル社製のPIIX
4というデバイス(コアチップ)を用いることができ
る。IDEインタフェース機能によって実現されるID
Eインタフェースには、IDEハードディスク・ドライ
ブ(HDD)46が接続される他、IDE CD−RO
Mドライブ48がATAPI(AT Attachment Packet I
nterface)接続される。
【0060】また、I/Oブリッジ44にはUSBポー
トが設けられており、このUSBポートは、例えばPC
12本体の壁面等に設けられたUSBコネクタ50と接
続されている。
【0061】更に、I/Oブリッジ44にはSMバスを
介してEEPROM94が接続されている。EEPRO
M94はユーザによって登録されたパスワードやスーパ
ーバイザー・パスワード、製品シリアル番号等の情報を
保持するためのメモリであり、不揮発性で記憶内容を電
気的に書き替え可能とされている。
【0062】また、I/Oブリッジ44は電源回路54
に接続されている。電源回路54はACアダプタ62、
メイン電池64A又はセカンド電池64Bを充電するた
めの充電回路68、及びコンピュータ・システム10で
使用される5V、3.3V等の直流定電圧を生成するD
C/DCコンバータ66等の回路を備えている。
【0063】一方、I/Oブリッジ44を構成するコア
チップの内部には、コンピュータ・システム10の電源
状態を管理するための内部レジスタと、該内部レジスタ
の操作を含むコンピュータ・システム10の電源状態の
管理を行うロジック(ステートマシーン)が設けられて
いる。
【0064】上記ロジックは電源回路54との間で各種
の信号を送受し、この信号の送受により、電源回路54
からコンピュータ・システム10への実際の給電状態を
認識し、電源回路54は上記ロジックからの指示に応じ
てコンピュータ・システム10への電力供給を制御す
る。
【0065】ISAバス22はPCIバス20よりもデ
ータ転送速度が低いバスであり、Super I/Oコ
ントローラ70、EEPROM等から成るフラッシュR
OM72、CMOS74、ゲートアレイ・ロジック76
に接続されたエンベデッド・コントローラ80に加え、
キーボード/マウスコントローラのような比較的低速で
動作する周辺機器類(何れも図示省略)を接続するのに
用いられる。
【0066】Super I/Oコントローラ70には
I/Oポート78が接続されている。Super I/
Oコントローラ70は、フロッピー(登録商標)ディス
ク・ドライブ(FDD)の駆動、パラレル・ポートを介
したパラレル・データの入出力、シリアル・ポートを介
したシリアル・データの入出力を制御する。
【0067】フラッシュROM72は、BIOS等のプ
ログラムを保持するためのメモリであり、不揮発性で記
憶内容を電気的に書き替え可能とされている。また、C
MOS74は揮発性の半導体メモリがバックアップ電源
に接続されて構成されており、不揮発性でかつ高速の記
憶手段として機能する。
【0068】エンベデッド・コントローラ80は、図示
しないキーボードのコントロールを行うと共に、内蔵さ
れたパワー・マネージメント・コントローラによってゲ
ートアレイ・ロジック76と協働して電源管理機能の一
部を担う。
【0069】図3には、メイン電池64A及びセカンド
電池64Bの内部構成、及びPC12の内部回路120
(ACアダプタ62、メイン電池64A及びセカンド電
池64B以外のコンポーネント)のDC−DCコンバー
タ66への電力供給に関する部分の構成が示されてい
る。
【0070】同図に示すように、本第1実施形態に係る
メイン電池64Aは、定格電圧4.2Vのリチウム・イ
オン電池を3本直列接続して構成されたバッテリ112
Aと、バッテリ112Aの過放電及び過充電を防止する
保護回路110Aと、保護回路110Aの近傍に設けら
れて該保護回路110A近傍の温度を検出するサーミス
タTH1と、を含んで構成されている。なお、保護回路
110Aは図9に示した保護回路と同様のものであり、
過充電保護用のFET6と過放電保護用のFET7とを
内部ダイオードのカソード同士が接続されるように直列
接続して構成されている。
【0071】バッテリ112Aのハイレベル側端子は保
護回路110AのFET6のソースSに接続され、保護
回路110AのFET7のドレインDは対応する+端子
に接続されている。ここで、保護回路110AのFET
7のゲートGは対応するC端子に接続されており、FE
T7のスイッチング動作は外部からのコントロール信号
C12によって制御することができる。
【0072】また、バッテリ112Aのローレベル側端
子は対応する−端子に接続されると共に、サーミスタT
H1を介して対応するT端子に接続されている。
【0073】セカンド電池64Bもメイン電池64Aと
同様の構成とされており、定格電圧4.2Vのリチウム
・イオン電池を3本直列接続して構成されたバッテリ1
12Bと、バッテリ112Bの過放電及び過充電を防止
する保護回路110Bと、保護回路110Bの近傍に設
けられて該保護回路110B近傍の温度を検出するサー
ミスタTH2と、を含んで構成されている。保護回路1
10Bは図9に示した保護回路と同様のものであり、過
充電保護用のFET8と過放電保護用のFET9とを内
部ダイオードのカソード同士が接続されるように直列接
続して構成されている。
【0074】バッテリ112Bのハイレベル側端子は保
護回路110BのFET8のソースSに接続され、保護
回路110BのFET9のドレインDは対応する+端子
に接続されている。ここで、保護回路110BのFET
9のゲートGは対応するC端子に接続されており、FE
T9のスイッチング動作は外部からのコントロール信号
C22によって制御することができる。
【0075】また、バッテリ112Bのローレベル側端
子は対応する−端子に接続されると共に、サーミスタT
H2を介して対応するT端子に接続されている。
【0076】一方、内部回路120には、ACアダプタ
62のハイレベル側端子が接続されるA1端子からDC
−DCコンバータ66の入力端に至る電力供給ラインL
が設けられており、ACアダプタ62が内部回路120
に接続された状態でDC−DCコンバータ66にはAC
アダプタ62からの電力が電力供給ラインLを介して供
給される。
【0077】また、内部回路120には、メイン電池6
4Aが接続される+端子と電源供給ラインLとの間に設
けられたFET1、及びセカンド電池64Bが接続され
る+端子と電源供給ラインLとの間に設けられたFET
2が備えられている。
【0078】なお、本実施の形態に係るPC12にはバ
ッテリパック収納部(図示省略)が設けられており、該
バッテリパック収納部に上記メイン電池64A及びセカ
ンド電池64Bは取り外し可能に装着されている。ま
た、メイン電池64A及びセカンド電池64Bはバッテ
リパック収納部に装着された状態で、各々C端子、+端
子、T端子及び−端子を介して内部回路120に接続さ
れている。
【0079】FET1及びFET2は各々内部ダイオー
ドのアノードが+端子側となり、カソードが電源供給ラ
インL側となるように接続されている。なおFETとし
てはパワーMOSFETが使用できる。
【0080】一方、電力供給ラインLとFET1のドレ
インDとの間には急速充電機能とトリクル充電機能とを
有する充電回路68が設けられている。また、FET1
とFET2のドレインDは相互に接続されており、この
接続点と電力供給ラインLとの間には充電回路68によ
るメイン電池64A又はセカンド電池64Bの充電中に
おける充電回路68の短絡を防止するためにFET3が
設けられている。すなわちFET3は、充電回路68に
よりメイン電池64A又はセカンド電池64Bが充電さ
れているときはオフされ、メイン電池64A又はセカン
ド電池64BからDC−DCコンバータ66に対して直
流電力を供給するときにはオンされる。なお、FET3
にはカソードがドレインDに接続され、かつアノードが
ソースSに接続された内部ダイオードが形成されてい
る。
【0081】また、FET1、FET2及びFET3の
各々のゲートGには、対応するFET駆動回路を介して
エンベデッド・コントローラ80のコントロール信号C
11、C21及びC3を出力する出力端に各々接続され
ており、FET1、FET2及びFET3の各々のスイ
ッチング動作は、エンベデッド・コントローラ80によ
り、対応するコントロール信号によって制御される。
【0082】また、メイン電池64Aが接続されるC端
子にはエンベデッド・コントローラ80のコントロール
信号C12を出力する出力端が接続されており、メイン
電池64Aに内蔵された保護回路110AのFET7の
スイッチング動作はエンベデッド・コントローラ80に
よりコントロール信号C12によって制御される。
【0083】更に、セカンド電池64Bが接続されるC
端子にはエンベデッド・コントローラ80のコントロー
ル信号C22を出力する出力端が接続されており、セカ
ンド電池64Bに内蔵された保護回路110BのFET
9のスイッチング動作はエンベデッド・コントローラ8
0によりコントロール信号C22によって制御される。
【0084】一方、メイン電池64Aが接続されるT端
子は直流5Vに抵抗R1を介してプルアップされた接続
ラインを介してエンベデッド・コントローラ80に接続
されており、セカンド電池64Bが接続されるT端子は
直流5Vに抵抗R2を介してプルアップされた接続ライ
ンを介してエンベデッド・コントローラ80に接続され
ている。
【0085】ここで、メイン電池64Aが内部回路12
0に接続されていないときには、T端子に接続されたエ
