JP2001266376A - 近距離場光学的ピックアップシステムにおけるトラッキングエラー検出のための方法及び装置 - Google Patents

近距離場光学的ピックアップシステムにおけるトラッキングエラー検出のための方法及び装置

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JP2001266376A
JP2001266376A JP2000201647A JP2000201647A JP2001266376A JP 2001266376 A JP2001266376 A JP 2001266376A JP 2000201647 A JP2000201647 A JP 2000201647A JP 2000201647 A JP2000201647 A JP 2000201647A JP 2001266376 A JP2001266376 A JP 2001266376A
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signal
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JP2000201647A
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Inventor
Sakubun Kyo
作 文 喬
Kokuzui Go
國 瑞 呉
Tokuzui Ko
得 瑞 黄
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Industrial Technology Research Institute ITRI
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Industrial Technology Research Institute ITRI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光記録媒体のデータ記録密度を増
大できる近距離場光学的ピックアップシステムと、高速
モータ等を使用することなくトラッキングエラーを容易
に検出する方法を提供する。 【解決手段】 光記録媒体の非信号記録面にトラックを
設け、このトラックから、トラッキングエラー信号がプ
ッシュプル・トラッキング方式の使用で得られ、また、
近距離場光学システムでデータにアクセスするための第
1の光点と、トラッキングエラー信号を得るための第2
の光点とから2つの信号ピッキング光点を発生させ、こ
れによりサンプリングピットに高速モータの使用を要求
するサンプルサーボ(SS)法の使用を改良する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近距離場光学的ピ
ックアップシステムにおけるトラッキングエラー検出の
ための方法と装置に関し、さらに詳細には、光記録媒体
のデータ保存密度を増大しかつプッシュプル・トラッキ
ング方式使用時のトラッキングエラーを検出するための
近距離場光学的ピックアップシステムに適用される方法
と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小さい直径を有する光点を作成すること
は、光学的信号ピックアップ技術においては重要な問題
である。光点直径がより小さくすればするほど、光記録
媒体の情報保存する能力は大きくなる。特に、光点直径
は、収束レンズの開口数(NA;numerical aperture)
に反比例する。
【0003】図10において、従来の近距離場光ピック
アップシステムは、対物レンズ12の下面から入射する
光ビームを収束し、該対物レンズ12での広がりを制限
している。これは、結果的に、対物レンズ上面でのNA
値がかなり大きい、すなわち、かなり小さい直径の光点
Aになる。光学用語では、このような機能を有するレン
ズは、固体油浸レンズ(SIL;solid immersion len
s)と称される。適切に設計すれば、NA=nsinθ'
=n(nsinθ)=n2sinθ を得ることができ
るが、ここにおいて、θは、従来のピックアップヘッド
11からの出力ビームの収束角である。対物レンズ12
の近くにディスク13を置く場合、光の一部は、近距離
場光効果により対物レンズ12とディスク13との間の
エアーギャップ(深さが約0.15μm)を通過し、デ
ィスク13の下面131に光点Aと同じ直径を有する光
点Bを形成する。光点Bから反射される光の物理的特性
(輝度と偏光)は、この点に記録された信号に影響され
る。この反射光は、再度近距離場光効果により、前記エ
アーギャップを通って対物レンズ12及び従来のピック
アップヘッド11に戻る。反射光の物理的特性を検出す
ることによって、従来のピックアップヘッドは、ディス
