JP2001267062A - 電界発光表示素子 - Google Patents

電界発光表示素子

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JP2001267062A
JP2001267062A JP2000084725A JP2000084725A JP2001267062A JP 2001267062 A JP2001267062 A JP 2001267062A JP 2000084725 A JP2000084725 A JP 2000084725A JP 2000084725 A JP2000084725 A JP 2000084725A JP 2001267062 A JP2001267062 A JP 2001267062A
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JP
Japan
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transparent electrode
layer
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lead
display element
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JP2000084725A
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Toyoyasu Tadokoro
豊康 田所
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁層にピンホールがあったとしても透明電
極と背面電極が短絡する虞がない電界発光表示素子を提
供する。 【解決手段】 電界発光表示素子は、基板10に積層体
11を形成し、この積層体11を覆う凹部12bを有す
る封止部材12を基板10に接着したものである。積層
体11は、透明電極13,絶縁層14,有機層15,背
面電極16を有する。透明電極13は、リード部17
と、リード部17の一端と連なる表示セグメント部18
と、リード部17の他端と連なる端子部19とを有して
いる。有機層15は、透明電極13のリード部17及び
表示セグメント部18よりも広範囲に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界発光表示素子
(EL)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図7に示す有機電界発光表示
素子(以下、有機ELと記す)がある。有機ELはガラ
ス基板1に積層体2を蒸着法で形成したものであり、こ
の積層体2は透明電極3,有機層4,背面電極5を有す
る。有機層4は正孔注入層,正孔輸送層,発光層及び電
子輸送層からなるものである。積層体2は封止ガラス6
に覆われており、この封止ガラス6の接着面6aはガラ
ス基板1に接着剤7により接着されている。透明電極3
と背面電極5の間には、短絡を防ぐため、発光セグメン
ト8を除いて、絶縁層9が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すように、絶縁層9にピンホール9a(微小な孔)が
あると、透明電極3と背面電極5が導通してしまい短絡
する虞があった。透明電極3と背面電極5が短絡してし
まうと、透明電極3と背面電極5に電圧を印加しても、
発光層が発光しないため、その電界発光表示素子は不良
品となる。本発明は、この問題に鑑みなされたものであ
り、絶縁層にピンホールがあったとしても、透明電極と
背面電極が短絡する虞がない電界発光表示素子を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、少なくとも透明電極と絶縁層と発光層と背
面電極とを有する積層体を基板に積層した電界発光表示
素子であって、前記発光層は、前記透明電極の端子部を
除いて、前記透明電極よりも広範囲に形成されているも
のである。
【0005】また、本発明は、少なくとも透明電極と絶
縁層と発光層と背面電極とを有する積層体を基板に積層
した電界発光表示素子であって、前記透明電極は、リー
ド部と、リード部の一端と連なる表示セグメント部と、
リード部の他端と連なる端子部と、を有し、前記発光層
は、前記リード部及び前記表示セグメント部よりも広範
囲に形成されているものである。
【0006】また、本発明は、前記積層体を覆う凹部を
有し前記基板に接着される封止部材を有するものであ
る。
【0007】また、本発明は、前記発光層は、前記凹部
よりも広範囲に形成されているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】電界発光表示素子は、基板10に
積層体11を形成し、この積層体11を覆う凹部12b
を有する封止部材12を基板10に接着したものであ
る。積層体11は、透明電極13,絶縁層14,有機層
15,背面電極16を有する。有機層15は、少なくと
も発光層15aがあれば良いが、正孔注入層15b,正
孔輸送層15c及び電子輸送層15dを設けても良い。
透明電極13は、リード部17と、リード部17の一端
と連なる表示セグメント部18と、リード部17の他端
と連なる端子部19とを有する。そして、発光層15a
は、透明電極13のリード部17及び表示セグメント部
18よりも広範囲に形成されている。
【0009】
【実施例】以下、添付の図面に基いて、本発明の一実施
例を説明する。図1乃至図5は第一実施例を示す図であ
る。
【0010】有機ELは、ガラス基板10(基板),積
層体11,封止ガラス12(封止部材)を有している。
積層体11は、ITO(Indium Tin Oxide)からなる透
明電極13,ポリイミド系のレジストからなる絶縁層1
4,有機層15,アルミニウム等の金属からなる背面電
極16からなるものであり、ガラス基板10の後面に積
層形成されている。有機層15は少なくとも発光層15
aを有するものであるが、有機層15に正孔注入層15
b,正孔輸送層15c及び電子輸送層15dを設けても
良い(図4参照)。
【0011】図5に示すように、透明電極13は、リー
ド部17と、リード部17の一端と連なる表示セグメン
ト部18と、リード部17の他端と連なる陽極端子部1
9と、陰極端子部20とを有している。表示セグメント