ンベデッド・コントローラ80の入力端の電圧VXは5
Vとなる。このときの電圧VXは、サーミスタTH1に
より検出される温度に換算すると、例えば−50°Cと
いうような、現実には有り得ない温度になる。一方、メ
イン電池64Aが内部回路120に接続されると電圧V
Xは次の式に示される値となる。
【0086】VX=5×Rth/(R1X+Rth) ここで、RthはサーミスタTH1の抵抗値、R1Xは
抵抗R1の抵抗値である。このときの電圧VXを温度に
換算すると、例えば30°Cといった通常の温度にな
る。従って、エンベデッド・コントローラ80は、閾値
を−10°C等に予め設定しておき、電圧VXに対応す
る温度が上記閾値以上であるときにメイン電池64Aが
内部回路120に接続されていると判断し、電圧VXに
対応する温度が上記閾値より小さなときにはメイン電池
64Aは接続されていないと判断することができる。
【0087】これと同様に、エンベデッド・コントロー
ラ80はセカンド電池64Bの接続状態を判断すること
ができる。
【0088】サーミスタTH1、TH2の代替えとして
単なる抵抗を用いることもできるが、この場合は電圧V
Xが5Vであれば電池が内部回路120に接続されてお
らず、5Vより小さければ接続されていると判断するこ
とができる。
【0089】なお、図示は省略するが、FET1及びF
ET2の各々の近傍にはPTC(Positive Temperature
Coefficient)サーミスタが設けられており、このサー
ミスタによってエンベデッド・コントローラ80はFE
T1近傍及びFET2近傍の各々の温度の急激な変化を
検知することができる。
【0090】なお、ACアダプタ62のローレベル側端
子が接続されるA2端子、メイン電池64Aが接続され
る−端子、及びセカンド電池64Bが接続される−端子
は内部回路120内において接続されている。
【0091】本第1実施形態に係るエンベデッド・コン
トローラ80では、ACアダプタ62、メイン電池64
A及びセカンド電池64BによってPC12を動作させ
る際の各種モードにおけるコントロール信号C11、C
12、C21及びC22の状態が表1に示されるように
予め定められている。
【0092】
【表1】
【0093】なお、表1におけるモード2(遷移1)、
モード3(遷移2)及びモード4(遷移3)は、メイン
電池64Aによる動作とセカンド電池64Bによる動作
との間の切り換え時において設定されるモードである
が、モード3についてはACアダプタ62による動作時
やシステムのオフ時においても設定されるモードであ
る。
【0094】メイン電池64A及びセカンド電池64B
が本発明の電源装置に、エンベデッド・コントローラ8
0が本発明のスイッチ制御手段に、FET7及びFET
9が本発明のスイッチに、FET1及びFET2が本発
明の内部スイッチに、バッテリ112A及び112Bが
本発明のバッテリに、各々相当する。
【0095】なお、コンピュータ・システム10を構成
するためには、図1及び図3に示した以外にも多くの電
気回路が必要である。但し、これらは当業者には周知で
あり、また、本発明の要旨を構成するものではないの
で、本明細書中では説明を省略する。また、図面の錯綜
を回避するため、図中の各ハードウェア・ブロック間の
接続も一部しか図示していないことを付記しておく。
【0096】次に、本第1実施形態に係るPC12の電
源切り換えに関する作用を説明する。まず、図4を参照
して、正常動作時の作用を説明する。なお、図4は正常
動作時のエンベデッド・コントローラ80の電源切り換
えに関する動作の流れを示すフローチャートである。ま
た、ここではACアダプタ62、メイン電池64A及び
セカンド電池64Bの何れかによってPC12を動作さ
せる場合の作用について説明する。更に、ここでは電池
を充電する動作を除いて説明する。従って、ここでのF
ET3は、エンベデッド・コントローラ80によってオ
ンされた状態で維持される。
【0097】同図のステップ200では、PC12をメ
イン電池64Aによって動作させるのか否かを判定し、
メイン電池64Aで動作させない場合(否定判定の場
合)はステップ202へ移行してPC12をセカンド電
池64Bによって動作させるのか否かを判定し、セカン
ド電池64Bで動作させない場合(否定判定の場合)は
ステップ204へ移行してPC12をACアダプタ62
からの電力によって動作させるのか否かを判定し、AC
アダプタ62からの電力によって動作させる場合(肯定
判定の場合)はステップ224へ移行して表1に示され
るモード3を設定した後に上記ステップ200へ戻る。
【0098】上記ステップ224の処理によって、FE
T1及びFET2が共にオフされ、保護回路110Aの
FET7及び保護回路110BのFET9が共にオンさ
れて、ACアダプタ62が何らかの原因で離脱された場
合であってもメイン電池64A又はセカンド電池64B
からDC−DCコンバータ66に電力を供給することが
できるようになる。
【0099】一方、上記ステップ204においてPC1
2をACアダプタ62からの電力によって動作させない
と判定された場合(否定判定された場合)にはシステム
をオフするものと見なしてステップ222へ移行し、表
1に示されるモード3を設定した後に本動作を終了す
る。上記ステップ222の処理によって、FET1及び
FET2が共にオフされ、保護回路110AのFET7
及び保護回路110BのFET9が共にオンされて、シ
ステム起動時にメイン電池64A及びセカンド電池64
Bの何れからでもDC−DCコンバータ66に電力を供
給することができるようになる。
【0100】なお、上記ステップ200のメイン電池6
4Aで動作させるか否かの判定は、ACアダプタ62が
内部回路120に接続されておらず、かつメイン電池6
4AがDC−DCコンバータ66に電力供給が可能な残
容量を有している場合にメイン電池64Aで動作させる
ものと判定することによって行う。
【0101】また、上記ステップ202のセカンド電池
64Bで動作させるか否かの判定は、ACアダプタ62
が内部回路120に接続されておらず、かつセカンド電
池64BがDC−DCコンバータ66に電力供給が可能
な残容量を有している場合にセカンド電池64Bで動作
させるものと判定することによって行う。
【0102】更に、上記ステップ204のACアダプタ
62からの電力によって動作させるのか否かの判定は、
ACアダプタ62が内部回路120に接続されている場
合にACアダプタ62からの電力によって動作させるも
のと判定することによって行う。
【0103】上記ステップ200においてPC12をメ
イン電池64Aで動作させると判定された場合(肯定判
定された場合)はステップ206へ移行して表1に示さ
れるモード1を設定する。これによって、FET1及び
保護回路110AのFET7が共にオンされ、FET2
及び保護回路110BのFET9が共にオフされて、メ
イン電池64AからDC−DCコンバータ66に至る放
電パスが形成されると共に、メイン電池64Aとセカン
ド電池64Bとの短絡を防止することができる。なお、
電池の短絡は発煙、発火等を引き起こす場合があるた
め、好ましくない。
【0104】次のステップ208では、PC12に電力
を供給する電池をセカンド電池64Bに移行させるか否
かを判定し、移行させる場合(肯定判定の場合)はステ
ップ210へ移行する。なお、上記ステップ208のセ
カンド電池64Bに移行させるか否かの判定は、メイン
電池64Aの残容量が所定量(例えば0(零))となっ
た場合にセカンド電池64Bに移行させるものと判定す
ることによって行う。
【0105】ステップ210では、それまでのモード1
からモード2に移行した後にモード3に移行し、その後
モード4に移行した後にモード5へ移行する。これによ
って各FET(FET1、FET7、FET2、FET
9)のスイッチング状態は、各々(オン、オン、オフ、
オフ)→(オフ、オン、オフ、オフ)→(オフ、オン、
オフ、オン)→(オフ、オフ、オフ、オン)→(オフ、
オフ、オン、オン)と順に遷移する。ここで、各モード
間の移行は、各々1ミリ秒程度あれば十分である。この
ようにモードを順に切り換えていくことによって、電池
の短絡を防止することができると共に、DC−DCコン
バータ66に供給している電力の瞬断を防止することが
できる。なお、DC−DCコンバータ66に供給してい
る電力の瞬断は、PC12のシャット・ダウンを引き起
こす場合があり、好ましくない。
【0106】ステップ210の処理が終了すると後述す
るステップ216へ移行する。
【0107】一方、上記ステップ208でPC12に電
力を供給する電池をセカンド電池64Bに移行させない
と判定された場合(否定判定された場合)はステップ2
12へ移行してシステムがオフされる状態にあるか否か
を判定し、オフされる状態にある場合(肯定判定の場
合)は上記ステップ222へ移行し、オフされる状態に
ない場合(否定判定の場合)には上記ステップ208へ
戻る。なお、上記ステップ212のシステムがオフされ
る状態にあるか否かの判定は、PC12の図示しないパ
ワー・スイッチがオフされたか否かに基づいて行うこと
ができる。
【0108】一方、上記ステップ202においてPC1
2をセカンド電池64Bで動作させると判定された場合
(肯定判定された場合)はステップ214へ移行して表
1に示されるモード5を設定する。これによって、FE
T1及び保護回路110AのFET7が共にオフされ、
FET2及び保護回路110BのFET9が共にオンさ