ク13の記録情報を得ることができる。
【0004】従来の近距離場光学的ピックアップシステ
ムで使用されるディスク13は、図11に示すように、
(トラックのない)平らな面を有するディスクであり、
ここにおいて、下面131は、SIL12の近くが薄膜
の光学記録材料で覆われ、前記光点Bがこの薄膜に当る
ようにしているが、上面は、特に使用されないので薄膜
はない。
【0005】従来の近距離場光学的ピックアップシステ
ムのトラッキングエラー検出方法は、サンプルサーボ
(SS;sample servo)法である。この原理は、各仮想
トラックリングをいくつかの仮想セクターに仕切り、各
セクターの始点にトラッキング信号サンプリングピット
24をマークする。回転中、光ビームの収束により形成
された光点が、トラッキング信号サンプリングピット2
4に当る。この点から反射された戻り光の強さが、前記
点のトラッキングエラーとして作用する。このように、
反射光を検出すると、光点のトラッキングエラーを決定
できる。前記検出されたトラッキングエラーの光電流を
ピックアップヘッドサーボに送ることによって、対物レ
ンズによるトラッキングエラーを修正できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記S
S法には、2つの大きな欠点がある。1つは、作業用と
して高速モータが必要なことである。仮に、トラッキン
グエラーが2kHzの周波数で繰り返し起こるとする。
この周波数2kHzを有する光電流信号波は、修正の時
間に間に合うように発生されなければならない。したが
って、トラッキング信号サンプリングピット24の出現
周波数は、少なくとも4kHzでなければならない。ト
ラックリングに50のセクターがある場合、モータの速
度は、f rpsであり、その時 f×50=4kHz、
したがって、f=80rps=4800rpmである。
このような高回転速度の要求は、高速モータの助けを借
りて実現しなければならないが、高速モータは、非常に
高価で、近距離場光学的ピックアップヘッドの費用をよ
り高いものにする。他の欠点は、トラッキング信号サン
プリングピット24の存在がデータ格納スペースの部分
を浪費し、ディスクの容量を低下させることである。
【0007】前述の観点からすれば、従来システムの欠
点は、ただ1点にある。それは、1つの光点が、近距離
場光学効果を生じさせるためと、トラッキングエラー信
号を検出するために作られるからである。この場合で
も、前記システムは、SS法をとることを余儀なくされ
る。仮に2つの光点を有する新しいシステムが、データ
とトラッキングエラー信号それぞれを取得するように作
成されるならば、前記SS方法を使用する欠点は回避さ
れるはずである。
【0008】
【発明の概要】本発明は、近距離場光学的ピックアップ
システムの光記録媒体のデータ記録密度を増大するため
の改良された近距離場光学的ピックアップシステムを提
供することを目的とする。
【0009】本発明の他の目的は、高速モータや同様の
装置を使用することなく近距離場光学的ピックアップシ
ステムにトラッキングエラーを容易に検出する方法を提
供することである。
【0010】上記目的による本発明は、光記録媒体の非
信号記録面にトラックを設け、このトラックからトラッ
キングエラー信号がプッシュプル・トラッキング方式の
使用により、また、近距離場光学システムでデータにア
クセスするための第1の光点と、トラッキングエラー信
号(TES;tracking error signals)を得るための第
2の光点とをそれぞれ提供する2つの信号ピッキング光
点を発生させる手段とを使用することで得られる。これ
により、本発明は、サンプリングピットに高速モータの
使用を要求するサンプルサーボ(SS)法の使用状態を
改良することになる。本発明の好適な実施例における2
つの信号ピッキング光点は、2つの曲面部を有する固体
油浸レンズ(SIL)を使用して発生させる。
【0011】さらに、本発明は、各トラック内でトラッ
キングロック輪郭を加えることができる。日本応用物理
学ジャーナル第38巻(1999)の1774−177
6頁(Japanese Journal of Applied Physics, Vol.3
8 (1999), pp. 1774-1776)に掲載された
計算結果によれば、シングルトラックは、最高でも3つ
のトラッキングロック輪郭を収容でき、各加えられた輪
郭の底部にも信号を記録できる。これは、少なくとも3
倍増の近距離場光学的ピックアップシステムのデータ記
録密度を作る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のより完全な適用例や付随
する多くの効果は、添付図面と関連づけて考察すると、
以下の詳細な説明を参照することでよりよく理解され、
容易に明らかになるであろう。