部18は日字形に配設されており、この表示セグメント
部18に各々リード部17が連設されている。リード部
17はガラス基板10の一辺側に引き回されており、透
明電極端子部19が連設されている。透明電極端子部1
9及び背面電極端子部20はガラス基板10の一辺側に
列状に配置されている。有機層15は、透明電極13の
リード部17及び表示セグメント部18よりも広く形成
されている。
【0012】透明電極13のリード部17及び表示セグ
メント部18は、絶縁層14により背面電極16と絶縁
されている。絶縁層14は、透明電極13の表示セグメ
ント部18の周縁部と若干重なるように形成されてお
り、発光セグメント21に対応する箇所及び各端子部1
9,20の近傍を除いて、ガラス基板10の略全範囲に
設けられている。絶縁層14には矩形の切欠き部14a
が設けられており、この切欠き部14aで背面電極端子
部20に連設されたリード部22が背面電極16と導通
される。
【0013】23は紫外線硬化型の接着剤であり、この
接着剤23によりガラス基板10の後面と封止ガラス1
2の接着面12aとが接着される。封止ガラス12には
積層体11を覆う凹部12bが形成されており、この凹
部12bを除く封止ガラス12の前面が接着面12aと
なっている。Aは吸湿剤であり、この封止剤Aは封止ガ
ラス12の注入口(図示しない)から注入され、凹部1
2bに充填されている。絶縁層14及び背面電極16
は、凹部12bよりも広い範囲に形成されている。
【0014】次に、図6に基いて、第二実施例を説明す
る。第二実施例は、有機層15の形成範囲が相違するだ
けで、他の構成は第一実施例と同様であるので、第一実
施例と同一の箇所には同一の符号を付しその説明は省略
する。有機層15は、凹部12bよりも広い範囲に形成
されており、正面視で接着面12aと所定幅Wだけ重な
っている。つまり、有機層15は、各端子部19,20
の近傍を除いて、ガラス基板10の略全範囲に形成され
ている。
【0015】各実施例において、有機層15は、透明電
極13のリード部17及び表示セグメント部18よりも
広く形成されており、仮に、絶縁層14にピンホールが
あったとしても、透明電極13と背面電極16の間には
不導体(電気を伝えない物体)である有機層15がある
ため、透明電極13と背面電極16が短絡する虞がな
い。従って、透明電極13と背面電極16の短絡が原因
で不良品となることがなく、歩留りの向上が期待でき
る。
【0016】なお、各実施例は、セグメント型の電界発
光表示素子であったが、本発明は、多数の画素を行列状
に配設したマトリクス型の電界発光表示素子にも適用で
きる。また、正孔注入層15b,正孔輸送層15c及び
電子輸送層15dを絶縁層としても良い。また、各実施
例は有機ELであったが、本発明を無機ELにも適用で
きることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】本発明は、少なくとも透明電極と絶縁層
と発光層と背面電極とを有する積層体を基板に積層した
電界発光表示素子であって、前記発光層は、前記透明電
極の端子部を除いて、前記透明電極よりも広範囲に形成
されているものであり、絶縁層にピンホールがあったと
しても、透明電極と背面電極が短絡する虞がない。
【0018】また、本発明は、少なくとも透明電極と絶
縁層と発光層と背面電極とを有する積層体を基板に積層
した電界発光表示素子であって、前記透明電極は、リー
ド部と、リード部の一端と連なる表示セグメント部と、
リード部の他端と連なる端子部と、を有し、前記発光層
は、前記リード部及び前記表示セグメント部よりも広範
囲に形成されているものであり、絶縁層にピンホールが
あったとしても、透明電極と背面電極が短絡する虞がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例を示す要部断面図。
【図2】 同上実施例を示す断面図。
【図3】 同上実施例を示す正面図。
【図4】 同上実施例を示す有機層の拡大断面図。
【図5】 同上実施例を示す分解斜視図。
【図6】 本発明の第二実施例を示す断面図。
【図7】 従来例を示す断面図。
【図8】 従来例を示す断面図。
【符号の説明】
9 有機EL(電界発光表示素子) 10 ガラス基板(基板) 11 積層体 12 封止ガラス(封止部材) 12a 接着面 13 透明電極 14 絶縁層 15 有機層 16 背面電極 17 リード部 18 表示セグメント部 19 端子部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも透明電極と絶縁層と発光層と
    背面電極とを有する積層体を基板に積層した電界発光表
    示素子であって、前記発光層は、前記透明電極の端子部
    を除いて、前記透明電極よりも広範囲に形成されている
    ことを特徴とする電界発光表示素子。
  2. 【請求項2】 少なくとも透明電極と絶縁層と発光層と
    背面電極とを有する積層体を基板に積層した電界発光表
    示素子であって、 前記透明電極は、リード部と、リード部の一端と連なる
    表示セグメント部と、リード部の他端と連なる端子部
    と、を有し、 前記発光層は、前記リード部及び前記表示セグメント部
    よりも広範囲に形成されていることを特徴とする電界発
    光表示素子。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電界発
    光表示素子において、前記積層体を覆う凹部を有し前記
    基板に接着される封止部材を有することを特徴とする電
    界発光表示素子。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電界発光表示素子にお
    いて、前記発光層は、前記凹部よりも広範囲に形成され
    ていることを特徴とする電界発光表示素子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100721844B1 (ko) 2005-06-09 2007-05-28 세이코 엡슨 가부시키가이샤 전기 광학 장치와 그 제조 방법, 및 화상 형성 장치
KR100747428B1 (ko) 2005-10-18 2007-08-08 주식회사 대우일렉트로닉스 유기 전계 발광 소자

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