れて、セカンド電池64BからDC−DCコンバータ6
6に至る放電パスが形成されると共に、メイン電池64
Aとセカンド電池64Bとの短絡を防止することができ
る。
【0109】次のステップ216では、PC12に電力
を供給する電池をメイン電池64Aに移行させるか否か
を判定し、移行させる場合(肯定判定の場合)にはステ
ップ218へ移行する。なお、上記ステップ216のメ
イン電池64Aに移行させるか否かの判定は、セカンド
電池64Bの残容量が所定量(例えば0(零))となっ
た場合にメイン電池64Aに移行させるものと判定する
ことによって行う。
【0110】ステップ218では、それまでのモード5
からモード4に移行した後にモード3に移行し、その後
モード2に移行した後にモード1へ移行する。これによ
って各FET(FET1、FET7、FET2、FET
9)のスイッチング状態は、各々(オフ、オフ、オン、
オン)→(オフ、オフ、オフ、オン)→(オフ、オン、
オフ、オン)→(オフ、オン、オフ、オフ)→(オン、
オン、オフ、オフ)と順に遷移する。ここで、各モード
間の移行は、各々1ミリ秒程度あれば十分である。この
ようにモードを順に切り換えていくことによって、電池
の短絡を防止することができると共に、DC−DCコン
バータ66に供給している電力の瞬断を防止することが
できる。
【0111】ステップ218の処理が終了すると上記ス
テップ208へ戻る。
【0112】一方、上記ステップ216でPC12に電
力を供給する電池をメイン電池64Aに移行させないと
判定された場合(否定判定された場合)はステップ22
0へ移行してシステムがオフされる状態にあるか否かを
判定し、オフされる状態にある場合(肯定判定の場合)
は上記ステップ222へ移行し、オフされる状態にない
場合(否定判定の場合)には上記ステップ216へ戻
る。
【0113】次に、図5を参照して、異常動作時の作用
を説明する。なお、図5は異常動作時のエンベデッド・
コントローラ80の電源切り換えに関する動作の流れを
示すフローチャートである。
【0114】同図のステップ250では、サーミスタT
H1による温度T1及びサーミスタTH2による温度T
2を取得し、次のステップ252では、温度T1が所定
温度TXより高いか否かを判定し、高い場合(肯定判定
の場合)はステップ262へ移行し、高くない場合(否
定判定の場合)にはステップ254へ移行して温度T2
が所定温度TXより高いか否かを判定し、高い場合(肯
定判定の場合)はステップ262へ移行し、高くない場
合(否定判定の場合)にはステップ256へ移行する。
ここで、上記所定温度TXとしては、この温度より温度
T1又は温度T2が高ければ、FET1、FET2、F
ET7、FET9のうち、何れかのFETが短絡故障
し、電池間の短絡が発生していると見なされる温度を適
用することができる。
【0115】ステップ256では、図示しないPTCサ
ーミスタによるFET1近傍の温度PT1及びFET2
近傍の温度PT2を取得し、次のステップ258では、
温度PT1が所定温度PXより高いか否かを判定し、高
い場合(肯定判定の場合)はステップ262へ移行し、
高くない場合(否定判定の場合)にはステップ260へ
移行して温度PT2が所定温度PXより高いか否かを判
定し、高い場合(肯定判定の場合)はステップ262へ
移行し、高くない場合(否定判定の場合)には上記ステ
ップ250へ戻る。ここで、上記所定温度PXとして
は、この温度より温度PT1又は温度PT2が高けれ
ば、FET1、FET2、FET7、FET9のうち、
何れかのFETが短絡故障し、電池間の短絡が発生して
いると見なされる温度を適用することができる。
【0116】ステップ262では、コントロール信号C
11、C12、C21、C22を全てオフとすることに
よって全てのFET(FET1、FET7、FET2及
びFET9)をオフする。
【0117】すなわち、本ステップ262が実行される
ときは、FET1、FET7、FET2及びFET9の
うちの少なくとも1つが短絡故障を起こしている場合で
あるので、この場合に上記全てのFETをオフすること
によって大電流を停止することができ、安全性を向上す
ることができる。
【0118】以上詳細に説明したように、本第1実施形
態に係るPC12では、メイン電池及びセカンド電池に
保護回路として備えられているFETを電源切り換えを
行うためのスイッチとして用いているので、内部回路に
備えるべきFETの数を削減することができ、削減した
FETによる電力ロス及びコストを低減することができ
る。
【0119】また、本第1実施形態に係るPC12で
は、内部回路に備えられた電源切り換え用のFET、メ
イン電池に備えられた電源切り換え用のFET、及びセ
カンド電池に備えられた電源切り換え用のFETの少な
くとも1つが故障した際に全ての電源切り換え用のFE
Tを遮断するように制御しているので、大電流を停止す
ることができ、安全性を向上することができる。
【0120】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
メイン電池及びセカンド電池の保護回路に備えられてい
るFETのスイッチング動作をPC12のエンベデッド
・コントローラ80によって直接制御する場合の一形態
について説明したが、本第2実施形態では、メイン電池
及びセカンド電池にCPU等のコントローラが設けられ
ており、該コントローラを介して保護回路のFETのス
イッチング動作を間接的に制御する場合の一形態につい
て説明する。
【0121】図6には、本第2実施形態に係るメイン電
池64A’及びセカンド電池64B’の内部構成、及び
PC12の内部回路120(ACアダプタ62、メイン
電池64A’及びセカンド電池64B’以外のコンポー
ネント)のDC−DCコンバータ66への電力供給に関
する部分の構成が示されている。
【0122】同図に示すように、本第2実施形態に係る
メイン電池64A’は、メモリ116Aが接続されたC
PU114Aを備えていると共に、保護回路110Aに
備えられたFET7(図9も参照)のゲートGにCPU
114Aの出力端が接続され、かつCPU114Aの入
力端が対応するC端子に接続されている点が上記第1実
施形態に係るメイン電池64Aと異なっている。
【0123】同様に、本第2実施形態に係るセカンド電
池64B’も、メモリ116Bが接続されたCPU11
4Bを備えていると共に、保護回路110Bに備えられ
たFET9のゲートGにCPU114Bの出力端が接続
され、かつCPU114Bの入力端が対応するC端子に
接続されている点が上記第1実施形態に係るセカンド電
池64Bと異なっている。
【0124】メイン電池及びセカンド電池以外の構成は
上記第1実施形態と同様であるので、ここでの説明は省
略する。
【0125】CPU114A及びCPU114Bが本発
明の切換制御手段に相当する。
【0126】メイン電池64A’では、対応するC端子
を介してエンベデッド・コントローラ80から入力され
たコントロール信号C12に応じて保護回路110A内
のFET7のスイッチング状態を設定する。同様に、セ
カンド電池64B’では、対応するC端子を介してエン
ベデッド・コントローラ80から入力されたコントロー
ル信号C22に応じて保護回路110B内のFET9の
スイッチング状態を設定する。従って、エンベデッド・
コントローラ80が上記第1実施形態と同様に動作する
ことによって、本第2実施形態に係るPC12も上記第
1実施形態と同様に作用すると共に、上記第1実施形態
と同様の効果を奏することができる。
【0127】なお、本第2実施形態では、サーミスタに
よる温度をエンベデッド・コントローラが直接取得する
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、電池に内蔵されたCPUを介して取得する
形態とすることもできる。
【0128】また、上記各実施形態では、各保護回路に
備えられているFETのうちの内部ダイオードのカソー
ドがバッテリ側に接続されているもの(図9の場合はF
ET7及びFET9)を電源切り換え用として適用する
と共に、図9に示される従来構成において電源切り換え
用に用いられていたFETのうちの内部ダイオードのカ
ソードがバッテリ側に接続されているもの(図9の場合
はFET2及びFET4)を削除した場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各保
護回路に備えられているFETのうちの内部ダイオード
のアノードがバッテリ側に接続されているもの(図9の
場合はFET6及びFET8)を電源切り換え用として
適用すると共に、従来構成において電源切り換え用に用
いられていたFETのうちの内部ダイオードのアノード
がバッテリ側に接続されているもの(図9の場合はFE
T1及びFET3)を削除する形態とすることもでき
る。この場合も、上記各実施形態と同様の効果を奏する
ことができる。
【0129】また、上記各実施形態では、本発明の内部
スイッチ及びスイッチをFETで構成した場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、ダイオードが並列接続されたリレースイッチ等
により構成することもできる。この場合も、上記各実施
形態と同様の効果を奏することができる。
【0130】〔第3実施形態〕第1実施形態及び第2実
施形態では、電池に内蔵されている保護回路に備えられ
たFETを利用して電源切り換えを行うことにより、電
力ロス及びコストを低減する場合の形態例について説明