【0013】図1において、本発明では、トラック36
11は、光記録媒体36の上面361(非信号記録面)
に設けられている。2つの信号ピッキング光点を発生さ
せる手段は、データ信号にアクセスするのための第1の
光点と、トラッキングエラー信号(TES;tracking e
rror signal)を得るための第2の光点とを発生させて
利用される。好適な実施形態では、前記2つの光点を発
生させるために固体油浸レンズ(SIL)35が用いら
れている。SIL35の下面(すなわちレーザ光源によ
り近い側)は、2つの曲面部を有している。出力ビーム
は、SIL35を通過する場合、別々の曲面部により2
つの光点に収束され、ここで、第1の光点は、近距離場
光学原理によってデータにアクセスするため、光記録媒
体36の下面362(信号記録面)に当るが、第2の光
点は、プッシュプル・トラッキング方式を使用してTE
Sを発生させるため、光記録媒体36の上面361(非
信号記録面)のトラック3611に当る。
【0014】図2に示す連続的トラック3611あるい
は図3に示す同心的トラック3611は、その上を金属
反射薄膜で覆われた光記録媒体36の上面361に型成
形される。前記トラックのスパンと深さは、それぞれ、
図4に示すように、点Pからの反射ビームが2つのプッ
シュプルパターン領域e及びfを含むように、出力ビー
ムの波長と点P(第2の光点)の直径に適切に一致する
ように作られている。図5に示すように、前記2つのパ
ターン領域、IeとIfにおける光の輝度は、点Pのオフ
トラック距離(トラックから離間する距離)によって変
化する。TES=Ie−Ifと定義する。図6に示すよう
に、点Pがトラックの中央にあるとき、TES=0、点
がトラックの中心から外れると、 TES>0あるいは
TES<0のいずれかとなる。
【0015】本発明の近距離場光学的ピックアップシス
テム全体構造を示す図7において、レーザ光源31から
の出力ビームは、コリメートレンズ32によって平行ビ
ームになる。このビームは、対物レンズ34に向かうよ
うにスプリッタ33によって反射され、対物レンズ34
で収束され、SIL35に向う。対物レンズ34及びS
IL35は、収束ユニット345を構成し、サポート3
17によって連結されている。上述するSIL35の下
面は、別々の曲面部を有する2つの領域に分離されてい
る。第1の領域は、直径aを有する中心領域を占め、ま
た無限の曲率半径を有している。第2の領域は、aからb
までの直径範囲を有しているが、ここではa<bであ
り、曲率半径は有限の値である。第1領域の入射ビーム
は、SIL35を通過し、空間内の光点P(前記第2の
光点)を形成する。第2の領域の入射ビームは、SIL
35を通過し、SIL35の上面に光点Qを形成する。
厚さtと屈折率nを有する光記録媒体36は、SIL3
5の上面上部に配置される。tとnは、点Pが光記録媒
体の上面361に当るように適切に選択され、光記録媒
体36の下面362は、近距離場光学効果を作るよう
に、また下面362に光点Rを発生させるように、点Q
に大変近い。
【0016】点P及び点Rからの反射ビームは、光記録
媒体36、SIL35及び対物レンズ34を通過し、ス
プリッタ33によって前記出力ビームとは異なる光経路
に送られる。さらに、反射ビームは、中空のスプリッタ
37を通過し、点Pからのトラッキング信号と点Rから
のデータ信号が明確にトラッキングビームとデータビー
ムに分離される。トラッキングビームは、ミラー38に
より反射され、収束レンズ39を通過し、センサ310
の光点に焦点に結ぶ。センサ310は、2つの検知領域
EとFに分離されている。2つの検知領域で発生させら
れた光電圧は、それぞれVEとVFであるが、ここにおい
て、VEはIeに、VFはIfに比例する。VEとVFは、減
算器311に送られ、プッシュプル・トラッキングエラ
ー信号TES=VE−VFαIe − Ifを得る。TES
は、最小の電圧Vmin及び最高電圧V maxを有する。TE
Sは、トラッキングサーボ回路312に送られ、図8に
示される関係を有するVmin<Vi<Vmaxの多数の基準電
圧Vi(i= 1,2,3・・・)を提供する。トラッキングサ
ーボ回路312は、TESをViと比較し、比較結果に
応じて修正電圧Vdを発生させる。
【0017】TES>Viの場合、トラッキングサーボ回
路312は、正の修正電圧(Vd>0)を発生させるであ
ろう。この修正電圧は、トラッキングアクチュエータ3
15に送られ、収束ユニット345を水平方向の移動と
いう特定方向に駆動する。対物レンズ34とSIL35
がシフトされると、点Pの偏差も変化し、TESとV d
も対応して変化する。この手順は、TES=Viまで連
続的に実行される。トラッキングアクチュエータ315
が十分に敏感な場合、TESは、通常Viに留まり、正
の定数あるいは0となる。したがって、点Pは、トラッ
クの中心あるいはトラック内のある仮想輪郭に保たれ
る。すなわち、点Pは、ある輪郭にロックされる。
【0018】TES<Viの場合、トラッキングサーボ
回路312は、負の修正電圧(Vd<0)を発生させるで
あろう。この修正電圧も、トラッキングアクチュエータ
315に送られ、収束ユニット345を水平方向の移動
という特定方向に駆動する。対物レンズ34とSIL3
5がシフトされると、点Pの偏差も変化し、TESとV
dも対応して変化する。この手順は、TES=Viまで連
続的に実行される。トラッキングアクチュエータ315
が十分に敏感な場合、TESは、通常Viに留まり、負
の定数あるいは0となる。したがって、点Pは、トラッ
クの中心あるいはトラック内のある他の仮想輪郭に保た
れる。すなわち、点Pは、他の輪郭にロックされる。
【0019】上述した手順は、トラッキングロックと称
され、Viはトラッキングロック電圧と称される。ある
iがトラッキング輪郭に対応する。Viは多値を持つの
で、前記輪郭はトラックの中央にある必要はない。図9
に示すように、たとえただ1つのみのトラックがある場
合でも、多数のトラッキングロック輪郭を有することが
できる。各輪郭の底部は、光記録媒体に読み込み、書き
込みあるいは消去する動作を実行するために、対応する
光点R(あるいはQ)を有している。多数のV iあるい
は最大のiは、点R(あるいはQ)での光点直径とトラ
ックスパンの比によって決定される。
【0020】本発明において使用される光記録媒体36
の下面362(信号記録面)は、光学記録材料の薄膜で
覆われた完全な平面である。本発明のトラッキングエラ
ー検出方法は、トラッキング輪郭をロックする別のタイ
プの光記録媒体にも適用できる。このような光記録媒体
としては、読み取り専用タイプ、色素記録可能なタイ
プ、位相変化記録可能なタイプ、位相変化消去可能なタ
イプ及び光磁気消去可能なタイプを含む。位相変化消去
可能なタイプは、一例として、以下に記載されるよう
に、読み込み、書き込み及び消去する機能の原理を持っ
ている。
【0021】再び図7戻り、光記録媒体にデータを書き
込む場合、複数の信号がそれぞれレーザ光源31の駆動
回路314に送られ、レーザ光源31は、複数のデータ
信号の「1」と「0」に対応する「高さ」と「媒体」輝
度を有する出力ビームを発生させる。上述したように、
出力ビームは、コリメートレンズ32、スプリッタ3
3、対物レンズ34及びSIL35を通過した後に、光
学記録材料で覆われた光記録媒体36の下面362に光
点Rを形成する。レーザ光源31からの出力ビームの輝
度は、変化するので、点Rでも光の輝度はそれに応じて
変化する。点Rが高輝度ビームを受ける場合には、当該
点での光学記録材料は、信号「1」が書き込まれたこと
を意味する非結晶な状態に物理的相転移を受ける。点R
が中程度の輝度ビームを受ける場合には、当該点での光
学記録材料は、信号「0」が書き込まれたことを意味す
る結晶状態に物理的相転移を受ける。
【0022】信号を読み込む場合には、レーザ光源31
は、一定の「低い」輝度ビームを送り出すようにセット
される。出力ビームが、コリメートレンズ32、スプリ
ッタ33、対物レンズ34及びSIL35を通過した後
に、光記録媒体36の下面362上に光点Rを形成し、
この光記録媒体36にはデータが書き込まれる。点Rに
おける結晶状態からの反射光ビームは、より強い輝度を
有しているが、非結晶状態からの反射光ビームは、より
弱い輝度を有している。近距離場光学効果により点Qを
通過し、SIL35、対物レンズ34、スプリッタ33
及び中空のスプリッタ37によって反射された後、反射
ビームは、収束レンズ316を通過し、センサ313に
戻り、光点として焦点に結ぶ。センサ313で発生され
た光起電力VRは、反射光の輝度に比例する。VRの値を
測定することは、反射光が結晶状態からのものかあるい
は非結晶状態のものからかを決定でき、データ信号が0
か1かを表すことになる。したがって、VRは、データ
読み込み信号RFSとなる。
【0023】消去する場合、レーザ光源は、一定の「中
程度の」輝度ビームを送り出す。コリメートレンズ3
2、スプリッタ33、対物レンズ34及びSIL35を
通過した後に、出力ビームは、データを書き込む光記録
媒体36の下面362に光点Rを形成する。点Rでのビ
ーム強度は、常時中程度に保持されているので、光学記
録材料は、結晶状態に物理的相転移を受ける。すなわ
ち、データ信号「0」が光記録媒体に書き込まれ、その
上の全ての元データは消去される。
【0024】本発明の範囲及び精神から逸脱することな
く、他の種々の改良が明らかにされ、当業者によって容
易に作られることは、理解される。したがって、請求の
範囲は、ここで明らかにされた説明あるいは図示するも
のに限定されるべきでなく、むしろ、当業者によって等