したが、本第3実施形態では、図10に示されるような
従来技術による構成に比較してコストを低減すると共
に、図11に示されるような従来技術による構成に比較
して電力ロスを低減する場合の形態例について説明す
る。
【0131】図7には、本第3実施形態に係るメイン電
池64A及びセカンド電池64Bの内部構成、及びPC
12の内部回路120のDC−DCコンバータ66への
電力供給に関する部分の構成が示されている。
【0132】同図に示すように、本第3実施形態に係る
メイン電池64Aは、定格電圧4.2Vのリチウム・イ
オン電池を3本直列接続して構成されたバッテリ112
Aを含んで構成されており、バッテリ112Aのハイレ
ベル側端子は対応する+端子に接続されており、ローレ
ベル側端子は対応する−端子に接続されている。
【0133】また、セカンド電池64Bもメイン電池6
4Aと同様に定格電圧4.2Vのリチウム・イオン電池
を3本直列接続して構成されたバッテリ112Bを含ん
で構成されており、バッテリ112Bのハイレベル側端
子は対応する+端子に接続されており、ローレベル側端
子は対応する−端子に接続されている。
【0134】一方、PC12の内部回路120には、A
Cアダプタ62からDC−DCコンバータ66に至る電
力供給ラインLとメイン電池64Aとの間に設けられた
第1の直列回路122Aと、上記電力供給ラインLとセ
カンド電池64Bとの間に設けられた第2の直列回路1
22Bとが備えられている。
【0135】第1の直列回路122Aは、FET11及
びFET12を備えている。また、第2の直列回路12
2Bも第1の直列回路122Aと同様にFET21及び
FET22を備えている。
【0136】ここで、FET11及びFET21には、
各々カソードがソースSに接続され、かつアノードがド
レインDに接続された内部ダイオードD11及びD21
が形成されており、FET12及びFET22には、各
々カソードがドレインDに接続され、かつアノードがソ
ースSに接続された内部ダイオードD12及びD22が
形成されている。
【0137】また、FET11及びFET12は、内部
ダイオードD11及び内部ダイオードD12のアノード
同士が接続され、かつ内部ダイオードD11のカソード
がメイン電池64Aに対応する+端子に、内部ダイオー
ドD12のカソードが電力供給ラインLに、各々接続さ
れるように構成されている。同様に、FET21とFE
T22とは、内部ダイオードD21及び内部ダイオード
D22のアノード同士が接続され、かつ内部ダイオード
D21のカソードがセカンド電池64Bに対応する+端
子に、内部ダイオードD22のカソードが電力供給ライ
ンLに、各々接続されるように構成されている。
【0138】一方、本第3実施形態に係る内部回路12
0には充電回路68が備えられている。この充電回路6
8の入力端は電力供給ラインLに接続されており、出力
端は2つに分岐されて、一方がFET13を介して第1
の直列回路122AのFET11とFET12との接続
点に接続され、他方がFET23を介して第2の直列回
路122BのFET21とFET22との接続点に接続
されている。
【0139】ここで、FET13及びFET23には、
各々カソードがドレインDに接続され、かつアノードが
ソースSに接続された内部ダイオードD13及びD23
が形成されている。また、FET13及びFET23は
各々ドレインDが充電回路68側となるように設けられ
ている。
【0140】また、FET11、FET12、FET1
3、FET21、FET22、及びFET23の各々の
ゲートGはエンベデッド・コントローラ80の互いに異
なる出力端に接続されており、各FETのスイッチング
動作はエンベデッド・コントローラ80からのコントロ
ール信号によって各々独立に制御可能とされている。
【0141】なお、ACアダプタ62のローレベル側端
子が接続されるA2端子、メイン電池64Aが接続され
る−端子、及びセカンド電池64Bが接続される−端子
は内部回路120内において接続されている。
【0142】本第3実施形態に係るエンベデッド・コン
トローラ80では、ACアダプタ62、メイン電池64
A及びセカンド電池64BによってPC12を動作させ
る際の各種モードにおける各FETの状態が表2に示さ
れるように予め定められている。
【0143】
【表2】
【0144】なお、表2におけるモードC、モードD及
びモードEは、ACアダプタ62による動作時と、シス
テムのオフ時との双方において設定されるモードであ
る。
【0145】ACアダプタ62が本発明の外部電力回路
に、充電回路68が本発明の充電回路に、第1の直列回
路122A及び第2の直列回路122Bが本発明の直列
回路に、FET13及びFET23が本発明のスイッチ
回路に、各々相当する。
【0146】次に、図8を参照して、PC12における
電源切り換えに関する作用を説明する。なお、図8はエ
ンベデッド・コントローラ80の電源切り換えに関する
動作の流れを示すフローチャートである。
【0147】同図のステップ300では、PC12をメ
イン電池64Aによって動作させるのか否かを判定し、
メイン電池64Aで動作させない場合(否定判定の場
合)はステップ302へ移行してPC12をセカンド電
池64Bによって動作させるのか否かを判定し、セカン
ド電池64Bで動作させない場合(否定判定の場合)は
ステップ304へ移行してPC12をACアダプタ62
からの電力で動作させるのか否かを判定し、ACアダプ
タ62からの電力で動作させない場合(否定判定の場
合)はステップ320へ移行する。
【0148】ここで、上記ステップ300のメイン電池
64Aで動作させるか否かの判定は、ACアダプタ62
が内部回路120に接続されておらず、かつメイン電池
64AがDC−DCコンバータ66に電力供給が可能な
残容量を有している場合にメイン電池64Aで動作させ
るものと判定することによって行う。
【0149】また、上記ステップ302のセカンド電池
64Bで動作させるか否かの判定は、ACアダプタ62
が内部回路120に接続されておらず、かつセカンド電
池64BがDC−DCコンバータ66に電力供給が可能
な残容量を有している場合にセカンド電池64Bで動作
させるものと判定することによって行う。
【0150】更に、上記ステップ304のACアダプタ
62からの電力によって動作させるのか否かの判定は、
ACアダプタ62が内部回路120に接続されている場
合で、かつ図示しないパワー・スイッチがオンの状態の
ときにACアダプタ62からの電力によって動作させる
ものと判定することによって行う。
【0151】上記ステップ300においてPC12をメ
イン電池64Aで動作させると判定された場合(肯定判
定された場合)はステップ306へ移行して表2に示さ
れるモードAを設定し、その後に上記ステップ300へ
戻る。上記ステップ306の処理によって、FET11
及びFET12が共にオンされ、残りのFETが全てオ
フされて、メイン電池64AからDC−DCコンバータ
66に至る放電パスが形成されると共に、メイン電池6
4Aとセカンド電池64Bとの短絡を防止することがで
きる。
【0152】また、上記ステップ302においてPC1
2をセカンド電池64Bで動作させると判定された場合
(肯定判定された場合)はステップ308へ移行して表
2に示されるモードBを設定し、その後に上記ステップ
300へ戻る。上記ステップ308の処理によって、F
ET21及びFET22が共にオンされ、残りのFET
が全てオフされて、セカンド電池64BからDC−DC
コンバータ66に至る放電パスが形成されると共に、メ
イン電池64Aとセカンド電池64Bとの短絡を防止す
ることができる。
【0153】また、上記ステップ304においてPC1
2をACアダプタ62からの電力で動作させると判定さ
れた場合(肯定判定された場合)はステップ310へ移
行してメイン電池64Aを充電すべきか否かを判定し、
充電すべき場合(肯定判定の場合)はステップ312へ
移行して表2に示されるモードDを設定し、その後に上
記ステップ300に戻る。上記ステップ312の処理に
よって、FET11及びFET13が共にオンされ、残
りのFETが全てオフされて、充電回路68からメイン
電池64Aに対する充電パスが形成されると共に、充電
回路68の入力端と出力端との短絡を防止し、かつメイ
ン電池64Aとセカンド電池64Bとの短絡を防止する
ことができる。なお、上記ステップ310のメイン電池
64Aを充電すべきか否かの判定は、メイン電池64A
の残容量が所定量(例えば満充電時の容量の90%に相
当する量)以下である場合にメイン電池64Aを充電す
べきであると判定することによって行う。
【0154】一方、上記ステップ310においてメイン
電池64Aを充電しないと判定された場合(否定判定の
場合)にはステップ314へ移行してセカンド電池64
Bを充電すべきか否かを判定し、充電すべき場合(肯定
判定の場合)はステップ316へ移行して表2に示され
るモードEを設定し、その後に上記ステップ300に戻
る。上記ステップ316の処理によって、FET21及
びFET23が共にオンされ、残りのFETが全てオフ
されて、充電回路68からセカンド電池64Bに対する
充電パスが形成されると共に、充電回路68の入力端と
出力端との短絡を防止し、かつメイン電池64Aとセカ
ンド電池64Bとの短絡を防止することができる。な
お、上記ステップ314のセカンド電池64Bを充電す
べきか否かの判定は、セカンド電池64Bの残容量が所
定量(例えば満充電時の容量の90%に相当する量)以
下である場合にセカンド電池64Bを充電すべきである
と判定することによって行う。
【0155】また、上記ステップ314においてセカン
ド電池64Bを充電しないと判定された場合(否定判定
の場合)にはステップ318へ移行してモードCを設定
し、その後に上記ステップ300へ戻る。上記ステップ
318の処理によって、FET11及びFET21が共
にオンされ、残りのFETが全てオフされて、充電回路
68とメイン電池64A及びセカンド電池64Bとの間
が完全に遮断される。
【0156】一方、ステップ320では、メイン電池6
4Aを充電すべきか否かを判定し、充電すべき場合(肯
定判定の場合)はステップ322へ移行してモードDを
設定し、その後に上記ステップ300に戻る。これによ
って、上記ステップ312と同様に、充電回路68から
メイン電池64Aに対する充電パスが形成されると共
に、充電回路68の入力端と出力端との短絡が防止さ
れ、かつメイン電池64Aとセカンド電池64Bとの短
絡を防止することができる。
【0157】また、上記ステップ320においてメイン
電池64Aを充電しないと判定された場合(否定判定の
場合)にはステップ324へ移行してセカンド電池64
Bを充電すべきか否かを判定し、充電すべき場合(肯定
判定の場合)はステップ326へ移行してモードEを設
定し、その後に上記ステップ300に戻る。これによっ
て、上記ステップ316と同様に、充電回路68からセ
カンド電池64Bに対する充電パスが形成されると共
に、充電回路68の入力端と出力端との短絡が防止さ
れ、かつメイン電池64Aとセカンド電池64Bとの短
絡を防止することができる。
【0158】更に、上記ステップ324においてセカン
ド電池64Bを充電しないと判定された場合(否定判定
の場合)にはステップ328へ移行してモードCを設定
し、その後に上記ステップ300へ戻る。これによっ
て、上記ステップ318と同様に、充電回路68とメイ
ン電池64A及びセカンド電池64Bとの間が完全に遮
断される。
【0159】このように、メイン電池64AからPC1
2への放電パスはFET11及びFET12の2段のF
ETで構成され、セカンド電池64BからPC12への
放電パスはFET21及びFET22の2段のFETで
構成される。
【0160】また、充電回路68からメイン電池64A
への充電パスはFET13及びFET11の2段のFE
Tで構成され、充電回路68からセカンド電池64Bへ
の充電パスはFET23及びFET21の2段のFET
で構成される。
【0161】以上詳細に説明したように、本第3実施形
態に係るPC12では、第1の直列回路及び第2の直列
回路を構成する各々2つのFETのうちのバッテリ側に
位置するFETを、バッテリからの放電時及びバッテリ
への充電時に共用することができるので、このようにF
ETを共用しない場合に比較してFETの数を削減する
ことができ、コストを低減することができる。
【0162】また、本第3実施形態に係るPC12で
は、第1の直列回路及び第2の直列回路を構成する各々
2つのFETのうちの負荷側に位置するFETを、バッ
テリからの放電時に使用すると共に、バッテリへの充電
時の充電回路の短絡防止用として使用することができる
ので、充電回路の短絡防止用に専用のFETを放電パス
上に設ける場合に比較して放電パス上のFETの数を削
減することができ、放電パス上の電力ロスを低減するこ
とができる。
【0163】なお、本第3実施形態では、図11に示さ
れる従来の構成例におけるFET3の代わりにFET1
3及びFET23の2個のFETが必要となっており、
図11に示される従来の構成例に比較してFETが1個
増加することになるが、従来技術のFET3は放電パス
に接続されているため7A程度の電流を流すことができ
る必要があるのに対し、FET13及びFET23は充
電電流である3A程度の電流を流すことができればよい
ので、ランクの低いFETを適用することができ、コス
ト的には殆ど差がない。
【0164】ここで、上記各実施形態において削減でき
る電力ロスを計算する。電池の最小電圧Vbattを
9.0V、このときの本体消費電力Pを45W、削減す
ることのできたFETのオン抵抗Ronを20mΩと仮
定すると、電池の電力ラインを流れる電流値Imax
は、 Imax=P/Vbatt=45W/9V=5A である。FETの削減によって削減できる電力Psav
eは、 Psave=Imax×Imax×Ron =5A×5A×0.02Ω=0.5W となる。従って、本発明により、最大約0.5Wの電力
を削減することができる。
【0165】なお、本第3実施形態では、放電パス及び
充電パスを構成する2段のFETを内部ダイオードのア
ノード同士が接続されるように構成した場合について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上
記2段のFETを内部ダイオードのカソード同士が接続
されるように構成する形態とすることもできる。この場
合も、本第3実施形態と同様の効果を奏することができ
る。
【0166】また、本第3実施形態では、本発明のスイ
ッチをFETで構成した場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、ダイオー
ドが並列接続されたリレースイッチ等により構成するこ
ともできる。この場合も、本第3実施形態と同様の効果
を奏することができる。
【0167】また、上記各実施形態では、エンベデッド
・コントローラ80によって各FETのスイッチング動
作を制御する場合について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、各種状態を検知し、該検知の
結果に基づいてFETのスイッチング状態を切り換える
回路を設け、該回路によって各FETのスイッチング動
作を制御する形態とすることもできる。例えば、上記第
1実施形態における異常動作時のエンベデッド・コント
ローラ80の電源切り換えに関する動作については、サ
ーミスタやPTCによって所定の温度に達したことを回
路が検知して、該回路だけで強制的に各FETをオフす
る形態とすることもできる。
【0168】更に、上記各実施形態では、本発明を2次
電池としてメイン電池及びセカンド電池の2個の電池を
用いた形態に適用した場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、3個以上の2次電池
を用いた形態に本発明を適用することができることは言
うまでもない。この場合も、上記各実施形態と同様の効
果を奏することができる。
【0169】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電源装
置によれば、該電源装置に備えられたスイッチを、バッ
テリから外部に電力を供給する際の放電パスの設定を切
り換える電源切り換え用のスイッチとして用いることが
可能であり、この分のスイッチを外部に備えるべき電源
切り換え用のスイッチから削減することができるので、
削減したスイッチ分の電力ロス及びコストを削減するこ
とができる、という優れた効果を有する。
【0170】また、請求項4乃至請求項6記載の電源切
換装置によれば、電源装置に備えられているスイッチを
電源切り換えを行うためのスイッチとして用いているの
で、用いたスイッチに相当する数だけ内部スイッチの数
を削減することができ、削減した内部スイッチ分の電力
ロス及びコストを低減することができる、という優れた
効果を有する。
【0171】また、請求項7記載のコンピュータによれ
ば、請求項4乃至請求項6の何れか1項記載の電源切換
装置を備えると共に、該電源切換装置における負荷がコ
ンピュータ負荷とされたものであるので、内部スイッチ
の数を削減することができ、削減した内部スイッチ分の
電力ロス及びコストを低減することができる、という優
れた効果を有する。
【0172】また、請求項8又は請求項9記載の電源切
換装置によれば、直列回路を構成する2つのスイッチの
うちのバッテリ側に位置するスイッチを、バッテリから
の放電時及びバッテリへの充電時に共用することができ
るので、このようにスイッチを共用しない場合に比較し
てスイッチ回路の数を削減することができ、コストを低
減することができると共に、直列回路を構成する2つの
スイッチのうちの負荷側に位置するスイッチを、バッテ
リからの放電時に使用し、かつバッテリへの充電時の充
電回路の短絡防止用として使用することができるので、
充電回路の短絡防止用に専用のスイッチを放電パス上に
設ける場合に比較して放電パス上のスイッチの数を削減
することができ、放電パス上の電力ロスを低減すること
ができる、という優れた効果を有する。
【0173】更に、請求項10記載のコンピュータによ
れば、請求項8又は請求項9記載の電源切換装置を備え
ると共に、該電源切換装置における負荷がコンピュータ
負荷とされたものであるので、コストを低減することが
できると共に、放電パス上の電力ロスを低減することが
できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係るコンピュータ・システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】 ノートブック型PCの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】 第1実施形態に係るノートブック型PCのメ
イン電池及びセカンド電池の内部構成及び内部回路のD
C−DCコンバータへの電力供給に関する部分の構成を
示すブロック図(一部回路図)である。