価物とみなされるものを含み、本発明に属する特許性の
ある新規な特徴全てを包含するように、解釈されるべき
である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、光記録媒体上のデータにアク
セスし、トラッキングロックを実行するために、2つの
信号ピッキング光点を発生させる手段を利用し、プッシ
ュプル・トラッキング方式は、TESの検出に利用可能
である。これにより、本発明は、複数のサンプリングピ
ットが高速モータの使用を要求するサンプルサーボ(S
S)法の使用を改良でき、また、光記録媒体のデータ保
存容量を増大でき、費用も低減できる。
【0026】さらに、複数のトラッキングロック輪郭
が、本発明の各トラックに加えられるので、データ保存
容量が非常に増大することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の主要な技術的構成の概略図である。
【図2】 本発明に係る光記録媒体の第1実施形態を示
す概略構成図である。
【図3】 本発明に係る光記録媒体の第2の実施形態を
示す概略構成図である。
【図4】 反射光とプッシュプルパターン領域との間の
関係を示す概略図である。
【図5】 プッシュプルパターン領域おオフトラック距
離との間の関係を示す概略図である。
【図6】 オフトラック距離とプッシュプルTESとの
間の関係を示す概略図である。
【図7】 近距離場光学的ピックアップシステム全体の
概略構成図である。
【図8】 プッシュプルTESと基準電圧Viとの間の
関係を示す概略図である。
【図9】 多数のトラッキングロック輪郭を示す概略図
である。
【図10】 従来の近距離場光学的ピックアップシステ
ムを示す概略構成図である。
【図11】 従来の近距離場光学的ピックアップシステ
ムに使用されたディスクを示す概略構成図である。
【符号の説明】
31…レーザ光源、 310…センサ、 311…減算器、 316…収束レンズ、 32…コリメートレンズ、 34…対物レンズ、 35…油浸レンズ(SIL)、 36…光記録媒体、 361…上面、 3611…トラック、 362…下面、 37…中空スプリッタ、 38…ミラー、 P…第2の光点、 R…第1の光点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 CC01 CC04 DD03 DD05 EE01 EE11 EE18 FF02 GG02 GG22 HH01 JJ03 KK11 KK13 KK15 LL08 5D118 AA14 BC02 BF02 BF03 BF04 CA13 CC12 CD03 CG03 5D119 AA03 DA01 DA05 DA07 EC21 FA02 FA08 JA02 JA24 JA44 JB02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速モータを必要とすることなくシステ
    ムの光記録媒体のデータ保存密度を増大できる近距離場
    光学的ピックアップシステムにおけるトラッキングエラ
    ー検出のための方法であって、該方法は次の工程を包含
    する:光記録媒体の非信号記録面にトラックを形成し、 前記光記録媒体の信号記録面上に設けたデータ信号にア
    クセスするための第1の光点と、前記トラックで収束さ
    れた第2の光点とからなる2つの信号ピッキング光点を
    発生させる手段とし、 プッシュプル・トラッキング方式を用いて前記第2の光
    点から反射されたトラッキングビームでエンコードされ
    たトラッキングエラー信号を取得する。
  2. 【請求項2】 前記トラックは、反射薄膜で覆われた、
    連続的あるいは多数の同心的トラックである請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記2つの信号ピッキング光点を発生さ
    せる手段は、レーザ光源近くのレンズ面を、前記レーザ
    光源からの出力ビームが前記レンズを通過するときに前
    記2つの信号ピッキング光点を光記録媒体上に形成する
    ように、別々の曲面部を備えた2つの領域に分離するこ
    とにより達成される請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記レンズは、固体油浸レンズである請
    求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記出力ビームを平行ビームにさせるた
    めにコリメートレンズが用いられた請求項3に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記出力ビームを収束するために対物レ
    ンズが用いられた請求項3に記載の方法、
  7. 【請求項7】 前記プッシュプル・トラッキング方式