【図4】 第1実施形態に係るノートブック型PCの正
常動作時におけるエンベデッド・コントローラの電源切
り換えに関する動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【図5】 第1実施形態に係るノートブック型PCの異
常動作時におけるエンベデッド・コントローラの電源切
り換えに関する動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【図6】 第2実施形態に係るノートブック型PCのメ
イン電池及びセカンド電池の内部構成及び内部回路のD
C−DCコンバータへの電力供給に関する部分の構成を
示すブロック図(一部回路図)である。
【図7】 第3実施形態に係るノートブック型PCのメ
イン電池及びセカンド電池の内部構成及び内部回路のD
C−DCコンバータへの電力供給に関する部分の構成を
示すブロック図(一部回路図)である。
【図8】 第3実施形態に係るノートブック型PCのエ
ンベデッド・コントローラの電源切り換えに関する動作
の流れを示すフローチャートである
【図9】 従来技術の説明に供するブロック図(一部回
路図)である。
【図10】 従来技術の説明に供するブロック図(一部
回路図)である。
【図11】 従来技術の説明に供するブロック図(一部
回路図)である。
【符号の説明】
10 コンピュータ・システム 54 電源回路 62 ACアダプタ(外部電力回路) 64A、64A’ メイン電池(電源装置) 64B、64B’ セカンド電池(電源装置) 66 DC−DCコンバータ(コンピュータ負荷) 68 充電回路 80 エンベデッド・コントローラ(スイッチ制御手
段) 110A、110B 保護回路 112A、112B バッテリ 114A、114B CPU(切換制御手段) 122A 第1の直列回路(直列回路) 122B 第2の直列回路(直列回路) FET1、FET2 電界効果トランジスタ(内部ス
イッチ) FET7、FET9 電界効果トランジスタ(スイッ
チ) FET13、FET23 電界効果トランジスタ(ス
イッチ回路)
フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA01 BA02 DA04 DA18 FA04 GA01 GB03 GC05 5G015 FA10 GB05 HA02 JA06 JA08 JA36 JA56 KA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力を供給可能なバッテリと、 スイッチング制御が可能で、かつ前記バッテリからの電
    力供給及び遮断を切り換えるスイッチと、 を備えた電源装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチが電界効果トランジスタで
    ある請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 外部からの要求に応じて前記スイッチに
    よる切り換えを制御する切換制御手段を更に備えた請求
    項1又は請求項2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れか1項記載
    の電源装置を複数備えると共に、該複数の電源装置の各
    々に備えられたバッテリから負荷への電力供給経路を切
    り換える電源切換装置であって、 前記バッテリの各々から前記負荷に至る電力供給路上に
    各々設けられた前記スイッチに基づいて定まる数であ
    り、電力供給及び遮断を切り換える内部スイッチと、 前記負荷に対して電力を供給するバッテリを変更する際
    に各バッテリ間で短絡が発生しないように前記内部スイ
    ッチ及び前記スイッチの切り換えを制御するスイッチ制
    御手段と、 を備えた電源切換装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ制御手段は、前記内部スイ
    ッチ及び前記スイッチの少なくとも一方が故障した際に
    前記内部スイッチ及び前記スイッチを全て遮断するよう
    に制御する請求項4記載の電源切換装置。
  6. 【請求項6】 前記内部スイッチ及び前記スイッチが電
    界効果トランジスタである場合に、同一の電力供給路上
    の前記内部スイッチ及び前記スイッチを各々の内部ダイ
    オードが同一極性で接続されるように配置した請求項4
    又は請求項5記載の電源切換装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至請求項6の何れか1項記載
    の電源切換装置を備えると共に、 前記負荷がコンピュータ負荷であるコンピュータ。
  8. 【請求項8】 外部電源及び複数のバッテリにより負荷
    に電力を供給するための電源切換装置であって、 前記外部電源の電力を前記負荷に供給する外部電力回路
    と、 前記外部電力回路からの電力により前記複数のバッテリ
    の少なくとも1つを充電する充電回路と、 前記バッテリの各々から前記負荷に至る電力供給路上に
    各々設けられると共に、ダイオードが並列に設けられた
    2つのスイッチを各ダイオードの同一極性端子が接続さ
    れるように直列接続して構成した複数の直列回路と、 前記充電回路から前記複数のバッテリの各々に至る電力
    供給路上に各々設けられると共に、ダイオードが並列に
    設けられたスイッチを、対応する前記直列回路における
    2つのスイッチの接続点に、ダイオードが前記2つのス
    イッチに設けられているダイオードと同一極性端子が接
    続されるように接続して構成したスイッチ回路と、 を備えた電源切換装置。
  9. 【請求項9】 前記ダイオードが並列に設けられた2つ
    のスイッチ及び前記ダイオードが並列に設けられたスイ
    ッチが電界効果トランジスタである請求項8記載の電源
    切換装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9記載の電源切換
    装置を備えると共に、 前記負荷がコンピュータ負荷であるコンピュータ。
JP2000080184A 2000-01-05 2000-03-22 電源装置、電源切換装置及びコンピュータ Pending JP2001268813A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000000425A JP2001197682A (ja) 2000-01-05 2000-01-05 電源切換装置及びコンピュータ
JP2000080184A JP2001268813A (ja) 2000-03-22 2000-03-22 電源装置、電源切換装置及びコンピュータ
US09/753,585 US6920575B2 (en) 2000-03-22 2001-01-02 Power source switching unit with integrated charging circuit for selectively coupling an external power source, a computer load, and batteries, for providing temporary power during coupling, and for charging batteries
US09/814,977 US6396243B2 (en) 2000-03-22 2001-03-22 Power unit and power source switching apparatus for a computer

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000080184A JP2001268813A (ja) 2000-03-22 2000-03-22 電源装置、電源切換装置及びコンピュータ
US09/753,585 US6920575B2 (en) 2000-03-22 2001-01-02 Power source switching unit with integrated charging circuit for selectively coupling an external power source, a computer load, and batteries, for providing temporary power during coupling, and for charging batteries

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001268813A true JP2001268813A (ja) 2001-09-28

Family

ID=26588063

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000000425A Pending JP2001197682A (ja) 2000-01-05 2000-01-05 電源切換装置及びコンピュータ
JP2000080184A Pending JP2001268813A (ja) 2000-01-05 2000-03-22 電源装置、電源切換装置及びコンピュータ

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000000425A Pending JP2001197682A (ja) 2000-01-05 2000-01-05 電源切換装置及びコンピュータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6920575B2 (ja)
JP (2) JP2001197682A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003256083A (ja) * 2002-03-01 2003-09-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 電気機器、コンピュータ装置、コントローラ、電池切換方法、およびプログラム
JP2004336994A (ja) * 2003-05-02 2004-11-25 O2 Micro Inc バッテリーパック及び該バッテリーパックを内蔵するバッテリーチャージ/ディスチャージ回路
JP2008182872A (ja) * 2006-12-25 2008-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蓄電装置
JP2009033879A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Lenovo Singapore Pte Ltd 充電システムおよび充電方法
JP2009118677A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Ono Sokki Co Ltd 電源制御装置
JP2009254187A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Hitachi Ltd 二重系電源装置
US7956578B2 (en) 2006-05-09 2011-06-07 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Power supply having a reduced number of switching elements
JP2011203728A (ja) * 2010-03-05 2011-10-13 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
JP2012100375A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Hitachi Ltd 並列電源システム
WO2013022053A1 (ja) * 2011-08-09 2013-02-14 三洋電機株式会社 電力制御装置
CN103730951A (zh) * 2014-01-24 2014-04-16 加弘科技咨询(上海)有限公司 一种电源管理系统及其方法

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4607545B2 (ja) * 2004-10-29 2011-01-05 株式会社東芝 情報処理装置および電力制御方法
US7564226B2 (en) * 2005-07-01 2009-07-21 Apple Inc. Rapid supply voltage ramp using charged capacitor and switch
US20070106913A1 (en) * 2005-11-07 2007-05-10 Lewis Jonathan F Implementing power over network data link for systems utilizing multiple power sources
US7758203B2 (en) 2006-04-03 2010-07-20 Welch Allyn, Inc. Power connections and interface for compact illuminator assembly
JP2008203981A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Fujitsu Ltd 電源制御回路
US7945798B2 (en) * 2007-10-03 2011-05-17 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Battery pack for portable computer
US7966501B2 (en) * 2007-10-04 2011-06-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Multi-function peripheral, power supply apparatus, and power supply control method
US20090174991A1 (en) * 2008-01-05 2009-07-09 Mohhamad Mahdavi Generation Power Cable for Computers
JP5033665B2 (ja) * 2008-02-08 2012-09-26 株式会社リコー リアルタイムクロック回路のバックアップ電源回路および半導体装置
JP2010236810A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sanyo Electric Co Ltd 冷却配送台車
JP5570053B2 (ja) * 2009-12-25 2014-08-13 パナソニック株式会社 電子機器
US20130159792A1 (en) * 2011-01-24 2013-06-20 Robert Brooks Fault detection
WO2015047415A1 (en) * 2013-09-30 2015-04-02 Hewlett-Packard Development Company, Lp Selectively-enabled back-up power
JP6776030B2 (ja) * 2016-07-06 2020-10-28 ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社 医療器具
CN110073571B (zh) * 2016-12-19 2022-11-29 富士胶片株式会社 电力供给系统、电子设备及电力供给方法
US11114878B2 (en) 2018-03-26 2021-09-07 Milwaukee Electric Tool Corporation High-power battery-powered portable power source
US11271415B2 (en) 2018-05-18 2022-03-08 Milwaukee Electric Tool Corporation Portable power source
USD933010S1 (en) 2019-05-29 2021-10-12 Milwaukee Electric Tool Corporation Portable power source
CN115022542B (zh) * 2022-05-31 2023-09-29 杭州海康威视数字技术股份有限公司 具有可拆卸电池的摄像机
WO2024075351A1 (ja) * 2022-10-04 2024-04-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 バックアップ電源装置及びその制御方法
JP7429874B1 (ja) 2022-10-04 2024-02-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 バックアップ電源装置及びその制御方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0428194Y2 (ja) * 1986-05-21 1992-07-08
KR930008260B1 (ko) * 1989-09-29 1993-08-27 가부시기가이샤 도시바 휴대용 컴퓨터를 위한 지능 전원 시스템
JPH0428194A (ja) 1990-05-24 1992-01-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 並列高周波誘導加熱方法
US5230074A (en) * 1991-01-25 1993-07-20 International Business Machines Corporation Battery operated computer power management system
JPH05137271A (ja) * 1991-11-08 1993-06-01 Nec Corp 電池充電方法
US5623596A (en) * 1994-05-09 1997-04-22 Apple Computer, Inc. Power fault protection in a computer system having multiple power supplies
JP3069498B2 (ja) * 1994-09-01 2000-07-24 富士通株式会社 充放電装置および電子機器
JPH09308131A (ja) * 1996-05-15 1997-11-28 Seiko Epson Corp 電子装置とその制御方法