    は、さらに、前記出力ビームを分離するビームスプリッ
    タを使用し、前記光記録媒体から異なる光経路に反射さ
    れたビームを戻すことにより光ビーム経路を分離する工
    程を有する請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記プッシュプル・トラッキング方式
    は、さらに、第1の光点から反射されるデータビーム
    と、第2の光点から異なる光経路に反射されるトラッキ
    ングビームとを分離する中空のビームスプリッタを使用
    することによって、複数の光ビーム経路に分離する工程
    を有する請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記トラッキングビームあるいはデータ
    ビームの移動方向を変えるためにミラーが使用される請
    求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記トラッキングビームは、2つの検
    知領域を有するセンサに当り、該検知領域が、前記トラ
    ッキングエラー信号を得るための減算器に送られる独立
    した2つの光電圧を発生させるようにした請求項8に記
    載の方法、
  11. 【請求項11】 前記トラッキングエラー信号は、前記
    センサにトラッキングビームを収束するために、中空の
    ビームスプリッタとセンサとの間の光経路に配置された
    収束レンズを用いて発生させる請求項10に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 複数のトラックを有する光記録媒体に
    レーザ光源からの出力ビームを導き、前記トラックから
    反射される戻りビームを取得して、プッシュプル・トラ
    ッキング方式を使用してトラッキングエラーを検出す
    る、近距離場光ピックアップシステムのトラッキングエ
    ラー検出装置であって、該検出装置は、以下の構成要素
    を有する;光記録媒体の非信号記録面に設けられたトラ
    ックと、 出力ビームと戻りビームを異なる光経路に分離する光ピ
    ックアップシステムの光通路に設けられたビームスプリ
    ッタと、 前記光ピックアップシステムの光通路に設けられた対物
    レンズ及び固体油浸レンズを有し、前記対物レンズは前
    記出力ビームを固体油浸レンズの方へ移動する収束ビー
    ムに変え、対物レンズにより近い固体油浸レンズの面
    は、収束性のビームが、前記固体油浸レンズの後、光記
    録媒体の信号記録面とトラックに当る2つの光点を形づ
    くるようにそれぞれ別々の曲面部を備えた2つの領域を
    有し、ここで第1の光点が信号を読み込み/書き込み
    を、第2の光点がトラッキングエラー信号を提供する収
    束性のユニットと、 光記録媒体上の2つの光点から反射された戻りビームを
    トラッキングビームとデータビームに分離するために、
    光ピックアップシステムの光学通路に設けられた中空の
    ビームスプリッタと、 前記トラッキングビームの光経路に設けられ、トラッキ
    ングビームの光起電力を検出する2つの検知領域を有す
    るセンサと、 前記2つの検知領域に形成された光電圧の作動を実行
    し、プッシュプル・トラッキングエラー信号を得るため
    の減算器と。
  13. 【請求項13】 前記レーザ光源からの出力ビームを平
    行ビームに変えるための光ピックアップシステムの光学
    通路に設けられたコリメートレンズをさらに有する請求
    項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記トラッキングビームあるいはデー
    タビームの移動方向を変えるための戻りビーム経路に設
    けられたミラーをさらに有する請求項12に記載の装
    置。
  15. 【請求項15】 前記中空のビームスプリッタとセンサ
    との間の光経路に設けられ、前記センサ上のトラッキン
    グビームを収束する収束レンズをさらに有する請求項1
    2に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記トラックは、連続的あるいは同心
    的であり、かつ表面に反射フィルムがコーティングされ
    ている請求項12に記載の装置。
  17. 【請求項17】 近距離場効果によって、第1の光点が
    光学記録材料にコーティングされた面に当り、信号読み
    取り/書き込み機能も達成される請求項12に記載の装
    置。
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