KR100310100B1 (ko) * 1996-07-10 2001-12-17 윤종용 휴대용 컴퓨터시스템의 전원공급장치 그리고 이에 적합한 dc입력선택회로
US6195754B1 (en) * 1997-01-28 2001-02-27 Tandem Computers Incorporated Method and apparatus for tolerating power outages of variable duration in a multi-processor system
US5903764A (en) * 1997-05-02 1999-05-11 Micro International, Ltd. Smart battery selector offering power conversion internally within a portable device
JPH1127758A (ja) * 1997-07-01 1999-01-29 Okuma Mach Works Ltd I/oユニット
US5939799A (en) * 1997-07-16 1999-08-17 Storage Technology Corporation Uninterruptible power supply with an automatic transfer switch

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003256083A (ja) * 2002-03-01 2003-09-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 電気機器、コンピュータ装置、コントローラ、電池切換方法、およびプログラム
JP2004336994A (ja) * 2003-05-02 2004-11-25 O2 Micro Inc バッテリーパック及び該バッテリーパックを内蔵するバッテリーチャージ/ディスチャージ回路
CN100407541C (zh) * 2003-05-02 2008-07-30 美国凹凸微系有限公司 控制对单电池组中的单电池充电和放电的电路及方法
US7956578B2 (en) 2006-05-09 2011-06-07 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Power supply having a reduced number of switching elements
JP2008182872A (ja) * 2006-12-25 2008-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蓄電装置
US8729868B2 (en) 2007-07-27 2014-05-20 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Method and apparatus for charging batteries
JP2009033879A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Lenovo Singapore Pte Ltd 充電システムおよび充電方法
JP2009118677A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Ono Sokki Co Ltd 電源制御装置
JP4624397B2 (ja) * 2007-11-08 2011-02-02 株式会社小野測器 電源制御装置
JP2009254187A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Hitachi Ltd 二重系電源装置
JP2011203728A (ja) * 2010-03-05 2011-10-13 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
JP2012100375A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Hitachi Ltd 並列電源システム
WO2013022053A1 (ja) * 2011-08-09 2013-02-14 三洋電機株式会社 電力制御装置
CN103730951A (zh) * 2014-01-24 2014-04-16 加弘科技咨询(上海)有限公司 一种电源管理系统及其方法
CN103730951B (zh) * 2014-01-24 2016-04-13 加弘科技咨询(上海)有限公司 一种电源管理系统及其方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6920575B2 (en) 2005-07-19
US20020124192A1 (en) 2002-09-05
JP2001197682A (ja) 2001-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001268813A (ja) 電源装置、電源切換装置及びコンピュータ
US6396243B2 (en) Power unit and power source switching apparatus for a computer
US7206944B2 (en) Electrical apparatus, computer, and power switching method
US7956578B2 (en) Power supply having a reduced number of switching elements
US6664764B1 (en) Apparatus and method for detecting a battery use state and mitigating battery deterioration
US8150539B2 (en) Information processing apparatus and method for controlling power supply of the apparatus
US8405357B2 (en) Battery unit, battery system, electronic device, charging control method of battery, and discharging control method of battery
US20110304299A1 (en) System of charging battery pack and method thereof
US20070132430A1 (en) Battery and system power selector integration scheme
US20030085626A1 (en) Electrical apparatus, computer, power switching unit, and power switching method
US8232762B2 (en) Computer and battery charging method thereof
JP2002163038A (ja) 温度制御に伴うアクションレベルを決定する電池、電池パック、コンピュータ装置、電気機器、および電池の温度制御方法
US20050037241A1 (en) Power source selector and controller for multiple battery power supply
KR20090089483A (ko) 복수 종류의 배터리 팩을 사용하는 장치, 방법, 시스템 및 컴퓨터 판독가능한 기록 매체
US11909243B2 (en) Information handling systems and improved battery charge control methods
JP2004328997A (ja) バッテリ装置および情報処理装置
CN117458668B (zh) 电池保护电路、电池保护板及电子设备
JP3133031B2 (ja) バッテリ充電システム及び情報処理装置
US6901520B2 (en) Power supply protection apparatus for computer system
US9874912B2 (en) Controlling energizing range of mobile electronic device
US7679326B2 (en) Computer with multiple removable battery packs
US6275162B1 (en) Method of displaying capacity using LEDs of the notebook computer system and the device of the same
KR101327585B1 (ko) 휴대 장치의 배터리 팩 전원 관리 장치 및 그제어 방법
EP2725680B1 (en) Electronic device and power supplying control method thereof
US20050142434A1 (en) Battery pack with internal charge/power switching

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20061024